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JPH03223277A - ベンゾチオフェン誘導体 - Google Patents

ベンゾチオフェン誘導体

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Publication number
JPH03223277A
JPH03223277A JP33550290A JP33550290A JPH03223277A JP H03223277 A JPH03223277 A JP H03223277A JP 33550290 A JP33550290 A JP 33550290A JP 33550290 A JP33550290 A JP 33550290A JP H03223277 A JPH03223277 A JP H03223277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
reaction
titrahydrobenzo
general formula
acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP33550290A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Chihara
千原 保昭
Hiroshi Mikashima
三ヶ島 浩
Takanori Oe
大江 孝範
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Welfide Corp
Original Assignee
Welfide Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Welfide Corp filed Critical Welfide Corp
Priority to JP33550290A priority Critical patent/JPH03223277A/ja
Publication of JPH03223277A publication Critical patent/JPH03223277A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬品の分野でトロンボキサンに起因する症状
を改善するために用いられるベンゾチオフェン誘導体ま
たはその塩に関する。
〔従来の技術〕
トロンボキサンA、(TXAt)、プロスタサイクリン
などの発見により血小板と血管壁の相互作用が明らかと
なり、血小板はアテローム性動脈硬化症の発症と進行に
重要な関わりを持つとされ、心筋梗塞や脳血栓の主な原
因ともなっている。また、喘息への関与もよく知られて
いる。
このことから抗血栓薬、とりわけ血小板凝集抑制作用を
有する薬物の投与はそれらの疾患の治療に有効であると
認識されつつある。
従来からの抗血栓薬であるヘパリン、クマリン系化合物
などに加えて、プロスタグランジン誘導体が強い血小板
凝集抑制作用を有することが知られている。たとえばプ
ロスタグランジンE1やプロスタグランジン■、などの
レセプターに対するアゴニストの類縁体の開発をはじめ
、トロンボキサンA、が強い血小板凝集作用と血管収縮
作用を有することに着目して、抗血栓剤、抗血管収縮剤
、抗気管支収縮剤としてトロンボキサンA1合成阻害物
質、トロンボキサンA、レセプターアンタゴニストなど
の開発が注目されている。
トロンボキサンA、レセプターアンタゴニストとしては
p−(2−ベンゼンスルホンアミドエチル)フェノキシ
酢酸(BM−13177・ドラッグス・オン・トウデイ
(Drugs of Today)第21巻、第283
頁(+985年)〕、CIB、2a (5Z)3α、4
β)−7−(3−((2−((フェニルアミノ)カルボ
ニル〕ヒドラジノ〕メチル〕−7−オキサビシクロ(2
,2,1)ヘプト−2−イル)−5−ヘプテン酸(SQ
−29548ジャーナル・オン・ファーマコロジー・ア
ンド・イクスベリメンタル・テラビューティクス(J、
 Pharmacol、 Exp、 Ther)第34
巻、第435頁(1985年)なとの化合物がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、トロンボキサンA1合成阻害物質は、ト
ロンボキサンA、以外の種々の重要な役割を持つプロス
タグランジン類にも大きな影響を及ぼすこと、また蓄積
してくる基質のトロンボキサン類似の好ましくない作用
をコントロールできないことなどの問題点があり、特に
トロンボキサンA、レセプターアンタゴニストの開発が
望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、
本発明の新規なベンゾチオフェン骨格を存する誘導体が
トロンボキサンA、レセプターアンタゴニストとして強
力な作用を有することを見出して本発明を完成するに至
った。
すなわち、本発明は一般式 (式中、 2 は同一または異なって水素、 低 級アルキル、ハロ低級アルキルを示し、R3は水素、ハ
ロゲン、低級アルキル、ハロ低級アルキルを示し、AS
Bは同一または異なって単結合、低級アルキレンを示し
、Yは単結合、低級アルキレン、カルボニル、低級アル
ケニレンを示し、Xl、X!は同一または異なって水素
、ハロゲン、低級アルキル、ハロ低級アルキル、低級ア
ルコキシ、水酸基、ニトロ、シアノ、アミノを示す。)
により表わされるベンゾチオフェン誘導体、そのエステ
ルまたはその塩に関する。
上記各記号の定義中、ハロゲンとは塩素、臭素、フッ素
、ヨウ素を、低級アルキルとは炭素数1〜6個の直鎖ま
たは分枝鎖状のアルキルであってメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第3級ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシルなどを、ハロ低
級アルキルとはトリフルオロメチル、2,2.2−トリ
クロロエチル、3,3.3−トリフルオロプロピルなど
を、低級アルコキシとは炭素数1〜6個の直鎖または分
枝鎖状のアルコキシであってメトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第
3級ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなどを
、低級アルキレンとは炭素数1〜6個の直鎖または分枝
鎖状のアルキレンであって、水酸基などで置換されてい
てもよく、たとえば、メチレン、エチレン、トリメチレ
ン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン
、メチルメチレン、プロピレン、メチルトリメチレン、
ジメチルエチレン、ジメチルテトラメチレン、エチルエ
チレン、ジメチルトリメチレン、ジメチルテトラメチレ
ン、1−メチルペンタメチレン、ヒドロキシメチレン、
ヒドロキシエチレン、ヒドロキシトリメチレンなとを、
低級アルケニレンとはビニレン、アリレン、ブテニレン
、ペンテニレン、ヘキセニレンなどを、アラルキルとは
芳香環上にハロゲン、アルキル、アルコキン、トリフル
オロメチル、水酸基、ニトロ、アミノから選ばれる置換
基の1〜3個を有していてもよいベンジル、o−、m−
またはp−クロロベンジル、o−、mまたはp−メチル
ベンジル、o−、m〜またはp−メトキシベンジル、o
−、m−またはp−トリフルオロメチルベンジル、o−
、m−またはpヒドロキシベンジル、o−、m−または
p−ニトロベンジル、o−、m−またはp−アミノベン
ジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フェニルブ
チル、ナフチルメチルなどをそれぞれ示す。
一般式(I)の化合物のエステル化合物としてはアルキ
ルエステル(メチルエステル、エチルエステル、プロピ
ルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、
第3級ブチルエステル、ヘキシルエステル、オクチルエ
ステル、ドデンルエステル、オクタデシルエステルなと
)、アラルキルエステル(ベンジルエステル、ベンズヒ
ドリルエステル、トリチルエステル、p−ニトロベンジ
ルエステル、p−メチルベンジルエステルなと)または
生体内で加水分解されうるエステル化合物があげられる
。生体内で加水分解されつるエステル化合物を形成する
エステル残基とは、生体内で容易に分解して遊離のカル
ボン酸またはその塩とじうるものであって、アセトキシ
メチル、ピバロイルオキシメチル、l−アセトキシエチ
ル、■−ピバロイルオキシエチルなどのアルカノイルオ
キシアルキルエステル、エトキシカルボニルオキシメチ
ル、1−エトキシカルボニルオキシエチルなどのアルコ
キシカルボニルオキシアルキルエステル、フタリジル、
ジメトキシフタリジルなどのエステル、カルバモイルメ
チル、カルバモイルエチル、N−メチルカルバモイルメ
チル、N、N−ジメチルカルバモイルメチル、N、N−
ジエチルカルバモイルメチルなどのカルバモイルアルキ
ルエステル、メトキシメチル、メトキシエチルなどのア
ルコキシアルキルエステルまたは5−メチル−1,3−
ジオキソレン−2−オン−4−イルメチルエステルをあ
げることができる。
本発明の一般式(I)の化合物においてR1が水素であ
る化合物の場合、その塩として、リチウム塩、ナトリウ
ム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩
、マグネシウム塩、亜鉛塩などのアルカリ土類金属塩、
トリエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチ
ルモルホリン、ピリジンなどの有機塩基との塩、リジン
、ヒスチジン、オルニチン、アルギニンなどのアミノ酸
との塩、アンモニウム塩などを挙げることができる。
本発明化合物(1)か不斉炭素原子を有する場合にはラ
セミ体、ジアステレオ異性体および個々の光学異性体が
存在し得るが、本発明はそれらすべてを包含する。
また、本発明化合物かその対応する水和物または他の溶
媒和物として存在する場合も本発明はそれらすべてを包
含する。
本発明によれば一般式(I)の化合物は、以下の方法で
製造することができる。
〔工程1〕 (上記工程中、Rは水素、前記の如き低級アルキル、ア
ラルキルを示し、他の記号は前記と同義である) まず、一般式(I[)の化合物をホルミルに付すことに
より一数式帽)の化合物を1尋る。
反応は通常用いられる芳香族化合物のホルミルイヒ反応
の中から適宜選択して適用される。例えば、−数式(I
[)の化合物をビルスマイヤー反応に付すことにより一
般式(I)の化合物を得ることができる。反応はジメチ
ルホルムアミドもしくはN−メチルホルムアニリドをオ
キシ塩化リン、ホスゲンなどで処理し、ビルスマイヤー
錯体を調整し、−数式(II)の化合物を反応させるこ
とにより行なわれる。溶媒は無溶媒またはジメチルホル
ムアミド、N−メチルホルムアニリドなどを用いること
ができる。反応温度は通常、−10°Cから室温である
が、必要に応じて加温してもよい。
その他、芳香族化合物のホルミル化反応として知られる
がツタ−マン−コツホ反応、ジクロロメチルアルキルエ
ーテルを用いる反応などが適用される。
次に、得られた一般式(I)のアルデヒド体をウイッテ
ィッヒ反応、デブナー反応、ホーナー・エモンズ反応、
パーキン反応などに付すことにより、本発明化合物(1
)に属する一般式(1a)の化合物を得ることができる
イリド化合物とのウイッティッヒ反応を用いる場合はハ
ロゲン化脂肪酸またはそのエステル誘導体をトリフェニ
ルホスフィンと反応させ、得られたホスホニウム塩を塩
基処理により、イリド化合物とし、−数式(I[I)の
アルデヒド体と縮合させることにより一般式(Ia)の
化合物を得ることができる。
塩基処理に用いられる塩基としては水素化ナトリウム、
カリウム第3級ブトキシド、n−ブチルリチウム、リチ
ウムジイソプロピルアミドなどを挙げることができる。
反応はジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、n−ヘ
キサン、ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、通常−1
O°Cから室温にて行なわれるが、必要に応じて加温し
てもよい。
ホーナーーエモンズ反応を用いる場合、例えば、ジエチ
ルホスホノ酢酸エチルを塩基処理によりイリド化合物と
し、−数式(II[)のアルデヒド体と縮合させること
により一般式(Ia)の化合物を得ることができる。反
応に用いる塩基、溶媒、反応温度などはウイッティッヒ
反応と同様のものが採用される。
一般式(Ia)においてAが単結合の場合、デブナー反
応やバーギン反応などが適応される。反応条件はこれら
の反応に通常用いられる周知の方法の中から適宜選択さ
れる。例えば、デブナー反応を用いる場合、−数式(■
)のアルデヒド体とマロン酸とを塩基の存在下に縮合さ
せることにより一般式(Ia)のAが単結合、Rが水素
の化合物を得ることができる。用いる塩基としてはピリ
ジン、ピペリジン、モルホリンなどを挙げることができ
る。反応はベンゼン、トルエン、ピリジンなどの不活性
溶媒中、用いた溶媒の沸点にもよるが、通常、50〜1
20°Cに加熱しながら行なわれる。
パーキン反応を用いる場合も、−数式(I[I)のアル
デヒド体と無水酢酸とを縮合させることにより一般式(
Ia)の八が単結合、Rが水素の化合物を得ることがで
きる。
反応は酢酸ナトリウム、酢酸カリウムなどの塩基性触媒
下、無溶媒もしくは無水酢酸を溶媒として用い、100
〜180°Cに加熱しながら行なわれる。
さらに、−数式(Ia)の化合物を還元反応に付すこと
により、本発明化合物(I)に属する一般式(Ib)の
化合物を得ることができる。反応は通常用いられる二重
結合の還元反応の中から適宜選択して適用される。例え
ば、−数式(Ia)の化合物を接触還元に付すことによ
り一般式(Ib)の化合物を得ることができる。反応は
還元触媒存在下、水、メタノール、エタノール、テトラ
ヒドロフランなどの不活性溶媒、あるいはこれらの混合
溶媒中、室温または必要に応じて加温しながら水素を通
じることによって行なわれる。還元触媒としては酸化白
金、パラジウム−炭素なとを挙げることができる。また
、ナトリウムアマルガムによる還元、塩化第一スズや鉄
などと酢酸、塩酸などを組み合わせた、いわゆる発生期
の水素による還元などが適用される。
一般式(Ia)、(Ib)においてRが低級アルキル、
アラルキルであるエステル体は加水分解により一般式(
Ia)、(Ib)においてRが水素であるカルボン酸に
導くことができる。反応はエステルの加水分解に通常用
いられる周知の方法から適宜選択して適用される。例え
ば、一般式(I a)、(Ib)におけるエステル体を
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム
、水酸化バリウムなどの無機塩基水溶液にて加水分解す
ることにより一般式(Ia)、(Ib)においてRが水
素であるカルボン酸を得ることができる。
反応は水、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどの溶媒、あるいはこれらの混合溶媒
中、室温から必要に応して加温しなから行なわれる。
そのほか、塩酸、硫酸なとの酸を用いた加水分解などが
適用される。
逆に、一般式(Ia)、(Ib)におけるRか水素であ
るカルボン酸はエステル化反応により一般式(Ia)、
(Ib)におけるRが低級アルキルまたはアラルキルで
あるエステル体に導くことができる。反応はカルボン酸
のエステル化反応に通常用いられる周知の方法の中から
適宜選択して適用される。
例えば、一般式(Ia)、  (Ib)におけるカルボ
ン酸を酸触媒存在下、一般式(Ia)、  (1b)に
おけるエステル体のRに相当する低級アルキルアルコー
ルと脱水縮合させるこににより一般式(Ia)、(Ib
)におけるエステル体を得ることができる。反応はベン
ゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど
の不活性触媒、あるいは縮合反応に用いる低級アルキル
アルコールそのものを溶媒として用い、室温から必要に
応じて加温しながら行われる。酸触媒としては、塩酸、
硫酸、パラトルエンスルホン酸などが挙げられる。
また、一般式(Ia)、(Ib)におけるカルボン酸を
酸クロライド、酸無水物などの反応性誘導体に導き、縮
合に用いる低級アルキルアルコールと反応させる事によ
っても対応するエステル体を得ることができる。
反応条件はこれらのエステル化に通常用いられる周知の
反応条件が適宜適用される。
〔工程2〕 (IF) ■ ■ (I[)  −−→ (Ic) (上記工程中、各記号は前記と同義である)一般式(I
I)の化合物をジカルボン酸の酸無水物またはジカルボ
ン酸モノエステル酸クロライドとのフリーデル−クラフ
ッ反応に付すことにより、本発明化合物(I)に属する
一般式(Ic)の化合物を得ることができる。
反応はクロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン
、ニトロベンゼン、二硫化炭素などの溶媒中、−10°
Cから室温にて行われるが、必要に応じて加温してもよ
い。酸触媒としてはフリーデル−クラフッ反応に通常用
いられる塩化アルミニウム、塩化第二スズ、塩化第二鉄
、三フッ化ホウ素、塩化亜鉛などを挙げることができる
。ジカルボン酸の酸無水物とのフリーデル−クラフッ反
応も同様に行なうことができる。
次に、−数式(Ic)の化合物のカルボニルをアルコー
ルに還元することにより、本発明化合物(1)に属する
一般式(Id)の化合物を得ることかできる。反応はエ
ステルを還元せずにカルボニルだけを選択的にアルコー
ルに還元する方法の中から適宜選択される。例えば、−
数式(Ic)の化合物を水素化ホウ素ナトリウムで還元
することにより、−数式(Id)の化合物を得ることが
できる。反応は水、メタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、テトラヒドロフランなどの溶媒、ある
いはこれらの混合溶媒中、室温から必要に応して加温し
ながら行なわれる。そのほか、水素化ンアノホウ素ナト
リウム、リチウムホウ素化ナトリウム、ナトリウム−エ
タノール、ナトリウムアマルガムなとによる還元によっ
ても一般式(Id)の化合物を得ることができる。
また、−数式(1d)の化合物のアルコールをメチレン
に還元することにより、本発明化合物(I)に属する一
般式(1e)の化合物を得ることができる。反応はエス
テルを還元せずにアルコールだけを選択的にメチレンに
還元する接触還元方法が選択される。反応は還元触媒存
在下、水、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ンなどの不活性溶媒、あるいはこれらの混合溶媒中、室
温または必要に応じて加温しながら水素を通じることに
よって行なわれる。還元触媒としては酸化白金、パラジ
ウム−炭素などを挙げることができる。そのほか、ナト
リウムアマルガムによる還元、塩化第一スズや鉄などと
酢酸、塩酸などを組み合わせた、いわゆる発生期の水素
による還元などが適用される。さらに−数式(Id)の
アルコールをハロゲン化した後、接触還元や水素化ホウ
素シアノナトリウムなどで還元することにより一般式(
Ie)の化合物を得ることができる。反応条件はこれら
の還元に通常用いられる周知の反応条件が適宜適用され
る。
また、−数式(Ic)の化合物のカルボニルをメチレン
に還元することにより一般式(re)の化合物を得るこ
とがでる。反応はエステルを還元せずにカルボニルだけ
を選択的にメチレンに還元するウルフーキシュナー還元
が選択される。反応はジエチレングリコール、トリエチ
レングリコールなとの溶媒中、ヒドラジン・水和物と水
酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを加え、100〜
200″Cに加熱することにより行なわれる。そのほか
、接触還元や、カルボニルをジチオアセテートとし脱硫
的に還元する方法なとが適用される。
反応条件はこれらの還元に通常用いられる周知の方法の
中から適宜選択して適用される。
〔工程3〕 (II) しυしll5 (上記工程中、Etはエチルを示し、他の記号は前記と
同義である) はじめに、−数式(II)の化合物を塩化アセチルまた
は無水酢酸とのフリーデル−クラフッ反応に付すことに
より一般式(IV)の化合物を得る。
反応は通常用いられるフリーデル−クラフッ反応の中か
ら適宜選択して適用される。例えば、−数式(I[)の
化合物を塩化アセチルと酸触媒存在下に反応させること
により一般式(■)の化合物を得ることができる。
反応はクロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン
、ニトロベンゼン、二硫化炭素なとの溶媒中、−10℃
から室温にて行なわれるが、必要に応して加温してもよ
い。酸触媒としてはフリーデルクラフッ反応に通常用い
られる塩化アルミニウム、塩化第二スズ、塩化第二鉄、
三フッ化ホウ素、塩化亜鉛などを挙げることができる。
また、ンカルボン酸の酸無水物とのフリーデル−クラフ
ッ反応も同様に行うことができる。
次いで、一般式(IV)の化合物は硝酸タリウムを用い
た転移反応(有機合成化学協会跡、第37巻、第11号
、第875頁(1979年))やウイルゲロソトーキン
ドラー反応により、本発明化合物(1)に属する一般式
(If)の化合物とすることかできる。例えば、一般式
(IV)の化合物をメタノール溶媒中、硝酸第二タリウ
ムと過塩素酸で処理することにより一般式(If)の化
合物を得ることかできる。反応は水冷下から室温の間で
行われる。
さらに、一般式(If)の化合物のエステルを加水分解
することにより、本発明化合物(I)に属する一般式C
Tg)の化合物に導くことができる。反応は工程におけ
る加水分解の方法が同様に適用される。
〔工程4〕 (II[) ■ (上記工程中、各記号は前記と同義である。)一般式(
I)の化合物を酸化反応に付すことにより本発明化合物
(I)に属する一般式(Ih)の化合物を得ることが出
来る。酸化反応は通常用いられるアルデヒドの酸化反応
の中から適宜選択して適用される。例えば、一般式(I
I[)の化合物を硝酸銀で酸化することにより一般式(
Ih)の化合物を得ることが出来る。
反応は水、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ンなどの溶媒、あるいはこれらの混合溶媒中、室温から
必要に応じて用いた溶媒の沸点まで加温しながら、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ水溶液を滴
下することにより行なわれる。その他、クロム酸、過マ
ンガン酸塩なとによる酸化が適用できる。
工程1〜4の出発原料である一般式(II)の化合物は
以下の工程によって合成することかできる。
〔工程5〕 (VT) (上記工程中、各記号は前記と同義である)一般式(V
)の化合物を一般式(VI)の化合物と反応させること
により一般式NI)の化合物を得ることかできる。
反応はジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテルなどの不活性溶媒中、通常、水
冷下から室温にて行なわれるが、必要に応じて加温して
もよい。また、反応によって生じる酸を除くためにトリ
エチルアミン、ピリジン、炭酸カリウム、炭酸水素ナト
リウムなどの脱酸剤を用いることもできる。
一般式(II)の化合物の中で、特に式中のR2R3が
共にベンゾチオフェン核の6位に置換した一般式(II
a)の化合物は、下記の工程6によっても合成すること
ができる。
R (上記工程中、Zは水酸基またはトリメチルシリルオキ
シ基等の保護された水酸基を示し、他の記号はは前記と
同義である) 一般式(■)の化合物を還元することにより一般式(■
)の化合物を得ることができる。還元は水素化金属錯体
による還元、接触還元などが適用される。例えば、−数
式(■)の化合物をエーテル、テトラヒドロフランなど
の溶媒中、水素化アルミニウムリチウムで還元すること
により一般式(■)の化合物を得ることができる。
−数式(■)の化合物を前述の一般式(VI)の化合物
2当量と反応させることにより一般式(IX)の化合物
を得ることができる。
反応はクロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフランなどの不活性溶媒中、ピリジン
、トリエチルアミン、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウ
ムなどの塩基物質の存在下に水冷下から室温にて行なわ
れる。
−数式(IX)の化合物は還元することにより一般式(
II a)の化合物に導(ことができる。還元は接触還
元が適用される。例えば、−数式(IX)の化合物をパ
ラジウム−炭素を触媒として、水、エタノール、メタノ
ール、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの溶媒、あ
るいはこれらの混合溶媒中、水素による接触還元に付す
ことにより、数式(II)の化合物に属する一般式(I
f a)の化合物を得ることができる。
前記工程5および6の出発原料である一般式(V)及び
(■)の化合物は以下の工程7および8によって合成す
ることができる。
(以下余白〕 〔工程7〕 (Va) (上記工程中、各記号は前記と同義である)−数式(X
)の化合物をヒドロキシルアミンと反応させることによ
り一般式(xl)のオキシム体を得ることができる。反
応は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム
なとの脱酸剤の存在下にヒドロキシルアミン・塩酸塩ま
たはヒドロキシルアミン・硫酸塩と、メタノール、エタ
ノール、テトラヒドロフラン、水あるいはこれらの混合
溶媒中、水冷下から用いた溶媒の沸点まで加温(XI) することにより行なわれる。
得られた一般式(Xl)のオキシム体を水素化アルミニ
ウムリチウムなどの還元剤で還元することにより、化合
物(V)に属する一般式(Va)の化合物(−数式(V
)においてn=0の化合物)を得ることができる。反応
はエーテル、テトラヒドロフランなどの溶媒中、水冷下
から室温にて行なわれるが、必要に応じて加温してもよ
い。そのほか、接触還元、ナトリウム−アルコールによ
る還元などが適用される。
また、−数式(X)の化合物を直接、−数式(Va)の
化合物に導くこともできる。反応は水素化金属錯体を用
いた還元的アミノ化、接触還元的アミノ化〔共にJ、 
Am、 Chem、 Soc、 、第93巻、第289
7頁、 (1971年)参照〕などが適宜選択して適用
される。例えば、−数式(X)の化合物を酢酸アンモニ
ウムの存在下、水素化シアノホウ素ナトリウムで還元す
ることにより一般式(Va)の化合物を得ることができ
る。反応はメタノール、エタノール、水などの溶媒中、
室温にて行なわれるが、必要に応じて加温してもよい。
〔工程8〕 (X) ■ (上記工程中、Z゛はトリメチルシリルオキシ基なとの
保護された水酸基を示し、他の記号は前記と同義である
) 一般式(X)の化合物はオールデンジールらの方法(0
,H,01denziel et al、、 Tetr
ahedronLetter、第16巻、第1357〜
1360頁、(1973年)〕により一一般式XI[)
の化合物に導くことができる。
反応は一般式(X)の化合物をナトリウムメトキシド、
ナトリウムエトキシドなどの存在下にテトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどの溶媒中、トシルメチルイソシアニ
ドと室温から必要に応じて加温しながら行なわれる。
得られた一般式(X I[)の化合物は還元することに
より、−数式(V)に属する一般式(Vb)の化合物〔
−数式(V)においてBがメチレンの化合物〕に導くこ
とができる。還元は水素化金属錯体による還元、接触還
元などが適用される。例えば、−数式(X II)の化
合物をエーテル、テトラヒドロフランなどの溶媒中、水
素化アルミニウムリチウムで還元することにより一般式
(Vb)の化合物を得ることができる。
また、−数式CX’)の化合物を塩化アルミニウムを触
媒として、ベンゼン、テトラヒドロフランなどの不活性
溶媒中、トリメチルシリルシアニドと反応させることに
より、式中のZ゛がトリメチルシリルオキシ基である一
般式(XII[)の化合物を得ることができる。
得られた一般式(XI[[)の化合物を酸で処理するこ
とにより、−数式(XIT/)のα、β−不飽和二トリ
ル化合物を得ることができる。反応はエバンスらの方法
(J、 Org、 Chem、第39巻、第914頁(
1974年)〕が適用される。但し、この−数式(XI
V)の化合物を経由する工程において、RIR8が共に
低級アルキルであって、ベンゾチオフェン核の5位また
は6位の同一位置に置換した一般式(X)の化合物につ
いては本反応は適用できない。
次に、−数式(XIV)の化合物は還元により一般式(
Vb)の化合物に導くことができる。この還元はアンモ
ニア存在下に接触還元か使用される。
本発明の一般式(I)が生体内で容易に加水分解を受け
うるエステルである化合物は、−数式(1)のカルボン
酸化合物を常法によりエステル化することにより製造さ
れる。
このようにして得られた一般式(1)の化合物は再結晶
、カラムクロマトグラフィーなどのそれ自体公知の方法
により、反応混合物から分離、精製することができる。
R1が水素である一般式(1)の化合物は常法により無
機塩基(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カ
ルシウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸
化亜鉛など)、有機塩基(トリエチルアミン、ジシクロ
ヘキシルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジンなど
)またはアミノ酸(リジン、ヒスチジン、オルニチン、
アルギニンなど)と処理することにより塩とすることが
できる。
本発明化合物(1)において、キラルな炭素原子を有す
る場合には、通常ラセミ体またはジアステレオ異性体の
混合物として得られる。ラセミ体は常法により光学異性
体に分割することができる。
そのような光学異性体は光学活性な出発物質を使用する
ことによっても製造することができる。また、ジアステ
レオ異性体は分別結晶またはクロマトグラフィーによっ
て精製できる。さらにエナンチオ異性体も常法により合
成・分離できる。
−数式(1)の化合物およびその医薬上許容し得る塩を
医薬として用いる場合、それ自体または製薬上許容され
得る担体、賦形剤、希釈剤などと混合し、粉末、顆粒、
錠剤(フィルムコート錠、糖衣錠を含む)、カプセル剤
、注射剤、半開、軟膏剤、パップ剤、点眼剤なとの医薬
組成物の形態て経口または非経口的に治療を要する患者
に投与することができる。投与量は対象疾患、その症状
、ψ、者の年齢または投与方法などによって変わりえる
か、経口投与の場合、通常1日当たりl−1000■、
好ましくは50〜500■を1回または数回に分けて投
与される。
〔実施例〕
以下、参考例および実施例により本発明をさらに詳細に
述へるか、本発明はこれらに何ら限定されないことは言
うまでもない。
参名例1 4567−チトラヒドロベンゾ[b)チオフェン−4−
才ン2.3g、トシルメチルイノンアナイド4.4gを
テトラヒドロフラン5o−に溶解し、撹拌・水冷下にて
、ナトリウム507■を10m1エタノールに溶解し、
さらにテトラヒドロフラン35m1で希釈した溶液を滴
下する。滴下終了後、反応液の温度を徐々にあげ、30
〜35°Cで4時間撹拌する。反応終了後、反応液を1
00rnlの氷水に注ぎ、イソプロピルエーテル50m
1で3回抽出する。得られた有機層を重炭酸ナトリウム
水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮する。得られた残渣を減圧下に蒸溜すると
沸点140〜150°C/l閤Hgの4−シアノ−4,
5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン1.
0gが得られる。
参考例2 水素化アルミニウムリチウム500■のテトラヒドロフ
ラン50J溶液に、撹拌・水冷下にて、4−シアノ−4
,5,6,7−チトラヒドロベンゾ〔b〕チオフェン2
.0gのテトラヒドロフラン20m1溶液を滴下する。
滴下終了後、室温にて4時間、50°Cにて2時間撹拌
する。反応終了後、水冷下、水50meにて水素化アル
ミニウムリチウムを分解し、イソプロピルエーテル10
0+711で抽出する。得られた有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、濃縮すると油状物質として4−アミノメ
チル−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン1.9gが得られる。この結晶は精製することな
く、次の反応に用いた。
H’ −NMR,δppm: 1.6(3,2H)、 
1.7〜2.3(m、 4H)。
2.6〜3.0(m、 2H)、 4.0(m、 IH
)、 7.1(q、 2H)参考例3 4−アミノメチル−4,5,6,7−チトラヒトロヘン
ゾ(b)チオフェン1.9 gおよびトリエチルアミン
1.4gのジクロロメタン20m1溶液に、撹拌・水冷
下にて、4−クロロベンゼンスルホニルクロライド2.
4gを少量ずつ加える。加え終わってからさらに室温に
て2時間撹拌する。反応終了後、反応液を水20m1に
注ぎ、ジクロルメタン層を分取し、乾燥後、減圧下に濃
縮すると結晶か得られる。この結晶を酢酸エチル、ヘキ
サンの混合溶媒で再結晶すると融点105〜+07°C
の結晶である4−(4−クロロベンゼンスルホンアミド
メチル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)
チオフェン″2.1gが得られる。
参考例4 N−メチルホルムアニリド410■に水冷下、オキシ塩
化リン480■を加え、室温にて2時間撹拌する。
次いで水冷下にて、4−(4−クロロベンゼンスルホン
アミドメチル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ
(b)チオフェン1.02 gのN。
N−ジメチルホルムアミド2ml溶液を加える。
反応液を40″Cで3時間撹拌する(粘調なためにスパ
ーチルで撹拌した)。反応終了後1反応液を氷水10r
nlに注ぎ、酢酸エチルで抽出する。得られた有機層を
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残査をクロ
ロホルムを溶出溶媒とするソリ力ゲル力ラムクロマトグ
ラフィーにより分離精製すると、融点135〜140°
Cの結晶として2−ホルミル−4−(4−クロロベンゼ
ンスルホンアミドメチル’)−4,5,6,7−テトラ
ヒトロベンゾ(b)チオフェン500■が得られる。
参考例5 4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル)−4
,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン1
.02 gおよび塩化アセチル282■のりクロルエタ
ン30m1溶液に、撹拌・水冷下にて塩化アルミニウム
798■を加える。次いで室温にて4時間反応させる。
反応終了後、反応液を氷水50m1に注ぎ、酢酸エチル
エステル50m1で抽出する。得られた有機層を硫酸マ
グネシウムで乾燥後、濃縮し、残香をクロロホルムを溶
出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り分離精製すると2−アセチル−4−(4−クロロベン
ゼンスルホンアミドメチル)−4,5,6フーテトラヒ
ドロベンゾ(b)チオフェン1. + gか1qられる
H’ −NMR,δppm:  1.7〜2.15(m
、  4H)、  2.5(s、  3H)。
2.5〜3.5(m、  5H)、  5.05(br
、t、  IH)7.5(s、  IH)、  7.5
〜8.0(q、  4H)参考例6 4、 5. 6. 7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−5−オン3.04 gおよび酢酸アンモニウム
7.7gをメタノール100mA’に溶解し、撹拌・室
温下に水素化シアノホウ素ナトリウム1,02gを加え
、室温下にて2日間反応させる。反応終了後、減圧下に
溶媒を留去し、残香に水20rdを加え、10%塩酸水
でpHを2〜3とした。さらに20%水酸化ナトリウム
水溶液でpHを強アルカリ性とし、イソプロピルエーテ
ルで数回抽出する。得られた有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥後濃縮し、残香をクロロホルム−メタノール(1
0:1)を溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(アンモニア水て処理し、活性を低下させたシ
リカゲルを用いた)により分離精製することにより5−
アミノ−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チ
オフェン1.2g(油状物質)が得られる。この化合物
は精製することなく次の反応に用いた。
参考例7 4、 5. 6. 7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−4−オン3.04 gおよびトリメチルシリル
シアニド2.4gのベンゼン30m1溶液に塩化アルミ
ニウム50■を加え、室温にて24時間撹拌する。反応
終了後、10m1の氷水を加え、ベンゼン層を分取する
。得られたベンゼン層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去すると4−シアノ−4−トリメチルシリルオキ
シ−4,5,6゜7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフ
ェン5.5gの油状物質が得られる。
)1’−NMR,δppm:0.+6(s、 9)1)
、 2.0〜2.5(m、 4)1)。
2、85(br、 I、2B)、 7.15(br、s
、 2H)この化合物は精製することなく次の反応に用
いた。
参考例8 4−シアノ−4−トリメチルシリルオキシ−45,6,
7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン5.5gのテ
トラヒドロフラン50m1溶液を撹拌・水冷下に水素化
リチウムアルミニウム2.0gのテトラヒドロフラン1
00ml溶液に滴下する。滴下終了後、室温にて4時間
反応させる。反応終了後、水50m1で水素化リチウム
アルミニウムを分解した後、イソプロピルエーテルで抽
出する。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、
減圧下にて溶媒を留去すると4−アミノメチル−4ヒド
ロキシ−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チ
オフェン2.5gが得られる。
参考例9 4−アミノメチル−4−ヒドロキシ−4,5,6,7テ
トラヒドロベンゾ(b)チオフェン2.5gおよびテト
ラヒドロフラン50rdのトリエチルアミン5g溶液に
、撹拌・水冷下に4−クロロベンゼンスルホニルクロラ
イド6.3gを加える。さらに室温にて4時間撹拌する
。反応終了後、反応液を飽和食塩水100−に注ぎ酢酸
エチル100m1で抽出する。得られた有機層を硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し、残香をク
ロロホルム−メタノール−酢酸エチル(100:I:I
)を溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより分離精製すると、4−(4−クロロペンセンス
ルホンアミドメチル)−6,7−ジヒドロベンゾ(b)
チオフェン1.0 gおよび4−(4−クロロベンゼン
スルホンアミドメチリデン)−4,5,6,7−チトラ
ヒドロベンゾ(b)チオフJ、ン0.8gが得られる。
参考例10 4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル)−6
,7−シヒドロベンゾ(b)チオフェン1、Ogを参考
例4と同様の方法で接触還元することにより4−(4−
クロロベンゼンスルホンアミドメチル)−4,5,6,
7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン0.7gが得
られる。
以下同様にして、下記の原料化合物を合成することがで
きる。
参考例11 7−ノアノー4.5,6.フーチトラヒドロベンゾ(b
)チオフェン )1’−NMR,δppm: 1.7〜2.85(m、
 6)1)。
4.02(br、t、 IH)、 6.85(w、 I
JI)、 7.2(w、 I)l)参考例12 7−アミノメチル−4,5,6,7−チトラヒドロベン
ゾ(b)チオフェン 参考例13 7−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル)−4
,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン H’−NMR,δ1)PQI: 1.5〜3.4(m、
 9H)。
4.85(br、t、  11()、  6.85(冑
、  IH)。
7.15(宵、  IH)、  7.5〜8.0(q、
  4H)参考例14 2−ホルミル−7−(4−クロロベンゼンスルホンアミ
ドメチル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b
)チオフェン )1’−NMR,δI)I)m: 1.5〜3.4(o
+、 9)1)。
5.1(br、t、 IH)、 7.4(s、 LH)
、7.4〜7.9(q、 4H)、 9.85(s、 
IH)参考例15 5−(4−クロロベンゼンスルホンアミド)4、 5.
 6. 7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン 参考例16 (4−メチルベンゼンスルホンアミド)−4゜5゜ 6゜ 7−チトラヒドロベンゾ(b) チオフェ ン H’ −NMR,δppm:  1.7〜2.3(n+
、  2H)、  2.5(m、  3H)。
2.5〜3.15(m、  4H)、  3.7(m、
  IH)。
5.0(br、d、  IH)、  6.7(w、  
II()7.1(w、  IH)、  7.3〜7.9
5(4,4H)参考例17 4−(4−メチルスルホンアミドメチル)−4゜5、 
6. 7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン H’ −NMR δppm:  1.6〜2.2(m、  4H)2.6
5(s、  3H)、  2.7〜3.3(m、  5
H)4.5(br、t、  IH)、  6.75(w
、  IH)。
7.05(w、  IH)、  7.3〜7.85(q
、  4H)参考例18 4−(4−フルオロベンゼンスルホンアミドメチル)−
4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン 実施例1 コハク酸モノエチルクロライド592■のジクロロエタ
ン3〇−溶液に、攪拌・水冷下にて、塩化アルミニウム
798■を加える。30分間水水冷下拌した後、4−(
4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル)−4,5,
6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン1.02
 gを加え、さらに室温にて4時間攪拌する。反応終了
後、反応液を氷水+00−に注ぎ、クロロホルムで抽出
する。
得られたクロロホルム層を硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を留去し、クロロホルムを溶出溶媒とするシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにより残金を分離精製する
と、4−(4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメ
チル)−4,5,6゜7−チトラヒドロベンゾ(b)チ
オフェン−2−イル)−4−オキソブタン酸エチルエス
テル1.2gが得られる。
H’−NMR(CDCII)、δppm: 1.25(
t、 3H)。
1.3〜3.5 (m、 13H)、 4.15(q、
 2H)。
5.0(br、t、 IH)、 7.4(s、lH)。
7.35〜7.8(q、 4H) 実施例2 4− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル) −4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チ
オフェン−2−イル)−4−オキソブタン酸エチルエス
テル1.2 gをエタノール20m&’に溶解し、攪拌
しながら室温にて10%水酸化ナトリウム水溶液5−を
加え、2時間攪拌する。さらに40〜45°Cにて2時
間攪拌した後、減圧下に濃縮する。残金に水100−を
加え、10%塩酸水にてpHを3〜4として、酢酸エチ
ルで抽出する。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下に溶媒を留去すると結晶が得られる。この
結晶を酢酸エチルとへ牛サン(1: I)との混合溶媒
で再結晶すると、融点!60−162℃の結晶である4
−(4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル)
−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェ
ン−2−イル〕−4−オキソブタン酸0,9gか得られ
る。
実施例3 4−エトキシカルボニルブチリルクロライド700■の
ジクロロエタン3o−溶液に、攪拌・水冷下にて、塩化
アルミニウム798■を加える。30分間水水冷下拌し
た後、4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル
)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフ
ェン1.02 gを加え、さらに室温にて4時間攪拌す
る。反応終了後、反応液を氷水100rdに注ぎ、クロ
ロホルムで抽出する。得られたクロロホルム層を硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、クロロホルムを溶
出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り残金を分離精製すると、5− (4−(4−クロロベ
ンゼンスルホンアミドメチル)−4゜5.6.7−チト
ラヒドロベンゾ(b)チオフェン−2−イル〕−5−オ
キソペンタン酸エチルエステル1.25 gが得られる
実施例4 5− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イル)−5−オキソペンタン酸エチルエス
テル1.25 gをエタノール20−に溶解し、攪拌し
ながら室温にて10%水酸化ナトリウム水溶液5mlを
加え、2時間攪拌する。
さらに40〜50℃にて2時間攪拌した後、減圧下に濃
縮する。残金に水100m1を加え、】0%塩酸水にて
pHを3〜4として、酢酸エチルで抽出する。得られた
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留
去すると結晶が得られる。
この結晶を酢酸エチルとヘキサン(1: 1)との混合
溶媒で再結晶すると、融点132〜134°Cの結晶と
して5− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミド
メチル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)
チオフェン−2−イル)−5−オキソペンタン酸0.9
gか得られる。
実施例5 ジエチルホスホノ酢酸エチル448■をテトラヒドロフ
ラン10−に溶解し、攪拌・水冷下に水素化ナトリウム
(60%油性)100■を加える。
1時間室温で反応させた後、参考例4で得られた2−ホ
ルミル−4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル’)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チ
オフェン500■のテトラヒドロフラン5−溶液を滴下
する。滴下終了後、4時間室温にて反応させる。反応終
了後、反応液を飽和食塩水50−に注ぎ、酢酸エチル5
0tR1で抽出する。得られた有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒を留去し、クロロホルムを溶出溶媒と
するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより残金を
分離精製すると、油状物質として3−(4−(4−クロ
ロベンゼンスルホンアミドメチル)−4、5,6,7−
チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン−2−イル〕アク
リル酸エチルエステル520■が得られる。
H’−NMR,δppm: 1.33(t、 3H)、
 2.5〜3.4(m、9H)。
4.2(Q、 2H)、 5.0(br、t、 I)l
)。
6.1(w、IH)、 6.92(s、 IH)。
7.4〜7.95(m、 5H) 実施例6 3− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イル〕アクリル酸エチルエステル520■
のエタノール5rd溶液に、10%水酸化ナトリウム水
溶液2mlを加え、室温にて2時間攪拌する。さらに4
0〜50°Cで3時間加温・攪拌した後、減圧下に濃縮
する。残金に水20dを加え、10%塩酸水にてpHを
3〜4として、酢酸エチルで抽出する。得られた有機層
を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去する
と結晶か得られる。この結晶を酢酸エチルとヘキサン(
2l)との混合溶媒で再結晶すると、3(4−(4−ク
ロロベンゼンスルホンアミドメチル) −4,5,6,
7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン−2−イルコ
アクリル酸300■が得られる。このものは、融点15
8〜160°C1および216〜218°Cを示す結晶
多形か存在する。
実施例7 3−C4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル
)−4,5,6,7−チトラヒトロベンゾ(b)チオフ
ェン−2−イルコアクリル酸960■をエタノールl0
m1に溶解し、10%パラジウム−炭素触媒500■を
加え、水素気流中、室温常圧にて接触還元を行なう。反
応終了後、反応液から10%パラジウム−炭素触媒を濾
去し、母液を濃縮すると結晶が得られる。この結晶を酢
酸エチルとへキサン(2: l)との混合溶媒で再結晶
すると、融点144〜145℃の3− (4−(4−ク
ロロベンゼンスルホンアミドメチル)−4゜5、 6.
 7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン−2−イル
〕プロピオン酸700■が得られる。
実施例8 メタノール15rR1に硝酸第二タリウム(3分子結晶
水含有)2.22gと60%過塩素酸3mlを溶解し、
攪拌しながら室温下に2−アセチル−4(4−クロロベ
ンゼンスルホンアミドメチル)=4、 5. 6. 7
−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン1.3 gのメ
タノール10m1溶液を滴下する。
滴下後、3時間攪拌を続ける。反応終了後、析出した結
晶を濾去し、母液を水50tnlに注いて、クロロホル
ムで抽出する。得られたクロロホルム層を濃縮し、クロ
ロホルムを溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより残金を分離精製すると、油状物質として
(4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル’)
−4,5,6゜7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェ
ン−2−イル〕酢酸メチルエステル950■が得られる
H’−NMR,δppm: 1.5〜3.4(m、 9
H)、 3.7(br、s、 5H)4.9(br、l
 IH)、 6.55(s、1N)、7.4〜7.9(
(1,4N>実施例9 (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル) 
−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェ
ン−2−イル〕酢酸メチルエステル950■を実施例2
と同様の方法で加水分解することにより、融点125〜
126°Cの結晶である(4−(4−クロロベンゼンス
ルホンアミドメチル)−4,5,6,7−チトラヒドロ
ベンゾ(b)チオフェン−2−イル〕酢酸700■が得
られる。
実施例10 2−ホルミル−4−(4−クロロベンゼンスルホンアミ
ドメチル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ[b
)チオフェン2.0gのエタノール30イ溶液に硝酸銀
4.0 gの16m1水溶液を加え、60〜70°Cに
加温し、撹拌する。本溶液に水酸化ナトリウム1.8 
gの1〇−水溶液を滴下する。
滴下終了後、さらに1時間、60°Cで撹拌する。
反応終了後、室温まで冷却し、析出した無機物を濾去す
る。得られた溶液を10%塩酸水にて酸性とし、酢酸エ
チルで抽出する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、
減圧にて溶媒を留去すると、融点189〜191″Cの
結晶である4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメ
チル)−4,5゜6.7−チトラヒドロベンゾ(b)チ
オフェン−2−カルボン酸1.8gが得られる。
以下同様にして下記の本発明の一般式(I)の化合物を
合成することができる。
実施例11 4− (7−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イル)−4−オキソブタン酸エチルエステ
ル 実施例12 4− (7−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ〔b〕チオ
フェン−2−イル)−4−オキソブタン酸、融点105
〜106℃ 実施例13 3− (7−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イルエチクリル酸エチルエステル 実施例14 3〜(7−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル
)−4,5,6,7−チトラヒトロベンゾ(b)チオフ
ェン−2−イルコアクリル酸、融点173〜175°C
(分解) 実施例15 3− (7−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル) −4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ[b)チ
オフェン−2−イル〕プロピオン酸、融点154〜15
5°C 実施例16 4− (5−(4−クロロベンゼンスルホンアミド)−
4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフェン
−2−イルゴー4−オキソブタン酸エチルエステル 実施例17 4− (5−(4−クロロベンゼンスルホンアミド)4
、 5. 6. 7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフ
ェン−2−イルツー4−オキソブタン酸、融点170〜
172°C 実施例18 4− (5−(4−メチルベンゼンスルホンアミド)4
、 5. 6. 7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフ
ェン−2−イルゴー4−オキソブタン酸エチルエステル H’ −NIJR,δppm:  1.3(t、  3
tl)、  1.7〜2.3(m、  2H)2.5(
s、 3H)、 2.5〜3.3(m、 8ft)3.
8(m、 IH)、 4.2(q、 2H)5、+5(
br、iv、  IH)、  7.3〜7.95(s、
4. 5H)実施例19 4− (5−(4−メチルベンゼンスルホンアミド)4
、 5. 6. 7−チトラヒドロベンゾ(b)チオフ
ェン−2−イルツー4−オキソブタン酸、融点162〜
164℃ 実施例20 4− (4−(4−メチルベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イルゴー4−オキソブタン酸エチルエステ
ル 実施例21 4− (4−(4−メチルベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イルツー4−オキソブタン酸、融点120
℃ 実施例22 5− (4−(4−メチルベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イル〕−5−オキソペタン酸、融点150
℃〜152°C 実施例23 4− (4−(4−フルオロベンゼンスルホンアミドメ
チル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チ
オフェン−2−イル〕−4−オキツブタン酸エチルエス
テル、融点140℃〜142°C実施例24 4− (4−(4−フルオロベンゼンスルホンアミドメ
チル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チ
オフェン−2−イルツー4−オキソブタン酸、融点16
0″C〜161℃ 実施例25 5− (4−(4−フルオロベンゼンスルホンアミドメ
チル’)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)
チオフェン−2−イル〕−5−オキソペタン酸、融点1
30°C−132°C 実施例26 4− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−6,6−シメチルー4. 5. 6. 7テトラ
ヒドロベンゾ(b)チオフェン−2−イル〕−4−オキ
ツブタン酸、融点183°C−185°C実施例27 4− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル) −4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チ
オフェン−2−イルコブタン酸、融点153℃〜155
℃ 実施例28 7− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イルツー6−ヘブテン酸実施例29 7− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イル)へブタン酸実施例30 6− [4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イル〕−5−ヘキセン酸、融点108℃〜
110℃ 実施例31 6− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル”)−4,5,6,7−チトラヒFロベンゾ(b)チ
オフェン−2−イルフカプロン酸、融点96℃〜98℃ 実施例32 3− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−6,6−シメチルー4. 5. 6. 7−チト
ラヒドロベンゾ(b)チオフェン−2−イル)プロピオ
ン酸、融点180℃〜182℃実施例33 5− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル) −4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チ
オフェン−2−イル)−2,2−ジメチル−5−オキソ
ベンタン酸、融点132°C〜135°C 実施例34 3− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル)−6,6−シメチルー4. 5. 6. 7−チト
ラヒドロベンゾ(b)チオフェン−2−イル)アクリル
酸エチルエステル、融点124℃〜126℃ 実施例35 4−(4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチル
) −4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ(b)チオ
フェン−2−イル)−2,2−ジエチル−4−オキソブ
タン酸、融点160℃〜162°C 実施例36 4− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル) −4,5,6,7−チトラヒドロベンゾTo)チ
オフェン−2−イル)−2,2−ジエチルブタン酸、融
点100°C−102℃実施例37 4− (4−(4−クロロベンゼンスルホンアミドメチ
ル’)−4,5,6,7−チトラヒドロベンゾ〔b)チ
オフェン−2−イル〕−4−ヒドロキシブタン酸エチル
エステル H’−NMR(CDC12)、  δppm: 1.3
3 (t、 38)。
1.65〜3.33 (m、 14H)、 4.21 
(Q、 2H)4.6〜5.+5(叱 2)1)、  
6.75 (s、  IH)。
7.5〜8.1 (q、 4H) 〔発明の効果〕 次に、薬理実験により本発明の化合物の作用・効果を具
体的に説明する。
また、本薬埋実験中、対照薬としてp−(2ベンゼンス
ルホンアミドエチル)フェノキシ酢酸(BM−1317
7)を用いた。
薬理実験l;血小板凝集能に対する作用試験方法はジャ
ーナル・オン・フィジオロジ−(Journal of
 Physiology、第168巻、第178〜18
8頁、1963年)に記載された方法に従って行なった
。すなわち、ウサギから血液9容に対し、3.8%クエ
ン酸ナトリウム溶液l容になるように採取した血液を1
100Orpで10分間遠心分離して血小板多血漿(P
PP)を分離した。
さらに、300 Or pmで10分間遠心分離して乏
血小板血漿(PPP)を得た。300μlのPRPに3
μlの試験化合物溶液を加え、37°Cで2分間加温し
た後、3μlのアラキドン酸ナトリウム溶液を加えて血
小板凝集を惹起した。凝集の程度は血小板凝集メーター
にッコウ・バイオサイエンス社製)を用いて、透光度の
変化で測定した。
凝集メーターはPRPおよびPPPで0〜100%の光
透過を調節した。試験化合物による凝集の抑制は次の式
から求めた。結果は第1表に示した。
薬理実験2 :TXAt誘導体(U−46619)によ
る血管収縮に対する作用 ウサギ大動脈摘出標本の収縮はブリティシュ・ツヤ−ナ
ル・才ブ・ファーマコロジー(BritishJour
nal of Pharmacolog、第76巻、第
423〜438頁、1982年)に記載されている方法
を一部改変して測定した。すなわち、放血屠殺したウサ
ギから腹部大動脈を摘出し、クレブスーヘンセレイト溶
液中で周囲の結合組織を除去した後、約3mmの幅で長
さ約30mmのラセン状に切り標本とした。標本は37
℃に加温し、混合ガス(95%の酸素および5%の二酸
化炭素)を通気している10m1のクレブスーヘンセレ
イト溶液の入った浴槽に1gの負荷を懸けて懸垂した。
トロンボキサンAt(TXAz)は不安定なため、TX
A2の代わりにその安定誘導体の(15S)−ヒドロキ
シ−11α、9α−エボキシメタノ)プロスタ−5Z、
 13E−ジエン酸(U−46619)を用い、累積的
に加えて収縮を惹起した。
収縮の強さはアイソトニック・トランスデユーサ−(i
sotonic transducer)を用いて等張
性にした。
試験化合物による収縮の抑制は用量反応曲線からpA、
を求めて表示した。pA!は活性物質の用量反応曲線を
2倍だけ高用量側へ平行移動させるに必要な競合的拮抗
薬のモル濃度の逆対数である。結果は第1表に示した。
WX1表:血小板凝集能および摘出血管のU−4661
9による収縮に対する作用 上記薬理試験およびその他の試験から、本発明の一般式
(1)の化合物およびその医薬上許容しうる塩はヒトを
含むイヌ、ウシ、ウマ、ラット、マウスなどの哺乳動物
に対し、トロンボキサンAt(TXAz)レセプターの
強力なアンタゴニストとして作用し、トロンボキサンA
!に起因する血小板凝集、血管収縮、気管収縮を抑制す
るものであり、例えば0冠循環障害(心筋梗塞、不整脈
、狭心症なと)、動脈硬化症、血栓症、脳循環障害、気
管支喘息などの予防または治療のための医薬として有用
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2は同一または異なって水素、低
    級アルキル、ハロ低級アルキルを示し、R^3は水素、
    ハロゲン、低級アルキル、ハロ低級アルキルを示し、A
    、Bは同一または異なって単結合、低級アルキレンを示
    し、Yは単結合、低級アルキレン、カルボニル、低級ア
    ルケニレンを示し、X^1、X^2は同一または異なっ
    て、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロ低級アルキル
    、低級アルコキシ、水酸基、ニトロ、シアノ、アミノを
    示す。)により表わされるベンゾチオフェン誘導体、そ
    のエステルまたはその塩。
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