JPH10126928A - 自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構造 - Google Patents
自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構造Info
- Publication number
- JPH10126928A JPH10126928A JP8273439A JP27343996A JPH10126928A JP H10126928 A JPH10126928 A JP H10126928A JP 8273439 A JP8273439 A JP 8273439A JP 27343996 A JP27343996 A JP 27343996A JP H10126928 A JPH10126928 A JP H10126928A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- corrugated tube
- hatchback
- automobile
- flat portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車のハッチバックガラスへ配索するハー
ネスの外装材を簡単な構成とする。 【解決手段】 周方向の少なくとも一部に接着固定用の
平面部15dを有し、該平面部を長さ方向に連続してい
る樹脂製のコルゲートチューブ15を設け、該コルゲー
トチューブ内に自動車のハッチバックガラス1の内面側
に配索する電線群wを通し、上記コルゲートチューブの
平面部をハッチバックガラスに両面接着テープ18介し
て固定している。コルゲートチューブは断面が矩形枠
状、半円環枠状、三角枠状等としている。
ネスの外装材を簡単な構成とする。 【解決手段】 周方向の少なくとも一部に接着固定用の
平面部15dを有し、該平面部を長さ方向に連続してい
る樹脂製のコルゲートチューブ15を設け、該コルゲー
トチューブ内に自動車のハッチバックガラス1の内面側
に配索する電線群wを通し、上記コルゲートチューブの
平面部をハッチバックガラスに両面接着テープ18介し
て固定している。コルゲートチューブは断面が矩形枠
状、半円環枠状、三角枠状等としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の自動車のハッチバッ
クガラスへのワイヤハーネス配索構造に関し、詳しく
は、ハッチバックガラスの下端に取り付けられるリヤ・
ワイパーの駆動用ハーネスをボデイ側からハッチバック
ガラスの内面に沿って配線するものである。
クガラスへのワイヤハーネス配索構造に関し、詳しく
は、ハッチバックガラスの下端に取り付けられるリヤ・
ワイパーの駆動用ハーネスをボデイ側からハッチバック
ガラスの内面に沿って配線するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、ハッチバック式自動
車において、ハッチバックガラス(以下、ガラスと略称
する)1をボデイ8の上枠部にヒンジを介して取り付
け、ガラス1を上下に開閉するタイプのものが提供され
ている。この種の開閉式のガラス1に対しては、その下
端中央にリヤ・ワイパー3およびワイパーモータ5が取
り付けられ、該ワイパーモータ5を駆動するためのハー
ネス4がボデイ8の上枠部の中央よりガラス1の内面に
沿って配索されている。
車において、ハッチバックガラス(以下、ガラスと略称
する)1をボデイ8の上枠部にヒンジを介して取り付
け、ガラス1を上下に開閉するタイプのものが提供され
ている。この種の開閉式のガラス1に対しては、その下
端中央にリヤ・ワイパー3およびワイパーモータ5が取
り付けられ、該ワイパーモータ5を駆動するためのハー
ネス4がボデイ8の上枠部の中央よりガラス1の内面に
沿って配索されている。
【0003】上記ガラス1に配索するハーネス4は、図
7に示すように、ボデイ8の上枠側から配線されてくる
複数本の電線wを樹脂成形のプロテクタ6内に収容し、
該プロテクタ6を接着剤7を介してガラス1の内面に貼
着している。其の際、ハーネス4はガラス1の上側縁か
ら一方側縁を経て下側縁と配索する必要があり、距離が
長いために、プロテクタを1つにすると大型化すると共
に、上側縁および下側縁と側縁への連結部は湾曲してい
るために一体成形が容易でない等の理由より、プロテク
タ6は直線部分6A、6B、6Cと湾曲部分6D、6E
とにわけて成形され、これらを繋ぎあわせて用いられて
いる。
7に示すように、ボデイ8の上枠側から配線されてくる
複数本の電線wを樹脂成形のプロテクタ6内に収容し、
該プロテクタ6を接着剤7を介してガラス1の内面に貼
着している。其の際、ハーネス4はガラス1の上側縁か
ら一方側縁を経て下側縁と配索する必要があり、距離が
長いために、プロテクタを1つにすると大型化すると共
に、上側縁および下側縁と側縁への連結部は湾曲してい
るために一体成形が容易でない等の理由より、プロテク
タ6は直線部分6A、6B、6Cと湾曲部分6D、6E
とにわけて成形され、これらを繋ぎあわせて用いられて
いる。
【0004】上記したプロテクタ6は、その直線部分6
A〜6CをPVCを用いて押し出し成形で形成されてい
る一方、湾曲部分6D、6EはPPを用いて射出成形で
形成されている。これらプロテクタ6の各部6A〜6E
はいずれも図8に示すように、樋形状の本体部6aの一
方側壁の上端に薄肉ヒンジ6bを介して蓋6cを設け、
本体部6a内に電線wを通した後に蓋6cを閉じて、蓋
6cと本体部6aとをロック係止している。
A〜6CをPVCを用いて押し出し成形で形成されてい
る一方、湾曲部分6D、6EはPPを用いて射出成形で
形成されている。これらプロテクタ6の各部6A〜6E
はいずれも図8に示すように、樋形状の本体部6aの一
方側壁の上端に薄肉ヒンジ6bを介して蓋6cを設け、
本体部6a内に電線wを通した後に蓋6cを閉じて、蓋
6cと本体部6aとをロック係止している。
【0005】
【発明が解消しようとする課題】上記したワイヤハーネ
スの配索構造とすると、プロテクタ6が、5つの別部品
を用いているため部品点数が多くコスト高になると共
に、これら各プロテクタへの電線の取付、ガラスへの各
プロテクタの取付等の取付工数が増加する問題がある。
スの配索構造とすると、プロテクタ6が、5つの別部品
を用いているため部品点数が多くコスト高になると共
に、これら各プロテクタへの電線の取付、ガラスへの各
プロテクタの取付等の取付工数が増加する問題がある。
【0006】さらに、直線部分6A〜6Cと、湾曲部分
6D、6Eとは樹脂が相違するため、ガラスへの接着強
度に差異が発生し、ガラスに対するプロテクタの固定信
頼性に問題がある。特に、湾曲部分6D、6Eを構成す
るPPは接着性が悪い問題がある。さらにまた、これら
プロテクタの取付部位にはガラス内面に不透明な黒色塗
装を施して外部からは見ないようになっているが、内部
からはプロテクタを順次繋ぎあわせた構成が分かり、見
栄えが良くない問題もある。
6D、6Eとは樹脂が相違するため、ガラスへの接着強
度に差異が発生し、ガラスに対するプロテクタの固定信
頼性に問題がある。特に、湾曲部分6D、6Eを構成す
るPPは接着性が悪い問題がある。さらにまた、これら
プロテクタの取付部位にはガラス内面に不透明な黒色塗
装を施して外部からは見ないようになっているが、内部
からはプロテクタを順次繋ぎあわせた構成が分かり、見
栄えが良くない問題もある。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、まず、ハーネスの外装材を別部品を繋ぎ合わせた
構成とせずに、連続した部品とし、部品点数および取付
工数の低減を図ると共に、見栄えを向上させることを課
題としている。
ので、まず、ハーネスの外装材を別部品を繋ぎ合わせた
構成とせずに、連続した部品とし、部品点数および取付
工数の低減を図ると共に、見栄えを向上させることを課
題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、周方向の少なくとも一部に
接着固定用の平面部を有し、該平面部を長さ方向に連続
している樹脂製のコルゲートチューブを設け、該コルゲ
ートチューブ内に自動車のハッチバックガラスの内面側
に配索する電線群を通し、上記コルゲートチューブの平
面部をハッチバックガラスに接着剤を介して固定してい
ることを特徴とする自動車のハッチバックガラスへのワ
イヤハーネス配索構造を提供している。
め、本発明は、請求項1で、周方向の少なくとも一部に
接着固定用の平面部を有し、該平面部を長さ方向に連続
している樹脂製のコルゲートチューブを設け、該コルゲ
ートチューブ内に自動車のハッチバックガラスの内面側
に配索する電線群を通し、上記コルゲートチューブの平
面部をハッチバックガラスに接着剤を介して固定してい
ることを特徴とする自動車のハッチバックガラスへのワ
イヤハーネス配索構造を提供している。
【0009】具体的には、上記コルゲートチューブは断
面が矩形枠状、半円環枠状、三角枠状であり、その外周
面に交互に設けている凹凸部のうちの、上記接着固定用
の平面部に位置する凸部の先端面を平坦面としている
(請求項2)。
面が矩形枠状、半円環枠状、三角枠状であり、その外周
面に交互に設けている凹凸部のうちの、上記接着固定用
の平面部に位置する凸部の先端面を平坦面としている
(請求項2)。
【0010】即ち、外周面に凹凸部を設けて蛇腹状とし
てコルゲートチューブを用いると容易に湾曲させること
ができるため、ハッチバックガラスの内面に沿って湾曲
させて配索するワイヤハーネスの外装材としては好適に
用いることが出来る。しかしながら、従来のワイヤハー
ネスの外装材として用いられているコルゲートチューブ
は円環形状であり、この円環形状のコルゲートチューブ
をハッチバックガラスに接着剤で接着すると、線状にし
か接着できず、確実な固定を確保できない問題がある。
そのため、本発明ではコルゲートチューブを断面形状を
円環形状とせずに、周方向の少なくとも一部に平面部を
設けて、該平面部を接着剤を介してガラスに接着するこ
とにより、面状に広面積で接着できるようにしている。
てコルゲートチューブを用いると容易に湾曲させること
ができるため、ハッチバックガラスの内面に沿って湾曲
させて配索するワイヤハーネスの外装材としては好適に
用いることが出来る。しかしながら、従来のワイヤハー
ネスの外装材として用いられているコルゲートチューブ
は円環形状であり、この円環形状のコルゲートチューブ
をハッチバックガラスに接着剤で接着すると、線状にし
か接着できず、確実な固定を確保できない問題がある。
そのため、本発明ではコルゲートチューブを断面形状を
円環形状とせずに、周方向の少なくとも一部に平面部を
設けて、該平面部を接着剤を介してガラスに接着するこ
とにより、面状に広面積で接着できるようにしている。
【0011】このように、周方向の少なくとも一部に面
接触することができる平面部を設ければよいため、断面
矩形枠状、半円環枠状、三角形枠状など適宜に採用しえ
る。また、従来の円環枠を矩形枠、半円環枠、三角形枠
としても、その周面の凹凸部の凸部先端が湾曲している
と接着面積が取れないため、凸部先端面を平坦な面とし
ている。
接触することができる平面部を設ければよいため、断面
矩形枠状、半円環枠状、三角形枠状など適宜に採用しえ
る。また、従来の円環枠を矩形枠、半円環枠、三角形枠
としても、その周面の凹凸部の凸部先端が湾曲している
と接着面積が取れないため、凸部先端面を平坦な面とし
ている。
【0012】また、本発明は、請求項3で、自動車のハ
ッチバックガラスの内面側に配索する電線群を樹脂製の
コルゲートチューブに通す一方、コルゲートチューブを
嵌合保持する保持部と接着固定用の平面部とを備えた固
定部材を上記コルゲートチューブに間隔をあけて取り付
け、上記固定部材をの平面部をハッチバックガラスに接
着剤を介して固定していることを特徴とする自動車のハ
ッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構造を提供し
ている。
ッチバックガラスの内面側に配索する電線群を樹脂製の
コルゲートチューブに通す一方、コルゲートチューブを
嵌合保持する保持部と接着固定用の平面部とを備えた固
定部材を上記コルゲートチューブに間隔をあけて取り付
け、上記固定部材をの平面部をハッチバックガラスに接
着剤を介して固定していることを特徴とする自動車のハ
ッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構造を提供し
ている。
【0013】即ち、請求項3では、従来提供されている
円環形状のコルゲートチューブを用い、該コルゲートチ
ューブをガラスへの接着用平面部を有する固定部材で間
隔をあけてハッチバックガラスへ固定している。該構成
とすると、汎用されているコルゲートチューブをそのま
ま用いることができ、コスト低減をはかれる。上記固定
部材は、樹脂製で断面三角形状としたブロック体とし、
その上頂点に開口したコルゲートチューブ挿入用の凹部
を設け、該凹部にコルゲートチューブを無理入れで圧入
保持する。該ブロック体の下辺平面部を接着用平面部と
して、両面接着テープ等を介してガラスに接着固定して
いる。
円環形状のコルゲートチューブを用い、該コルゲートチ
ューブをガラスへの接着用平面部を有する固定部材で間
隔をあけてハッチバックガラスへ固定している。該構成
とすると、汎用されているコルゲートチューブをそのま
ま用いることができ、コスト低減をはかれる。上記固定
部材は、樹脂製で断面三角形状としたブロック体とし、
その上頂点に開口したコルゲートチューブ挿入用の凹部
を設け、該凹部にコルゲートチューブを無理入れで圧入
保持する。該ブロック体の下辺平面部を接着用平面部と
して、両面接着テープ等を介してガラスに接着固定して
いる。
【0014】上記請求項1乃至請求項3のコルゲートチ
ューブ内に挿通する電線群は、チューブ内に予め挿入し
ているチューブドワイヤーとすることが好ましい(請求
項4)。即ち、ハッチバックガラスに配索する電線群
は、リヤワイパーモータに接続するための4本の電線か
らなり、この4本の電線を予めチューブに挿入した構成
のチューブドワイヤーは従来より提供されており、よっ
て、このチューブドワイヤーを用いると配索作業性を向
上させることができる。かつ、コルゲートチューブ内に
おいても電線はチューブで保護されているため、電線の
保護性能をより高めることが出来る。なお、チューブド
ワイヤーを用いずに、電線群をそのままコルゲートチュ
ーブに通しても良いことは言うまでもない。
ューブ内に挿通する電線群は、チューブ内に予め挿入し
ているチューブドワイヤーとすることが好ましい(請求
項4)。即ち、ハッチバックガラスに配索する電線群
は、リヤワイパーモータに接続するための4本の電線か
らなり、この4本の電線を予めチューブに挿入した構成
のチューブドワイヤーは従来より提供されており、よっ
て、このチューブドワイヤーを用いると配索作業性を向
上させることができる。かつ、コルゲートチューブ内に
おいても電線はチューブで保護されているため、電線の
保護性能をより高めることが出来る。なお、チューブド
ワイヤーを用いずに、電線群をそのままコルゲートチュ
ーブに通しても良いことは言うまでもない。
【0015】
【実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形態によ
り詳細に説明する。
り詳細に説明する。
【0016】図1乃至図3は第1実施形態を示し、前記
従来例と同一部材を同一符号を付す。図1(A)(B)
に示すように、ガラス1の内面側には、その外周縁に沿
って所要幅で不透明の黒色塗装部10(図中、クロスハ
ッチンで示す)が設けられており、該黒色塗装部10の
内面に沿ってハーネスが配索されると共に、下端中央部
にリヤワイパー3およびワイパー駆動用モータ5が取り
付けられている。
従来例と同一部材を同一符号を付す。図1(A)(B)
に示すように、ガラス1の内面側には、その外周縁に沿
って所要幅で不透明の黒色塗装部10(図中、クロスハ
ッチンで示す)が設けられており、該黒色塗装部10の
内面に沿ってハーネスが配索されると共に、下端中央部
にリヤワイパー3およびワイパー駆動用モータ5が取り
付けられている。
【0017】ハーネスとしてはチューブドワイヤー11
を用いており、該チューブドワイヤー11は4本の電線
wを絶縁製樹脂からなるチューブ12内に挿通したもの
で、このチューブドワイヤーは従来より提供されている
ものである。
を用いており、該チューブドワイヤー11は4本の電線
wを絶縁製樹脂からなるチューブ12内に挿通したもの
で、このチューブドワイヤーは従来より提供されている
ものである。
【0018】上記チューブドワイヤー11は、ガラス1
の内面に沿って連続的に配置する1部材の連続したコル
ゲートチューブ15で外装している。該コルゲートチュ
ーブ15は樹脂で成形しており、その外周面には従来と
同様に周方向の凸部15aと凹部15bとを軸線方向に
交互に連続して形成した蛇腹形状としている。よって、
コルゲートチューブ15自体は容易に湾曲させられる構
成である。上記凸部15aは台形状に突出し、その先端
面15cは平坦面となっている。
の内面に沿って連続的に配置する1部材の連続したコル
ゲートチューブ15で外装している。該コルゲートチュ
ーブ15は樹脂で成形しており、その外周面には従来と
同様に周方向の凸部15aと凹部15bとを軸線方向に
交互に連続して形成した蛇腹形状としている。よって、
コルゲートチューブ15自体は容易に湾曲させられる構
成である。上記凸部15aは台形状に突出し、その先端
面15cは平坦面となっている。
【0019】上記コルゲートチューブ15は図示のよう
に矩形枠からなり、各辺は(詳しくは、各辺の凸部先端
面15c)は平面を形成している。よって、いずれの辺
もガラスへの接着固定面とすることができ、コルゲート
チューブ15の方向に規制を受けない。
に矩形枠からなり、各辺は(詳しくは、各辺の凸部先端
面15c)は平面を形成している。よって、いずれの辺
もガラスへの接着固定面とすることができ、コルゲート
チューブ15の方向に規制を受けない。
【0020】上記コルゲートチューブ15の内部に上記
チューブドワイヤー11を挿通させた状態で、コルゲー
トチューブ15の下辺を接着固定面15dとして、接着
剤18aを両面に塗布した両面接着テープ18を下辺接
着固定面15dの凸部先端面15cに張り付ける。其の
際、ガラス配置時に湾曲部C1、C2となる部分には両
面接着テープ18を貼付せずにフリーとしておく。
チューブドワイヤー11を挿通させた状態で、コルゲー
トチューブ15の下辺を接着固定面15dとして、接着
剤18aを両面に塗布した両面接着テープ18を下辺接
着固定面15dの凸部先端面15cに張り付ける。其の
際、ガラス配置時に湾曲部C1、C2となる部分には両
面接着テープ18を貼付せずにフリーとしておく。
【0021】この状態で、ガラス1の内面の黒色塗装部
10に上記両面テープ18の他面接着部を押し付けてコ
ルゲートチューブ15をガラス固定する。この取付時、
湾曲部C1、C2ではコルゲートチューブ15を曲がり
角度に追従させて湾曲させる。
10に上記両面テープ18の他面接着部を押し付けてコ
ルゲートチューブ15をガラス固定する。この取付時、
湾曲部C1、C2ではコルゲートチューブ15を曲がり
角度に追従させて湾曲させる。
【0022】上記チューブドワイヤー11内に通して4
本の電線wは、ガラス1の上縁部中央においてチューブ
12の先端開口より突出させ、グロメット20に通し、
該グロメット20をボデイ8側に取付穴に係止してボデ
イ側へと配索している。また、他端のガラス1の下縁部
中央に取り付けたワイパモータ5との接続側ではチュー
ブ12の先端開口より突出させ、各電線wの先端に端子
(図示せず)を圧着して、これら端子をコネクタ(図示
せず)に挿入し、該コネクタをワイパモータ5に設けた
コネクタ嵌合部に嵌合して接続している。
本の電線wは、ガラス1の上縁部中央においてチューブ
12の先端開口より突出させ、グロメット20に通し、
該グロメット20をボデイ8側に取付穴に係止してボデ
イ側へと配索している。また、他端のガラス1の下縁部
中央に取り付けたワイパモータ5との接続側ではチュー
ブ12の先端開口より突出させ、各電線wの先端に端子
(図示せず)を圧着して、これら端子をコネクタ(図示
せず)に挿入し、該コネクタをワイパモータ5に設けた
コネクタ嵌合部に嵌合して接続している。
【0023】上記したように、外装材として容易に曲が
るコルゲートチューブを用いると共に、該コルゲートチ
ューブを矩形枠形状として接着固定用の平面部を設けて
いるため、1つの連続したコルゲートチューブ15でチ
ューブドワイヤー11からなるハーネスを外装すること
ができる。この1部材からなる連続したコルゲートチュ
ーブ15を両面接着テープ18を介してガラス1の内面
に取り付けるため、部品点数および取付工数を少なくで
き、かつ、見栄えも向上させることができる。さらに、
プロテクタは1部材からなるため、接着剤との接着性が
均一となり、ガラスとの固定に対して信頼性を高めるこ
とができる。
るコルゲートチューブを用いると共に、該コルゲートチ
ューブを矩形枠形状として接着固定用の平面部を設けて
いるため、1つの連続したコルゲートチューブ15でチ
ューブドワイヤー11からなるハーネスを外装すること
ができる。この1部材からなる連続したコルゲートチュ
ーブ15を両面接着テープ18を介してガラス1の内面
に取り付けるため、部品点数および取付工数を少なくで
き、かつ、見栄えも向上させることができる。さらに、
プロテクタは1部材からなるため、接着剤との接着性が
均一となり、ガラスとの固定に対して信頼性を高めるこ
とができる。
【0024】図4はコルゲートチューブの変形例を示
し、(A)は半円環形状としたコルゲートチューブ1
5’、(B)は三角形枠状としたコルゲートチューブ1
5’を示す。いずれも外周部に凹凸部を設けた蛇腹状と
しているため、容易に曲げることができ、かつ、接着固
定面となる平面部15d’を有するため、両面接着テー
プ等を介してガラス面に面接触させて確実に固定するこ
とができる。
し、(A)は半円環形状としたコルゲートチューブ1
5’、(B)は三角形枠状としたコルゲートチューブ1
5’を示す。いずれも外周部に凹凸部を設けた蛇腹状と
しているため、容易に曲げることができ、かつ、接着固
定面となる平面部15d’を有するため、両面接着テー
プ等を介してガラス面に面接触させて確実に固定するこ
とができる。
【0025】図5(A)(B)は第2実施形態を示し、
従来提供されている円環形状のコルゲートチューブ1
5”を用い、該コルゲートチューブ15”に間隔をあけ
て固定部材30を取り付け、該固定部材30を両面接着
テープ18でガラス1へ接着固定している。上記固定部
材30は、樹脂製で断面三角形状としたブロック体と
し、その上頂点に開口したコルゲートチューブ挿入用凹
部30aを設けている。コルゲートチューブ挿入用凹部
30aの開口直径R1はコルゲートチューブ15”の外
径R2よりも小さく設定している。この凹部30aと対
向するブロック体の下辺平面部が接着用平面部30bと
なり、該平面部30bに両面接着テープ18を貼付する
ようにしている。
従来提供されている円環形状のコルゲートチューブ1
5”を用い、該コルゲートチューブ15”に間隔をあけ
て固定部材30を取り付け、該固定部材30を両面接着
テープ18でガラス1へ接着固定している。上記固定部
材30は、樹脂製で断面三角形状としたブロック体と
し、その上頂点に開口したコルゲートチューブ挿入用凹
部30aを設けている。コルゲートチューブ挿入用凹部
30aの開口直径R1はコルゲートチューブ15”の外
径R2よりも小さく設定している。この凹部30aと対
向するブロック体の下辺平面部が接着用平面部30bと
なり、該平面部30bに両面接着テープ18を貼付する
ようにしている。
【0026】上記第2実施形態のコルゲートチューブ1
5”に対して、第1実施形態と同様に、チューブドワイ
ヤー11を挿入し、ついで、コルゲートチューブ15”
を上記固定部材30の凹部30aに無理入れして、固定
保持する。この状態で、固定部材30の平面部30bに
両面接着テープ18を張り付ける。ガラス1への取付時
には、コルゲートチューブ15”を湾曲箇所C1、C2
の2箇所に湾曲させ、この状態で、上記両面接着テープ
18でガラス1の内面に接着固定する。
5”に対して、第1実施形態と同様に、チューブドワイ
ヤー11を挿入し、ついで、コルゲートチューブ15”
を上記固定部材30の凹部30aに無理入れして、固定
保持する。この状態で、固定部材30の平面部30bに
両面接着テープ18を張り付ける。ガラス1への取付時
には、コルゲートチューブ15”を湾曲箇所C1、C2
の2箇所に湾曲させ、この状態で、上記両面接着テープ
18でガラス1の内面に接着固定する。
【0027】第2実施形態では、汎用されているコルゲ
ートチューブ15”を用いることができ、かつ、コルゲ
ートチューブ15”を保持する固定部材も簡単な構成
で、かつ、コルゲートチューブに簡単に装着できるた
め、容易に実施できる利点がある。
ートチューブ15”を用いることができ、かつ、コルゲ
ートチューブ15”を保持する固定部材も簡単な構成
で、かつ、コルゲートチューブに簡単に装着できるた
め、容易に実施できる利点がある。
【0028】上記した各実施形態においては、電線をチ
ューブの挿入したチューブドワイヤーを用いているが、
チューブドワイヤーを用いずに、コルゲートチューブ内
に電線群を直接挿通させても良いことは言うまでもな
い。また、上記実施形態では、いずれも両面接着テープ
を用いてガラスとを接着固定しているが、両面接着テー
プを用いずに、接着剤を介して直接ガラスと接着しても
良いことは言うまでもない。
ューブの挿入したチューブドワイヤーを用いているが、
チューブドワイヤーを用いずに、コルゲートチューブ内
に電線群を直接挿通させても良いことは言うまでもな
い。また、上記実施形態では、いずれも両面接着テープ
を用いてガラスとを接着固定しているが、両面接着テー
プを用いずに、接着剤を介して直接ガラスと接着しても
良いことは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1および請求項2では、容易に曲げることがで
きるコルゲートチューブを用い、該コルゲートチューブ
に平面部を設けて、ガラスと面状に接着できるようにし
ているため、1部材からなるコルゲートチューブでハー
ネスを外装してガラスに配索することができる。よっ
て、従来のように、プロテクタを複数個に分割して設け
る必要がなくなり、部品点数および取付工数の削減をは
かれるとともに、見栄えを向上させることができる。
の請求項1および請求項2では、容易に曲げることがで
きるコルゲートチューブを用い、該コルゲートチューブ
に平面部を設けて、ガラスと面状に接着できるようにし
ているため、1部材からなるコルゲートチューブでハー
ネスを外装してガラスに配索することができる。よっ
て、従来のように、プロテクタを複数個に分割して設け
る必要がなくなり、部品点数および取付工数の削減をは
かれるとともに、見栄えを向上させることができる。
【0030】また、請求項3では従来汎用されているコ
ルゲートチューブを用いているため、特別な形状のコル
ゲートチューブを設ける必要がなく、コスト低減を図る
ことができる。
ルゲートチューブを用いているため、特別な形状のコル
ゲートチューブを設ける必要がなく、コスト低減を図る
ことができる。
【図1】 (A)は第1実施形態のコルゲートチューブ
で外装したハーネスをハッチバックガラスに取り付けた
状態をガラス内面側から見た概略図、(B)はガラス外
面側から見た概略図である。
で外装したハーネスをハッチバックガラスに取り付けた
状態をガラス内面側から見た概略図、(B)はガラス外
面側から見た概略図である。
【図2】 (A)は図1のA−A線断面図、(B)は図
1のB−B線断面図である。
1のB−B線断面図である。
【図3】 第1実施形態のコルゲートチューブの斜視図
である。
である。
【図4】 (A)(B)はコルゲートチューブの変形例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】 第2実施形態を示し、(A)は断面図、
(B)は固定部材の斜視図である。
(B)は固定部材の斜視図である。
【図6】 従来のハッチバックガラスへのハーネスの配
索構造を示す概略図である。
索構造を示す概略図である。
【図7】 従来のプロテクタの構成を示す概略図であ
る。
る。
【図8】 上記プロテクタに電線を通した状態の断面図
である。
である。
1 ハッチバックガラス 5 ワイパーモータ 10 黒色塗装部 11 チューブドワイヤー 12 チューブ 15 コルゲートチューブ 15a 凸部 15b 凹部 15c 凸部先端面 15d 接着用平面図 18 両面接着テープ w 電線
Claims (4)
- 【請求項1】 周方向の少なくとも一部に接着固定用の
平面部を有し、該平面部を長さ方向に連続している樹脂
製のコルゲートチューブを設け、該コルゲートチューブ
内に自動車のハッチバックガラスの内面側に配索する電
線群を通し、上記コルゲートチューブの平面部をハッチ
バックガラスに接着剤を介して固定していることを特徴
とする自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス
配索構造。 - 【請求項2】 コルゲートチューブは断面が矩形枠状、
半円環枠状、三角枠状であり、その外周面に交互に設け
ている凹凸部のうちの、上記接着固定用の平面部に位置
する凸部の先端面を平坦面としている請求項1に記載の
自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構
造。 - 【請求項3】 自動車のハッチバックガラスの内面側に
配索する電線群を樹脂製のコルゲートチューブに通す一
方、コルゲートチューブを嵌合保持する保持部と接着固
定用の平面部とを備えた固定部材を上記コルゲートチュ
ーブに間隔をあけて取り付け、上記固定部材をの平面部
をハッチバックガラスに接着剤を介して固定しているこ
とを特徴とする自動車のハッチバックガラスへのワイヤ
ハーネス配索構造。 - 【請求項4】 上記コルゲートチューブ内に挿通する電
線群は、チューブ内に予め挿入しているチューブドワイ
ヤーからなる請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
載の自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス配
索構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273439A JPH10126928A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273439A JPH10126928A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10126928A true JPH10126928A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17527935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8273439A Pending JPH10126928A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10126928A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0987147A3 (en) * | 1998-09-17 | 2000-05-10 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wire harness layout arrangement for an automobile back door |
JP2013095167A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP8273439A patent/JPH10126928A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0987147A3 (en) * | 1998-09-17 | 2000-05-10 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wire harness layout arrangement for an automobile back door |
US6131991A (en) * | 1998-09-17 | 2000-10-17 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wire harness layout arrangement for automobile back door |
JP2013095167A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6941714B2 (en) | Grommet | |
JP3191602B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP2677924B2 (ja) | グロメット | |
JPH10126928A (ja) | 自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構造 | |
JP3362999B2 (ja) | グロメット | |
JP3252674B2 (ja) | グロメット | |
JPH10126929A (ja) | 自動車のハッチバックガラスへのワイヤハーネス配索構造 | |
JP2000040433A (ja) | グロメット | |
JP2000067659A (ja) | フラットハーネス | |
JP3160812B2 (ja) | 可撓性平型導体ケーブルの折り曲げ固定取付構造 | |
JP3119187B2 (ja) | 自動車のハッチバックドアガラスへのワイヤハーネス配索構造 | |
JP4062218B2 (ja) | グロメット | |
JPH0950713A (ja) | フラットワイヤーハーネス及び形成用シート | |
JP4600088B2 (ja) | 自動車ドア用ワイヤハーネスの配索構造 | |
JPH1196840A (ja) | グロメットおよびグロメットを装着したワイヤハーネス | |
JP3717005B2 (ja) | リード線固定構造 | |
JPH11346422A (ja) | グロメット | |
JP3206398B2 (ja) | グロメット | |
JPH10201043A (ja) | ケーブル | |
JP2597710Y2 (ja) | 自動車用ルーフサイドウエザストリップ | |
JP3509136B2 (ja) | グロメット | |
JPH08167339A (ja) | グロメット | |
JP2553081Y2 (ja) | 自動車用モールの取付構造 | |
JPS6312482Y2 (ja) | ||
JP2654061B2 (ja) | コーナーピースグラスランとドアウェザーストリップの接合構造 |