JPH10187593A - データ転送制御装置及び同装置に適用するデータ転送制御方法 - Google Patents
データ転送制御装置及び同装置に適用するデータ転送制御方法Info
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- JPH10187593A JPH10187593A JP34404396A JP34404396A JPH10187593A JP H10187593 A JPH10187593 A JP H10187593A JP 34404396 A JP34404396 A JP 34404396A JP 34404396 A JP34404396 A JP 34404396A JP H10187593 A JPH10187593 A JP H10187593A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】通常転送と演算転送の各転送機能を有するデー
タ転送制御装置において、回路構成の大規模化と複雑化
を招くことなく、通常転送と演算転送を効率的に実行で
きる。 【解決手段】複数チャネルのデータ転送を並行に処理す
る機能を備えたデータ転送制御装置であって、各チャネ
ル毎のデータ転送制御部20A〜20Cと、各チャネル
毎の入出力データを格納するためのデータバッファ23
A〜23Cと、演算転送時の3項入力論理演算を実行す
るための論理演算回路24と、通常転送と演算転送とを
切替える切替え信号TSに応じてデータ転送制御部20
A〜20Cのフラグ情報の入出力制御を行なうフラグ制
御部26とを備えている。このフラグ制御部26によ
り、特に演算転送を効率的に実行することが可能とな
る。
タ転送制御装置において、回路構成の大規模化と複雑化
を招くことなく、通常転送と演算転送を効率的に実行で
きる。 【解決手段】複数チャネルのデータ転送を並行に処理す
る機能を備えたデータ転送制御装置であって、各チャネ
ル毎のデータ転送制御部20A〜20Cと、各チャネル
毎の入出力データを格納するためのデータバッファ23
A〜23Cと、演算転送時の3項入力論理演算を実行す
るための論理演算回路24と、通常転送と演算転送とを
切替える切替え信号TSに応じてデータ転送制御部20
A〜20Cのフラグ情報の入出力制御を行なうフラグ制
御部26とを備えている。このフラグ制御部26によ
り、特に演算転送を効率的に実行することが可能とな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムに適用し、特に周辺デバイスとのデータ転送を制御
するためのデータ転送制御装置に関する。
テムに適用し、特に周辺デバイスとのデータ転送を制御
するためのデータ転送制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばPCサーバなどのコンピュ
ータシステムでは、入出力装置である周辺デバイスとの
インターフェースを備えた拡張ボードが使用されて、こ
の拡張ボードに設けられたデータ転送機能により周辺デ
バイスとの高速データ転送が実現されている。
ータシステムでは、入出力装置である周辺デバイスとの
インターフェースを備えた拡張ボードが使用されて、こ
の拡張ボードに設けられたデータ転送機能により周辺デ
バイスとの高速データ転送が実現されている。
【0003】このような拡張ボードには、通常では複数
の周辺デバイスとのデータ転送を並列に行なう複数チャ
ネルのデータ転送制御装置(具体的にはDMAコントロ
ーラ)が設けられている。データ転送制御装置は各チャ
ネル毎にデータ転送を制御し、例えばハードディスク装
置(HDD)や光ディスク装置などの複数の入出力装置
とCPU間のデータ転送を制御する。
の周辺デバイスとのデータ転送を並列に行なう複数チャ
ネルのデータ転送制御装置(具体的にはDMAコントロ
ーラ)が設けられている。データ転送制御装置は各チャ
ネル毎にデータ転送を制御し、例えばハードディスク装
置(HDD)や光ディスク装置などの複数の入出力装置
とCPU間のデータ転送を制御する。
【0004】ところで、データ転送機能には、例えばC
PUとHDD間のように、1対1のデータ転送を行なう
機能(通常転送)以外に、複数のデータを入力して所定
の演算処理を実行してその演算結果を転送する演算転送
の機能がある。演算転送とは、具体的には例えば排他的
論理和(EX−OR)演算を実行する多入力項論理演算
処理を実行して、その演算結果である例えばパリティデ
ータを転送するような機能である。このような演算転送
により、例えばRAID(ディスクアレイ装置)におけ
るパリティデータの保存や、また例えばCD−R(追記
型CD−ROM)における更新データの書込み動作に適
用することができる。
PUとHDD間のように、1対1のデータ転送を行なう
機能(通常転送)以外に、複数のデータを入力して所定
の演算処理を実行してその演算結果を転送する演算転送
の機能がある。演算転送とは、具体的には例えば排他的
論理和(EX−OR)演算を実行する多入力項論理演算
処理を実行して、その演算結果である例えばパリティデ
ータを転送するような機能である。このような演算転送
により、例えばRAID(ディスクアレイ装置)におけ
るパリティデータの保存や、また例えばCD−R(追記
型CD−ROM)における更新データの書込み動作に適
用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、通常
転送と演算転送のデータ転送機能により、通常転送によ
る装置間の1対1のデータ転送以外に、特に多入力項論
理演算の演算結果を転送できることにより、多様なデー
タ転送処理を実現することができる。しかしながら、前
述したコンピュータシステムの拡張ボードなどにおい
て、通常転送と演算転送のデータ転送機能を実現するデ
ータ転送制御装置を構成する場合に、通常転送用のデー
タ転送制御部と演算転送用のデータ転送制御部とが必要
になる。また、転送データ(入出力データ)を一時的に
格納するためのデータバッファが必要であるが、このデ
ータバッファも通常転送用と演算転送用のそれぞれが必
要となる。従って、データ転送制御装置の回路構成が大
規模かつ複雑化する。さらに、通常転送時には、演算転
送時に使用するデータ転送制御部とデータバッファが存
在することになり、データ転送制御装置全体の稼働率が
低くなる。
転送と演算転送のデータ転送機能により、通常転送によ
る装置間の1対1のデータ転送以外に、特に多入力項論
理演算の演算結果を転送できることにより、多様なデー
タ転送処理を実現することができる。しかしながら、前
述したコンピュータシステムの拡張ボードなどにおい
て、通常転送と演算転送のデータ転送機能を実現するデ
ータ転送制御装置を構成する場合に、通常転送用のデー
タ転送制御部と演算転送用のデータ転送制御部とが必要
になる。また、転送データ(入出力データ)を一時的に
格納するためのデータバッファが必要であるが、このデ
ータバッファも通常転送用と演算転送用のそれぞれが必
要となる。従って、データ転送制御装置の回路構成が大
規模かつ複雑化する。さらに、通常転送時には、演算転
送時に使用するデータ転送制御部とデータバッファが存
在することになり、データ転送制御装置全体の稼働率が
低くなる。
【0006】そこで、本発明の目的は、通常転送と演算
転送の各転送機能を有するデータ転送制御装置におい
て、回路構成の大規模化と複雑化を招くことなく、通常
転送と演算転送を効率的に実行できるデータ転送制御装
置を提供することにある。また、本発明の目的は、通常
転送時または演算転送時に稼働しないデータ転送制御部
やデータバッファなどを最小限にできるようにして、デ
ータ転送制御装置全体の稼働率を向上させることにあ
る。
転送の各転送機能を有するデータ転送制御装置におい
て、回路構成の大規模化と複雑化を招くことなく、通常
転送と演算転送を効率的に実行できるデータ転送制御装
置を提供することにある。また、本発明の目的は、通常
転送時または演算転送時に稼働しないデータ転送制御部
やデータバッファなどを最小限にできるようにして、デ
ータ転送制御装置全体の稼働率を向上させることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数チャネル
のデータ転送を並行に処理する機能を備えたデータ転送
制御装置であって、各チャネル毎のデータ転送制御を行
なうための転送制御手段と、各チャネル毎の入出力デー
タを格納するためのバッファ手段と、演算転送時の多入
力項論理演算を実行するための演算処理手段と、通常転
送と演算転送とを切替える切替え手段とを備えた装置で
ある。
のデータ転送を並行に処理する機能を備えたデータ転送
制御装置であって、各チャネル毎のデータ転送制御を行
なうための転送制御手段と、各チャネル毎の入出力デー
タを格納するためのバッファ手段と、演算転送時の多入
力項論理演算を実行するための演算処理手段と、通常転
送と演算転送とを切替える切替え手段とを備えた装置で
ある。
【0008】即ち、チャネル毎のデータ転送制御手段
は、通常転送時には外部装置に対して各チャネル毎の出
力データを転送し、また外部装置からの各チャネル毎の
入力データを転送する。入出力データはチャネル毎にバ
ッファ手段に一時的に格納される。一方、演算転送時に
は、データ転送制御手段は演算処理手段による演算結果
を出力データとして転送する制御を行なう。このような
本発明の構成により、特に通常転送用と演算転送用のデ
ータ転送制御手段やバッファ手段を設けることなく、切
替え手段により通常転送と演算転送とを切り替えて実行
する。
は、通常転送時には外部装置に対して各チャネル毎の出
力データを転送し、また外部装置からの各チャネル毎の
入力データを転送する。入出力データはチャネル毎にバ
ッファ手段に一時的に格納される。一方、演算転送時に
は、データ転送制御手段は演算処理手段による演算結果
を出力データとして転送する制御を行なう。このような
本発明の構成により、特に通常転送用と演算転送用のデ
ータ転送制御手段やバッファ手段を設けることなく、切
替え手段により通常転送と演算転送とを切り替えて実行
する。
【0009】演算処理手段は、具体的にはパリティ演算
や排他的論理和演算を実行する論理演算回路であり、各
チャネル毎にバッファ手段に格納された入力データを入
力する多入力項論理演算を実行する。
や排他的論理和演算を実行する論理演算回路であり、各
チャネル毎にバッファ手段に格納された入力データを入
力する多入力項論理演算を実行する。
【0010】さらに、本発明は、切替え手段として、通
常転送と演算転送との切替え信号に応じて各チャネル毎
の転送制御手段に対するフラグ情報の入出力を制御する
手段からなる。各チャネル毎の転送制御手段は、出力デ
ータを外部装置に転送するライトアクセスおよび入力デ
ータを転送するためのリードアクセスを要求し、ライト
アクセスまたはリードアクセスに応じた入出力データの
転送状態を示すフラグ情報を入出力する手段を有する。
切替え手段はフラグ情報の入出力を制御することによ
り、所定のチャネルに対応する転送制御手段により、各
転送制御手段のそれぞれが転送させた各入力データを使
用した演算転送を実行させる。
常転送と演算転送との切替え信号に応じて各チャネル毎
の転送制御手段に対するフラグ情報の入出力を制御する
手段からなる。各チャネル毎の転送制御手段は、出力デ
ータを外部装置に転送するライトアクセスおよび入力デ
ータを転送するためのリードアクセスを要求し、ライト
アクセスまたはリードアクセスに応じた入出力データの
転送状態を示すフラグ情報を入出力する手段を有する。
切替え手段はフラグ情報の入出力を制御することによ
り、所定のチャネルに対応する転送制御手段により、各
転送制御手段のそれぞれが転送させた各入力データを使
用した演算転送を実行させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は第1の実施形態に関係するデ
ータ転送制御装置の要部を示すブロック図であり、図2
は同実施形態に関係するコンピュータシステムの要部を
示すブロック図であり、図3は同実施形態に関係するフ
ラグ制御部の構成を示すブロック図であり、図4と図5
は同実施形態に関係するフラグ制御部の動作を説明する
ための概念図であり、図6と図7は同実施形態の動作を
説明するためのタイミングチャートであり、図8は同実
施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 (コンピュータシステムの構成)本実施形態のデータ転
送制御装置は、図2に示すように、例えばPCサーバな
どのコンピュータシステムに適用されて、特に拡張ボー
ド2に設けられたDMA(ダイレクト・メモリ・アクセ
ス)コントローラ3および各チャネル毎のインターフェ
ース4A,4Bの各要素に相当するものを想定してい
る。これらの要素以外に、拡張ボード2は入出力コント
ローラとして機能するマイクロプロセッサ(CPU)
5、メモリ6、およびPCIバス7を有する。インター
フェース4A,4Bには、周辺デバイスとしてHDD8
や光ディスク装置9が接続されている。拡張ボード2は
内部バス10を介して、コンピュータシステム1のCP
U11やメインメモリ12に接続する。 (データ転送制御装置の構成)データ転送制御装置は、
図1に示すように、チャネル毎のデータ転送制御部20
A〜20Cからなるデータ転送制御部20と、アービタ
(バス調停回路)21と、バスインターフェース22
と、データバッファ23A〜23Cと、論理演算回路2
4と、セレクタ25と、フラグ制御部26とを有する。
の形態を説明する。図1は第1の実施形態に関係するデ
ータ転送制御装置の要部を示すブロック図であり、図2
は同実施形態に関係するコンピュータシステムの要部を
示すブロック図であり、図3は同実施形態に関係するフ
ラグ制御部の構成を示すブロック図であり、図4と図5
は同実施形態に関係するフラグ制御部の動作を説明する
ための概念図であり、図6と図7は同実施形態の動作を
説明するためのタイミングチャートであり、図8は同実
施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 (コンピュータシステムの構成)本実施形態のデータ転
送制御装置は、図2に示すように、例えばPCサーバな
どのコンピュータシステムに適用されて、特に拡張ボー
ド2に設けられたDMA(ダイレクト・メモリ・アクセ
ス)コントローラ3および各チャネル毎のインターフェ
ース4A,4Bの各要素に相当するものを想定してい
る。これらの要素以外に、拡張ボード2は入出力コント
ローラとして機能するマイクロプロセッサ(CPU)
5、メモリ6、およびPCIバス7を有する。インター
フェース4A,4Bには、周辺デバイスとしてHDD8
や光ディスク装置9が接続されている。拡張ボード2は
内部バス10を介して、コンピュータシステム1のCP
U11やメインメモリ12に接続する。 (データ転送制御装置の構成)データ転送制御装置は、
図1に示すように、チャネル毎のデータ転送制御部20
A〜20Cからなるデータ転送制御部20と、アービタ
(バス調停回路)21と、バスインターフェース22
と、データバッファ23A〜23Cと、論理演算回路2
4と、セレクタ25と、フラグ制御部26とを有する。
【0012】データ転送制御部20A〜20Cは、各チ
ャネルCH1〜CH3毎にデータ転送制御を行なうため
のリクエスト(転送要求)信号REQ1〜3とアクセス
の種類(リード/ライト)を示す信号STS1〜3をア
ービタ21に出力する。アービタ21はリクエスト信号
REQ1〜3を受けると、チャネルを選択し、バスイン
ターフェース22に対してデータ転送(アクセス)を要
求する。アービタ21は要求信号BREQ、チャネル選
択信号BCH、アクセスの種類を示す信号BSTSをバ
スインターフェース22に出力する。
ャネルCH1〜CH3毎にデータ転送制御を行なうため
のリクエスト(転送要求)信号REQ1〜3とアクセス
の種類(リード/ライト)を示す信号STS1〜3をア
ービタ21に出力する。アービタ21はリクエスト信号
REQ1〜3を受けると、チャネルを選択し、バスイン
ターフェース22に対してデータ転送(アクセス)を要
求する。アービタ21は要求信号BREQ、チャネル選
択信号BCH、アクセスの種類を示す信号BSTSをバ
スインターフェース22に出力する。
【0013】バスインターフェース22は、アービタ2
1からのアクセス要求の種類に応じたアクセス(リード
アクセスまたはライトアクセス)を外部バス30に対し
て行なう。外部バス30には、前記のHDD8や光ディ
スク装置9などの周辺デバイスが接続されている。ここ
で、STS1〜3(BSTS)が論理レベル“L”のと
きにリードアクセスを意味し、論理レベル“H”のとき
はライトアクセスを意味する。バスインターフェース2
2は、リードアクセスの場合には、HDD8などからリ
ードしたデータを、チャネル選択信号BCHに対応する
データバッファ23A〜23Cのいずれかに格納する。
BCHが“01”のときは、チャネルCH1に対応する
データバッファ23Aに格納し、BCHが“10”のと
きは、チャネルCH2に対応するデータバッファ23B
に格納し、BCHが“11”のときは、チャネルCH3
に対応するデータバッファ23Cに格納する。
1からのアクセス要求の種類に応じたアクセス(リード
アクセスまたはライトアクセス)を外部バス30に対し
て行なう。外部バス30には、前記のHDD8や光ディ
スク装置9などの周辺デバイスが接続されている。ここ
で、STS1〜3(BSTS)が論理レベル“L”のと
きにリードアクセスを意味し、論理レベル“H”のとき
はライトアクセスを意味する。バスインターフェース2
2は、リードアクセスの場合には、HDD8などからリ
ードしたデータを、チャネル選択信号BCHに対応する
データバッファ23A〜23Cのいずれかに格納する。
BCHが“01”のときは、チャネルCH1に対応する
データバッファ23Aに格納し、BCHが“10”のと
きは、チャネルCH2に対応するデータバッファ23B
に格納し、BCHが“11”のときは、チャネルCH3
に対応するデータバッファ23Cに格納する。
【0014】セレクタ25は、ライトアクセスのときに
バスインターフェース22からの制御により、チャネル
選択信号BCHにより指定されたデータバッファ23A
〜23Cのいずれかに格納されたデータを選択する。デ
ータバッファ23A〜23Cには、システム1のCPU
11から出力されたライトデータを格納する。また、C
PU11はリードアクセス時に、データバッファ23A
〜23Cに格納されたデータを入力する。
バスインターフェース22からの制御により、チャネル
選択信号BCHにより指定されたデータバッファ23A
〜23Cのいずれかに格納されたデータを選択する。デ
ータバッファ23A〜23Cには、システム1のCPU
11から出力されたライトデータを格納する。また、C
PU11はリードアクセス時に、データバッファ23A
〜23Cに格納されたデータを入力する。
【0015】論理演算回路24は多入力項論理演算(こ
こでは、3項の排他的論理和、以下3項EXOR演算と
称する)を実行する回路であり、データバッファ23A
〜23Cに格納された各データを入力し、3項EXOR
演算結果をセレクタ25に出力する。セレクタ25は演
算転送時に3項EXOR演算結果を選択して、バスイン
ターフェース22に出力する。
こでは、3項の排他的論理和、以下3項EXOR演算と
称する)を実行する回路であり、データバッファ23A
〜23Cに格納された各データを入力し、3項EXOR
演算結果をセレクタ25に出力する。セレクタ25は演
算転送時に3項EXOR演算結果を選択して、バスイン
ターフェース22に出力する。
【0016】フラグ制御部26は、データ転送制御部2
0A〜20Cのフラグ情報の入出力を制御し、後述する
ように、切替え信号TSに応じて通常転送と演算転送と
を切替える機能を有する。切替え信号TSは、前述した
ように、入出力コントローラであるCPU5から出力さ
れる。本実施形態のデータ転送制御部20A〜20C
は、リードアクセスとライトアクセスに応じたデータ転
送状態を示すフラグ情報を入出力する機能を有する。こ
こで、フラグ情報は、リードアクセスによりリードされ
たデータ(ソースデータ)のアクセス完了に伴って入出
力するソースフラグSFI,SFOおよびライトアクセ
スによりライトされたデータ(ディストネーションデー
タ)のアクセス完了に伴って入出力するディストネーシ
ョンフラグDFI,DFOからなる。 (フラグ制御部の構成)フラグ制御部26は、図3に示
すように、データ転送制御部20A〜20Cのそれぞれ
に対応するセレクタ27A〜27Cおよびアンドゲート
28A〜28Cを有する。セレクタ27A〜27Cおよ
びアンドゲート28A〜28Cは、前記の切替え信号T
Sにより制御される。ここで、切替え信号TSは、論理
レベル“L”のときに通常転送を意味し、論理レベル
“H”のときに演算転送を意味する。切替え信号TSが
論理レベル“L”の通常転送の場合には、フラグ制御部
26は、図4に示すように、データ転送制御部20A〜
20Cのフラグ情報の入出力接続を構成する。また、切
替え信号TSが論理レベル“H”の演算転送の場合に
は、フラグ制御部26は、図5に示すように、データ転
送制御部20A〜20Cのフラグ情報の入出力接続を構
成する。なお、フラグ制御部26による各フラグ情報S
FI,SFO,DFI,DFOの入出力タイミングは、
図6と図7のタイミングチャートに示す通りである。 (第1の実施形態のデータ転送動作)以下、図6と図7
のタイミングチャートおよび図8と図9のフローチャー
トを参照して本実施形態のデータ転送動作について説明
する。
0A〜20Cのフラグ情報の入出力を制御し、後述する
ように、切替え信号TSに応じて通常転送と演算転送と
を切替える機能を有する。切替え信号TSは、前述した
ように、入出力コントローラであるCPU5から出力さ
れる。本実施形態のデータ転送制御部20A〜20C
は、リードアクセスとライトアクセスに応じたデータ転
送状態を示すフラグ情報を入出力する機能を有する。こ
こで、フラグ情報は、リードアクセスによりリードされ
たデータ(ソースデータ)のアクセス完了に伴って入出
力するソースフラグSFI,SFOおよびライトアクセ
スによりライトされたデータ(ディストネーションデー
タ)のアクセス完了に伴って入出力するディストネーシ
ョンフラグDFI,DFOからなる。 (フラグ制御部の構成)フラグ制御部26は、図3に示
すように、データ転送制御部20A〜20Cのそれぞれ
に対応するセレクタ27A〜27Cおよびアンドゲート
28A〜28Cを有する。セレクタ27A〜27Cおよ
びアンドゲート28A〜28Cは、前記の切替え信号T
Sにより制御される。ここで、切替え信号TSは、論理
レベル“L”のときに通常転送を意味し、論理レベル
“H”のときに演算転送を意味する。切替え信号TSが
論理レベル“L”の通常転送の場合には、フラグ制御部
26は、図4に示すように、データ転送制御部20A〜
20Cのフラグ情報の入出力接続を構成する。また、切
替え信号TSが論理レベル“H”の演算転送の場合に
は、フラグ制御部26は、図5に示すように、データ転
送制御部20A〜20Cのフラグ情報の入出力接続を構
成する。なお、フラグ制御部26による各フラグ情報S
FI,SFO,DFI,DFOの入出力タイミングは、
図6と図7のタイミングチャートに示す通りである。 (第1の実施形態のデータ転送動作)以下、図6と図7
のタイミングチャートおよび図8と図9のフローチャー
トを参照して本実施形態のデータ転送動作について説明
する。
【0017】まず、通常転送は、ある場所(例えばHD
D8)に格納されているデータを別の場所(例えば光デ
ィスク装置9)に移動させる動作である。図8に示すよ
うに、データ転送制御部20A〜20Cは、データ転送
要求(リクエスト信号REQ1〜3)と転送の種類を示
す信号STS1〜3をアービタに出力する(ステップS
1)。ここでは、チャネルCH1のデータ転送制御部2
0Aがデータ転送要求を行なう場合を想定する。さら
に、データ転送制御部20Aはリードアクセスを要求す
る場合を想定する(ステップS2のYES)。即ち、論
理レベル“L”のSTS1を出力する。
D8)に格納されているデータを別の場所(例えば光デ
ィスク装置9)に移動させる動作である。図8に示すよ
うに、データ転送制御部20A〜20Cは、データ転送
要求(リクエスト信号REQ1〜3)と転送の種類を示
す信号STS1〜3をアービタに出力する(ステップS
1)。ここでは、チャネルCH1のデータ転送制御部2
0Aがデータ転送要求を行なう場合を想定する。さら
に、データ転送制御部20Aはリードアクセスを要求す
る場合を想定する(ステップS2のYES)。即ち、論
理レベル“L”のSTS1を出力する。
【0018】アービタ21はデータ転送要求に応じて、
チャネルCH1を示すBCH、リードアクセスを示すB
STS、および転送要求BREQをバスインターフェー
ス22に出力する(ステップS3)。バスインターフェ
ース22は外部バス30を介してBCHで示すチャネル
CH1の例えばHDD8にリードアクセスし、HDD8
に格納されているソースデータを転送させる(ステップ
S4)。バスインターフェース22は、外部バス30か
ら入力したソースデータを、指定されたチャネルCH1
に対応するデータバッファ23Aに格納する(ステップ
S5)。
チャネルCH1を示すBCH、リードアクセスを示すB
STS、および転送要求BREQをバスインターフェー
ス22に出力する(ステップS3)。バスインターフェ
ース22は外部バス30を介してBCHで示すチャネル
CH1の例えばHDD8にリードアクセスし、HDD8
に格納されているソースデータを転送させる(ステップ
S4)。バスインターフェース22は、外部バス30か
ら入力したソースデータを、指定されたチャネルCH1
に対応するデータバッファ23Aに格納する(ステップ
S5)。
【0019】バスインターフェース22はリードアクセ
スが終了すると、応答信号BACKをアービタ21に出
力する(ステップS6,S7)。これにより、通常転送
でのリードアクセスは終了となる。ここで、本実施形態
では、アービタ21が応答信号ACK1をチャネルCH
1のデータ転送制御部20Aに出力すると、図6に示す
ように、データ転送制御部20Aはフラグ情報SFO1
を出力する。なお、応答信号ACK1は論理レベル
“L”でアクティブである。
スが終了すると、応答信号BACKをアービタ21に出
力する(ステップS6,S7)。これにより、通常転送
でのリードアクセスは終了となる。ここで、本実施形態
では、アービタ21が応答信号ACK1をチャネルCH
1のデータ転送制御部20Aに出力すると、図6に示す
ように、データ転送制御部20Aはフラグ情報SFO1
を出力する。なお、応答信号ACK1は論理レベル
“L”でアクティブである。
【0020】ここで、CPU5は通常転送を示す論理レ
ベル“L”の切替え信号TSを、フラグ制御部26に出
力している。従って、フラグ制御部26は、図4(A)
に示すように、データ転送制御部20Aのフラグ入出力
の接続状態を構成する。即ち、リードアクセスの終了で
出力されたフラグ情報SFO1は、フラグ情報SFI1
の入力となる。これにより、データ転送制御部20Aは
リードアクセスによるソースデータの入力が完了してい
ることを認識する。
ベル“L”の切替え信号TSを、フラグ制御部26に出
力している。従って、フラグ制御部26は、図4(A)
に示すように、データ転送制御部20Aのフラグ入出力
の接続状態を構成する。即ち、リードアクセスの終了で
出力されたフラグ情報SFO1は、フラグ情報SFI1
の入力となる。これにより、データ転送制御部20Aは
リードアクセスによるソースデータの入力が完了してい
ることを認識する。
【0021】一方、データ転送制御部20Aはライトア
クセスを要求する論理レベル“H”のSTS1を出力し
た場合を想定する(ステップS2のNO)。アービタ2
1はデータ転送要求に応じて、チャネルCH1を示すB
CH、ライトアクセスを示すBSTS、および転送要求
BREQをバスインターフェース22に出力する(ステ
ップS8)。バスインターフェース22はセレクタ25
を制御して、BCHで示すチャネルCH1に対応するデ
ータバッファ23Aに格納されたディストネーションデ
ータ(ライトデータ)を選択させて、外部バス30に出
力する(ステップS9,S10)。即ち、ライトデータ
は外部バス30を介して、例えば光ディスク装置9に転
送されて保存される。
クセスを要求する論理レベル“H”のSTS1を出力し
た場合を想定する(ステップS2のNO)。アービタ2
1はデータ転送要求に応じて、チャネルCH1を示すB
CH、ライトアクセスを示すBSTS、および転送要求
BREQをバスインターフェース22に出力する(ステ
ップS8)。バスインターフェース22はセレクタ25
を制御して、BCHで示すチャネルCH1に対応するデ
ータバッファ23Aに格納されたディストネーションデ
ータ(ライトデータ)を選択させて、外部バス30に出
力する(ステップS9,S10)。即ち、ライトデータ
は外部バス30を介して、例えば光ディスク装置9に転
送されて保存される。
【0022】バスインターフェース22はライトアクセ
スが終了すると、応答信号BACKをアービタ21に出
力する(ステップS11,S12)。これにより、通常
転送でのライトアクセスは終了となる。アービタ21は
応答信号ACK1をチャネルCH1のデータ転送制御部
20Aに出力すると、図6に示すように、データ転送制
御部20Aはフラグ情報DFO1を出力する。データ転
送制御部20Aのフラグ入出力の接続状態は図4(A)
に示すように構成されているため、ライトアクセスの終
了で出力されたフラグ情報DFO1は、フラグ情報DF
I1の入力となる。これにより、データ転送制御部20
Aは、ライトアクセスによるディストネーションデータ
の出力が完了していることを認識する。 (演算転送動作)次に、演算転送は、本実施形態では3
箇所のデータバッファ23A〜23Cに格納されている
データを3項演算(EXOR演算)し、その演算結果を
他のある場所(例えばHDD8)に格納するための転送
である。この演算転送は、3チャネルを一組として動作
する。また、演算転送では、CPU5は論理レベル
“H”の切替え信号TSをフラグ制御部26に出力す
る。従って、フラグ制御部26は、図5に示すように、
データ転送制御部20A〜20Cの各フラグ入出力の接
続状態を構成する。
スが終了すると、応答信号BACKをアービタ21に出
力する(ステップS11,S12)。これにより、通常
転送でのライトアクセスは終了となる。アービタ21は
応答信号ACK1をチャネルCH1のデータ転送制御部
20Aに出力すると、図6に示すように、データ転送制
御部20Aはフラグ情報DFO1を出力する。データ転
送制御部20Aのフラグ入出力の接続状態は図4(A)
に示すように構成されているため、ライトアクセスの終
了で出力されたフラグ情報DFO1は、フラグ情報DF
I1の入力となる。これにより、データ転送制御部20
Aは、ライトアクセスによるディストネーションデータ
の出力が完了していることを認識する。 (演算転送動作)次に、演算転送は、本実施形態では3
箇所のデータバッファ23A〜23Cに格納されている
データを3項演算(EXOR演算)し、その演算結果を
他のある場所(例えばHDD8)に格納するための転送
である。この演算転送は、3チャネルを一組として動作
する。また、演算転送では、CPU5は論理レベル
“H”の切替え信号TSをフラグ制御部26に出力す
る。従って、フラグ制御部26は、図5に示すように、
データ転送制御部20A〜20Cの各フラグ入出力の接
続状態を構成する。
【0023】まず、図9に示すように、データ転送制御
部20A〜20Cはそれぞれ、データ転送要求(リクエ
スト信号REQ1〜3)とリードアクセスを示す信号S
TS1〜3をアービタ21に出力する(ステップS2
0)。アービタ21は、通常転送の場合と同様に、各チ
ャネルCH1〜CH3毎に順次BCH、リードアクセス
を示すBSTS、および転送要求BREQをバスインタ
ーフェース22に出力する(ステップS21)。バスイ
ンターフェース22は外部バス30を介してチャネルC
H1〜CH3毎にリードアクセスを実行し、各チャネル
CH1〜CH3毎のソースデータを転送させる(ステッ
プS22)。さらに、バスインターフェース22は、外
部バス30から入力したソースデータを、指定されたチ
ャネルCH1〜CH3に対応するデータバッファ23A
〜23Cに格納する(ステップS23)。
部20A〜20Cはそれぞれ、データ転送要求(リクエ
スト信号REQ1〜3)とリードアクセスを示す信号S
TS1〜3をアービタ21に出力する(ステップS2
0)。アービタ21は、通常転送の場合と同様に、各チ
ャネルCH1〜CH3毎に順次BCH、リードアクセス
を示すBSTS、および転送要求BREQをバスインタ
ーフェース22に出力する(ステップS21)。バスイ
ンターフェース22は外部バス30を介してチャネルC
H1〜CH3毎にリードアクセスを実行し、各チャネル
CH1〜CH3毎のソースデータを転送させる(ステッ
プS22)。さらに、バスインターフェース22は、外
部バス30から入力したソースデータを、指定されたチ
ャネルCH1〜CH3に対応するデータバッファ23A
〜23Cに格納する(ステップS23)。
【0024】バスインターフェース22はリードアクセ
スが終了すると、チャネルCH1〜CH3毎に応答信号
BACKをアービタ21に出力する(ステップS24,
S25)。これにより、演算転送におけるチャネルCH
1〜CH3毎のリードアクセスは終了となる。ここで、
本実施形態では、アービタ21がチャネルCH1〜CH
3毎に応答信号ACK1をデータ転送制御部20A〜2
0Cに出力すると、図7のタイミングチャートに示すよ
うに、データ転送制御部20A〜20Cはフラグ情報S
FO1〜SFO3を出力する。
スが終了すると、チャネルCH1〜CH3毎に応答信号
BACKをアービタ21に出力する(ステップS24,
S25)。これにより、演算転送におけるチャネルCH
1〜CH3毎のリードアクセスは終了となる。ここで、
本実施形態では、アービタ21がチャネルCH1〜CH
3毎に応答信号ACK1をデータ転送制御部20A〜2
0Cに出力すると、図7のタイミングチャートに示すよ
うに、データ転送制御部20A〜20Cはフラグ情報S
FO1〜SFO3を出力する。
【0025】ここで、フラグ制御部26は、図5に示す
ように、データ転送制御部20A〜20Cのフラグ入出
力の接続状態を構成している。従って、チャネルCH1
のデータ転送制御部20Aは、アンドゲート28Aによ
り各フラグ情報SFO1〜SFO3がアクティブのとき
にフラグ情報SFI1を入力することにより、チャネル
CH1〜CH3の全てのソースデータのリードアクセス
が終了していることを認識する。
ように、データ転送制御部20A〜20Cのフラグ入出
力の接続状態を構成している。従って、チャネルCH1
のデータ転送制御部20Aは、アンドゲート28Aによ
り各フラグ情報SFO1〜SFO3がアクティブのとき
にフラグ情報SFI1を入力することにより、チャネル
CH1〜CH3の全てのソースデータのリードアクセス
が終了していることを認識する。
【0026】このフラグ情報SFI1の入力に伴って、
チャネルCH1のデータ転送制御部20Aは、演算転送
における演算結果(ディストネーションデータ)のライ
トアクセスの要求を出力する(ステップS26)。即
ち、アービタ21はデータ転送要求に応じて、チャネル
CH1を示すBCH、ライトアクセスを示すBSTS、
および転送要求BREQをバスインターフェース22に
出力する(ステップS27)。ここで、チャネルCH
2,CH3の各データ転送制御部20B,20Cはライ
トアクセスを要求する権利を与えられない。
チャネルCH1のデータ転送制御部20Aは、演算転送
における演算結果(ディストネーションデータ)のライ
トアクセスの要求を出力する(ステップS26)。即
ち、アービタ21はデータ転送要求に応じて、チャネル
CH1を示すBCH、ライトアクセスを示すBSTS、
および転送要求BREQをバスインターフェース22に
出力する(ステップS27)。ここで、チャネルCH
2,CH3の各データ転送制御部20B,20Cはライ
トアクセスを要求する権利を与えられない。
【0027】バスインターフェース22は切替え信号T
Sにより演算転送に従ったライトアクセスを実行する
(ステップS28)。即ち、バスインターフェース22
はセレクタ25を制御して、論理演算回路24の出力デ
ータをディストネーションデータとして選択させて、外
部バス30に出力する。論理演算回路24は、前記のよ
うに、データバッファ23A〜23Cに格納されている
データを3項演算(EXOR演算)を実行し、その演算
結果を出力する。このようなライトアクセスにより、論
理演算回路24の演算結果は外部バス30を介して、例
えばHDD8に転送されて保存される。
Sにより演算転送に従ったライトアクセスを実行する
(ステップS28)。即ち、バスインターフェース22
はセレクタ25を制御して、論理演算回路24の出力デ
ータをディストネーションデータとして選択させて、外
部バス30に出力する。論理演算回路24は、前記のよ
うに、データバッファ23A〜23Cに格納されている
データを3項演算(EXOR演算)を実行し、その演算
結果を出力する。このようなライトアクセスにより、論
理演算回路24の演算結果は外部バス30を介して、例
えばHDD8に転送されて保存される。
【0028】バスインターフェース22はライトアクセ
スが終了すると、応答信号BACKをアービタ21に出
力する(ステップS29)。これにより、演算転送での
ライトアクセスは終了となる。アービタ21は応答信号
ACK1をチャネルCH1のデータ転送制御部20Aに
出力すると、図7に示すように、データ転送制御部20
Aはフラグ情報DFO1を出力する。データ転送制御部
20Aのフラグ入出力の接続状態は図5に示すように構
成されているため、ライトアクセスの終了で出力された
フラグ情報DFO1は、フラグ情報DFI1の入力とな
る。これにより、データ転送制御部20Aは、ライトア
クセスによるディストネーションデータの出力が完了し
ていることを認識する。このとき、図5に示すように、
他のデータ転送制御部20B,20Cも、フラグ情報D
FO1がそれぞれのフラグ情報DFI2,DFI3の入
力となる。従って、各チャネルCH1〜CH3のデータ
転送制御部20A〜20Cはそれぞれ、次のリードアク
セス要求を実行することができる。
スが終了すると、応答信号BACKをアービタ21に出
力する(ステップS29)。これにより、演算転送での
ライトアクセスは終了となる。アービタ21は応答信号
ACK1をチャネルCH1のデータ転送制御部20Aに
出力すると、図7に示すように、データ転送制御部20
Aはフラグ情報DFO1を出力する。データ転送制御部
20Aのフラグ入出力の接続状態は図5に示すように構
成されているため、ライトアクセスの終了で出力された
フラグ情報DFO1は、フラグ情報DFI1の入力とな
る。これにより、データ転送制御部20Aは、ライトア
クセスによるディストネーションデータの出力が完了し
ていることを認識する。このとき、図5に示すように、
他のデータ転送制御部20B,20Cも、フラグ情報D
FO1がそれぞれのフラグ情報DFI2,DFI3の入
力となる。従って、各チャネルCH1〜CH3のデータ
転送制御部20A〜20Cはそれぞれ、次のリードアク
セス要求を実行することができる。
【0029】以上のように本実施形態によれば、切替え
信号TSにより通常転送と演算転送とを切替えることに
より、演算転送の場合には1チャネル(本実施形態では
CH1)のデータ転送制御部によるライトアクセス要求
に応じて、演算回路24による3項論理演算結果をディ
ストネーションデータ(ライトデータ)として、外部バ
ス30に転送する。これにより、外部バス30に接続さ
れた例えばHDD8に、3項論理演算結果を保存するこ
とができる。
信号TSにより通常転送と演算転送とを切替えることに
より、演算転送の場合には1チャネル(本実施形態では
CH1)のデータ転送制御部によるライトアクセス要求
に応じて、演算回路24による3項論理演算結果をディ
ストネーションデータ(ライトデータ)として、外部バ
ス30に転送する。これにより、外部バス30に接続さ
れた例えばHDD8に、3項論理演算結果を保存するこ
とができる。
【0030】本実施形態では、各チャネル毎のデータ転
送制御部20A〜20Cのフラグ情報の入出力を制御す
るためのフラグ制御部26により、通常転送と演算転送
の切替え処理と、演算転送時に1チャネルのデータ転送
制御部20Aを利用したライトアクセスを制御すること
ができる。従って、演算転送用のデータ転送制御部およ
びデータバッファは不要である。また、演算転送時に、
使用しないデータ転送制御部およびデータバッファもな
く、通常転送時と同様に、構成要素の全てが動作するこ
とになる。これにより、演算転送のために回路構成が大
規模かつ複雑化することもなく、また通常転送時と同様
に全ての回路が動作するため装置の稼働率が低下するこ
ともない。 (第2の実施形態)図10〜図12は第2の実施形態に
関係する図である。第2の実施形態は、例えばデータを
記憶デバイスにライトするときに、データ転送先に複数
の記憶デバイスが存在し、各記憶デバイスに対するライ
トアクセス速度を合わせる必要がある場合に適用する。
具体的には、図10に示すように、複数のディスクドラ
イブ(HDD)30A,30Bを有するRAID(ディ
スクアレイ装置)を想定する。RAIDには、通常デー
タを保存するためのHDD30A以外に、パリティデー
タを保存するためのパリティディスクを有するパリティ
用HDD30Bを備えた方式がある。即ち、HDD30
Aにはメモリ(システム1のメインメモリ)31Aから
転送された通常データが格納される。また、パリティ用
HDD30Bには、メモリ31aからの通常データとメ
モリ31Bに格納されたパリティデータとを入力とする
EXOR演算回路32の出力が格納される。このとき、
HDD30Aとパリティ用HDD30Bに対するデータ
転送速度を合わせる必要がある。
送制御部20A〜20Cのフラグ情報の入出力を制御す
るためのフラグ制御部26により、通常転送と演算転送
の切替え処理と、演算転送時に1チャネルのデータ転送
制御部20Aを利用したライトアクセスを制御すること
ができる。従って、演算転送用のデータ転送制御部およ
びデータバッファは不要である。また、演算転送時に、
使用しないデータ転送制御部およびデータバッファもな
く、通常転送時と同様に、構成要素の全てが動作するこ
とになる。これにより、演算転送のために回路構成が大
規模かつ複雑化することもなく、また通常転送時と同様
に全ての回路が動作するため装置の稼働率が低下するこ
ともない。 (第2の実施形態)図10〜図12は第2の実施形態に
関係する図である。第2の実施形態は、例えばデータを
記憶デバイスにライトするときに、データ転送先に複数
の記憶デバイスが存在し、各記憶デバイスに対するライ
トアクセス速度を合わせる必要がある場合に適用する。
具体的には、図10に示すように、複数のディスクドラ
イブ(HDD)30A,30Bを有するRAID(ディ
スクアレイ装置)を想定する。RAIDには、通常デー
タを保存するためのHDD30A以外に、パリティデー
タを保存するためのパリティディスクを有するパリティ
用HDD30Bを備えた方式がある。即ち、HDD30
Aにはメモリ(システム1のメインメモリ)31Aから
転送された通常データが格納される。また、パリティ用
HDD30Bには、メモリ31aからの通常データとメ
モリ31Bに格納されたパリティデータとを入力とする
EXOR演算回路32の出力が格納される。このとき、
HDD30Aとパリティ用HDD30Bに対するデータ
転送速度を合わせる必要がある。
【0031】そこで、第2の実施形態は、図11に示す
ように、データバッファとしてFIFO(first
in first out)バッファ33A,33Bを
有するデータ転送制御装置を想定する。まず、前述の通
常転送におけるリードアクセスと同様に、チャネルCH
1,CH2の各データ転送制御部20A,20Bによ
り、2ソース(図10に示すメモリ31A,31B)か
らソースデータをリードする。即ち、バスインターフェ
ース22は、各データ転送制御部20A,20Bからの
リードアクセス要求に応じて、2ソースから各ソースデ
ータをリードして、チャネルCH1,CH2に対応する
FIFOバッファ33A,33Bに格納する。即ち、F
IFOバッファ33AにはチャネルCH1に対応するソ
ースデータが格納される。また、FIFOバッファ33
BにはチャネルCH2に対応するソースデータが格納さ
れる。
ように、データバッファとしてFIFO(first
in first out)バッファ33A,33Bを
有するデータ転送制御装置を想定する。まず、前述の通
常転送におけるリードアクセスと同様に、チャネルCH
1,CH2の各データ転送制御部20A,20Bによ
り、2ソース(図10に示すメモリ31A,31B)か
らソースデータをリードする。即ち、バスインターフェ
ース22は、各データ転送制御部20A,20Bからの
リードアクセス要求に応じて、2ソースから各ソースデ
ータをリードして、チャネルCH1,CH2に対応する
FIFOバッファ33A,33Bに格納する。即ち、F
IFOバッファ33AにはチャネルCH1に対応するソ
ースデータが格納される。また、FIFOバッファ33
BにはチャネルCH2に対応するソースデータが格納さ
れる。
【0032】次に、バスインターフェース22は、各デ
ータ転送制御部20A,20Bからのライトアクセス要
求に応じて、FIFOバッファ33A,33Bに格納さ
れたソースデータを外部バス30を介して、前記のよう
にRAIDに転送する。また、バスインターフェース2
2は、FIFOバッファ33A,33Bの各ソースデー
タを入力とするEXOR演算回路24の演算結果をRA
IDに転送し、前記のようなパリティ用HDD30Bに
保存する。このライトアクセスにおいて、転送先の複数
の記憶デバイスであるHDD30Aとパリティ用HDD
30Bに対するライトアクセスが完了するまで、FIF
Oバッファ33A,33Bのデータは破棄できない。そ
こで、図12に示すように、FIFOバッファ33A,
33Bには、ソースデータSDの読み込み位置を示すS
Dポインタに加えて、ライトアクセスによりディストネ
ーションデータDDが読出された位置を示す各ポインタ
(DD1,DD2)が設定される。
ータ転送制御部20A,20Bからのライトアクセス要
求に応じて、FIFOバッファ33A,33Bに格納さ
れたソースデータを外部バス30を介して、前記のよう
にRAIDに転送する。また、バスインターフェース2
2は、FIFOバッファ33A,33Bの各ソースデー
タを入力とするEXOR演算回路24の演算結果をRA
IDに転送し、前記のようなパリティ用HDD30Bに
保存する。このライトアクセスにおいて、転送先の複数
の記憶デバイスであるHDD30Aとパリティ用HDD
30Bに対するライトアクセスが完了するまで、FIF
Oバッファ33A,33Bのデータは破棄できない。そ
こで、図12に示すように、FIFOバッファ33A,
33Bには、ソースデータSDの読み込み位置を示すS
Dポインタに加えて、ライトアクセスによりディストネ
ーションデータDDが読出された位置を示す各ポインタ
(DD1,DD2)が設定される。
【0033】以上のように本実施形態によれば、データ
バッファ手段として複数のソースデータを格納するFI
FOバッファ33A,33Bを利用することにより、例
えばRAIDのような複数の記憶デバイスに対して転送
速度(ライトアクセス速度)を合わせる必要のあるデー
タ転送を実現することができる。この場合、FIFOバ
ッファ33A,33Bの各ソースデータを転送するだけ
でなく、RAIDのパリティ用HDD30Bに保存する
ためのパリティデータを転送するときには、EXOR演
算回路24の演算結果を転送することになる。このよう
な構成であれば、FIFOバッファ33Aまたは33B
に格納されたソースデータの転送と共に、パリティデー
タの転送を並行して行なうことができる。これにより、
RAIDに対するデータ転送効率を向上させることが可
能となる。なお、FIFOバッファ33A,33Bを利
用する以外の構成と動作は、基本的に前述の第1の実施
形態の場合と同様である。 (第3の実施形態)図13と図14は第3の実施形態に
関係する図である。第3の実施形態は、CD−R(ライ
トワンス型のCD−ROM)ドライブなどの追記型記憶
デバイス(追記型光ディスクドライブ)のライトアクセ
スにおける演算転送を行なう場合を想定する。CD−R
などの追記型記憶デバイスは、データを更新する場合に
いわゆるオーバーライトを行なうことはできない。通常
では、記憶した旧データを無効にして、別の空き記憶領
域に更新データを書込む方式が採用されている。しかし
ながら、このような従来の方式は、更新データの記憶領
域として、結果的に書込む空き記憶領域と旧データの記
憶領域とが使用されるため、記憶領域の使用効率が著し
く低い。
バッファ手段として複数のソースデータを格納するFI
FOバッファ33A,33Bを利用することにより、例
えばRAIDのような複数の記憶デバイスに対して転送
速度(ライトアクセス速度)を合わせる必要のあるデー
タ転送を実現することができる。この場合、FIFOバ
ッファ33A,33Bの各ソースデータを転送するだけ
でなく、RAIDのパリティ用HDD30Bに保存する
ためのパリティデータを転送するときには、EXOR演
算回路24の演算結果を転送することになる。このよう
な構成であれば、FIFOバッファ33Aまたは33B
に格納されたソースデータの転送と共に、パリティデー
タの転送を並行して行なうことができる。これにより、
RAIDに対するデータ転送効率を向上させることが可
能となる。なお、FIFOバッファ33A,33Bを利
用する以外の構成と動作は、基本的に前述の第1の実施
形態の場合と同様である。 (第3の実施形態)図13と図14は第3の実施形態に
関係する図である。第3の実施形態は、CD−R(ライ
トワンス型のCD−ROM)ドライブなどの追記型記憶
デバイス(追記型光ディスクドライブ)のライトアクセ
スにおける演算転送を行なう場合を想定する。CD−R
などの追記型記憶デバイスは、データを更新する場合に
いわゆるオーバーライトを行なうことはできない。通常
では、記憶した旧データを無効にして、別の空き記憶領
域に更新データを書込む方式が採用されている。しかし
ながら、このような従来の方式は、更新データの記憶領
域として、結果的に書込む空き記憶領域と旧データの記
憶領域とが使用されるため、記憶領域の使用効率が著し
く低い。
【0034】そこで、第3の実施形態は、本発明の演算
転送を利用して追記型記憶デバイスのデータ更新を行な
う場合に、記憶領域の使用効率を向上できる方式を実現
することにある。CD−Rの記憶領域の使用効率を向上
させる方式として、図13に示すように、メモリ(シス
テム1のメインメモリ)40に格納された更新データを
CD−Rドライブ43に書込む場合に、更新データと更
新対象の旧データとの差分データを生成し、この差分デ
ータのみを更新データとして書込む方式がある。即ち、
EXOR演算回路41により、差分データを判別回路4
2に出力する。判別回路42はEXOR演算回路41の
演算結果に基づいて、更新データと旧データとの一致ま
たは不一致を判別し、一致であれば書込み動作は実行し
ない。換言すれば、更新データと旧データとが一致であ
れば差分データは生成されない。
転送を利用して追記型記憶デバイスのデータ更新を行な
う場合に、記憶領域の使用効率を向上できる方式を実現
することにある。CD−Rの記憶領域の使用効率を向上
させる方式として、図13に示すように、メモリ(シス
テム1のメインメモリ)40に格納された更新データを
CD−Rドライブ43に書込む場合に、更新データと更
新対象の旧データとの差分データを生成し、この差分デ
ータのみを更新データとして書込む方式がある。即ち、
EXOR演算回路41により、差分データを判別回路4
2に出力する。判別回路42はEXOR演算回路41の
演算結果に基づいて、更新データと旧データとの一致ま
たは不一致を判別し、一致であれば書込み動作は実行し
ない。換言すれば、更新データと旧データとが一致であ
れば差分データは生成されない。
【0035】一方、判別回路42の判別結果が不一致で
あれば、EXOR演算回路41により生成される差分デ
ータをCD−Rドライブ43に転送する。CD−Rドラ
イブ43では、差分データのアドレスが管理されて、更
新データを読出す場合にはその差分データと旧データと
のEXOR演算処理が実行されて、更新データが得られ
ることになる。
あれば、EXOR演算回路41により生成される差分デ
ータをCD−Rドライブ43に転送する。CD−Rドラ
イブ43では、差分データのアドレスが管理されて、更
新データを読出す場合にはその差分データと旧データと
のEXOR演算処理が実行されて、更新データが得られ
ることになる。
【0036】本実施形態のデータ転送制御装置は、図1
4に示すように、前記のEXOR演算回路41に相当す
る論理演算回路24により、データ更新における差分デ
ータを生成して、外部バス30を介して追記型記憶デバ
イスであるCD−Rドライブ43に転送する。即ち、バ
スインターフェース22は、2チャネルCH1,CH2
データ転送制御部20A,20Bからのリードアクセス
の要求に応じて、例えばシステム1のメインメモリ40
に格納された更新データと、CD−Rドライブ43に格
納された旧データとをリード転送させる。バスインター
フェース22は、更新データをチャネルCH1のデータ
バッファ23Aに格納し、旧データをチャネルCH2の
データバッファ23Bに格納する。
4に示すように、前記のEXOR演算回路41に相当す
る論理演算回路24により、データ更新における差分デ
ータを生成して、外部バス30を介して追記型記憶デバ
イスであるCD−Rドライブ43に転送する。即ち、バ
スインターフェース22は、2チャネルCH1,CH2
データ転送制御部20A,20Bからのリードアクセス
の要求に応じて、例えばシステム1のメインメモリ40
に格納された更新データと、CD−Rドライブ43に格
納された旧データとをリード転送させる。バスインター
フェース22は、更新データをチャネルCH1のデータ
バッファ23Aに格納し、旧データをチャネルCH2の
データバッファ23Bに格納する。
【0037】次に、バスインターフェース22は、CD
−Rドライブ43に対応するチャネルCH2のデータ転
送制御部20Bからのライトアクセスに応じて、前述の
演算転送を実行することにより、論理演算回路24から
出力された差分データを外部バス30を介してCD−R
ドライブ43に転送する。
−Rドライブ43に対応するチャネルCH2のデータ転
送制御部20Bからのライトアクセスに応じて、前述の
演算転送を実行することにより、論理演算回路24から
出力された差分データを外部バス30を介してCD−R
ドライブ43に転送する。
【0038】ここで、判別回路42は、論理演算回路2
4のEXOR演算結果に基づいて、データバッファ23
Aに格納された更新データとデータバッファ23Bに格
納された旧データとの一致性を判別する。即ち、判別回
路42の判別結果が一致であれば、前記のように、差分
データの転送を実行しないため、判別回路42はその旨
(例えば論理レベル“0”の信号)をデータ転送制御部
に通知する。データ転送制御部は判別回路42からの通
知により、バスインターフェース22にはライトアクセ
スの要求を出力しないため、演算転送を実行しないこと
になる。
4のEXOR演算結果に基づいて、データバッファ23
Aに格納された更新データとデータバッファ23Bに格
納された旧データとの一致性を判別する。即ち、判別回
路42の判別結果が一致であれば、前記のように、差分
データの転送を実行しないため、判別回路42はその旨
(例えば論理レベル“0”の信号)をデータ転送制御部
に通知する。データ転送制御部は判別回路42からの通
知により、バスインターフェース22にはライトアクセ
スの要求を出力しないため、演算転送を実行しないこと
になる。
【0039】一方、判別回路42の判別結果が不一致の
場合には、前記のように、バスインターフェース22
は、更新データと旧データとの差分データをCD−Rド
ライブ43に転送する。このとき、差分データのブロッ
ク番号メモリ44は、判別回路42からの不一致判定信
号(例えば論理レベル“1”の信号)に応じて、演算転
送する差分データのブロック番号を記憶する。この差分
データのブロック番号は、必要に応じてバスインターフ
ェース22を介して、システム1のCPU11により読
出される。CPU11は、差分データのブロック番号を
CD−Rドライブ43の記憶データを管理するための管
理情報として登録し、更新データのリードアクセスす時
に使用する。
場合には、前記のように、バスインターフェース22
は、更新データと旧データとの差分データをCD−Rド
ライブ43に転送する。このとき、差分データのブロッ
ク番号メモリ44は、判別回路42からの不一致判定信
号(例えば論理レベル“1”の信号)に応じて、演算転
送する差分データのブロック番号を記憶する。この差分
データのブロック番号は、必要に応じてバスインターフ
ェース22を介して、システム1のCPU11により読
出される。CPU11は、差分データのブロック番号を
CD−Rドライブ43の記憶データを管理するための管
理情報として登録し、更新データのリードアクセスす時
に使用する。
【0040】具体的には、通常ではCD−Rドライブ4
3では、ブロック単位の旧データが更新データに更新さ
れる。差分データのブロック番号とは、この旧データの
ブロック番号(即ち、更新データのブロック番号とな
る)である。CPU11は、更新データをリードアクセ
スする場合に、登録した差分データのブロック番号を出
力する。CD−Rドライブ43では、前記のように、ブ
ロック番号に対応する差分データと旧データとが読出さ
れて、EXOR演算処理が実行される。このEXOR演
算結果が更新データに相当することになり、CPU11
に転送されることになる。
3では、ブロック単位の旧データが更新データに更新さ
れる。差分データのブロック番号とは、この旧データの
ブロック番号(即ち、更新データのブロック番号とな
る)である。CPU11は、更新データをリードアクセ
スする場合に、登録した差分データのブロック番号を出
力する。CD−Rドライブ43では、前記のように、ブ
ロック番号に対応する差分データと旧データとが読出さ
れて、EXOR演算処理が実行される。このEXOR演
算結果が更新データに相当することになり、CPU11
に転送されることになる。
【0041】以上のように本実施形態によれば、論理演
算回路24としてEXOR演算回路41を使用し、さら
に判別回路42と差分データのブロック番号メモリ44
とを設けることにより、更新データに対応する差分デー
タ生成処理と、この差分データの転送(演算転送)とを
ほぼ同時に行なうことができる。従って、更新データの
差分データを生成して、この差分データをCD−Rドラ
イブ43に転送する従来方式に対して、本実施形態であ
れば結果的にデータ更新処理を効率的に行なうことがで
きる。これにより、本実施形態のデータ転送制御装置を
適用すれば、CD−Rドライブなどの追記型記憶デバイ
スのデータ更新処理の効率化を実現できるため、結果的
に追記型記憶デバイスの性能の向上化を図ることができ
る。なお、判別回路42と差分データのブロック番号メ
モリ44を利用する以外の構成と動作は、基本的に前述
の第1の実施形態の場合と同様である。 (第4の実施形態)図15は第4の実施形態に関係する
図である。第4の実施形態は、HDDなどの記憶デバイ
スにデータを転送するときに、暗号化またはデータ圧縮
化の一方のデータ加工処理、あるいは両方の処理を実行
する場合を想定する。図15は本実施形態に関係する構
成要素のみを示すものであり、これ以外の構成要素につ
いては前述の第1の実施形態の場合と同様である(図1
を参照)。
算回路24としてEXOR演算回路41を使用し、さら
に判別回路42と差分データのブロック番号メモリ44
とを設けることにより、更新データに対応する差分デー
タ生成処理と、この差分データの転送(演算転送)とを
ほぼ同時に行なうことができる。従って、更新データの
差分データを生成して、この差分データをCD−Rドラ
イブ43に転送する従来方式に対して、本実施形態であ
れば結果的にデータ更新処理を効率的に行なうことがで
きる。これにより、本実施形態のデータ転送制御装置を
適用すれば、CD−Rドライブなどの追記型記憶デバイ
スのデータ更新処理の効率化を実現できるため、結果的
に追記型記憶デバイスの性能の向上化を図ることができ
る。なお、判別回路42と差分データのブロック番号メ
モリ44を利用する以外の構成と動作は、基本的に前述
の第1の実施形態の場合と同様である。 (第4の実施形態)図15は第4の実施形態に関係する
図である。第4の実施形態は、HDDなどの記憶デバイ
スにデータを転送するときに、暗号化またはデータ圧縮
化の一方のデータ加工処理、あるいは両方の処理を実行
する場合を想定する。図15は本実施形態に関係する構
成要素のみを示すものであり、これ以外の構成要素につ
いては前述の第1の実施形態の場合と同様である(図1
を参照)。
【0042】即ち、本実施形態のデータ転送制御装置
は、図15に示すように、加工処理回路50と、出力デ
ータ制御部51と、処理順序メモリ52と、第1から第
3のセレクタ53〜55と、第1,第2のデータバッフ
ァ56,57と、比較回路58とを有する。
は、図15に示すように、加工処理回路50と、出力デ
ータ制御部51と、処理順序メモリ52と、第1から第
3のセレクタ53〜55と、第1,第2のデータバッフ
ァ56,57と、比較回路58とを有する。
【0043】加工処理回路50は、暗号化処理とデータ
圧縮処理を選択的に実行する機能を有する。出力データ
制御部51は、後述するように、加工処理回路50の制
御、暗号化処理とデータ圧縮処理の順序制御、およびバ
スインターフェース22により転送されるデータの選択
制御を実行する。処理順序メモリ52は、後述するよう
に、転送されるデータの加工処理の順序とブロック番号
を格納するための記憶部である。比較回路58は、加工
処理された各データのデータサイズを比較するためのコ
ンパレータである。
圧縮処理を選択的に実行する機能を有する。出力データ
制御部51は、後述するように、加工処理回路50の制
御、暗号化処理とデータ圧縮処理の順序制御、およびバ
スインターフェース22により転送されるデータの選択
制御を実行する。処理順序メモリ52は、後述するよう
に、転送されるデータの加工処理の順序とブロック番号
を格納するための記憶部である。比較回路58は、加工
処理された各データのデータサイズを比較するためのコ
ンパレータである。
【0044】まず、加工処理を実行しないデータ転送
(通常転送または演算転送)では、転送対象のソースデ
ータはセレクタ25により選択されて、第2のセレクタ
54により第1のデータバッファ56に格納される。さ
らに、第1のセレクタ53により、第1のデータバッフ
ァ56に格納されたソースデータがバスインターフェー
ス22により外部バス30に転送されることになる。
(通常転送または演算転送)では、転送対象のソースデ
ータはセレクタ25により選択されて、第2のセレクタ
54により第1のデータバッファ56に格納される。さ
らに、第1のセレクタ53により、第1のデータバッフ
ァ56に格納されたソースデータがバスインターフェー
ス22により外部バス30に転送されることになる。
【0045】次に、ソースデータに対して暗号化処理ま
たはデータ圧縮処理の一方を実行する場合には、第3の
セレクタ55によりセレクタ25からのソースデータが
加工処理回路50に入力される。第2のセレクタ54
は、加工処理回路50で暗号化処理またはデータ圧縮処
理されたソースデータを第1のデータバッファ56に格
納する。この後は、前記と同様に、暗号化処理またはデ
ータ圧縮処理されたソースデータはバスインターフェー
ス22により外部バス30に転送されることになる。
たはデータ圧縮処理の一方を実行する場合には、第3の
セレクタ55によりセレクタ25からのソースデータが
加工処理回路50に入力される。第2のセレクタ54
は、加工処理回路50で暗号化処理またはデータ圧縮処
理されたソースデータを第1のデータバッファ56に格
納する。この後は、前記と同様に、暗号化処理またはデ
ータ圧縮処理されたソースデータはバスインターフェー
ス22により外部バス30に転送されることになる。
【0046】さらに、ソースデータに対して暗号化処理
とデータ圧縮処理の両方を実行する場合には、例えば最
初に加工処理回路50で暗号化処理されたデータを第2
のデータバッファ57に格納する。そして、第3のセレ
クタ55により、第2のデータバッファ57に格納され
た暗号化データを加工処理回路50に入力して、データ
圧縮処理される。この両方の処理がなされたデータを、
そのまま転送する場合には、前記と同様に、第1のデー
タバッファ56と第1のセレクタ53とを介してバスイ
ンターフェース22により外部バス30に転送されるこ
とになる。
とデータ圧縮処理の両方を実行する場合には、例えば最
初に加工処理回路50で暗号化処理されたデータを第2
のデータバッファ57に格納する。そして、第3のセレ
クタ55により、第2のデータバッファ57に格納され
た暗号化データを加工処理回路50に入力して、データ
圧縮処理される。この両方の処理がなされたデータを、
そのまま転送する場合には、前記と同様に、第1のデー
タバッファ56と第1のセレクタ53とを介してバスイ
ンターフェース22により外部バス30に転送されるこ
とになる。
【0047】ここで、ソースデータに対して暗号化処理
とデータ圧縮処理の順序を制御し、いずれの順序で処理
されたソースデータの一方を転送する制御動作は以下の
通りである。即ち、加工処理回路50と第2のデータバ
ッファ57とにより、暗号化処理とデータ圧縮処理の順
序で加工処理したソースデータ(第1データD1とす
る)を第1のデータバッファ56に格納する。次に、同
一のソースデータに対して加工処理回路50と第2のデ
ータバッファ57とにより、データ圧縮処理と暗号化処
理の順序で加工処理したソースデータ(第2データD2
とする)を比較回路58の一方に入力させる。
とデータ圧縮処理の順序を制御し、いずれの順序で処理
されたソースデータの一方を転送する制御動作は以下の
通りである。即ち、加工処理回路50と第2のデータバ
ッファ57とにより、暗号化処理とデータ圧縮処理の順
序で加工処理したソースデータ(第1データD1とす
る)を第1のデータバッファ56に格納する。次に、同
一のソースデータに対して加工処理回路50と第2のデ
ータバッファ57とにより、データ圧縮処理と暗号化処
理の順序で加工処理したソースデータ(第2データD2
とする)を比較回路58の一方に入力させる。
【0048】比較回路58は、第1データD1と第2デ
ータD2の各データサイズを比較して、サイズの小さい
方のデータを出力データ制御部51に通知する。出力デ
ータ制御部51は第1のセレクタ53を制御して、デー
タサイズの小さい方のデータD1またはD2をバスイン
ターフェース22により転送させる。このとき、出力デ
ータ制御部51は、転送するデータとして選択したソー
スデータに対する暗号化処理とデータ圧縮処理の順序を
示す情報、およびそのソースデータのアドレスを管理す
るためのブロック番号を処理順序メモリ52に格納す
る。システム1のCPU11は、バスインターフェース
22を介して処理順序メモリ52をアクセスすることに
より、バスインターフェース22により転送されて例え
ばHDD8に格納されたデータの暗号化処理とデータ圧
縮処理の順序とブロック番号を管理情報として登録す
る。
ータD2の各データサイズを比較して、サイズの小さい
方のデータを出力データ制御部51に通知する。出力デ
ータ制御部51は第1のセレクタ53を制御して、デー
タサイズの小さい方のデータD1またはD2をバスイン
ターフェース22により転送させる。このとき、出力デ
ータ制御部51は、転送するデータとして選択したソー
スデータに対する暗号化処理とデータ圧縮処理の順序を
示す情報、およびそのソースデータのアドレスを管理す
るためのブロック番号を処理順序メモリ52に格納す
る。システム1のCPU11は、バスインターフェース
22を介して処理順序メモリ52をアクセスすることに
より、バスインターフェース22により転送されて例え
ばHDD8に格納されたデータの暗号化処理とデータ圧
縮処理の順序とブロック番号を管理情報として登録す
る。
【0049】以上のように本実施形態によれば、外部バ
ス30を介してHDDなどの記憶デバイスに格納するた
めのソースデータを転送する場合に、加工処理回路50
により暗号化処理またはデータ圧縮処理の一方のデータ
加工処理、あるいは両方の処理を実行する否かを任意に
選択することができる。これにより、例えばデータ圧縮
処理したソースデータを記憶デバイスに格納すれば、記
憶デバイスの記憶容量の節約を図ることができる。さら
に、両方の処理を行なう場合に、暗号化処理とデータ圧
縮処理の順序により、データサイズが異なることがあ
る。このような場合に、比較回路58を使用してデータ
サイズの小さい方を選択して、記憶デバイスに格納でき
る。従って、記憶デバイスの記憶容量を最大限に節約し
て、有効利用を図ることができる。ここで、処理順序メ
モリ52にデータの暗号化処理とデータ圧縮処理の順序
を示す情報を格納することにより、暗号化処理とデータ
圧縮処理の両方の処理をしたデータを再生する場合に、
その順序を示す情報に基づいて復号化処理とデータ伸長
処理の順序を決定することができる。
ス30を介してHDDなどの記憶デバイスに格納するた
めのソースデータを転送する場合に、加工処理回路50
により暗号化処理またはデータ圧縮処理の一方のデータ
加工処理、あるいは両方の処理を実行する否かを任意に
選択することができる。これにより、例えばデータ圧縮
処理したソースデータを記憶デバイスに格納すれば、記
憶デバイスの記憶容量の節約を図ることができる。さら
に、両方の処理を行なう場合に、暗号化処理とデータ圧
縮処理の順序により、データサイズが異なることがあ
る。このような場合に、比較回路58を使用してデータ
サイズの小さい方を選択して、記憶デバイスに格納でき
る。従って、記憶デバイスの記憶容量を最大限に節約し
て、有効利用を図ることができる。ここで、処理順序メ
モリ52にデータの暗号化処理とデータ圧縮処理の順序
を示す情報を格納することにより、暗号化処理とデータ
圧縮処理の両方の処理をしたデータを再生する場合に、
その順序を示す情報に基づいて復号化処理とデータ伸長
処理の順序を決定することができる。
【0050】なお、加工処理回路50が、暗号化処理と
データ圧縮処理だけでなく、復号化処理とデータ伸長処
理の両機能を備えている場合でも、本実施形態の作用効
果は前記と同様である。
データ圧縮処理だけでなく、復号化処理とデータ伸長処
理の両機能を備えている場合でも、本実施形態の作用効
果は前記と同様である。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、通
常転送と演算転送の各転送機能を有するデータ転送制御
装置において、回路構成の大規模化と複雑化を招くこと
なく、通常転送と演算転送を効率的に実行できるデータ
転送制御装置を提供することができる。また、通常転送
時または演算転送時に稼働しないデータ転送制御部やデ
ータバッファなどを最小限にできるようにして、データ
転送制御装置全体の稼働率を向上させることができる。
このようなデータ転送制御装置をコンピュータシステム
に適用することにより、各種の演算転送、追記型記憶デ
バイスのデータ更新処理、データ圧縮化などのデータ加
工処理後の転送などの処理を効率的に実行できるため、
結果的に特に周辺デバイスの制御に要する性能を向上さ
せることができる。
常転送と演算転送の各転送機能を有するデータ転送制御
装置において、回路構成の大規模化と複雑化を招くこと
なく、通常転送と演算転送を効率的に実行できるデータ
転送制御装置を提供することができる。また、通常転送
時または演算転送時に稼働しないデータ転送制御部やデ
ータバッファなどを最小限にできるようにして、データ
転送制御装置全体の稼働率を向上させることができる。
このようなデータ転送制御装置をコンピュータシステム
に適用することにより、各種の演算転送、追記型記憶デ
バイスのデータ更新処理、データ圧縮化などのデータ加
工処理後の転送などの処理を効率的に実行できるため、
結果的に特に周辺デバイスの制御に要する性能を向上さ
せることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に関係するデータ転送
制御装置の要部を示すブロック図。
制御装置の要部を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態に関係するコンピュータシステ
ムの要部を示すブロック図。
ムの要部を示すブロック図。
【図3】第1の実施形態に関係するフラグ制御部の構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図4】第1の実施形態に関係するフラグ制御部の動作
を説明するための概念図。
を説明するための概念図。
【図5】第1の実施形態に関係するフラグ制御部の動作
を説明するための概念図。
を説明するための概念図。
【図6】第1の実施形態の動作を説明するためのタイミ
ングチャート。
ングチャート。
【図7】第1の実施形態の動作を説明するためのタイミ
ングチャート。
ングチャート。
【図8】第1の実施形態の動作を説明するためのフロー
チャート。
チャート。
【図9】第1の実施形態の動作を説明するためのフロー
チャート。
チャート。
【図10】第2の実施形態に関係するRAIDの構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図11】第2の実施形態に関係するデータ転送制御装
置の要部を示すブロック図。
置の要部を示すブロック図。
【図12】第2の実施形態に関係するFIFOバッファ
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図13】第3の実施形態に関係するCD−Rドライブ
の周辺構成を示すブロック図。
の周辺構成を示すブロック図。
【図14】第3の実施形態に関係するデータ転送制御装
置の要部を示すブロック図。
置の要部を示すブロック図。
【図15】第4の実施形態に関係するデータ転送制御装
置の要部を示すブロック図。
置の要部を示すブロック図。
1…コンピュータシステム 2…拡張ボード 3…DMAコントローラ 4A,4B4…インターフェース 5…CPU(入出力コントローラ) 6…メモリ 7…PCIバス 8…HDD 9…光ディスク装置 10…内部バス 11…CPU(システム) 12…メモリ 20…データ転送制御部 20A〜20C…データ転送制御部 21…アービタ(バス調停回路) 22…バスインターフェース 23A〜23C…データバッファ 24…論理演算回路 25…セレクタ 26…フラグ制御部
Claims (14)
- 【請求項1】 複数チャネルのデータ転送を並行に処理
する機能を備えたデータ転送制御装置であって、 各チャネル毎に入出力データの転送制御を行なうための
転送制御手段と、 前記各チャネル毎の入出力データを格納するためのバッ
ファ手段と、 前記転送制御手段の制御に応じて外部装置に対して前記
各チャネル毎の出力データを転送し、また前記外部装置
からの前記各チャネル毎の入力データを転送するデータ
転送手段と、 前記バッファ手段に格納された各入力データに対する所
定の論理演算処理を実行するための演算処理手段と、 前記データ転送手段による前記入出力データの通常転送
と前記演算処理手段による演算結果を出力データとして
前記外部装置に転送する演算転送とを切替える切替え手
段とを具備したことを特徴とするデータ転送制御装置。 - 【請求項2】 複数チャネルのデータ転送を並行に処理
する機能を備えたデータ転送制御装置であって、 各チャネル毎に外部装置に対するライトアクセスまたは
外部装置からのリードアクセスを要求し、前記ライトア
クセスおよび前記リードアクセスに対応するフラグ情報
に基づいて前記ライトアクセスまたは前記リードアクセ
スに応じた入出力データの転送制御を実行するための転
送制御手段と、 前記転送制御手段から各チャネル毎に要求された前記ラ
イトアクセスに応じて外部装置に対して出力データを転
送し、また各チャネル毎に要求された前記リードアクセ
スに応じて前記外部装置からの入力データを転送するデ
ータ転送手段と、 前記データ転送手段により転送される前記出力データま
たは前記入力データを各チャネル毎に格納するバッファ
手段と、 前記バッファ手段に格納された各入力データに対する所
定の論理演算処理を実行するための演算処理手段と、 前記転送制御手段の転送制御に応じた前記入出力データ
の通常転送と、前記フラグ情報を制御して前記演算処理
手段による演算結果を出力データとして前記外部装置に
転送する演算転送とを切替える切替え手段とを具備した
ことを特徴とするデータ転送制御装置。 - 【請求項3】 各チャネル毎の前記転送制御手段は、前
記ライトアクセスおよび前記リードアクセスに応じた入
出力データの転送状態を示すフラグ情報を入出力する手
段を有し、 前記切替え手段は前記通常転送と前記演算転送との切替
え信号に応じて前記各転送制御手段に対する前記フラグ
情報の入出力を制御する手段を有し、 前記切替え手段による演算転送時に、所定のチャネルに
対応する前記転送制御手段により前記演算処理手段によ
る演算結果を出力データとして選択して前記外部装置に
転送する手段を有することを特徴とする請求項2記載の
データ転送制御装置。 - 【請求項4】 前記演算処理手段は前記各チャネル毎の
データを使用したパリティ演算や、排他的論理和演算な
どの多入力項論理演算処理を実行する回路であることを
特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいずれか記
載のデータ転送制御装置。 - 【請求項5】 複数チャネルのデータ転送を並行に処理
し、各チャネル毎の通常転送と多入力項論理演算処理の
演算結果を転送する演算転送とを切替える切替え手段を
備えたデータ転送制御装置に適用するデータ転送制御方
法であって、 各チャネル毎に外部装置に対するライトアクセスまたは
外部装置からのリードアクセスを要求する処理と、 各チャネル毎に要求された前記ライトアクセスに応じて
外部装置に対して出力データを転送し、または各チャネ
ル毎に要求された前記リードアクセスに応じて前記外部
装置からの入力データを転送する処理と、 前記各チャネル毎の入力データをバッファ手段に格納す
る処理と、 前記切替え手段により通常転送から演算転送に切替えら
れたときに、前記バッファ手段により格納された各入力
データを使用した前記多入力項論理演算処理を実行する
処理と、 前記多入力項論理演算処理の演算結果を所定のチャネル
に対応する出力データとして前記外部装置に転送する処
理とからなることを特徴とするデータ転送制御方法。 - 【請求項6】 前記各チャネル毎の入出力データを格納
するためのバッファ手段としてFIFO機能を有する複
数のデータ保持手段を有し、 前記各データ保持手段は前記転送制御手段の制御に応じ
て、前記データ転送手段により前記外部装置からリード
アクセスした入力データを保持するように構成されたこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載のデータ転
送制御装置。 - 【請求項7】 前記演算処理手段は前記各データ保持手
段により保持された各データを入力とする論理演算処理
を実行するように構成されたことを特徴とする請求項6
記載のデータ転送制御装置。 - 【請求項8】 複数チャネルのデータ転送を並行に処理
する機能を備えたデータ転送制御装置であって、 各チャネル毎に入出力データの転送制御を行なうための
転送制御手段と、 前記各チャネル毎の入出力データを格納するためのバッ
ファ手段と、 前記転送制御手段の制御に応じて外部装置に対して前記
各チャネル毎の出力データを転送し、また前記外部装置
からの前記各チャネル毎の入力データを転送するデータ
転送手段と、 前記バッファ手段に格納された各入力データに対する2
項入力の排他的論理和の論理演算処理を実行するための
演算処理手段と、 前記データ転送手段による前記入出力データの通常転送
と前記演算処理手段による演算結果を出力データとして
前記外部装置に転送する演算転送とを切替える切替え手
段と、 前記切替え手段による演算転送時に、前記演算処理手段
の演算結果に基づいて前記バッファ手段に格納された各
入力データの一致性を判別する判別手段とを具備したこ
とを特徴とするデータ転送制御装置。 - 【請求項9】 前記演算処理手段はブロック単位の前記
各入力データの排他的論理和の論理演算処理を実行する
手段を有して差分データを出力する手段を有し、 前記判別手段は前記演算処理手段の演算結果に基づい
て、ブロック単位の前記各入力データの不一致性を判別
し、 前記判別手段の判別結果が不一致の場合に、前記演算処
理手段により得られる差分データを前記データ転送手段
により転送するときに、前記差分データを識別するため
のブロック番号を記憶する記憶手段を有することを特徴
とする請求項8記載のデータ転送制御装置。 - 【請求項10】 前記外部装置は追記型記憶デバイスで
あり、 前記追記型記憶デバイスに対して更新データを書込むた
めのライトアクセス時に、前記演算処理手段は前記更新
データと更新対象の記憶データとの排他的論理和の論理
演算処理を実行して差分データを出力し、 前記演算処理手段の演算結果に基づいて前記判別手段の
判別結果が不一致の場合に、前記差分データを前記追記
型記憶デバイスに書込むために転送し、 前記記憶手段は前記更新データに対応するブロック番号
を前記差分データのブロック番号として記憶するように
構成されたことを特徴とする請求項9記載のデータ転送
制御装置。 - 【請求項11】 複数チャネルのデータ転送を並行に処
理する機能を備えたデータ転送制御装置であって、 各チャネル毎に入出力データの転送制御を行なうための
転送制御手段と、 前記各チャネル毎の入出力データを格納するためのバッ
ファ手段と、 前記転送制御手段の制御に応じて外部装置に対して前記
各チャネル毎の出力データを転送し、また前記外部装置
からの前記各チャネル毎の入力データを転送するデータ
転送手段と、 前記バッファ手段に格納された各入力データに対する所
定の論理演算処理を実行するための演算処理手段と、 前記データ転送手段による前記入出力データの通常転送
と前記演算処理手段による演算結果を出力データとして
前記外部装置に転送する演算転送とを切替える切替え手
段と、 前記バッファ手段に格納されたデータまたは前記演算処
理手段の演算結果に対して所定のデータ加工処理を実行
するデータ加工手段と、 前記データ転送手段により前記外部装置から転送すると
きに前記データ加工手段により加工処理されたデータま
たは加工処理前のデータを選択する選択手段とを具備し
たことを特徴とするデータ転送制御装置。 - 【請求項12】 前記データ加工手段はデータ圧縮/伸
長処理または暗号化/復号化処理を実行する手段であ
り、 前記データ加工手段により加工処理されたデータを保持
するデータ保持手段を有し、 前記データ保持手段に保持された加工処理後のデータと
前記バッファ手段に格納されたデータとを選択して前記
データ加工手段に入力する選択手段を備えていることを
特徴とする請求項11記載のデータ転送制御装置。 - 【請求項13】 前記データ加工手段は暗号化処理とデ
ータ圧縮処理を実行する手段を有し、 前記データ加工手段により暗号化処理とデータ圧縮処理
の順で加工処理された第1のデータおよび前記データ加
工手段によりデータ圧縮処理と暗号化処理の順で加工処
理された第2のデータの各データサイズを比較する比較
手段を有し、 前記比較手段の比較結果に基づいて前記第1のデータま
たは第2のデータの一方を出力データとして転送する手
段を有することを特徴とする請求項11記載のデータ転
送制御装置。 - 【請求項14】 前記出力データとして転送する前記第
1のデータまたは第2のデータをブロック単位に分割し
たときに、前記データ加工手段により加工処理したブロ
ック番号とその加工処理における前記データ圧縮処理と
暗号化処理の順序を示す情報を保持する処理順序記憶手
段を有することを特徴とする請求項13記載のデータ転
送制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34404396A JPH10187593A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | データ転送制御装置及び同装置に適用するデータ転送制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34404396A JPH10187593A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | データ転送制御装置及び同装置に適用するデータ転送制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10187593A true JPH10187593A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18366225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34404396A Pending JPH10187593A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | データ転送制御装置及び同装置に適用するデータ転送制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10187593A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005327078A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レジスタ設定方法及びレジスタ設定装置 |
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JP2012194693A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Ricoh Co Ltd | インターフェース回路および画像形成装置 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP34404396A patent/JPH10187593A/ja active Pending
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