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JPH0357369Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0357369Y2
JPH0357369Y2 JP1986118008U JP11800886U JPH0357369Y2 JP H0357369 Y2 JPH0357369 Y2 JP H0357369Y2 JP 1986118008 U JP1986118008 U JP 1986118008U JP 11800886 U JP11800886 U JP 11800886U JP H0357369 Y2 JPH0357369 Y2 JP H0357369Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
cutting
groove
cutting edge
edge
Prior art date
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Expired
Application number
JP1986118008U
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English (en)
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JPS6327204U (ja
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Publication date
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Publication of JPS6327204U publication Critical patent/JPS6327204U/ja
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Publication of JPH0357369Y2 publication Critical patent/JPH0357369Y2/ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、旋削加工に使用するスローアウエイ
チツプに関し、特に高切り込み、高送りの重切削
において使用されるスローアウエイチツプのブレ
ーカ溝の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に鋼などの旋削作業においては、連続した
長い切りくずが発生する傾向があるが、作業の安
全性、及び切りくずの自動搬送などの観点から切
りくずを詰まらす事なく適当な長さに分断する為
に、切れ刃部すくい面に切りくずをカール分断す
る為のブレーカ溝、あるいは突起状障害物を設け
たスローアウエイチツプ(以下、単にチツプと略
称することもある。)が用いられている。これら
チツプのうち、特に切削熱や切削抵抗の大きくな
る高切り込み、高送りの重切削用のものとして
は、第8図から第11図に示すものが知られてい
る。
第8図は切れ刃に沿つて2段の凹溝を設けたス
ローアウエイチツプを、第9図はその下面図を示
す。このチツプは、切れ刃21に沿つてランド2
2と切れ刃21に平行に切りくず処理を目的とし
た第1の凹溝23と第2の凹溝24を設けるとと
もにチツプ中心部に向かうほど、その溝深さを
h1<h2<h3と順次大きく採り、高切り込み、高
送りの切削条件にて切削した時に、切りくずを無
理なく拘束するようにしたものである。
第10図は切れ刃31からチツプ中心部に向か
つて下降するすくい面上に突起部を設けたスロー
アウエイチツプを示す。
このチツプは切れ刃31からチツプ中心に向か
つて下降する傾斜面35によりすくい面を形成
し、前記傾斜面35に切りくず処理を目的とした
突起部36を切れ刃とほぼ平行に設け、更に第1
0図の下面図である第11図に示すように切れ刃
中央部が凹形状となるようにして高切り込み、高
送りの切削条件で切削する時に発生した切りくず
を無理なく拘束するようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第8図に示した従来のチツプで
は、重切削を行なう時に支持面となるチツプ底面
に高負荷が加わる事からブレーカ面が支持面とな
る両面タイプにすることが出来なかつた。何故な
ら切削時における負荷が支持面側の外周の切れ刃
21及びランド22に集中し、切れ刃21及びラ
ンド22の損傷をきたし、強いては切削時におけ
るチツプ保持の安定性が損なわれてしまうからで
ある。
チツプ支持を安定させる為、ランド22を大き
くした場合には、このランド22がすくい面とな
り切削抵抗の増大よりビビリを生じ、重切削が出
来なくなると云う問題があつた。
第10図に示す従来例においては、更に切れ刃
31からチツプ中心に向かつて下降する傾斜面3
5が設けられるとともに、切れ刃中央部が凹形状
となつている事からブレーカ面を支持面として使
用した場合には、コーナ部において切削時におけ
る負荷を支持する事になり、一段と支持面側のコ
ーナ部の損傷が生じ易くなる。
更に第12図、第13図に示す従来例において
は、切りくず処理を行なう凹溝部43が切れ刃4
1に沿つて平行に設けられていることから、低切
り込み、低送りの切削条件においては、第14図
に示すように切りくず51は適度にカールされ処
理されるが、高切り込み、高送りの切削条件では
第15図、第16図に示すように被削材50等に
当接し、無理にカールされ詰まつた切りくずとな
つて処理される。この為切削抵抗が増大し、ビビ
リ易くなり、かつ切れ刃に欠損を生じせしめる大
きな原因となる。
以上のように第8図、第10図に示したチツプ
では、片面のみでしか使用出来ず、両面タイプの
チツプに比較し使用コーナ数が半分となつてしま
い、不経済という問題があつた。
又、第12に示す切れ刃に平行なブレーカ溝4
3を持つ両面タイプのチツプにおいては、高切り
込み、高送りの切削条件では切りくずが詰まり易
く、切りくずを良好な状態で処理する事が出来な
いと云う問題があつた。
本考案は以上のような問題点を解消し、高切り
込み、高送りの重切削においても、切りくず処理
が良好で、尚かつ切削抵抗が低く、両面使用可能
なスローアウエイチツプを提供する事を目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成させる為、本考案はクレームの
ような構成要件を具備してものである。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例のスローアウエイチ
ツプを示し、第2図はその下面図を示す。
図において、本実施例のチツプは三角形であつ
て、その三辺に切れ刃1が設けられており、ラン
ド部2よりチツプ中心に向かつて傾斜する凹溝部
3を隔てて形成される溝稜7が切れ刃1に対して
頂角αの1/2以上の位置に形成されている。
この切れ刃1と溝稜7との成す角度βは、頂角
と同等としても良いが、この場合、溝稜7と辺8
とによつて形成される平面9は、少なくとも0.5
mm以上の幅を有することが望ましい。これは0.5
mmより小さくなると前記の従来例である第8図で
説明したように、切削時における支持面としての
強度が低下し、支持面側の切れ刃欠損の原因とな
るからである。又、角度βを頂角αの1/2未満と
すると第1図のA−A断面である第3図に示す溝
幅Wが小さくなる事から高切り込み、高送りの切
削条件では切りくずが詰まつてしまい、良好な切
りくず処理が出来なくなつてしまう場合があるか
らである。
又、前記平面9はチツプの中央陸部10と同一
高さであり、切削時におけるチツプ支持面を形成
している。そして第3図に示す、すくい角θにて
形成された凹溝部3の溝幅Wが第1図に示すよう
にコーナ部より切れ刃中央部に向かつて増加する
ように形成されているので、高切り込み、高送り
の切削条件にて切削した場合でも、切りくずは大
きいカールとなつて無理なく処理されることから
切りくず詰まりに起因する切削抵抗の増加もなく
安定した切削を可能とした。
又、本実施例のものは第12図に示す従来例の
ように、切れ刃に沿つて全周にブレーカ溝がある
形ではなく、切れ刃の下面には必ず溝稜7と辺8
とによつて形成される大きな平面9を有する形な
ので、切削時の切れ刃1にかかる負荷をこの大き
な平面9に分散でき、平面9の耐欠損性を高める
とともに、切削時におけるチツプ保持の安定性を
も高めることができる。
第4図〜第7図に他の実施例を示す。第4図に
示されたものはチツプ中心に向かつてランド2よ
り傾斜する凹溝部3が溝稜7に至つて形成されて
いる。そして、チツプ中央取付穴の回りには、前
記溝稜7と辺8とによつて形成される平面9と辺
8と同じ高さに中央陸部10が設けられ、これら
平面9と中央陸部10とで切削時におけるチツプ
支持面を形成し、切削時のチツプ保持の安定性を
高めている。
又、第6図に示されたものは、切れ刃1を設け
るとともに、頂角αの1/2以上となるように切れ
刃1よりβを設定し、その線上に複数の突起11
を設けるとともに、チツプ中央取付穴の回りに前
記突起11と同じ高さの複数の突起12を設け、
中央陸部を形成し、これらの突起11及び12に
より切削時におけるチツプ支持面を形成したもの
である。
そして、前記の突起11と切れ刃1とを挟んで
切れ刃1よりチツプ中心に向かつて傾斜する凹溝
部3が設けられているとともに、切れ刃1は切れ
刃中央に向かつて凹形状となつている。
尚、本実施例ではチツプ中央に取付穴を有する
三角形チツプについて説明したが、取付穴の有無
に関係なく、又、正方形等の多角形チツプに適用
できるものである。
以上説明したように切れ刃とのブレーカ溝稜の
なす角度を頂角の1/2以上とし、尚かつブレーカ
溝稜を含む平面とチツプ中央陸部との高さを同一
としたことにより、特に高切り込み、高送りの重
切削において切りくず処理が良好で、かつ切りく
ずの詰まりもないので切削抵抗も軽減でき、尚か
つチツプの両面が使用できる経済的で、高性能な
スローアウエイチツプを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスローアウエイチツプの
一実施例を示す正面図。第2図はその下面図。第
3図は第1図のA−A断面図。第4図及び第6図
は本考案の他の実施例を示す正面図。第5図及び
第7図はその下面図。第8図、第10図及び第1
2図は従来のスローアウエイチツプを示す正面
図。第9図、第11図及び第13図はその下面
図。第14図、第15図及び第16図は第12に
示すスローアウエイチツプによる切りくず処理状
態を示す概略図である。 1……切れ刃、2……ランド、3……凹溝部、
7……溝稜、8……辺、9……平面、10……中
央陸部、α……頂角。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 多角形状を成し、切れ刃に沿つてブレーカ溝部
    が形成されたスローアウエイチツプにおいて、 (1) 切れ刃と切れ刃よりブレーカ溝部を隔てて形
    成されるか、又は溝内にコーナ部より直線的に
    配列された複数の突起部を結んで形成される溝
    稜とのなす角度が頂角の1/2以上にて形成され、 (2) 切れ刃の下面には必ず溝稜と辺とによつて形
    成される大きな平面を有し、 (3) 前記溝稜を含む平面とチツプ中央陸部とが同
    一の高さであることを特徴とするスローアウエ
    イチツプ。
JP1986118008U 1986-07-31 1986-07-31 Expired JPH0357369Y2 (ja)

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JP1986118008U JPH0357369Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

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JPS6327204U JPS6327204U (ja) 1988-02-23
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JPS6327204U (ja) 1988-02-23

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