JPH10236042A - 非接触データキャリアの製造方法 - Google Patents
非接触データキャリアの製造方法Info
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- JPH10236042A JPH10236042A JP4435197A JP4435197A JPH10236042A JP H10236042 A JPH10236042 A JP H10236042A JP 4435197 A JP4435197 A JP 4435197A JP 4435197 A JP4435197 A JP 4435197A JP H10236042 A JPH10236042 A JP H10236042A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂封止された非接触データキャリアの薄型
化、製造の容易化、並びに製造歩留りの向上を図ること
のできる非接触データキャリアの製造方法を提供する。 【解決手段】 一方面に樹脂層5が形成された基材6を
用意し、互いの樹脂層5が向き合うよう上下配置された
一対の基材6の間に非接触データキャリアの内部部品4
をセットし、これらをロール方式のラミネータつまり一
対のローラヒータ7,7の間を通過させて加熱しつつ上
下から加圧することによって一体化成形する。この後、
所望のサイズに裁断して、内部部品4を外装樹脂8によ
り包囲してなる非接触データキャリア9を得る。
化、製造の容易化、並びに製造歩留りの向上を図ること
のできる非接触データキャリアの製造方法を提供する。 【解決手段】 一方面に樹脂層5が形成された基材6を
用意し、互いの樹脂層5が向き合うよう上下配置された
一対の基材6の間に非接触データキャリアの内部部品4
をセットし、これらをロール方式のラミネータつまり一
対のローラヒータ7,7の間を通過させて加熱しつつ上
下から加圧することによって一体化成形する。この後、
所望のサイズに裁断して、内部部品4を外装樹脂8によ
り包囲してなる非接触データキャリア9を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップ及びア
ンテナを主な内部部品として持ち、非接触で外部装置と
の間で情報の交信を行う非接触データキャリアの製造方
法に関する。
ンテナを主な内部部品として持ち、非接触で外部装置と
の間で情報の交信を行う非接触データキャリアの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】データキャリアシステムは、非接触デー
タキャリアと呼ばれる応答器とホスト側に接続される質
問器とで構成され、これら応答器と質問器の間で、磁
気、誘導電磁界、マイクロ波(電波)等の伝送媒体を介
して非接触で情報の交信を行うものである。
タキャリアと呼ばれる応答器とホスト側に接続される質
問器とで構成され、これら応答器と質問器の間で、磁
気、誘導電磁界、マイクロ波(電波)等の伝送媒体を介
して非接触で情報の交信を行うものである。
【0003】このデータキャリアシステムは、応答器を
様々な個体に取り付け、その個体に関する情報を質問器
により遠隔的に読み取ってホストに提供し、個体に関す
る情報処理を実現する。また、このデータキャリアシス
テムの応答器は、IDカードやクレジットカードといっ
たカード分野への利用も可能であり、情報の読取りを非
接触で行うことが可能なため、従来の磁気ストライプを
用いたものに比較して耐久性に優れる、読取エラー頻度
が低減する、などの多くの利点を持つ。
様々な個体に取り付け、その個体に関する情報を質問器
により遠隔的に読み取ってホストに提供し、個体に関す
る情報処理を実現する。また、このデータキャリアシス
テムの応答器は、IDカードやクレジットカードといっ
たカード分野への利用も可能であり、情報の読取りを非
接触で行うことが可能なため、従来の磁気ストライプを
用いたものに比較して耐久性に優れる、読取エラー頻度
が低減する、などの多くの利点を持つ。
【0004】データキャリアシステムの情報伝送方式に
は電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、光通
信方式等がある。これらの方式の中で、電磁結合方式、
電磁誘導方式、マイクロ波方式によるものは、質問器か
らの伝送信号のエネルギーを応答器の駆動電力として用
いることができる。このため、電池を駆動源とする場合
のように、電池の寿命が近づいてきたことによる応答能
力の劣化や使用限界に至る心配がないという利点を有し
ている。
は電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、光通
信方式等がある。これらの方式の中で、電磁結合方式、
電磁誘導方式、マイクロ波方式によるものは、質問器か
らの伝送信号のエネルギーを応答器の駆動電力として用
いることができる。このため、電池を駆動源とする場合
のように、電池の寿命が近づいてきたことによる応答能
力の劣化や使用限界に至る心配がないという利点を有し
ている。
【0005】図3にデータキャリアシステムの一般的な
全体構成を示す。質問器10は、質問器10の全体制御
を行う主制御部11と、ホスト装置とのデータの入出力
を制御するインターフェース部12と、非接触データキ
ャリア20より受信したタグ情報等を蓄積する読み出し
/書き込み可能なRAM等の記憶部13と、送信情報を
パラレル信号からシリアル信号に変換し、且つ応答器2
0からの受信信号をシリアル信号からパラレル信号に変
換する信号変換部14と、送信信号を例えばASK(Am
plitude Shift Keying)方式、FSK(Frequency Shif
t Keying)方式等で伝送用の信号に変調する変調部15
と、受信信号を復調する復調部16と、送信アンテナ1
7と、受信アンテナ18とを備えて構成される。
全体構成を示す。質問器10は、質問器10の全体制御
を行う主制御部11と、ホスト装置とのデータの入出力
を制御するインターフェース部12と、非接触データキ
ャリア20より受信したタグ情報等を蓄積する読み出し
/書き込み可能なRAM等の記憶部13と、送信情報を
パラレル信号からシリアル信号に変換し、且つ応答器2
0からの受信信号をシリアル信号からパラレル信号に変
換する信号変換部14と、送信信号を例えばASK(Am
plitude Shift Keying)方式、FSK(Frequency Shif
t Keying)方式等で伝送用の信号に変調する変調部15
と、受信信号を復調する復調部16と、送信アンテナ1
7と、受信アンテナ18とを備えて構成される。
【0006】非接触データキャリアである応答器20
は、この応答器20の全体制御を行う主制御部21と、
タグ情報を蓄積するEEPROM等の電源バックアップ
不要な記憶部22と、送信情報をパラレル信号からシリ
アル信号に変換し、且つ質問器10からの受信信号をシ
リアル信号からパラレル信号に変換する信号変換部23
と、送信信号をASK方式、FSK方式等で伝送用の信
号に変調する変調部24と、受信信号を復調する復調部
25と、送信アンテナ26と、受信アンテナ27とを備
えて構成される。
は、この応答器20の全体制御を行う主制御部21と、
タグ情報を蓄積するEEPROM等の電源バックアップ
不要な記憶部22と、送信情報をパラレル信号からシリ
アル信号に変換し、且つ質問器10からの受信信号をシ
リアル信号からパラレル信号に変換する信号変換部23
と、送信信号をASK方式、FSK方式等で伝送用の信
号に変調する変調部24と、受信信号を復調する復調部
25と、送信アンテナ26と、受信アンテナ27とを備
えて構成される。
【0007】このデータキャリアシステムの基本的な交
信手順について説明すると、質問器10は、まず応答器
20に対するタグ情報読取りのための質問信号を発信す
る。応答器20は該質問信号の受信可能な範囲に入ると
これを受信して、記憶部22に記憶されているタグ情報
を応答信号として発信する。この応答信号を質問器10
が受信、解読して、タグ識別情報としてホスト装置に送
る。
信手順について説明すると、質問器10は、まず応答器
20に対するタグ情報読取りのための質問信号を発信す
る。応答器20は該質問信号の受信可能な範囲に入ると
これを受信して、記憶部22に記憶されているタグ情報
を応答信号として発信する。この応答信号を質問器10
が受信、解読して、タグ識別情報としてホスト装置に送
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる応答器である非
接触データキャリアは、その内部部品として送受信用の
アンテナと回路基板を持つ。アンテナとしては価格や生
産性の面などから銅製のコイルが多用され、回路基板と
しては例えばエポキシ基板の表面に銅製の回路パターン
と端子部を形成したものにICチップをはんだ付けした
ものが用いられることが一般である。これらの内部部品
は、これを外部環境や曲げ等の力から保護するために樹
脂製の外装部によって覆う必要がある。通常、電子タグ
の封止方法にはインジェクション成形法が用いられる。
接触データキャリアは、その内部部品として送受信用の
アンテナと回路基板を持つ。アンテナとしては価格や生
産性の面などから銅製のコイルが多用され、回路基板と
しては例えばエポキシ基板の表面に銅製の回路パターン
と端子部を形成したものにICチップをはんだ付けした
ものが用いられることが一般である。これらの内部部品
は、これを外部環境や曲げ等の力から保護するために樹
脂製の外装部によって覆う必要がある。通常、電子タグ
の封止方法にはインジェクション成形法が用いられる。
【0009】しかし、この成形方法によると、成形時
に、金型内に注入された樹脂が上記内部部品の周囲にま
んべんなく行き亘るように、内部部品上下の樹脂厚を余
計にとる必要があり、薄型の製品を得ることが難しいと
言う問題がある。また、成形時の樹脂の流動によって回
路接続部分が断線するという恐れもある。
に、金型内に注入された樹脂が上記内部部品の周囲にま
んべんなく行き亘るように、内部部品上下の樹脂厚を余
計にとる必要があり、薄型の製品を得ることが難しいと
言う問題がある。また、成形時の樹脂の流動によって回
路接続部分が断線するという恐れもある。
【0010】本発明はこのような課題を解決するための
もので、その目的とするところは、樹脂封止された非接
触データキャリアの薄型化、並びに製造歩留りの向上を
図ることのできる非接触データキャリアの製造方法を提
供することにある。
もので、その目的とするところは、樹脂封止された非接
触データキャリアの薄型化、並びに製造歩留りの向上を
図ることのできる非接触データキャリアの製造方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の非接触データキャリアの製造方法は、記憶
素子を含む回路部品と、外部機器との間で非接触で信号
を送受信するためのアンテナ部品を内部部品として備え
た非接触データキャリアの製造方法において、一方面に
樹脂層が形成された基材と内部部品とを樹脂層と内部部
品とが接触するように重ね、これらをロール方式のラミ
ネータにより加熱しつつ加圧して一体化成形することを
特徴とする。
に、本発明の非接触データキャリアの製造方法は、記憶
素子を含む回路部品と、外部機器との間で非接触で信号
を送受信するためのアンテナ部品を内部部品として備え
た非接触データキャリアの製造方法において、一方面に
樹脂層が形成された基材と内部部品とを樹脂層と内部部
品とが接触するように重ね、これらをロール方式のラミ
ネータにより加熱しつつ加圧して一体化成形することを
特徴とする。
【0012】本発明によれば、インジェクション成形法
等のように、成形時の樹脂のまわりを良くするために内
部部品上下の樹脂厚を余計にとる必要がなくなるので、
薄型の非接触データキャリアが非常に簡単に得られると
共に、成形時の樹脂の全体的な流動量が少ないため回路
接続部分が断線する確率も大幅に低減することが可能と
なる。
等のように、成形時の樹脂のまわりを良くするために内
部部品上下の樹脂厚を余計にとる必要がなくなるので、
薄型の非接触データキャリアが非常に簡単に得られると
共に、成形時の樹脂の全体的な流動量が少ないため回路
接続部分が断線する確率も大幅に低減することが可能と
なる。
【0013】さらに、本発明によれば、ロール方式のラ
ミネータにより加熱しつつ加圧して一体化成形を行うの
で、連続生産が可能となり、低コスト化を実現できる。
ミネータにより加熱しつつ加圧して一体化成形を行うの
で、連続生産が可能となり、低コスト化を実現できる。
【0014】また、一方面に樹脂層が形成された基材と
内部部品とを樹脂層と内部部品とが接触するように重
ね、これらをロール方式の真空ラミネータにより加熱し
つつ加圧して一体化成形することで、内部部品の封入樹
脂内にボイドが生じることを防止できる。
内部部品とを樹脂層と内部部品とが接触するように重
ね、これらをロール方式の真空ラミネータにより加熱し
つつ加圧して一体化成形することで、内部部品の封入樹
脂内にボイドが生じることを防止できる。
【0015】本発明に用いられる基材としては、非接触
データキャリアの使用環境に耐え得る環境特性を持つも
のならば何でもよいが、特にPET、PPS、PP、塩
化ビニル等からなるプラスチックフィルムやプラスチッ
ク板等が好適である。この基材は非接触データキャリア
の成形後に成形品から剥離しても差支えない。
データキャリアの使用環境に耐え得る環境特性を持つも
のならば何でもよいが、特にPET、PPS、PP、塩
化ビニル等からなるプラスチックフィルムやプラスチッ
ク板等が好適である。この基材は非接触データキャリア
の成形後に成形品から剥離しても差支えない。
【0016】基材の表面に形成される樹脂層としては、
非接触データキャリアに要求される環境特性および成形
時の流動特性を満足する樹脂からなるものであれば何で
もよいが、例えば、熱可塑性樹脂としてABS、塩化ビ
ニル、PPSを、熱硬化性樹脂として半導体封止用とし
て一般に使用されているエポキシ樹脂組成物等が本発明
において特に好適である。これらの樹脂は、各々単体で
使用してもよいし、その他の樹脂と混合して使用しても
構わない。
非接触データキャリアに要求される環境特性および成形
時の流動特性を満足する樹脂からなるものであれば何で
もよいが、例えば、熱可塑性樹脂としてABS、塩化ビ
ニル、PPSを、熱硬化性樹脂として半導体封止用とし
て一般に使用されているエポキシ樹脂組成物等が本発明
において特に好適である。これらの樹脂は、各々単体で
使用してもよいし、その他の樹脂と混合して使用しても
構わない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
て図面に基づいて説明する。
【0018】本実施形態では、まず一方面に樹脂層を形
成した基材を次のように作製した。例えば、基材として
厚さ100μmのPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)フィルムを、樹脂としてポリエステル系の熱可塑性
樹脂を各々用意し、有機溶剤により溶解した樹脂をスプ
レー法によりPETフィルムの片側面に塗布し、乾燥し
て、厚さ35μmの樹脂層を一方面に形成した基材を作
製した。そして、この一方面に樹脂層が形成された基材
を非接触データキャリアのサイズに適した所定の幅に裁
断して、長尺状の樹脂層形成基材を得た。
成した基材を次のように作製した。例えば、基材として
厚さ100μmのPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)フィルムを、樹脂としてポリエステル系の熱可塑性
樹脂を各々用意し、有機溶剤により溶解した樹脂をスプ
レー法によりPETフィルムの片側面に塗布し、乾燥し
て、厚さ35μmの樹脂層を一方面に形成した基材を作
製した。そして、この一方面に樹脂層が形成された基材
を非接触データキャリアのサイズに適した所定の幅に裁
断して、長尺状の樹脂層形成基材を得た。
【0019】そして、図1及び図2に示すように、銅製
のコイルからなるアンテナ部品1と、ICチップ2を表
面上に実装してなる回路基板3とからなる非接触データ
キャリアの内部部品4を、互いの樹脂層5が向き合うよ
う上下配置された一対の基材6の間にセットし、これら
をロール方式のラミネータつまり一対のローラヒータ
7,7の間を通過させて上下より加熱しつつ加圧するこ
とによって各基材6の樹脂層5を各々溶融軟化せしめて
一体化成形した。この後、所望のサイズに裁断して、内
部部品4を外装樹脂8により包囲してなる非接触データ
キャリア9を得た。
のコイルからなるアンテナ部品1と、ICチップ2を表
面上に実装してなる回路基板3とからなる非接触データ
キャリアの内部部品4を、互いの樹脂層5が向き合うよ
う上下配置された一対の基材6の間にセットし、これら
をロール方式のラミネータつまり一対のローラヒータ
7,7の間を通過させて上下より加熱しつつ加圧するこ
とによって各基材6の樹脂層5を各々溶融軟化せしめて
一体化成形した。この後、所望のサイズに裁断して、内
部部品4を外装樹脂8により包囲してなる非接触データ
キャリア9を得た。
【0020】以上説明した本実施形態の非接触データキ
ャリアの製造方法によれば、インジェクション成形法等
のように成形時に樹脂まわりを良くするために内部部品
上下の樹脂厚を余計にとる必要がなくなり、以て薄型の
非接触データキャリアが非常に簡単に得られると共に、
成形時の樹脂の全体的な流動量が少ないため回路接続部
分が断線する確率も大幅に低減することが可能となる。
さらに、本実施形態では、ロール方式のラミネータによ
り内部部品と外装樹脂との一体化成形を行うようにした
ことで、連続生産が可能となり、低コスト化を実現でき
る。
ャリアの製造方法によれば、インジェクション成形法等
のように成形時に樹脂まわりを良くするために内部部品
上下の樹脂厚を余計にとる必要がなくなり、以て薄型の
非接触データキャリアが非常に簡単に得られると共に、
成形時の樹脂の全体的な流動量が少ないため回路接続部
分が断線する確率も大幅に低減することが可能となる。
さらに、本実施形態では、ロール方式のラミネータによ
り内部部品と外装樹脂との一体化成形を行うようにした
ことで、連続生産が可能となり、低コスト化を実現でき
る。
【0021】また、ロール方式の真空ラミネータにより
上記の一体化成形を減圧雰囲気中で行うようにすれば、
内部部品の封入樹脂内にボイドが生じることを防止で
き、より高品質な非接触データキャリアを実現すること
が可能となる。
上記の一体化成形を減圧雰囲気中で行うようにすれば、
内部部品の封入樹脂内にボイドが生じることを防止で
き、より高品質な非接触データキャリアを実現すること
が可能となる。
【0022】なお、基材の表面に樹脂層を形成する方法
としては、溶融状態の樹脂組成物をノズルから基材表面
にスプレー塗布して乾燥させる方法以外に、粉状の樹脂
組成物を基材表面に散布した後に加熱溶融させる方法等
が例示される。
としては、溶融状態の樹脂組成物をノズルから基材表面
にスプレー塗布して乾燥させる方法以外に、粉状の樹脂
組成物を基材表面に散布した後に加熱溶融させる方法等
が例示される。
【0023】また、本実施形態では、樹脂層を片側面に
形成した一対の基材により、内部部品を両側より樹脂層
で挟み込んで成形を行うようにしたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、内部部品の両側に配置される
各基材のうち、一方の基材のみ樹脂層を形成したものを
使用し、樹脂層を持たない基材との間で内部部品を配置
して、これらをロール方式のラミネータにより一体化成
形するようにしてもよい。
形成した一対の基材により、内部部品を両側より樹脂層
で挟み込んで成形を行うようにしたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、内部部品の両側に配置される
各基材のうち、一方の基材のみ樹脂層を形成したものを
使用し、樹脂層を持たない基材との間で内部部品を配置
して、これらをロール方式のラミネータにより一体化成
形するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インジェクション成形法等のように成形時に樹脂まわり
を良くするために内部部品上下の樹脂厚を余計にとる必
要がなくなり、薄型の非接触データキャリアが非常に簡
単に得られると共に、成形時の樹脂の全体的な流動量が
少ないため回路接続部分が断線する確率も大幅に低減す
ることが可能となる。
インジェクション成形法等のように成形時に樹脂まわり
を良くするために内部部品上下の樹脂厚を余計にとる必
要がなくなり、薄型の非接触データキャリアが非常に簡
単に得られると共に、成形時の樹脂の全体的な流動量が
少ないため回路接続部分が断線する確率も大幅に低減す
ることが可能となる。
【0025】また、本発明によれば、ロール方式のラミ
ネータ加熱しつつ加圧して一体化成形を行うので、連続
生産が可能となり、低コスト化を実現できる。
ネータ加熱しつつ加圧して一体化成形を行うので、連続
生産が可能となり、低コスト化を実現できる。
【0026】さらに、本発明によれば、ロール方式の真
空ラミネータにより内部部品と樹脂層形成基材との一体
化成形を行うようにしたことで、内部部品の封入樹脂内
にボイドが生じることを防止でき、より高品質な非接触
データキャリアを実現することが可能となる。
空ラミネータにより内部部品と樹脂層形成基材との一体
化成形を行うようにしたことで、内部部品の封入樹脂内
にボイドが生じることを防止でき、より高品質な非接触
データキャリアを実現することが可能となる。
【図1】本発明の実施形態である非接触データキャリア
の内部部品の例を示す斜視図
の内部部品の例を示す斜視図
【図2】本実施形態の非接触データキャリアの製造方法
を説明するための図
を説明するための図
【図3】データキャリアシステムの一般的な全体構成を
示すブロック図
示すブロック図
1……アンテナ部品 2……回路基板 3……ICチップ 4……内部部品 5……樹脂層 6……基材 7……ローラヒータ 8……外装樹脂 9……非接触データキャリア
Claims (2)
- 【請求項1】 記憶素子を含む回路部品と、外部機器と
の間で非接触で信号を送受信するためのアンテナ部品を
内部部品として備えた非接触データキャリアの製造方法
において、 一方面に樹脂層が形成された基材と前記内部部品とを前
記樹脂層と前記内部部品とが接触するように重ね、これ
らをロール方式のラミネータにより加熱しつつ加圧して
一体化成形することを特徴とする非接触データキャリア
の製造方法。 - 【請求項2】 記憶素子を含む回路部品と、外部機器と
の間で非接触で信号を送受信するためのアンテナ部品を
内部部品として備えた非接触データキャリアの製造方法
において、 一方面に樹脂層が形成された基材と前記内部部品とを前
記樹脂層と前記内部部品とが接触するように重ね、これ
らを減圧雰囲気中で、ロール方式のラミネータにより加
熱しつつ加圧して一体化成形することを特徴とする非接
触データキャリアの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4435197A JPH10236042A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 非接触データキャリアの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4435197A JPH10236042A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 非接触データキャリアの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10236042A true JPH10236042A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12689104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4435197A Withdrawn JPH10236042A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 非接触データキャリアの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10236042A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006011665A1 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-02 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Laminating system, ic sheet, scroll of ic sheet, and method for manufacturing ic chip |
US11188805B2 (en) | 2004-07-30 | 2021-11-30 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Lamination system, IC sheet, scroll of IC sheet, and method for manufacturing IC chip |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP4435197A patent/JPH10236042A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006011665A1 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-02 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Laminating system, ic sheet, scroll of ic sheet, and method for manufacturing ic chip |
US9053401B2 (en) | 2004-07-30 | 2015-06-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Laminating system, IC sheet, scroll of IC sheet, and method for manufacturing IC chip |
US11188805B2 (en) | 2004-07-30 | 2021-11-30 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Lamination system, IC sheet, scroll of IC sheet, and method for manufacturing IC chip |
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