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JPH10136586A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JPH10136586A
JPH10136586A JP8286865A JP28686596A JPH10136586A JP H10136586 A JPH10136586 A JP H10136586A JP 8286865 A JP8286865 A JP 8286865A JP 28686596 A JP28686596 A JP 28686596A JP H10136586 A JPH10136586 A JP H10136586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
voltage
circuit
load
supply circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP8286865A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Shingyoji
竜二 真行寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP8286865A priority Critical patent/JPH10136586A/ja
Publication of JPH10136586A publication Critical patent/JPH10136586A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、負荷の非常停止処理用の電力を供
給するコンデンサの小型化や軽量化、及び内部電源の電
力浪費を低減した電源装置を提供することである。 【解決手段】 電源ユニット1のコンデンサ14は、電
圧レベル変換回路12からの、安定化電源回路15で生
成される電圧よりも高い電圧レベルの出力電圧に基づい
て電荷が蓄積される。よってコンデンサ14に貯えられ
る電荷量が増え、コンデンサ14の静電容量Cの値を小
さくすることができる。また、電圧検知回路13は、電
圧レベル変換回路12の出力段に接続されているので、
電源11(電池)の内部抵抗による影響を受けない。よ
って本来の電池容量を十分に使い切ることが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源装置に係り、詳
細には、電源から供給される電源電圧に基づいて所定電
圧レベルの電圧を生成する安定化電源回路を備え、この
安定化電源回路で生成された前記電圧を当該安定化電源
回路の出力段に接続された負荷に供給する電源装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、負荷の変動に対して出力電圧を常
に一定に保つようにした安定化電源回路(Stabilized P
ower-Supply circuit )を備え、電池などの電源から供
給される電源電圧に基づいてこの安定化電源回路で生成
された前記出力電圧を当該安定化電源回路の出力段に接
続された前記負荷に供給する電源装置としては、各種電
子機器に組み込まれた電源ユニットが挙げられる。
【0003】このような電源装置(電源ユニット)の回
路構成を図3及び図4に示す。図3は、従来の電源ユニ
ットの回路構成を示す図の一例である。同図において電
源ユニット3は、電源スイッチ10、電源11、電圧検
知回路13、安定化電源回路15、及びコンデンサ18
により構成されており、安定化電源回路15の出力段に
は電子機器の各種駆動回路(負荷回路16)が接続され
ている。
【0004】電源スイッチ10は、当該電源ユニット3
の組み込まれた電子機器の電源11をON/OFF切換
えするスイッチである。電源11は、一次電池、或いは
二次電池からなり、電源スイッチ10がON操作される
と安定化電源回路15に電源電圧を供給する。
【0005】電圧検知回路13は、電源スイッチ10が
ON操作されて電源11が投入されると当該電源11の
電源電圧を検知する回路であり、電源電圧が所定電圧レ
ベル以下になるとオフ処理要求信号を負荷回路16内の
制御部に出力する。
【0006】安定化電源回路15は、電源11から供給
される電源電圧に基づいて当該安定化電源回路15の出
力段に接続された各種駆動回路(負荷回路16)を駆動
するための所定電圧レベルを有する駆動電圧を生成す
る。この安定化電源回路15では、出力段に接続された
負荷回路16の変動に対して前記駆動電圧の電圧レベル
を常に一定に保つようにしている。
【0007】コンデンサ18は、安定化電源回路15の
出力段に接続され、当該安定化電源回路15からの駆動
電圧に基づいて電荷が蓄積される。そして、安定化電源
回路15からの駆動電圧の供給が停止(例えば、落下な
どの衝撃により電池が外れた場合など)、もしくは前記
駆動電圧が所定電圧レベル以下となった場合(例えば、
電池の容量切れなど)に、前記蓄積された電荷量に応じ
た放電電圧を負荷回路16に供給し、負荷回路16のオ
フ処理(処理中のデータの退避処理や各種駆動回路の停
止処理など)に必要な所定期間の間、当該負荷回路16
を駆動させる。
【0008】負荷回路16は、電子機器を駆動するため
の制御部や記憶部、或いはその周辺回路などの各種駆動
回路からなる。この負荷回路16は、通常時は安定化電
源回路15から供給される駆動電圧によって駆動され
る。また、電圧検知回路13からオフ処理要求信号が入
力され、安定化電源回路15からの駆動電圧の供給が停
止、もしくは前記駆動電圧が所定電圧レベル以下となっ
た場合は、コンデンサ18からの放電電圧によって所定
期間駆動され、この間に制御部によってオフ処理がなさ
れる。
【0009】このような回路構成の電源ユニット3で
は、コンデンサ18は、安定化電源回路15からの駆動
電圧に基づいて電荷が蓄積されていた。また電源ユニッ
ト3では、一次電池、或いは二次電池からなる電源11
の電源電圧が所定電圧レベル以下になると、オフ処理要
求信号を負荷回路16内の制御部に出力していた。
【0010】同様に、図4は、従来の電源ユニットの回
路構成を示す図の一例である。なお、同図において前記
図3に示した電源ユニット3の回路構成と同一の構成要
素には同一番号を付し、説明を省略するものとする。
【0011】図4において電源ユニット4は、前記図3
に示した電源スイッチ10、電源11、及び安定化電源
回路15と、ダイオードD1〜D3、ACアダプタ端子
17、バックアップ用電源19、及びバックアップ用ス
イッチ20とにより構成されており、安定化電源回路1
5の出力段にはダイオードD3を介して電子機器の各種
駆動回路(負荷回路16)が接続されている。
【0012】ACアダプタ端子17には、ACアダプタ
の出力端子(図示省略)が差込まれ、このようにして電
源ユニット4にACアダプタが接続された場合には、電
源11(内部電源)から供給される電源電圧と、ACア
ダプタを介して外部AC電源(外部電源)から供給され
る電源電圧とのダイオードD1,D2によるOR出力が
安定化電源回路15に供給され、安定化電源回路15で
は、外部AC電源及び電源11から供給されるダイオー
ドOR出力の電源電圧に基づいて駆動電圧を生成する。
【0013】ダイオードD1,D2は、上述したように
電源11(内部電源)から供給される電源電圧と、AC
アダプタ端子17を介して外部AC電源(外部電源)か
ら供給される電源電圧とのダイオードOR出力を安定化
電源回路15に供給する。また、このダイオードD1,
D2は、電源11からの電源電圧がACアダプタ端子1
7側に印加されることを、及びACアダプタからの電源
電圧が電源11に印加される(充電状態)ことを防止す
る。
【0014】バックアップ用電源19は、一次電池、或
いは二次電池からなり、停電(瞬時停電を含む)や電源
11(内部電池)の容量切れなどの際に、オフ処理用と
して所定期間の間、負荷回路16に駆動電圧を供給す
る。
【0015】ダイオードD3は、バックアップ用電源1
9からの駆動電圧が安定化電源回路15側に印加される
ことを防止する。バックアップ用スイッチ20は、負荷
回路16内の制御部からの制御信号に基づいて接断状態
が制御されるスイッチである。
【0016】負荷回路16は、電子機器を駆動するため
の制御部や記憶部、或いはその周辺回路などの各種駆動
回路からなる。負荷回路16内の制御部では、安定化電
源回路15から供給される駆動電圧の電圧レベルを常時
監視しており、電源スイッチ10がオン状態であるにも
かかわらず駆動電圧が所定電圧レベル以下になると、停
電、もしくは電源11(内部電池)の容量切れと判断
し、実行中の処理を中断するとともに、バックアップ用
スイッチ20に制御信号を出力して当該バックアップ用
スイッチ20を所定期間だけ閉塞させる。そして制御部
では、バックアップ用電源19から負荷回路16に供給
される駆動電圧に基づいてオフ処理を行なう。
【0017】このような回路構成の電源ユニット4で
は、電源11からの電源電圧をダイオードD1を介して
安定化電源回路15に供給し、当該安定化電源回路15
で生成された駆動電圧をダイオードD3を介して負荷回
路16に供給していた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電源装置(電源ユニット)においては以下に
述べるような問題点があった。
【0019】すなわち、図3に示した電源ユニット3で
は、コンデンサ18は、安定化電源回路15から供給さ
れる駆動電圧に基づいて電荷が蓄積されるため、充電電
圧が小さく、大きな静電容量を有するコンデンサを備え
なければならず、電源ユニットの小型化、軽量化に支障
をきたすという問題点があった。
【0020】また、図3に示した電源ユニット3では、
電圧検知回路13が電源11に並列に接続されているた
め、電源11としてアルカリ電池などの内部抵抗の比較
的大きな電池を使用した場合に、内部抵抗により電源1
1に大きな電圧降下が生じてしまい、電池にまだ十分な
残容量があるにもかかわらず電圧検知回路13が作動し
て負荷回路16内の制御部にオフ処理要求信号が出力さ
れ、本来の電池容量を十分に使い切らないうちに電池寿
命となってしまうという問題点があった。
【0021】一方、図4に示した電源ユニット4におい
ては、特に、電源11から供給される電源電圧が低電圧
である場合に、ダイオードD1,D3による電力損失分
が無視できないほどの電源11(内部電池)の電力浪費
を招き、電池寿命が短くなってしまうという問題点があ
った。
【0022】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、負荷の非常停止処理用の電力を供給するコン
デンサの小型化や軽量化、及び内部電源の電力浪費を低
減した電源装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電源から供給される電源電圧に基づいて所定電圧レベル
の電圧を生成する安定化電源回路を備え、この安定化電
源回路で生成された前記電圧を当該安定化電源回路の出
力段に接続された負荷に供給する電源装置において、前
記電源の出力段と前記安定化電源回路の入力段との間に
直列に接続され、該電源から供給される電源電圧を該安
定化電源回路で生成される前記電圧よりも高い電圧レベ
ルの電圧に変換して該安定化電源回路に供給する電圧レ
ベル変換回路と、この電圧レベル変換回路の出力段に接
続されたコンデンサとを備え、このコンデンサは、前記
電圧レベル変換回路からの出力電圧に基づいて電荷が蓄
積され、該電圧レベル変換回路からの出力電圧の供給が
停止、もしくは当該出力電圧が所定電圧レベル以下とな
った場合に、前記蓄積された電荷量に応じた放電電圧が
前記安定化電源回路に供給され、前記負荷の停止処理に
必要な所定期間の間、前記安定化電源回路から前記負荷
への前記電圧の供給を継続させることを特徴としてい
る。
【0024】請求項1記載の発明によれば、コンデンサ
は、電圧レベル変換回路からの、安定化電源回路で生成
される電圧よりも高い電圧レベルの出力電圧に基づいて
電荷が蓄積され、この電圧レベル変換回路からの出力電
圧の供給が停止、もしくは当該出力電圧が所定電圧レベ
ル以下となった場合に、前記蓄積された電荷量に応じた
放電電圧が前記安定化電源回路に供給され、負荷の停止
処理に必要な所定期間の間、前記安定化電源回路から前
記負荷への前記電圧の供給を継続させる。
【0025】したがって、コンデンサは、電圧レベル変
換回路から供給される電圧に基づいて電荷が蓄積される
ので、従来に比べより高い充電電圧で電荷を蓄積するこ
とが可能となる。よって、コンデンサに貯えられる電荷
量が増えるので、負荷の停止処理用の電力を供給するコ
ンデンサの静電容量の値を小さくすることができ、当該
コンデンサの小型化や軽量化を図ることができる。その
結果、電源ユニットの小型化、軽量化を図ることが可能
となる。
【0026】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において、前記電圧レベル変換回路の出力段に、
当該電圧レベル変換回路の出力電圧レベルが所定値以下
になると前記負荷に停止要求信号を出力する停止制御回
路を接続したことを特徴としている。
【0027】請求項2記載の発明によれば、電圧レベル
変換回路の出力段には、当該電圧レベル変換回路の出力
電圧レベルが所定値以下になると負荷に対して停止要求
信号を出力する停止制御回路が接続されている。
【0028】したがって、停止制御回路は、電源(電
池)の内部抵抗による影響を受けないので、本来の電池
容量を十分に使い切ることが可能となり、その分だけ電
池寿命を延ばすことができる。その結果、電源ユニット
の信頼性を向上することができる。
【0029】請求項3記載の発明は、内部電源から供給
される電源電圧と外部電源から供給される電源電圧との
ダイオードOR出力に基づいて所定電圧レベルの電圧を
生成する安定化電源回路を備え、この安定化電源回路で
生成された前記電圧を当該安定化電源回路の出力段に接
続された負荷に供給する電源装置において、前記内部電
源の出力段と前記安定化電源回路の入力段との間に直列
に接続されたダイオードに対して並列に接続され、該内
部電源の出力段と該安定化電源回路の入力段との間を前
記ダイオードを介して接続し、または当該ダイオードを
介さずに接続するように接続状態を切換える切換手段
と、前記外部電源から電源電圧が供給されている場合
は、前記内部電源の出力段と前記安定化電源回路の入力
段との間を前記ダイオードを介して接続し、また前記外
部電源から電源電圧が供給されていない場合は、該内部
電源の出力段と該安定化電源回路の入力段との間を該ダ
イオードを介さずに接続するように前記切換手段を切換
制御する切換制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0030】請求項3記載の発明によれば、切換制御手
段は、外部電源から電源電圧が供給されている場合は、
内部電源の出力段と安定化電源回路の入力段との間をダ
イオードを介して接続し、また前記外部電源から電源電
圧が供給されていない場合は、該内部電源の出力段と該
安定化電源回路の入力段との間を該ダイオードを介さず
に接続するように、該ダイオードに並列に接続された切
換手段を切換制御する。
【0031】したがって、外部電源から電源電圧が供給
されていない場合に、内部電源(内部電池)からダイオ
ードを介さずに安定化電源回路に電源電圧を供給するこ
とができるので、前記ダイオードによる電力損失分を省
いて内部電池の容量浪費を抑えることが可能となり、そ
の分だけ内部電池の電池寿命を延ばすことが可能とな
る。その結果、電源ユニットの信頼性を向上することが
できる。
【0032】請求項4記載の発明は、電源から供給され
る電源電圧に基づいて所定電圧レベルの電圧を生成する
安定化電源回路と、この安定化電源回路の出力段と負荷
との間に接続され、該安定化電源回路からの前記電圧の
供給が停止、もしくは当該電圧が所定電圧レベル以下に
なった場合に、前記負荷の停止処理に必要な所定期間の
間、該安定化電源回路からの電圧と同レベルの電圧を該
負荷に供給するバックアップ用電源と、このバックアッ
プ用電源からの電圧が前記安定化電源回路側に印加され
ないように該安定化電源回路の出力段と該バックアップ
用電源の出力段との間に並列に接続されたダイオードと
を備え、前記安定化電源回路からの電圧を前記ダイオー
ドを介して前記負荷に供給する電源装置において、前記
ダイオードに対して並列に接続され、前記安定化電源回
路の出力段と前記負荷との間を該ダイオードを介して接
続し、または該ダイオードを介さずに接続するように接
続状態を切換える切換手段を備え、この切換手段は、前
記負荷から供給される切換制御信号により切換制御さ
れ、前記安定化電源回路からの電圧の供給が停止、もし
くは当該電圧が所定電圧レベル以下となった場合は、前
記安定化電源回路の出力段と前記負荷との間が前記ダイ
オードを介して接続されるように切換制御され、前記負
荷に対して前記安定化電源回路から前記所定電圧レベル
の電圧が供給されている場合は、該安定化電源回路の出
力段と該負荷との間が該ダイオードを介さずに接続され
るように切換制御されることを特徴としている。
【0033】請求項4記載の発明によれば、安定化電源
回路の出力段と負荷との間に並列に接続されたダイオー
ドに対して並列に接続された切換手段は、前記負荷から
供給される切換制御信号により切換制御され、前記安定
化電源回路からの電圧の供給が停止、もしくは当該電圧
が所定電圧レベル以下となった場合は、該安定化電源回
路の出力段と該負荷との間が該ダイオードを介して接続
されるように切換制御され、前記負荷に対して前記安定
化電源回路から所定電圧レベルの電圧が供給されている
場合は、該安定化電源回路の出力段と該負荷との間が該
ダイオードを介さずに接続されるように切換制御され
る。
【0034】したがって、負荷に対して安定化電源回路
から所定電圧レベルの駆動電圧が供給されている場合
に、前記駆動電圧は、前記安定化電源回路からダイオー
ドを介さずに前記負荷に供給されるので、前記ダイオー
ドによる電力損失分を省いて内部電源(内部電池)の容
量浪費を抑えることが可能となり、その分だけ内部電池
の電池寿命を延ばすことが可能となる。その結果、電源
ユニットの信頼性を向上することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照して本
発明に好適な実施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の電源装置を適用
した電源ユニットの実施の形態の第1例における回路構
成を示す図である。まず、構成を説明する。
【0036】なお、図1において前記図3に示した電源
ユニット3の回路構成と同一の構成要素には同一番号を
付し、説明を省略するものとする。
【0037】同図において電源ユニット1は、前記図3
に示した電源スイッチ10、電源11、電圧検知回路1
3、及び安定化電源回路15と、電圧レベル変換回路1
2及びコンデンサ14とにより構成されており、安定化
電源回路15の出力段には電子機器の各種駆動回路(負
荷回路16)が接続されている。
【0038】電源11の出力段と安定化電源回路15の
入力段との間には電圧レベル変換回路12が設けられて
いる。この電圧レベル変換回路12は、電源11から供
給される電源電圧に基づいて安定化電源回路15で生成
される駆動電圧よりも数百[mV]〜数[V]だけ高い
出力電圧を生成し、安定化電源回路15に出力する。
【0039】また、この電圧レベル変換回路12の出力
段には、電圧検知回路13とコンデンサ14が接続され
ている。電圧検知回路13は、電源スイッチ10がON
操作されると電圧レベル変換回路12の出力電圧を検知
する回路であり、出力電圧が所定電圧レベル以下になる
とオフ処理要求信号を負荷回路16内の制御部に出力す
る。
【0040】コンデンサ14は、電圧レベル変換回路1
2から供給される出力電圧に基づいて電荷が蓄積され
る。そして、電圧レベル変換回路12からの出力電圧の
供給が停止(例えば、落下などの衝撃により電池が外れ
た場合など)、もしくは当該出力電圧の電圧レベルが所
定電圧レベル以下となった場合(例えば、電池の容量切
れなど)に、前記蓄積された電荷量に応じた放電電圧を
安定化電源回路15に供給し、負荷回路16のオフ処理
(処理中のデータの退避処理や各種駆動回路の停止処理
など)に必要な所定期間の間、安定化電源回路15から
負荷回路16への駆動電圧の供給を継続させる。以上が
本実施の形態における電源ユニット1の構成である。
【0041】なお、上記電圧レベル変換回路12は、電
源11から供給される電源電圧よりも高い電圧レベルの
電圧を生成する昇圧回路であってもよいことは勿論であ
る。
【0042】次に、動作を説明する。電源スイッチ10
がON操作されると、電圧レベル変換回路12では、電
源11から供給される電源電圧に基づいて安定化電源回
路15で生成される駆動電圧よりも数百[mV]〜数
[V]だけ高い出力電圧を生成し、安定化電源回路15
に出力する。
【0043】また、電圧レベル変換回路12からの出力
電圧はコンデンサ14に供給され、コンデンサ14は、
この出力電圧に基づいて電荷を蓄積する。
【0044】安定化電源回路15では、電圧レベル変換
回路12から供給される出力電圧に基づいて当該安定化
電源回路15の出力段に接続された負荷回路16を駆動
するための所定電圧レベルを有する駆動電圧を生成し、
負荷回路16に出力する。
【0045】電圧検知回路13では、電源スイッチ10
がON操作されると電圧レベル変換回路12の出力電圧
を常時監視し、落下などの衝撃により電池(電源11)
が外れた場合や、電池の容量切れなどにより前記出力電
圧が所定電圧レベル以下となった場合にオフ処理要求信
号を負荷回路16内の制御部に出力する。
【0046】負荷回路16は、安定化電源回路15から
供給される駆動電圧によって駆動され、当該電子機器の
各種処理を実行する。また、負荷回路16内の制御部で
は、電圧検知回路13からオフ処理要求信号が入力され
ると実行中の処理を中断し、オフ処理を行なう。この
際、オフ処理を行なうための駆動電圧は、コンデンサ1
4からの放電電圧に基づいて安定化電源回路15により
生成されて負荷回路16に供給される。
【0047】ここで、本実施の形態におけるコンデンサ
14は、安定化電源回路15からの駆動電圧ではなく、
より高い電圧レベルを有する電圧レベル変換回路12か
らの出力電圧に基づいて電荷が蓄積される。
【0048】一般にコンデンサは、同一の静電容量Cを
有するものであっても充電電圧が高いほどコンデンサに
貯えられる電荷量が多くなり、ゆえに放電の際に放電電
圧の値が所定電圧レベル以上である期間も長くなる。逆
に言うならば、放電の際に放電電圧の値が所定電圧レベ
ル以上である期間が同一であるならば、高い充電電圧で
電荷が蓄積されたコンデンサほどその静電容量Cは小さ
くて済む。
【0049】ここで仮に、オフ処理に必要な所定期間を
1[mS]、電圧レベル変換回路12の出力電圧を6
[V]、電圧検知回路13における検知電圧値を5
[V]、安定化電源回路15の出力電圧(駆動電圧)を
3[V]、負荷回路16における最大消費電流を300
[mA]、安定化電源回路15の入出力間損失はないも
のと仮定すると、本実施の形態においてオフ処理に必要
な所定期間1[mS]を確保するのに必要なコンデンサ
14の静電容量C1 は、電圧検知回路13において電圧
レベル変換回路12の出力電圧値が5[V]以下である
ことが検出されてから当該コンデンサ14の放電電圧値
が3[V]に落ちるまでの期間が1[mS]であればよ
いので、 C1 =300[mA]×1[mS]/(5[V]−3[V]) =150[μF] となる。
【0050】一方、従来の電源ユニット1(図1参照)
において、安定化電源回路15の出力段に接続されたコ
ンデンサ18でオフ処理に必要な所定期間1[mS]を
確保する場合、負荷回路16の駆動電圧を3.3±0.
3[V]、安定化電源回路15の最大出力電圧(通常駆
動電圧)を3.6[V]、安定化電源回路15の最小出
力電圧を3.0[V]と仮定すると、そのコンデンサ1
8の静電容量C2 は、 C2 =300[mA]×1[mS]/(3.6[V]−3.0[V]) =500[μF] となる。
【0051】したがって、従来に比べ負荷回路16のオ
フ処理用の電力を供給するコンデンサの静電容量Cの値
を小さくすることができ、当該コンデンサの小型化や軽
量化を図ることができる。
【0052】また、本実施の形態においては、電圧検知
回路13を電圧レベル変換回路12の出力段に接続し、
電圧レベル変換回路12の出力電圧レベルが所定値以下
になると負荷回路16に対して停止要求信号を出力する
構成としたことから、当該電圧検知回路13では電源1
1の内部抵抗による影響を受けない。以上が本実施の形
態における電源ユニット1の動作である。
【0053】なお、本実施の形態においては、上述した
ように電圧検知回路13を電圧レベル変換回路12の出
力段に接続する構成としたが、これは前記内容に限定さ
れるものではなく、例えば、電圧検知回路13を安定化
電源回路15の出力段や負荷回路16内に設ける構成で
あってもよい。
【0054】以上のようなことから、本実施の形態にお
ける電源ユニット1によれば、コンデンサ14は、電圧
レベル変換回路12からの、安定化電源回路15で生成
される電圧よりも高い電圧レベルの出力電圧に基づいて
電荷が蓄積され、この電圧レベル変換回路12からの出
力電圧の供給が停止、もしくは当該出力電圧が所定電圧
レベル以下となった場合に、前記蓄積された電荷量に応
じた放電電圧が前記安定化電源回路15に供給され、負
荷回路16のオフ処理に必要な所定期間の間、前記安定
化電源回路15から前記負荷回路16への前記電圧の供
給を継続させる。
【0055】したがって、コンデンサ14は、電圧レベ
ル変換回路12から供給される電圧に基づいて電荷が蓄
積されるので、従来に比べより高い充電電圧で電荷を蓄
積することが可能となる。よって、コンデンサ14に貯
えられる電荷量が増えるので、負荷の停止処理用の電力
を供給するコンデンサ14の静電容量Cの値を小さくす
ることができ、当該コンデンサ14の小型化や軽量化を
図ることができる。
【0056】また、本実施の形態における電源ユニット
1によれば、電圧レベル変換回路12の出力段には、当
該電圧レベル変換回路12の出力電圧レベルが所定値以
下になると負荷回路16に対して停止要求信号を出力す
る電圧検知回路13(停止制御回路)が接続されてい
る。
【0057】したがって、電圧検知回路13は、電源1
1(電池)の内部抵抗による影響を受けないので、本来
の電池容量を十分に使い切ることが可能となり、その分
だけ電池寿命を延ばすことができる。以上が実施の形態
の第1例についての説明である。
【0058】(第2の実施の形態)次に、実施の形態の
第2例について図2を参照して説明する。図2は、本発
明の電源装置を適用した電源ユニットの実施の形態の第
2例における回路構成を示す図である。まず、構成を説
明する。
【0059】なお、図2において前記図4に示した電源
ユニット4の回路構成と同一の構成要素には同一番号を
付し、説明を省略するものとする。
【0060】同図において、電源ユニット2は、前記図
4示した電源スイッチ10、電源11、安定化電源回路
15、ダイオードD1〜D3、ACアダプタ端子17、
バックアップ用電源19、及びバックアップ用スイッチ
20と、Pチャネル形FET1,2により構成されてお
り、安定化電源回路15の出力段にはダイオードD3を
介して電子機器の各種駆動回路(負荷回路16)が接続
されている。
【0061】Pチャネル形FET(Field Effect Trans
istor )1は、ダイオードD1に並列に接続され、当該
FET1のゲート(G)がACアダプタ端子17に、ソ
ース(S)がダイオードD1のカソード側に、ドレイン
(D)がダイオードD1のアノード側に接続されてい
る。このFET1は、ACアダプタ端子17にACアダ
プタが接続され、当該ACアダプタを介して外部AC電
源から電源電圧が供給されると、この電源電圧が当該F
ET1のゲート(G)に印加されてソース・ドレイン間
が非導通状態に切換わるスイッチング素子である。
【0062】また、Pチャネル形FET2は、ダイオー
ドD3に並列に接続され、当該FET2のソース(S)
がダイオードD3のカソード側に、ドレイン(D)がダ
イオードD3のアノード側に、そしてゲート(G)は負
荷回路16内の制御部に接続されている。このFET2
は、電子機器(負荷回路16)が通常作動中である場合
に負荷回路16内の制御部から所定の導通信号(制御電
圧)が当該FET2のゲート(G)に印加されてソース
・ドレイン間が導通状態に切換わるスイッチング素子で
ある。以上が、本実施の形態における電源ユニット2の
構成である。
【0063】なお、上記FET1のソース(S)とドレ
イン(D)を逆にして接続した場合、FET1の寄生ダ
イオードによりACアダプタを介して外部AC電源から
供給された電源電圧が電源11(内部電源)に印加され
てしまう(充電状態)という不具合を生じる。これはF
ET2についても同様である。
【0064】次に、動作を説明する。まず、ACアダプ
タ端子17を介して外部AC電源から電源電圧が供給さ
れる場合について説明する。
【0065】電源スイッチ10がON操作された際に、
ACアダプタ端子17にACアダプタが接続されている
場合、当該ACアダプタを介して外部AC電源から供給
される電源電圧がFET1のゲート(G)に印加されて
ソース・ドレイン間が非導通状態に切換わりダイオード
D1が有効となる。
【0066】したがって、安定化電源回路15には、外
部AC電源からの電源電圧と、電源11(内部電源)か
らの電源電圧とのダイオードD1,D2によるOR出力
が供給される。また、ダイオードD1が有効となるの
で、外部AC電源からの電源電圧が電源11に印加(充
電状態)されることを防ぐことができる。
【0067】安定化電源回路15では、外部AC電源及
び電源11から供給されるダイオードOR出力の電源電
圧に基づいて負荷回路16を駆動するための所定電圧レ
ベルを有する駆動電圧を生成し、負荷回路16に出力す
る。
【0068】負荷回路16は、通常時は安定化電源回路
15から供給される駆動電圧によって駆動される。この
負荷回路16内の制御部では、電源スイッチ10がON
操作されると前記駆動電圧の電圧レベルを常時監視し、
前記駆動電圧が所定電圧レベルであれば、所定の導通信
号(制御電圧)をFET2のゲート(G)に供給して当
該FET2のソース・ドレイン間を導通状態に切換えて
ダイオードD3を無効とする。
【0069】したがって、安定化電源回路15から負荷
回路16に供給される駆動電圧が所定電圧レベルである
場合、すなわち通常時は、安定化電源回路15からの駆
動電圧はダイオードD3を介さずに負荷回路16に直接
供給されるので、前記ダイオードD3による電力損失を
受けない。
【0070】また、負荷回路16内の制御部において、
安定化電源回路15から供給される駆動電圧が所定電圧
レベル以下であると検出された場合、制御部は、停電な
どと判断し、実行中の処理を中断する。そして、FET
2のゲート(G)に対する前記所定の導通信号(制御電
圧)の供給を停止して当該FET2のソース・ドレイン
間を非導通状態に切換えてダイオードD3を有効とする
とともに、バックアップ用スイッチ20に制御信号を出
力して当該バックアップ用スイッチ20を所定期間だけ
閉塞させる。そして制御部では、バックアップ用電源1
9から負荷回路16に供給される駆動電圧に基づいてオ
フ処理を行なう。
【0071】したがって、安定化電源回路15から負荷
回路16に供給される駆動電圧が所定電圧レベル以下で
ある場合、すなわち停電などの場合は、FET2のソー
ス・ドレイン間が非導通状態に切換わりダイオードD3
が有効となるので、バックアップ用電源19からの駆動
電圧が安定化電源回路15側に印加されない。
【0072】次に、電源11(内部電源)のみで駆動さ
れる場合について説明する。電源スイッチ10がON操
作された際に、ACアダプタ端子17にACアダプタが
接続されていない場合、FET1のゲート(G)には制
御電圧が印加されないのでソース・ドレイン間は導通状
態を保持し、ダイオードD1は無効となる。
【0073】したがって、安定化電源回路15には、電
源11(内部電源)からの電源電圧がダイオードD1を
介さずに直接供給されるので、前記ダイオードD1によ
る電力損失を受けない。
【0074】なお、安定化電源回路15以降の動作は、
上述したACアダプタ端子17を介して外部AC電源か
ら電源電圧が供給される場合と同様であるので説明を省
略する。以上が本実施の形態における電源ユニット2の
動作である。
【0075】以上のようなことから、本実施の形態にお
ける電源ユニット2によれば、外部AC電源からACア
ダプタ端子17を介して電源電圧が供給されている場合
は、電源11(内部電源)の出力段と安定化電源回路1
5の入力段との間をダイオードD1を介して接続し、ま
た前記外部AC電源から電源電圧が供給されていない場
合は、該電源11の出力段と該安定化電源回路15の入
力段との間を該ダイオードD1を介さずに接続するよう
に、該ダイオードD1に並列に接続されたFET1(切
換手段)を切換制御する。
【0076】したがって、外部AC電源から電源電圧が
供給されていない場合に、電源11(内部電池)からダ
イオードD1を介さずに安定化電源回路15に電源電圧
を直接供給することができるので、前記ダイオードD1
による電力損失分を省いて内部電池の容量浪費を抑える
ことが可能となり、その分だけ内部電池の電池寿命を延
ばすことが可能となる。
【0077】また、本実施の形態における電源ユニット
2によれば、安定化電源回路15の出力段と負荷回路1
6との間に並列に接続されたダイオードD3に対して並
列に接続されたFET2(切換手段)は、前記負荷回路
16から供給される所定の導通信号(制御電圧)により
切換制御され、前記安定化電源回路15からの電圧の供
給が停止、もしくは当該電圧が所定電圧レベル以下とな
った場合は、該安定化電源回路15の出力段と該負荷回
路16との間が該ダイオードD3を介して接続されるよ
うに切換制御され、前記負荷回路16に対して前記安定
化電源回路15から所定電圧レベルの電圧が供給されて
いる場合は、該安定化電源回路15の出力段と該負荷回
路16との間が該ダイオードD3を介さずに接続される
ように切換制御される。
【0078】したがって、負荷回路16に対して安定化
電源回路15から所定電圧レベルの駆動電圧が供給され
ている場合に、前記駆動電圧は、前記安定化電源回路1
5からダイオードD3を介さずに前記負荷回路16に直
接供給されるので、前記ダイオードD3による電力損失
分を省いて電源11(内部電池)の容量浪費を抑えるこ
とが可能となり、その分だけ内部電池の電池寿命を延ば
すことが可能となる。
【0079】以上、本発明を実施の形態の第1例及び第
2例に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施
の形態例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で適宜に変更可能であることは勿論である。
【0080】例えば、上記実施の形態の第2例において
は、ダイオードD1,D3による電力損失分をなくすた
めに、各ダイオードD1,D3に対してそれぞれ並列に
FET1,2を接続したが、これはFETに限定される
ものではなく、トランジスタなどのその他のスイッチン
グ素子や、接点構造を有するリレーなどのスイッチであ
ってもよい。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、コンデン
サは、電圧レベル変換回路から供給される電圧に基づい
て電荷が蓄積されるので、従来に比べより高い充電電圧
で電荷を蓄積することが可能となる。よって、コンデン
サに貯えられる電荷量が増えるので、負荷の停止処理用
の電力を供給するコンデンサの静電容量の値を小さくす
ることができ、当該コンデンサの小型化や軽量化を図る
ことができる。その結果、電源ユニットの小型化、軽量
化を図ることが可能となる。
【0082】請求項2記載の発明によれば、停止制御回
路は、電源(電池)の内部抵抗による影響を受けないの
で、本来の電池容量を十分に使い切ることが可能とな
り、その分だけ電池寿命を延ばすことができる。その結
果、電源ユニットの信頼性を向上することができる。
【0083】請求項3記載の発明によれば、外部電源か
ら電源電圧が供給されていない場合に、内部電源(内部
電池)からダイオードを介さずに安定化電源回路に電源
電圧を供給することができるので、前記ダイオードによ
る電力損失分を省いて内部電池の容量浪費を抑えること
が可能となり、その分だけ内部電池の電池寿命を延ばす
ことが可能となる。その結果、電源ユニットの信頼性を
向上することができる。
【0084】請求項4記載の発明によれば、負荷に対し
て安定化電源回路から所定電圧レベルの駆動電圧が供給
されている場合に、前記駆動電圧は、前記安定化電源回
路からダイオードを介さずに前記負荷に供給されるの
で、前記ダイオードによる電力損失分を省いて内部電源
(内部電池)の容量浪費を抑えることが可能となり、そ
の分だけ内部電池の電池寿命を延ばすことが可能とな
る。その結果、電源ユニットの信頼性を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電源ユニットの回路構成を示
す図。
【図2】第2の実施の形態における電源ユニットの回路
構成を示す図。
【図3】従来の電源ユニットの回路構成を示す図(その
1)。
【図4】従来の電源ユニットの回路構成を示す図(その
2)。
【符号の説明】
1 電源ユニット 2 電源ユニット 10 電源スイッチ 11 電池 12 電圧レベル変換回路 13 電圧検知回路 14 コンデンサ 15 安定化電源 16 負荷回路 17 ACアダプタ端子 18 コンデンサ 19 バックアップ用電源 20 バックアップ用スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源から供給される電源電圧に基づいて所
    定電圧レベルの電圧を生成する安定化電源回路を備え、
    この安定化電源回路で生成された前記電圧を当該安定化
    電源回路の出力段に接続された負荷に供給する電源装置
    において、 前記電源の出力段と前記安定化電源回路の入力段との間
    に直列に接続され、該電源から供給される電源電圧を該
    安定化電源回路で生成される前記電圧よりも高い電圧レ
    ベルの電圧に変換して該安定化電源回路に供給する電圧
    レベル変換回路と、 この電圧レベル変換回路の出力段に接続されたコンデン
    サとを備え、 このコンデンサは、前記電圧レベル変換回路からの出力
    電圧に基づいて電荷が蓄積され、該電圧レベル変換回路
    からの出力電圧の供給が停止、もしくは当該出力電圧が
    所定電圧レベル以下となった場合に、前記蓄積された電
    荷量に応じた放電電圧が前記安定化電源回路に供給さ
    れ、前記負荷の停止処理に必要な所定期間の間、前記安
    定化電源回路から前記負荷への前記電圧の供給を継続さ
    せることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】前記電圧レベル変換回路の出力段に、当該
    電圧レベル変換回路の出力電圧レベルが所定値以下にな
    ると前記負荷に停止要求信号を出力する停止制御回路を
    接続したことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】内部電源から供給される電源電圧と外部電
    源から供給される電源電圧とのダイオードOR出力に基
    づいて所定電圧レベルの電圧を生成する安定化電源回路
    を備え、この安定化電源回路で生成された前記電圧を当
    該安定化電源回路の出力段に接続された負荷に供給する
    電源装置において、 前記内部電源の出力段と前記安定化電源回路の入力段と
    の間に直列に接続されたダイオードに対して並列に接続
    され、該内部電源の出力段と該安定化電源回路の入力段
    との間を前記ダイオードを介して接続し、または当該ダ
    イオードを介さずに接続するように接続状態を切換える
    切換手段と、 前記外部電源から電源電圧が供給されている場合は、前
    記内部電源の出力段と前記安定化電源回路の入力段との
    間を前記ダイオードを介して接続し、また前記外部電源
    から電源電圧が供給されていない場合は、該内部電源の
    出力段と該安定化電源回路の入力段との間を該ダイオー
    ドを介さずに接続するように前記切換手段を切換制御す
    る切換制御手段と、 を備えたことを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】電源から供給される電源電圧に基づいて所
    定電圧レベルの電圧を生成する安定化電源回路と、 この安定化電源回路の出力段と負荷との間に接続され、
    該安定化電源回路からの前記電圧の供給が停止、もしく
    は当該電圧が所定電圧レベル以下になった場合に、前記
    負荷の停止処理に必要な所定期間の間、該安定化電源回
    路からの電圧と同レベルの電圧を該負荷に供給するバッ
    クアップ用電源と、 このバックアップ用電源からの電圧が前記安定化電源回
    路側に印加されないように該安定化電源回路の出力段と
    該バックアップ用電源の出力段との間に並列に接続され
    たダイオードとを備え、 前記安定化電源回路からの電圧を前記ダイオードを介し
    て前記負荷に供給する電源装置において、 前記ダイオードに対して並列に接続され、前記安定化電
    源回路の出力段と前記負荷との間を該ダイオードを介し
    て接続し、または該ダイオードを介さずに接続するよう
    に接続状態を切換える切換手段を備え、 この切換手段は、前記負荷から供給される切換制御信号
    により切換制御され、前記安定化電源回路からの電圧の
    供給が停止、もしくは当該電圧が所定電圧レベル以下と
    なった場合は、前記安定化電源回路の出力段と前記負荷
    との間が前記ダイオードを介して接続されるように切換
    制御され、前記負荷に対して前記安定化電源回路から前
    記所定電圧レベルの電圧が供給されている場合は、該安
    定化電源回路の出力段と該負荷との間が該ダイオードを
    介さずに接続されるように切換制御されることを特徴と
    する電源装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT414074B (de) * 2003-03-10 2006-08-15 Siemens Ag Oesterreich Notbeleuchtung
CN106888532A (zh) * 2012-09-28 2017-06-23 奥斯兰姆施尔凡尼亚公司 建立降压或升压操作的固态光源驱动器

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