JPH10193636A - 補充用インクカートリッジ - Google Patents
補充用インクカートリッジInfo
- Publication number
- JPH10193636A JPH10193636A JP9214524A JP21452497A JPH10193636A JP H10193636 A JPH10193636 A JP H10193636A JP 9214524 A JP9214524 A JP 9214524A JP 21452497 A JP21452497 A JP 21452497A JP H10193636 A JPH10193636 A JP H10193636A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- cartridge
- supply nozzle
- refilling
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17506—Refilling of the cartridge
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリンティング用カートリッジにインクを迅
速に補充することなどが可能な補充用インクカートリッ
ジを提供する。 【解決手段】 プリンティング用カートリッジ1と、こ
のプリンティング用カートリッジ1にインク8を補充す
る補充用カートリッジ5とを備え、プリンティング用カ
ートリッジ1のケースのインク収納室2に多孔体又は繊
維束からなるインク吸蔵体3を収納する。また、補充用
カートリッジ5のインク貯蔵部7にはインク吸蔵体3に
挿入されるインク供給ノズル6を設けるとともに、この
インク供給ノズル6の先端部にはインク吸蔵体3の表面
に接触するほぼ漏斗状の押さえ部材11を嵌め着ける。
速に補充することなどが可能な補充用インクカートリッ
ジを提供する。 【解決手段】 プリンティング用カートリッジ1と、こ
のプリンティング用カートリッジ1にインク8を補充す
る補充用カートリッジ5とを備え、プリンティング用カ
ートリッジ1のケースのインク収納室2に多孔体又は繊
維束からなるインク吸蔵体3を収納する。また、補充用
カートリッジ5のインク貯蔵部7にはインク吸蔵体3に
挿入されるインク供給ノズル6を設けるとともに、この
インク供給ノズル6の先端部にはインク吸蔵体3の表面
に接触するほぼ漏斗状の押さえ部材11を嵌め着ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンティング用インクカートリッジ(以下、プリンティ
ング用カートリッジと略称する)に対するインクの補充
を迅速に行うことが可能な補充用インクカートリッジに
関するものである。
リンティング用インクカートリッジ(以下、プリンティ
ング用カートリッジと略称する)に対するインクの補充
を迅速に行うことが可能な補充用インクカートリッジに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多孔体又は繊維束からなるインク
吸蔵体をインク収納室に収納したプリンティング用カー
トリッジにインクを補充する場合、図示しないが、イン
ク吸蔵体にインクをスポイトを介して直接滴下したり、
あるいはインク吸蔵体にインクを補充用インクカートリ
ッジを介して注入するなどの手段が採用されている。補
充用インクカートリッジは、シリンジと、このシリンジ
の先端部に装着された注入針とから構成されている。
吸蔵体をインク収納室に収納したプリンティング用カー
トリッジにインクを補充する場合、図示しないが、イン
ク吸蔵体にインクをスポイトを介して直接滴下したり、
あるいはインク吸蔵体にインクを補充用インクカートリ
ッジを介して注入するなどの手段が採用されている。補
充用インクカートリッジは、シリンジと、このシリンジ
の先端部に装着された注入針とから構成されている。
【0003】なお、この種のインクカートリッジに関す
る先行技術文献として特開平7−1744号、特開平8
−67012号、特開平9−131886号、及び特開
平9−39263号公報などがあげられる。
る先行技術文献として特開平7−1744号、特開平8
−67012号、特開平9−131886号、及び特開
平9−39263号公報などがあげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、プリンティング
用カートリッジに対するインクの補充は以上のように行
われているので、以下に示す問題があった。先ず、スポ
イトで滴下する方法の場合、インクを一度に大量に滴下
したり、あるいは連続して注入する際、インクがインク
吸蔵体に吸収される前にあふれ出るおそれがある。した
がって、補充に際しては、インクを少量ずつ間欠的に滴
下しなければならず、補充の完了までに長時間を要する
という問題があった。
用カートリッジに対するインクの補充は以上のように行
われているので、以下に示す問題があった。先ず、スポ
イトで滴下する方法の場合、インクを一度に大量に滴下
したり、あるいは連続して注入する際、インクがインク
吸蔵体に吸収される前にあふれ出るおそれがある。した
がって、補充に際しては、インクを少量ずつ間欠的に滴
下しなければならず、補充の完了までに長時間を要する
という問題があった。
【0005】また、補充用インクカートリッジを使用し
て注入する方法の場合、インク吸蔵体の中に注入針を深
く挿入して注入するので、注入針の形状をインク吸蔵体
に刺し易い形状、すなわち、外径が細く、先端を鋭利な
形状に形成する必要がある。したがって、使用方法を誤
ると、人間あるいは品物に損傷を与えるおそれがあると
いう問題があった。
て注入する方法の場合、インク吸蔵体の中に注入針を深
く挿入して注入するので、注入針の形状をインク吸蔵体
に刺し易い形状、すなわち、外径が細く、先端を鋭利な
形状に形成する必要がある。したがって、使用方法を誤
ると、人間あるいは品物に損傷を与えるおそれがあると
いう問題があった。
【0006】本発明は、前記従来の問題に鑑みなされた
もので、インクを短時間で安全に補充することのできる
補充用インクカートリッジを提供することを目的として
いる。
もので、インクを短時間で安全に補充することのできる
補充用インクカートリッジを提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、前記課題を達成するため、プリンティング用カ
ートリッジにインクを補充用カートリッジで補充するも
のにおいて、前記プリンティング用カートリッジのイン
ク収納室に多孔体又は繊維束からなるインク吸蔵体を収
納し、前記補充用カートリッジのインク用の包装体に該
インク吸蔵体に挿入されるインク供給ノズルを設けると
ともに、このインク供給ノズルの先端部には前記インク
吸蔵体に接触するほぼ漏斗状の押さえ部材を設けるよう
にしている。
いては、前記課題を達成するため、プリンティング用カ
ートリッジにインクを補充用カートリッジで補充するも
のにおいて、前記プリンティング用カートリッジのイン
ク収納室に多孔体又は繊維束からなるインク吸蔵体を収
納し、前記補充用カートリッジのインク用の包装体に該
インク吸蔵体に挿入されるインク供給ノズルを設けると
ともに、このインク供給ノズルの先端部には前記インク
吸蔵体に接触するほぼ漏斗状の押さえ部材を設けるよう
にしている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、プリンティ
ング用カートリッジに補充用カートリッジをセットして
インク吸蔵体にインク供給ノズルの押さえ部材を接触さ
せ、補充用カートリッジを上方に位置させると、インク
がインク包装体からインク供給ノズルを通過してプリン
ティング用カートリッジのインク収納室に連続して流入
する。インク供給ノズルの先端部を押さえ部材が囲んで
保護するので、作業者がけがをしたり、あるいは各種の
物品が損傷するなどのおそれがない。
ング用カートリッジに補充用カートリッジをセットして
インク吸蔵体にインク供給ノズルの押さえ部材を接触さ
せ、補充用カートリッジを上方に位置させると、インク
がインク包装体からインク供給ノズルを通過してプリン
ティング用カートリッジのインク収納室に連続して流入
する。インク供給ノズルの先端部を押さえ部材が囲んで
保護するので、作業者がけがをしたり、あるいは各種の
物品が損傷するなどのおそれがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。本実施形態における補充用インク
カートリッジは、図1に示すように、プリンティング用
カートリッジ1と、このプリンティング用カートリッジ
1にインク8を補充する補充用カートリッジ5とを備
え、この補充用カートリッジ5には押さえ部材11を設
けるようにしている。
施の形態を説明する。本実施形態における補充用インク
カートリッジは、図1に示すように、プリンティング用
カートリッジ1と、このプリンティング用カートリッジ
1にインク8を補充する補充用カートリッジ5とを備
え、この補充用カートリッジ5には押さえ部材11を設
けるようにしている。
【0010】プリンティング用カートリッジ1は、その
ケースの内部のインク収納室2にインク吸蔵体3が収納
され、上部のふたには大気連通孔4が開け設けられてお
り、この大気連通孔4が外気の流通を可能にしてインク
収納室2に外気を流入させるよう作用する。
ケースの内部のインク収納室2にインク吸蔵体3が収納
され、上部のふたには大気連通孔4が開け設けられてお
り、この大気連通孔4が外気の流通を可能にしてインク
収納室2に外気を流入させるよう作用する。
【0011】補充用カートリッジ5は、インク8を貯え
るインク貯蔵部7を備え、このインク貯蔵部7の下部に
インク供給ノズル6が挿入状態で縦に取り付けられてい
る。この実施形態において、インク貯蔵部7は、可とう
性を有する袋からなるので、インク8の流出に伴い容積
が変化して形状が変化し、内部圧力が大気と常に等しく
なる。しかしながら、インク貯蔵部7が非可とう性の材
料で変形しない構造に構成されても、一部に大気連通孔
4が開け設けられ、インク8の流出で内部の圧力が変動
することがないものであれば、前記可とう性を有する袋
と置き換えることができる。内部圧力が変動するインク
貯蔵部7としては、シリンジを用いることができる。
るインク貯蔵部7を備え、このインク貯蔵部7の下部に
インク供給ノズル6が挿入状態で縦に取り付けられてい
る。この実施形態において、インク貯蔵部7は、可とう
性を有する袋からなるので、インク8の流出に伴い容積
が変化して形状が変化し、内部圧力が大気と常に等しく
なる。しかしながら、インク貯蔵部7が非可とう性の材
料で変形しない構造に構成されても、一部に大気連通孔
4が開け設けられ、インク8の流出で内部の圧力が変動
することがないものであれば、前記可とう性を有する袋
と置き換えることができる。内部圧力が変動するインク
貯蔵部7としては、シリンジを用いることができる。
【0012】インク供給ノズル6の内部には連絡通路9
が縦に形成されている。したがって、インク貯蔵部7に
貯えられたインク8は、連絡通路9を通過してインク供
給ノズル6の先端開口部10から補充用カートリッジ5
の外部に放出される。また、インク供給ノズル6の先端
開口部10には漏斗状の押さえ部材11が嵌め着けられ
ている。
が縦に形成されている。したがって、インク貯蔵部7に
貯えられたインク8は、連絡通路9を通過してインク供
給ノズル6の先端開口部10から補充用カートリッジ5
の外部に放出される。また、インク供給ノズル6の先端
開口部10には漏斗状の押さえ部材11が嵌め着けられ
ている。
【0013】なお、図示しないが、連絡通路9の途中に
開閉栓などを設けて不必要な場合にインク8が流出する
のを防止すると良い。こうすれば、インク8補充時にの
みインク供給ノズル6の先端開口部10からインク8を
流出させ、保管及び運搬時にインク8が流れない状態を
選択することが可能になる。
開閉栓などを設けて不必要な場合にインク8が流出する
のを防止すると良い。こうすれば、インク8補充時にの
みインク供給ノズル6の先端開口部10からインク8を
流出させ、保管及び運搬時にインク8が流れない状態を
選択することが可能になる。
【0014】前記構成において、プリンティング用カー
トリッジ1にインク8を補充するには、先ず、プリンテ
ィング用カートリッジ1の上部に補充用カートリッジ5
をセットして大気連通孔4にインク供給ノズル6を刺し
通し、インク吸蔵体3の大気連通孔4に接する表面にイ
ンク供給ノズル6の先端開口部10の押さえ部材11を
接触させる。そしてその後、この状態を維持したまま、
プリンティング用カートリッジ1を下方に、補充用カー
トリッジ5を上方にそれぞれ位置させると、インク8
は、自重でインク貯蔵部7からインク供給ノズル6の連
絡通路9を通過してプリンティング用カートリッジ1の
インク収納室2に流れ落ちる。
トリッジ1にインク8を補充するには、先ず、プリンテ
ィング用カートリッジ1の上部に補充用カートリッジ5
をセットして大気連通孔4にインク供給ノズル6を刺し
通し、インク吸蔵体3の大気連通孔4に接する表面にイ
ンク供給ノズル6の先端開口部10の押さえ部材11を
接触させる。そしてその後、この状態を維持したまま、
プリンティング用カートリッジ1を下方に、補充用カー
トリッジ5を上方にそれぞれ位置させると、インク8
は、自重でインク貯蔵部7からインク供給ノズル6の連
絡通路9を通過してプリンティング用カートリッジ1の
インク収納室2に流れ落ちる。
【0015】前記補充作業の際、インク供給ノズル6の
先端開口部10に押さえ部材11が嵌め着けられている
ので、周囲が汚れたり、補充作業に長時間を要したり、
あるいは補充作業に支障が生じるなどの問題を有効に解
消することができる。すなわち、インク供給ノズル6に
押さえ部材11が嵌め着けられていない場合、先端開口
部10の周囲の僅かな面積がインク吸蔵体3の表面に接
することとなる(図2参照)。インク吸蔵体3は、表面
に多数の凹凸を有する多孔体又は繊維束からなるので、
先端開口部10との間にすきまが生じる。この結果、す
きまからインク8が流出し、インク吸蔵体3の吸収速度
より流出速度が速い場合にはインク8がインク吸蔵体3
の上に溜まり、さらには大気連通孔4を通過してプリン
ティング用カートリッジ1の外部にまで流出し、周囲を
インク8で汚すという問題が発生する。
先端開口部10に押さえ部材11が嵌め着けられている
ので、周囲が汚れたり、補充作業に長時間を要したり、
あるいは補充作業に支障が生じるなどの問題を有効に解
消することができる。すなわち、インク供給ノズル6に
押さえ部材11が嵌め着けられていない場合、先端開口
部10の周囲の僅かな面積がインク吸蔵体3の表面に接
することとなる(図2参照)。インク吸蔵体3は、表面
に多数の凹凸を有する多孔体又は繊維束からなるので、
先端開口部10との間にすきまが生じる。この結果、す
きまからインク8が流出し、インク吸蔵体3の吸収速度
より流出速度が速い場合にはインク8がインク吸蔵体3
の上に溜まり、さらには大気連通孔4を通過してプリン
ティング用カートリッジ1の外部にまで流出し、周囲を
インク8で汚すという問題が発生する。
【0016】前記問題に鑑み、先端開口部10をさらに
深く挿入してインク吸蔵体3を圧縮すれば、インク吸蔵
体3の表面の凹凸をすきまを無視できるほどに潰すこと
は可能である。しかしながら、この場合、先端開口部1
0に接するインク吸蔵体3の一部のみ気孔率が急激に低
下し、インク8の吸収速度も低下する。これにより、補
充完了までの時間が大幅に伸びることとなる。
深く挿入してインク吸蔵体3を圧縮すれば、インク吸蔵
体3の表面の凹凸をすきまを無視できるほどに潰すこと
は可能である。しかしながら、この場合、先端開口部1
0に接するインク吸蔵体3の一部のみ気孔率が急激に低
下し、インク8の吸収速度も低下する。これにより、補
充完了までの時間が大幅に伸びることとなる。
【0017】また、前記問題に鑑み、インク供給ノズル
6の外径を大きくして先端開口部10の面積を広げれ
ば、インク吸蔵体3の表面との間に形成されるすきまは
減少する。しかしながら、この場合、大気連通孔4とイ
ンク供給ノズル6とのすきまも減少し、プリンティング
用カートリッジ1の内部から外部大気への内部空気の流
出が妨げられることとなる。このため、インク収納室2
にインク8が流入すると、インク収納室2の内部圧力が
高まり、インク吸蔵体3に対するインク8の流入が妨げ
られる。また、すきまは減少するが、インク吸蔵体3の
組成によっては、接触するだけではすきまを解消するま
での効果が得られない場合がある。
6の外径を大きくして先端開口部10の面積を広げれ
ば、インク吸蔵体3の表面との間に形成されるすきまは
減少する。しかしながら、この場合、大気連通孔4とイ
ンク供給ノズル6とのすきまも減少し、プリンティング
用カートリッジ1の内部から外部大気への内部空気の流
出が妨げられることとなる。このため、インク収納室2
にインク8が流入すると、インク収納室2の内部圧力が
高まり、インク吸蔵体3に対するインク8の流入が妨げ
られる。また、すきまは減少するが、インク吸蔵体3の
組成によっては、接触するだけではすきまを解消するま
での効果が得られない場合がある。
【0018】これに対し、インク供給ノズル6に押さえ
部材11が嵌め着けられている場合には、インク吸蔵体
3に先端開口部10が接触するまでインク供給ノズル6
を挿入すると、押さえ部材11の先端縁部がインク吸蔵
体3により深く挿入され、押さえ部材11と接触する接
触部11aの気孔率が低下し、かつ押さえ部材11の内
面の広い面積を有する接触部11aでインク吸蔵体3と
接触し、この一部を抱え込むことにより、インク吸蔵体
3の表面との間に形成されるすきまが解消される(この
点については図3参照)。また、インク供給ノズル6の
先端部と接触する部分のインク吸蔵体3には余分な圧力
が作用しないので、インク8の供給速度の低下を有効に
防止することができる。
部材11が嵌め着けられている場合には、インク吸蔵体
3に先端開口部10が接触するまでインク供給ノズル6
を挿入すると、押さえ部材11の先端縁部がインク吸蔵
体3により深く挿入され、押さえ部材11と接触する接
触部11aの気孔率が低下し、かつ押さえ部材11の内
面の広い面積を有する接触部11aでインク吸蔵体3と
接触し、この一部を抱え込むことにより、インク吸蔵体
3の表面との間に形成されるすきまが解消される(この
点については図3参照)。また、インク供給ノズル6の
先端部と接触する部分のインク吸蔵体3には余分な圧力
が作用しないので、インク8の供給速度の低下を有効に
防止することができる。
【0019】なお、押さえ部材11の漏斗状内面の開き
角度は、開き過ぎると同一外半径に対して表面積が減少
し、閉じ過ぎるとインク吸蔵体3と押さえ部材11の内
面とが接触しないので、前記効果を期待することができ
なくなる。したがって、押さえ部材11の漏斗状内面の
開き角度は、20度から90度までの範囲が望ましい。
角度は、開き過ぎると同一外半径に対して表面積が減少
し、閉じ過ぎるとインク吸蔵体3と押さえ部材11の内
面とが接触しないので、前記効果を期待することができ
なくなる。したがって、押さえ部材11の漏斗状内面の
開き角度は、20度から90度までの範囲が望ましい。
【0020】次に、図4ないし図8は本発明の第2の実
施形態を示すもので、この実施形態における補充用イン
クカートリッジは、包装ケース12に、ツールセット1
8、アダプタ28、及び補充用カートリッジ5Aをまと
めて収納し、これらを用いてプリンティング用カートリ
ッジ1Aにインク8を補充するようにしている。
施形態を示すもので、この実施形態における補充用イン
クカートリッジは、包装ケース12に、ツールセット1
8、アダプタ28、及び補充用カートリッジ5Aをまと
めて収納し、これらを用いてプリンティング用カートリ
ッジ1Aにインク8を補充するようにしている。
【0021】包装ケース12は、図4及び図6に示すよ
うに、ツールセット18、アダプタ28、及び補充用カ
ートリッジ5Aを収納する内箱13と、両側面がそれぞ
れ開口した外箱14とを備え、この外箱14の内部に内
箱13が取り外し可能に嵌め入れられる。内箱13は、
折り畳み構造に形成され、その背面板の上下部に外フラ
ップが、両側板の上下部には内フラップがそれぞれ開閉
可能に設けられている。内箱13の表面のほぼ中央部に
はプリンティング用カートリッジ1Aを支持する方形の
ウインド15が開け設けられ、このウインド15の上下
両端縁部には板形のフラップ16がそれぞれ開閉可能に
設けられている。また、外箱14は、その背面板の上部
から吊るし板17が上方向に伸長形成され、この吊るし
板17のほぼ中央部には吊るし穴17aが開け設けられ
ている。
うに、ツールセット18、アダプタ28、及び補充用カ
ートリッジ5Aを収納する内箱13と、両側面がそれぞ
れ開口した外箱14とを備え、この外箱14の内部に内
箱13が取り外し可能に嵌め入れられる。内箱13は、
折り畳み構造に形成され、その背面板の上下部に外フラ
ップが、両側板の上下部には内フラップがそれぞれ開閉
可能に設けられている。内箱13の表面のほぼ中央部に
はプリンティング用カートリッジ1Aを支持する方形の
ウインド15が開け設けられ、このウインド15の上下
両端縁部には板形のフラップ16がそれぞれ開閉可能に
設けられている。また、外箱14は、その背面板の上部
から吊るし板17が上方向に伸長形成され、この吊るし
板17のほぼ中央部には吊るし穴17aが開け設けられ
ている。
【0022】ツールセット18は、図7に示すように、
合成樹脂製のキャップ19と、このキャップ19に着脱
自在に嵌め入れられるツール治具20とを備えている。
キャップ19は、基本的には円筒形に成形され、その開
口一端面が拡径に、開口他端面がほぼ半球形に湾曲した
縮径にそれぞれ成形されている。また、ツール治具20
は、先端部21、複数の円板からなる中央部22、末端
部23、及びこれらを接続する丸棒形の接続部24を備
え、これら先端部21、中央部22、末端部23、及び
接続部24が各種の合成樹脂で一体成形されている。
合成樹脂製のキャップ19と、このキャップ19に着脱
自在に嵌め入れられるツール治具20とを備えている。
キャップ19は、基本的には円筒形に成形され、その開
口一端面が拡径に、開口他端面がほぼ半球形に湾曲した
縮径にそれぞれ成形されている。また、ツール治具20
は、先端部21、複数の円板からなる中央部22、末端
部23、及びこれらを接続する丸棒形の接続部24を備
え、これら先端部21、中央部22、末端部23、及び
接続部24が各種の合成樹脂で一体成形されている。
【0023】先端部21は、積層された一対の円板から
なり、最先端の円板の表面における非中心部には支持チ
ップ25が突出成形されており、この支持チップ25に
は抜き取りピン26が挿着支持されている。また、末端
部は、積層された一対の円板からなり、最末端の円板の
表面における中心部には交換キャップ27が細いライナ
を介しもぎ取り可能に支持されており、この交換キャッ
プ27には中心部から半径外方向に伸びる大気導入溝2
7aが成形されている。
なり、最先端の円板の表面における非中心部には支持チ
ップ25が突出成形されており、この支持チップ25に
は抜き取りピン26が挿着支持されている。また、末端
部は、積層された一対の円板からなり、最末端の円板の
表面における中心部には交換キャップ27が細いライナ
を介しもぎ取り可能に支持されており、この交換キャッ
プ27には中心部から半径外方向に伸びる大気導入溝2
7aが成形されている。
【0024】アダプタ28は、図8に示すように、各種
合成樹脂を用いて方形のふた形に成形されている。この
アダプタ28の表面の一側部寄りには複数のあふれ貫通
孔29が並べて成形され、この複数のあふれ貫通孔29
が仕切る方形の領域には断面ほぼ半円弧形を呈した一対
のガイド壁30がすきまをおいて起立状態に成形されて
おり、この一対のガイド壁30がほぼ円柱形の嵌合領域
31を区画形成している。嵌合領域31の中心部には連
通ニードル32が縦に挿着支持され、この連通ニードル
32の下部が第一のインク供給ノズル33に被覆して連
通されている(この点については図5参照)。
合成樹脂を用いて方形のふた形に成形されている。この
アダプタ28の表面の一側部寄りには複数のあふれ貫通
孔29が並べて成形され、この複数のあふれ貫通孔29
が仕切る方形の領域には断面ほぼ半円弧形を呈した一対
のガイド壁30がすきまをおいて起立状態に成形されて
おり、この一対のガイド壁30がほぼ円柱形の嵌合領域
31を区画形成している。嵌合領域31の中心部には連
通ニードル32が縦に挿着支持され、この連通ニードル
32の下部が第一のインク供給ノズル33に被覆して連
通されている(この点については図5参照)。
【0025】第一のインク供給ノズル33は、図5に示
すように、その上部がアダプタ28の裏面に縦に一体成
形され、下部の先端部にはスカート形の押さえ部材11
が嵌め着けられている。なお、嵌合領域31には図8に
示すように、保護キャップ34の円柱形を呈したスポン
ジ35が不使用時に嵌められ、このスポンジ35が連通
ニードル32の先端を保護する。また、アダプタ28の
裏面には複数のあふれ貫通孔29及びその周辺部分を被
覆するほぼ板形のスポンジ36が接着されている。
すように、その上部がアダプタ28の裏面に縦に一体成
形され、下部の先端部にはスカート形の押さえ部材11
が嵌め着けられている。なお、嵌合領域31には図8に
示すように、保護キャップ34の円柱形を呈したスポン
ジ35が不使用時に嵌められ、このスポンジ35が連通
ニードル32の先端を保護する。また、アダプタ28の
裏面には複数のあふれ貫通孔29及びその周辺部分を被
覆するほぼ板形のスポンジ36が接着されている。
【0026】補充用カートリッジ5Aは、図4や図5に
示すように、インク8を貯えた方形のラミネートからな
るパック37を備え、このパック37の下部中央には第
二のインク供給ノズル38が取付板39を介して接着さ
れており、この第二のインク供給ノズル38の上部両側
からはパック補強用の細長い板リブ40が上方向にそれ
ぞれ伸びている。また、第二のインク供給ノズル38の
下部にはほぼ円筒形の嵌合コネクタ41が円筒ゴム42
を介して嵌め着けられ、第二のインク供給ノズル38の
下部が嵌合領域31の連通ニードル32に嵌合コネクタ
41を介し着脱自在に嵌められる。
示すように、インク8を貯えた方形のラミネートからな
るパック37を備え、このパック37の下部中央には第
二のインク供給ノズル38が取付板39を介して接着さ
れており、この第二のインク供給ノズル38の上部両側
からはパック補強用の細長い板リブ40が上方向にそれ
ぞれ伸びている。また、第二のインク供給ノズル38の
下部にはほぼ円筒形の嵌合コネクタ41が円筒ゴム42
を介して嵌め着けられ、第二のインク供給ノズル38の
下部が嵌合領域31の連通ニードル32に嵌合コネクタ
41を介し着脱自在に嵌められる。
【0027】プリンティング用カートリッジ1Aは、図
4や図5に示すように、各種の合成樹脂を用いて縦長で
中空に成形されたケース1aを備え、このケース1aの
内部のインク収納室2にはインク吸蔵体3が収納されて
いる。ケース1aの表面一側部寄りには円筒形のシリン
ダ部43が下方に向けて一体成形され、このシリンダ部
43がインク吸蔵体3の表面に圧接されている。シリン
ダ部43は、その拡径の開口上部に交換キャップ27と
同じ大きさの栓44が嵌め入れられ、縮径の開口下部が
大気連通孔4として利用される。そして、シリンダ部4
3の下面外周縁にはインク吸蔵体3に埋没する縮径筒部
45が下方に向けて一体成形され、この縮径筒部45が
押さえ部材11をすきまをおいた嵌合状態でガイドし、
かつ保護するよう機能する。その他の部分については、
前記実施形態と同様であるので説明を省略する。
4や図5に示すように、各種の合成樹脂を用いて縦長で
中空に成形されたケース1aを備え、このケース1aの
内部のインク収納室2にはインク吸蔵体3が収納されて
いる。ケース1aの表面一側部寄りには円筒形のシリン
ダ部43が下方に向けて一体成形され、このシリンダ部
43がインク吸蔵体3の表面に圧接されている。シリン
ダ部43は、その拡径の開口上部に交換キャップ27と
同じ大きさの栓44が嵌め入れられ、縮径の開口下部が
大気連通孔4として利用される。そして、シリンダ部4
3の下面外周縁にはインク吸蔵体3に埋没する縮径筒部
45が下方に向けて一体成形され、この縮径筒部45が
押さえ部材11をすきまをおいた嵌合状態でガイドし、
かつ保護するよう機能する。その他の部分については、
前記実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0028】前記構成において、プリンティング用カー
トリッジ1Aにインク8を補充するには、先ず、外箱1
4から内箱13を取り外し、この内箱13を開放してツ
ールセット18、アダプタ28、及び補充用カートリッ
ジ5Aを取り出す。これら18、28、5Aを取り出し
たら、内箱13の一対のフラップ16を内部にそれぞれ
押し込んでウインド15を開放し、このウインド15に
プリンティング用カートリッジ1Aの下部を縦に挿入し
て姿勢を安定させる。
トリッジ1Aにインク8を補充するには、先ず、外箱1
4から内箱13を取り外し、この内箱13を開放してツ
ールセット18、アダプタ28、及び補充用カートリッ
ジ5Aを取り出す。これら18、28、5Aを取り出し
たら、内箱13の一対のフラップ16を内部にそれぞれ
押し込んでウインド15を開放し、このウインド15に
プリンティング用カートリッジ1Aの下部を縦に挿入し
て姿勢を安定させる。
【0029】次いで、ツールセット18のキャップ19
からツール治具20を外し、プリンティング用カートリ
ッジ1Aの表面の栓44を抜き取りピン26で取り外し
て大気連通孔4を開放する。そして、プリンティング用
カートリッジ1Aの上部にアダプタ28を被せて大気連
通孔4に第一のインク供給ノズル33を挿入し、インク
吸蔵体3に押さえ部材11の先端縁部を深く挿入して圧
接する。こうして大気連通孔4と第一のインク供給ノズ
ル33とを連通したら、アダプタ28から保護キャップ
34を外し、一対のガイド壁30の間に嵌合コネクタ4
1を嵌め入れて第二のインク供給ノズル38の下部と連
通ニードル32とを嵌め合わせれば、補充作業の準備が
完了する。
からツール治具20を外し、プリンティング用カートリ
ッジ1Aの表面の栓44を抜き取りピン26で取り外し
て大気連通孔4を開放する。そして、プリンティング用
カートリッジ1Aの上部にアダプタ28を被せて大気連
通孔4に第一のインク供給ノズル33を挿入し、インク
吸蔵体3に押さえ部材11の先端縁部を深く挿入して圧
接する。こうして大気連通孔4と第一のインク供給ノズ
ル33とを連通したら、アダプタ28から保護キャップ
34を外し、一対のガイド壁30の間に嵌合コネクタ4
1を嵌め入れて第二のインク供給ノズル38の下部と連
通ニードル32とを嵌め合わせれば、補充作業の準備が
完了する。
【0030】第二のインク供給ノズル38と連通ニード
ル32とが連通すると、補充用カートリッジ5Aのイン
ク8は、その自重でパック37から第二のインク供給ノ
ズル38、連通ニードル32、及び第一のインク供給ノ
ズル33を順次通過してプリンティング用カートリッジ
1Aのインク収納室2に流入する。こうして、インク8
の補充が完了したら、プリンティング用カートリッジ1
Aからアダプタ28を取り外し、ツール治具20の末端
部23から交換キャップ27をもぎ取ってプリンティン
グ用カートリッジ1Aのシリンダ部43の開口上部を封
止すれば良い。
ル32とが連通すると、補充用カートリッジ5Aのイン
ク8は、その自重でパック37から第二のインク供給ノ
ズル38、連通ニードル32、及び第一のインク供給ノ
ズル33を順次通過してプリンティング用カートリッジ
1Aのインク収納室2に流入する。こうして、インク8
の補充が完了したら、プリンティング用カートリッジ1
Aからアダプタ28を取り外し、ツール治具20の末端
部23から交換キャップ27をもぎ取ってプリンティン
グ用カートリッジ1Aのシリンダ部43の開口上部を封
止すれば良い。
【0031】前記構成によれば、簡単な構成でインク8
を一度に連続供給することができるので、短時間で補充
を完了させることが可能になる。また、不使用時には保
護キャップ34のスポンジ35で連通ニードル32を被
覆するので、作業者あるいは他物品に損傷を与えるおそ
れがない。また、内箱13を台座として利用してプリン
ティング用カートリッジ1Aの姿勢を安定させるので、
プリンティング用カートリッジ1Aが転倒したり、不安
定化することが全くなく、作業の円滑化や効率化を図る
ことができる。
を一度に連続供給することができるので、短時間で補充
を完了させることが可能になる。また、不使用時には保
護キャップ34のスポンジ35で連通ニードル32を被
覆するので、作業者あるいは他物品に損傷を与えるおそ
れがない。また、内箱13を台座として利用してプリン
ティング用カートリッジ1Aの姿勢を安定させるので、
プリンティング用カートリッジ1Aが転倒したり、不安
定化することが全くなく、作業の円滑化や効率化を図る
ことができる。
【0032】また、不使用時には抜き取りピン26をキ
ャップ19で保護するので、前記と同様に作業者あるい
は各種物品に損傷を与えるおそれが全くなく、実に安全
である。また、補充作業の際、閉鎖された空間でインク
8を補充するので、周囲がインク8で汚染されることは
ないが、仮にインク8があふれても、スポンジ36がイ
ンク8を吸収するとともに、複数のあふれ貫通孔29か
らインク8があふれ出るので、プリンティング用カート
リッジ1Aの上部及びアダプタ28の表面以外の他の部
分を汚すおそれが全くない。さらに、インク8の補充が
終了しても、パック37の内部の板リブ40がパック3
7が倒れたり、たわむのを防止するので、パック37の
変形に伴いアダプタ28が外れるなどの不都合が生じる
ことが全くない。
ャップ19で保護するので、前記と同様に作業者あるい
は各種物品に損傷を与えるおそれが全くなく、実に安全
である。また、補充作業の際、閉鎖された空間でインク
8を補充するので、周囲がインク8で汚染されることは
ないが、仮にインク8があふれても、スポンジ36がイ
ンク8を吸収するとともに、複数のあふれ貫通孔29か
らインク8があふれ出るので、プリンティング用カート
リッジ1Aの上部及びアダプタ28の表面以外の他の部
分を汚すおそれが全くない。さらに、インク8の補充が
終了しても、パック37の内部の板リブ40がパック3
7が倒れたり、たわむのを防止するので、パック37の
変形に伴いアダプタ28が外れるなどの不都合が生じる
ことが全くない。
【0033】なお、前記実施形態では有底角筒形のイン
ク収納室2を示したが、なんらこれに限定されるもので
はなく、有底円筒形などの他形状のインク収納室2でも
良い。また、補充用カートリッジ5、5Aの大きさ、構
成、又は材質などもインク8を貯えるのに支障が生じな
ければ、適宜変更することが可能である。例えば、補充
用カートリッジ5、5Aを袋ではなく、可とう性を有す
る容器などとしても良い。
ク収納室2を示したが、なんらこれに限定されるもので
はなく、有底円筒形などの他形状のインク収納室2でも
良い。また、補充用カートリッジ5、5Aの大きさ、構
成、又は材質などもインク8を貯えるのに支障が生じな
ければ、適宜変更することが可能である。例えば、補充
用カートリッジ5、5Aを袋ではなく、可とう性を有す
る容器などとしても良い。
【0034】また、インク供給ノズル6、第一、第二の
供給ノズル33、38の少なくとも一部を長くしたり、
あるいは半透明などに構成したりすることも可能であ
る。また、インク供給ノズル6や第一の供給ノズル33
に押さえ部材11を一体成形したり、別部品として取り
付けても良い。また、スポンジ35、36の代わりにフ
ェノールなどを適宜使用することも可能である。また、
内箱13にガーゼ、スポンンジ、又は布などの関連性を
有する他物品を併せて収納するようにしても良い。さら
に、交換キャップ27に単数複数の貫通孔などを適宜設
けてプリンティング用カートリッジ1、1Aの内部に大
気を適宜導入するようにしても良いのはいうまでもな
い。
供給ノズル33、38の少なくとも一部を長くしたり、
あるいは半透明などに構成したりすることも可能であ
る。また、インク供給ノズル6や第一の供給ノズル33
に押さえ部材11を一体成形したり、別部品として取り
付けても良い。また、スポンジ35、36の代わりにフ
ェノールなどを適宜使用することも可能である。また、
内箱13にガーゼ、スポンンジ、又は布などの関連性を
有する他物品を併せて収納するようにしても良い。さら
に、交換キャップ27に単数複数の貫通孔などを適宜設
けてプリンティング用カートリッジ1、1Aの内部に大
気を適宜導入するようにしても良いのはいうまでもな
い。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、多孔体又は繊維束からなるインク吸蔵体をインク収
納室に収納したプリンティング用カートリッジにインク
を補充する場合、インクがあふれないよう監視しながら
少しずつ補充する煩わしさがないという効果がある。ま
た、プリンティング用カートリッジに補充用カートリッ
ジをセットすれば、補充が完了するまで、放置しておい
ても支障の生じることがない。また、インク吸蔵体に押
さえ部材が接触するだけなので、インク吸蔵体の機能を
損なうことがない。さらに、閉鎖された空間でインクを
補充するので、周囲がインクで汚染されることもなく、
衛生化を図ることが可能である。
ば、多孔体又は繊維束からなるインク吸蔵体をインク収
納室に収納したプリンティング用カートリッジにインク
を補充する場合、インクがあふれないよう監視しながら
少しずつ補充する煩わしさがないという効果がある。ま
た、プリンティング用カートリッジに補充用カートリッ
ジをセットすれば、補充が完了するまで、放置しておい
ても支障の生じることがない。また、インク吸蔵体に押
さえ部材が接触するだけなので、インク吸蔵体の機能を
損なうことがない。さらに、閉鎖された空間でインクを
補充するので、周囲がインクで汚染されることもなく、
衛生化を図ることが可能である。
【図1】本発明に係る補充用インクカートリッジの実施
の形態を示す断面説明図である。
の形態を示す断面説明図である。
【図2】押さえ部材がない場合の問題点を示す断面説明
図である。
図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】本発明に係る補充用インクカートリッジの他の
実施形態を示す斜視説明図である。
実施形態を示す斜視説明図である。
【図5】本発明に係る補充用インクカートリッジの他の
実施形態を示す断面説明図である。
実施形態を示す断面説明図である。
【図6】本発明に係る補充用インクカートリッジの他の
実施形態における包装ケースを示す分解斜視図である。
実施形態における包装ケースを示す分解斜視図である。
【図7】本発明に係る補充用インクカートリッジの他の
実施形態におけるツールセットを示す分解斜視図であ
る。
実施形態におけるツールセットを示す分解斜視図であ
る。
【図8】本発明に係る補充用インクカートリッジの他の
実施形態におけるアダプタを示す分解斜視図である。
実施形態におけるアダプタを示す分解斜視図である。
1 プリンティング用カートリッジ(インクジェッ
トプリンティング用インクカートリッジ) 1A プリンティング用カートリッジ(インクジェッ
トプリンティング用インクカートリッジ) 1a ケース 2 インク収納室 3 インク吸蔵体 4 大気連通孔 5 補充用カートリッジ 5A 補充用カートリッジ 6 インク供給ノズル 7 インク貯蔵部(包装体) 8 インク 9 連絡通路 10 先端開口部 11 押さえ部材 11a 接触部 28 アダプタ(インク供給ノズルの一部) 32 連通ニードル(インク供給ノズルの一部) 33 第一のインク供給ノズル(インク供給ノズル) 37 パック(包装体) 38 第二のインク供給ノズル(インク供給ノズル) 41 嵌合コネクタ 43 シリンダ部
トプリンティング用インクカートリッジ) 1A プリンティング用カートリッジ(インクジェッ
トプリンティング用インクカートリッジ) 1a ケース 2 インク収納室 3 インク吸蔵体 4 大気連通孔 5 補充用カートリッジ 5A 補充用カートリッジ 6 インク供給ノズル 7 インク貯蔵部(包装体) 8 インク 9 連絡通路 10 先端開口部 11 押さえ部材 11a 接触部 28 アダプタ(インク供給ノズルの一部) 32 連通ニードル(インク供給ノズルの一部) 33 第一のインク供給ノズル(インク供給ノズル) 37 パック(包装体) 38 第二のインク供給ノズル(インク供給ノズル) 41 嵌合コネクタ 43 シリンダ部
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明の実施の形態】この説明における補充用インクカ
ートリッジは、図1に示すように、プリンティング用カ
ートリッジ1にインク8を補充する補充用カートリッジ
5を備え、この補充用カートリッジ5には押さえ部材1
1を設けるようにしている。
ートリッジは、図1に示すように、プリンティング用カ
ートリッジ1にインク8を補充する補充用カートリッジ
5を備え、この補充用カートリッジ5には押さえ部材1
1を設けるようにしている。
Claims (1)
- 【請求項1】 プリンティング用カートリッジにインク
を補充用カートリッジで補充する補充用インクカートリ
ッジにおいて、 前記プリンティング用カートリッジのインク収納室に多
孔体又は繊維束からなるインク吸蔵体を収納し、前記補
充用カートリッジのインク用の包装体に該インク吸蔵体
に挿入されるインク供給ノズルを設けるとともに、この
インク供給ノズルの先端部には前記インク吸蔵体に接触
するほぼ漏斗状の押さえ部材を設けたことを特徴とする
補充用インクカートリッジ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9214524A JPH10193636A (ja) | 1996-11-18 | 1997-08-08 | 補充用インクカートリッジ |
US08/955,882 US5971532A (en) | 1996-11-18 | 1997-10-22 | Replenishing ink cartridge |
DE19750635A DE19750635A1 (de) | 1996-11-18 | 1997-11-14 | Nachfüll-Tintenpatrone |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32222996 | 1996-11-18 | ||
JP8-322229 | 1996-11-18 | ||
JP9214524A JPH10193636A (ja) | 1996-11-18 | 1997-08-08 | 補充用インクカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10193636A true JPH10193636A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=26520367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9214524A Withdrawn JPH10193636A (ja) | 1996-11-18 | 1997-08-08 | 補充用インクカートリッジ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5971532A (ja) |
JP (1) | JPH10193636A (ja) |
DE (1) | DE19750635A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000058100A1 (fr) * | 1999-03-29 | 2000-10-05 | Seiko Epson Corporation | Procede et dispositif de remplissage d'encre dans une cartouche |
JP2018161887A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | セイコーエプソン株式会社 | インク補給補助装置及びインク補給装置 |
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DE10116429B4 (de) * | 2001-04-02 | 2005-03-24 | J. S. Staedtler Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Befüllen eines Tintentanks |
US6766817B2 (en) * | 2001-07-25 | 2004-07-27 | Tubarc Technologies, Llc | Fluid conduction utilizing a reversible unsaturated siphon with tubarc porosity action |
US20040237529A1 (en) * | 2002-02-25 | 2004-12-02 | Da Silva Elson Dias | Methods and systems for reversibly exchanging energy between inertial and rotating forces |
US20040001128A1 (en) * | 2002-06-27 | 2004-01-01 | Chao-Jung Hung | Inkjet cartridge |
ITTO20030303A1 (it) | 2003-04-17 | 2004-10-18 | Tecnost Sistemi S P A | Stazione di custodia e rifornimento di inchiostro di |
US6935731B2 (en) * | 2003-09-10 | 2005-08-30 | Eastman Kodak Company | Ink jet print system including print cartridge |
US7681356B2 (en) * | 2004-06-25 | 2010-03-23 | Sensitive Flow Systems Pty Ltd | Irrigation apparatus |
JP6294033B2 (ja) * | 2013-08-30 | 2018-03-14 | 株式会社日立産機システム | 液体容器及びそれを備えたインクジェット記録装置 |
EP3047976B1 (en) * | 2013-09-18 | 2019-11-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink cartridge |
WO2021091571A1 (en) * | 2019-11-08 | 2021-05-14 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Print liquid supplies for printing devices |
Family Cites Families (6)
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IT1258135B (it) * | 1992-12-28 | 1996-02-20 | Olivetti Canon Ind Spa | Dispositivo per conservare e mantenere rifornite d'inchiostro le cartucce di una stampante a getto d'inchiostro. |
EP0627317B1 (en) * | 1993-05-25 | 1998-08-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Packing case and opening method therefor |
JPH0867012A (ja) * | 1994-08-30 | 1996-03-12 | Canon Inc | インク充填器 |
US5673073A (en) * | 1994-09-29 | 1997-09-30 | Hewlett-Packard Company | Syringe for filling print cartridge and establishing correct back pressure |
JPH0939263A (ja) * | 1995-07-31 | 1997-02-10 | Canon Inc | インクジェットカートリッジへのインク再充填方法および再充填装置 |
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-
1997
- 1997-08-08 JP JP9214524A patent/JPH10193636A/ja not_active Withdrawn
- 1997-10-22 US US08/955,882 patent/US5971532A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-11-14 DE DE19750635A patent/DE19750635A1/de not_active Ceased
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2000058100A1 (fr) * | 1999-03-29 | 2000-10-05 | Seiko Epson Corporation | Procede et dispositif de remplissage d'encre dans une cartouche |
US6332481B1 (en) | 1999-03-29 | 2001-12-25 | Seiko Epson Corporation | Method of filling an ink cartridge with ink and an apparatus thereof |
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CN1108238C (zh) * | 1999-03-29 | 2003-05-14 | 精工爱普生株式会社 | 向墨盒填充墨水的方法及设备 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19750635A1 (de) | 1998-05-20 |
US5971532A (en) | 1999-10-26 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |