JPH0341996Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0341996Y2 JPH0341996Y2 JP1986134680U JP13468086U JPH0341996Y2 JP H0341996 Y2 JPH0341996 Y2 JP H0341996Y2 JP 1986134680 U JP1986134680 U JP 1986134680U JP 13468086 U JP13468086 U JP 13468086U JP H0341996 Y2 JPH0341996 Y2 JP H0341996Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caliper
- guard
- bracket
- brake
- disc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は例えば自動2輪車等の車両用デイスク
ブレーキに係り、特にキヤリパを保護するため
の、キヤリパガードを取付けたものに関する。
ブレーキに係り、特にキヤリパを保護するため
の、キヤリパガードを取付けたものに関する。
[従来の技術]
車両用デイスクブレーキは高性能ブレーキとし
て多用される傾向にある。例えば自動2輪車にお
いては高性能機種の前輪もしくは後輪又はこの双
方に設けられる。またデイスクブレーキのキヤリ
パを保護するためキヤリパガードを設けたものも
ある。
て多用される傾向にある。例えば自動2輪車にお
いては高性能機種の前輪もしくは後輪又はこの双
方に設けられる。またデイスクブレーキのキヤリ
パを保護するためキヤリパガードを設けたものも
ある。
このような一例として、実開昭62−179885号公
報には、自動2輪車のリヤフオーク後端部におい
て、後輪及びこれと一体のブレーキデイスク並び
にこのブレーキデイスクを挟持可能なキヤリパを
車軸により同軸支持し、さらにキヤリパの周囲全
体を覆うキヤリパガードを設けた例が記載されて
いる。この例におけるキヤリパガードは略扇形に
形成され、キヤリパを通り越してブレーキデイス
クを車軸直上位置よりもさらに後方部分まで覆う
べく延出し(以下、この延出部分をオーバーハン
グ部分という)、ブレーキデイスクの上半部を前
方から約3分の2程度まで覆つている。
報には、自動2輪車のリヤフオーク後端部におい
て、後輪及びこれと一体のブレーキデイスク並び
にこのブレーキデイスクを挟持可能なキヤリパを
車軸により同軸支持し、さらにキヤリパの周囲全
体を覆うキヤリパガードを設けた例が記載されて
いる。この例におけるキヤリパガードは略扇形に
形成され、キヤリパを通り越してブレーキデイス
クを車軸直上位置よりもさらに後方部分まで覆う
べく延出し(以下、この延出部分をオーバーハン
グ部分という)、ブレーキデイスクの上半部を前
方から約3分の2程度まで覆つている。
[考案が解決しようとする問題点]
ところで使用中に車輪の取付け位置を移動調整
したい場合がある。特に後輪の場合にはチエーン
の張り具合を調整する必要から、リヤフオークの
後端部における後輪の取付け位置を移動させるこ
とがある。
したい場合がある。特に後輪の場合にはチエーン
の張り具合を調整する必要から、リヤフオークの
後端部における後輪の取付け位置を移動させるこ
とがある。
後輪が移動すると、これを一体のブレーキデイ
スク及び後輪と同軸支持されるキヤリパブラケツ
トが一緒に移動する。その結果、ブレーキデイス
クとキヤリパ相互の位置関係は不変のままである
が、リヤフオークに取付けられているキヤリパガ
ードはキヤリパと一緒に移動せず、キヤリパとの
相対位置がずれる。
スク及び後輪と同軸支持されるキヤリパブラケツ
トが一緒に移動する。その結果、ブレーキデイス
クとキヤリパ相互の位置関係は不変のままである
が、リヤフオークに取付けられているキヤリパガ
ードはキヤリパと一緒に移動せず、キヤリパとの
相対位置がずれる。
ゆえに後輪等車輪の取付け位置を調整すると、
キヤリパガードがキヤリパを完全には保護できな
い状態になる可能性がある。
キヤリパガードがキヤリパを完全には保護できな
い状態になる可能性がある。
また、前記公開公報記載の公知例では、キヤリ
パガードがキヤリパ全体を覆うために、キヤリパ
の上部、例えば、エア抜き用ブリーダバルブに対
する簡単な点検や修理でもキヤリパガードを外す
必要があり、非常に手間がかかり面倒になつた。
パガードがキヤリパ全体を覆うために、キヤリパ
の上部、例えば、エア抜き用ブリーダバルブに対
する簡単な点検や修理でもキヤリパガードを外す
必要があり、非常に手間がかかり面倒になつた。
そのうえ、キヤリパガードは車軸近傍の取付部
で車体側へ支持されているだけであり、オーバー
ハング部分を内側から直接支持する部材が存在せ
ず、かつ後端部が自由端をなす。ゆえに、オーバ
ーハング部分は外力によつて変形を生じやすい部
分であるから、このような部分は可及的に少なく
することが望まれる。
で車体側へ支持されているだけであり、オーバー
ハング部分を内側から直接支持する部材が存在せ
ず、かつ後端部が自由端をなす。ゆえに、オーバ
ーハング部分は外力によつて変形を生じやすい部
分であるから、このような部分は可及的に少なく
することが望まれる。
本考案の目的は上述した諸点に鑑みなされたも
のであり、チエーンの張り具合を調整するために
後輪の取付け位置を移動させても、常時キヤリパ
とブレーキホースを保護できるようにするととも
に、キヤリパ上部の点検・修理が容易で、かつ外
力による変形を生じにくくしたキヤリパガードを
提供することにある。
のであり、チエーンの張り具合を調整するために
後輪の取付け位置を移動させても、常時キヤリパ
とブレーキホースを保護できるようにするととも
に、キヤリパ上部の点検・修理が容易で、かつ外
力による変形を生じにくくしたキヤリパガードを
提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
本考案のデイスクブレーキは以下の構成を有す
る。すなわち、車軸によつて軸支される車輪へ一
体に取付けられたブレーキデイスクと、前記車軸
により軸支されたキヤリパブラケツトと、該キヤ
リパブラケツトに支持されて前記ブレーキデイス
クを挟持可能なキヤリパと、該キヤリパ及びキヤ
リパに接続するブレーキホースの一部を覆うよう
設けられたキヤリパガードとを有するデイスクブ
レーキにおいて、前記キヤリパガードは前記キヤ
リパの前面、後面及び側面を覆い、かつ上方が開
放された状態で前記キヤリパブラケツトへ直接取
付けられ、前記上方の開放部にはキヤリパの上部
が臨むとともに、キヤリパガードの前部はキヤリ
パブラケツトの前部と重なり、後部はキヤリパを
超えかつキヤリパブラケツトの後部を超えない位
置にあることを特徴とする。
る。すなわち、車軸によつて軸支される車輪へ一
体に取付けられたブレーキデイスクと、前記車軸
により軸支されたキヤリパブラケツトと、該キヤ
リパブラケツトに支持されて前記ブレーキデイス
クを挟持可能なキヤリパと、該キヤリパ及びキヤ
リパに接続するブレーキホースの一部を覆うよう
設けられたキヤリパガードとを有するデイスクブ
レーキにおいて、前記キヤリパガードは前記キヤ
リパの前面、後面及び側面を覆い、かつ上方が開
放された状態で前記キヤリパブラケツトへ直接取
付けられ、前記上方の開放部にはキヤリパの上部
が臨むとともに、キヤリパガードの前部はキヤリ
パブラケツトの前部と重なり、後部はキヤリパを
超えかつキヤリパブラケツトの後部を超えない位
置にあることを特徴とする。
[考案の作用]
本考案に係るキヤリパガードはキヤリパブラケ
ツトに直接取付けられている。したがつて車輪の
位置を移動調節すると、ブレーキデイスク、キヤ
リパ、ブレーキホース及びキヤリパガードが車輪
と共に一体移動する。このためキヤリパガードは
移動の前後にかかわらず常時キヤリパとブレーキ
ホースを保護する。
ツトに直接取付けられている。したがつて車輪の
位置を移動調節すると、ブレーキデイスク、キヤ
リパ、ブレーキホース及びキヤリパガードが車輪
と共に一体移動する。このためキヤリパガードは
移動の前後にかかわらず常時キヤリパとブレーキ
ホースを保護する。
しかも、キヤリパガードはキヤリパの前面、後
面及び側面をガードするとともに、上面相当部分
が開放されているので、この開放部分にキヤリパ
の上部を臨ませると、キヤリパガードを取外すこ
となくキヤリパ上部を点検・修理が可能になる。
面及び側面をガードするとともに、上面相当部分
が開放されているので、この開放部分にキヤリパ
の上部を臨ませると、キヤリパガードを取外すこ
となくキヤリパ上部を点検・修理が可能になる。
さらに、キヤリパガードを取付けたとき、その
前部がキヤリパブラケツトの前部と重なり、後部
はキヤリパを超えかつキヤリパブラケツトの後部
を超えない位置になるので、キヤリパガードの前
後方向長さはキヤリパブラケツトより短く、前後
方向ほぼ全長にわたつてその内側をキヤリパブラ
ケツトにより支持可能になるから、外力を受けて
も変形を生じにくくなる。
前部がキヤリパブラケツトの前部と重なり、後部
はキヤリパを超えかつキヤリパブラケツトの後部
を超えない位置になるので、キヤリパガードの前
後方向長さはキヤリパブラケツトより短く、前後
方向ほぼ全長にわたつてその内側をキヤリパブラ
ケツトにより支持可能になるから、外力を受けて
も変形を生じにくくなる。
[実施例]
以上第1図乃至第4図に示す実施例を用いて本
考案の詳細を説明する。
考案の詳細を説明する。
第1図乃至第3図は本考案に係る自動2輪車の
後輪デイスクブレーキ部分を示す。このうち第1
図は後輪デイスクブレーキ部分を車体の進行方向
に対して右側方向から見た正面図である。第2図
は第1図のデイスクブレーキを矢視A方向すなわ
ち前方から見た側面図である。また第3図は第1
図において後述するキヤリパガードを省略してキ
ヤリパ部分を見た正面図である。
後輪デイスクブレーキ部分を示す。このうち第1
図は後輪デイスクブレーキ部分を車体の進行方向
に対して右側方向から見た正面図である。第2図
は第1図のデイスクブレーキを矢視A方向すなわ
ち前方から見た側面図である。また第3図は第1
図において後述するキヤリパガードを省略してキ
ヤリパ部分を見た正面図である。
さらに、第4図は本実施例の後輪デイスクブレ
ーキを採用した自動2輪車の車体後部を示す図で
ある。なお、第1図及び第3図はいずれもスイン
グアームを省略して示してある。
ーキを採用した自動2輪車の車体後部を示す図で
ある。なお、第1図及び第3図はいずれもスイン
グアームを省略して示してある。
第4図に示すように、車体フレームFのピボツ
ト部Pに回動自在に取付けられたスイングアーム
Sの後端部には、車軸7を介して後輪Wrが支持
されている。この後輪Wrには、デイスクブレー
キが配設されている。各図に示すようにデイスク
ブレーキはブレーキデイスク1、キヤリパ2及び
キヤリパガード3を備えている。ブレーキデイス
ク1は図示しない後輪に対して、ボルト4によつ
て取付け一体化されている。キヤリパ2はキヤリ
パパツド(図では見えない)を作動させるピスト
ン5及びキヤリパ2を支持するキヤリパブラケツ
ト6等からなる。キヤリパブラケツト6はスイン
グアームSの内側に配設され、スイングアームS
の上方へ延出してキヤリパ2を支持し、後輪を軸
支する車軸7に軸支され、かつ軸方向をナツト8
によつて固定される。
ト部Pに回動自在に取付けられたスイングアーム
Sの後端部には、車軸7を介して後輪Wrが支持
されている。この後輪Wrには、デイスクブレー
キが配設されている。各図に示すようにデイスク
ブレーキはブレーキデイスク1、キヤリパ2及び
キヤリパガード3を備えている。ブレーキデイス
ク1は図示しない後輪に対して、ボルト4によつ
て取付け一体化されている。キヤリパ2はキヤリ
パパツド(図では見えない)を作動させるピスト
ン5及びキヤリパ2を支持するキヤリパブラケツ
ト6等からなる。キヤリパブラケツト6はスイン
グアームSの内側に配設され、スイングアームS
の上方へ延出してキヤリパ2を支持し、後輪を軸
支する車軸7に軸支され、かつ軸方向をナツト8
によつて固定される。
またキヤリパブラケツト6の車軸7近くにはナ
ツト部9(第3図)が設けられ、さらにブレーキ
デイスク1の周端部前方側において厚さ方向へ屈
曲した部分にはナツト部10(第2図)が設けら
れている。
ツト部9(第3図)が設けられ、さらにブレーキ
デイスク1の周端部前方側において厚さ方向へ屈
曲した部分にはナツト部10(第2図)が設けら
れている。
キヤリパガード3はアルミニウム系合金など適
宜の剛性材料からなり、キヤリパ2の外側側面と
ブレーキホース14を保護し得るよう形成される
部材であり、スイングアームSより上方へ延出し
て、ブレーキデイスク1の上部前方及びキヤリパ
2を覆うように配設される。
宜の剛性材料からなり、キヤリパ2の外側側面と
ブレーキホース14を保護し得るよう形成される
部材であり、スイングアームSより上方へ延出し
て、ブレーキデイスク1の上部前方及びキヤリパ
2を覆うように配設される。
その正面視形状は第1図に示すようにほぼ三角
形状を呈するよう形成されており、かつ側面視
(矢視A方向)形状が第2図に示すようにその下
部を一部切欠かれた形状となつている。
形状を呈するよう形成されており、かつ側面視
(矢視A方向)形状が第2図に示すようにその下
部を一部切欠かれた形状となつている。
すなわちこのキヤリパガード3は、ピストン5
部分を主体にキヤリパ2の外側側面を覆うよう形
成されたガード本体3aと、このガード本体3a
の車軸7側端部でキヤリパ2の後面(図の向つて
右方を前方、左方を後方とする、以下同じ)を覆
うように屈曲形成された取付部3bと、ブレーキ
デイスク1の周端部前方側においてその厚さ方向
へキヤリパ2の前面を覆うように屈曲した取付部
3cとからなる。
部分を主体にキヤリパ2の外側側面を覆うよう形
成されたガード本体3aと、このガード本体3a
の車軸7側端部でキヤリパ2の後面(図の向つて
右方を前方、左方を後方とする、以下同じ)を覆
うように屈曲形成された取付部3bと、ブレーキ
デイスク1の周端部前方側においてその厚さ方向
へキヤリパ2の前面を覆うように屈曲した取付部
3cとからなる。
キヤリパガード3の前後方向断面は略コ字状を
なし、その上部はキヤリパ2の上部が臨むことの
できる開放部をなし、ここにキヤリパ2のエア抜
き用ブリーダバルブが外方から点検・修理可能な
状態に臨んでいる。
なし、その上部はキヤリパ2の上部が臨むことの
できる開放部をなし、ここにキヤリパ2のエア抜
き用ブリーダバルブが外方から点検・修理可能な
状態に臨んでいる。
キヤリパガード3はそれぞれ取付部3b及び3
cが、キヤリパブラケツト6の外側面に形成され
たナツト部9,10に対し、ボルト11及び12
による計2箇所で直接取付けられている。またキ
ヤリパガード3の切欠き部13には、ブレーキホ
ース14が配設される。
cが、キヤリパブラケツト6の外側面に形成され
たナツト部9,10に対し、ボルト11及び12
による計2箇所で直接取付けられている。またキ
ヤリパガード3の切欠き部13には、ブレーキホ
ース14が配設される。
ブレーキホース14の一端はブレーキペダルに
よつて作動されるマスタシリンダ(いずれも図示
せず)へ接続し、他端は切欠き部13からキヤリ
パガード3の被覆範囲内に入り、キヤリパ2へ接
続している。したがつてキヤリパガード3はブレ
ーキホース14とキヤリパ2との接続部15をも
保護する。
よつて作動されるマスタシリンダ(いずれも図示
せず)へ接続し、他端は切欠き部13からキヤリ
パガード3の被覆範囲内に入り、キヤリパ2へ接
続している。したがつてキヤリパガード3はブレ
ーキホース14とキヤリパ2との接続部15をも
保護する。
第1図に明らかなように、キヤリパガード3の
前後方向は、前部の取付部3cがキヤリパブラケ
ツト6の前部と重なり、かつ後部の取付部3bが
キヤリパブラケツト6の車軸7近傍部分と連結し
てキヤリパブラケツト6を超えないようになつて
いるので、キヤリパガード3はキヤリパブラケツ
ト6の側方に重なつている。
前後方向は、前部の取付部3cがキヤリパブラケ
ツト6の前部と重なり、かつ後部の取付部3bが
キヤリパブラケツト6の車軸7近傍部分と連結し
てキヤリパブラケツト6を超えないようになつて
いるので、キヤリパガード3はキヤリパブラケツ
ト6の側方に重なつている。
符号16はデイスクカードであり、プラスチツ
ク等の適宜材料を用いて製造され、ブレーキデイ
スク1の下部前方を覆うよう、スイングアームS
の内側において、キヤリパブラケツト6の下部に
設けられたボス部6a,6bに対してネジ17,
18により取付けられている。
ク等の適宜材料を用いて製造され、ブレーキデイ
スク1の下部前方を覆うよう、スイングアームS
の内側において、キヤリパブラケツト6の下部に
設けられたボス部6a,6bに対してネジ17,
18により取付けられている。
次に、本実施例の作用を説明する。チエーンの
張り具合を調整する等の必要から後輪の取付け位
置を調整するべく車軸7を移動させると、車軸7
を共通の支持軸とする後輪とキヤリパ2が一緒に
移動され、同時に後輪へ一体取付けされているブ
レーキデイスク1も一緒に移動する。したがつて
ブレーキデイスク1とキヤリパ2の相対的な位置
関係は調節の前後において不変である。しかもキ
ヤリパガード3は前述のようにキヤリパブラケツ
ト6の外側面に直接取付けられている。したがつ
てキヤリパガード3とキヤリパ2との相対的な位
置関係も調節の前後において不変である。このた
めキヤリパガード3はキヤリパ2に対して最適な
ガード位置を維持し、常時キヤリパ2及びブレー
キホース14を保護することが可能となる。
張り具合を調整する等の必要から後輪の取付け位
置を調整するべく車軸7を移動させると、車軸7
を共通の支持軸とする後輪とキヤリパ2が一緒に
移動され、同時に後輪へ一体取付けされているブ
レーキデイスク1も一緒に移動する。したがつて
ブレーキデイスク1とキヤリパ2の相対的な位置
関係は調節の前後において不変である。しかもキ
ヤリパガード3は前述のようにキヤリパブラケツ
ト6の外側面に直接取付けられている。したがつ
てキヤリパガード3とキヤリパ2との相対的な位
置関係も調節の前後において不変である。このた
めキヤリパガード3はキヤリパ2に対して最適な
ガード位置を維持し、常時キヤリパ2及びブレー
キホース14を保護することが可能となる。
しかも、キヤリパガード3はキヤリパ2の上部
相当部を開放し、ここにエア抜き用ブリーダバル
ブが設けられているキヤリパ2の上部を臨ませた
から、エア抜き用ブリーダバルブを含むキヤリパ
2の上部に対する点検・修理に際しては、キヤリ
パガード3を取り外す必要がなく、迅速かつ簡単
に作業できる。
相当部を開放し、ここにエア抜き用ブリーダバル
ブが設けられているキヤリパ2の上部を臨ませた
から、エア抜き用ブリーダバルブを含むキヤリパ
2の上部に対する点検・修理に際しては、キヤリ
パガード3を取り外す必要がなく、迅速かつ簡単
に作業できる。
さらに、キヤリパガード3を取付けたとき、そ
の前部の取付部3cはキヤリパ2の前面を覆うべ
く内方へ屈曲してキヤリパブラケツト6の前部に
形成されたナツト部10と重なる。また、後部は
キヤリパ2を超えた位置で、その後面を覆うべく
屈曲形成された取付部3bが、キヤリパブラケツ
ト6の後部を超えない位置に設けられたナツト部
9へ取付けられる。
の前部の取付部3cはキヤリパ2の前面を覆うべ
く内方へ屈曲してキヤリパブラケツト6の前部に
形成されたナツト部10と重なる。また、後部は
キヤリパ2を超えた位置で、その後面を覆うべく
屈曲形成された取付部3bが、キヤリパブラケツ
ト6の後部を超えない位置に設けられたナツト部
9へ取付けられる。
ゆえに、キヤリパガード3の前後方向の長さが
キヤリパ2よりも長くかつキヤリパブラケツト6
を超えることなくその外側にほぼ重なつているの
で、外力を受けても内側のキヤリパブラケツト6
による支持が可能になるから、変形の可能性を著
しく減少させることができる。
キヤリパ2よりも長くかつキヤリパブラケツト6
を超えることなくその外側にほぼ重なつているの
で、外力を受けても内側のキヤリパブラケツト6
による支持が可能になるから、変形の可能性を著
しく減少させることができる。
なお本考案は上記実施例に限定されるものでな
く、種々応用が可能である。例えば本考案のデイ
スクブレーキを3輪又は4輪の鞍乗り型車両であ
るバギー車に装着することもできる。さらに後輪
に限らず前輪に設けることもできる。
く、種々応用が可能である。例えば本考案のデイ
スクブレーキを3輪又は4輪の鞍乗り型車両であ
るバギー車に装着することもできる。さらに後輪
に限らず前輪に設けることもできる。
[考案の効果]
以上説明したように本考案に関わるデイスクブ
レーキによれば、キヤリパガードをキヤリパの前
面、後面及び側面を覆うようにブラケツトの外側
面に直接取付けた構成としたので、車輪の取付け
位置を調節移動させても、キヤリパガードはキヤ
リパと一体となつて移動し、常時キヤリパとブレ
ーキホースを保護できるという効果を有する。
レーキによれば、キヤリパガードをキヤリパの前
面、後面及び側面を覆うようにブラケツトの外側
面に直接取付けた構成としたので、車輪の取付け
位置を調節移動させても、キヤリパガードはキヤ
リパと一体となつて移動し、常時キヤリパとブレ
ーキホースを保護できるという効果を有する。
しかも、キヤリパガードはキヤリパの上部に相
当する部分が開放され、この開放部にキヤリパの
上部が臨んでいるので、この部分の点検・修理が
キヤリパガードを取外さずにできるようになり、
作業性が著しく向上する。
当する部分が開放され、この開放部にキヤリパの
上部が臨んでいるので、この部分の点検・修理が
キヤリパガードを取外さずにできるようになり、
作業性が著しく向上する。
さらに、キヤリパガードの前後方向の長さがキ
ヤリパよりも長くかつキヤリパブラケツトを超え
ることなくその外側にほぼ重なつているので、外
力を受けても内側のキヤリパブラケツトによつて
支持できるようになり、外力による変形の可能性
を著しく減少させることができる。
ヤリパよりも長くかつキヤリパブラケツトを超え
ることなくその外側にほぼ重なつているので、外
力を受けても内側のキヤリパブラケツトによつて
支持できるようになり、外力による変形の可能性
を著しく減少させることができる。
第1図は本考案に関わるキヤリパガードを有す
る自動2輪車用デイスクブレーキの一部正面図、
第2図は第1図を矢示A方向(車体前方)から見
たときの側面図、第3図は第1図相当部分のうち
キヤリパガードを外した状態を示す図、第4図は
本実施例に係るデイスクブレーキを使用した自動
2輪車の車体要部を示す図である。 符号の説明、1……ブレーキデイスク、2……
キヤリパ、3……キヤリパガード、6……キヤリ
パブラケツト。
る自動2輪車用デイスクブレーキの一部正面図、
第2図は第1図を矢示A方向(車体前方)から見
たときの側面図、第3図は第1図相当部分のうち
キヤリパガードを外した状態を示す図、第4図は
本実施例に係るデイスクブレーキを使用した自動
2輪車の車体要部を示す図である。 符号の説明、1……ブレーキデイスク、2……
キヤリパ、3……キヤリパガード、6……キヤリ
パブラケツト。
Claims (1)
- 車軸によつて軸支される車輪へ一体に取付けら
れたブレーキデイスクと、前記車軸により軸支さ
れたキヤリパブラケツトと、該キヤリパブラケツ
トに支持されて前記ブレーキデイスクを挟持可能
なキヤリパと、該キヤリパ及びキヤリパに接続す
るブレーキホースの一部を覆うよう設けられたキ
ヤリパガードとを有するデイスクブレーキにおい
て、前記キヤリパガードは前記キヤリパの前面、
後面及び側面を覆い、かつ上方が開放された状態
で前記キヤリパブラケツトへ直接取付けられ、前
記上方の開放部にはキヤリパの上部が臨むととも
に、キヤリパガードの前部はキヤリパブラケツト
の前部と重なり、後部はキヤリパを超えかつキヤ
リパブラケツトの後部を超えない位置にあること
を特徴とするデイスクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986134680U JPH0341996Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986134680U JPH0341996Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6388596U JPS6388596U (ja) | 1988-06-09 |
JPH0341996Y2 true JPH0341996Y2 (ja) | 1991-09-03 |
Family
ID=31036145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986134680U Expired JPH0341996Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0341996Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62179885U (ja) * | 1986-05-08 | 1987-11-14 |
-
1986
- 1986-09-01 JP JP1986134680U patent/JPH0341996Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6388596U (ja) | 1988-06-09 |
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