JPH10150333A - 電圧変換回路及び差動差分増幅器 - Google Patents
電圧変換回路及び差動差分増幅器Info
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- JPH10150333A JPH10150333A JP8306900A JP30690096A JPH10150333A JP H10150333 A JPH10150333 A JP H10150333A JP 8306900 A JP8306900 A JP 8306900A JP 30690096 A JP30690096 A JP 30690096A JP H10150333 A JPH10150333 A JP H10150333A
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/45—Differential amplifiers
- H03F3/45071—Differential amplifiers with semiconductor devices only
- H03F3/45076—Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F1/00—Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
- H03F1/32—Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
- H03F1/3211—Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion in differential amplifiers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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- H03F2200/00—Indexing scheme relating to amplifiers
- H03F2200/261—Amplifier which being suitable for instrumentation applications
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のDDAは、差動入力電圧の振幅が大き
くなるにつれて、入力電圧と出力電流との間の線形性が
劣化していた。 【解決手段】 2対の差動入力電圧である第1の差動入
力電圧A1及びA2と第2の差動入力電圧B1及びB2
のうち、第1、第2の差動入力電圧の正側の入力電圧の
差であるA1−B1に対応した電流から、同様に第1、
第2の差動入力電圧の負側の入力電圧の差であるA2−
B2に対応した電流を減算して差動増幅を行うことで、
線形性が向上する。
くなるにつれて、入力電圧と出力電流との間の線形性が
劣化していた。 【解決手段】 2対の差動入力電圧である第1の差動入
力電圧A1及びA2と第2の差動入力電圧B1及びB2
のうち、第1、第2の差動入力電圧の正側の入力電圧の
差であるA1−B1に対応した電流から、同様に第1、
第2の差動入力電圧の負側の入力電圧の差であるA2−
B2に対応した電流を減算して差動増幅を行うことで、
線形性が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧変換回路及び
電圧変換回路を含んだ差動差分増幅器(DDA(Differ
ential Difference Amplifier))に関し、特にCMOS
回路によって構成されたCMOS集積回路に好適なもの
に関する。
電圧変換回路を含んだ差動差分増幅器(DDA(Differ
ential Difference Amplifier))に関し、特にCMOS
回路によって構成されたCMOS集積回路に好適なもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】DDAは、2つの差動入力電圧の差に比
例した電圧を出力する増幅器であり、従来のDDAは図
20に示されるような構成を有していた。
例した電圧を出力する増幅器であり、従来のDDAは図
20に示されるような構成を有していた。
【0003】この回路の動作原理について以下に説明す
る。入力端子A1−A2間に入力電圧ΔVA(=VA1
−VA2)が入力され、その差動入力電圧に比例した出
力電圧ΔVOUT(=(1+2R1/R2)ΔVA)が
出力端子OUT1−OUT2間に発生する。ただし、R
31=R32=R33=R34とする。しかし、この回
路には入力電圧範囲が狭く、また4個の抵抗(R31,
R32,R33,R34)の抵抗値にバラツキがある場
合、出力電圧の中心値が入力電圧の中心値の変動に伴っ
て変動するという問題があった。
る。入力端子A1−A2間に入力電圧ΔVA(=VA1
−VA2)が入力され、その差動入力電圧に比例した出
力電圧ΔVOUT(=(1+2R1/R2)ΔVA)が
出力端子OUT1−OUT2間に発生する。ただし、R
31=R32=R33=R34とする。しかし、この回
路には入力電圧範囲が狭く、また4個の抵抗(R31,
R32,R33,R34)の抵抗値にバラツキがある場
合、出力電圧の中心値が入力電圧の中心値の変動に伴っ
て変動するという問題があった。
【0004】第1の問題は、入力電圧の中心値が変動範
囲が制限されることである。R1/R2が100以上あ
る場合、接点N3−N4間の電圧は入力電圧の200倍
以上になる。接点N3,N4は入力電圧の中心値が変動
すればそれに従って変動するので、接点N3,N4の電
圧範囲は入力電圧の中心値の変動範囲(ΔVAcen)
と、入力信号の振幅の最大値ΔVA(max)に増幅率
を掛けた電圧とを加えたものとなる。すなわち、
囲が制限されることである。R1/R2が100以上あ
る場合、接点N3−N4間の電圧は入力電圧の200倍
以上になる。接点N3,N4は入力電圧の中心値が変動
すればそれに従って変動するので、接点N3,N4の電
圧範囲は入力電圧の中心値の変動範囲(ΔVAcen)
と、入力信号の振幅の最大値ΔVA(max)に増幅率
を掛けた電圧とを加えたものとなる。すなわち、
【0005】
【数1】 となり、入力電圧の中心値の変動範囲が制限される。
【0006】第2の問題は、出力電圧ΔVOUTが入力
電圧の中心値により変動することである。差動アンプX
3が正しく動作するためには、R31=R33,R32
=R34であるべきであるが、R31,R32,R3
3,R34にバラツキがある場合、 ΔVOUT=KΔVIN+L(V4−VOUT2) (3) となる。ここで、
電圧の中心値により変動することである。差動アンプX
3が正しく動作するためには、R31=R33,R32
=R34であるべきであるが、R31,R32,R3
3,R34にバラツキがある場合、 ΔVOUT=KΔVIN+L(V4−VOUT2) (3) となる。ここで、
【0007】
【数2】 とする。
【0008】(3)式から、入力振幅が0であっても出
力電圧の振幅は入力電圧に伴って変動することが分か
る。
力電圧の振幅は入力電圧に伴って変動することが分か
る。
【0009】これらの問題を解決するためには、出力電
圧を分圧して直接入力電圧と比較することが必要であ
る。これを実現するためにDDAを計測器用のインスツ
ルメンテーションアンプとして使うことが考えられる。
DDAは、図21のような記号で表され、入出力関係は
次の式で表される。 (VOUT1−VOUT2)=A{(VA1−VA2) −(VB1−VB2)} (6) ここで、AはDDAの増幅率である。
圧を分圧して直接入力電圧と比較することが必要であ
る。これを実現するためにDDAを計測器用のインスツ
ルメンテーションアンプとして使うことが考えられる。
DDAは、図21のような記号で表され、入出力関係は
次の式で表される。 (VOUT1−VOUT2)=A{(VA1−VA2) −(VB1−VB2)} (6) ここで、AはDDAの増幅率である。
【0010】DDAを使ったインスツルメンテーション
アンプの構成を図22に示す。
アンプの構成を図22に示す。
【0011】図22の例では、入力電圧ΔVAはA1−
A2端子間に入力され、R2の端子電圧はΔVAに等し
くなる様に負帰還がかかっているので、VOUT1−V
OUT2間には−(2R1/R2+1)ΔVAなる電圧
が出力される。入力電圧の中心電圧が変動しても、出力
電圧は変動しないので、入力電圧範囲は広い。また抵抗
R1,R2がばらついても、増幅率が変化するだけで、
入力電圧振幅が0のときは、出力電圧振幅も0となる。
A2端子間に入力され、R2の端子電圧はΔVAに等し
くなる様に負帰還がかかっているので、VOUT1−V
OUT2間には−(2R1/R2+1)ΔVAなる電圧
が出力される。入力電圧の中心電圧が変動しても、出力
電圧は変動しないので、入力電圧範囲は広い。また抵抗
R1,R2がばらついても、増幅率が変化するだけで、
入力電圧振幅が0のときは、出力電圧振幅も0となる。
【0012】DDAの具体的な回路構成については、以
下の文献[1]、[2]で紹介されている。しかしいず
れの回路も次に述べるような問題を含んでいる。
下の文献[1]、[2]で紹介されている。しかしいず
れの回路も次に述べるような問題を含んでいる。
【0013】[1] Eduard Sackinger, et al,“A Vers
atile Building Block- The CMOS Differential Differ
ence Amplifier”IEEE, JSSC, Vol.SC-22 No.2, April
1987.pp287-294 [2] Shu-Chuang, et al,“A Wide Range Differentia
l Difference Amplifier. A Basic Block for Analog S
ignal Processing in MOS Technology”IEEE,Trans. on
Circuits and Systems-II: Vol.40, No.5, May 1993,p
p289-301 文献[1]に開示された回路を図23に示す。2対の差
動入力電圧A1,A2を特性の揃った2対の差動トラン
ジスタ対M201及びM202とM203及びM204
で受けて電流に変換し、電流差を減算して、2対の差動
入力電圧の差を電流差に変換する。
atile Building Block- The CMOS Differential Differ
ence Amplifier”IEEE, JSSC, Vol.SC-22 No.2, April
1987.pp287-294 [2] Shu-Chuang, et al,“A Wide Range Differentia
l Difference Amplifier. A Basic Block for Analog S
ignal Processing in MOS Technology”IEEE,Trans. on
Circuits and Systems-II: Vol.40, No.5, May 1993,p
p289-301 文献[1]に開示された回路を図23に示す。2対の差
動入力電圧A1,A2を特性の揃った2対の差動トラン
ジスタ対M201及びM202とM203及びM204
で受けて電流に変換し、電流差を減算して、2対の差動
入力電圧の差を電流差に変換する。
【0014】電流差ΔIは以下の式で表される。
【0015】
【数3】 μはMOSトランジスタの移動度 Coxはゲート酸化膜の単位面積当たりの容量 W,Lはトランジスタのゲート幅とゲート長 とする。
【0016】(7)式から明らかな様に、出力電流ΔI
は差動入力電圧ΔVA,ΔVBの差に比例しない。ただ
しΔVA,ΔVBが非常に小さいときには次式が成り立
つ、
は差動入力電圧ΔVA,ΔVBの差に比例しない。ただ
しΔVA,ΔVBが非常に小さいときには次式が成り立
つ、
【0017】
【数4】 従って、差動入力電圧の振幅が小さいときには、図23
の回路はDDAとして動作するが、差動入力電圧の振幅
が大きくなるに従って、2つの差動入力電圧の差と出力
電流の間の線形性が失われ、更にゲインが小さくなるた
めDDAとして動作しなくなるという問題がある。
の回路はDDAとして動作するが、差動入力電圧の振幅
が大きくなるに従って、2つの差動入力電圧の差と出力
電流の間の線形性が失われ、更にゲインが小さくなるた
めDDAとして動作しなくなるという問題がある。
【0018】次に、文献[2]の回路を図24に示す。
差動入力電圧ΔVAに対する出力電流(ΔI=I1−I
2)は次式で与えられる。
差動入力電圧ΔVAに対する出力電流(ΔI=I1−I
2)は次式で与えられる。
【0019】
【数5】 ただし KdはM1,…,M4の電流係数、 KuはM5,…,M8の電流係数、 とする。
【0020】(9)式に示されたように、図24の回路
でも入力電圧と出力電流の関係には非線形性が残る。K
d/Kuを小さく選ぶことにより、非線形性をある程度
抑制することはできる。しかし、図24の回路には、基
板バイアス効果の影響を受けるという他の問題がある。
トランジスタのソースを基板に接続することで、基板バ
イアス効果は抑制することはできるが、設計及びプロセ
スへ制約を与えるという新たな問題が生じる。
でも入力電圧と出力電流の関係には非線形性が残る。K
d/Kuを小さく選ぶことにより、非線形性をある程度
抑制することはできる。しかし、図24の回路には、基
板バイアス効果の影響を受けるという他の問題がある。
トランジスタのソースを基板に接続することで、基板バ
イアス効果は抑制することはできるが、設計及びプロセ
スへ制約を与えるという新たな問題が生じる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
DDAには、差動入力電圧の振幅が大きくなるにつれて
2つの差動入力電圧の差と出力電流の間の線形性が失わ
れ、また基板バイアス効果の影響を受ける等の問題があ
った。
DDAには、差動入力電圧の振幅が大きくなるにつれて
2つの差動入力電圧の差と出力電流の間の線形性が失わ
れ、また基板バイアス効果の影響を受ける等の問題があ
った。
【0022】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、線形性に優れ基板バイアス効果による特性の変動が
少ない電圧変換回路及びDDAを提供することを目的と
する。
で、線形性に優れ基板バイアス効果による特性の変動が
少ない電圧変換回路及びDDAを提供することを目的と
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の差動差分増幅器
は、2対の差動入力電圧の差に対応した電圧を出力する
ものであって、差動電圧を入力され、この差動電圧の振
幅により決定される差動電圧を出力し、特性がほぼ等し
い第1及び第2の電圧変換回路であって、第1の差動入
力電圧を入力され、第1の差動出力電圧を出力する前記
第1の電圧変換回路と、第2の差動入力電圧を入力さ
れ、第2の差動出力電圧を出力する前記第2の電圧変換
回路と、差動電圧を入力され、この差動電圧の振幅に対
応する差動電流を出力し、特性がほぼ等しい第1及び第
2の電圧電流変換回路であって、前記第1の電圧変換回
路が出力した前記第1の差動出力電圧と前記第2の電圧
変換回路が出力した前記第2の差動出力電圧の正側電圧
間の電圧を入力され、第1の差動出力電流を出力する前
記第1の電圧電流変換回路と、前記第1の電圧変換回路
が出力した前記第1の差動出力電圧と前記第2の電圧変
換回路が出力した前記第2の差動出力電圧の負側電圧間
の電圧を入力され、第2の差動出力電流を出力する前記
第2の電圧電流変換回路と、差動電流を入力され、この
差動電流の差に対応する電圧を出力する電流電圧変換回
路であって、前記第1の電圧電流変換回路の正側出力端
子と、前記第2の電圧電流変換回路の負側出力端子とを
一方の入力端子に接続され、前記第1の電圧電流変換回
路の負側出力端子と、前記第2の電圧電流変換回路の正
側出力端子とを他方の入力端子に接続され、前記第1の
差動出力電流と前記第2の差動出力電流との合成出力電
流を入力されて、前記合成出力電流に対応する電圧を出
力する電流電圧変換回路とを備えることを特徴とする。
は、2対の差動入力電圧の差に対応した電圧を出力する
ものであって、差動電圧を入力され、この差動電圧の振
幅により決定される差動電圧を出力し、特性がほぼ等し
い第1及び第2の電圧変換回路であって、第1の差動入
力電圧を入力され、第1の差動出力電圧を出力する前記
第1の電圧変換回路と、第2の差動入力電圧を入力さ
れ、第2の差動出力電圧を出力する前記第2の電圧変換
回路と、差動電圧を入力され、この差動電圧の振幅に対
応する差動電流を出力し、特性がほぼ等しい第1及び第
2の電圧電流変換回路であって、前記第1の電圧変換回
路が出力した前記第1の差動出力電圧と前記第2の電圧
変換回路が出力した前記第2の差動出力電圧の正側電圧
間の電圧を入力され、第1の差動出力電流を出力する前
記第1の電圧電流変換回路と、前記第1の電圧変換回路
が出力した前記第1の差動出力電圧と前記第2の電圧変
換回路が出力した前記第2の差動出力電圧の負側電圧間
の電圧を入力され、第2の差動出力電流を出力する前記
第2の電圧電流変換回路と、差動電流を入力され、この
差動電流の差に対応する電圧を出力する電流電圧変換回
路であって、前記第1の電圧電流変換回路の正側出力端
子と、前記第2の電圧電流変換回路の負側出力端子とを
一方の入力端子に接続され、前記第1の電圧電流変換回
路の負側出力端子と、前記第2の電圧電流変換回路の正
側出力端子とを他方の入力端子に接続され、前記第1の
差動出力電流と前記第2の差動出力電流との合成出力電
流を入力されて、前記合成出力電流に対応する電圧を出
力する電流電圧変換回路とを備えることを特徴とする。
【0024】また、本発明の他の差動差分増幅器は、差
動入力電圧を入力されて、この差動電圧振幅に対応した
単出力電圧を出力する、特性がほぼ等しい第1、第2の
電圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力さ
れ、第1の差動出力電圧を出力する前記第1の電圧変換
回路と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の差動出
力電圧を出力する前記第2の電圧変換回路と、差動入力
電圧を与えられて増幅して差動出力電圧として出力する
電圧増幅器であって、前記第1、第2の電圧変換回路の
出力端子間の電圧を前記差動入力電圧として与えられて
増幅し出力電圧とする電圧増幅回路とを備えている。
動入力電圧を入力されて、この差動電圧振幅に対応した
単出力電圧を出力する、特性がほぼ等しい第1、第2の
電圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力さ
れ、第1の差動出力電圧を出力する前記第1の電圧変換
回路と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の差動出
力電圧を出力する前記第2の電圧変換回路と、差動入力
電圧を与えられて増幅して差動出力電圧として出力する
電圧増幅器であって、前記第1、第2の電圧変換回路の
出力端子間の電圧を前記差動入力電圧として与えられて
増幅し出力電圧とする電圧増幅回路とを備えている。
【0025】また、本発明の電圧変換器は、例えば、ソ
ースが共通接続され定電流源を介して接地され、特性が
ほぼ等しい第1導電型の第1、第2のMOSトランジス
タと、ドレインとゲートとが前記第1のMOSトランジ
スタのドレインに接続され、ソースが電源端子に接続さ
れた第2導電型の第3のMOSトランジスタと、ドレイ
ンとゲートとが前記第2のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、ソースが電源端子に接続され、前記第3
のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい第2の導電型
の第4のMOSトランジスタと、ソースが基準電源端子
に接続され、ゲートがドレインに接続された第1導電型
の第5のMOSトランジスタと、ソースが基準電源端子
に接続され、ゲートがドレインに接続され、前記第5の
MOSトランジスタと特性がほぼ等しい第1導電型の第
6のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に接続さ
れ、ドレインが前記第5のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、ゲートが前記第3のMOSトランジスタ
のゲートに接続された第2導電型の第7のMOSトラン
ジスタと、ソースが電源端子に接続され、ドレインが前
記第6のMOSトランジスタのドレインに接続され、ゲ
ートが前記第4のMOSトランジスタのゲートに接続さ
れ、前記第7のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい
第2導電型の第8のMOSトランジスタとを備え、前記
第1、第2のMOSトランジスタのゲートに差動入力電
圧が印加されて、第5、第6のMOSトランジスタのド
レインから差動電圧を出力することを特徴としている。
ースが共通接続され定電流源を介して接地され、特性が
ほぼ等しい第1導電型の第1、第2のMOSトランジス
タと、ドレインとゲートとが前記第1のMOSトランジ
スタのドレインに接続され、ソースが電源端子に接続さ
れた第2導電型の第3のMOSトランジスタと、ドレイ
ンとゲートとが前記第2のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、ソースが電源端子に接続され、前記第3
のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい第2の導電型
の第4のMOSトランジスタと、ソースが基準電源端子
に接続され、ゲートがドレインに接続された第1導電型
の第5のMOSトランジスタと、ソースが基準電源端子
に接続され、ゲートがドレインに接続され、前記第5の
MOSトランジスタと特性がほぼ等しい第1導電型の第
6のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に接続さ
れ、ドレインが前記第5のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、ゲートが前記第3のMOSトランジスタ
のゲートに接続された第2導電型の第7のMOSトラン
ジスタと、ソースが電源端子に接続され、ドレインが前
記第6のMOSトランジスタのドレインに接続され、ゲ
ートが前記第4のMOSトランジスタのゲートに接続さ
れ、前記第7のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい
第2導電型の第8のMOSトランジスタとを備え、前記
第1、第2のMOSトランジスタのゲートに差動入力電
圧が印加されて、第5、第6のMOSトランジスタのド
レインから差動電圧を出力することを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図1に、本発明の第1
の実施の形態の構成を示す。2対の差動入力電圧(VA
1,VA2)と(VB1,VB2)とは第1、第2の電
圧変換回路を介して2対の差動電圧(ΔA1,ΔA2)
と(ΔB1,ΔB2)とに変換される。
ついて図面を参照して説明する。図1に、本発明の第1
の実施の形態の構成を示す。2対の差動入力電圧(VA
1,VA2)と(VB1,VB2)とは第1、第2の電
圧変換回路を介して2対の差動電圧(ΔA1,ΔA2)
と(ΔB1,ΔB2)とに変換される。
【0027】差動電圧ΔA=ΔA1−ΔA2の振幅は差
動入力電圧ΔVAの振幅に比例し、ΔAの中心電圧は差
動入力電圧ΔVAの振幅が一定であれば変動しないもの
とする。同様にΔB=ΔB1−ΔB2の振幅は差動入力
電圧ΔVBの振幅に比例し、ΔBの中心電圧は差動入力
電圧ΔVBの振幅が一定であれば変動しないものとす
る。また2個の電圧変換器の特性はほぼ等しく、差動入
力電圧ΔVA,ΔVBの振幅が等しいならば、ΔAとΔ
Bの振幅と中心電圧は等しいとする。以上の関係を図示
すると、図2の様になる。
動入力電圧ΔVAの振幅に比例し、ΔAの中心電圧は差
動入力電圧ΔVAの振幅が一定であれば変動しないもの
とする。同様にΔB=ΔB1−ΔB2の振幅は差動入力
電圧ΔVBの振幅に比例し、ΔBの中心電圧は差動入力
電圧ΔVBの振幅が一定であれば変動しないものとす
る。また2個の電圧変換器の特性はほぼ等しく、差動入
力電圧ΔVA,ΔVBの振幅が等しいならば、ΔAとΔ
Bの振幅と中心電圧は等しいとする。以上の関係を図示
すると、図2の様になる。
【0028】2対の差動入力電圧ΔVA,ΔVBの差電
圧は、
圧は、
【0029】
【数6】 と表される。ただし、Hは電圧変換器の振幅率、とす
る。
る。
【0030】ΔA1,ΔB1及びΔA2,ΔB2を図1
に示す電圧電流変換器に入力すれば、出力電流ΔIは ΔI=I1−I2=G1(ΔA1−ΔB1) −G2(ΔA2−ΔB2) (11) ただし、G1,G2は電圧電流変換器の増幅率とする。
に示す電圧電流変換器に入力すれば、出力電流ΔIは ΔI=I1−I2=G1(ΔA1−ΔB1) −G2(ΔA2−ΔB2) (11) ただし、G1,G2は電圧電流変換器の増幅率とする。
【0031】電圧電流変換器の増幅率は一般に差動入力
電圧の振幅によって変化するが、通常DDAでは2対の
入力電圧が等しくなるように負帰還をかけるので、定常
状態では必ず ΔA1=ΔB1 (12) ΔA2=ΔB2 (13) なる関係がなりたつ。
電圧の振幅によって変化するが、通常DDAでは2対の
入力電圧が等しくなるように負帰還をかけるので、定常
状態では必ず ΔA1=ΔB1 (12) ΔA2=ΔB2 (13) なる関係がなりたつ。
【0032】定常状態においては電圧電流変換器の入力
電圧の振幅は0であり、入力電圧振幅が0付近での電圧
電流増幅器の増幅率を定数Gとすると、G1=G2=G
とおけるので、(11)式は次式の様に変換することが
できる。 ΔI=G(ΔA1−ΔB1)−G(ΔA2−ΔB2) =GH(ΔVA−ΔVB) (14) また定常状態ではΔIは0になるが、ΔIが0付近での
電流電圧変換器の増幅率を定数Rとすると、次式を得
る。 ΔVOUT=VOUT1−VOUT2 =RGH(ΔVA−ΔVB) =A((VA1−VA2)−(VB1−VB2)) (15) ただし、 A=RGH とする。
電圧の振幅は0であり、入力電圧振幅が0付近での電圧
電流増幅器の増幅率を定数Gとすると、G1=G2=G
とおけるので、(11)式は次式の様に変換することが
できる。 ΔI=G(ΔA1−ΔB1)−G(ΔA2−ΔB2) =GH(ΔVA−ΔVB) (14) また定常状態ではΔIは0になるが、ΔIが0付近での
電流電圧変換器の増幅率を定数Rとすると、次式を得
る。 ΔVOUT=VOUT1−VOUT2 =RGH(ΔVA−ΔVB) =A((VA1−VA2)−(VB1−VB2)) (15) ただし、 A=RGH とする。
【0033】(15)式から図1の回路はDDAとして
機能することがわかる。即ち、2対の差動入力電圧を、
出力電圧が入力電圧振幅のみによって決定される電圧変
換器を介して、2対の差動電圧に変換し、電圧変換器の
出力の2対の差動電圧の+側の端子間と−側の端子間の
電圧を、入力電圧振幅が0付近で増幅率が一定になる電
圧電流変換器を介して、2対の差動電流に変換し、更
に、電流電圧変換器を介して、前記2対の差動電流の差
にほぼ比例した出力電圧を得ることによってDDAを構
成できることが分かる。
機能することがわかる。即ち、2対の差動入力電圧を、
出力電圧が入力電圧振幅のみによって決定される電圧変
換器を介して、2対の差動電圧に変換し、電圧変換器の
出力の2対の差動電圧の+側の端子間と−側の端子間の
電圧を、入力電圧振幅が0付近で増幅率が一定になる電
圧電流変換器を介して、2対の差動電流に変換し、更
に、電流電圧変換器を介して、前記2対の差動電流の差
にほぼ比例した出力電圧を得ることによってDDAを構
成できることが分かる。
【0034】図1のDDAは、従来のDDAと次の点で
根本的に相違する。従来のDDAは、一方の差動入力電
圧の振幅に対応した電流から他方の差動入力電圧の振幅
に対応した電流を減算しているが、本実施の形態では2
対の差動入力電圧の正側の入力電圧の差に対応した電流
から、2対の差動入力電圧の負側の入力電圧の差に対応
した電流を減算している。
根本的に相違する。従来のDDAは、一方の差動入力電
圧の振幅に対応した電流から他方の差動入力電圧の振幅
に対応した電流を減算しているが、本実施の形態では2
対の差動入力電圧の正側の入力電圧の差に対応した電流
から、2対の差動入力電圧の負側の入力電圧の差に対応
した電流を減算している。
【0035】従来の回路の場合、差動入力電圧ΔVA,
ΔVBに対応した差動電流を求めると、 ΔI=K1ΔVA−K2ΔVB (16) となる。
ΔVBに対応した差動電流を求めると、 ΔI=K1ΔVA−K2ΔVB (16) となる。
【0036】ただし、K1,K2は差動入力電圧が入力
される電圧電流変換器の増幅率とする。理想的にはK1
とK2は等しいが、ここではK1とK2に差がある場合
を考える。(16)式を変形して、 ΔI=K1(ΔVA−ΔVB)+(K1−K2)ΔVB (17) (17)式の第2項は誤差を表しており、誤差は差動入
力の振幅に比例して増加することが分かる。一方、本実
施の形態では、差動入力電圧の正側の入力電圧差をΔV
+ 、差動入力電圧の負側の入力電圧差をΔV- として、
差動出力電流を求めると、 ΔI=K1ΔV+ −K2ΔV- (18) =K1(ΔV+ −ΔV- )+(K1−K2)ΔV- (19) となる。
される電圧電流変換器の増幅率とする。理想的にはK1
とK2は等しいが、ここではK1とK2に差がある場合
を考える。(16)式を変形して、 ΔI=K1(ΔVA−ΔVB)+(K1−K2)ΔVB (17) (17)式の第2項は誤差を表しており、誤差は差動入
力の振幅に比例して増加することが分かる。一方、本実
施の形態では、差動入力電圧の正側の入力電圧差をΔV
+ 、差動入力電圧の負側の入力電圧差をΔV- として、
差動出力電流を求めると、 ΔI=K1ΔV+ −K2ΔV- (18) =K1(ΔV+ −ΔV- )+(K1−K2)ΔV- (19) となる。
【0037】(19)式の第2項は誤差であるが、ΔV
- は安定点では0であり、よって誤差は0となる。
- は安定点では0であり、よって誤差は0となる。
【0038】従って本実施の形態では、2個の電圧電流
変換器の増幅率に誤差があっても、結果的に誤差は生じ
ないという効果を奏する。
変換器の増幅率に誤差があっても、結果的に誤差は生じ
ないという効果を奏する。
【0039】図1に示された第1の実施の形態において
用いられている電圧変換器H1,H2の一例について述
べる。
用いられている電圧変換器H1,H2の一例について述
べる。
【0040】図3において、A1,A2は入力電圧端子
であり、OUT1,OUT2は出力電圧端子である。N
チャネルMOSトランジスタM1,M2は特性がほぼ等
しく、NチャネルMOSトランジスタM3,M4は特性
がほぼ等しいトランジスタである。電流I1,I2,I
3,I4は、トランジスタM1,M2,M3,M4をそ
れぞれ流れる電流であり、Is は定電流源とする。電流
I1,I2,I3,I4を求めると、 I1=Kn1(VA1−V3−Vthn1)2 (20) I2=Kn2(VA2−V3−Vthn2)2 (21) I3=Kn3(VC−V1−Vthn3)2 (22) I4=Kn4(VC−V2−Vthn4)2 (23) となる。ここで、
であり、OUT1,OUT2は出力電圧端子である。N
チャネルMOSトランジスタM1,M2は特性がほぼ等
しく、NチャネルMOSトランジスタM3,M4は特性
がほぼ等しいトランジスタである。電流I1,I2,I
3,I4は、トランジスタM1,M2,M3,M4をそ
れぞれ流れる電流であり、Is は定電流源とする。電流
I1,I2,I3,I4を求めると、 I1=Kn1(VA1−V3−Vthn1)2 (20) I2=Kn2(VA2−V3−Vthn2)2 (21) I3=Kn3(VC−V1−Vthn3)2 (22) I4=Kn4(VC−V2−Vthn4)2 (23) となる。ここで、
【0041】
【数7】 Wi,LiはトランジスタMiのゲート幅とゲート長と
する。
する。
【0042】トランジスタM1とトランジスタM3とは
直列接続されているので、I1=I3であるから(2
0)、(21)式から、
直列接続されているので、I1=I3であるから(2
0)、(21)式から、
【0043】
【数8】 同様にして、I2=I4から次式を得る。
【0044】
【数9】 トランジスタM1,M2と、トランジスタM3,M4の
特性はそれぞれほぼ等しいので、Kn1=Kn2,Kn
3=Kn4,Vthn1=Vthn2,Vthn3=V
thn4であり、(26)、(28)式から次式を得
る。
特性はそれぞれほぼ等しいので、Kn1=Kn2,Kn
3=Kn4,Vthn1=Vthn2,Vthn3=V
thn4であり、(26)、(28)式から次式を得
る。
【0045】
【数10】 即ち、出力電圧振幅は入力電圧振幅に比例する。次に、
出力電圧の中心電圧を求める。(26)、(28)式か
ら
出力電圧の中心電圧を求める。(26)、(28)式か
ら
【0046】
【数11】 トランジスタM1,M2と定電流源Isで構成される差
動電流対について、次の関係式が成り立つことは明らか
である。
動電流対について、次の関係式が成り立つことは明らか
である。
【0047】
【数12】 (31)式を(30)式に代入して、次式が得られる。
【0048】
【数13】 即ち、出力電圧の中心電圧は入力電圧振幅のみによって
決定される。
決定される。
【0049】図3の出力電圧変換器を図1のDDAに使
用した場合の構成を図4に示す。図4において、A1,
A2は第1の差動入力電圧、A3,A4は第2の差動入
力電圧である。
用した場合の構成を図4に示す。図4において、A1,
A2は第1の差動入力電圧、A3,A4は第2の差動入
力電圧である。
【0050】トランジスタM11,M12,M15,M
16及び定電流源Is1により電圧変換回路H1が構成
され、トランジスタM13,M14,M17,M18及
び定電流源Is2により電圧変換回路H2が構成され、
電圧変換回路H1と特性がほぼ等しいとする。トランジ
スタM19,M20,定電流源Is3は電圧電流変換器
G1を構成し、トランジスタM21,M22,定電流源
Is4は電圧電流変換器G2を構成しており、電圧電流
変換器G1と特性がほぼ等しいとする。トランジスタM
23,M24は特性がほぼ等しいPチャネルMOSトラ
ンジスタで、電流電圧変換器R1を構成している。ま
た、VBは基準電圧で、OUT1,OUT2は出力端子
とする。
16及び定電流源Is1により電圧変換回路H1が構成
され、トランジスタM13,M14,M17,M18及
び定電流源Is2により電圧変換回路H2が構成され、
電圧変換回路H1と特性がほぼ等しいとする。トランジ
スタM19,M20,定電流源Is3は電圧電流変換器
G1を構成し、トランジスタM21,M22,定電流源
Is4は電圧電流変換器G2を構成しており、電圧電流
変換器G1と特性がほぼ等しいとする。トランジスタM
23,M24は特性がほぼ等しいPチャネルMOSトラ
ンジスタで、電流電圧変換器R1を構成している。ま
た、VBは基準電圧で、OUT1,OUT2は出力端子
とする。
【0051】次に、図1に示された第1の実施の形態に
おける電圧変換回路の具体的な回路構成について、図5
を用いて説明する。NチャネルMOSトランジスタM3
1,M32は特性がほぼ等しく、PチャネルMOSトラ
ンジスタM33,M34は特性がほぼ等しい関係にあ
る。
おける電圧変換回路の具体的な回路構成について、図5
を用いて説明する。NチャネルMOSトランジスタM3
1,M32は特性がほぼ等しく、PチャネルMOSトラ
ンジスタM33,M34は特性がほぼ等しい関係にあ
る。
【0052】電流I31,I32,I33,I34は、
トランジスタM31,M32,M33,M34をそれぞ
れに流れる電流である。この電流I31,I32,I3
3,I34を求めると、 I31=Kn31(VA1−V33−Vthn31)2 (33) I32=Kn32(VA2−V33−Vthn32)2 (34) I33=Kp33(VC−V31−|Vthp33|)2 (35) I34=Kp34(VC−V32−|Vthp34|)2 (36) となる。ここで、
トランジスタM31,M32,M33,M34をそれぞ
れに流れる電流である。この電流I31,I32,I3
3,I34を求めると、 I31=Kn31(VA1−V33−Vthn31)2 (33) I32=Kn32(VA2−V33−Vthn32)2 (34) I33=Kp33(VC−V31−|Vthp33|)2 (35) I34=Kp34(VC−V32−|Vthp34|)2 (36) となる。ここで、
【0053】
【数14】 Wi,LiはMiのゲート幅とゲート長とする。
【0054】トランジスタM31とM33は直列接続さ
れているので、I31=I33であるから、(33)、
(35)式から、
れているので、I31=I33であるから、(33)、
(35)式から、
【0055】
【数15】 同様にして、I32=I34から次式を得る。
【0056】
【数16】 トランジスタM31,M32と、トランジスタM33,
M34の特性はそれぞれほぼ等しく、Kn1=Kn2,
Kp3=Kp4,Vthn31=Vthn32,Vth
p33=Vthp34であるので、(39)、(41)
式から次式を得る。
M34の特性はそれぞれほぼ等しく、Kn1=Kn2,
Kp3=Kp4,Vthn31=Vthn32,Vth
p33=Vthp34であるので、(39)、(41)
式から次式を得る。
【0057】
【数17】 即ち、出力電圧振幅は入力電圧振幅に比例する。次に、
出力電圧の中心電圧を求める。(39)、(41)式か
ら
出力電圧の中心電圧を求める。(39)、(41)式か
ら
【0058】
【数18】 トランジスタM31,M32と定電流源Is31で構成
される差動電流対について、次の関係式が成り立つこと
は容易に証明出来る。
される差動電流対について、次の関係式が成り立つこと
は容易に証明出来る。
【0059】
【数19】 (44)式を(43)式へ代入して、次式が得られる
【0060】
【数20】 即ち、出力電圧の中心電圧は入力電圧振幅だけで決定さ
れる。図5に示された電圧変換器も図3の電圧変換器と
同様に、図1の第1の実施の形態のDDAに適用するこ
とが出来る。
れる。図5に示された電圧変換器も図3の電圧変換器と
同様に、図1の第1の実施の形態のDDAに適用するこ
とが出来る。
【0061】図3の電圧変換器では基板バイアス効果を
無くすために、MOSトランジスタM3,M4の基板を
ソースに接続する必要があったが、Pウエルをソースに
接続することになり、パターン面積が大きくなるという
問題がある。これに対して図5の回路は、基板バイアス
効果を考慮する必要はなく、パターン面積を縮小するこ
とができる。
無くすために、MOSトランジスタM3,M4の基板を
ソースに接続する必要があったが、Pウエルをソースに
接続することになり、パターン面積が大きくなるという
問題がある。これに対して図5の回路は、基板バイアス
効果を考慮する必要はなく、パターン面積を縮小するこ
とができる。
【0062】図3及び図5の電圧変換器では出力電圧振
幅を大きくしようとすると、入力電圧の変動範囲を小さ
くする必要があるが、入力電圧の変動範囲を狭めずに大
きな出力電圧を得るために、図6に示されるような電圧
変換器が考えられる。即ち、図6の回路によれば、接点
N41,N42の変動範囲を出来るだけ小さくし、入力
電圧と出力電圧の変動範囲を出来るだけ大きく確保する
ことができる。
幅を大きくしようとすると、入力電圧の変動範囲を小さ
くする必要があるが、入力電圧の変動範囲を狭めずに大
きな出力電圧を得るために、図6に示されるような電圧
変換器が考えられる。即ち、図6の回路によれば、接点
N41,N42の変動範囲を出来るだけ小さくし、入力
電圧と出力電圧の変動範囲を出来るだけ大きく確保する
ことができる。
【0063】NチャネルMOSトランジスタM41,M
42は特性がほぼ等しく、PチャネルMOSトランジス
タM43,M44は特性がほぼ等しい。NチャネルMO
SトランジスタM45,M46がほぼ等しく、Pチャネ
ルMOSトランジスタM7,M8は特性がほぼ等しい。
電流Iiは、トランジスタMiを流れる電流とする。電
流I41,I42,I43,I44を求めると、 I41=Kn41(VA1−V43−Vthn41)2 (46) I42=Kn42(VA2−V43−Vthn42)2 (47) I43=Kp43(VDD−V41−|Vthp43|)2 (48) I44=Kp44(VDD−V42−|Vthp44|)2 (49) ここで、
42は特性がほぼ等しく、PチャネルMOSトランジス
タM43,M44は特性がほぼ等しい。NチャネルMO
SトランジスタM45,M46がほぼ等しく、Pチャネ
ルMOSトランジスタM7,M8は特性がほぼ等しい。
電流Iiは、トランジスタMiを流れる電流とする。電
流I41,I42,I43,I44を求めると、 I41=Kn41(VA1−V43−Vthn41)2 (46) I42=Kn42(VA2−V43−Vthn42)2 (47) I43=Kp43(VDD−V41−|Vthp43|)2 (48) I44=Kp44(VDD−V42−|Vthp44|)2 (49) ここで、
【0064】
【数21】 Wi,LiはMiのゲート幅とゲート長とする。
【0065】トランジスタM41とM43とは直列接続
されているので、I41=I43であるから、(4
6)、(48)式から、
されているので、I41=I43であるから、(4
6)、(48)式から、
【0066】
【数22】 同様にして、I42=I44から次式を得る。
【0067】
【数23】 電流I45,I46,I47,I48を求めると次式の
様になる。 I45=Kn45(V45−VC−Vthn45)2 (55) I46=Kn46(V46−VC−Vthn46)2 (56) I47=Kp47(VDD−V41−|Vthp47|)2 (57) I48=Kp48(VDD−V42−|Vthp48|)2 (58) ここで、Vthp47=Vthp48=Vthp43=
Vthp44、とすれば、
様になる。 I45=Kn45(V45−VC−Vthn45)2 (55) I46=Kn46(V46−VC−Vthn46)2 (56) I47=Kp47(VDD−V41−|Vthp47|)2 (57) I48=Kp48(VDD−V42−|Vthp48|)2 (58) ここで、Vthp47=Vthp48=Vthp43=
Vthp44、とすれば、
【0068】
【数24】 トランジスタM45,M47は直列接続されており、I
45=I47が成り立つので、(55)、(57)式か
ら、
45=I47が成り立つので、(55)、(57)式か
ら、
【0069】
【数25】 となる。
【0070】同様に、M46,M48は直列に接続され
ているのでI46=I48が成り立つので、(56)、
(58)式から
ているのでI46=I48が成り立つので、(56)、
(58)式から
【0071】
【数26】 となる。
【0072】トランジスタ(M41,M42),(M4
5,M46),(M43,M44)及び(M47,M4
8)の特性はほぼ等しいので、(62)、(64)式か
ら出力電圧の振幅は次式のようになる。
5,M46),(M43,M44)及び(M47,M4
8)の特性はほぼ等しいので、(62)、(64)式か
ら出力電圧の振幅は次式のようになる。
【0073】
【数27】 また出力電圧の中心電圧は、次式の様になる。
【0074】
【数28】 即ち、出力電圧は入力電圧の振幅によってのみ決定され
る。
る。
【0075】図7に示された電圧変換器も、図6の電圧
変換器と同様に、図1の第1の実施の形態のDDAに適
用することが出来る。
変換器と同様に、図1の第1の実施の形態のDDAに適
用することが出来る。
【0076】図7の回路において、NチャネルMOSト
ランジスタM51,M52は特性がほぼ等しく、Pチャ
ネルMOSトランジスタM53,M54は特性がほぼ等
しい。NチャネルMOSトランジスタM55,M56は
特性がほぼ等しく、PチャネルMOSトランジスタM5
7,M58は特性がほぼ等しい。オペアンブOP51,
OP52は、トランジスタM57,M58のドレイン電
圧をトランジスタM53,M54のドレイン電圧に等し
くなるように制御する。このような構成にすることで、 I57/I53=I58/I54 (67) の関係がより高い精度で成立する。
ランジスタM51,M52は特性がほぼ等しく、Pチャ
ネルMOSトランジスタM53,M54は特性がほぼ等
しい。NチャネルMOSトランジスタM55,M56は
特性がほぼ等しく、PチャネルMOSトランジスタM5
7,M58は特性がほぼ等しい。オペアンブOP51,
OP52は、トランジスタM57,M58のドレイン電
圧をトランジスタM53,M54のドレイン電圧に等し
くなるように制御する。このような構成にすることで、 I57/I53=I58/I54 (67) の関係がより高い精度で成立する。
【0077】図7の回路においても、図6の回路と同様
に出力電圧の振幅は次式で表せる。
に出力電圧の振幅は次式で表せる。
【0078】
【数29】 また出力電圧の中心電圧は、次式の様になる。
【0079】
【数30】 即ち、出力電圧は入力電圧の振幅のみによって決定され
る。
る。
【0080】図8に、本発明の第2の実施の形態による
DDAの構成を示す。上記図1に示された第1の実施の
形態によるDDAにおいて、電圧変換回路H1,H2の
差動出力電圧振幅は差動入力電圧振幅に比例し、電圧変
換回路H1,H2の−側端子の電圧は基準電圧であると
する。例えば−側端子の出力電圧が基準電圧VCである
とする。この場合、2つの電圧変換回路H1,H2の負
側の出力電圧は常に等しくVCであるので、電圧電流変
換回路G2の出力電流は常に0であり、この電圧電流変
換回路G2を省略することができる。このようにして構
成した第2の実施の形態によるDDAにおいて、2つの
差動入力電圧の差を求めると、次式を得る。
DDAの構成を示す。上記図1に示された第1の実施の
形態によるDDAにおいて、電圧変換回路H1,H2の
差動出力電圧振幅は差動入力電圧振幅に比例し、電圧変
換回路H1,H2の−側端子の電圧は基準電圧であると
する。例えば−側端子の出力電圧が基準電圧VCである
とする。この場合、2つの電圧変換回路H1,H2の負
側の出力電圧は常に等しくVCであるので、電圧電流変
換回路G2の出力電流は常に0であり、この電圧電流変
換回路G2を省略することができる。このようにして構
成した第2の実施の形態によるDDAにおいて、2つの
差動入力電圧の差を求めると、次式を得る。
【0081】
【数31】 ただし、Hは電圧変換器の安定点での増幅率とする。
(70)式から電圧変換器の+側の端子を出力として見
た場合、DDAとしての条件を既に満たしていることが
分かる。しかしこのままでは増幅率が小さいので電圧増
幅器を介して出力電圧を得る。
(70)式から電圧変換器の+側の端子を出力として見
た場合、DDAとしての条件を既に満たしていることが
分かる。しかしこのままでは増幅率が小さいので電圧増
幅器を介して出力電圧を得る。
【0082】電圧電流変換器G11と電流電圧変換器R
11の増幅率をそれぞれG,Rとすると、出力電圧ΔV
(VOUT1−VOUT2)は次式で表せ、DDAとし
て動作することが分かる。 ΔV=RG(ΔA1−ΔB1) =RGH(ΔVA−ΔVB) =A{(VA1−VA2)−(VB1−VB2)} (71) ただし、A=RGHとする。
11の増幅率をそれぞれG,Rとすると、出力電圧ΔV
(VOUT1−VOUT2)は次式で表せ、DDAとし
て動作することが分かる。 ΔV=RG(ΔA1−ΔB1) =RGH(ΔVA−ΔVB) =A{(VA1−VA2)−(VB1−VB2)} (71) ただし、A=RGHとする。
【0083】この第2の実施の形態によるDDAの方が
第1の実施の形態によるものより構成が簡単であり、電
圧変換器H11,H12の構成が複雑になり精度が悪く
なる可能性はあるが、第2の実施の形態の方が素子面積
を小さくすることができる。
第1の実施の形態によるものより構成が簡単であり、電
圧変換器H11,H12の構成が複雑になり精度が悪く
なる可能性はあるが、第2の実施の形態の方が素子面積
を小さくすることができる。
【0084】第2の実施の形態に用いられる電圧変換器
H1,H2の回路の一例を図9に示す。NチャネルMO
SトランジスタM61,M62とNチャネルMOSトラ
ンジスタM63,M64とはそれぞれ特性がほぼ等し
く、トランジスタM61,M62,M63,M64は5
極管動作をしているものとする。この図9の回路は、図
3の回路に、一方の出力電圧を基準電圧に固定するため
のオペアンプOP61を追加したものに相当する。この
オペアンプOP61により、端子電圧V62は常に基準
電圧VCに固定される。出力電圧の振幅は図3の回路と
同様にして、
H1,H2の回路の一例を図9に示す。NチャネルMO
SトランジスタM61,M62とNチャネルMOSトラ
ンジスタM63,M64とはそれぞれ特性がほぼ等し
く、トランジスタM61,M62,M63,M64は5
極管動作をしているものとする。この図9の回路は、図
3の回路に、一方の出力電圧を基準電圧に固定するため
のオペアンプOP61を追加したものに相当する。この
オペアンプOP61により、端子電圧V62は常に基準
電圧VCに固定される。出力電圧の振幅は図3の回路と
同様にして、
【0085】
【数32】 のように表され、入力電圧の振幅に比例する。
【0086】図10に、第2の実施の形態に適用できる
電圧変換器の第2の回路例を示す。図10において、N
チャネルMOSトランジスタM71,M72は特性がほ
ぼ等しく、PチャネルMOSトランジスタM73,M7
4はほぼ特性が等しい関係にある。ここで、トランジス
タM71,M72,M73,M74は5極管動作をして
おり、トランジスタM75は3極管動作をしているもの
とする。
電圧変換器の第2の回路例を示す。図10において、N
チャネルMOSトランジスタM71,M72は特性がほ
ぼ等しく、PチャネルMOSトランジスタM73,M7
4はほぼ特性が等しい関係にある。ここで、トランジス
タM71,M72,M73,M74は5極管動作をして
おり、トランジスタM75は3極管動作をしているもの
とする。
【0087】この図10に示された回路は、図5の回路
にさらに、一方の出力電圧を基準電圧に固定するための
オペアンプOP71を追加したものである。オペアンプ
OP71により、端子電圧V72は常に基準電圧VCに
固定される。出力電圧の振幅は、図5に示された回路と
同様にして、
にさらに、一方の出力電圧を基準電圧に固定するための
オペアンプOP71を追加したものである。オペアンプ
OP71により、端子電圧V72は常に基準電圧VCに
固定される。出力電圧の振幅は、図5に示された回路と
同様にして、
【0088】
【数33】 で与えられ、入力電圧の振幅に比例する。
【0089】次に、図11に第2の実施の形態によるD
DAに適用できる電圧変換器の第3の回路例を示す。図
11において、NチャネルMOSトランジスタM81,
M82と、NチャネルMOSトランジスタM85,M8
6はそれぞれ特性がほぼ等しく、PチャネルMOSトラ
ンジスタM83,M84と、PチャネルMOSトランジ
スタM87,M88は特性がそれぞれ等しい。
DAに適用できる電圧変換器の第3の回路例を示す。図
11において、NチャネルMOSトランジスタM81,
M82と、NチャネルMOSトランジスタM85,M8
6はそれぞれ特性がほぼ等しく、PチャネルMOSトラ
ンジスタM83,M84と、PチャネルMOSトランジ
スタM87,M88は特性がそれぞれ等しい。
【0090】トランジスタM81,…,M88は5極管
動作をしており、トランジスタM89は3極管動作をし
ているものとする。
動作をしており、トランジスタM89は3極管動作をし
ているものとする。
【0091】この図11に示された回路は、図6の回路
に対し、一方の出力電圧を基準電圧に固定するためのオ
ペアンプOP81を追加したものに相当する。このオペ
アンプOP81によって、端子電圧V86は常に基準電
圧VCに固定される。出力電圧の振幅は、図6の回路と
同様に、
に対し、一方の出力電圧を基準電圧に固定するためのオ
ペアンプOP81を追加したものに相当する。このオペ
アンプOP81によって、端子電圧V86は常に基準電
圧VCに固定される。出力電圧の振幅は、図6の回路と
同様に、
【0092】
【数34】 で与えられ、入力電圧の振幅に比例することがわかる。
図11に示された回路は、図6の回路と同様に入出力電
圧のダイナミックレンジを広くとることが可能である。
図11に示された回路は、図6の回路と同様に入出力電
圧のダイナミックレンジを広くとることが可能である。
【0093】図12に、第2の実施の形態によるDDA
に適用することができる電圧変換器の第4の回路例を示
す。図12において、NチャネルMOSトランジスタM
91,M92、NチャネルMOSトランジスタM95,
M96はそれぞれ特性がほぼ等しい関係にあり、Pチャ
ネルMOSトランジスタM93,M94、PチャネルM
OSトランジスタM97,M98は特性がほぼ等しい関
係にある。ここで、トランジスタM91〜M98は5極
管動作をしており、トランジスタM99は3極管動作を
しているものとする。
に適用することができる電圧変換器の第4の回路例を示
す。図12において、NチャネルMOSトランジスタM
91,M92、NチャネルMOSトランジスタM95,
M96はそれぞれ特性がほぼ等しい関係にあり、Pチャ
ネルMOSトランジスタM93,M94、PチャネルM
OSトランジスタM97,M98は特性がほぼ等しい関
係にある。ここで、トランジスタM91〜M98は5極
管動作をしており、トランジスタM99は3極管動作を
しているものとする。
【0094】図12に示された回路は、図7の回路に対
して、基準電源VCの代わりにトランジスタM99を追
加し、VOUT2が常にVCになる様にオペアンプOP
93を加えたものに相当する。
して、基準電源VCの代わりにトランジスタM99を追
加し、VOUT2が常にVCになる様にオペアンプOP
93を加えたものに相当する。
【0095】出力電圧の振幅は、図7に示された回路と
同様に以下の(75)式で与えられ、入力電圧の振幅に
比例する。この図12に示された回路は、図11の回路
と同様に、入出力電圧のダイナミックレンジを広くとる
ことができ、また精度が高いという特徴がある。
同様に以下の(75)式で与えられ、入力電圧の振幅に
比例する。この図12に示された回路は、図11の回路
と同様に、入出力電圧のダイナミックレンジを広くとる
ことができ、また精度が高いという特徴がある。
【0096】
【数35】 図13に、第2の実施の形態に適用が可能な電圧変換器
の第5の回路例を示す。
の第5の回路例を示す。
【0097】図13の回路で、NチャネルMOSトラン
ジスタM101,M102,M105,M106は特性
がほぼ等しく、PチャネルMOSトランジスタM10
3,M107は特性がほぼ等しい。トランジスタM10
1〜M107は5極管動作をしているものとする。ここ
で、トランジスタM103,M107は特性が揃ってい
るので、 I101=I105 (76) I102=I106 (77) 従って、 VA1−V103=VO−V107 (78) VA2−V103=VC−V107 (79) となる。さらに、(77)、(78)式から VO−VC=VA1−VA2 (80) となり、出力電圧振幅は入力電圧振幅に等しいことがわ
かる。
ジスタM101,M102,M105,M106は特性
がほぼ等しく、PチャネルMOSトランジスタM10
3,M107は特性がほぼ等しい。トランジスタM10
1〜M107は5極管動作をしているものとする。ここ
で、トランジスタM103,M107は特性が揃ってい
るので、 I101=I105 (76) I102=I106 (77) 従って、 VA1−V103=VO−V107 (78) VA2−V103=VC−V107 (79) となる。さらに、(77)、(78)式から VO−VC=VA1−VA2 (80) となり、出力電圧振幅は入力電圧振幅に等しいことがわ
かる。
【0098】図13の回路は、オペアンプを含んでいな
い。従って、オペアンプがもたらす誤差や遅延等の問題
は生じない。但し、回路が左右対称でないので、出力電
圧の対称性が良好ではない。
い。従って、オペアンプがもたらす誤差や遅延等の問題
は生じない。但し、回路が左右対称でないので、出力電
圧の対称性が良好ではない。
【0099】図14に、第2の実施の形態に適用するこ
とができる電圧変換器の第6の回路例を示す。図14に
おいて、NチャネルMOSトランジスタM111,M1
12,M115,M116は特性がほぼ等しく、Pチャ
ネルMOSトランジスタM113,M117は特性がほ
ぼ等しい関係にある。トランジスタM111,M11
2,M113,M115,M116,M117は5極管
動作をしている。
とができる電圧変換器の第6の回路例を示す。図14に
おいて、NチャネルMOSトランジスタM111,M1
12,M115,M116は特性がほぼ等しく、Pチャ
ネルMOSトランジスタM113,M117は特性がほ
ぼ等しい関係にある。トランジスタM111,M11
2,M113,M115,M116,M117は5極管
動作をしている。
【0100】図14の回路は、図13の回路にオペアン
プOP111を挿入することでトランジスタM113,
M117のドレイン電圧を常に等しくなるようにし、ト
ランジスタM113,M117を流れる電流を常に等し
くなるようにして精度を改善したものである。出力電圧
と入力電圧の関係は、図13の回路と同様に、(80)
式で表される。図14に示された回路によれば、図13
に示された回路と比較して高い精度が得られる。
プOP111を挿入することでトランジスタM113,
M117のドレイン電圧を常に等しくなるようにし、ト
ランジスタM113,M117を流れる電流を常に等し
くなるようにして精度を改善したものである。出力電圧
と入力電圧の関係は、図13の回路と同様に、(80)
式で表される。図14に示された回路によれば、図13
に示された回路と比較して高い精度が得られる。
【0101】図15に、図13の単出力電圧変換器5を
用いた場合の第2の実施の形態によるDDAの構成を示
す。トランジスタM121,…,M126,IS12
1,IS122は電圧変換回路H11を構成しており、
トランジスタM127,…,M132,IS123,I
S124は電圧変換回路H12を構成し、さらにトラン
ジスタM133,M134,IS125は電圧電流変換
回路G11を構成しており、トランジスタM135,M
136は電流電圧変換回路R11を構成している。電流
Is121〜Is125は定電流源とする。
用いた場合の第2の実施の形態によるDDAの構成を示
す。トランジスタM121,…,M126,IS12
1,IS122は電圧変換回路H11を構成しており、
トランジスタM127,…,M132,IS123,I
S124は電圧変換回路H12を構成し、さらにトラン
ジスタM133,M134,IS125は電圧電流変換
回路G11を構成しており、トランジスタM135,M
136は電流電圧変換回路R11を構成している。電流
Is121〜Is125は定電流源とする。
【0102】図16に、この第2の実施の形態に適用可
能な電圧変換器の第7の回路例を示す。図16におい
て、NチャネルMOSトランジスタM141,M14
3、NチャネルMOSトランジスタM142,M144
は特性がほぼ等しく、このうちトランジスタM143,
M144は基板バイアス効果の影響を無くすためにそれ
ぞれの基板がソースに接続されている。トランジスタM
141,M142,M143,M144は全て5極管動
作を行っているものとする。
能な電圧変換器の第7の回路例を示す。図16におい
て、NチャネルMOSトランジスタM141,M14
3、NチャネルMOSトランジスタM142,M144
は特性がほぼ等しく、このうちトランジスタM143,
M144は基板バイアス効果の影響を無くすためにそれ
ぞれの基板がソースに接続されている。トランジスタM
141,M142,M143,M144は全て5極管動
作を行っているものとする。
【0103】トランジスタM141,M143は特性が
ほぼ等しく、直列接続されているので、それぞれのトラ
ンジスタに流れる電流は等しく、ゲート−ソース間の電
圧は等しい。従って、 V141=VA2−VC (81) M142,M144は特性がほぼ等しく、直列接続され
ているので、それぞれのトランジスタに流れる電流I1
42,I144は等しく、ゲート−ソース間の電圧は等
しい。従って、 VO−VC=VA1−VA2 (82) となる。
ほぼ等しく、直列接続されているので、それぞれのトラ
ンジスタに流れる電流は等しく、ゲート−ソース間の電
圧は等しい。従って、 V141=VA2−VC (81) M142,M144は特性がほぼ等しく、直列接続され
ているので、それぞれのトランジスタに流れる電流I1
42,I144は等しく、ゲート−ソース間の電圧は等
しい。従って、 VO−VC=VA1−VA2 (82) となる。
【0104】即ち、出力端子−基準電圧間の電圧は入力
電圧に等しい。トランジスタM141,M142が5極
管動作をしていることから、以下の関係が成り立つ。
電圧に等しい。トランジスタM141,M142が5極
管動作をしていることから、以下の関係が成り立つ。
【0105】
【数36】 (83)、(84)、(85)式を用いて、Vthn1
41=Vthn142=Vthnとして、図16の回路
の入力電圧の変動範囲を求めると、図17の様になる。
41=Vthn142=Vthnとして、図16の回路
の入力電圧の変動範囲を求めると、図17の様になる。
【0106】図17から、基準電圧VCが大きくなるに
従って入力電圧VA1,VA2の変動範囲も高くなり、
入力電圧振幅の最大値は常にVthnに等しいことが分
かる。
従って入力電圧VA1,VA2の変動範囲も高くなり、
入力電圧振幅の最大値は常にVthnに等しいことが分
かる。
【0107】図16の回路は、非常に回路構成が簡易で
あり、高速且つ高精度であり、第2の実施の形態による
DDAに用いれば、少ない素子数でDDAを構成するこ
とができる。
あり、高速且つ高精度であり、第2の実施の形態による
DDAに用いれば、少ない素子数でDDAを構成するこ
とができる。
【0108】図18の回路は、図16の回路の入力電圧
を図2の電圧変換器を介して供給し、入力電圧の変動範
囲を広げたものである。トランジスタ(M151,M1
52),(M153,M154),(M155,M15
7),(M156,M158)はそれぞれ特性がほぼ等
しく、且つトランジスタ(M155,M156,M15
7,M158)の閾値電圧はほぼ等しいとする。
を図2の電圧変換器を介して供給し、入力電圧の変動範
囲を広げたものである。トランジスタ(M151,M1
52),(M153,M154),(M155,M15
7),(M156,M158)はそれぞれ特性がほぼ等
しく、且つトランジスタ(M155,M156,M15
7,M158)の閾値電圧はほぼ等しいとする。
【0109】出力電圧は、次のようである。
【0110】
【数37】 図19に、図16の単出力電圧変換器を用いたDDAの
構成を示す。トランジスタM161,…,M164は第
1の電圧変換回路を構成しており、M165,…,M1
68は第2の電圧変換回路を構成しており、M169,
M170,M171,M172,IS161は電圧増幅
器を構成している。このようにして、DDAを構成して
もよい。
構成を示す。トランジスタM161,…,M164は第
1の電圧変換回路を構成しており、M165,…,M1
68は第2の電圧変換回路を構成しており、M169,
M170,M171,M172,IS161は電圧増幅
器を構成している。このようにして、DDAを構成して
もよい。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のDDAに
よれば、第1、第2の差動入力電圧のうちの正側の入力
電圧の差に対応した電流から、第1、第2の差動入力電
圧のうちの負側の入力電圧の差に対応した電流を減算す
ることにより、線形性を向上させ、また基板バイアス効
果による特性変動の影響を少なくすることが可能であ
る。
よれば、第1、第2の差動入力電圧のうちの正側の入力
電圧の差に対応した電流から、第1、第2の差動入力電
圧のうちの負側の入力電圧の差に対応した電流を減算す
ることにより、線形性を向上させ、また基板バイアス効
果による特性変動の影響を少なくすることが可能であ
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態によるDDAの構成
を示した回路図。
を示した回路図。
【図2】上記DDAに用いられる電圧変換器の特性を示
したグラフ。
したグラフ。
【図3】上記第1の実施の形態によるDDAに用いられ
る電圧変換回路の第1の回路例を示した回路図。
る電圧変換回路の第1の回路例を示した回路図。
【図4】図3に示された電圧変換回路を用いて上記第1
の実施の形態によるDDAを構成したときの回路を示し
た回路図。
の実施の形態によるDDAを構成したときの回路を示し
た回路図。
【図5】上記第1の実施の形態によるDDAに用いられ
る電圧変換回路の第2の回路例を示した回路図。
る電圧変換回路の第2の回路例を示した回路図。
【図6】上記第1の実施の形態によるDDAに用いられ
る電圧変換回路の第3の回路例を示した回路図。
る電圧変換回路の第3の回路例を示した回路図。
【図7】上記第1の実施の形態によるDDAに用いられ
る電圧変換回路の第4の回路例を示した回路図。
る電圧変換回路の第4の回路例を示した回路図。
【図8】本発明の第2の実施の形態によるDDAの構成
を示した回路図。
を示した回路図。
【図9】上記第2の実施の形態によるDDAに用いられ
る電圧変換回路の第1の回路例を示した回路図。
る電圧変換回路の第1の回路例を示した回路図。
【図10】上記第2の実施の形態によるDDAに用いら
れる電圧変換回路の第2の回路例を示した回路図。
れる電圧変換回路の第2の回路例を示した回路図。
【図11】上記第2の実施の形態によるDDAに用いら
れる電圧変換回路の第3の回路例を示した回路図。
れる電圧変換回路の第3の回路例を示した回路図。
【図12】上記第2の実施の形態によるDDAに用いら
れる電圧変換回路の第4の回路例を示した回路図。
れる電圧変換回路の第4の回路例を示した回路図。
【図13】上記第2の実施の形態によるDDAに用いら
れる電圧変換回路の第5の回路例を示した回路図。
れる電圧変換回路の第5の回路例を示した回路図。
【図14】上記第2の実施の形態によるDDAに用いら
れる電圧変換回路の第6の回路例を示した回路図。
れる電圧変換回路の第6の回路例を示した回路図。
【図15】図13に示された電圧変換回路を用いてDD
Aを構成した場合の回路構成を示した回路図。
Aを構成した場合の回路構成を示した回路図。
【図16】上記第2の実施の形態によるDDAに用いら
れる電圧変換回路の第7の回路例を示した回路図。
れる電圧変換回路の第7の回路例を示した回路図。
【図17】図16に示された電圧変換回路の入力電圧の
範囲を示したグラフ。
範囲を示したグラフ。
【図18】上記第2の実施の形態によるDDAに用いら
れる電圧変換回路の第8の回路例を示した回路図。
れる電圧変換回路の第8の回路例を示した回路図。
【図19】図16に示された電圧変換回路を用いてDD
Aを構成した場合の回路構成を示した回路図。
Aを構成した場合の回路構成を示した回路図。
【図20】従来のDDAの構成を示した回路図。
【図21】従来のDDAを表す記号を示した説明図。
【図22】従来のDDAを用いたインスツルメンテーシ
ョンアンプの構成を示した回路図。
ョンアンプの構成を示した回路図。
【図23】従来の他のDDAの構成を示した回路図。
【図24】従来のさらに他のDDAの構成を示した回路
図。
図。
H1、H2、H11、H12 電圧変換器 G1、G2、G11 電圧電流変換器 R1 電流電圧変換器 Mj MOS型トランジスタ Ij 電流 Vj 電圧 VDD 電源電圧 Isj 定電流源 VC,VB 基準電圧 OPj オペアンプ
Claims (21)
- 【請求項1】2対の差動入力電圧の差に対応した電圧を
出力する差動差分増幅器において、 差動電圧を入力され、この差動電圧の振幅により決定さ
れる差動電圧を出力し、特性がほぼ等しい第1及び第2
の電圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力さ
れ、第1の差動出力電圧を出力する前記第1の電圧変換
回路と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の差動出
力電圧を出力する前記第2の電圧変換回路と、 差動電圧を入力され、この差動電圧の振幅に対応する差
動電流を出力し、特性がほぼ等しい第1及び第2の電圧
電流変換回路であって、前記第1の電圧変換回路が出力
した前記第1の差動出力電圧と前記第2の電圧変換回路
が出力した前記第2の差動出力電圧の正側電圧間の電圧
を入力され、第1の差動出力電流を出力する前記第1の
電圧電流変換回路と、前記第1の電圧変換回路が出力し
た前記第1の差動出力電圧と前記第2の電圧変換回路が
出力した前記第2の差動出力電圧の負側電圧間の電圧を
入力され、第2の差動出力電流を出力する前記第2の電
圧電流変換回路と、 差動電流を入力され、この差動電流の差に対応する電圧
を出力する電流電圧変換回路であって、前記第1の電圧
電流変換回路の正側出力端子と、前記第2の電圧電流変
換回路の負側出力端子とを一方の入力端子に接続され、
前記第1の電圧電流変換回路の負側出力端子と、前記第
2の電圧電流変換回路の正側出力端子とを他方の入力端
子に接続され、前記第1の差動出力電流と前記第2の差
動出力電流との合成出力電流を入力されて、前記合成出
力電流に対応する電圧を出力する電流電圧変換回路と、 を備えることを特徴とする差動差分増幅器。 - 【請求項2】ソースが共通接続され定電流源を介して接
地され、特性がほぼ等しい第1導電型の第1、第2のM
OSトランジスタと、ドレインとゲートとが前記第1の
MOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが電
源端子に接続された第2導電型の第3のMOSトランジ
スタと、ドレインとゲートとが前記第2のMOSトラン
ジスタのドレインに接続され、ソースが電源端子に接続
され、前記第3のMOSトランジスタと特性がほぼ等し
い第2の導電型の第4のMOSトランジスタと、 ソースが基準電源端子に接続され、ゲートがドレインに
接続された第1導電型の第5のMOSトランジスタと、
ソースが基準電源端子に接続され、ゲートがドレインに
接続され、前記第5のMOSトランジスタと特性がほぼ
等しい第1導電型の第6のMOSトランジスタと、ソー
スが電源端子に接続され、ドレインが前記第5のMOS
トランジスタのドレインに接続され、ゲートが前記第3
のMOSトランジスタのゲートに接続された第2導電型
の第7のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に接
続され、ドレインが前記第6のMOSトランジスタのド
レインに接続され、ゲートが前記第4のMOSトランジ
スタのゲートに接続され、前記第7のMOSトランジス
タと特性がほぼ等しい第2導電型の第8のMOSトラン
ジスタとを備え、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに差動入
力電圧が印加されて、第5、第6のMOSトランジスタ
のドレインから差動電圧を出力することを特徴とする電
圧変換回路。 - 【請求項3】2対の差動入力電圧の差に対応した電圧を
出力する差動差分増幅器において、 差動電圧を入力され、この差動電圧の振幅により決定さ
れる差動電圧を出力し、特性がほぼ等しい第1及び第2
の電圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力さ
れ、第1の差動出力電圧を出力する前記第1の電圧変換
回路と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の差動出
力電圧を出力する前記第2の電圧変換回路と、 差動電圧を入力され、この差動電圧の振幅に対応する差
動電流を出力し、特性がほぼ等しい第1及び第2の電圧
電流変換回路であって、前記第1の電圧変換回路が出力
した前記第1の差動出力電圧と前記第2の電圧変換回路
が出力した前記第2の差動出力電圧の正側電圧間の電圧
を入力され、第1の差動出力電流を出力する前記第1の
電圧電流変換回路と、前記第1の電圧変換回路が出力し
た前記第1の差動出力電圧と前記第2の電圧変換回路が
出力した前記第2の差動出力電圧の負側電圧間の電圧を
入力され、第2の差動出力電流を出力する前記第2の電
圧電流変換回路と、 差動電流を入力され、この差動電流の差に対応する電圧
を出力する電流電圧変換回路であって、前記第1の電圧
電流変換回路の正側出力端子と、前記第2の電圧電流変
換回路の負側出力端子とを一方の入力端子に接続され、
前記第1の電圧電流変換回路の負側出力端子と、前記第
2の電圧電流変換回路の正側出力端子とを他方の入力端
子に接続され、前記第1の差動出力電流と前記第2の差
動出力電流との合成出力電流を入力されて、前記合成出
力電流の差に対応する電圧を出力する電流電圧変換回路
と、 を備え、 前記第1、第2の電圧変換器は、 ソースが共通接続され定電流源を介して接地され、特性
がほぼ等しい第1導電型の第1、第2のMOSトランジ
スタと、ドレインとゲートとが前記第1のMOSトラン
ジスタのドレインに接続され、ソースが電源端子に接続
された第2導電型の第3のMOSトランジスタと、ドレ
インとゲートとが前記第2のMOSトランジスタのドレ
インに接続され、ソースが電源端子に接続され、前記第
3のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい第2の導電
型の第4のMOSトランジスタと、 ソースが基準電源端子に接続され、ゲートがドレインに
接続された第1導電型の第5のMOSトランジスタと、
ソースが基準電源端子に接続され、ゲートがドレインに
接続され、前記第5のMOSトランジスタと特性がほぼ
等しい第1導電型の第6のMOSトランジスタと、ソー
スが電源端子に接続され、ドレインが前記第5のMOS
トランジスタのドレインに接続され、ゲートが前記第3
のMOSトランジスタのゲートに接続された第2導電型
の第7のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に接
続され、ドレインが前記第6のMOSトランジスタのド
レインに接続され、ゲートが前記第4のMOSトランジ
スタのゲートに接続され、前記第7のMOSトランジス
タと特性がほぼ等しい第2導電型の第8のMOSトラン
ジスタとを有し、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに前記第
1又は第2の差動入力電圧が印加されて、第5、第6の
MOSトランジスタのドレインから前記第1又は第2の
差動出力電圧を出力することを特徴とする差動差分増幅
器。 - 【請求項4】ソースが共通接続され定電流源を介して接
地され、特性がほぼ等しい第1導電型の第1、第2のM
OSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタの
ドレインにドレインとゲートとが接続され、ソースが電
源端子に接続された第2導電型の第3のMOSトランジ
スタと、前記第2のMOSトランジスタのドレインにド
レインとゲートとが接続され、ソースが電源端子に接続
され、前記第3のMOSトランジスタと特性がほぼ等し
い第4のMOSトランジスタと、 ソースが基準電源端子に接続された第1導電型の第5の
MOSトランジスタと、ソースが基準電源端子に接続さ
れ、前記第5のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい
第6のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に接続
され、ドレインが前記第5のMOSトランジスタのドレ
インに接続され、ゲートが前記第3のMOSトランジス
タのゲートに接続された第2導電型の第7のMOSトラ
ンジスタと、ソースが電源端子に接続され、ドレインが
前記第6のMOSトランジスタのドレインに接続され、
ゲートが前記第4のMOSトランジスタのゲートに接続
され、前記第7のMOSトランジスタと特性がほぼ等し
い第2導電型の第8のMOSトランジスタと、 反転入力端子が前記第3のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、非反転入力端子が前記第7のMOSトラ
ンジスタのドレインに接続され、出力端子が前記第5の
MOSトランジスタのゲートに接続された第1のオペア
ンプと、反転入力端子が前記第4のMOSトランジスタ
のドレインに接続され、非反転入力端子が前記第8のM
OSトランジスタのドレインに接続され、出力端子が前
記第6のMOSトランジスタのゲートに接続された第2
のオペアンプとを備え、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに差動入
力電圧が印加されて、前記第5、第6のMOSトランジ
スタのゲート間から差動電圧を出力することを特徴とす
る電圧変換回路。 - 【請求項5】2対の差動入力電圧の差に対応した電圧を
出力する差動差分増幅器において、 差動電圧を入力され、この差動電圧の振幅により決定さ
れる差動電圧を出力し、特性がほぼ等しい第1及び第2
の電圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力さ
れ、第1の差動出力電圧を出力する前記第1の電圧変換
回路と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の差動出
力電圧を出力する前記第2の電圧変換回路と、 差動電圧を入力され、この差動電圧の振幅に対応する差
動電流を出力し、特性がほぼ等しい第1及び第2の電圧
電流変換回路であって、前記第1の電圧変換回路が出力
した前記第1の差動出力電圧と前記第2の電圧変換回路
が出力した前記第2の差動出力電圧の正側電圧間の電圧
を入力され、第1の差動出力電流を出力する前記第1の
電圧電流変換回路と、前記第1の電圧変換回路が出力し
た前記第1の差動出力電圧と前記第2の電圧変換回路が
出力した前記第2の差動出力電圧の負側電圧間の電圧を
入力され、第2の差動出力電流を出力する前記第2の電
圧電流変換回路と、 差動電流を入力され、この差動電流の差に対応する電圧
を出力する電流電圧変換回路であって、前記第1の電圧
電流変換回路の正側出力端子と、前記第2の電圧電流変
換回路の負側出力端子とを一方の入力端子に接続され、
前記第1の電圧電流変換回路の負側出力端子と、前記第
2の電圧電流変換回路の正側出力端子とを他方の入力端
子に接続され、前記第1の差動出力電流と前記第2の差
動出力電流との合成出力電流を入力されて、前記合成出
力電流に対応する電圧を出力する電流電圧変換回路と、 を備え、 前記第1、第2の電圧変換器は、 ソースが共通接続され定電流源を介して接地され、特性
がほぼ等しい第1導電型の第1、第2のMOSトランジ
スタと、前記第1のMOSトランジスタのドレインにド
レインとゲートとが接続され、ソースが電源端子に接続
された第2導電型の第3のMOSトランジスタと、前記
第2のMOSトランジスタのドレインにドレインとゲー
トとが接続され、ソースが電源端子に接続され、前記第
3のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい第4のMO
Sトランジスタと、 ソースが基準電源端子に接続された第1導電型の第5の
MOSトランジスタと、ソースが基準電源端子に接続さ
れ、前記第5のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい
第6のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に接続
され、ドレインが前記第5のMOSトランジスタのドレ
インに接続され、ゲートが前記第3のMOSトランジス
タのゲートに接続された第2導電型の第7のMOSトラ
ンジスタと、ソースが電源端子に接続され、ドレインが
前記第6のMOSトランジスタのドレインに接続され、
ゲートが前記第4のMOSトランジスタのゲートに接続
され、前記第7のMOSトランジスタと特性がほぼ等し
い第2導電型の第8のMOSトランジスタと、 反転入力端子が前記第3のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、非反転入力端子が前記第7のMOSトラ
ンジスタのドレインに接続され、出力端子が前記第5の
MOSトランジスタのゲートに接続された第1のオペア
ンプと、反転入力端子が前記第4のMOSトランジスタ
のドレインに接続され、非反転入力端子が前記第8のM
OSトランジスタのドレインに接続され、出力端子が前
記第6のMOSトランジスタのゲートに接続された第2
のオペアンプとを有し、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに前記第
1又は第2の差動入力電圧が印加されて、前記第5、第
6のMOSトランジスタのゲート間から前記第1又は第
2の差動出力電圧を出力することを特徴とする差動差分
増幅器。 - 【請求項6】2対の差動入力電圧の差に対応した電圧を
出力する差動差分増幅器において、 差動入力電圧を入力されて、この差動電圧の振幅に対応
した単出力電圧を出力する、特性がほぼ等しい第1、第
2の電圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力
され、第1の単出力電圧を出力する前記第1の電圧変換
回路と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の単出力
電圧を出力する前記第2の電圧変換回路と、 差動入力電圧を与えられて増幅して差動出力電圧あるい
は単出力電圧として出力する電圧増幅器であって、前記
第1、第2の電圧変換回路の出力端子間の電圧を前記差
動入力電圧として与えられて増幅し出力電圧とする電圧
増幅回路と、 を備えることを特徴とする差動差分増幅器。 - 【請求項7】ソースが共通接続され定電流源を介して接
地され、特性がほぼ等しい第1導電型の第1、第2のM
OSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタの
ドレインにソースが接続され、ドレインが電源端子に接
続された第1導電型の第3のMOSトランジスタと、前
記第2のMOSトランジスタのドレインにソースが接続
され、ドレインが電源端子に接続され、前記第3のMO
Sトランジスタと特性がほぼ等しい第2導電型の第4の
MOSトランジスタと、 反転入力端子が前記第2のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、非反転入力端子が基準電圧端子に接続さ
れ、出力端子が前記第3、第4のMOSトランジスタの
ゲートに接続されたオペアンプとを備え、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに差動入
力電圧が印加されて、前記第1のMOSトランジスタの
ドレインと前記基準電圧の間の電圧を出力電圧とするこ
とを特徴とする電圧変換回路。 - 【請求項8】2対の差動入力電圧の差に対応した電圧を
出力する差動差分増幅器において、 差動入力電圧を入力されて、この電圧振幅に比例した単
出力電圧を出力する、特性がほぼ等しい第1、第2の電
圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力され、
第1の単出力電圧を出力する前記第1の電圧変換回路
と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の単出力電圧
を出力する前記第2の電圧変換回路と、 差動入力電圧を与えられて増幅して差動出力電圧あるい
は単出力電圧として出力する電圧増幅器であって、前記
第1、第2の電圧変換回路の出力端子間の電圧を前記差
動入力電圧として与えられて増幅し出力電圧とする電圧
増幅回路と、 を備え、 前記第1、第2の電圧変換回路は、ソースが共通接続さ
れ定電流源を介して接地され、特性がほぼ等しい第1導
電型の第1、第2のMOSトランジスタと、前記第1の
MOSトランジスタのドレインにソースが接続され、ド
レインが電源端子に接続された第1導電型の第3のMO
Sトランジスタと、前記第2のMOSトランジスタのド
レインにソースが接続され、ドレインが電源端子に接続
され、前記第3のMOSトランジスタと特性がほぼ等し
い第2導電型の第4のMOSトランジスタと、 反転入力端子が前記第2のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、非反転入力端子が基準電圧端子に接続さ
れ、出力端子が前記第3、第4のMOSトランジスタの
ゲートに接続されたオペアンプとを有し、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに前記第
1又は第2の差動入力電圧が印加されて、前記第1のM
OSトランジスタのドレインと前記基準電圧の間の電圧
を前記出力電圧とすることを特徴とする差動差分増幅
器。 - 【請求項9】ソースが共通接続され定電流源を介して接
地され、特性がほぼ等しい第1導電型の第1、第2のM
OSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタの
ドレインにドレインとゲートとが接続された第2導電型
の第3のMOSトランジスタと、前記第2のMOSトラ
ンジスタのドレインにドレインとゲートとが接続され、
前記第3のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい第2
導電型の第4のMOSトランジスタと、ドレインが前記
第3、第4のMOSトランジスタのソースに共通接続さ
れ、ソースが電源端子に接続された第2導電型の第5の
MOSトランジスタと、 非反転入力端子が前記第2のMOSトランジスタのドレ
インに接続され、反転入力端子が基準電圧端子に接続さ
れ、出力端子が前記第5のMOSトランジスタのゲート
に接続されたオペアンプとを備え、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに差動入
力電圧が印加され、前記第1のMOSトランジスタのド
レインと前記基準電圧の間の電圧を出力電圧とすること
を特徴とする電圧変換回路。 - 【請求項10】2対の差動入力電圧の差に対応した電圧
を出力する差動差分増幅器において、 差動入力電圧を入力されて、この電圧振幅に比例した単
出力電圧を出力する、特性がほぼ等しい第1、第2の電
圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力され、
第1の単出力電圧を出力する前記第1の電圧変換回路
と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の単出力電圧
を出力する前記第2の電圧変換回路と、 差動入力電圧を与えられて増幅して差動出力電圧あるい
は単出力電圧として出力する電圧増幅器であって、前記
第1、第2の電圧変換回路の出力端子間の電圧を前記差
動入力電圧として与えられて増幅し出力電圧とする電圧
増幅回路と、 を備え、 前記第1、第2の電圧変換器は、ソースが共通接続され
定電流源を介して接地され、特性がほぼ等しい第1導電
型の第1、第2のMOSトランジスタと、前記第1のM
OSトランジスタのドレインにドレインとゲートとが接
続された第2導電型の第3のMOSトランジスタと、前
記第2のMOSトランジスタのドレインにドレインとゲ
ートとが接続され、前記第3のMOSトランジスタと特
性がほぼ等しい第2導電型の第4のMOSトランジスタ
と、ドレインが前記第3、第4のMOSトランジスタの
ソースに共通接続され、ソースが電源端子に接続された
第2導電型の第5のMOSトランジスタと、 非反転入力端子が前記第2のMOSトランジスタのドレ
インに接続され、反転入力端子が基準電圧端子に接続さ
れ、出力端子が前記第5のMOSトランジスタのゲート
に接続されたオペアンプとを備え、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに前記第
1又は第2の差動入力電圧が印加されて、前記第1のM
OSトランジスタのドレインと前記基準電圧の間の電圧
を前記出力電圧とすることを特徴とする差動差分増幅器 - 【請求項11】ソースが共通接続され定電流源を介して
接地され、特性がほぼ等しい第1導電型の第1、第2の
MOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタ
のドレインにドレインとゲートとが接続され、ソースが
電源端子に接続された第2導電型の第3のMOSトラン
ジスタと、前記第2のMOSトランジスタのドレインに
ドレイン及びゲートが接続され、ソースが電源端子に接
続され、前記第3のMOSトランジスタと特性がほぼ等
しい第2導電型の第4のMOSトランジスタと、 ソースが共通接続され特性がほぼ等しい第1導電型の第
5、第6のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に
接続され、ドレインが前記第5のMOSトランジスタの
ドレインとゲートとに接続され、ゲートが前記第3のM
OSトランジスタのゲートに接続された第2導電型の第
7のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に接続さ
れ、ドレインが前記第6のMOSトランジスタのドレイ
ンとゲートとに接続され、ゲートが前記第4のMOSト
ランジスタのゲートに接続され、前記第7のMOSトラ
ンジスタと特性がほぼ等しい第8のMOSトランジスタ
と、ドレインが前記第5、第6のMOSトランジスタの
ソースに接続され、ソースが接地された第1導電型の第
9のMOSトランジスタと、 非反転入力端子が前記第6のMOSトランジスタのドイ
レンに接続され、反転入力端子が基準電圧端子に接続さ
れ、出力端子が前記第9のMOSトランジスタのゲート
に接続された第1のオペアンプとを備え、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに第1又
は第2の差動入力電圧が印加され、前記第5のMOSト
ランジスタのドレインと前記基準電圧との間の電圧を出
力電圧とすることを特徴とする電圧変換回路。 - 【請求項12】2対の差動入力電圧の差に対応した電圧
を出力する差動差分増幅器において、 差動入力電圧を入力されて、この電圧振幅に比例した単
出力電圧を出力する、特性がほぼ等しい第1、第2の電
圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力され、
第1の単出力電圧を出力する前記第1の電圧変換回路
と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の単出力電圧
を出力する前記第2の電圧変換回路と、 差動入力電圧を与えられて増幅して差動出力電圧あるい
は単出力電圧として出力する電圧増幅器であって、前記
第1、第2の電圧変換回路の出力端子間の電圧を前記差
動入力電圧として与えられて増幅し出力電圧とする電圧
増幅回路と、 を備え、 前記第1、第2の電圧変換回路は、ソースが共通接続さ
れ定電流源を介して接地され、特性がほぼ等しい第1導
電型の第1、第2のMOSトランジスタと、前記第1の
MOSトランジスタのドレインにドレインとゲートとが
接続され、ソースが電源端子に接続された第2導電型の
第3のMOSトランジスタと、前記第2のMOSトラン
ジスタのドレインにドレイン及びゲートが接続され、ソ
ースが電源端子に接続され、前記第3のMOSトランジ
スタと特性がほぼ等しい第2導電型の第4のMOSトラ
ンジスタと、 ソースが共通接続され特性がほぼ等しい第1導電型の第
5、第6のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に
接続され、ドレインが前記第5のMOSトランジスタの
ドレインとゲートとに接続され、ゲートが前記第3のM
OSトランジスタのゲートに接続された第2導電型の第
7のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に接続さ
れ、ドレインが前記第6のMOSトランジスタのドレイ
ンとゲートとに接続され、ゲートが前記第4のMOSト
ランジスタのゲートに接続され、前記第7のMOSトラ
ンジスタと特性がほぼ等しい第8のMOSトランジスタ
と、ドレインが前記第5、第6のMOSトランジスタの
ソースに接続され、ソースが接地された第1導電型の第
9のMOSトランジスタと、 非反転入力端子が前記第6のMOSトランジスタのドイ
レンに接続され、反転入力端子が基準電圧端子に接続さ
れ、出力端子が前記第9のMOSトランジスタのゲート
に接続された第1のオペアンプとを備え、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに前記第
1又は第2の差動入力電圧が印加され、前記第5のMO
Sトランジスタのドレインと前記基準電圧の間の電圧を
前記出力電圧とすることを特徴とする差動差分増幅器。 - 【請求項13】ソースが共通接続され定電流源を介して
接地され、特性がほぼ等しい第1導電型の第1、第2の
MOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタ
のドレインにドレインとゲートとが接続され、ソースが
電源端子に接続された第2導電型の第3のMOSトラン
ジスタと、前記第2のMOSトランジスタのドレインに
ドレインとゲートとが接続され、ソースが電源端子に接
続され、前記第3のMOSトランジスタと特性がほぼ等
しい第2導電型の第4のMOSトランジスタと、 ソースが共通接続され特性がほぼ等しい第1導電型の第
5、第6のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に
接続され、ドレインが前記第5のMOSトランジスタの
ドレインに接続され、ゲートが前記第3のMOSトラン
ジスタのゲートに接続された第2導電型の第7のMOS
トランジスタと、ソースが電源端子に接続され、ドレイ
ンが前記第6のMOSトランジスタのドレインに接続さ
れ、ゲートが前記第4のMOSトランジスタのゲートに
接続され、前記第7のMOSトランジスタと特性がほぼ
等しい第2導電型の第8のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第5、第6のMOSトランジスタのソー
スに接続され、ソースが接地された第1導電型の第9の
MOSトランジスタと、 反転入力端子が前記第3のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、非反転入力端子が前記第7のMOSトラ
ンジスタのドレインに接続され、出力端子が前記第5の
MOSトランジスタのゲートに接続された第1のオペア
ンプと、 反転入力端子が前記第4のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、非反転入力端子が前記第8のMOSトラ
ンジスタのドレインに接続され、出力端子が前記第6の
MOSトランジスタのゲートに接続された第2のオペア
ンプと、 非反転入力端子が前記第6のMOSトランジスタのゲー
トに接続され、反転入力端子が基準電圧端子に接続さ
れ、出力端子が前記第9のMOSトランジスタのゲート
に接続された第3のオペアンプとを備え、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに差動入
力電圧が印加され、前記第5のMOSトランジスタのゲ
ートと前記基準電圧との間の電圧を出力電圧とすること
を特徴とする電圧変換器。 - 【請求項14】2対の差動入力電圧の差に対応した電圧
を出力する差動差分増幅器において、 差動入力電圧を入力されて、この電圧振幅に比例した単
出力電圧を出力する、特性がほぼ等しい第1、第2の電
圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力され、
第1の単出力電圧を出力する前記第1の電圧変換回路
と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の単出力電圧
を出力する前記第2の電圧変換回路と、 差動入力電圧を与えられて増幅して差動出力電圧あるい
は単出力電圧として出力する電圧増幅器であって、前記
第1、第2の電圧変換回路の出力端子間の電圧を前記差
動入力電圧として与えられて増幅し出力電圧とする電圧
増幅回路と、 を備え、 前記第1、第2の電圧変換器は、ソースが共通接続され
定電流源を介して接地され、特性がほぼ等しい第1導電
型の第1、第2のMOSトランジスタと、前記第1のM
OSトランジスタのドレインにドレインとゲートとが接
続され、ソースが電源端子に接続された第2導電型の第
3のMOSトランジスタと、前記第2のMOSトランジ
スタのドレインにドレインとゲートとが接続され、ソー
スが電源端子に接続され、前記第3のMOSトランジス
タと特性がほぼ等しい第2導電型の第4のMOSトラン
ジスタと、 ソースが共通接続され特性がほぼ等しい第1導電型の第
5、第6のMOSトランジスタと、ソースが電源端子に
接続され、ドレインが前記第5のMOSトランジスタの
ドレインに接続され、ゲートが前記第3のMOSトラン
ジスタのゲートに接続された第2導電型の第7のMOS
トランジスタと、ソースが電源端子に接続され、ドレイ
ンが前記第6のMOSトランジスタのドレインに接続さ
れ、ゲートが前記第4のMOSトランジスタのゲートに
接続され、前記第7のMOSトランジスタと特性がほぼ
等しい第2導電型の第8のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第5、第6のMOSトランジスタのソー
スに接続され、ソースが接地された第1導電型の第9の
MOSトランジスタと、 反転入力端子が前記第3のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、非反転入力端子が前記第7のMOSトラ
ンジスタのドレインに接続され、出力端子が前記第5の
MOSトランジスタのゲートに接続された第1のオペア
ンプと、 反転入力端子が前記第4のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、非反転入力端子が前記第8のMOSトラ
ンジスタのドレインに接続され、出力端子が前記第6の
MOSトランジスタのゲートに接続された第2のオペア
ンプと、 非反転入力端子が前記第6のMOSトランジスタのゲー
トに接続され、反転入力端子が基準電圧端子に接続さ
れ、出力端子が前記第9のMOSトランジスタのゲート
に接続された第3のオペアンプとを有し、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに前記第
1又は第2の差動入力電圧が印加され、前記第5のMO
Sトランジスタのゲートと前記基準電圧との間の電圧を
前記出力電圧とすることを特徴とする差動差分増幅器。 - 【請求項15】ソースが共通接続され第1の定電流源を
介して接地され、特性がほぼ等しい第1導電型の第1、
第2のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトラン
ジスタのドレインにドレインとゲートとが接続され、ソ
ースが電源端子に接続された第2導電型の第3のMOS
トランジスタと、 ソースが共通接続され、前記第1の定電流源と特性がほ
ぼ等しい第2の定電流源を介して接地され特性がほぼ等
しい第1導電型の第4、第5のMOSトランジスタと、
ソースが電源端子に接続され、ドレインが前記第4のM
OSトランジスタのドレインとゲートとに接続され、ゲ
ートが前記第3のMOSトランジスタのゲートに接続さ
れた前記第3のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい
第6のMOSトランジスタと、 前記第2のMOSトランジスタのドレインは電源端子に
接続され、前記第5のMOSトランジスタのドレインは
電源端子に接続され、ゲートは基準電圧端子に接続され
ており、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに差動入
力電圧が印加され、前記第4、第5のMOSトランジス
タのゲート間の電圧を出力電圧とすることを特徴とする
電圧変換回路。 - 【請求項16】2対の差動入力電圧の差に対応する電圧
を出力する差動差分増幅器において、 差動入力電圧を与えられ、この入力電圧振幅に対応する
単出力電圧を出力する、特性がほぼ等しい第1、第2の
電圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力され
て第1の単出力電圧を出力する前記第1の電圧変換器
と、第2の差動入力電圧を入力されて第2の単出力電圧
を出力する前記第2の電圧変換器と、 前記第1、第2の電圧変換器が出力した前記第1、第2
の単出力電圧の差に対応する電圧を増幅して出力電圧と
して出力する電圧増幅回路とを備え、 前記第1、第2の電圧変換回路は、ソースが共通接続さ
れ第1の定電流源を介して接地され、特性がほぼ等しい
第1導電型の第1、第2のMOSトランジスタと、前記
第1のMOSトランジスタのドレインにドレインとゲー
トとが接続され、ソースが電源端子に接続された第2導
電型の第3のMOSトランジスタと、 ソースが共通接続され、前記第1の定電流源と特性がほ
ぼ等しい第2の定電流源を介して接地され、特性がほぼ
等しい第1導電型の第4、第5のMOSトランジスタ
と、ソースが電源端子に接続され、ドレインが前記第4
のMOSトランジスタのドレインとゲートとに接続さ
れ、ゲートが前記第3のMOSトランジスタのゲートに
接続された第2導電型の第6のMOSトランジスタと、 前記第2のMOSトランジスタのドレインは電源端子に
接続され、前記第5のMOSトランジスタのドレインは
電源端子に接続され、ゲートは基準電圧端子に接続され
ており、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに前記第
1又は第2の差動入力電圧が印加され、前記第4、第5
のMOSトランジスタのゲート間の電圧を前記出力電圧
とすることを特徴とする差動差分増幅器。 - 【請求項17】ソースが共通接続され第1の定電流源を
介して接地され、特性がほぼ等しい第1導電型の第1、
第2のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトラン
ジスタのドレインにドレインとゲートとが接続され、ソ
ースが電源端子に接続された第2導電型の第3のMOS
トランジスタと、 ソースが共通接続され、前記第1の定電流源と特性がほ
ぼ等しい第2の定電流源を介して接地され、特性がほぼ
等しい第1導電型の第4、第5のMOSトランジスタ
と、ソースが電源端子に接続され、ドレインが前記第4
のMOSトランジスタのドレインとゲートとに接続さ
れ、ゲートが前記第3のMOSトランジスタのゲートに
接続された前記第3のMOSトランジスタとほぼ特性が
等しい第6のMOSトランジスタと、 反転入力端子が前記第3のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、反転入力端子が前記第6のMOSトラン
ジスタのドレインに接続され、出力端子が前記第4のM
OSトランジスタのゲートに接続された第1のオペアン
プとを備え、 前記第2のMOSトランジスタのドレインは電源端子に
接続され、前記第5のMOSトランジスタのドレインは
電源端子に接続され、ゲートは基準電圧端子に接続され
ており、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに差動入
力電圧が印加され、前記第4、第5のMOSトランジス
タのゲート間の電圧を出力電圧とすることを特徴とする
電圧変換回路。 - 【請求項18】2対の差動入力電圧の差に対応した電圧
を出力する差動差分増幅器において、 差動入力電圧を入力されて、この電圧振幅に比例した単
出力電圧を出力する、特性がほぼ等しい第1、第2の電
圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力され、
第1の単出力電圧を出力する前記第1の電圧変換回路
と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の単出力電圧
を出力する前記第2の電圧変換回路と、 差動入力電圧を与えられて増幅して差動出力電圧あるい
は単出力電圧として出力する電圧増幅器であって、前記
第1、第2の電圧変換回路の出力端子間の電圧を前記差
動入力電圧として与えられて増幅し出力電圧とする電圧
増幅回路と、 を備え、 前記第1、第2の電圧変換器は、ソースが共通接続され
第1の定電流源を介して接地され、特性がほぼ等しい第
1導電型の第1、第2のMOSトランジスタと、前記第
1のMOSトランジスタのドレインにドレインとゲート
とが接続され、ソースが電源端子に接続された第2導電
型の第3のMOSトランジスタと、 ソースが共通接続され、前記第1の定電流源と特性がほ
ぼ等しい第2の定電流源を介して接地され、特性が相互
にほぼ等しい第1導電型の第4、第5のMOSトランジ
スタと、ソースが電源端子に接続され、ドレインが前記
第4のMOSトランジスタのドレインとゲートとに接続
され、ゲートが前記第3のMOSトランジスタのゲート
に接続された前記第3のMOSトランジスタとほぼ特性
が等しい第6のMOSトランジスタと、 反転入力端子が前記第3のMOSトランジスタのドレイ
ンに接続され、非反転入力端子が前記第6のMOSトラ
ンジスタのドレインに接続され、出力端子が前記第4の
MOSトランジスタのゲートに接続された第1のオペア
ンプとを備え、 前記第2のMOSトランジスタのドレインは電源端子に
接続され、前記第5のMOSトランジスタのドレインは
電源端子に接続され、ゲートは基準電圧端子に接続され
ており、 前記第1、第2のMOSトランジスタのゲートに前記第
1又は第2の差動入力電圧が印加され、前記第4、第6
のMOSトランジスタのゲート間の電圧を前記出力電圧
とすることを特徴とする差動差分増幅器。 - 【請求項19】ソースが接地されゲートが基準電圧端子
に接続された第1のMOSトランジスタと、ソースが前
記第1のMOSトランジスタのドレインに接続され、ド
レインが電源端子に接続され、前記第1のMOSトラン
ジスタと特性がほぼ等しい第2のMOSトランジスタ
と、ソースが接地され、ゲートが前記第1のMOSトラ
ンジスタのドレインに接続された第3のMOSトランジ
スタと、ソースが前記第3のMOSトランジスタのドレ
インに接続され、ドレインが電源端子に接続され、前記
第3のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい第4のM
OSトランジスタとを備え、 前記第2、第4のMOSトランジスタのゲート間に差動
入力電圧が印加され、前記第3のMOSトランジスタの
ドレインと前記基準電圧間の電圧を出力電圧とすること
を特徴とする電圧変換回路。 - 【請求項20】2対の差動入力電圧の差に対応した電圧
を出力する差動差分増幅器において、 差動入力電圧を入力されて、この電圧振幅に比例した単
出力電圧を出力する、特性がほぼ等しい第1、第2の電
圧変換回路であって、第1の差動入力電圧を入力され、
第1の単出力電圧を出力する前記第1の電圧変換回路
と、第2の差動入力電圧を入力され、第2の単出力電圧
を出力する前記第2の電圧変換回路と、 差動入力電圧を与えられて増幅して差動出力電圧あるい
は単出力電圧として出力する電圧増幅器であって、前記
第1、第2の電圧変換回路の出力端子間の電圧を前記差
動入力電圧として与えられて増幅し出力電圧とする電圧
増幅回路と、 を備え、 前記第1、第2の電圧変換回路は、ソースが接地されゲ
ートが基準電圧端子に接続された第1のMOSトランジ
スタと、ソースが前記第1のMOSトランジスタのドレ
インに接続され、ドレインが電源端子に接続され、前記
第1のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい第2のM
OSトランジスタと、ソースが接地され、ゲートが前記
第1のMOSトランジスタのドレインに接続された第3
のMOSトランジスタと、ソースが前記第3のMOSト
ランジスタに接続され、ドレインが電源端子に接続さ
れ、前記第3のMOSトランジスタと特性がほぼ等しい
第4のMOSトランジスタとを備え、 前記第2、第4のMOSトランジスタのゲート間に前記
第1又は第2の差動入力電圧が印加され、前記第3のM
OSトランジスタのドレインと前記基準電圧間の電圧を
前記出力電圧とすることを特徴とする差動差分増幅器。 - 【請求項21】差動入力電圧を与えられ、この差動入力
電圧の振幅に対応した第1の差動出力電圧を出力する第
1の電圧変換回路と、 前記第1の電圧変換器が出力した前記第1の差動出力電
圧を与えられ、この第1の差動入力電圧の振幅に対応し
た単出力電圧を出力する前記第2の電圧変換回路とを備
え、 前記第2の電圧変換回路が出力した電圧を出力電圧とす
ることを特徴とする電圧変換回路。
Priority Applications (2)
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JP8306900A JPH10150333A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 電圧変換回路及び差動差分増幅器 |
US08/971,730 US6011436A (en) | 1996-11-18 | 1997-11-17 | Voltage conversion circuit and differential difference amplifier |
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JP8306900A JPH10150333A (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 電圧変換回路及び差動差分増幅器 |
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JPH10150333A true JPH10150333A (ja) | 1998-06-02 |
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