JPH0356598A - 衣料用洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

〔産業上の利用分野〕 本発明は衣料用洗浄剤組成物に関し、更に詳細には固体
粒子汚れの除去作用及び再付着防止作用に優れた、２種
以上の高分子電解質とセルラーゼとを合有してなること
を特徴とする衣料用洗浄．剤組或物に関する。 〔従来の技術及びその課題〕 衣料用洗浄剤の分野において固体粒子汚れの除去作用及
び再付着防止作用に高分子電解質が有効であること、ま
た木綿及び再生セルロース等のセルロース系繊維に対す
る固体粒子汚れの除去作用及び再付着防止作用に対して
は特にセルラーゼが有効であることが知られている．従
ってセルロース系繊維に対する固体粒子汚れの除去作用
及び再付着防止作用に高分子電解質とセルラーゼの組み
合わせが効果的であることは容易に類推される（特開昭
５７−１４５１９７号公報）。 しかしながら、衣料素材が木綿のような親水性繊維から
ポリエステルやナイロンのような疎水性繊維まで多様で
あるように、固体粒子汚れも泥等の親水性粒子汚れから
煤に代表されるカーボンブラックのような疎水性粒子汚
れまであり、このような多様な衣料繊維と汚れの洗浄に
対し、１つの洗浄剤で満足できるようにはなっていない
のが現状である。例えば通常の粉末タイプの洗浄剤は木
綿の泥汚れに対しては優れた洗浄力を示すものが多いが
、化繊の疎水性汚れに対する洗浄力は物足りない。一方
、液体洗剤ではこの逆となっている。 洗浄剤威分としては、代表的な固体粒子汚れである泥、
酸化鉄等の分散に効果のある高分子電解質、ポリアクリ
ル酸塩、ポリマレイン酸塩、ポリマレイン酸一アクリル
酸共重合体等が一般的によく使用されている。またセル
ラーゼの作用は汚れではなくセルロース系繊維の繊維分
子に作用して汚れを落とす、あるいは汚れの再付着を防
止するというメカニズムと考えられ、やはり一部粉末洗
剤に応用されだしている。 しかしセルラーゼはセルロース系以外の合威繊維等には
汚れの除去作用、再付着防止作用が期待できない。その
ためこれまでの技術では多様な繊維素材と多様な固体粒
子汚れに対応できる固体粒子汚れの洗浄除去性能と再汚
染防止性能を同時に満足できるものはなく、そのような
洗浄剤の開発が望まれていた。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは多様な繊維素材に付着した多様な固体粒子
汚れの洗浄を同時に満足しろる衣料用洗浄剤について鋭
意検討を重ねた結果、特定の２種以上の高分子電解質を
特定割合で使用し、セルラーゼを併用することでかかる
問題点を解決することができることを見出し本発明を完
或するに至った。 すなわち本発明は、下記３成分（ａ）．　（ｂ）及び（
ｃ）を含有してなることを特徴とする衣料用洗浄剤組或
物を提供するものである． （ａ）　　下記一般式（１）で表される高分子電解質ｌ ＣＯＯＭｅ （式中、 Ｘ１　：　ＣＯＯＭｅ＋　Ｈ％ い） Ｘ＝：Ｈ，ＯＨ　， Ｍｅ：Ｈ，アルカリ金属，アルカリ土類金属ＮＨａ，エ
タノールアξン、 ｎ　：平均分子量ルが８００〜１ｏ万となる数、を示す
。） 下記一般式（２）で表される高分子電解質ｌ ＣＯＯＭｅ 〔式中、 ＸＩ＋　Ｘ！＋　Ｍｅ　：前述と同じ、Ｒ：Ｃ４〜Ｃ，
のアルキレン、スチレン、ナフタレン、 ｎ．ｍ：平均分子量ルが８００〜ｌｏ万テｎ７／ＩＩ＋
＝１／２〜２／１（モル比）となる数、 を示す．〕 （ｃ）　　最適ｐＨを７以上に有する、あるいはｐＨ７
以上において最適ｐＨにおける活性値の５０％以上の活
性値を有する好アルカリ性あるいは耐アルカリ性セルラ
ーゼ 但し上記高分子電解質（ａ）及び（ロ）の組或物中の配
合量は、 （ａ）／　（ｂ）重量比で５／１　〜１／２、（ａ）＋
（ハ）総量で１〜ｌＯ重量％であり、セルラーゼ（ｃ）
の＆ＩＩＦｓ．物中の配合量は０．５〜５重量％である
． 本発明に係わる高分子電解質のうち一般式（１）で表さ
れる高分子電解質（ａ）は、ホモボリマーあるいはコボ
リマーが使用される．代表的なものを例示すれば、ホモ
ボリマーとしてはポリアクリル酸及びその塩（ｘｔｔ　
ＸｔはいずれもＨ）、ポリマレイン酸及びその塩（Ｘ＋
がＣＯＯＭｅ．　ＸｇがＨ）、ポリヒドロキシアクリル
酸及びその塩（Ｘ１，　Ｘ＊のいずれか一方がＯＨで他
方がＨ）等が挙げられ、コポリマーとしてはマレイン酸
一アクリル酸共重合体及びその塩等が挙げられる． また一般式（２）で表される高分子電解質（ロ）の代表
的なものを例示すれば、Ｘ，がＣＯＯＭｅのマレイン酸
−イソブチレン共重合体、マレイン酸−ジイソブチレン
共重合体、マレイン酸−スチレン共重合体、マレイン酸
−ナフタレン共重合体及びこれらの塩等が挙げられる．
これら共重合体のモノマー比、すなわち一般式（２）に
おけるｎ／ｍは１／２〜２／１の範囲にあるのが好まし
い。 また高分子電解質伽）は各々のモノマーが交互に重合し
た交互共重合体、各々のモノマーがブロック状に重合し
たブロック共重合体、各々の七ノマーがランダムに重合
したランダム共重合体のいずれの共重合体でもかまわな
い． 高分子電解質（ａ），　（ｂ）は共に一般的に分散剤と
して使用される平均分子量８００〜１０万のものが使用
可能であるが、高分子電解質（ａ）の平均分子量が３０
００〜５００００、高分子電解買い）の平均分子量が５
０００〜１５０００のものを併用した場合に最適の洗浄
効果を与える． 本発明の衣料用洗浄剤組或物は組戒物中に高分子電解質
（ａ）及び（ロ）を（ａ）／　（ｂ）重量比で５／１〜
１／２、（Ｏ＋（ロ）総量で１〜１０重量％、好ましく
は１〜５重量％配合された場合、特に優れた洗浄効果を
期待することができる。 （ｃ）威分のセルラーゼとしてはｐＨ１以上に活性を有
する好アルカリ性あるいは耐アルカリ性セルラーゼであ
ればセルロースに対する作用機作に関わりなく使用する
ことができる．ここで好アルカリ性あるいは耐アルカリ
性セルラーゼとはセルラーゼの至適ｐｉがｐＨ７以上に
あるものか、もしくはｐＨ７以上における活性が至適ｐ
ｌｌにおける活性の５０％以上を有するものを意味する
。このような条件を満足するセルラーゼであれば玄ルラ
ーゼを生産する方法に制約はない．代表的なセルラーゼ
としては細菌由来のものが挙げられ、特にバチルス属由
来のもの、糸状菌由来のもの、放線菌由来のものが挙げ
られる。このようなセルラーゼの例としては特開昭６３
　−　２６４６９９号公報、特公昭６０−２３１５８号
公報等に記載のセルラーゼが挙げられる．本発明の組或
物中に（ｃ）戒分のセルラーゼは０．５〜５重量％配合
される．本発明の衣料用洗浄剤組或物は上記必須成分の
他に、更に以下の任意成分を必要に応じ適宜組み合わせ
て配合することにより実施される．〔１〕界面活性剤 平均炭素数１０〜１６のアルキル基を有する直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、平均炭素数１０〜２０の直鎖
又は分岐鎖のアルキル基を有し１分子内に平均０．５〜
８モルのエチレンオキサイドを付加したアルキルエトキ
シ硫酸塩、平均炭素数１０〜２０のアルキル基を有する
アルキル硫酸塩、平均ｌＯ〜２０の炭素原子を１分子中
に有するオレフィンスルホン酸塩、平均１０〜２０の炭
素原子をｌ分子中に有するアルカンスルホン酸塩、平均
１０〜２０の炭素原子を１分子中に有するα−スルホ脂
肪酸メチルあるいはエチルエステル塩、平均炭素数８〜
２０の高級脂肪酸塩、平均炭素数１０〜２０の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基を有し１分子内に平均０．５〜８モ
ルのエチレンオキサイドを付加したアルキルエーテルカ
ルボン酸塩等のア二オン性界面活性剤：平均炭素数１０
〜２０のアルキル基を有し１〜２０モルのエチレンオキ
サイドを付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル
、高級脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオ
キサイド付加物等の非イオン性界面活性剤；その他ベタ
イン型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、
リン酸エステル系界面活性剤、アミノ酸型界面活性剤、
カチオン性界面活性剤等。 〔２〕二価金属イオン捕捉剤 トリポリリン酸塩、ピロリン酸塩、オルソリン酸塩等の
縮合リン酸塩；ゼオライト等のアルミノケイ酸塩；ニト
リロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、クエン酸塩
、インクエン酸塩、ポリアセタールカルボン酸塩等．〔
３〕アルカリ剤及び無機塩 ケイ酸塩、炭酸塩、セスキ炭酸塩、硫酸塩、硼酸塩等。 〔４〕再汚染防止剤 ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等． 〔５〕酵素 プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ等．〔６〕水道水
中の有効塩素の捕捉剤又は還元剤有効塩素の捕捉剤とし
ては硫酸アンモニウム、尿素、塩酸グアニジン、炭酸グ
アニジン、スルファミン酸グアニジン、二酸化チオ尿素
、モノエタノールアミン、ジエタノールア逅ン、トリエ
タノールアξン、またグリシン、グルタミン酸ナトリウ
ム等で代表されるアミノ酸及び牛血清アルブミン、カゼ
イン等の蛋白質、更には蛋白質の加水分解物、肉エキス
、魚肉エキス等が挙げられる。 また還元剤としてはチオ硫酸塩、亜硫酸塩、亜二チオン
酸塩等のアルカリ金属塩あるいはアルカリ土類金属塩等
及びロンガリットＣ等が挙げられる 〔７〕漂白剤 過炭酸塩、過硼酸塩、硫酸ナトリウムあるいは塩化ナト
リウムの過酸化水素付加体、スルホン化フタロシアニン
亜鉛塩又はアルミニウム塩。 〔８〕蛍光染料 通常衣料用洗浄剤に用いられる蛍光染料．

〔９〕可溶化
剤 液体洗剤の場合には次のような可溶化剤を用いることが
できる。 エタノール等の低級アルコール、ベンゼンスルホン酸塩
、ｐ一トルエンスルホン酸塩等の低級アルキルベンゼン
スルホン酸塩、プロピレングリコール等のボリオール類
等．〔１０〕その他 上記成分以外に香料、ケーキング防止剤、酵素の活性化
剤、酸化防止剤、防腐剤、色素、青味付け剤等の洗剤に
常用の戒分を必要に応じて配合することができる． 本発明の衣料用洗浄剤ｍ威物は各種＆Ｉ１戒の洗剤ベー
スに適用できるが、特に下記組或の洗剤ベースに適用し
た場合に最高の洗浄効果が得られる． アルキルエーテル ・石　　鹸　　　　　　　　　　　　　　　１〜８（重
量％） ・ポリエチレングリコール　　　　　１〜５・ゼオライ
ト　　　　　　　　　　　　１５〜３０・炭酸塩、珪酸
塩　　　　　　　　　１０〜３０・亜硫酸塩　　　　　
　　　　　　０．５〜３・プロテアーゼ　　　　　　　
　　０．１〜２・蛍光染料、香料　　　　　　　　　少
　量・芒　　硝　　　　　　　　　　　　　　バランス
本発明で使用する洗浄剤生地が粉末の場合には噴霧乾燥
法、造粒法等の公知の製造方法で製造されたものが使用
されるが、噴霧乾燥法、噴乾造粒法、ドライブレンド法
、アグロメレーション法等で製造された洗浄剤生地が好
適に使用される。噴霧乾燥法による洗浄剤生地はその製
造条件等については特に制約はなく、界面活性剤、ビル
ダー等の耐熱性成分の水性スラリーを熱空間に噴霧し乾
燥させて得られる粒径が約５０〜２０００一の中空粒状
のもので、該噴霧乾燥後に香料、酵素、漂白剤、ゼオラ
イトや炭酸ナトリウム等の無機アルカリビルダー等の威
分を後添加してもよい。噴乾造粒法等による高密度粒状
洗浄剤生地についても同様に種々の戒分を後添加するこ
とができる．また、洗浄剤生地が液体の場合には均一溶
液でも不均一な分散系でもよい． 〔実　施　例〕 次に本発明を実施例をもって説明するが、本発明はこれ
ら実施例によって限定されるものではない， １）洗剤配合 表１及び表２に示す戒分組或で各種洗剤組或物を調製し
た． セルラーゼは洗剤ｔｔｃｇ当たり、ＣＭＣに対する分解
活性で１０００υ配合した。 上記によって調製された種々の洗剤組成物を用いて以下
の方法によりそれぞれの洗浄力及び再汚染防止性能を評
価した． ２）人工汚染布の調製法 ２）一ｌ・・・泥汚染布 鹿沼園芸用赤玉土を１２０℃±５゜Ｃで４ｈｒ乾燥後、
充分粉砕し、１５０　Ｍｅｓｈ　（１００，ｎ）の篩を
通過したものを更に１２０゜Ｃ±５゜Ｃにて２ｈｒ乾燥
後、±１５０ｇを１２のパークレンに分散し、綿金巾１
２０２３布をこの液に接触、ブラッシングし、分散液の
除去と過剰付着汚れを脱落させる（特開昭５５　−　２
６４７３号）　．　ＩＯＣＩＸＩＯＣＩ１の試験布を調
製し、実験に供した。 ２）−２・・・カーボン／油汚染布 油化協汚染布（油脂化学便覧；丸善．　１９７１年版，
７２０真に記載のもの）を用いた。 ３）洗浄条件、洗浄方法及び評価法 ３）−１・・・洗浄力評価 ４゜ＤＨ硬水に洗剤を溶解し、０．０８３％（液体洗剤
の場合には０．１３３％）洗剤水溶液１ｌを調製する．
試験布５枚を洗剤水溶液に添加し、ターゴトメータにて
１０Ｏｒｐｍ＋，　３０℃、１０分間攪拌洗浄する．流
水下ですすいだ後、アイロンプレスし、洗浄率算出のた
めの反射率測定に供した． 洗浄率は汚染前の原布及び洗浄前後の汚染布の反射率を
泥汚染布は４６０Ｎ、油化協汚染布は５５０■において
自記色彩計（島津製作所製）にて測定し、次式によって
洗浄率（％）を算出した．結果は５枚の平均値で示した
。 ３〉−２・・・再汚染防止性能評価 ４゜Ｄｌｌ硬水に洗剤を溶解し、０．０８３％（液体洗
剤の場合には０．１３３％）洗剤水溶液１ｌを調製する
。この洗剤溶液に再汚染評価用の汚れとして、カーボン
プラックの場合には０．２５　ｇ　，泥の場合には泥汚
染布作威時に使用した泥粒子を２．５ｇ添加し、充分分
散させる。これに綿布及びポリエステル／綿混紡布（Ｔ
／Ｃ混）の未汚染のもの（白布）を綿布及びＴ／Ｃ混布
各３枚を同浴に添加し、ターゴトメーターにて１０Ｏｒ
ｐｍ，　３０℃、ＩＯ分間攪拌洗浄する。試験布を１分
間家庭用電気洗濯機で脱水後、４゜ＤＨ硬水にて３分間
、２回すすぐ（ターゴトメーターにて１０Ｏｒｐｍ，　
３０゜Ｃ）。脱水後、アイロンプレスし、再汚染防止率
評価のための反射率測定に供した． 再汚染防止率は汚染前の原布及び洗浄前後の汚染布の反
射率をカーボンブラックの場合には５５０リにて、泥汚
染布は４６０　ｗにて自記色彩計（島津製作所製）を用
いて測定し、次式によって再汚染防止率（％）を算出し
た．結果は綿、Ｔ／Ｃ混各々５枚の平均値で示した。 上記の評価基準によって得られたそれぞれの洗浄率ある
いは再汚染防止率を表２の洗剤組或物１の洗浄率あるい
は再汚染防止率を基準として下記の式によって求めた相
対値で表３に示す。 ここで得られた数値が大きいほど洗浄力、再汚染防止力
に優れていることを示すが、洗浄率については１１０以
上、再汚染防止率については１０５以上あれば本発明の
２種の高分子電解質とセルラーゼを組み合わせた効果が
あるといえる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　下記３成分（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）を含有してな
   ることを特徴とする衣料用洗浄剤組成物。 （２）下記一般式（１）で表される高分子電解質▲数式
   、化学式、表等があります▼（１） （式中、 Ｘ＿１：ＣＯＯＭｅ、Ｈ、 Ｘ＿２：Ｈ、ＯＨ、 Ｍｅ：Ｈ、アルカリ金属、アルカリ土類金属ＮＨ＿４、
   エタノールアミン、 ｎ：平均分子量＠Ｍ＠ｗが８００〜１０万となる数、を
   示す。） （ｂ）下記一般式（２）で表される高分子電解質▲数式
   、化学式、表等があります▼（２） （式中、 Ｘ＿１、Ｘ＿２、Ｍｅ：前述と同じ、 Ｒ：Ｃ＿４〜Ｃ＿８のアルキレン、スチレン、ナフタレ
   ン、 ｎ、ｍ：平均分子量＠Ｍ＠ｗが８００〜１０万で、ｎ／
   ｍ＝１／２〜２／１（モル比）となる数、 を示す。〕 （ｃ）最適ｐＨを７以上に有する、あるいはｐＨ７以上
   において最適ｐＨにおける活性値の５０％以上の活性値
   を有する好アルカリ性あるいは耐アルカリ性セルラーゼ 但し上記高分子電解質（ａ）及び（ｂ）の組成物中の配
   合量は、 （ａ）／（ｂ）重量比で５／１〜１／２、 （ａ）＋（ｂ）総量で１〜１０重量％であり、セルラー
   ゼ（ｃ）の組成物中の配合量は０．５〜５重量％である
   。