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JPH10167139A - 自動二輪車用シート装置およびその製造方法 - Google Patents

自動二輪車用シート装置およびその製造方法

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Publication number
JPH10167139A
JPH10167139A JP33404596A JP33404596A JPH10167139A JP H10167139 A JPH10167139 A JP H10167139A JP 33404596 A JP33404596 A JP 33404596A JP 33404596 A JP33404596 A JP 33404596A JP H10167139 A JPH10167139 A JP H10167139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
seat
cushion material
seat device
surface skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33404596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayo Yamamoto
隆世 山本
Kuniyuki Nagayama
訓之 長山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP33404596A priority Critical patent/JPH10167139A/ja
Publication of JPH10167139A publication Critical patent/JPH10167139A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熟練を要せずに外観の良いシートが得られる自
動二輪車用シート装置およびその製造方法を提供するに
ある。 【解決手段】表皮2と、クッション材3と、シートボト
ム4とから構成されるシート装置1において、シート状
の表皮2を真空成形機11の型12,14でその外形を
成形すると共に、表皮2の外形成形時に型12,14内
でクッション材3を成形したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車用シート
装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のシート装置1は、図5およ
び図6に示すように、表皮2と、クッション材3と、シ
ートボトム4(基部)とをそれぞれ別体に成形し、表皮
2とシートボトム4との間にクッション材3を挟んで表
皮2の外縁をシートボトム4の裏側に例えばステープル
5で固定していた。
【0003】また、例えば特開昭53−38460号公
報に示すように、表皮を袋状にし、その内部にクッショ
ン材とシートボトムとを備えたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表皮2
をクッション材3上に張る時、表皮2をその外縁方向に
引っ張るため、表皮2、クッション材3およびシートボ
トム4の形状が完全に同一ではないとクッション材3が
ずれやすい。
【0005】また、図6に示すように、シートボトム4
には補強用のビード6(凹凸)やゴムクッション7取付
用の突起8等が形成されており、クッション材3とシー
トボトム4との間に空間ができ、クッション性が劣って
しまう。
【0006】さらに、シート下部のラインを揃えるため
にクッション材3の外縁部とシートボトム4外縁部の玉
ぶち9との間に隙間を設ける必要があるが、この隙間の
ためにシート上の表皮2の断面形状が完全な曲線となら
ず、隙間付近に直線部10が形成されていまい、好まし
くない。
【0007】さらにまた、図7に示すように、クッショ
ン材3の上面に凹部が形成されていると表皮2を引っ張
た際に表皮2が浮いてしまい、必要な外形が得られな
い。
【0008】そして、表皮2とクッション材3とが別体
であるため、シートに荷重がかかった場合、表皮2がク
ッション材3上を滑り、ステープル5に大きな剪断力が
かかってしまう。
【0009】そしてまた、成形用の型が表皮用、クッシ
ョン材3用およびシートボトム4用と、三種類必要にな
り、コストアップの要因になる。
【0010】さらに、表皮2を貼る作業には熟練を要す
るため、これもまたコストアップの要因になる。
【0011】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、熟練を要せずに外観の良いシートが得られる自
動二輪車用シート装置の製造方法を提供することを目的
とする。
【0012】この発明の他の目的は、成形用の型数を削
減可能な自動二輪車用シート装置の製造方法を提供する
にある。
【0013】この発明のさらに他の目的は、形状の自由
度が増し、外観の良い自動二輪車用シート装置を提供す
るにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
用シート装置およびその製造方法は、上述した課題を解
決するために、請求項1に記載したように、表皮と、ク
ッション材と、シートボトムとから構成されるシート装
置において、シート状の上記表皮を真空成形機の型でそ
の外形を成形すると共に、上記表皮の外形成形時に上記
型内で上記クッション材を成形したものである。
【0015】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記表皮の外形および上記ク
ッション材の成形時に上記シートボトムをインサートし
たものである。
【0016】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、表皮と、クッション材と、
シートボトムとから構成されるシート装置において、シ
ート状の上記表皮の内側面に補強用の織布を一体的に裏
打ちしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】自動二輪車のシート装置は、図5に示す従
来例のごとく、表皮2と、クッション材3と、シートボ
トム4(基部)とから構成される。そこで、従来例と共
通する構成要件については同一の符号を付す。
【0019】シート装置1は図1に示すような真空成形
機11を用いて形成される。また、図2は、この真空成
形機11の縦断面図であり、図においては下型12が真
空成形部である。下型12にはシート状の例えば塩化ビ
ニールレザー製の表皮2がその表面が下型12面に接す
る用に配置され、図示しないコンプレッサ等によって表
皮2と下型12面との間を真空にすることにより表皮2
が下型12に密着し、その外形が成形される。
【0020】一方、上型13には例えば硬質ウレタン樹
脂等からなり、予め成形されていたシートボトム4が取
り付けられ、上型13を下型12に合わせることにより
シートボトム4と表皮2との間に空間を形成する(この
状態をシートボトム4のインサート状態という)。
【0021】そして、この空間に外部から発泡性ウレタ
ン等のクッション材3の素材を注型し、外部から加熱し
て発泡させることによりクッション材3が成形され、シ
ート装置1が一体的に形成される。形成されたシート装
置1は型から取り外され、図3に示すように、表皮2の
外縁をシートボトム4の裏側に例えばステープル5で固
定することによりシート装置1が完成する。
【0022】シートボトム4を表皮2の型にインサート
した状態でクッション材3を注型することにより、表皮
2、クッション材3およびシートボトム4の形状が完全
に同一となり、クッション材3がずれ難くなる。また、
シートボトム4に形成されている補強用のビード6(凹
凸)やゴムクッション7取付用の突起8等の内部にもク
ッション材3が行き渡り、クッション材3とシートボト
ム4との間に空間がなくなるのでクッション性が向上す
る。
【0023】さらに、クッション材3の外縁部とシート
ボトム4外縁部の玉ぶち9との間に隙間を設けなくても
シート上の表皮2の断面形状が完全な曲線となり、外観
が向上する。
【0024】ところで、図4に示すように、表皮2の内
側面には補強用の織布14が一体的に裏打ちされる。こ
の織布14は、縦横の伸縮を許容する例えばメリヤス織
りのナイロン繊維である。
【0025】表皮2の内側面に織布14を一体的に裏打
ちすることにより、クッション材3注型時にこのクッシ
ョン材3が繊維内に入り込み、発泡時に繊維に喰付くた
め、表皮2とクッション材3とが一体となり、皺ができ
にくくなると共に、シートに荷重がかかっても表皮2が
クッション材3上を滑ることがなくなり、ステープル5
に大きな剪断力がかかりことがない。
【0026】また、シート装置1の上面に凹部が形成さ
れていても表皮2が浮いてしまうことがなく、必要な形
状が得られる。
【0027】さらに、真空成形機11によって表皮2の
外形を成形した中にクッション材3を注型するので、表
皮2を貼る力が均一となり、表皮2のステープル5止め
に熟練を要しない。
【0028】さらにまた、表皮2の真空成形型をクッシ
ョン材3の型として用いるため、従来三つ必要であった
成形用の型が二つで済み、コストの削減ができる。
【0029】そして、クッション材3加熱時の余熱で表
皮2は変形しやすくなっており、クッション材3の最終
形状に倣いやすい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車用シート装置およびその製造方法によれば、表皮
と、クッション材と、シートボトムとから構成されるシ
ート装置において、シート状の上記表皮を真空成形機の
型でその外形を成形すると共に、上記表皮の外形成形時
に上記型内で上記クッション材を成形したため、シート
装置の形成に特に熟練を必要とせず、容易に外観やクッ
ション性の良いシートが得られると共に、成形用の型数
も削減できる。
【0031】また、上記表皮の外形および上記クッショ
ン材の成形時に上記シートボトムをインサートしたた
め、シート装置の形成がさらに容易になると共に、クッ
ション材がずれ難くなってシート装置の良好な外観を保
持できる。
【0032】さらに、表皮と、クッション材と、シート
ボトムとから構成されるシート装置において、シート状
の上記表皮の内側面に補強用の織布を一体的に裏打ちし
たため、クッション材が織布の繊維内に入り込み、表皮
とクッション材とが一体となって形状の自由度が増し、
外観の良い自動二輪車用シート装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車用シート装置およびそ
の製造方法の一実施形態を示す真空成形機の斜視図。
【図2】図1に示す真空成形機の縦断面図。
【図3】シート装置の断面図。
【図4】図3に示すIV部分の拡大図。
【図5】従来のシート装置の製造方法を示す組み立て
図。
【図6】図5のVI−VI線に沿うシート装置の断面
図。
【図7】図6のVII −VII 線に沿うシート装置の断面
図。
【符号の説明】
1 シート装置 2 表皮 3 クッション材 4 シートボトム 11 真空成形機 12 下型 13 上型 14 織布

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮と、クッション材と、シートボトム
    とから構成されるシート装置において、シート状の上記
    表皮2を真空成形機11の型12,14でその外形を成
    形すると共に、上記表皮2の外形成形時に上記型12,
    14内で上記クッション材3を成形したことを特徴とす
    る自動二輪車用シート装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記表皮2の外形および上記クッション
    材3の成形時に上記シートボトム4をインサートした請
    求項1記載の自動二輪車用シート装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 表皮と、クッション材と、シートボトム
    とから構成されるシート装置において、シート状の上記
    表皮2の内側面に補強用の織布14を一体的に裏打ちし
    たことを特徴とする自動二輪車用シート装置。
JP33404596A 1996-12-13 1996-12-13 自動二輪車用シート装置およびその製造方法 Pending JPH10167139A (ja)

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Cited By (8)

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