JPH10113948A - アウトサート基板 - Google Patents
アウトサート基板Info
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- JPH10113948A JPH10113948A JP27024396A JP27024396A JPH10113948A JP H10113948 A JPH10113948 A JP H10113948A JP 27024396 A JP27024396 A JP 27024396A JP 27024396 A JP27024396 A JP 27024396A JP H10113948 A JPH10113948 A JP H10113948A
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- outsert
- chassis
- resin
- mold
- substrate
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14336—Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
- B29C45/14344—Moulding in or through a hole in the article, e.g. outsert moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C45/14418—Sealing means between mould and article
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な方法でバリの発生を防止する。
【解決手段】このアウトサート基板では、上金型25お
よび下金型26に突出部33,34がそれぞれ設けられ
ている。アウトサート成形を行うときは、切り欠き部2
2が形成されているシャーシ21を上金型25と下金型
26との間の所定位置に配置する。シャーシ21に対し
て上金型25と下金型26を圧接させると、突出部3
3,34が切り欠き部22の一部を押し潰し、圧潰部2
4,24が成形される。そして、溶融した樹脂を凹部2
8,30とでつくられた空間に充填する。このとき、圧
潰部24,24に対して上金型25と下金型26が強く
圧接されており、隙間が生じない。従って、凹部28,
30からの樹脂の漏出が妨げられ、バリの発生が防止さ
れる。樹脂が固化した後、上金型25と下金型26とを
離間させ、樹脂部品20がアウトサートされたシャーシ
21を取り出す。
よび下金型26に突出部33,34がそれぞれ設けられ
ている。アウトサート成形を行うときは、切り欠き部2
2が形成されているシャーシ21を上金型25と下金型
26との間の所定位置に配置する。シャーシ21に対し
て上金型25と下金型26を圧接させると、突出部3
3,34が切り欠き部22の一部を押し潰し、圧潰部2
4,24が成形される。そして、溶融した樹脂を凹部2
8,30とでつくられた空間に充填する。このとき、圧
潰部24,24に対して上金型25と下金型26が強く
圧接されており、隙間が生じない。従って、凹部28,
30からの樹脂の漏出が妨げられ、バリの発生が防止さ
れる。樹脂が固化した後、上金型25と下金型26とを
離間させ、樹脂部品20がアウトサートされたシャーシ
21を取り出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電子機器等に
適用して好適なアウトサート基板に関する。詳しくは、
射出成形金型にシャーシの切断部を変形させるための加
工部を形成し、射出成形時にこの加工部が切断部の一部
に接触してこれを変形させ、金型と変形によって生じた
変形部とを密着させることによって、注入した樹脂の漏
出を防止するようにしたアウトサート基板に係るもので
ある。
適用して好適なアウトサート基板に関する。詳しくは、
射出成形金型にシャーシの切断部を変形させるための加
工部を形成し、射出成形時にこの加工部が切断部の一部
に接触してこれを変形させ、金型と変形によって生じた
変形部とを密着させることによって、注入した樹脂の漏
出を防止するようにしたアウトサート基板に係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子機器等の機構部用シャーシ
には、射出成形により樹脂部品が直接シャーシ用板材に
取り付けられているものがある。形成される樹脂部品は
機構部の回転軸や各種部材の取り付け部などその種類は
様々である。
には、射出成形により樹脂部品が直接シャーシ用板材に
取り付けられているものがある。形成される樹脂部品は
機構部の回転軸や各種部材の取り付け部などその種類は
様々である。
【0003】図15はその一例を示す斜視図である。同
図に示すアウトサート基板200において、シャーシ2
は金属製の薄板であり、プレス成形によって加工された
切断部には上面視矩形の切り欠き部(切断部)3が形成
されている。この切り欠き部3の端縁内側には、樹脂部
品1がアウトサート成形によって形成されている。樹脂
部品1は切り欠き部3の形状に合わせてコ字状となさ
れ、図16に示すようにシャーシ2の上下の両面を挟
み、切断面を覆うように形成されている。
図に示すアウトサート基板200において、シャーシ2
は金属製の薄板であり、プレス成形によって加工された
切断部には上面視矩形の切り欠き部(切断部)3が形成
されている。この切り欠き部3の端縁内側には、樹脂部
品1がアウトサート成形によって形成されている。樹脂
部品1は切り欠き部3の形状に合わせてコ字状となさ
れ、図16に示すようにシャーシ2の上下の両面を挟
み、切断面を覆うように形成されている。
【0004】ここで、樹脂部品1を射出成形によってシ
ャーシ2に形成するアウトサート成形方法について図1
7を参照して説明する。
ャーシ2に形成するアウトサート成形方法について図1
7を参照して説明する。
【0005】まず、図17(A)に示すようにシャーシ
2を射出成形機の上金型4と下金型5との間の所定の場
所に配置する。上金型4の下面には、切り欠き部3に対
応した凸部6と樹脂部品1を成形するための凹部7が設
けられている。同様に、下金型5にも切り欠き部3に対
応した凸部8と樹脂部品1を成形するための凹部9が設
けられている。
2を射出成形機の上金型4と下金型5との間の所定の場
所に配置する。上金型4の下面には、切り欠き部3に対
応した凸部6と樹脂部品1を成形するための凹部7が設
けられている。同様に、下金型5にも切り欠き部3に対
応した凸部8と樹脂部品1を成形するための凹部9が設
けられている。
【0006】次に、図17(B)に示すようにシャーシ
2を挟んで上金型4と下金型5とを圧接させる。その
後、上金型4及び下金型5の凹部7,9にゲート(図示
はしない)から溶融した樹脂が注入される。これにより
凹部7及び凹部9とで構成された空間に樹脂が充填さ
れ、樹脂部品1が成形される。樹脂が固化した後、上金
型4と下金型5とを離間させてシャーシ2を取り出す。
2を挟んで上金型4と下金型5とを圧接させる。その
後、上金型4及び下金型5の凹部7,9にゲート(図示
はしない)から溶融した樹脂が注入される。これにより
凹部7及び凹部9とで構成された空間に樹脂が充填さ
れ、樹脂部品1が成形される。樹脂が固化した後、上金
型4と下金型5とを離間させてシャーシ2を取り出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図17に示
すアウトサート成形方法では、シャーシ2を上金型4と
下金型5とで挟持したとき、同図(B)に示すように凸
部6,8の側面と切り欠き部3の端面との間に僅かな隙
間10が生じてしまう。この隙間10に凹部7,9から
樹脂が流れ込み、樹脂が固化した後には図15及び図1
6に示すようなバリ11が形成される。
すアウトサート成形方法では、シャーシ2を上金型4と
下金型5とで挟持したとき、同図(B)に示すように凸
部6,8の側面と切り欠き部3の端面との間に僅かな隙
間10が生じてしまう。この隙間10に凹部7,9から
樹脂が流れ込み、樹脂が固化した後には図15及び図1
6に示すようなバリ11が形成される。
【0008】このバリ11が脱落して機構部等に侵入し
た場合には、可動部の動作の妨げとなったり、電子部品
に混入したりすることによって、作動不良や故障が起き
る原因となっていた。また、隙間10をなくすために両
金型4,5とシャーシ2の寸法精度を上げことも考えら
れるが、この場合は製造コストが増大するという問題が
あった。
た場合には、可動部の動作の妨げとなったり、電子部品
に混入したりすることによって、作動不良や故障が起き
る原因となっていた。また、隙間10をなくすために両
金型4,5とシャーシ2の寸法精度を上げことも考えら
れるが、この場合は製造コストが増大するという問題が
あった。
【0009】そこで、本発明は、上述した問題を解決し
たものであって、簡単な方法でバリの発生が防止された
アウトサート基板を提供するものである。
たものであって、簡単な方法でバリの発生が防止された
アウトサート基板を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係るアウトサート基板では、シャーシの
切断部に金型によって樹脂部品が成形されたアウトサー
ト基板であって、上記切断部の上記樹脂部品に連続する
位置に樹脂漏出防止用の変形部が設けられたことを特徴
とするものである。
め、この発明に係るアウトサート基板では、シャーシの
切断部に金型によって樹脂部品が成形されたアウトサー
ト基板であって、上記切断部の上記樹脂部品に連続する
位置に樹脂漏出防止用の変形部が設けられたことを特徴
とするものである。
【0011】この発明において、アウトサート成形を行
うときは金型をシャーシに圧接する際に加工部がシャー
シの切断面の一部に接触してこれを変形させる。このと
き、金型と変形によって生じた変形部は密着した状態と
なり、樹脂が漏出する隙間が生じない。従ってバリの発
生が防止される。
うときは金型をシャーシに圧接する際に加工部がシャー
シの切断面の一部に接触してこれを変形させる。このと
き、金型と変形によって生じた変形部は密着した状態と
なり、樹脂が漏出する隙間が生じない。従ってバリの発
生が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係るアウトサー
ト基板の実施の一形態について、図面を参照して詳細に
説明する。
ト基板の実施の一形態について、図面を参照して詳細に
説明する。
【0013】図1〜図3はこの発明に係るアウトサート
基板100aの構成を示す。このアウトサート基板10
0aは、樹脂部品20とシャーシ21とから構成され
る。図1〜図3においてシャーシ21に切り欠き部(切
断部)22が設けられ、その端縁内側にコ字状の樹脂部
品20が射出成形により形成されているのは従来例と同
じである。
基板100aの構成を示す。このアウトサート基板10
0aは、樹脂部品20とシャーシ21とから構成され
る。図1〜図3においてシャーシ21に切り欠き部(切
断部)22が設けられ、その端縁内側にコ字状の樹脂部
品20が射出成形により形成されているのは従来例と同
じである。
【0014】切り欠き部22の端面23には、樹脂部品
20の両端面23,23に接するように断面三角形状の
圧潰部(変形部)24,24が形成されている。この圧
潰部24,24は樹脂の漏出を防止するためにアウトサ
ート成形時に形成されるものである。
20の両端面23,23に接するように断面三角形状の
圧潰部(変形部)24,24が形成されている。この圧
潰部24,24は樹脂の漏出を防止するためにアウトサ
ート成形時に形成されるものである。
【0015】この樹脂部品20を射出成形によってシャ
ーシ21に形成するアウトサート成形方法について図4
および図5を参照して説明する。
ーシ21に形成するアウトサート成形方法について図4
および図5を参照して説明する。
【0016】図4はシャーシ21とその上下に配された
上金型25及び下金型26を示す図である。シャーシ2
1には切り欠き部22が形成されている。なお、この切
り欠き部22の端縁であって後述する圧潰部24(図
1)が形成される部位には特別な形状は施していない。
上金型25の下面には、切り欠き部22に対応した凸部
27と樹脂部品20の形状に応じた凹部28が設けられ
ている。同様に、下金型26にも切り欠き部22に対応
した凸部29と樹脂部品20の形状に応じた凹部30が
設けられている。
上金型25及び下金型26を示す図である。シャーシ2
1には切り欠き部22が形成されている。なお、この切
り欠き部22の端縁であって後述する圧潰部24(図
1)が形成される部位には特別な形状は施していない。
上金型25の下面には、切り欠き部22に対応した凸部
27と樹脂部品20の形状に応じた凹部28が設けられ
ている。同様に、下金型26にも切り欠き部22に対応
した凸部29と樹脂部品20の形状に応じた凹部30が
設けられている。
【0017】凸部27,29のそれぞれ対向する面は、
アウトサート成型時に互いに密接するように平面となさ
れている。また、凸部27,29の両端には切り欠き部
22の一部を圧潰するための傾斜部(加工部)33,3
4がそれぞれ2箇所ずつ形成されている。
アウトサート成型時に互いに密接するように平面となさ
れている。また、凸部27,29の両端には切り欠き部
22の一部を圧潰するための傾斜部(加工部)33,3
4がそれぞれ2箇所ずつ形成されている。
【0018】アウトサート成形を行うときは、まずシャ
ーシ21を上金型25と下金型26の間の所定位置に配
置する。次に、図5に示すようにシャーシ21に対して
上金型25と下金型26を圧接させる。このとき、傾斜
部33,34によって切り欠き部22の端縁の一部を押
し潰し、圧潰部24,24(図1)が形成される。この
とき、押しつぶされて形成された圧潰部24,24の先
端は切り欠き部22の端面よりも突出する。また、基準
面31,32はシャーシ21の両面に密接し、凸部2
7,29の対向する平面も密接する。
ーシ21を上金型25と下金型26の間の所定位置に配
置する。次に、図5に示すようにシャーシ21に対して
上金型25と下金型26を圧接させる。このとき、傾斜
部33,34によって切り欠き部22の端縁の一部を押
し潰し、圧潰部24,24(図1)が形成される。この
とき、押しつぶされて形成された圧潰部24,24の先
端は切り欠き部22の端面よりも突出する。また、基準
面31,32はシャーシ21の両面に密接し、凸部2
7,29の対向する平面も密接する。
【0019】この状態で図示しないゲートから溶融した
樹脂を流し込み、凹部28,30とでつくられた空間に
充填する。このとき、圧潰部24,24に対して上金型
25と下金型26が強く圧接されており、この圧潰部2
4,24及び金型25,26が密着する。従って、凹部
28,30からの樹脂の漏出が妨げられ、バリの発生が
防止される。樹脂が固化した後、上金型25と下金型2
6とを離間させ、樹脂部品20がアウトサートされたシ
ャーシ21を取り出す。
樹脂を流し込み、凹部28,30とでつくられた空間に
充填する。このとき、圧潰部24,24に対して上金型
25と下金型26が強く圧接されており、この圧潰部2
4,24及び金型25,26が密着する。従って、凹部
28,30からの樹脂の漏出が妨げられ、バリの発生が
防止される。樹脂が固化した後、上金型25と下金型2
6とを離間させ、樹脂部品20がアウトサートされたシ
ャーシ21を取り出す。
【0020】なお、図6に示すように、シャーシ21の
切り欠き部22にあらかじめ突起部24aを形成してお
いてもよい。シャーシ21がこのように構成された場合
には、圧潰部24,24の形成が容易になり、樹脂の漏
出をより確実に防止することができる。
切り欠き部22にあらかじめ突起部24aを形成してお
いてもよい。シャーシ21がこのように構成された場合
には、圧潰部24,24の形成が容易になり、樹脂の漏
出をより確実に防止することができる。
【0021】続いて、本発明に係るアウトサート基板の
第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図7〜図9は本発明に係るアウトサート基板100bの
構成を示す。この例も、樹脂部品41がコ字状となさ
れ、シャーシ40の切り欠き部42の端縁に形成されて
いるのは従来と同じである。
第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図7〜図9は本発明に係るアウトサート基板100bの
構成を示す。この例も、樹脂部品41がコ字状となさ
れ、シャーシ40の切り欠き部42の端縁に形成されて
いるのは従来と同じである。
【0022】このアウトサート基板100bでは、樹脂
部品41に隣接するシャーシ40の端縁の一部が下方に
垂直に折り曲げられて折曲部(変形部)44,44が形
成されている。この折曲部44,44は樹脂の漏出を防
止するためにアウトサート成型時に形成されるものであ
る。
部品41に隣接するシャーシ40の端縁の一部が下方に
垂直に折り曲げられて折曲部(変形部)44,44が形
成されている。この折曲部44,44は樹脂の漏出を防
止するためにアウトサート成型時に形成されるものであ
る。
【0023】ここで、樹脂部品20を射出成形によって
シャーシ21に形成するアウトサート成形方法について
図10〜図12を参照して説明する。
シャーシ21に形成するアウトサート成形方法について
図10〜図12を参照して説明する。
【0024】図10はアウトサート成形を行う前のシャ
ーシ40の平面図である。切り欠き部42は上面視略矩
形をなし、その対向する2辺には2カ所の切込み部4
5,45が設けられている。これはアウトサート成型時
に折曲部44,44(図7〜図9)を折り曲げ易くする
ためである。
ーシ40の平面図である。切り欠き部42は上面視略矩
形をなし、その対向する2辺には2カ所の切込み部4
5,45が設けられている。これはアウトサート成型時
に折曲部44,44(図7〜図9)を折り曲げ易くする
ためである。
【0025】図11はシャーシ40とその上下に配され
た上金型46及び下金型47を示す図である。上金型4
6の下面には、切り欠き部42に対応した凸部48と、
樹脂部品41の形状に応じた凹部49が設けられてい
る。同様に、下金型47にも切り欠き部42に対応した
凸部50と、樹脂部品41の形状に応じた凹部51が設
けられている。凸部48,50のそれぞれ対向する面
は、アウトサート成型時に互いに密接するように平面と
なされている。
た上金型46及び下金型47を示す図である。上金型4
6の下面には、切り欠き部42に対応した凸部48と、
樹脂部品41の形状に応じた凹部49が設けられてい
る。同様に、下金型47にも切り欠き部42に対応した
凸部50と、樹脂部品41の形状に応じた凹部51が設
けられている。凸部48,50のそれぞれ対向する面
は、アウトサート成型時に互いに密接するように平面と
なされている。
【0026】上金型46には凸部48よりも幅が広く且
つ高く形成された突出部(加工部)56が設けられてい
る。これはアウトサート成型時に折曲部44,44を形
成するためのものである。一方、下金型47にはこの突
出部56に対応する深さを有する凹部51が形成されて
いる。アウトサート成型時には突出部56はこの凹部5
1に嵌合する。なお、突出部56の下面と凹部51の底
面はアウトサート成型時に互いに密接するようにそれぞ
れ平面となされている。
つ高く形成された突出部(加工部)56が設けられてい
る。これはアウトサート成型時に折曲部44,44を形
成するためのものである。一方、下金型47にはこの突
出部56に対応する深さを有する凹部51が形成されて
いる。アウトサート成型時には突出部56はこの凹部5
1に嵌合する。なお、突出部56の下面と凹部51の底
面はアウトサート成型時に互いに密接するようにそれぞ
れ平面となされている。
【0027】アウトサート成形を行うときは、まずシャ
ーシ40を上金型46と下金型47の間の所定位置に配
置する。次に、図12に示すようにシャーシ40に対し
て上金型46と下金型47を圧接させる。このとき、突
出部56が切り欠き部42の両端縁に当接して、切込み
部45,45(図10)で挟まれた部分を下方に折り曲
げる。これによってシャーシ40に折曲部44,44が
成形される。また、基準面52,53はシャーシ40の
両面に密接し、凹部48,50の対向する平面も密接す
る。
ーシ40を上金型46と下金型47の間の所定位置に配
置する。次に、図12に示すようにシャーシ40に対し
て上金型46と下金型47を圧接させる。このとき、突
出部56が切り欠き部42の両端縁に当接して、切込み
部45,45(図10)で挟まれた部分を下方に折り曲
げる。これによってシャーシ40に折曲部44,44が
成形される。また、基準面52,53はシャーシ40の
両面に密接し、凹部48,50の対向する平面も密接す
る。
【0028】この状態で図示しないゲートから溶融した
樹脂を流し込み、凹部49,51とでつくられた空間に
溶融樹脂を充填する。このとき、金型46と折曲部44
とが密着している。従って、凹部49,51からの樹脂
の漏出が妨げられ、バリの派生が防止される。樹脂が固
化した後、上金型46と下金型47とを離間させ、樹脂
部品41がアウトサートされたシャーシ40を取り出
す。
樹脂を流し込み、凹部49,51とでつくられた空間に
溶融樹脂を充填する。このとき、金型46と折曲部44
とが密着している。従って、凹部49,51からの樹脂
の漏出が妨げられ、バリの派生が防止される。樹脂が固
化した後、上金型46と下金型47とを離間させ、樹脂
部品41がアウトサートされたシャーシ40を取り出
す。
【0029】続いて、本発明に係るアウトサート基板の
第3の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図13および図14はこの発明に係るアウトサート基板
100cの構成を示したものである。図13及び図14
においてシャーシ60に切り欠き部62が設けられ、そ
の端縁内側にコ字状の樹脂部品61が射出成形により形
成されているのは従来例と同じである。
第3の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図13および図14はこの発明に係るアウトサート基板
100cの構成を示したものである。図13及び図14
においてシャーシ60に切り欠き部62が設けられ、そ
の端縁内側にコ字状の樹脂部品61が射出成形により形
成されているのは従来例と同じである。
【0030】切り欠き部62の切断面には、樹脂部品6
1に隣接するように上面視矩形の小切欠部(変形部)6
3,63が形成されている。この小切欠部63,63は
アウトサート成形時に金型のプレス成形により形成され
たものである。
1に隣接するように上面視矩形の小切欠部(変形部)6
3,63が形成されている。この小切欠部63,63は
アウトサート成形時に金型のプレス成形により形成され
たものである。
【0031】図14に示すように金型71にはこの小切
欠部63,63を形成するための加工部72,72が形
成されている。アウトサート成形時に上下の金型71を
圧接させることによってこの加工部72,72が切り欠
き部62の切断面の一部を切り欠く。そして、金型71
に溶融した樹脂を流し込んでシャーシ60に樹脂部品6
1を形成する。このとき、加工部72,72が小切欠部
63,63と嵌合密接しているので、樹脂の漏出による
バリの発生を完全に防止することができる。
欠部63,63を形成するための加工部72,72が形
成されている。アウトサート成形時に上下の金型71を
圧接させることによってこの加工部72,72が切り欠
き部62の切断面の一部を切り欠く。そして、金型71
に溶融した樹脂を流し込んでシャーシ60に樹脂部品6
1を形成する。このとき、加工部72,72が小切欠部
63,63と嵌合密接しているので、樹脂の漏出による
バリの発生を完全に防止することができる。
【0032】以上述べたように、本発明に係るアウトサ
ート基板100a〜100cではバリの発生が防止され
ているので、脱落したバリが機構部等に侵入することが
なくなり作動不良や故障が起きる原因を解消することが
できる。また、本発明によれば金型とシャーシの寸法精
度を上げる必要がないので、コストアップを招くことな
くバリの発生を防止することができる。
ート基板100a〜100cではバリの発生が防止され
ているので、脱落したバリが機構部等に侵入することが
なくなり作動不良や故障が起きる原因を解消することが
できる。また、本発明によれば金型とシャーシの寸法精
度を上げる必要がないので、コストアップを招くことな
くバリの発生を防止することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るアウト
サート基板では、金型にシャーシの切断部を変形させる
ための加工部を形成し、加工時にこの加工部が切断部の
一部に接触してこれを変形させ、金型と変形によって生
じた変形部とを密着させて注入した樹脂の漏出を防止す
るようにしたものである。
サート基板では、金型にシャーシの切断部を変形させる
ための加工部を形成し、加工時にこの加工部が切断部の
一部に接触してこれを変形させ、金型と変形によって生
じた変形部とを密着させて注入した樹脂の漏出を防止す
るようにしたものである。
【0034】したがって、本発明によればアウトサート
成型時に樹脂の流出する隙間を塞ぐことによってバリの
発生を防止できるので、脱落したバリが機構部等に侵入
することがなくなり作動不良や故障が起きる原因を解消
することができる。また、本発明では金型とシャーシの
寸法精度を上げる必要がないので、コストアップを招く
ことなくバリの発生を防止することができる等の効果が
ある。
成型時に樹脂の流出する隙間を塞ぐことによってバリの
発生を防止できるので、脱落したバリが機構部等に侵入
することがなくなり作動不良や故障が起きる原因を解消
することができる。また、本発明では金型とシャーシの
寸法精度を上げる必要がないので、コストアップを招く
ことなくバリの発生を防止することができる等の効果が
ある。
【図1】本発明に係る第1の実施の形態であるアウトサ
ート基板100aの斜視図である。
ート基板100aの斜視図である。
【図2】アウトサート基板100aの上面図である。
【図3】アウトサート基板100aの平面図である。
【図4】アウトサート基板100aのアウトサート成形
の手順(1/2)を示した断面図である。
の手順(1/2)を示した断面図である。
【図5】アウトサート基板100aのアウトサート成形
の手順(2/2)を示した断面図である。
の手順(2/2)を示した断面図である。
【図6】加工前のシャーシ21に突起部24aが形成さ
れている場合の平面図である。
れている場合の平面図である。
【図7】本発明に係る第2の実施の形態であるアウトサ
ート基板100bの斜視図である。
ート基板100bの斜視図である。
【図8】アウトサート基板100bの上面図である。
【図9】アウトサート基板100bの正面図である。
【図10】シャーシ40の加工前の上面図である。
【図11】アウトサート基板100bのアウトサート成
形の手順(1/2)を示した断面図である。
形の手順(1/2)を示した断面図である。
【図12】アウトサート基板100bのアウトサート成
形の手順(2/2)を示した断面図である。
形の手順(2/2)を示した断面図である。
【図13】第3の実施の形態であるアウトサート基板1
00cの斜視図である。
00cの斜視図である。
【図14】アウトサート基板100cと金型71との関
係を示すの上面図である。
係を示すの上面図である。
【図15】バリが発生した従来のアウトサート基板20
0の斜視図である。
0の斜視図である。
【図16】従来のアウトサート基板200の平面図であ
る。
る。
【図17】従来のアウトサート成形の手順を示す断面図
である。
である。
1,20,41,61 樹脂部品 2,21,40,60 シャーシ 3,22,42,62,63 切り欠き部 4,25,46 上金型 5,26,47 下金型 6,8,27,29,48,50 凸部 7,9,28,30,49,51 凹部 10 隙間 11 バリ 24 圧潰部 24a 突起部 31,32,52,53 基準面 33,34,56 突出部 44 折曲部 45 小切欠部
Claims (4)
- 【請求項1】 シャーシの切断部に金型によって樹脂部
品が成形されたアウトサート基板であって、 上記切断部の上記樹脂部品に連続する位置に樹脂漏出防
止用の変形部が設けられたことを特徴とするアウトサー
ト基板。 - 【請求項2】 上記変形部は、上記切断部の一部が上記
金型によって押し潰されて形成されたものであることを
特徴とする請求項1記載のアウトサート基板。 - 【請求項3】 上記変形部は、上記切断部の一部が上記
金型によって押し曲げられて形成されたものであること
を特徴とする請求項1記載のアウトサート基板。 - 【請求項4】 上記変形部は、上記切断部の一部が上記
金型によって切り欠かれて形成されたものであることを
特徴とする請求項1記載のアウトサート基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27024396A JPH10113948A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | アウトサート基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27024396A JPH10113948A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | アウトサート基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10113948A true JPH10113948A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17483549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27024396A Pending JPH10113948A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | アウトサート基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10113948A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160007379A (ko) * | 2014-07-09 | 2016-01-20 | 더 보잉 컴파니 | 로봇 엔드 이펙터용 클램핑 풋을 위한 계측 인터록킹 폴리우레탄 코팅 |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP27024396A patent/JPH10113948A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160007379A (ko) * | 2014-07-09 | 2016-01-20 | 더 보잉 컴파니 | 로봇 엔드 이펙터용 클램핑 풋을 위한 계측 인터록킹 폴리우레탄 코팅 |
JP2016016510A (ja) * | 2014-07-09 | 2016-02-01 | ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company | エンドエフェクタのためのクランプ脚 |
US11203054B2 (en) | 2014-07-09 | 2021-12-21 | The Boeing Company | Clamping feet for an end effector |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040316 |