JPH0324156Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0324156Y2 JPH0324156Y2 JP1984063988U JP6398884U JPH0324156Y2 JP H0324156 Y2 JPH0324156 Y2 JP H0324156Y2 JP 1984063988 U JP1984063988 U JP 1984063988U JP 6398884 U JP6398884 U JP 6398884U JP H0324156 Y2 JPH0324156 Y2 JP H0324156Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- frame
- seat
- pad
- hanging piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000003491 skin Anatomy 0.000 description 41
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 7
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 6
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 210000002615 epidermis Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Special Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はシート表皮の組付構造に関し、特に二
輪車のシートに適用して好適なものである。
輪車のシートに適用して好適なものである。
通常、シートは所要形状に形成されたフレーム
の周囲にパツドを配し、さらにその表面を表皮に
よつて被覆して構成されている。第1図はこのシ
ートの一例としての自動二輪車用のシートを示
し、このシート1は第2図に示すようにポリプロ
ピレン等の材質によつて断面略逆U字状に形成さ
れたフレーム2の上面にパツド3を配しその表面
に表皮4を被せた状態でこの表皮4の端部4aを
折返してフレーム2の垂下部2aの内側面にタツ
カー5によつて止着して構成されている。
の周囲にパツドを配し、さらにその表面を表皮に
よつて被覆して構成されている。第1図はこのシ
ートの一例としての自動二輪車用のシートを示
し、このシート1は第2図に示すようにポリプロ
ピレン等の材質によつて断面略逆U字状に形成さ
れたフレーム2の上面にパツド3を配しその表面
に表皮4を被せた状態でこの表皮4の端部4aを
折返してフレーム2の垂下部2aの内側面にタツ
カー5によつて止着して構成されている。
しかしこの二輪車用シート1においてはその形
状の関係から表皮4のフレーム2に対する定着状
態が不安定であり、このため表皮4は局所的に伸
びあるいは縮みが生じ易く、端縁部付近において
は伸びと縮みが極端に共存する状態にありこのた
め仕上り状態で皺やたるみ等が生じ易い。特に第
1図におけるシート1の前後端部1a,1bにお
いては大きなRが付された形状のため、折返し部
に皺やたるみ等が生じ表皮4は定着状態が一層不
安定で移動し易い状態にあり、この前後端部の表
皮4の移動による伸びに対応して中部に余り現象
が生じ外観品質の上で大きな欠点があつた。ま
た、たとえ外観品質が良好に仕上つても着座の繰
り返しによつて表皮がずれ、シート表面に皺がた
るみ等が生じることがあつた。
状の関係から表皮4のフレーム2に対する定着状
態が不安定であり、このため表皮4は局所的に伸
びあるいは縮みが生じ易く、端縁部付近において
は伸びと縮みが極端に共存する状態にありこのた
め仕上り状態で皺やたるみ等が生じ易い。特に第
1図におけるシート1の前後端部1a,1bにお
いては大きなRが付された形状のため、折返し部
に皺やたるみ等が生じ表皮4は定着状態が一層不
安定で移動し易い状態にあり、この前後端部の表
皮4の移動による伸びに対応して中部に余り現象
が生じ外観品質の上で大きな欠点があつた。ま
た、たとえ外観品質が良好に仕上つても着座の繰
り返しによつて表皮がずれ、シート表面に皺がた
るみ等が生じることがあつた。
そこで本考案は斯る点に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成で表皮がフレームに対して確実に
定着されるようにしたシート表皮の組付構造を提
供し、上述の欠点を改善せんとするものである。
で、簡単な構成で表皮がフレームに対して確実に
定着されるようにしたシート表皮の組付構造を提
供し、上述の欠点を改善せんとするものである。
即ち本考案は断面略逆U字状のフレームの上面
にパツドを配し、このパツドの表面に表皮を被覆
してこの表皮の端部をフレームの垂下片の内側に
折返して止着するようにしたシート表皮の組付構
造であつて、フレームの垂下片における端縁部の
適宜箇所に凹凸部を形成し、表皮の折返し部の端
部をフレームに、表皮の折返し部に凹凸部に対応
した喰い込み部が形成されるようにタツカーによ
り止着し、この喰い込み部によつて表皮がフレー
ムに対し安定して定着されるようにしようとする
ものである。
にパツドを配し、このパツドの表面に表皮を被覆
してこの表皮の端部をフレームの垂下片の内側に
折返して止着するようにしたシート表皮の組付構
造であつて、フレームの垂下片における端縁部の
適宜箇所に凹凸部を形成し、表皮の折返し部の端
部をフレームに、表皮の折返し部に凹凸部に対応
した喰い込み部が形成されるようにタツカーによ
り止着し、この喰い込み部によつて表皮がフレー
ムに対し安定して定着されるようにしようとする
ものである。
以下、第3図〜第9図を参照しながら本考案の
実施例を説明するに、上述した第2図の従来例と
同一の部材には同一符号を付し重複説明は省略す
る。
実施例を説明するに、上述した第2図の従来例と
同一の部材には同一符号を付し重複説明は省略す
る。
第3図〜第6図は本考案の第1の実施例を示す
もので、断面略逆U字状に形成されたフレーム1
2の垂下片12aにおける端縁部の内側の適宜箇
所には所要間隔で複数の切欠状の凹部13,13
a,13b…が形成され、これによつてこの凹部
と、凹部と凹部の間に挟まれた部分の縁部との間
で凹凸縁14が形成されている。この凹凸縁14
の形成箇所は、シート1における前後部1a,1
bの曲部をはじめとする表皮4のずれが比較的発
生し易い箇所に局所的に形成されている。
もので、断面略逆U字状に形成されたフレーム1
2の垂下片12aにおける端縁部の内側の適宜箇
所には所要間隔で複数の切欠状の凹部13,13
a,13b…が形成され、これによつてこの凹部
と、凹部と凹部の間に挟まれた部分の縁部との間
で凹凸縁14が形成されている。この凹凸縁14
の形成箇所は、シート1における前後部1a,1
bの曲部をはじめとする表皮4のずれが比較的発
生し易い箇所に局所的に形成されている。
そしてこのフレーム12の上面にパツド3を配
した上でその表面に表皮4を被せ、表皮4の端部
4aを牽引しながらフレーム12の垂下片12a
の内側面に折返し、タツカー5によつて止着する
と、表皮4は凹凸縁14の凹部13に対応してい
る部分が最短距離を通過する状態となるのでこの
部分において喰い込み部15,15a,15b…
が形成されることになる。
した上でその表面に表皮4を被せ、表皮4の端部
4aを牽引しながらフレーム12の垂下片12a
の内側面に折返し、タツカー5によつて止着する
と、表皮4は凹凸縁14の凹部13に対応してい
る部分が最短距離を通過する状態となるのでこの
部分において喰い込み部15,15a,15b…
が形成されることになる。
このように凹凸縁14の段部13に表皮4の一
部が喰い込むことにより表皮4の伸び代、縮み代
が調整され、皺やたるみ等は喰い込み部15によ
つて吸収される状態となるので、シート表面に皺
やたるみ等が表出することはなく滑らかになる。
また表皮4は、喰い込み部15がフレーム12に
対して抵抗として作用することになるので、その
端部4aにおいて前後方向のずれを規制されてフ
レーム12に対して安定して定着されることにな
り、このため表皮4に伸びあるいは縮み等が生じ
にくい状態となり、外観品質の優れたシートを提
供することができ、特に、本例の二輪車用シート
1の前端部1aのようにそのR形状から表皮4の
定着状態が不安定でかつ表皮4の被覆工程におい
てフレームの内側に表皮の余り代による皺等が生
じ易い部分においては効果が大である。
部が喰い込むことにより表皮4の伸び代、縮み代
が調整され、皺やたるみ等は喰い込み部15によ
つて吸収される状態となるので、シート表面に皺
やたるみ等が表出することはなく滑らかになる。
また表皮4は、喰い込み部15がフレーム12に
対して抵抗として作用することになるので、その
端部4aにおいて前後方向のずれを規制されてフ
レーム12に対して安定して定着されることにな
り、このため表皮4に伸びあるいは縮み等が生じ
にくい状態となり、外観品質の優れたシートを提
供することができ、特に、本例の二輪車用シート
1の前端部1aのようにそのR形状から表皮4の
定着状態が不安定でかつ表皮4の被覆工程におい
てフレームの内側に表皮の余り代による皺等が生
じ易い部分においては効果が大である。
尚、凹凸縁14の形成箇所は本例に示す箇所に
限定されることなく任意の箇所に配設可能であ
り、凹凸縁14をフレーム12の垂下片12aの
全周に亘つて形成するようにしてもよい。
限定されることなく任意の箇所に配設可能であ
り、凹凸縁14をフレーム12の垂下片12aの
全周に亘つて形成するようにしてもよい。
また、本例において、第7図に示すように表皮
4の端部4aに別体の吊り布17を接合し、この
吊り布17をフレーム12の垂下片12aの内側
面に止着するようにしてもよい。この場合には表
皮4はフレーム12に対しより確実に止着される
ので凹凸縁14に対応して喰い込み部15がより
明確に形成されることになり、このため表皮4と
フレーム12とは一層安定して定着されることに
なる。
4の端部4aに別体の吊り布17を接合し、この
吊り布17をフレーム12の垂下片12aの内側
面に止着するようにしてもよい。この場合には表
皮4はフレーム12に対しより確実に止着される
ので凹凸縁14に対応して喰い込み部15がより
明確に形成されることになり、このため表皮4と
フレーム12とは一層安定して定着されることに
なる。
さらにフレーム12の底部の適宜箇所に、表皮
4を止着する際の凹凸縁14の目安となる目印1
8を付すことによりフレーム4の被覆作業の能率
を向上させることができる。
4を止着する際の凹凸縁14の目安となる目印1
8を付すことによりフレーム4の被覆作業の能率
を向上させることができる。
また本例においてはフレーム12の垂下片12
aの端縁部に切欠状の凹部13,13a,13b
…を形成することにより凹凸縁14を形成してい
るが、これに限らず例えば第8図及び第9図に示
す第2の実施例のようにフレーム12の垂下片1
2aの端縁部に、内側に向けて所要間隔で複数の
波形状の突起部19,19a,19b…を突設
し、これによつて凹凸縁14を形成するようにし
てもよい。
aの端縁部に切欠状の凹部13,13a,13b
…を形成することにより凹凸縁14を形成してい
るが、これに限らず例えば第8図及び第9図に示
す第2の実施例のようにフレーム12の垂下片1
2aの端縁部に、内側に向けて所要間隔で複数の
波形状の突起部19,19a,19b…を突設
し、これによつて凹凸縁14を形成するようにし
てもよい。
以上のように本考案によれば、フレームの垂下
片における端縁部の内側の適宜箇所に凹凸部を形
成し、表皮をフレームに止着した際に表皮に喰い
込み部を形成するようになしたので、この喰い込
み部によつて表皮の伸び代、縮み代が調整されて
このためシート表面に皺やたるみ等が生じること
はなく、シートは全周にわたつて滑らかでまた表
皮は喰い込み部によつて前後方向のずれを防止さ
れることによりフレームに対して安定して定着さ
れるので、仕上り状態での外観品質が優れ、かつ
長期間の着座の繰り返しによつても外観品質が変
化することのないシートを提供することができ
る。
片における端縁部の内側の適宜箇所に凹凸部を形
成し、表皮をフレームに止着した際に表皮に喰い
込み部を形成するようになしたので、この喰い込
み部によつて表皮の伸び代、縮み代が調整されて
このためシート表面に皺やたるみ等が生じること
はなく、シートは全周にわたつて滑らかでまた表
皮は喰い込み部によつて前後方向のずれを防止さ
れることによりフレームに対して安定して定着さ
れるので、仕上り状態での外観品質が優れ、かつ
長期間の着座の繰り返しによつても外観品質が変
化することのないシートを提供することができ
る。
第1図は二輪車用のシートを示す斜視図、第2
図は第1図のA−A′線断面図、第3図は本考案
のシート表皮の組付構造の第1の実施例を示す要
部の斜視図、第4図は同、シートの底面図、第5
図は第3図のB−B′線断面図、第6図は第3図
のC−C′線断面図、第7図は表皮の端部に吊り布
を接合した状態を示す断面図、第8図は本考案の
第2の実施例を示す一部分の斜視図、第9図は第
8図のD−D′線断面図である。 図中3はパツド、4は表皮、5はタツカー、1
2はフレーム、12aは垂下片、14は凹凸縁、
15は喰い込み部である。
図は第1図のA−A′線断面図、第3図は本考案
のシート表皮の組付構造の第1の実施例を示す要
部の斜視図、第4図は同、シートの底面図、第5
図は第3図のB−B′線断面図、第6図は第3図
のC−C′線断面図、第7図は表皮の端部に吊り布
を接合した状態を示す断面図、第8図は本考案の
第2の実施例を示す一部分の斜視図、第9図は第
8図のD−D′線断面図である。 図中3はパツド、4は表皮、5はタツカー、1
2はフレーム、12aは垂下片、14は凹凸縁、
15は喰い込み部である。
Claims (1)
- 断面略逆U字状のフレームの上面をパツドを配
し、該パツドの表面に表皮を被覆して該表皮の端
部を上記フレームの垂下片の内側に折返して止着
するようにしたシート表皮の組付構造であつて、
上記フレームの垂下片における端縁部の適宜箇所
に凹凸部を形成し、上記表皮の折返し部の端部を
上記フレームに、上記表皮の折返し部に上記凹凸
部に対応して喰い込み部が形成されるようにタツ
カーにより止着したことを特徴とするシート表皮
の組付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6398884U JPS60175780U (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | シ−ト表皮の組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6398884U JPS60175780U (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | シ−ト表皮の組付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60175780U JPS60175780U (ja) | 1985-11-21 |
JPH0324156Y2 true JPH0324156Y2 (ja) | 1991-05-27 |
Family
ID=30594649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6398884U Granted JPS60175780U (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | シ−ト表皮の組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60175780U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0120232Y2 (ja) * | 1984-09-06 | 1989-06-14 | ||
JP6209334B2 (ja) * | 2013-02-08 | 2017-10-04 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
JP2016159888A (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-05 | テイ・エス テック株式会社 | 乗り物用シート |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6134105Y2 (ja) * | 1977-10-14 | 1986-10-04 |
-
1984
- 1984-04-28 JP JP6398884U patent/JPS60175780U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60175780U (ja) | 1985-11-21 |