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JPH0353514B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0353514B2
JPH0353514B2 JP60059338A JP5933885A JPH0353514B2 JP H0353514 B2 JPH0353514 B2 JP H0353514B2 JP 60059338 A JP60059338 A JP 60059338A JP 5933885 A JP5933885 A JP 5933885A JP H0353514 B2 JPH0353514 B2 JP H0353514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
male
female
helix
gauge
reference point
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60059338A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS612992A (ja
Inventor
Purakan Berunaaru
Furadan Rui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Vallourec SA
Original Assignee
Vallourec SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Vallourec SA filed Critical Vallourec SA
Publication of JPS612992A publication Critical patent/JPS612992A/ja
Publication of JPH0353514B2 publication Critical patent/JPH0353514B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B17/00Drilling rods or pipes; Flexible drill strings; Kellies; Drill collars; Sucker rods; Cables; Casings; Tubings
    • E21B17/02Couplings; joints
    • E21B17/04Couplings; joints between rod or the like and bit or between rod and rod or the like
    • E21B17/042Threaded
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L15/00Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints
    • F16L15/08Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints with supplementary elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49764Method of mechanical manufacture with testing or indicating
    • Y10T29/49771Quantitative measuring or gauging

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  • Geology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Forging (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Metal Extraction Processes (AREA)
  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、石油の採掘にとりわけ利用できる、
鋼鉄管のための新規なテーパらせん付パイプジヨ
イントの雄ねじ部材と雌ねじ部材を製造する方
法、及びこの製造方法を実施するために用いる1
組のらせん切ジヨイント工具に関するものであ
る。
従来の技術 従来から円錐截頭状のらせんと、このらせんの
内端に締付制限臼形軸承を備えた雌ねじと、該雌
ねじの円錐截頭状の内らせんに噛合わされる円錐
截頭状の外らせんと、雌ねじの締付制限臼形軸承
と協働する臼形軸承を端に備えた雄ねじから成
る、石油採掘のための鋼鉄管用らせん切りジヨイ
ントはすでに周知である。
このようなジヨイントが鍜練や打込みにより一
層厚くなつた管の角端に締め付けられない時に
は、とりわけ直径の小さな、厚みの薄い管に関し
て、雄ねじの端や雌ねじのらせんの内側に位置す
る締付制限臼形軸承に非常にもろい部分があり、
応力に耐えきれないことが多々ある。
例えば、直径60mm、厚み5.5mmの鋼鉄管に関し
て、臼形軸承の巾は3〜3.5mmしかなく、従つて、
ねじの互換性を損うような永続的な変形を誘発す
ることなく、ジヨイントに加えられるトルクは、
臼形軸承の接点の向こう約150Kmの所に制限され
ている。
このようなジヨイントを有する管の種々様々の
利用条件(軸方向への牽引、圧縮、そして内的、
外的圧迫)を考慮すると、締付制限臼形軸承と同
水準に、一定の圧迫をジヨイントに加えるには、
ジヨイントの一種の巨石建築法を確立する必要が
ある。
同じ理由から又、円錐形のらせんの利用によつ
て得られる鉄輪を、雄ねじと雌ねじの間に確立す
る必要がある。
この種のジヨイント締め付けトルクは、鉄輪に
必要なトルク(つまり、雄ねじの端が雌ねじの内
臼形軸承に当たるまで、雄ねじを雌ねじに無理に
締め付けるのに必要なトルク)と、雄ねじの端が
雌ねじの臼形軸承に対して軸方向に押当てられる
ためのトルクとの総和である。
同様に、製造上のトレランスを考慮に入れる
と、雄ねじの端を雌ねじの臼形軸承に押当てるの
に必要な鉄輪のトルクは、ジヨイントの種類によ
つて、少なくとも1〜4の間で変化する。その結
果、雄ねじの端を雌ねじの臼形軸承に対して軸方
向に押当てることが出来るトルクは、非常に大き
な範囲内で変化させることができる。
特に直径の小さい管に関して、らせんを切ると
きのトレランスを考慮に入れると、非常に限られ
た締め付けトルク面(域)に達することがある。
トレランスゆるやかな増加は、このトルク域を皆
無にすることもある。
この現象を更によく理解するために、第1図
に、この種のジヨイントの締め付け曲線が描かれ
ている。同図において、横軸は雄ねじの端が雌ね
じの臼形軸承に当たるときの、雄ねじの雌ねじに
対する直径の超過分を示しており、縦軸はジヨイ
ントに加えられるトルクを示している。
第1図において、曲線OAA′とOBB′は同種の
ジヨイントに対応しているが、そのらせんは締め
付けトレランス限界にある。曲線OAA′は、雌ね
じの中の雄ねじの薄い鉄輪を求めて、雄ねじの端
を雌ねじの臼形軸承に押当てるジヨイントに相当
し、他方、曲線OBB′は、雌ねじの中の雄ねじの
大きな鉄輪を求めてのみ、雄ねじの端を雌ねじの
臼形軸承に押当てるジヨイントに相当する。
第1図の曲線のOABは、雄ねじの端が雌ねじ
の臼形軸承に押当てられる以前に発達する鉄輪を
得るのに必要なトルクの増加に対応している。
この曲線は比較的ゆるやかに増加しているのが
わかる。これに反して、雄ねじの端が雌ねじの臼
形軸承に押当てられると、トルクは鉄輪の目立つ
た増加もなく、非常に急激に増大するが、その理
由は、その時、雄ねじが雌ねじに対してわずかし
か回転していないからである。
A′点とB′点は、雄ねじの端と雌ねじの臼形軸
承上に、ジヨイントが使えなくなる、あるいは少
なくとも交換不可能になるように可塑性の変形を
もたらすトルクに相当する。雄ねじの端が雌ねじ
の臼形軸承に接触してから、重大な変形が臼形軸
承の表面に生じるまでの間に、ジヨイントに加え
られるトルクは、らせん同水準にある製造上のト
レランスがいかなるものであろうとも、明らかに
同じである。このことは、第1図において、曲線
AA′とBC′が明らかに同じ長さであることからわ
かる。
ジヨイントに加えるべき締め付けトルクを決定
できるのは、曲線OAA′及びOBB′からである。
このトルクは限界値C1とC2の間にある。
曲線OAA′を生じさせるジヨイントは、一定の
圧縮トルクによつて、薄い鉄輪と締付制限臼形軸
承上の大きな圧力に対応する。
一方、曲線OBB′を描くジヨイントは、一定の
締め付けトルクによつて、小さな鉄輪と締付制限
臼形軸承に加えられた大きな圧力に対応してい
る。
以上のことから、らせん面に相応する鉄輪と、
締付制限臼形軸承に加えられる十分な軸方向の圧
力を同時に保証しつつも、十分に大きな締め付け
トルクの巾を決定するには、第1図のA点とB点
を互いに近づける。すなわち、ジヨイントの雌雄
各ねじの臼形軸承をそのらせんに対して、できる
かぎり正確に位置づけることが必要なことがわか
る。
発明の目的 本発明は、らせんに対して正確に位置づけら
れ、又一方では、その機械的抵抗が冷鍜処理によ
つて増大した締付制限臼形軸承を、雌雄各ねじに
備えたことを利点とする、上述のタイプの新規な
パイプジヨイントの製造を目的として、該パイプ
ジヨイントの製造方法と該方法に用いるらせん切
ジヨイント工具を創作したものである。
発明の要旨 本発明は、石油産業にとりわけ利用される鋼鉄
管のためらせん切りジヨイントの提供を目的とし
ており、この種のジヨイントは、締付制限臼形軸
承が存在する端に円錐截頭状の内らせんを有する
雌ねじと、該雌ねじのらせんと対応する円錐截頭
状のらせんと、形が雌ねじの形に対応する締付制
限臼形軸承とを端に有する雄ねじから成つてお
り、雄ねじと雌ねじの臼形軸承はそれぞれ、対す
るねじのらせん間に噛合わされるらせんを備えた
手段によつて、熱を加えずに変形させられている
か、あるいは冷鍜練されている。
本発明は上記に定義されたジヨイント新規な製
造方法を提供せんとするもので、以下の手順から
成ることを特徴とする。すなわち、本発明は、外
端部に締付制限臼形軸受用段部を有する雄ねじ部
材の外テーパらせんに内端部に締付制限臼形軸受
用段部を有する雌ねじ部材の内テーパらせんを螺
合して組立てるテーパらせん付パイプジヨイント
の上記雄ねじ部材と雌ねじ部材を製造する方法に
して、雄ねじ部材と雌ねじ部材を夫々前もつて機
械加工する工程と、雄ねじ部材と雌ねじ部材の
夫々のねじ切りの最終機械加工する工程と、上記
雄ねじ部材の外テーパらせんに対応した内らせん
を有する雌らせん切り口径部(Calibre)として
の雌ねじゲージと、上記雌ねじ部材の内テーパら
せんに対応した外らせんを有する雄らせん切り口
径部(Calibre)としての雄ねじゲージを備える
と共に、上記外らせんと内らせんの各母線上に
夫々ゲージ基準点を設けて外らせんと内らせんを
手動で互いに螺合すると上記夫々のゲージ基準点
が同じ母線上に位置するようにする工程と、雄ね
じゲージを雌ねじ部材に手動で互いに螺合して雄
ねじゲージのゲージ基準点と同じ母線上で雌ねじ
部材に部材基準点を付する工程と、雌ねじゲージ
を雄ねじ部材に手動で互いに螺合して雌ねじゲー
ジのゲージ基準点と同じ母線上で雄ねじ部材に部
材基準点を付する工程と、雄ねじ部材が締付制限
段部と共に有すべき外部形状を備えた機械的高特
性の鋼鉄製の雄ねじ心軸を備えると共に、該雄ね
じ心軸に上記雌ねじゲージを手動で互いに螺合す
ると雌ねじゲージのゲージ基準点と同じ母線上に
位置するようになる心軸基準点を雄ねじ心軸に設
ける工程と、雌ねじ部材が締付制限段部と共に有
すべき内部形状を備えた機械的高特性の鋼鉄製の
雌ねじ心軸を備えると共に、該雌ねじ心軸に上記
雄ねじゲージを手動で互いに螺合すると雄ねじゲ
ージのゲージ基準点と同じ母線上に位置するよう
になる心軸基準点を雌ねじ心軸に設ける工程と、
雄ねじ心軸の心軸基準点が雌ねじ部材の部材基準
点をこえて所定距離だけ回転して雌ねじ部材より
離間される迄上記雄ねじ心軸を雌ねじ部材に螺合
させる工程と、雌ねじ心軸の心軸基準点が雄ねじ
部材の部材基準点をこえて所定距離だけ回転して
雄ねじ部材より離間される迄上記雌ねじ心軸を雄
ねじ部材に螺合させる工程とよりなることを特徴
とするものである。
本発明の製造方法で得られるジヨイントは、雄
ねじ部材及び雌ねじ部材において、夫々の外テー
パらせん及び内テーパらせんに対して相対的に、
極めて正確な隣接段部の位置決めが極めて高精度
に得られると共に、隣接段部の硬度及び機械的抵
抗が実質的に増加する利点がある。
上記の2つの改善は、ねじ部材と係合して、該
ねじ部材と手動で係合させた後に所定の回転で与
えられる心軸の工具による隣接段部の冷間変形に
基づくものである。
また、本発明は、外端部に締付制限臼形軸受用
段部を有する雄ねじ部材の外テーパらせんに内端
部に締付制限臼形軸受用段部を有する雌ねじ部材
の内テーパらせんを螺合して組立てるテーパらせ
ん付パイプジヨイントの上記雄ねじ部材と雌ねじ
部材を製造するに用いる1組のらせん切ジヨイン
ト工具として、 上記雄ねじ部材の外テーパらせんに対応した雌
らせん切り口径部(Calibre)としての内らせん
を有する雌ねじゲージと、上記雌ねじ部材の内テ
ーパらせんに対応した雄らせん切り口径部
(Calibre)としての外らせんを有する雄ねじゲー
ジを備え、上記外らせんと内らせんの各母線上に
夫々ゲージ基準点を設けて外らせんと内らせんを
手動で互いに螺合すると上記夫々のゲージ基準点
が同じ母線上に位置するようにし、かつ、上記雄
ねじ部材の締付制限段部と共に雄ねじ部材が有す
べき外部形状を備えた機械的高特性の鋼鉄製の雄
ねじ心軸と上記雌ねじ部材の締付制限段部と共に
雌ねじ部材が有すべき内部形状を備えた機械的高
特性の鋼鉄製の雌ねじ心軸を備え、上記雄ねじ心
軸に上記雌ねじゲージを手動で互いに螺合する雌
ねじゲージのゲージ基準点と同じ母線上に位置す
るようになる心軸基準点を雄ねじ心軸に設けると
共に、上記雌ねじ心軸に上記雄ねじゲージを手動
で互いに螺合すると雄ねじゲージのゲージ基準点
と同じ母線上に位置するようになる心軸基準点を
雌ねじ心軸に設けたことを特徴とするらせん切ジ
ヨイント工具を新規に提供するものである。
実施例 以下、本発明の目的をより理解するために、図
面に示す実施例について詳細に説明する。
まず、第2図は本発明の一実施例として示す雄
口径部部分の断面図にして、雌ねじ1の内らせん
2と締付制限臼形軸承3とを備えた雌ねじ1の断
面が概略的に表わされている。図示の実施例にお
いては、締付制限臼形軸承3は管の軸に対し垂直
な平らな臼形軸承であるが、他の異なつた形の臼
形軸承であつてもよく、例えば、円錐状、凹形、
又は凸形でもよく、あるいは2つの円錐形の表面
によつて逆円錐形に形作られるような、もつと複
雑な形でもよい。
本発明によれば、雌ねじの締付制限臼形軸承3
の表面は予め締め付けられて、雌ねじが造られる
時に突発的に生じる締め付けトレランスがいかな
るものであろうと、この臼形軸承に特別の厚みを
残すが、雌ねじのらせん2は、この臼形軸承が予
め締め付けられる時に限定される方法で締め付け
られる。
同じく第2図には、雌ねじのらせん2に対応す
る雄らせん5を有する勇口径部4が表わされてい
る。該雄口径部4は、雌ねじのいかなる部分にも
接することなく、雌ねじのらせんに締め付けら
れ、手での締め付けが可能になる。口径部4に
は、雌ねじの端を受けとめられる凹み7を有する
つば6がある。この凹み7は、雌ねじ1の外母線
上に基準点9をもつてくることを可能にする細長
い切込み8を備えている。
上記基準点9は、細い転轍機やペンキの線等で
印をつけることにより実現される。
第3図は本発明の今一つの実施例として雌口径
部部分の断面図にして、ジヨイントの雄ねじ10
を示している。雄ねじ10は、その形が雌ねじの
内らせん2に対応する形をした雄ねじ10の外ら
せん11を有し、その端には締付制限臼形軸承1
2を有する。
本発明によれば、締付制限臼形軸承12の表面
を予め締め付けた状態に保ちつつ、すなわち、雄
ねじの端にいかなる締め付けトルクがかかろうと
も、ほんの少しの余分な金属を使うことによつ
て、らせん11を決定的に締め付ける。
第3図には又、雄ねじの外らせん11に対応す
る内らせん14を備えた嵌金からなる雌口径部1
3が表わされている。
該雌口径部13は、雄ねじに接することなく、
雄ねじのらせん11に手で締め付けることができ
る。雌口径部13の周囲には、基準点を形成する
細長い切込み8がある。基準点は、雌口径部13
が雄口径部4に締め付けられるときに、2つの切
込み8がお互いの延長部分にくる位置にある。
言い換えれば、雌雄の口径部の切込み8は、手
で、すなわち、大したトルクを加えずに締め合わ
される時に同一母線に通じる。
第4図は、締め付け時に雄ねじと雌ねじの間の
回転角のために、ジヨイントの臼形軸承によつて
特に吸収されるトルクを示す曲線AA′D′E′F′を表
わしている。第1図に関して既に説明した通り、
雄ねじの端が雌ねじの締付制限臼形軸承に押当当
てられる時には、トルクは回転のために、非常に
急激に、直線的に増加する。これは曲線AA′部分
に表わされている。その後、締付制限臼形軸承と
同水準の可塑性変形により、この曲線はE′点の少
し向こう側まで屈曲し、締付制限臼形軸承の破線
に及ぶ。
その反対に、雄ねじを雌ねじに対して、D′点
まで回転させると、これは臼形軸承の表面の永久
的変形に因る冷鍜に対応するが、雌雄のねじの噛
合が解除され、又締め付ける時には、
ADD′E′F′のトルク曲線が得られる。
すなわち、締付制限臼形軸承の永久的な変形に
より、ジヨイントを更に締め付ける時に曲線
DD′の直線部分が増大している。
本発明の製造方法はこの現象に基づいており、
トルク曲線の直線部分の大きさを増すことができ
る。第5図には、雌ねじ1に締め付けられた雄心
軸16の半分切損した断面図が示されている。
第6図は、雌ねじのらせん2に対応するらせん
17と、雌ねじの締付制限臼形軸承の形と対応す
る形をした額部表面18とを有する雄心軸16の
側面図である。
この雄心軸は、機械的に高い特性をもつた鋼鉄
製である。
本発明の上記雄心軸は、基準点19を備えてい
るが、この基準点は雄心軸に手で締め付けられた
雌口径部13によつて位置づけられており、刻み
目(切込み)8に対向している。
第7図には雌心軸20の半分切断された図が表
わされている。この雌心軸20も又、雄ねじの雄
らせん11に対応する内らせん21を備えてお
り、雄ねじの端に対応する形をした、ふくらみの
ある表面22を持つている。
雌心軸20の外側部分にも基準点23がある。
基準点23は、雄口径部が雌心軸に手で締め付け
られると、この雄口径部4の切込み8に対応する
位置にくるようになつている。
本発明によれば、雌雄の心軸を締め付けること
によつて、基準点23と同水準にあるらせん刃2
4の前面と表面22との間の、雌心軸上の距離L
が、基準点19と同水準にある同らせん刃24の
前面と、雄心軸の端の表面18との間の雄心軸上
の距離L等しくなる。
換言すると、雄心軸が手で雌心軸に締め付けら
れる時、つまり、大きなトルクを使わずに締め付
けられる時、基準点19と23が一致致すると、
雄心軸の表面18は雌心軸の表面22に接して、
らせんと同小準に鉄輪を生じる。
以上のことから、締付制限臼形軸承3の表面に
特別の厚さをもつた雌ねじに、雄心軸を精一杯締
め付け、基準点19を前述の通りの方法で雌ねじ
に設けられた基準点9から一定の距離の所に導く
のに十分なトルクを、上記雄心軸に与えると、締
付制限臼形軸承3の表面近辺の鉄の弾性と耐久性
が増し、同時に、らせんに対する表面の位置づけ
が正確に行なわれる。
同様に、雄ねじにも同じ結果があらわれ、雌心
軸20が雄ねじの端に締め付けられる時、その雄
ねじの端の表面は予め締め付けられており、雌心
軸のの基準点23は、十分なトルクによつて、雄
ねじの基準点から一定の距離に導かれる。
雌雄の心軸の基準点間の取付角の差に対応する
上記の一定距離は、締め付けられたジヨイントの
らせんと同水準にあるのが望ましい鉄輪の果たす
重要な機能である。鉄輪は、この距離が大きけれ
ば大きい程、重要になつてくる。
本発明によると、簡単で効果的な手段により、
ジヨイントの機械的特性を改良することができ、
また、製造上のトレランスにもかかわらず、締付
制限臼形軸承の表面をらせんに対して正確に位置
づけることができる利点がある。
第8図には本発明の製造方法に従つて造られた
ジヨイントの第1図に対応するトルク曲線が表わ
されている。
この第8図では、第1図の従来のジヨイントの
場合よりも直線部分AA′とBB′が大きい。これは
締付制限臼形軸承が支えることのできる応力が増
大するためである。
その上、本発明の締付制限臼形軸承の表面は、
らせんに対して、非常に正確に位置づけられてい
るので、A点とB点は互いにより近接しており、
従つて、A点とB点に対応するトルクはお互いに
より近似値を示す。
上記実施例に詳記した如く本発明によれば、雌
ねじと雄ねじのらせんに噛み合わされるらせん
5,14を有する雄口径部6と口径部13とから
成り、上記の口径部は、それが手で噛み合わされ
た時に同一母線上にくるように設けられた基準点
9,15をそれぞれ備えており、また、雄心軸1
6と雌心軸20を備えて、これらの心軸は、らせ
ん2,11に対応するらせん17,21と雄ねじ
10の締付制限臼形軸承3の表面と雌ねじ1の締
付制限臼形軸承12の表面とに対応する表面1
8,22を有し、さらにこの心軸は各々基準点1
9,23を備えており、雄心軸が雌口径部に締め
付けられ、雌心軸が雄口径部に締め付けられる
と、口径部9,15と心軸19,23の基準点が
同一母線上にくるようにしていることを特徴とす
るらせん切ジヨイントを製造する装置を用いて、
らせん2,11の終端を締め付け、締付制限臼形
軸承3,12の表面を粗造りの状態に保ちなが
ら、雄ねじと雌ねじをまず締め付け、かつ雌ねじ
のらせん2上の雄らせん切り口径部6と、雄ねじ
のらせん11上の雌らせん切り口径部13とを噛
合わせ、この2つの口径部は、手で締め合わされ
ると同一母線上にくるように設けられた基準点8
をそれぞれ備えており、さらにジヨイントの雌ね
じ上に雄口径部の基準点8をもつてくる一方、雄
ねじ上には雌口径部の基準点をもつてきて、雌ね
じに、機械的に高い特性をもつた鋼鉄製の雄らせ
ん切り心軸16の噛み合わせ、雄心軸の端は、雌
ねじの締付制限臼形軸承3と同じ形をしており、
また、この雄心軸16の周囲には基準点19があ
り、この基準点は雌口径部を雄心軸上に手で締め
合わせると、雌口径部の基準点と一致して、大き
なトルクを発揮することができる手段により、雄
らせん切心軸16は、雌ねじに対して回転させら
れるが、この回転によつて、雌ねじの基準点9か
ら一定距離にある雄心軸の基準点19は、雌ねじ
の締付制限臼形軸承3を形成する表面を雄心軸の
端を利用して冷鍜しつつ、同一母線上に導かれ、
かつ雌ねじ1から雄心軸16のらせんを外し、さ
らに雄口径部の基準点8と対応する基準点23を
備え、雌心軸20の基準点23が雄ねじ15の基
準点から所定の距離にくるまで、雄ねじの端に精
一杯締め付けられる雌軸20により、雄ねじ10
にも同種の処置を施すようにしたことを特徴とす
るらせん切ジヨイントの製造方法により、とりわ
け石油産業への利用を目的とする、鋼鉄管のため
のらせん切ジヨイントにして、締付制限臼形軸承
3が存在する端に、円錐截頭状の内らせん2を有
する雌ねじ1と、該雌ねじのらせんに対応する円
錐截頭状の外らせん11と、雌ねじの臼形軸承に
対応する形の締付制限臼形軸承12とを端に備え
た雄ねじ10とから成り、上記雄ねじ10の臼形
軸承12と雌ねじ1の臼形軸承3とは、それぞれ
の対応するねじのらせん2,11によつて、ある
いは該らせん上に噛合わすとができるらせん1
7,21を備えた手段16,20によつて、温め
ずに行なわれる変形や冷鍜加工により、お互いに
締め合わされていることを特徴とするらせん切ジ
ヨイントを得ることが出来るものであり、したが
つて、本発明にかかるらせん切ジヨイントは締付
制限臼形軸承に加えられる、より重要な軸方向の
応力と、過度の締め付けに対する、より優れた信
頼性とを保証しながら、従来のジヨイントよりも
明らかに大きなトルクC1,C2の範囲を選択する
ことができる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、雌雄ねじのらせんの相殺(衝突・噛
合interference)の機能を果たす、ジヨイントに
加えられたトルクを表わす曲線図、第2図は、本
発明の雄口径部の一部切断面、第3図は、本発明
の雌口径部の一部切損図、第4図は、雌ねじに対
する雄ねじの所定回転を得るために必要なトルク
を示す曲線図、第5図は、雌ねじの締付制限臼形
軸承の雄軸により最終的な締め付けが行なわれる
状態を示す切断面、第6図は、第5図に利用され
る心軸の側面図、第7図は、ジヨイントの雄ねじ
の締付制限臼形軸承の最終的な締め付けを可能に
する心軸の断面図、第8図は、本発明のジヨイン
トのらせんの相殺(衝突・噛合interference)の
ための締め付けトルクを表わす。 1…雌ねじ、2…内らせん、3,12…軸受、
4…雄口径部、5…外らせん、6…つば、7…凹
み、8…切込み、9…基準点、10…雄ねじ、1
1…外らせん、13…雌口径部、14…内らせ
ん、15…基準点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外端部に締付制限段部12を有する雄ねじ部
    材10の外テーパらせん11に内端部に締付制限
    段部3を有する雌ねじ部材1の内テーパらせん2
    を螺合して組立てるテーパらせん付パイプジヨイ
    ント上記雄ねじ部材10と雌ねじ部材1を製造す
    る方法にして、 (a) 雄ねじ部材10と雌ねじ部材1を夫々前もつ
    て機械加工する工程と、 (b) 雄ねじ部材10と雌ねじ部材1の夫々のねじ
    切りの最終機械加工する工程と、 (c) 上記雄ねじ部材10の外テーパらせん11に
    対応した内らせん14を有する雌ねじゲージ1
    3と、上記雌ねじ部材1の内テーパらせん2に
    対応した外らせん5を有する雄ねじゲージ4を
    備えると共に、上記外らせん5と内らせん14
    の各母線上に夫々ゲージ基準点8,8を設けて
    外らせん5と内らせん14を手動で互いに螺合
    すると上記夫々のゲージ基準点8,8が同じ母
    線上に位置するようにする工程と、 (d) 雄ねじゲージ4を雌ねじ部材1に手動で互い
    に螺合して雄ねじゲージ4のゲージ基準点8と
    同じ母線上で雌ねじ部材1に部材基準点9を付
    する工程と、 (e) 雌ねじゲージ13を雄ねじ部材10に手動で
    互いに螺合して雌ねじゲージ13のゲージ基準
    点8と同じ母線上で雄ねじ部材10に部材基準
    点15を付する工程と、 (f) 雄ねじ部材10が締付制限段部12と共に有
    すべき外部形状を備えた機械的高特性の鋼鉄製
    の雄ねじ心軸16を備えると共に、該雄ねじ心
    軸16に上記雌ねじゲージ13を手動で互いに
    螺合すると雌ねじゲージ13のゲージ基準点8
    と同じ母線上に位置するようになる心軸基準点
    19を雄ねじ心軸16に設ける工程と、 (g) 雌ねじ部材1が締付制限段部3と共に有すべ
    き内部形状を備えた機械的高特性の鋼鉄製の雌
    ねじ心軸20を備えると共に、該雌ねじ心軸2
    0に上記雄ねじゲージ4を手動で互いに螺合す
    ると雄ねじゲージ4のゲージ基準点8と同じ母
    線上に位置するようになる心軸基準点23を雌
    ねじ心軸20に設ける工程と、 (h) 雄ねじ心軸16の心軸基準点19が雌ねじ部
    材1の部材基準点9をこえて所定距離だけ回転
    して雌ねじ部材1より離間される迄上記雄ねじ
    心軸16を雌ねじ部材1に螺合させる工程と、 (i) 雌ねじ心軸20の心軸基準点23が雄ねじ部
    材10の部材基準点15をこえて所定距離だけ
    回転して雄ねじ部材10より離間される迄上記
    雌ねじ心軸20を雄ねじ部材10に螺合させる
    工程とよりなることを特徴とするパイプジヨイ
    ントの製造方法。 2 外端部に締付制限段部12を有する雄ねじ部
    材10の外テーパらせん11に内端部に締付制限
    段部3を有する雌ねじ部材1の内テーパらせん2
    を螺合に組立てるテーパらせん付パイプジヨイン
    トの上記雄ねじ部材10と雌ねじ部材1を製造す
    るに用いる1組のらせん切ジヨイント工具にし
    て、 上記雄ねじ部材10の外テーパらせん11に対
    応した内らせん14を有する雌ねじゲージ13
    と、上記雌ねじ部材1の内テーパらせん2に対応
    した外らせん5を有する雄ねじゲージ4を備え、
    上記外らせん5と内らせん14の各母線上に夫々
    ゲージ基準点8,8を設けて外らせん5と内らせ
    ん14を手動で互いに螺合すると上記夫々のゲー
    ジ基準点8,8が同じ母線上に位置するように
    し、かつ、上記雄ねじ部材10の締付制限段部1
    2と共に雄ねじ部材10が有すべき外部形状を備
    えた機械的高特性の鋼鉄製の雄ねじ心軸16と上
    記雌ねじ部材1の締付制限段部3と共に雌ねじ部
    材1が有すべき内部形状を備えた機械的高特性の
    鋼鉄製の雌ねじ心軸20を備え、上記雄ねじ心軸
    16に上記雌ねじゲージ13を手動で互いに螺合
    すると雌ねじゲージ13のゲージ基準点8と同じ
    母線上に位置するようになる心軸基準点19を雄
    ねじ心軸16に設けると共に、上記雌ねじ心軸2
    0に上記雄ねじゲージ4を手動で互いに螺合する
    と雄ねじゲージ4のゲージ基準点8と同じ母線上
    に位置するようになる心軸基準点23を雌ねじ心
    軸20に設けたことを特徴とするらせん切ジヨイ
    ント工具。
JP60059338A 1984-03-22 1985-03-22 パイプジョイントの製造方法と該方法に用いるらせん切ジョイント工具 Granted JPS612992A (ja)

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FR8404432A FR2561747B1 (fr) 1984-03-22 1984-03-22 Nouveau joint pour tubes d'acier, son procede de fabrication et outillage pour la mise en oeuvre du procede
FR8404432 1984-03-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS612992A JPS612992A (ja) 1986-01-08
JPH0353514B2 true JPH0353514B2 (ja) 1991-08-15

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ID=9302330

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JP60059338A Granted JPS612992A (ja) 1984-03-22 1985-03-22 パイプジョイントの製造方法と該方法に用いるらせん切ジョイント工具

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EP (1) EP0159242B1 (ja)
JP (1) JPS612992A (ja)
AT (1) ATE28492T1 (ja)
BR (1) BR8501255A (ja)
CA (1) CA1284806C (ja)
DE (2) DE3560370D1 (ja)
FR (1) FR2561747B1 (ja)
IN (1) IN164262B (ja)
MX (1) MX163101B (ja)
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US4641410A (en) 1987-02-10
FR2561747A1 (fr) 1985-09-27
DE3560370D1 (en) 1987-08-27
IN164262B (ja) 1989-02-11
MX163101B (es) 1991-08-23
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NO164931B (no) 1990-08-20
NO851092L (no) 1985-09-23
FR2561747B1 (fr) 1986-08-14
DE159242T1 (de) 1986-04-30
CA1284806C (fr) 1991-06-11
EP0159242A1 (fr) 1985-10-23
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NO164931C (no) 1990-11-28

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