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JPH10210295A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH10210295A
JPH10210295A JP9011731A JP1173197A JPH10210295A JP H10210295 A JPH10210295 A JP H10210295A JP 9011731 A JP9011731 A JP 9011731A JP 1173197 A JP1173197 A JP 1173197A JP H10210295 A JPH10210295 A JP H10210295A
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image forming
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Hiroshi Nakazato
博 中里
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Publication of JPH10210295A publication Critical patent/JPH10210295A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドットがつながらない状態からつながった状
態へ、ドットの間隔を微妙に制御して連結する時の濃度
ジャンプを防ぐ。 【解決手段】 第一の画素1201の面積率が第一の所
定値に達した後は、前記第一の画素1201の面積率を
一定とし、且つ、前記第一の画素1201の成長方向と
は異なる方向に隣接する第二の画素1202の面積率を
増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、より詳細には濃度ジャンプを防止する中間調処理技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナルコンピュータ、ワー
クステーション等の出力機器として種々の原理のプリン
タが用いられているが、電子写真プロセスを用いたレー
ザービームプリンタ(LBP)はその出力速度と印字品
質の高さから多くの場所で利用されている。現在、市場
で主に流通しているLBPはモノクロであり、文字、線
画といったデータに対して2値化処理を施して処理して
いる。また、階調性を必要とするイメージデータに対し
ても2値ディザ法がよく用いられている。しかし、2値
ディザ法では十分な階調性を得るためには大きなディザ
マトリックスを必要とし、LBPの特徴である解像度の
高さが損なわれてしまう。
【0003】また近頃、LBPのカラー化の要求が高ま
っており、より階調性に優れた画像形成装置が求められ
ている。
【0004】より階調性に優れた画像形成装置の一例と
しては、特開平5−176163号公報で説明されてい
るように、画像データ上の複数の画素からなるブロック
を設定しブロック内の空間的に予め定められた優先順位
にしたがって優先度の高い最小記録画素位置に対応した
ドットから順にドットを成長させるとともに、特定の優
先度を有するドットが連続的に成長を続ける領域におい
ては、該特定の優先度のドットよりも低い優先度のドッ
トの成長を開始する装置が提案されている。
【0005】先の従来技術では画像データ上の複数の画
素からなるブロックを図2のように設定すると、図3に
示すように入力データが徐々に大きくなるにしたがっ
て、もっとも優先度の高い画素たとえば画素Aの値が最
初に大きくなっていく。次に画素Aの値が上限に近くな
ると次の優先度を持つ画素たとえば画素Bの値が大きく
なっていく。ここで画素Aと画素Bの成長過程を重複さ
せることにより階調表現が改善されるとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここではそれぞれの画
素が矩形であらわされているが、たとえばLBPの場
合、実際に感光体上に露光によって形成された電位勾配
は必ずしも矩形とはならない。図4に画素の面積率に対
する感光体上の電位勾配の形状を示す。
【0007】このような電位勾配を用いて上記のような
面積率の成長を行った場合に形成されるドットの輪郭
は、図5に示すように画素B502がある程度大きくな
った所で画素A501が形成する電位勾配と影響しあっ
て一つにつながる。この時余分な面積503が発生し、
濃度が急激に上昇することになる。
【0008】また、この現象は第2の優先順位を持つ画
素が画素Dの時でも同様に発生する。画素Dの値がある
程度大きくなった場合のドットの輪郭は、図6のように
画素A601によって形成された電位勾配と画素D60
2によって形成された電位勾配が影響しあうため一つに
つながってしまう。この時媒体上に形成されるドットの
面積はやはり余分な面積603を含んでおり、したがっ
て図7に示すようにつながる前後の画素A、Dの面積の
合計を比較すると、つながる前の面積の増加率に比べつ
ながった瞬間の面積の増加率は異常に大きくなる。
【0009】このことはすなわち、図8に示す改善領域
801においては前項で説明したように階調性が改善さ
れるが、画素A、Dが互いに影響を受けてドットがつな
がってしまうような濃度ジャンプ領域802においては
濃度ジャンプが発生することを示している。
【0010】このドット面積の異常な増加は電子写真方
式で各画素の面積率の増減を行うシステムでは避けるこ
とができず、解決も困難である。そしてこのように面積
率が大きく変化するドットを使ってイメージ画像を表現
すると濃度ジャンプを発生したり、ひどいときには擬似
輪郭となって画質を損ねる原因になってしまう。さら
に、このように電位勾配が相互に干渉しあう状況で露光
ビームの走査方向の主走査ジッタや副走査方向への副走
査ジッタがある時に形成されるドットの輪郭を図9に示
す。
【0011】図9から判るように形成されるドットの面
積が不安定になってしまい画像の濃度ムラとなって画質
を損ねる原因になるという問題点を有する。
【0012】そこで本発明の目的は、上述の問題点を解
決し各画素間の距離が近く互いの感光体上の電位勾配が
影響しあって、媒体上に形成される画素面積が予想に反
して大きくなってしまうことのない、階調性に優れた画
像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】画像情報に基いて各画素
の面積率を決定し画像信号を発生する階調処理手段と、
階調処理手段からの画像信号に基いて画像を形成する画
像形成手段を有する画像形成装置において、前記階調処
理手段は、第一の画素の面積率が第一の所定値に達した
後は、前記第一の画素の面積率を一定とし、且つ、前記
第一の画素の成長方向とは異なる方向に隣接する第二の
画素の面積率を増加させることを特徴とする。
【0014】このため互いに近い距離にある画素が感光
体上に構成する電位勾配が相互に影響しあって、予想よ
りも大きな画素が記録媒体上に形成されてし合う場合で
あっても第二の画素を形成し電位勾配の影響度合いを微
妙に制御できるので、濃度ジャンプを抑えられ、擬似輪
郭や濃度ムラのない階調性に優れた高品位な記録画像が
得られる。
【0015】前記第一の所定値は、前記第一の画素の面
積率に応じて前記画像形成手段により第一の画素位置に
形成されるドットと、前記第一の画素の成長方向に隣接
する第三の画素の面積率に応じて前記画像形成手段によ
り前記第三の画素位置に形成されるドットが近接または
連結する値に設定されることを特徴とする。
【0016】前記画像形成手段は、各画素の面積率に基
いてドットを形成するドット書き込み手段を有し、前記
ドット書き込み手段による最小ドットの径に対する1画
素の大きさの比をaとし、1画素の大きさに対して最大
面積率を持つ画素が形成する画素の大きさの比をnとす
ると、最大面積率を1としたとき前記第一の所定値を1
−1/2na以上1未満に設定することを特徴とする。
【0017】前記画像形成手段は、前記ドット書き込み
手段であるパルス幅変調可能な像露光手段と、像露光手
段からの像露光に対応する画像が形成される像担持体か
ら構成され、且つ、前記第一の所定値は、前記像露光手
段が前記第一の画素の全面積を露光するのに必要なパル
ス幅を1とすると、パルス幅換算で0.3以上1未満の
値に設定されることを特徴とする。前記第一の所定値
は、パルス幅換算で0.75〜0.9に設定されること
を特徴とする。前記第一の画素中心に対し、前記第二の
画素中心が斜めに配置されていることを特徴とする。
【0018】前記階調処理手段は、前記第二の画素の面
積率が第二の所定値に達した後は、前記第二の画素の面
積率を第二の所定値以下に減少させ、且つ、前記第一の
画素の面積率を前記第一の所定値を超えて増加させるこ
とを特徴とする。
【0019】前記第二の画素の面積率が第二の所定値に
達した後は、前記第二の画素の面積率を0とすることを
特徴とする。
【0020】前記階調処理手段は、多値ディザ処理を行
うものであって画素の各面積率に対応する複数のディザ
マトリックスを記憶する記憶手段と、画像情報による各
画素の画像濃度が前記ディザマトリックスに格納された
入力濃度のしきい値以上となるディザマトリックスに対
応する面積率のうち最も大きい面積率を読み出す多値デ
ィザ処理手段と、得られた面積率を前記多値ディザ処理
手段の持つ階調数以下の値に変換する変換手段を有する
ことを特徴とする。
【0021】前記記憶手段に記憶されるディザマトリッ
クスの数が、各画素が取り得る階調数を超えて記憶され
ていることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】図10は本発明の画像形成装置の
構成を示すブロック図である。図10において1001
は画像形成装置であり1002に示す画像データ出力装
置から出力される画像データを紙等の記録媒体上に画像
形成して出力する装置である。
【0023】画像形成装置1001内は画像データ出力
装置1002から出力された画像データを蓄積するバッ
ファ1003とバッファ1003から取り出された画像
データを画像記録に適したデータに変換する変換処理手
段1004と、その時々によって記録すべきデータを選
択するセレクタ1005、そして本発明を適用した階調
処理手段1006、記録媒体上に記録を行う画像形成手
段100から構成されている。
【0024】次に画像形成装置全体の動作について詳細
に説明する。
【0025】まず、画像データ出力装置1002から出
力したい画像データが転送される。一般に画像データ出
力装置1002とはパーソナルコンピュータやワークス
テーションといった機器に相当し、これらの機器で作成
された画像や文書等を出力することになる。したがっ
て、画像データ出力装置1002から転送されるデータ
は一般にCRT上で表示されることを前提としたRGB
データである。
【0026】そこで、本発明の画像形成装置はモノクロ
画像を出力する場合にも有効であるが、ここではカラー
画像を出力する画像形成装置を例に説明する。
【0027】画像データ出力装置1002から出力され
た画像データは画像形成装置1001に入り、まずバッ
ファ1003に貯えられる。通常、画像データ出力装置
1002から出力される画像データの速度と画像形成手
段100が処理する画像データの速度には大きな違いが
あるので、この違いをバッファ1003で吸収する。ま
た、転送される画像データはカラー画像であることから
データサイズが極めて大きくなることが考えられ、圧縮
処理された画像データがバッファ1003に転送されて
くる構成も考えられる。その場合、後の工程に画像デー
タを送る前にこのバッファ1003内で伸長処理を行っ
てから次の変換処理手段1004に画像データを送るこ
とになる。
【0028】変換処理手段1004に送られる画像デー
タは画像データ出力装置1002のCRT上に表示され
ることを前提にした画像データなのでRGBデータであ
る。RGBの画像データを紙等の出力媒体上に記録する
ためには、RGBから印刷の3原色であるC(シアン)
M(マゼンダ)Y(イエロー)データに変換する必要が
ある。一般に印刷には3原色のCMYだけでなく画像の
色再現性をよくするためにK(黒)を含めたCMYKの
4色で印刷を行う。そのため、変換処理手段1004で
はこのRGB→CMYK変換を行う。
【0029】変換処理手段1004によってCMYKの
4つのデータに変換されたが、後に詳しく説明するよう
に画像形成手段100で実際に画像形成を行う場合は1
ページ分の単色画像の形成を使用色数分繰り返して1枚
の画像形成を行うため、その時々に応じてはCMYK4
色の中から1色だけを選択しなければならない。そこ
で、有効となる単色データを4色分のデータ中から選択
する手段がセレクタ1005である。
【0030】以上によりRGBデータからCMYKの単
色画像データが生成されるが、ここで得られる画像デー
タは画像形成手段100の階調特性に合わせてRGBデ
ータからCMYKデータに変換されたもので、その階調
数はRGBデータと同程度の階調数を持つ。
【0031】しかしながら一般に画像形成部100の階
調数はCRTの持つ階調数に比べるときわめて少ないた
め、複数の画素で階調を表現することにより階調数を稼
いだり、入力階調を丸め近似するなどして画像形成部1
00で表現できる画像データに変換する必要がある。こ
の処理を行うのが階調処理手段1006である。
【0032】次に、画像形成手段100の動作を詳しく
説明する。図1は本発明の画像形成装置の画像形成手段
100の主要断面図である。
【0033】帯電ローラ102は感光体101を均一な
ある電位(例えば−700V)に帯電する。レーザスキ
ャナ103によって形成された600dpi(dot
per inch)の解像度のレーザービームは折り返
しミラー104により感光体101上に導かれ静電潜像
が形成される。本装置のレーザビームは、1/e2の強
度となる地点で定義されるビーム径が、主走査方向で6
0μm、副走査方向で70μmである。ここで主走査方
向とは、レーザスキャナ103によりレーザビームが走
査される方向である。また、副走査方向とは主走査方向
に直交する方向で、感光体101や中間転写体106の
回転方向および被記録材113の進行方向である。
【0034】現像手段である一成分接触方式の現像器1
05は、図中矢印方向に接離可能である。それらの内、
まずイエロー(Y)現像器105Yを接触させ他の現像
器は離間させるとともに不図示の電源の電界の作用によ
って負帯電性Yトナーが反転現像され感光体上101に
おいて顕像化される。顕像化されたYトナーは、ETF
E(エチレンテトラフルオロエチレン共重合体)にカー
ボンを分散し適当な抵抗に調整された中間転写体106
上に、1次転写ローラ107に1次転写用電源108に
よりトナーと逆極性のバイアスが印加されその電界の作
用で転写される。また、中間転写体106はテンション
ローラ118により適度な張力がかかるように調整され
ている。そして、感光体101上の転写残りトナーは、
ブレードを接触させてクリーニングする感光体クリーナ
ー109で回収され、続いて感光体電位は除電ランプ1
10によりリセットされる。
【0035】同様の動作を中間転写体106の位置と露
光手段103の発光タイミングの同期を取りマゼンタ
(M)現像器105M、シアン(C)現像器105C、
ブラック(K)現像器105Kについても繰り返すこと
により、中間転写体106上に各色のトナーが重ねられ
フルカラー画像が形成される。この間、2次転写ローラ
116、および中間転写体クリーナ119は離間状態と
する。
【0036】一方、紙やOHPなどの被記録材113は
給紙カセット112から給紙手段111によりレジスト
ローラ対114まで搬送されたのち、中間転写体106
上のフルカラー画像と同期をとって駆動ローラ115と
図中矢印方向に接離可能な2次転写ローラ116にて形
成される2次転写部に搬送される。2次転写部では被記
録材113と同期して2次転写ローラ116が中間転写
体106に接触してニップ部を形成、押圧するとともに
1次転写用電源108から得た電圧を演算する演算手段
121にて決定された電圧が2次転写用電源117によ
り定電圧制御されその電界の作用で被記録材113上に
フルカラートナー像が形成される。その後、被記録材1
13は定着手段120によって定着され装置外へ排出さ
れる。
【0037】電子写真プロセス部にはさらに濃度測定手
段であるパッチセンサ122が1次転写ローラより下流
で中間転写体106表面に対向する位置に設けられてい
る。パッチセンサ122はLEDとフォトセンサを組合
せたセンサであり、読みとった値はA/D変換されて制
御系へ送られる。中間転写体106表面に形成されたパ
ッチは、中間転写体106が送られることにより、パッ
チセンサ122で読みとられる。
【0038】次に本発明の第一の実施の形態について説
明する。第一の形態は画像データの1画素毎にその面積
率を判断し、第二の画素に相当する画素を配置する構成
である。
【0039】通常、画像データはRGB各色256階調
を持つことが多く、したがってRGB→CMYK変換さ
れたデータも各色256階調として変換されるのが普通
である。しかしながら、画像形成手段が持つ解像度にお
ける1画素当たりに取れる階調数は多値とは言っても2
56階調ほどは得られないことが多い。
【0040】そこで図11に示すように、各画素の持つ
値によって画素内の面積が増減するシステムで、画素の
成長は左端から始まり0〜mのm+1段階の階調が表現
できる画像形成装置を例に説明する。
【0041】入力画像データに対する画素の成長の様子
を図12に示す。図12の成長過程では、第一の画素1
201の面積率が第一の所定値である1−1/2naに
達すると、第一の画素1201の大きさは一定になり、
第一の画素1201の真下に位置する第二の画素120
2が代わりに成長しはじめる様子を示している。
【0042】第一の所定値1−1/2naは面積率の最
大値を1としたときの割合である。そして、aはこの画
像形成装置のドット書き込み手段が形成するドットの径
に対する1画素の大きさの比を表し、nは1画素の大き
さに対する最大の面積率を持つ画素の大きさの比を表し
ている。
【0043】たとえば1画素の面積率の最大値が5mの
時はn=5となり、各画素は最大で5画素分の大きさを
持つことが可能である。aおよびnの大きさの関係を図
13に示す。
【0044】一般にドット書き込み手段により形成され
るドットは、図14に示すようにドット中央部の方が周
辺部よりも高濃度になる分布を持つ。すなわち、ドット
周辺部ではドットの輪郭ははっきりしなくなる。このた
め2つのドットが隣り合う場合、ドットとドットの間の
濃度分布はドットとドットの間隔により変化する。
【0045】そこで第一の画素と第一の画素の成長方向
に隣接する隣接する第三の画素が、共に第一の所定値で
ある1−1/2naの時の濃度分布を図15に示す。第
一の所定値は最大面積率に対する割合なので、ドットが
書き込まれない領域1501の大きさは1/2naとな
る。そして1/2naは最大面積率に対するドットの径
の1/2の割合に相当し、ドット1502とドット15
03はドット径の1/2の大きさ分重なることになる。
【0046】したがって、より重なり部分が大きくなる
と書き込みを行っていない領域1501でも十分濃度が
上がり、すなわち第一の画素によって形成されるドット
と第三の画素によって形成されるドットがつながって1
つのドットになってしまう。
【0047】よって第一の所定値1−1/2naで第一
の画素の成長を止め、第二の画素を成長させることによ
り階調性を確保しているのである。
【0048】また、第一の所定値は最大面積率に対する
割合なので最大値は1であるが、1の時はドット150
2とドット1503が完全に重なってしまうので第一の
所定値としてはふさわしくなく、第一の所定値は1未満
に設定しなければならない。
【0049】さらに第一の所定値に関しては、ドット書
き込み手段にパルス幅変調可能な像露光手段を用いて構
成される画像形成手段の場合は、第一の画素の全面積を
を露光するのに必要なパルス幅を1とした時、パルス幅
換算で0.3以上1未満の範囲に設定することが望まし
い。
【0050】たとえば、図1で説明した画像形成装置の
構成では、パルス幅変調可能な像露光手段としてレーザ
ービームを用いたレーザースキャナ103を有してい
る。レーザービームでドットを書き込む場合そのドット
径はレーザービームのスポット径に等しく、その形状は
円ないし楕円をしている。
【0051】一方、画素の形状は画像形成装置の解像度
の尺度である「dpi」等の値から得られる単位長さを
一辺とする矩形形状をしている。そのため、たとえば図
1で説明した解像度が600dpiの画像形成手段のよ
うに、画素全体を書き込むためにビーム径が画素の大き
さよりも大きくなるように、最低でも図16に示すよう
な関係にするのが一般的である。
【0052】したがってこの場合、aで表されるスポッ
ト径に対する1画素の大きさの比は、a=1/√2より
0.7であるから、n=1である1画素単位の面積率で
画像を表現する場合には第一の画素の全面積を露光する
のに必要なパルス幅を1、すなわち1画素を露光するの
に必要なパルス幅を1として、パルス幅換算で第一の所
定値を1−1/2na=0.3に設定されている。
【0053】さらに、1画素内の階調性を高めるため図
17のように画素の成長方向のスポット径1701が画
素サイズ1702に対して小さく、すなわちaがより大
きくなるように設計した画像形成装置においては、パル
ス幅換算で0.3以上1未満の範囲に設定することが望
ましい。
【0054】次に第二の実施の形態について説明する。
本形態は図1の600dpiの解像度を持つ画像形成手
段を用いて、より階調性を確保するために各画素が最大
面積率を持つ時には2画素以上の大きさになる場合の例
である。
【0055】先の形態では1画素当たり0〜mの値を取
りm+1階調の濃度を表現する構成であった。しかしm
は一般に255ほど取れないので、画素の大きさを大き
くして階調を表現することにより、より多階調を表現し
画質を向上させることができる。
【0056】つまり図18に示すように、画素の成長が
1画素を超えてn画素分の大きさまで成長できるように
構成すれば、1画素内では0〜mのm+1段階の階調が
表現できるので、各画素は0〜nmの値を取り、nm+
1段階の階調が表現できる。
【0057】しかし、階調数を増やすためnの値を大き
くすることは各画素の大きさを大きくすることになるの
で、同時に解像度を低下させることになる。したがっ
て、階調数と解像度を両立する良好なnの範囲が存在す
る。
【0058】図19にnが1〜10の時のそれぞれの解
像度と階調数、第一の所定値の値を示す。第一の所定値
については先の実施の形態同様、第一の画素の全面積を
露光するのに必要なパルス幅、すなわちn画素全体を露
光するのに必要なパルス幅を1とした時、パルス幅換算
で1−1/2naで表される値である。ここでaは42
μm/60μm=0.7であり、図1では説明していな
いが1画素内で表現できる階調数m+1は33すなわち
m=32である。
【0059】図19に示すように、nを8以上に設定す
れば257階調以上の階調が表現できるので、入力画像
データが256階調でも十分に再現できる。しかしその
場合75dpi以下の解像度になってしまうので好まし
くない。通常、写真のような階調のある画像を表現する
場合、最低でも100dpi以上確保したい。
【0060】したがって、解像度と階調性を共に良好に
保つためには第一の所定値はパルス幅換算で0.75〜
0.9の値に設定されることが望ましい。
【0061】次に本発明を実現する第三の実施の形態に
ついて詳細に説明する。第三の形態は、複数の画素を一
ブロックとして扱い、ブロック中の面積率の大小で階調
を表現する場合に一般的な、濃度パターン法を用いた形
態である。
【0062】本形態では図20に示すように、各画素の
持つ値によって画素内の面積が増減するシステムで、画
素の成長は中央から始まって各画素が0〜96の97段
階の階調をとることができ、さらに32で1画素分の面
積となり、最大の96では3画素分の面積の画素となる
画像形成装置を例に説明する。
【0063】この画像形成装置では階調性を十分確保す
るためにさらに、3×3の9画素を1つのブロックとし
てそのブロック内の面積率によって階調を表現してい
る。各画素は33段階(0〜32)の面積率をとること
ができるため、ブロック全体では289段階(32×9
+1)の面積率をとることができる。
【0064】そこで図21に示すように入力の256段
階のそれぞれの値に対してこの289段階の階調のブロ
ックパターンのいずれかを対応させる濃度パターン法を
用いて処理する。したがって入力に対する出力濃度の関
係は図21の対応関係を変更することにより任意の階調
曲線を得ることができる。
【0065】上記のブロックの面積率の増加の仕方を図
22に示す。
【0066】まず濃度0を示すブロック2201はブロ
ック内の画素のいずれもが0の状態からはじまり、ステ
ップ1としてブロック2201の中央(X位置2、Y位
置2)に位置する画素2202が成長し、最大値の96
で横3画素分のドット2205に成長する。
【0067】次にステップ2としてすでに最大値まで成
長している画素2202の直上(X位置2、Y位置1)
に位置する画素2203が成長しドット2206とな
る。
【0068】ドット2206が横3画素分の大きさまで
成長すると、最後にドット2202の直下(X位置2、
Y位置3)に位置する画素2204が成長してドット2
207となる。ドット2207が横3画素分の大きさま
で成長するとブロック2201内の画素はすべて埋めら
れ、最大濃度となる(ステップ3)。この時の入力値は
255である。
【0069】以上のような画素の成長をマクロ的に観測
すると、図23に示すように低濃度のときは点2301
がそれぞれ離れた位置に存在し、濃度が上がるに連れて
それぞれが横方向に成長する。それぞれの点がある程度
横方向に成長すると、ある所で隣同士の点がつながって
一本の横線2302を形成する。ここまでがステップ1
に相当する。
【0070】さらに濃度が上昇すると横線2302の上
部に隣接して互いに離れた位置にコブ状の点2303が
発生し、それぞれ横方向に成長していく。点2303が
ある程度横方向に成長するとステップ1と同様にあると
ころで隣り合う点2303同士がつながって横線を形成
する。この時、Y方向に連続する2本の横線が形成され
るので、マクロ的にはベタ画像の中に白抜き線2304
が存在するのと同じ状況となる。ここまでがステップ2
に相当する。
【0071】最後のステップ3では、ステップ2で残さ
れた白抜き線2304を埋めるように点2305が発生
し、それぞれが横方向に成長する。最後には白抜き線が
すべて埋められベタ画像2306となる。
【0072】図24に入力値に対する出力濃度を表す階
調曲線2401を示す。この階調曲線2401は各入力
値に前述のブロックパターンを対応させた結果であり、
入力値に対して濃度が輝度に比例するようにブロックパ
ターンを対応させている。
【0073】実際にイメージを処理する場合にはハイラ
イト部(低濃度部)の階調性は画質に影響する度合いが
高く、図24の低濃度領域2402の階調性を十分確保
する必要がある。また、特に人の目に付きやすい人間の
肌色はマゼンダ成分の階調性が十分に確保されていない
と満足な表現にならない。この、肌色のマゼンダ成分の
入力値は概ね中間部分を示すため、図24の中間濃度領
域2403においても階調性を十分確保しなければなら
ない。
【0074】前述の階調表現方法を用いた場合、先の図
22で説明したステップを図24の階調曲線2401に
対応させるとステップ1からステップ2への切り替わり
が中間濃度領域2403に含まれる。
【0075】ステップ1からステップ2への切り替わり
とは、すなわち隣り合う点同士がつながって横線を形成
する瞬間の状態を意味している。そして、先の形態での
説明からも判るように点同士がつながる現象は、ステッ
プ1からステップ2に切り替わった瞬間に起こる事より
も、ステップ2に切り替わる前、ステップ1の最中に起
こってしまう事が多い。
【0076】そこで、ステップ1で隣り合う点同士がつ
ながる直前の状態Aとつながった瞬間の状態Bについ
て、2点の接点部の拡大図と両状態のブロックパターン
を図25に示す。図25より、ブロック中央の画素の値
が81になると隣の点とつながって横線を形成すること
が分かる。
【0077】そしてデータ的にはブロック中央の画素の
値が96になったときに横線を形成するのが理想であ
り、予想に反して早く点の成長が終了してしまったこと
になる。このことは、ブロック中央の画素の値が80の
ブロックパターンが示す濃度と、ブロック中央の値が8
1のブロックパターンが示す濃度の間に濃度ジャンプが
存在することを示している。
【0078】この現象は感光体上の各々の点を形成する
ための電位勾配が接近しすぎたため、互いに影響しあっ
て1つにつながってしまうことにより発生する。図25
のA、Bそれぞれに対応する電位勾配の図を図26に示
す。
【0079】そこで、図27に示すようにブロック中央
の画素の値が80のブロックパターンとブロック中央の
画素の値が81のブロックパターンの間にA’、
A’’、A’’’、A’’’’に示すようなブロックパ
ターンを挿入する。
【0080】挿入されたブロックパターンは、点同士が
つながっていない第一の画素に相当するブロック中央の
画素の値が80であるブロックパターンの中の右上(X
位置3、Y位置1)に第二の画素に相当する非常に小さ
い値を配置し増加させていくパターンである。
【0081】これら図27のA’、A’’、A’’’、
A’’’’の4つのブロックパターンを含めた293段
階(289+4)のブロックパターンを256の入力値
に対応させることで濃度階調を表現する方法をとると、
第一の画素が第一の所定値に相当する80に達した後は
一定値を取り、第二の画素が値が増加する。
【0082】ここで第一の所定値である80は、画素の
取りうる最大値が96であることから、96のときのパ
ルス幅を1としたときの0.83に相当し0.75〜
0.9の範囲に設定されている。すなわち第一の画素が
形成するドットと、第一の画素の成長方向に隣接する第
三の画素が形成するドットが近接または連結する値に設
定されている。
【0083】このため、図28に示すように第一の画素
2801が形成する電位勾配と第二の画素2802が形
成する電位勾配が互いに影響しあって、第一の画素28
01と第三の画素2803によるドット同士の間隔を微
妙に変化させ、図25のA、Bで表現されるパターンの
濃度の、中間の濃度を表現することが可能となり濃度ジ
ャンプを防ぐことができる。
【0084】そして、第二の画素の位置は第一の画素の
成長方向とは異なる方向であれば、たとえば第一の画素
の真下ないし真上であっても第一の画素の電位勾配を制
御する効果は期待できるが、上下方向にドットがつなが
りやすくなりテクスチャーが発生しやすい。したがって
不要なテクスチャーを防止し、より制御の効果を得るた
めには本形態のように、第一の画素と第二の画素をそれ
ぞれの画素中心が斜めの位置関係になるように配置する
ことが望ましい。本形態では第二の画素の位置は右上で
あるが、もちろん右下、左上、左下であっても構わな
い。
【0085】そして、第二の画素が第二の所定値に達し
第一と第二の画素によって形成されるドットが滑らかに
連結された後にいたっては、第一の画素が第一の所定値
を超えて再び増加することによって、より高濃度の階調
を表現することができる。この時、隣接する第一の画素
と第三の画素が形成する電位勾配を制御するという目的
を終えた第二の画素は、第二の所定値以下の値に減少す
ることが望ましい。
【0086】さらに、不要となった第二の画素が画像に
悪影響を及ぼさないようにするためには、本形態で第二
の画素が6に達したあと0に減少しているように、第二
の画素は第二の所定値に達した後はその面積率を0にす
ることが望ましい。
【0087】なお、以上の説明で3×3のブロック中に
おいて説明したがこのサイズに限定するものではなく、
ブロックのサイズが3×3以外の場合でも同様である。
【0088】次に、本発明の第四の実施の形態について
説明する。第四の形態は多値ディザ法を用いた形態であ
る。
【0089】第四の実施の形態の処理の流れを図29に
示す。
【0090】図29において入力値2901の階調数は
一般的な画像データの階調数である256であり、多値
ディザ処理手段2902によって多値をとる一時変換値
2903に変換される。一時変換値2903の階調数は
同様に多値をとる出力値2905の階調数よりも多階調
であり、変換処理手段2904によって出力値2905
に変換される。
【0091】ここで出力値2905の階調数は97であ
り、一時変換値2903の階調数は227である。そし
て変換処理手段2904では96を超える一時変換値2
903の値を96以内の値に変換するために、一時変換
値2903を96で割った余りを出力値2905とする
変換を行うものである。
【0092】第三の実施の形態を本実施の形態で行う場
合に多値ディザ処理手段2902が用いるディザマトリ
ックスを図30〜図38に示す。
【0093】多値ディザ処理手段2902には256値
の入力を227値に変換するためにディザマトリックス
は226枚存在し、ここではそれぞれのマトリックスの
大きさは3×3画素である。226枚のディザマトリッ
クスはそれぞれ多値ディザ処理後の値に対応しており、
各マトリックス内の数値は入力値に対応している。
【0094】つまり入力値がマトリックス内の数値以上
の時はその位置の画素は出力値としてそのマトリックス
の値が出力される。
【0095】そして同時に複数のマトリックスで入力値
がマトリックス内の数値以上になった場合は、より大き
な値のマトリックスの値が有効となる。
【0096】すなわち図30〜図38のマトリックス内
の右下の画素に注目すると、まず入力が139の場合、
1のマトリックスの右下の値以上となるのでこの画素の
出力は1となる。次に入力が140の場合、2のマトリ
ックスの値以上となるので出力は2になる。
【0097】また入力が150になると、97のマトリ
ックスの値141以上となるので97が出力される。
【0098】そして入力が254になると、129のマ
トリックスの値253と226のマトリックスの値25
3以上となるのでこの場合はより大きい値に対応するマ
トリックスの結果が有効となり、出力は226となる。
【0099】また、これら以外のマトリックスの値はす
べて255なので入力値が255のときにしか有効にな
らない。しかし入力が255の時は226のマトリック
スの値も有効になるため結局出力はもっとも大きい22
6となる。
【0100】したがってマトリックス中の右下の画素は
入力値0〜255に対して1、2、97、226の4つ
の出力のいずれかをとることが分かる。
【0101】そして、図30では各ディザマトリックス
の一時変換値で96を超える値の横に[]付きの数値が
並んでいる。これは変換処理手段2904を通って最終
的に出力される出力値すなわち0〜96の値を示してい
る。
【0102】したがって多値ディザ処理手段2902に
よって変換された値は0〜226まで増加する間に3回
0にリセットされる。よって一時変換値が97、194
のときは最終的な出力は0。そして、最大値の226に
変換されたときの最終的な出力値は32であることが分
かる。
【0103】次に図30〜図38のディザマトリックス
を用いた処理が第三の実施の形態の内容と同一となるこ
とを確認する。
【0104】第三の実施の形態で説明した第一の画素に
相当するブロックの中心の画素値が80の階調から81
の階調になる過程を図30〜図38のディザマトリック
ス上で見る。
【0105】まず、第一の画素の値が80になる階調は
図32より入力値が91以上の時であり、第一の画素の
値が81の階調は入力値が100以上の時である。
【0106】また図30より入力値が94のとき第二の
画素に相当する右上の画素値が1になり、以降95で
2、96で3、97で4、98で5、99で6となる。
【0107】そして100以上のときの第二の画素の値
97は変換処理手段2904を通ると最終的な出力値と
しては0となる。この時第一の画素は81になってお
り、先の実施の形態と同じ処理を実現することができ
る。
【0108】以上のように、多値ディザ処理手段と多値
ディザ手段の出力をそれ以下の値に変換する変換処理手
段を持ち、多値ディザ処理において使用するディザマト
リックスの数を、出力値の階調数を超えるような値にす
ることによって濃度パターン法で実現された階調処理と
同じ処理を実現することができ、且つより解像度に優れ
た処理を実現できる。
【0109】次に、本発明の第五の実施の形態について
説明する。第五の形態は、エンジンの特性上微少な面積
率の表現が難しかったり、環境変動により電位勾配の形
成が不安定な場合にも適用できる形態である。
【0110】まず以下の説明に用いる画像形成手段の特
性を説明する。
【0111】ここで画像形成手段は安定にドットを表現
するために一画素当たり7値(0、1、2、3、4、
5、6)の階調に抑えており、形成されるドットは図3
9に示すように各画素が持つ値が大きくなるほどその画
素が形成するドットの面積が大きくなるものである。
(最大1画素分)ただし、図39に示される矩形状のド
ットの成長過程は論理的なものであり、実際に感光体上
に形成される潜像、ならびに潜像によって形成されるド
ット形状は露光器が走査するビームのスポット径や感光
体の感度等の影響により、図40のような丸みを帯びた
ドット形状となる。
【0112】そこで、互いに近い位置に画素データがあ
る時のドットの形成のされかたを図41に示す。図41
でIは左右に並んで画素データがある場合で、IIは斜め
位置に画素データがある場合、IIIは上下に並んで画素
データがある場合である。
【0113】Iの状態で画素データが6の画素と3の画
素が並んでいる場合は、aのようにそれぞれが形成する
ドットがつながって一つのドットになる。しかし、6の
画素と2の画素が並んでいる場合はbのようにそれぞれ
のドットは独立のドットを形成する。
【0114】IIの状態では画素データが4の画素と3の
画素が並んでいる場合はやはりaのようにそれぞれが形
成するドットがつながって一つのドットを形成し、3の
画素と3の画素が並んでいる場合はそれぞれ独立のドッ
トを形成する。
【0115】IIIの状態では画素データが6の画素と2
の画素が並んでいる場合はaのように一つのドットを形
成するが、6の画素と1の画素が並んでいるときはそれ
ぞれ独立のドットを形成する。
【0116】このように画素データの値によってドット
がつながったり、つながらなかったりするので濃度ジャ
ンプを起こす可能性がある。
【0117】そこで、図42に示す本発明にかかるディ
ザマトリックスを適用して画像形成を行う。
【0118】図42のディザマトリックスは8×8画素
のサイズの6つのマトリックスから構成され、それぞれ
画素データの1、2、3、4、5、6に対応している。
【0119】すなわち図42中の画素4201について
見ると、画素4201に対する入力値が5の場合は1の
マトリックスの4よりも大きいので画素4201の出力
は1となり、入力値が12の場合は2のマトリックスの
9よりも大きいので出力値が2となる。
【0120】さらに、入力値が15の場合は3のマトリ
ックスの13を超えるので出力値は3、入力値が40の
場合は4のマトリックスの31を超えるので出力値は
4、入力値が70の場合は5のマトリックスの67を超
えるので出力値は5、入力値が255の場合は6のマト
リックスの72を超えるので出力値は6すなわちベタの
画素となる。
【0121】ここで図42の各マトリックスの構造を見
ると、1のマトリックスは図43に示す2×2画素のブ
ロックで構成されるディザマトリックスの繰り返しで構
成されるブロック群であり、2のマトリックス、3のマ
トリックス、4のマトリックスはそれぞれ図44、図4
5、図46に示す9種類の2×2画素のブロックで構成
されるブロック群である。
【0122】また、5のマトリックス、6のマトリック
スはそれぞれ図47、図48に示す1種類のブロックの
繰り返しで構成されるブロック群になっている。
【0123】これらのマトリックスは図49に示すよう
に2×2画素のブロック内のそれぞれの画素が優先順位
を持ち、その順位に従って成長するように構成されてい
る。また、図50に示すように4×4ブロックのブロッ
ク群においてもそれぞれのブロックに優先順位がつけら
れ、その優先順位にしたがって成長するように構成され
ている。
【0124】以下に図42のマトリックスを適用した場
合のドットの成長過程を詳しく説明する。ここでは一様
な値を持つ画素で構成される画像データに対して処理す
る場合を考える。なお、以下では2×2画素のブロック
を「ブロック」、4×4ブロックのブロック群を「ブロッ
ク群」とする。
【0125】まず、画素値が0から4未満の場合はすべ
ての画素の出力値が0となる、次に4以上の時はブロッ
ク内で優先順位が最も高いX位置1、Y位置1の画素の
出力値が1になる、すなわちブロック群全体では(X,
Y)=(1、1)、(3、1)、(5、1)、(7、
1)、(1、3)、(3、3)、(5、3)、(7、
3)、(1、5)、(3、5)、(5、5)、(7、
5)、(1、7)、(3、7)、(5、7)、(7、
7)の画素の出力値が1になる。
【0126】次に入力値が9以上になると上記の画素の
出力値が2になる。
【0127】入力値が13以上になると出力値が3にな
るとともに、ブロック内で2番目の優先順位を持つX位
置2、Y位置2の画素の出力が1になる。
【0128】以降、優先順位1の画素は出力値3のまま
で優先順位2の画素が入力値18以上で2に、入力値2
2以上で3になる。
【0129】そして、ここまではそれぞれの画素が単独
のドットを形成している。
【0130】次に入力値が27以上になると、先の優先
順位1の画素の出力値が4になるが、先に説明したよう
に優先順位1の画素と優先順位2の画素が4、3の組み
合わせではそれぞれの画素が形成するドットがつながっ
てしまう。
【0131】そこで図42のディザマトリックスを用い
るとブロック群内のブロックの優先順位にしたがって優
先順位1のX位置1、Y位置1のブロックのみ優先順位
1の画素の出力が4になり、それ以外のブロックは以前
の状態すなわち優先順位1の画素も優先順位2の画素も
3のままになる。
【0132】以降、ブロック群内の優先順位にしたがっ
て順番に各ブロックの優先順位1の画素が4に成長して
いく。
【0133】以下、入力値が255まで同様に見ていっ
たときのドットの成長をまとめた表を図51に示す。
【0134】表中で階調の欄が図42のディザマトリッ
クスで表現できる各階調の順位を示している。入力値は
各階調が出力されるための入力値を示しており、入力値
がこの値以上のとき該当する階調が出力される。配置の
欄は以下の欄で示される画素値により構成されるブロッ
クがブロック群内にどのように配置されるかを示してお
り、「A」はブロック群内のすべてのブロックが以下の
欄で示される画素値のブロックで埋められていることを
示し、数値の場合はブロック郡内の対応する優先順位の
ブロックが以下の欄で示される画素値で埋められ、それ
以外のブロックはそれ以前の階調で埋められた画素値の
まま変化がないことを示している。
【0135】図51より、図42のディザマトリックス
により0〜56の57階調の表現が可能なことが分か
る。
【0136】また、図51中で太枠で囲まれた階調につ
いては先に説明した各画素の形成するドット同士がつな
がってしまう画素値の組み合わせを示しており、この時
はブロック群内の一部のブロックずつ画素値が埋められ
ていくようになっていることが分かる。
【0137】すなわち、ドット同士がつながって濃度ジ
ャンプが起こってもそれは極部的な現象であり、マクロ
的に見ると濃度ジャンプとはならないので階調性に優れ
た画像形成を可能にする。
【0138】以上の説明では図10に示す画像形成装置
について説明したが、装置の構成はその装置の目的によ
り変化するため図10の構成に限るものではない。
【0139】たとえば、図52では画像データ出力装置
5201の内部で変換処理手段5203によりRGBデ
ータからCMYKデータに変換し、階調処理手段520
4で階調処理をしてから圧縮し画像形成装置5202に
画像データを出力する、画像形成装置5202内ではバ
ッファ5205で伸長処理をしてそのまま画像形成手段
5206にデータを送ってプリントする構成である。
【0140】また、図53では画像データ出力装置53
01内の変換処理手段5303でRGB→CMYK変換
のみ行い、画像形成装置5302内ではバッファ530
4からのデータを階調処理手段5305で階調処理して
画像形成手段5306で出力する構成である。
【0141】本発明はこれら異なる構成においても実現
することができる。すなわち図52では画像データ出力
装置5201内のソフトウェアによる変換処理として実
現でき、図53では先の図10の構成と同様、ハードウ
ェアとしても実現することができる。
【0142】また、本実施例では電子写真方式を用いる
プリンタを例に説明したが、出力すべき画素の面積率に
対し形成されるドットの形状が異なる、特に隣接する画
素の影響を受ける画像形成装置であれば適用可能であっ
て、たとえばインクジェット方式のプリンタにも適用で
きることは言うまでもない。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、第一の画素の面積率が第一の所定値に達し
た後は、第一の画素の面積率を一定とし、且つ、第一の
画素の成長方向とは異なる方向に隣接する第二の画素の
面積率を増加させるので、第一の画素が成長し続けるこ
とによって発生する濃度ジャンプを抑止し画質を向上さ
せる効果がある。
【0144】さらに、第一の画素位置に形成されるドッ
トと、第一の画素の成長方向に隣接する第三の画素位置
に形成されるドットが近接または連結する値に第一の所
定値を設定することにより、第一の画素と第三の画素に
よって形成されるドットがつながらない状態からつなが
った状態へ第二の画素を用いてドットの間隔を微妙に制
御することができるので、連結する時の濃度ジャンプを
防ぐ効果がある。
【0145】特に画像形成手段に各画素の面積率に基い
てドットを形成するドット書き込み手段を持たせた場合
には、そのドット書き込み手段による最小ドットの径に
対する1画素の大きさの比をaとし、1画素の大きさに
対して最大面積率を持つ画素が形成する画素の大きさの
比をnとし、最大面積率を1としたときに、第一の所定
値を1−1/2na以上1未満に設定することによって
第一の画素と第三の画素によって形成されるドット同士
が連結しないように第二の画素を成長させることがで
き、ドット同士の間隔を制御することができるので濃度
ジャンプを防止する効果がある。
【0146】また、画像形成装置がパルス幅変調可能な
像露光手段と、像露光手段からの像露光に対応する画像
が形成される像担持体から構成される場合でも、第一の
所定値を像露光手段が第一の画素の全面積を露光するの
に必要なパルス幅を1として、パルス幅換算で0.3以
上1未満の値に設定することにより、成長方向に隣接す
る第三の画素が形成するドットと連結することがないの
で濃度ジャンプを起こさない。
【0147】そして、第一の所定値をパルス幅換算で
0.75〜0.9に設定することにより、濃度ジャンプ
を起こさずに解像度と階調性を確保することができる。
【0148】また、第一の画素中心に対し第二の画素中
心を斜めに配置することにより、第二の画素による第一
の画素の制御効率を高め、濃度ジャンプを抑えやすくし
且つ不要なテクスチャーを発生しにくくする効果があ
る。
【0149】そして、第二の画素の面積率が第二の所定
値に達した後は、第二の画素の面積率を第二の所定値以
下に減少させ、且つ、第一の画素の面積率を第一の所定
値を超えて増加させるので、濃度ジャンプを防いだ上で
より高濃度を表現できる。
【0150】さらに、第二の画素の面積率が第二の所定
値に達した後は、第二の画素の面積率を0とするので、
不要なドットによる画像の劣化をなくすことができる。
【0151】また階調処理手段は、多値ディザ処理を行
うものであって画素の各面積率に対応する複数のディザ
マトリックスを記憶する記憶手段と、画像情報による各
画素の画像濃度が前記ディザマトリックスに格納された
入力濃度のしきい値以上となるディザマトリックスに対
応する面積率のうち最も大きい面積率を読み出す多値デ
ィザ処理手段と、得られた面積率を前記多値ディザ処理
手段の持つ階調数以下の値に変換する変換手段を有する
ので、濃度ジャンプを防止した上でより解像度に優れた
処理を行うことができる。
【0152】さらに、記憶手段に記憶されるディザマト
リックスの数が、各画素が取り得る階調数を超えて記憶
されているので、低濃度部で一度発生したドットを高濃
度部で消滅させることができ、不要なドットによる画像
の劣化をなくすことができる。
【0153】このように各画素間の距離が近く互いの感
光体上の電位勾配が影響しあって、媒体上に形成される
ドット面積が予想に反して大きくなってしまうことがな
いので、階調性に優れた画像形成装置が構成できるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の画像形成手段の断面
図。
【図2】複数画素のブロック内で成長する画素の優先順
位を示す図。
【図3】画素の成長過程を示す図。
【図4】電位勾配の形状の説明図。
【図5】ドットのつながりを示す図。
【図6】ドットのつながりを示す図。
【図7】ドット面積の異常増加を示す図。
【図8】濃度ジャンプの発生領域を示す図。
【図9】ジッタによる濃度ムラを示す図。
【図10】画像形成装置の構成を示すブロック図。
【図11】1画素の成長過程を示す図。
【図12】第一の実施の形態の画素成長を説明する図。
【図13】画素の大きさとドットの大きさと最大面積率
の時のドットの大きさの関係を示す図。
【図14】ドットの濃度分布を示す図。
【図15】第一の所定値のときの濃度分布を示す図。
【図16】スポット径と画素サイズの関係を示す図。
【図17】スポット径と画素サイズの県警を示す図。
【図18】画素成長の説明図。
【図19】解像度と第一の所定値の関係図。
【図20】画素成長の説明図。
【図21】入力値とブロックパターンの関連を示す図。
【図22】ブロック面積率の増加を示す図。
【図23】形成されるドット形状を示す図。
【図24】入力値に対する階調曲線を示す図。
【図25】隣り合う点同士がつながる前後を示す図。
【図26】隣り合う点同士がつながる前後の電位勾配を
示す図。
【図27】第二の画素を配置したブロックパターンを示
す図。
【図28】第二の画素によりドット間隔が変化すること
を示す図。
【図29】第四の実施の形態の処理の流れを示す図。
【図30】多値ディザ処理手段で用いるディザマトリッ
クスを示す図。
【図31】多値ディザ処理手段で用いるディザマトリッ
クスを示す図。
【図32】多値ディザ処理手段で用いるディザマトリッ
クスを示す図。
【図33】多値ディザ処理手段で用いるディザマトリッ
クスを示す図。
【図34】多値ディザ処理手段で用いるディザマトリッ
クスを示す図。
【図35】多値ディザ処理手段で用いるディザマトリッ
クスを示す図。
【図36】多値ディザ処理手段で用いるディザマトリッ
クスを示す図。
【図37】多値ディザ処理手段で用いるディザマトリッ
クスを示す図。
【図38】多値ディザ処理手段で用いるディザマトリッ
クスを示す図。
【図39】画素成長の説明図。
【図40】ドット成長の説明図。
【図41】ドットのつながりを説明する図。
【図42】第五の実施の形態で用いるディザマトリック
スを示す図。
【図43】ディザマトリックスを構成する1つのブロッ
クを示す図。
【図44】ディザマトリックスを構成する9つのブロッ
クを示す図。
【図45】ディザマトリックスを構成する9つのブロッ
クを示す図。
【図46】ディザマトリックスを構成する9つのブロッ
クを示す図。
【図47】ディザマトリックスを構成する1つのブロッ
クを示す図。
【図48】ディザマトリックスを構成する1つのブロッ
クを示す図。
【図49】ブロック内の成長の優先順位を示す図。
【図50】ブロック郡内の成長の優先順位を示す図。
【図51】第五の形態で表現できる全階調を示す図。
【図52】他の形態の画像形成装置を示す図。
【図53】他の形態の画像形成装置を示す図。
【符号の説明】
100…画像形成手段 101…感光体 102…帯電ローラ 103…レーザスキャナ 104…折り返しミラー 105Y…イエロー現像器 105M…マゼンタ現像器 105C…シアン現像器 105K…ブラック現像器 106…中間転写体 107…転写ローラ 108…1次転写用電源 109…感光体クリーナー 110…除電ランプ 111…給紙手段 112…給紙カセット 113…被記録材 114…レジストローラ対 115…駆動ローラ 116…2次転写ローラ 117…2次転写用電源 118…テンションローラ 119…中間転写体クリーナ 120…定着手段 121…演算手段 122…パッチセンサ 501…画素A 502…画素B 503…余分な領域 601…画素A 602…画素B 603…余分な領域 801…改善領域 802…濃度ジャンプ領域 1001…画像形成装置 1002…画像データ出力装置 1003…バッファ 1004…変換処理手段 1005…セレクタ 1006…階調処理手段 1201…第一の画素 1202…第二の画素 1501…ドットが書き込まれない領域 1502、1503…ドット 1701…画素の成長方向のスポット径 1702…画素サイズ 2201…ブロック 2202、2203、2204…画素 2205、2206、2207…ドット 2301…点 2302…横線 2303…コブ状の点 2304…白抜き線 2305…点 2306…べた画像 2401…階調曲線 2402…低濃度領域 2403…中間濃度領域 2801…第一の画素 2802…第二の画素 2803…第三の画素 2901…入力値 2902…多値ディザ処理手段 2903…一時変換値 2904…変換処理手段 2905…出力値 4201…画素 5201…画像データ出力装置 5202…画像形成装置 5203…変換処理手段 5204…階調処理手段 5205…バッファ 5206…画像形成手段 5301…画像データ出力装置 5302…画像形成装置 5303…変換処理手段 5304…バッファ 5305…階調処理手段 5306…画像形成手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に基いて各画素の面積率を決定
    し画像信号を発生する階調処理手段と、階調処理手段か
    らの画像信号に基いて画像を形成する画像形成手段を有
    する画像形成装置において、前記階調処理手段は、第一
    の画素の面積率が第一の所定値に達した後は、前記第一
    の画素の面積率を一定とし、且つ、前記第一の画素の成
    長方向とは異なる方向に隣接する第二の画素の面積率を
    増加させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の所定値は、前記第一の画素の
    面積率に応じて前記画像形成手段により第一の画素位置
    に形成されるドットと、前記第一の画素の成長方向に隣
    接する第三の画素の面積率に応じて前記画像形成手段に
    より前記第三の画素位置に形成されるドットが近接また
    は連結する値に設定されることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成手段は、各画素の面積率に
    基いてドットを形成するドット書き込み手段を有し、前
    記ドット書き込み手段による最小ドットの径に対する1
    画素の大きさの比をaとし、1画素の大きさに対して最
    大面積率を持つ画素が形成する画素の大きさの比をnと
    すると、最大面積率を1としたとき前記第一の所定値を
    1−1/2na以上1未満に設定することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成手段は、前記ドット書き込
    み手段であるパルス幅変調可能な像露光手段と、像露光
    手段からの像露光に対応する画像が形成される像担持体
    から構成され、且つ、前記第一の所定値は、前記像露光
    手段が前記第一の画素の全面積を露光するのに必要なパ
    ルス幅を1とすると、パルス幅換算で0.3以上1未満
    の値に設定されることを特徴とする請求項3記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の所定値は、パルス幅換算で
    0.75〜0.9に設定されることを特徴とする請求項
    4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の画素中心に対し、前記第二の
    画素中心が斜めに配置されていることを特徴とする請求
    項1乃至2乃至3乃至4乃至5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記階調処理手段は、前記第二の画素の
    面積率が第二の所定値に達した後は、前記第二の画素の
    面積率を第二の所定値以下に減少させ、且つ、前記第一
    の画素の面積率を前記第一の所定値を超えて増加させる
    ことを特徴とする請求項1乃至2乃至3乃至4乃至5記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第二の画素の面積率が第二の所定値
    に達した後は、前記第二の画素の面積率を0とすること
    を特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記階調処理手段は、多値ディザ処理を
    行うものであって画素の各面積率に対応する複数のディ
    ザマトリックスを記憶する記憶手段と、画像情報による
    各画素の画像濃度が前記ディザマトリックスに格納され
    た入力濃度のしきい値以上となるディザマトリックスに
    対応する面積率のうち最も大きい面積率を読み出す多値
    ディザ処理手段と、得られた面積率を前記多値ディザ処
    理手段の持つ階調数以下の値に変換する変換手段を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至2乃至3乃至4乃至5
    乃至6乃至7乃至8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段に記憶されるディザマト
    リックスの数が、各画素が取り得る階調数を超えて記憶
    されていることを特徴とする請求項9記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012109796A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、制御方法及びプログラム
JP2017510134A (ja) * 2014-01-22 2017-04-06 ランダ コーポレイション リミテッド ハーフトーニングのための装置および方法
US10410100B1 (en) 2017-11-14 2019-09-10 Landa Corporation Ltd. AM Screening

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