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JPH10183181A - 着色造粒物の製造方法 - Google Patents

着色造粒物の製造方法

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Publication number
JPH10183181A
JPH10183181A JP34353596A JP34353596A JPH10183181A JP H10183181 A JPH10183181 A JP H10183181A JP 34353596 A JP34353596 A JP 34353596A JP 34353596 A JP34353596 A JP 34353596A JP H10183181 A JPH10183181 A JP H10183181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
colored
weight
pigment
dye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34353596A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Fujinami
繁明 藤並
Atsushi Kozuka
淳 小塚
Takeshi Ishikawa
剛 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP34353596A priority Critical patent/JPH10183181A/ja
Publication of JPH10183181A publication Critical patent/JPH10183181A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的少量の色素を用いた場合でも、発色性
が良好で、且つ均一な発色を有する着色造粒物が得られ
る製造方法を提供する。 【解決手段】 (a)0.001重量%以上0.8重量
%未満の色素、(b)色素を分散可能な液状成分及び
(c)固形成分を含有する着色造粒物を、(a)色素、
(b)色素を分散可能な液状成分及び(c)固形成分を
混合する混合工程(1)と、工程(1)で得られた混合
物を少なくとも2回押し出しする押出造粒工程(2)に
より製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒状洗剤、粉末洗
剤、粉末漂白剤用成分等に有効な着色造粒物の製造方法
に関する。さらに詳しくは、少なくとも2回の押出造粒
工程を行うことにより、発色性良好で均一発色をもつ着
色造粒物を得る製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の着色造粒物の製造方法としては、
特開平2−258872号公報、特開昭63−1379
97号公報等がある。即ち、特開平2−258872号
公報には、安定な漂白活性剤押出物の表面を色素で被覆
して着色する方法が示され、その被覆方法としては、洗
剤押出物に色素溶液を噴霧する方法や色素溶液中に粒子
を投入攪拌してその表面に塗布する方法が記載されてい
る。しかしながら、粒子表面を色素で被覆して着色する
と、洗濯時に被洗濯物を染着してしまうことがあり、ま
た製造工程上、色素は溶液のものに限られる等、品質
上、製造上問題があった。さらに、特開昭63−137
997号公報には、20重量%以上のアニオン性界面活
性剤と有機概念図のα角が30〜75度の範囲にある色
素を含有する着色高嵩密度粒状洗剤組成物の開示があ
り、その製造方法として、界面活性剤中に色素を添加し
て連続ニーダーで混和・混合して、ニーダー出口からペ
レット状に押出造粒物を得て破砕後、着色高嵩密度粒状
洗剤組成物を得ることが記載されている。しかしなが
ら、微量の色素を界面活性剤等と混合し押出操作により
造粒物を得る場合、1回の押出操作では色素がショート
パスし易く、完全混合が難しく、これを解決するために
は強力な混練力のあるニーダーが必要となり、さらに、
混合又は滞留時間を長くする混合力が強い条件では、混
合組成物が変色や劣化する恐れがあり問題となる。
【0003】また、アニオン性界面活性剤の重量比率が
高い場合、或いは粉末状の配合物の場合にはさらに難し
いことが予想される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、比較的少量の色素を用いて、発色性が良好で、且つ
均一な発色を有する着色造粒物の製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を行った結果、色素、色素を分散可能な液状成分及び固
形成分混合物を押出機に2回以上かけることにより、特
に比較的少量の色素を用いた場合においても、発色性良
好で均一な発色を有する着色造粒物を効率的に得られる
ことを見い出し、本発明を完成させた。
【0006】押出操作回数による発色の影響を色素添加
量を変化させて調べたところ、図1に示すように、色素
の配合率が0.8重量%以上の場合、押出操作が1回、
2回、3回の全ての場合において、得られた押出物の発
色に変化がなく、0.8重量%未満の場合に、押出操作
を複数回行うことが発色に関して極めて有効であること
を見い出した。
【0007】即ち、本発明の要旨は、 〔1〕(a)0.001重量%以上0.8重量%未満の
色素、(b)色素を分散可能な液状成分及び(c)固形
成分を含有する着色造粒物を以下の工程で製造すること
を特徴とする着色造粒物の製造方法、 工程(1):(a)色素、(b)色素を分散可能な液状
成分及び(c)固形成分を混合する混合工程 工程(2):工程(1)で得られた混合物を少なくとも
2回押し出しする押出造粒工程 〔2〕(c)成分が、(a)成分により着色され発色を
発現する基剤である、前記〔1〕記載の着色造粒物の製
造方法、 〔3〕工程(2)は、押出操作、解砕操作、分級操作を
含む、前記〔1〕又は〔2〕記載の着色造粒物の製造方
法、 〔4〕着色造粒物中(b)成分が1〜20重量%であ
る、前記〔1〕〜〔3〕いずれかの項記載の着色造粒物
の製造方法、 〔5〕(b)成分が、非イオン界面活性剤、水溶性ポリ
マー、多糖類もしくは混合物又はこれらの水溶液であ
る、前記〔1〕〜〔4〕いずれかの項記載の着色造粒物
の製造方法、 〔6〕(c)成分が、粉状の陰イオン界面活性剤、粉状
の洗浄用ビルダー、キレート剤又はその混合物である、
前記〔1〕〜〔5〕いずれかの項記載の着色造粒物の製
造方法、 に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 工程(1)について 工程(1)は、(a)色素、(b)色素を分散可能な液
状成分及び(c)固形成分を混合する混合工程である。
【0009】(a)成分の色素は、一般的に用いられる
染料(アゾ染料、アントラキノン染料、インジゴイド染
料、硫化染料、トリフェニルメタン染料、ピラゾロン染
料、スチルベン染料、ジフェニルメタン染料、キサンテ
ン染料、アリザリン染料、アクリジン染料、キノンイミ
ン染料、チアゾール染料、メチン染料、ニトロ染料、ニ
トロソ染料等)、顔料(無機顔料:ベンガラ、朱、カド
ミウム赤、黄鉛、群青、コバルト青、コバルト紫等、有
機顔料:フタロシアニン系、アゾ系、ニトロ系、酸性染
料系、塩基性染料系等)を用いることができ、Color In
dex Name (C.I.Number) で示すと、染料としては例え
ば、C.I.Acid Red 52(C.I.45110); 食用赤色106号
(アイゼン(株)製)等、C.I.Acid Blue 9(C.I.4209
0); 青色1号(アイゼン(株)製)等、C.I.Acid Yello
w 3(C.I.47005); 黄色203号(アイゼン(株)製)等
が挙げられ、顔料としては例えば、C.I.Pigment Green
7(C.I.74260); Lionol Green FB (東洋インキ(株)
製)等、C.I.Pigment Blue 15(C.I.74160); Cyanine Bl
ue BR (東洋インキ(株)製)等が挙げられる。
【0010】また、着色造粒物への色素の配合量は0.
001重量%以上0.8重量%未満であり、好ましくは
0.005〜0.5重量%、さらに好ましくは0.01
〜0.1重量%である。配合量が0.001重量%未満
では着色造粒物の発色が弱く外観が良くなく着色造粒物
として機能しない。また、0.8重量%以上では、後述
する押出し操作を2回以上行っても着色造粒物の発色性
に変化がなく、本発明の効果が認識できない。
【0011】(b)成分の色素を分散可能な液状成分と
しては、非イオン界面活性剤、水溶性ポリマー、多糖類
が挙げられる。非イオン界面活性剤としては、例えばポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンフェノールエーテル等が挙げられ、その中でもポリオ
キシエチレンアルキルエーテルが好ましい。水溶性ポリ
マーとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコールやポリアクリル酸、アクリル酸/
マレイン酸共重合物、ポリビニルピロリドンの平均分子
量5000〜100000のもの等が挙げられ、その中
でもポリエチレングリコールが好ましい。多糖類として
は、例えば澱粉、セルロース等が挙げられる。また、以
上の単一又は混合物、或いは単一又は混合物の水溶液で
もよい。
【0012】尚、着色造粒物に(b)成分を配合する理
由としては、以下のものが挙げられる。 (1)着色造粒物の各成分同士の結合剤として機能し、
着色造粒物粒子の強度を高める。即ち、(b)成分が少
ないと、或いは無いと、着色造粒物粒子が脆くなり、ま
た、(b)成分が多いと粒子の粘着性が高くなり押出造
粒時に押出物同士が合一して押出物が形成できなくなる
傾向となる。 (2)後述する(c)成分の配合量が高くなると、着色
造粒物が発色しづらくなり押出造粒時の混練力が必要と
なるため、押出造粒操作前に(b)成分を配合すること
により、押出造粒時の潤滑性が良くなり、混合性が良く
なることで発色性が向上する。
【0013】以上の理由より、(b)成分の配合量は、
好ましくは1〜20重量%であり、更に好ましくは5〜
10重量%である。配合量が1重量%未満の場合、押出
物の成形不良、押出機の能力低下に加え、潤滑性低下に
より押出時に押出スクリーン部で発熱し、着色造粒物が
変色、劣化する恐れがある。配合量が20重量%を越え
る場合、押出スクリーンから押し出された押出物同士が
合一し、押出物を形成できない場合がある。
【0014】(c)成分の固形成分は、着色造粒物を構
成する成分のうち、色素により着色され、発色を発現す
る主基剤となるもので、着色造粒物の用途によって適宜
選択される。(c)成分としては、粉状の陰イオン界面
活性剤、粉状の洗浄用ビルダー、粉状のキレート剤等及
びその混合物が挙げられる。粉状の陰イオン界面活性剤
としては、例えば、炭素数8〜22のアルキル硫酸塩や
ナトリウム塩(脂肪酸石鹸)等が挙げられ、粉状の洗浄
用ビルダーとしては、例えば、炭酸ナトリウム、珪酸ナ
トリウムなどのアルカリ性塩、芒硝などの中性塩、オル
ソリン酸塩、トリポリリン酸塩などのリン酸塩等が挙げ
られ、粉状のキレート剤としては、例えば、エチレンジ
アミンテトラ酢酸ナトリウム等が挙げられる。また、上
記以外にセルラーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ等の酵
素、過炭酸ナトリウム、過硼酸ナトリウムなどの漂白
剤、蛍光剤、香料等、必要に応じて添加してもよい。
尚、(c)成分の配合量は、好ましくは79.2重量%
を超え且つ98.999重量%であり、更に好ましくは
89.9〜94.9重量%である。工程(1)での混合
方法はバッチ混合、連続混合でもよい。
【0015】また、(a)成分、(b)成分、(c)成
分の混合順序は以下に示すものを用いることができる。 i)(a)成分、(b)成分を(c)成分に別々に添加
混合。 イ)(a)成分と(b)成分を同時に(c)成分に添加
混合。 ロ)(a)成分を(c)成分に添加混合した後、(b)
成分を添加混合。 ハ)(b)成分を(c)成分に添加混合した後、(a)
成分を添加混合。 ii)予め(a)成分を(b)成分に溶解又は分散し、そ
の液を(c)成分に添加混合。
【0016】以上の場合のうち、(a)成分が混合分散
性の良い粉末状である場合、i)ロ)の方法が工程
(1)の混合時間短縮の観点から好ましく、(a)成分
が塊状の固形物である場合、ii)の方法が着色造粒物に
おける(a)成分の偏在化防止、工程(1)の混合時間
短縮の観点から好ましい。また、(a)成分が液状であ
る場合、上記いずれの場合も採用することができる。
【0017】混合機としては特に限定されないが、例え
ば、ナウターミキサー(ホソカワミクロン(株)製)、
リボン型混合機((株)徳寿工作所製)、V型ブレンダ
((株)ダルトン製)、ハイスピードミキサー(深江工
業(株)製)、スパイラルピンミキサ(太平洋機工
(株)製)、KRCニーダ((株)栗本鐵工所製)等が
挙げられる。
【0018】工程(2)について 工程(2)は工程(1)で得られた混合物を少なくとも
2回押出処理して着色造粒物の発色を付与する押出造粒
工程である。
【0019】押出機としては特に限定されないが、例え
ば、ペレッターダブル、ツインドームグラン、ディスク
ペレッター(不二パウダル(株)製)、バスケット式製
粒機((株)菊水製作所製)、グラニュライザ(ホソカ
ワミクロン(株)製)等が挙げられる。
【0020】押出機の押出スクリーン孔径はφ0.5〜
2.0mmが好ましく、ニーダー回転数は通常用いられ
る範囲が好ましい。φ0.5mm未満或いは高回転によ
る押出操作であると、押出物の成形不良や押出機の能力
低下に加えて、押出時の抵抗上昇による発熱により押出
物の変色、劣化の恐れがある。φ2.0mmを越える
と、所望の押出物が成形出来なかったり、混練力が低下
して発色しづらくなる場合がある。
【0021】さらに、上記押出操作に続いて以下に示す
操作を行うことが好ましい。即ち、押出操作で得られた
押出物を、解砕し分級する操作である。この解砕、分級
の方法としては、一般に公知な方法を用いることができ
る。押出物を固くして解砕機への付着を防止するため
に、押出物は冷却されていることが好ましい。
【0022】また、解砕機としては、例えば、フィッツ
ミル(Fitzpatrick 社製)、コミューター、フラッシュ
ミル、スピードミル(不二パウダル(株)製)等が用い
ることができる。尚、解砕機への解砕物付着防止の観点
から、解砕機へ供給する押出物の温度は少なくとも常温
付近まで冷却されていることが好ましい。
【0023】分級装置には、例えば、ジャイロシフター
((株)徳寿工作所製)、円形振動ふるい機((株)興
和工業所製)等が用いることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により詳細
に説明するが、これらの実施例等に制限されるものでは
ない。
【0025】参考例 押出操作回数による着色造粒物の発色への影響を色素添
加量を変化させて調べた。(a)成分である色素(Lion
ol Green FB :東洋インキ(株)製)、(c)成分であ
るラウリル硫酸塩(エマール10P:花王(株)製)及
び4A型ゼオライトを、混合機(ナウターミキサーNX
−S型、30リットル:ホソカワミクロン(株)製)に
投入し、5分間攪拌後、別途(b)成分であるポリエチ
レングリコール(平均分子量13000)と水を混合し
て60度にて溶融させたものを、上記ミキサーに滴下し
5分間攪拌混合した。尚、滴下操作は上記ミキサーを攪
拌しながら行った。ついで、得られた混合物を押出機
(ドームグランDG−L1型:スクリーン孔径φ1.0
mm:不二パウダル(株)製)にて押出操作を行い押出
物を得た。尚、以上の条件を同じにし、以下の表1に示
す組成にて色素添加量を変化させ、1回、2回、3回の
押出操作を行った。
【0026】
【表1】
【0027】ついで、それぞれの条件にて得られた押出
物を解砕機(フラッシュミルFL200型,回転数21
00rpm,スクリーン孔径 サイドφ3.0mm,底
φ4.0mm:不二パウダル(株)製)に供給して解砕
し、解砕物を分級機(円型振動ふるい機TM50型:
(株)徳寿工作所製)で分級し、着色造粒物を得た。
尚、全仕込み量は12.0kgであった。得られたそれ
ぞれの着色造粒物の発色a値を図1に示す。
【0028】実施例1 (a)成分である色素(Lionol Green FB :東洋インキ
(株)製)0.03重量%、(c)成分であるラウリル
硫酸塩(エマール10P:花王(株)製)25.00重
量%及び4A型ゼオライト66.97重量%を、混合機
(ナウターミキサーNX−S型、30リットル:ホソカ
ワミクロン(株)製)に投入し、5分間攪拌後、別途
(b)成分であるポリエチレングリコール(平均分子量
13000)3.20重量%と水4.80重量%を混合
して60度にて溶融させたものを、上記ミキサーに滴下
し5分間攪拌混合した。尚、滴下操作は上記ミキサーを
攪拌しながら行った。ついで、得られた混合物を押出機
(EXD60型,スクリーン孔径φ1.0mm:不二パ
ウダル(株)製)にて2回の押出操作を行い押出造粒物
を得た後、解砕機(フラッシュミルFL200型,回転
数2100rpm,スクリーン孔径 サイドφ3.0m
m,底φ4.0mm:不二パウダル(株)製)に供給し
て解砕し、解砕物を分級機(円型振動ふるい機TM50
型:(株)徳寿工作所製)で分級し、着色造粒物を得
た。尚、全仕込み量は12.0kgであった。得られた
着色造粒物の評価結果を表2に示す。
【0029】実施例2 (c)成分のラウリル硫酸塩55.00重量%、4A型
ゼオライト36.97重量%に変えた以外は実施例1と
同様の製造方法で着色造粒物を得た。得られた着色造粒
物の評価結果を表2に示す。
【0030】実施例3 (c)成分のラウリル硫酸塩51.97重量%、4A型
ゼオライト0重量%に変えた以外は実施例1と同様の条
件で着色造粒物を得た。得られた着色造粒物の評価結果
を表2に示す。
【0031】比較例1 押出操作を1回のみとした以外は実施例3と同様の条件
で着色造粒物を得た。得られた着色造粒物の評価結果を
表3に示す。
【0032】実施例4 押出操作を3回に変えた以外は実施例3と同様の条件で
着色造粒物を得た。得られた着色造粒物の評価結果を表
2に示す。
【0033】実施例5 (c)成分のラウリル硫酸塩55.00重量%、4A型
ゼオライト24.97重量%、(b)成分のポリエチレ
ングリコール8.00重量%と水12.00重量%を変
えた以外は、実施例1と同様の条件で着色造粒物を得
た。得られた着色造粒物の評価結果を表2に示す。
【0034】実施例6 (c)成分のラウリル硫酸塩55.00重量%、4A型
ゼオライト8.97重量%、(b)成分のポリエチレン
グリコール18.00重量%と水18.00重量%を変
えた以外は、実施例1と同様の条件で着色造粒物を得
た。得られた着色造粒物の評価結果を表2に示す。
【0035】実施例7 (a)成分である色素(Lionol Green FB :東洋インキ
(株)製)0.001重量%、(c)成分であるラウリ
ル硫酸塩(エマール10P:花王(株)製)91.99
9重量%を、混合機(ナウターミキサーNX−S型、3
0リットル:ホソカワミクロン(株)製)に投入し、5
分間攪拌後、別途(b)成分であるポリエチレングリコ
ール(平均分子量13000)3.20重量%と水4.
80重量%を混合して60度にて溶融させたものを、上
記ミキサーに滴下し5分間攪拌混合した。尚、滴下操作
は上記ミキサーを攪拌しながら行った。ついで、得られ
た混合物を押出機(EXD60型,スクリーン孔径φ
1.0mm:不二パウダル(株)製)にて2回の押出操
作を行い押出造粒物を得た後、解砕機(フラッシュミル
FL200型,回転数2100rpm,スクリーン孔径
サイドφ3.0mm,底φ4.0mm:不二パウダル
(株)製)に供給して解砕し、解砕物を分級機(円型振
動ふるい機TM50型:(株)徳寿工作所製)で分級
し、着色造粒物を得た。尚、全仕込み量は12.0kg
であった。得られた着色造粒物の評価結果を表2に示
す。
【0036】実施例8 押出操作を3回に変えた以外は実施例8と同様の条件で
着色造粒物を得た。得られた着色造粒物の評価結果を表
2に示す。
【0037】実施例9 (a)成分の色素0.01重量%、(c)成分のラウリ
ル硫酸塩91.99重量%を変えた以外は実施例7と同
様の条件で着色造粒物を得た。得られた着色造粒物の評
価結果を表2に示す。
【0038】実施例10 押出操作を3回に変えた以外は実施例9と同様の条件で
着色造粒物を得た。得られた着色造粒物の評価結果を表
2に示す。
【0039】実施例11 (a)成分の色素0.50重量%、(c)成分のラウリ
ル硫酸塩91.50重量%を変えた以外は実施例7と同
様の条件で着色造粒物を得た。得られた着色造粒物の評
価結果を表3に示す。
【0040】実施例12 押出操作を3回に変えた以外は実施例11と同様の条件
で着色造粒物を得た。得られた着色造粒物の評価結果を
表3に示す。
【0041】実施例13 (a)成分の色素0.70重量%、(c)成分のラウリ
ル硫酸塩91.30重量%を変えた以外は実施例7と同
様の条件で着色造粒物を得た。得られた着色造粒物の評
価結果を表3に示す。
【0042】実施例14 押出操作を3回に変えた以外は実施例13と同様の条件
で着色造粒物を得た。得られた着色造粒物の評価結果を
表3に示す。
【0043】比較例2〜4 実施例13の条件に以下の条件を変えて着色造粒物を得
た。得られた着色造粒物の評価結果を表3に示す。 〔配合量〕 色素0.80重量%、ラウリル硫酸塩9
1.20重量% 〔押出回数〕1回、2回、3回。
【0044】実施例15 (a)成分である色素(Lionol Green FB :東洋インキ
(株)製)0.01重量%、(b)成分である非イオン
界面活性剤3.49重量%、(c)成分である以下に示
す噴霧乾燥品96.50重量%を混合機(リボン型混合
機R−50型:((株)徳寿工作所製)に仕込み、70
rpmで5分間攪拌後、押出機(EXD60型、スクリ
ーン孔径φ3.0mm:不二パウダル(株)製)にて押
出操作を行い、得られた押出物を再度上記押出機にて押
出操作を行い、押出物を得た。これを解砕機(フラッシ
ュミルFL200型:不二パウダル(株)製)にかけて
整粒し、ついで分級機(円型振動ふるい機TM50型:
(株)徳寿工作所製)で分級し、着色造粒物(着色した
粒状洗剤)を得た。尚、全仕込み量は12.0kgであ
った。得られた着色造粒物の評価結果を表3に示す。
【0045】 〔噴霧乾燥品組成〕 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩 35 重量部 アルキル硫酸エステル塩 10 〃 炭酸ナトリウム 21.5 〃 珪酸ナトリウム 7 〃 アルミノ珪酸ナトリウム 14 〃 硫酸ナトリウム 3 〃 水分 6 〃。
【0046】尚、上記の実施例等で得られた着色造粒物
の評価は、以下のようにして行った。1)外観 目視の官能評価で、以下の2段階で評価した。 ○:外観が良好(色が均一) ×:外観が悪い(色の濃淡が出て、斑有り) 2)発色 物体の色を表す方法として、一般的に用いられるL*
* * 表色系にて評価した。即ち、色差計(CR−30
0型:ミノルタカメラ(株)製)にて測定した明度L*
値、色度a* 、b* 値の内、a* 値を用いて発色の度合
いを評価した。これは、色度a* 値のマイナス方向(緑
方向)の絶対値が大きい程、被測定物は緑色に近づくこ
とを示し、実施例等に用いた色素が緑系であったので、
この絶対値が大きい程、発色の度合いが強いとした。
【0047】3)溶解性 水道水1リットルを5度に保ち、マグネチック・スター
ラーで泡立てない程度に強く攪拌しておき、造粒物0.
1gを添加する。10分後、溶かした溶液を200メッ
シュのふるいに通し、ふるい上の残査を105度、30
分間乾燥して秤量した。その残査乾燥重量〔g〕/0.
1〔g〕×100(%)を溶解性とした。
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】以上の結果から明らかなように、本発明の
製造方法により得られた実施例1〜15の着色造粒物
は、外観も均一に着色され、優れた発色を有する、溶解
性も良好な造粒物であった。これに対して、押出操作を
1回のみ行った場合、得られた着色造粒物の外観が悪
く、発色a値も低いものであった(比較例1)。また、
本発明は(a)成分の色素が0.8重量%未満の比較的
少量の場合に有効な方法であり、色素0.8重量%の場
合、押出操作の回数を増やしても、評価は変わりなかっ
た(参考例、比較例2〜4)。
【0051】
【発明の効果】本発明の製造方法により、外観上均一に
着色され、優れた発色を有する、溶解性も良好な着色造
粒物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例における色素添加率とa* 値の関係を示
すグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 11/00 C11D 11/00 17/06 17/06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)0.001重量%以上0.8重量
    %未満の色素、(b)色素を分散可能な液状成分及び
    (c)固形成分を含有する着色造粒物を以下の工程で製
    造することを特徴とする着色造粒物の製造方法。 工程(1):(a)色素、(b)色素を分散可能な液状
    成分及び(c)固形成分を混合する混合工程 工程(2):工程(1)で得られた混合物を少なくとも
    2回押し出しする押出造粒工程
  2. 【請求項2】 (c)成分が、(a)成分により着色さ
    れ発色を発現する基剤である、請求項1記載の着色造粒
    物の製造方法。
  3. 【請求項3】 工程(2)は、押出操作、解砕操作、分
    級操作を含む、請求項1又は2記載の着色造粒物の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 着色造粒物中(b)成分が1〜20重量
    %である、請求項1〜3いずれかの項記載の着色造粒物
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 (b)成分が、非イオン界面活性剤、水
    溶性ポリマー、多糖類もしくは混合物又はこれらの水溶
    液である、請求項1〜4いずれかの項記載の着色造粒物
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 (c)成分が、粉状の陰イオン界面活性
    剤、粉状の洗浄用ビルダー、キレート剤又はその混合物
    である、請求項1〜5いずれかの項記載の着色造粒物の
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012502169A (ja) * 2008-09-12 2012-01-26 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 色相染料を含む押出成形により製造される洗剤粒子
JP2012502167A (ja) * 2008-09-12 2012-01-26 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 色相染料及び脂肪酸石鹸を含む押出成形により製造される洗剤粒子

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