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JPH03173730A - 工具用非発火性銅合金 - Google Patents

工具用非発火性銅合金

Info

Publication number
JPH03173730A
JPH03173730A JP31395489A JP31395489A JPH03173730A JP H03173730 A JPH03173730 A JP H03173730A JP 31395489 A JP31395489 A JP 31395489A JP 31395489 A JP31395489 A JP 31395489A JP H03173730 A JPH03173730 A JP H03173730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
strength
nonpyrophoric
copper alloy
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31395489A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kato
敏弘 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP31395489A priority Critical patent/JPH03173730A/ja
Publication of JPH03173730A publication Critical patent/JPH03173730A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、工具用材料として用いられている非発火性銅
合金に関するものである。
(従来の技術) 一般に、非磁性安全工具、磁場内作業用安全靴の鋲、磁
性粉のプレスに用いられる金型、非磁性ボールベアリン
グなどに用いられる材料には、非磁性であること、つま
り、透磁率が低いことが必要であるとともに高強度であ
ることが必要である。
さらに、引火の危険性がある場所、例えば、石油化学工
業及びガス化学工業などの工場、危険物取扱い倉庫、鉱
山、油田などの火気禁止地区では、不測の爆発事故防止
のために、衝撃や摩擦によっても発火しない特性が要求
される。
従来、上記の用途には、非磁性である、発火しないなど
の理由で銅系材料が用いられているが、その中でも、高
強度であることからベリリウム銅が広く用いられている
。また、一部には、ベリリウム銅の代替材料として、ア
ルミニウム青銅も用いられている。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、ベリリウム銅は非磁性及び非発火性であ
り高強度であることから広く用いられているが、ベリリ
ウムが高価であることと人体に対して有毒であることか
ら、安価でかつ人体に対しても安全な代替材料の開発が
望まれている。また、ベリリウム銅の代替え材料として
一部で使用されているアルミニウム青銅は、ベリリウム
鋼と比較すると強度が低く、前述の用途に要求される特
性を満足させているとは言えない。
本発明者は上記に鑑みNi  5〜25%、Si0.1
〜3.0%、Al0.1〜3.0%、残部がCu及び不
可避不純物よりなることを特徴とする工具用非発火性銅
合金を特願平1−262557によって既に提供し、鉄
鋼材料と同等の強度を持ち、高強度でありながら非磁性
かつ非発火性であり、安価にして人体にも安全な上記合
金を開発した。本発明者はこの先願合金に関しその后更
に鋭意・研究・実験を積み重ねた結果、上記の先願合金
に対しSnを一定範囲内に加えた場合、硬度及び引張強
度が更に改善されることを知見し。
こNに本発明を提供するに至ったものである。
(課題を解決するための手段) 本発明はNi  5〜25重量%、Si0.1〜3.0
重量%、A10.1〜3.0重量%、Sno、01〜3
.0重量%、(以下1組成を示す%は重量%とする。)
、残部Cu及び不可避不純物からなることを特徴とする
合金を利用することにより充分な硬度、強度を保ちなが
ら、非磁性かつ非発火性であり、安価でかつ人体に対し
ても安全な工具用部材の提供を可能にしたものである。
(作用) 本発明で規定された条件に関してその作用を説明する。
Niは時効処理によりSiおよびA1と化合物を作って
析出し強度を向上させると同時に耐熱性を向上させる元
素であるが、5〜25%としたのは、5%未満では強度
および耐熱性が充分でなく、25%を超えると加工性が
低下するためである。Siは時効処理によりNiと化合
物を作って析出し強度を向上させる元素であるが、0゜
1%未満では析出硬化現象が充分に得られないので高強
度が得られず、3.0%を越えると溶体化処理によって
も固溶されない分散相が多くなり加工性が低下するため
である。AlもSiと同様にNiと化合物を作って析出
し強度を向上させる元素であるが、0.1%未満では析
出硬化現象が充分に得られないため高強度が得られず、
3.0%を越えると加工性が低下するとともに、鋳造時
の欠陥が増加するためである。Snは、母相に固溶する
ことにより強度を向上させる元素であるが、0.01%
〜3.0%としたのは、0.01%未満では強度の向上
に寄与ところが少なく、3.0%を越えると熱間加工が
困難となるばかりでなく、冷間における加工性も低下す
るためである。さらに、本発明の組成範囲においては、
衝撃や摩擦によって発火しないことが確認された。
実施例 (実施例1) 電気銅4345g、電気ニッケル300g、15%5i
−Cu母合金200g、50%Al−CU母合金105
gを原料として、Ni  5.8%、Si0.7%、 
A11.2%、Sn0.8%、残部Cu  からなる本
発明合金Ha 1を大気溶解炉で5kg溶解・鋳造して
80wX35tX110Lのインゴットを得た。得られ
たインゴットの両面を3m面削した後、900℃で熱間
圧延を行なって厚さ10mの板とし、続いて水中に焼入
れした。
さらに1両面を0.5am面削した後、N2雰囲気中5
00〜550℃で2時間の時効処理を行ない試料とした
1本発明合金Nα1は、ビッカース硬度Hv279、引
張強さ88.7kg/ms”を示し、グラインダーによ
る発火試験でも発火は認められない。
(実施例2) 電気鋼4155g、電気ニッケル450g、15%5i
−Cu母合金167g、50%At−CU母合金105
gを原料として、Ni9.0%、Si0.5%、Al0
.8%、Sn2.5%、残部Cu  からなる本発明合
金&2を本発明合金&1と同様の方法で作製し、試料と
した0本発明合金&2はビッカース硬度Hv310、引
張強さ97.6kg/閣2を示し、グラインダーによる
発火試験でも発火は認められない。他に組成比を変えて
同様の方法で本発明合金面3〜Na 5を作製し測定し
た結果もまとめて第1表に示す。
(比較例1)(特願平1−262557の実施例1相当
) 電気銅4495g、電気ニッケル250g、15%5i
−Cu母合金183g、50%Al−CU母合金74g
を原料として、Ni5.5%。
Si0.6%、A10.8’%L、残部Cu  からな
る合金(比較例合金&1)を本発明合金Nα1と同様の
方法で作製し、試料とした。比較例合金Nα1はグライ
ンダーによる発火試験では発火は認められないがその材
料強度はビッカース硬度Hv262、引張強さ77.6
/nu2であった。他に組成比を変えて比較例合金Nα
2〜Nα3を同様の方法で作製し測定した結果をもまと
めて第2表に示す。
(従来合金) 市販の機械構造用炭素1s55Gに830℃×30m1
n、 W、 Qの焼入れ・600℃X6Qmin。
W、Qの焼戻しを施したもの(従来合金Ha 1 )は
、ビッカース硬度Hv275、引張強さ86.8kg/
m”を示すが、グラインダーによる発火試験では多量の
発火が認められた。なお、アルミニウム青銅を従来合金
Nn2として表示した。
以上より本発明合金は、先願合金に較べて硬度及び引張
強度に於て一歩優れると共に先願合金同様非発火性を示
すことがわかる。なお、従来合金は硬度、強度に於い本
発明合金より劣る上発火性であると云う致命的欠陥を有
する。
(以下余白) (発明の効果) 本発明合金は、実施例から明らかなように、鉄鋼材料と
同等の強度を持つ先願合金の強度・硬度を更に改善する
と共に、高強度でありながら、非磁性かつ非発火性であ
り、また、安価でかつ人体に対しても安全な従来の課題
を解決した工具用として好適な銅合金が得られ、工業的
効果が非常に大きい。
一以上一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 組成が重量比でNi5〜25%、Si0.1〜3.0%
    、Al0.1〜3.0%、Sn0.01〜3.0%、残
    部Cu及び不可避不純物よりなることを特徴とする工具
    用非発火性銅合金。
JP31395489A 1989-12-01 1989-12-01 工具用非発火性銅合金 Pending JPH03173730A (ja)

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JP31395489A JPH03173730A (ja) 1989-12-01 1989-12-01 工具用非発火性銅合金

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JPH03173730A true JPH03173730A (ja) 1991-07-29

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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