JPH03254205A - 自動車用ダイバーシティ受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、窓ガラス面上に設けられた複数のアンテナ導
体を使用した自動車用ダイバーシティ受信装置に関する
。

〔従来の技術〕

自動車の窓ガラスにアンテナ導体を付設して車載のＡＭ
ラジオ受信機、ＦＭラジオ受信機及びテレビ受倣機等に
受信信号を供給するようにした窓ガラスアンテナが知ら
れている。そして、このような窓ガラスアンテナを用い
た受信システムにおいて、自動車の走行に伴って受信状
況が変動したときに、車載の受信機に供給する受信電波
の品質が低下するのを防止するために、ダイバーシティ
受信方式が用いられるようになってきた。

のレベル、歪等の検出回路及び比較回路を必要とする。

従ってこれらのダイバーシティ受信回路を内蔵した特殊
な受信機を使用しなければならない。

本発明はこれらの問題にかんがみ、アンテナ導体と受信
機との間の伝送ケーブルが一本で良く、従って通常の受
信機を使用することができるダイバーシティ受信装置を
提供することを目的とする。

〔発明が解決しようとする課題〕

ダイバーシティ受信方式では、窓ガラス面に２つ以上の
アンテナ導体を設け、受信機において各アンテナからの
受信信号のキャリアレベル、歪量、雑音レベル等を互に
比較して、最も良好な品質の受信信号を選択し、復調を
行う。従って窓ガラス（一般にはリア窓ガラス）上に設
けるアンテナ導体と同数の信号伝送ケーブルを窓ガラス
と受信機との間に配線する必要があり、コスト高の一因
になっていた。

また受信機が、受信信号の切換回路や、良好な受信信号
を弁別して切換制御信号を形成するため〔課題を解決す
るための手段〕 本発明の自動車用ダイバーシティ受信装置は、複数のア
ンテナ導体と、各アンテナ導体からの複数の受信信号の
うちの品質が最良なものを選択するダイバーシティ受信
回路とを窓ガラス面上に備え、上記ダイバーシティ受信
回路は、受信したＲＦ倍信号基いて切換制御信号を形成
するアンテナ切換制御回路と、上記切換制御信号によっ
て上記アンテナ導体からの複数の受信ＲＦ信号のうちの
一つを選択する切換スイッチとを備えたものである。

〔作用〕

複数のアンテナ導体の受信信号は、ガラス面上において
１つの出力に選択され、１本の伝送ケーブルを通じて受
信機に導出される。従って受信機として特殊なものを必
要としない。ガラス面上のダイバーシティ受信回路は、
受信ＲＦ信号のキャリアレベル等に基いて、複数のアン
テナ導体の出力を切換えるので、回路構成を比較的簡単
にできる。

〔実施例〕

第１図に本発明を適用した自動車用受信システムを示す
。

第１図において、自動車のリア窓ガラス１上には除曇用
ヒータ線２が設けられ、その上部及び下部余白領域に逆
Ｔ字状素子及び水平単素子から成る第１及び第２のＦＭ
受信用アンテナ導体３．４が設けられている。第１、第
２のアンテナ導体３．４は、ヒータ線２に近接して配置
され、ヒータ線２から受信電力の供給を受けている。こ
の２本のアンテナの形状及び設置場所は特に問わない。

ヒータｗＡ２は上下の２群に分けられ、各群の一端に母
線５．６が設けられていると共に、他端に共通母線７が
設けられて、折返し形に給電される。

母線４．５に連らなる給電線８．９には、反磁気結合し
た高周波チョークコイル１Ｏ１１１が挿入されている。

これらのチョークコイル１０．１１はＲＦ帯で高いイン
ピーダンスとなり、ヒータ線２のアンテナとしての受信
電力を電源側及び接地側に逃がさないようにしている。

ＦＭ用アンテナ導体３．４は、ガラス面上に設けられた
ダイバーシティ受信用のハイブリッド■Ｃ１２に接続さ
れ、これらの２つのアンテナ導体３．４の受信出力のう
ちの良好なものがハイブリッドＩＣ１２において選択さ
れる。選択された受信信号は、同軸等の伝送ケーブル１
３を介して、自動車の運転席側にあるＦＭラジオ受信機
１４に供給される。

ヒータ線２はＡＭ受信用アンテナとして用いられ、その
受信電力は母１５に接続された結合線ｌ５からハイブリ
ッドＩＣ１２内のインピーダンス整合回路を介して伝送
ケーブル１３に導出される。

ハイブリッドＩＣをガラス面上に配置したのは、リア窓
ガラス１上のアンテナ導体３．４と受信機１４との間の
ケーブルの本数を少なくするためである。またハイブリ
ッドＩＣ１２内には、アンテナ導体３．４と伝送ケーブ
ル１３との間のインピーダンス不整合による電力損失を
軽減するための整合回路も設けられている。

第２図に示すように、アンテナ導体３．４はアクティブ
整合回路２０．２１に結合され、夫々の受信出力２０Ｓ
、２１５はこれらの整合回路２０．２１を介してダイバ
ーシティ受信回路２２の切換スイッチ２３に供給される
。切換スイッチ２３は、切換制御回路２４からの制御信
号２４Ｓに従って信号２０３．２１Ｓのうちの良好な方
を選択し、選択出力を伝送ケーブル１３に導出する。

一方、ヒータ線２のＡＭ受信信号はハイブリッドＩＣ１
２内のインピーダンスマツチング（ＩＭ）回路２５に供
給される。マツチング回路２５の出力は伝送ケーブル１
３に導出され、ＦＭ受信信号と共に受信＠１４に伝送さ
れる。

一方、受信機１４は、チューニング用の局部発振器を持
ち、選局操作に応じてその発振周波数を可変にする可変
容量ダイオード等に直流制御電圧が与えられる。この直
流制御電圧Ｅは高周波的に十分に大きいインピーダス素
子を通して受信機１４のアンテナ入力端子からケーブル
：３を介して窓ガラスｌ上のハイブリッドＩＣ１２に供
給される。

ＩＣ１２内のアクティブ整合回路２０．２１は、例えば
直列又は並列のＬＣ共振回路を持ち、その容量素子が可
変容量ダイオードで構成され、上記直流制御電圧Ｅによ
りその容量値が制御される。

これより共振回路の共振周波数が受信機１４において選
局している周波数に対応するように制御される。このと
きアンテナ導体３．４からの選局中の受信信号に関し、
共振回路が容量性又は誘導性を示し、これによりアクテ
ィブ整合回路２０．２１がアンテナ導体３．４のリアク
タンス分を打消して後続の受信回路とのマツチングを良
好にするよう作動する。

第３図はアンテナ切換制御回路２４及び切換スイッチ２
３の構成を示すブロック図であって、この例では、第２
図におけるアクティブ整合回路２０．２１の出力である
受信信号２Ｏ３，２１３に暴きアンテナ切換信号を形成
している。

受信信号２Ｏ３，２１Ｓは、ＲＦ可変フィルタ２６ａ、
２６ｂに供給される。これらのＲＦ可変フィルタ２６ａ
、２６ｂは狭帯域の同調回路であり、受信機１４から伝
送ケーブル１３を介して供給される上述の直流制御電圧
已により受信器側で選局されている放送波のキャリア成
分のみを抽出するように、その共振周波数が制御される
。

ＲＦ可変フィルタ２６ａ、２６ｂの出力はＲＦアンプ２
７ａ、２７ｂを介して検出回路２８ａ、２８ｂに与えら
れ、キャリアレベル又はキャリアの歪レベル等が検出さ
れる。その検波出力は、制御回路２９に与えられ、２系
統の信号についてのレベル比較により、良好な方の受信
信号を選択する切換制御信号２９３が形成される。この
制御信号２９Ｓに基いて受信信号２０５．２１５の一方
が切換スイッチ２３により選択され、伝送ケーブル１３
に導出される。

第４図はアンテナ切換制御回路２４及び切換スイッチ２
３の変形例を示すブロック図である。この例では先ず切
換スイッチ２３において受信信号２０Ｓ、２１５の一方
が選択され、その選択出力に基いて一系統のＲＦ可変フ
ィルタ２６、ＲＦアンプ２７、検出回路２８及び制御回
路２９から威る検出系において切換制御信号２９Ｓが形
成される。この切換制御信号２９Ｓがスイッチ２３に供
給され、一方の良好な受信信号が選択される。可変ＲＦ
フィルタ２６、ＲＦアンプ２７及び検出回路２８の動作
は第３図と同じであり、この例でも受信機１４から伝送
ケーブル１３を介して供給される直流制御電圧ＥがＲＦ
可変フィルタ２６に与えられる。

制御回路２９は、例えばＦＭキャリアレベルと、所定の
しきいレベルとを比較するコンパレータで構成されてい
る。

〔発明の効果〕

請求項１の発明は上述のように、複数のアンテナ導体３
．４とダイバーシティ受信回路２２とを窓ガラス上に設
け、複数のアンテナ導体３．４で誘起した受信信号から
最良の１つを選択して受信機１４に導出するようにした
ので、アンテナ導体と受信機との間の伝送ケーブル１３
が一本で良く、自動車用受信システムの構成が簡単にな
ると共に、ダイバーシティ受信回路を内蔵した専用の受
信機を使用しないので、システム構成の自由度が高く、
安価である。

またＲＦ受信信号に基いて各受信信号の品質を弁別し、
アンテナの切換制御信号を形成しているので、ダイバー
シティ受信回路の構成が比較的簡単で、しかもガラス面
上で弁別するので、弁別精度が高く、確実なアンテナ切
換ができる。

請求項２の発明では、複数の受信ＲＦ信号の相互比較に
より切換制御信号を形成するので、正確な切換えができ
、また請求項３の発明では、切換により選択された受信
ＲＦ信号により切換制御信号を形成するので、回路構成
が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のダイバーシティ受信装置を適用した自
動車用受信システムの系統図、第２図は第１図のハイブ
リッドＩＣの内部回路（ダイバーシティ受信回路）のブ
ロック図、第３図はアンテナ切換制御回路の一例を示す
ブロック図、第４図はアンテナ切換制御回路の別の例を
示すブロック図である。 なお図面に用いた符号において、 １・−・−・・・・　　　リア窓ガラス２−・−・−・
・−ｍ−−−−−−−・−ヒータ線３．４−・−ｍ−−
−・−一−−−−−−アンテナ導体１０．１１　　　　
チラークコイル １２　　　　　　ハイブリッドＩＣ ２０，２１〜−−−一・−・・アクティブ整合回路２３
−−−−−−・・・−・−・・・・・・切換スイッチ２
．１−−−−−一〜−−＝−・−・−アンテナ切換制御
回路２５−・−一−−−−−−・−−−−一一インピー
ダンスマツチング回路２６ａ、２６ｂ　−−−−−−−
ＲＦ可変フィルタ２７ａ、２７ｂ　−−−−−−−ＲＦ
アンプ２８ａ、２８ｂ　−−−−−−検出回路２９−・
−−−−−・−・・−・・制御回路である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数のアンテナ導体と、各アンテナ導体からの複数
   の受信信号のうちの品質が最良なものを選択するダイバ
   ーシティ受信回路とを窓ガラス面上に備え、上記ダイバ
   ーシティ受信回路は、受信したＲＦ信号に基いて切換制
   御信号を形成するアンテナ切換制御回路と、上記切換制
   御信号によって上記アンテナ導体からの複数の受信ＲＦ
   信号のうちの一つを選択する切換スイッチとを備えたこ
   とを特徴とする自動車用ダイバーシティ受信装置。 ２、上記ダイバーシティ受信回路が、上記各アンテナ導
   体からの複数の受信ＲＦ信号の相互比較に基いて上記切
   換制御信号を形成する上記アンテナ切換制御回路を備え
   ることを特徴とする請求項１の自動車用ダイバーシティ
   受信装置。 ３、上記ダイバーシティ受信回路が、上記切換スイッチ
   の出力の選択された１つの受信ＲＦ信号と予め設定した
   基準値との比較に基いて上記切換制御信号を形成する上
   記アンテナ切換制御回路を備えることを特徴とする請求
   項１の自動車用ダイバーシティ受信装置。 ４、上記アンテナ切換制御回路が、受信周波数に同調さ
   せる可変ＲＦフィルタを具備することを特徴とする請求
   項１のダイバーシティ受信装置。