JPH0299612A - 吸湿性繊維 - Google Patents
吸湿性繊維Info
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- JPH0299612A JPH0299612A JP24782588A JP24782588A JPH0299612A JP H0299612 A JPH0299612 A JP H0299612A JP 24782588 A JP24782588 A JP 24782588A JP 24782588 A JP24782588 A JP 24782588A JP H0299612 A JPH0299612 A JP H0299612A
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Landscapes
- Multicomponent Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、熔融紡糸により得られる芯鞘複合形態を有す
る吸湿性の合成繊維に関するものである。
る吸湿性の合成繊維に関するものである。
(従来の技術)
合成繊維、とりわけ熔融紡糸により得られる合成繊維は
、性能的にも、工業的にも優位な位置にあり、とりわけ
ポリエステル繊維はその主流となっている。
、性能的にも、工業的にも優位な位置にあり、とりわけ
ポリエステル繊維はその主流となっている。
しかしながら、これら合成繊維には、ウール、絹、麻、
木綿などの天然繊維の有する吸湿性に劣リ、ポリアミド
(ナイロン)でもせいぜい標準状態で4%程度である。
木綿などの天然繊維の有する吸湿性に劣リ、ポリアミド
(ナイロン)でもせいぜい標準状態で4%程度である。
これに対して後加工により吸湿剤を付与する事も実施さ
れているが、これは洗濯に対する耐久性が劣り、実用上
問題がある。また、ポリアミド(ナイロン6)繊維に対
しアクリル酸をグラフト重合させ、Na化処理する方法
も提案されているが、これは吸湿によりズルズルとぬめ
り・、快適性を与えるどころか不快感を与えるものでし
かない。
れているが、これは洗濯に対する耐久性が劣り、実用上
問題がある。また、ポリアミド(ナイロン6)繊維に対
しアクリル酸をグラフト重合させ、Na化処理する方法
も提案されているが、これは吸湿によりズルズルとぬめ
り・、快適性を与えるどころか不快感を与えるものでし
かない。
さらにポリアミドを改質したちのも最近提案されている
が、本来、染色物の耐光堅牢性が弱いポリアミドを改質
したが故にさらに悪化し、実用上問題が残るのである。
が、本来、染色物の耐光堅牢性が弱いポリアミドを改質
したが故にさらに悪化し、実用上問題が残るのである。
また、吸湿により繊維表面の摩擦抵抗が大巾に変化し、
工程上のトラブルを生ずる結果となるのである。
工程上のトラブルを生ずる結果となるのである。
(発明が解決しようとする課題)
以上本発明は、上記従来技術における諸欠点を生ずるこ
とのない吸湿率の侵ねた合成繊維を得んとするものであ
る。
とのない吸湿率の侵ねた合成繊維を得んとするものであ
る。
(課題を解決するための手段)
従来、疎水性樹脂は、水に漏れにくいので、水蒸気も通
しにくいと考えられたためか、鞘成分にこの機な樹脂を
用いた場合、芯成分に高吸湿性成分を用いても疎水性が
優先し、吸湿しないか、又は吸湿してらそれに長時間を
必要とすると思われてきた。
しにくいと考えられたためか、鞘成分にこの機な樹脂を
用いた場合、芯成分に高吸湿性成分を用いても疎水性が
優先し、吸湿しないか、又は吸湿してらそれに長時間を
必要とすると思われてきた。
しかしながら本発明者らが鋭意試験した結果、若干の吸
湿速度差は生ずるものの、水蒸気の透過は、例えばポリ
エチレンテレフタレートIN脂でも、はとんど妨げぬ事
が明らかとなり、本発明に到達したものである。
湿速度差は生ずるものの、水蒸気の透過は、例えばポリ
エチレンテレフタレートIN脂でも、はとんど妨げぬ事
が明らかとなり、本発明に到達したものである。
即ち本発明は、
[標準状態において10%以上の吸湿率を有する熱可塑
性樹脂を芯成分とす・る熔融紡糸により得られる芯鞘複
合繊維であって、下記(1)式を満足する但し R1:
芯部を構成する吸湿性樹脂の標準状態での吸湿率 Rt+鞘部を構成する樹脂の標準状態での吸湿率 P :芯鞘複合繊維における芯成分の占める面積比率の
逆数 また標準状態とは、気温20°C相対湿度65%の状態
をいう」 である。
性樹脂を芯成分とす・る熔融紡糸により得られる芯鞘複
合繊維であって、下記(1)式を満足する但し R1:
芯部を構成する吸湿性樹脂の標準状態での吸湿率 Rt+鞘部を構成する樹脂の標準状態での吸湿率 P :芯鞘複合繊維における芯成分の占める面積比率の
逆数 また標準状態とは、気温20°C相対湿度65%の状態
をいう」 である。
前記(1)式で示されるKは、本発明により得られる吸
湿繊維の襟q状態での吸湿率(以下、標準吸湿率と略記
する)を示す。即ち本発明によれば、標準吸湿率5%以
上の吸湿繊維が得られるのである。
湿繊維の襟q状態での吸湿率(以下、標準吸湿率と略記
する)を示す。即ち本発明によれば、標準吸湿率5%以
上の吸湿繊維が得られるのである。
本発明においては、標準吸湿率10%以上の熱可塑性樹
脂を芯成分とする事が重要である。繊維表面に該成分を
露出させぬ事が吸湿による風合の悪化、例えばヌメヌメ
感や摩擦係数の変化による工程トラブル、さらには耐光
性の悪化等を防止でき、重要である。
脂を芯成分とする事が重要である。繊維表面に該成分を
露出させぬ事が吸湿による風合の悪化、例えばヌメヌメ
感や摩擦係数の変化による工程トラブル、さらには耐光
性の悪化等を防止でき、重要である。
さらにその芯鞘比率であるが、(1)式のPで示される
範囲が好ましく、さらに好ましい範囲は、り過ぎて紡糸
工程上不安定になり、また、遮蔽効果による耐光性向上
効果か期待てきなくなる。
範囲が好ましく、さらに好ましい範囲は、り過ぎて紡糸
工程上不安定になり、また、遮蔽効果による耐光性向上
効果か期待てきなくなる。
また、P〉5となると逆に鞘が厚くなり過ぎて、水分の
透過速度に影響し好ましくない。Pは標準状態に於て少
くとも10分以内に、標準吸湿率の■ −に到達する様に許容範囲内で選択されるべきである。
透過速度に影響し好ましくない。Pは標準状態に於て少
くとも10分以内に、標準吸湿率の■ −に到達する様に許容範囲内で選択されるべきである。
さらに、本発明によれば高吸湿性熱可塑性樹脂を芯鞘構
造の芯部に用いるが故に、この高吸湿性熱可塑性樹脂と
して水溶性の1filt指を用いることができる。
造の芯部に用いるが故に、この高吸湿性熱可塑性樹脂と
して水溶性の1filt指を用いることができる。
高吸湿性のW脂は、即ち親水性であり、冷水には難溶で
あっても、熱水(例えば、130℃の加圧水等)には、
その一部または全部が溶出するものが多く、一方、合成
繊維はその工程上例えば染色工程などで熱水にさらされ
る。従って、本発明の実施に当っては、水溶性樹脂を用
いる場合、鞘部分の破れはもちろん、ピンホールをも生
じない様留意する事が重要である。
あっても、熱水(例えば、130℃の加圧水等)には、
その一部または全部が溶出するものが多く、一方、合成
繊維はその工程上例えば染色工程などで熱水にさらされ
る。従って、本発明の実施に当っては、水溶性樹脂を用
いる場合、鞘部分の破れはもちろん、ピンホールをも生
じない様留意する事が重要である。
本発明において鞘部を形成する樹脂としては、特に好ま
しく用いられるものにポリエステルがあげられる。この
ポリエステルとは、構成単位の85mof2%以上がエ
チレンテレフタレート残基またはブチレンテレフタレー
ト残基のものをいう。これらは、例えば、イソフタル酸
及びその誘導体、5スルホイソフタル酸及びその誘導体
、ナフタレンジカルボン酸およびその誘導体等で改質さ
れたものも含む。また、染顔料による原着や、ポリアル
キレングリコール等の添加や共重合等、様々な改質が施
されたものを用いることができ、繊維形成能を損うこと
がなく熱水に溶解しない範囲での改質が許容される。
しく用いられるものにポリエステルがあげられる。この
ポリエステルとは、構成単位の85mof2%以上がエ
チレンテレフタレート残基またはブチレンテレフタレー
ト残基のものをいう。これらは、例えば、イソフタル酸
及びその誘導体、5スルホイソフタル酸及びその誘導体
、ナフタレンジカルボン酸およびその誘導体等で改質さ
れたものも含む。また、染顔料による原着や、ポリアル
キレングリコール等の添加や共重合等、様々な改質が施
されたものを用いることができ、繊維形成能を損うこと
がなく熱水に溶解しない範囲での改質が許容される。
また芯部を形成する樹脂として特に好ましく用いられる
もののもう1つにポリアミドをあげることができる。ポ
リアミドとしては、ナイロン−6、ナイロン−66、ナ
イロン−12、およびこれらの共重合体等を例示するこ
とができる。
もののもう1つにポリアミドをあげることができる。ポ
リアミドとしては、ナイロン−6、ナイロン−66、ナ
イロン−12、およびこれらの共重合体等を例示するこ
とができる。
本発明に用いられる標準状態で10%以上、特に好まし
くは、20%以上の吸湿率を有する熱可塑性樹脂として
は、例えば、特開昭60−49029.53537.1
12826号公報等に開示される如き、2種のアミド塩
とポリエチレングリコールとの共重合体等を例示するこ
とができるが、必ずしもこれに限定されるものではない
。要は、熱可塑性で、芯鞘複合繊維の芯成分として複合
できるもので、標準吸湿率105以上であることが重要
である。
くは、20%以上の吸湿率を有する熱可塑性樹脂として
は、例えば、特開昭60−49029.53537.1
12826号公報等に開示される如き、2種のアミド塩
とポリエチレングリコールとの共重合体等を例示するこ
とができるが、必ずしもこれに限定されるものではない
。要は、熱可塑性で、芯鞘複合繊維の芯成分として複合
できるもので、標準吸湿率105以上であることが重要
である。
なお本発明においては、紫外線吸収剤、酸化防止剤等や
、艶消剤、染顔料等を適宜用い得るのはいうまでもない
。
、艶消剤、染顔料等を適宜用い得るのはいうまでもない
。
本発明における吸湿率は、被検体を80’C(熔融等が
生ずる場合は、適宜温度を調節)にて、200時間以上
真空乾燥し、これを標準状態に200時間以上放置して
求めた。また経時的に追跡すれば、吸湿速度を、求めら
れる。
生ずる場合は、適宜温度を調節)にて、200時間以上
真空乾燥し、これを標準状態に200時間以上放置して
求めた。また経時的に追跡すれば、吸湿速度を、求めら
れる。
以下実施例にて、さらに詳しく説明する。
実施例1〜4、比較例1.2
水溶性ポリアミド(東し製AQナイロン−A90、標準
吸湿率25%)を芯成分とし、ポリエチレンテレフタレ
ート(標準吸湿率0.2%、Ti0z=0.25%含有
、[η]= 0.68)を鞘成分として、通常の複合紡
糸機により芯鞘複合比を変更して紡糸し、ローラープレ
ート延伸機にて延伸して、75d−24fの延伸糸とし
た。これらの標準吸湿率を測定した結果、及び常法によ
る染色加工、JISに従った耐光堅牢性を測定した結果
を表−1に示す。
吸湿率25%)を芯成分とし、ポリエチレンテレフタレ
ート(標準吸湿率0.2%、Ti0z=0.25%含有
、[η]= 0.68)を鞘成分として、通常の複合紡
糸機により芯鞘複合比を変更して紡糸し、ローラープレ
ート延伸機にて延伸して、75d−24fの延伸糸とし
た。これらの標準吸湿率を測定した結果、及び常法によ
る染色加工、JISに従った耐光堅牢性を測定した結果
を表−1に示す。
実施例1.2は吸湿性、耐光性共に良好な例を、実施例
3は、吸湿速度がやや遅いものの合格ラインの例を、ま
た、実施例4は、吸湿性能は抜群であるが、鞘かうすい
ために耐光性が消費性能上、低下してくるが合格ライン
の例を示す。一方比較例」は鞘か厚いために、吸湿速度
が消費性能上問題となる例を、比較例2は、鞘を薄くし
たため吸湿速度等は抜群であるが、染色物の耐光性か劣
り、また、染色時の鞘の破裂のために芯部の露出を生し
、ヌメヌメ感を生じた例を示す。
3は、吸湿速度がやや遅いものの合格ラインの例を、ま
た、実施例4は、吸湿性能は抜群であるが、鞘かうすい
ために耐光性が消費性能上、低下してくるが合格ライン
の例を示す。一方比較例」は鞘か厚いために、吸湿速度
が消費性能上問題となる例を、比較例2は、鞘を薄くし
たため吸湿速度等は抜群であるが、染色物の耐光性か劣
り、また、染色時の鞘の破裂のために芯部の露出を生し
、ヌメヌメ感を生じた例を示す。
実施例5.6、比較例3.4
高吸湿性樹脂(プラウエツトG −2068三菱油化(
株)製、標準吸湿率42%)を芯成分とし、鞘成分に5
−スルホイソフタル酸Na塩を2.5mof2%共重合
した改質ポリエステル(Tie、・O,Q5wt%含宵
[η]= 0.58、標準吸湿率0.3%)を用い、実
施例1と同様にして評価した。
株)製、標準吸湿率42%)を芯成分とし、鞘成分に5
−スルホイソフタル酸Na塩を2.5mof2%共重合
した改質ポリエステル(Tie、・O,Q5wt%含宵
[η]= 0.58、標準吸湿率0.3%)を用い、実
施例1と同様にして評価した。
また実施例5.6の芯鞘を入れかえて延伸糸を得た。こ
れを編地としようとしたが、糸の摩擦抵抗が極めて大き
゛く、編地とするのが極めて困難であった。これらの結
果を表−2に示す。
れを編地としようとしたが、糸の摩擦抵抗が極めて大き
゛く、編地とするのが極めて困難であった。これらの結
果を表−2に示す。
ナイロン系の耐光性は、本質的に弱いが実施例7では十
分に実用に供し得る。しかし比較例5では、不可、また
編地のプレセットで部分的に黄変し、実用にならない例
である。
分に実用に供し得る。しかし比較例5では、不可、また
編地のプレセットで部分的に黄変し、実用にならない例
である。
実施例5.6は良好な性能を示す例であり、比較例3.
4は吸湿性は良好であるが、染料の移行が生じ実用上問
題があり、また、ぬめって生ゴムの様な風合となり好ま
しくない例である。
4は吸湿性は良好であるが、染料の移行が生じ実用上問
題があり、また、ぬめって生ゴムの様な風合となり好ま
しくない例である。
実施例7、比較例5
芯成分として、水溶性ポリアミド(東し製AQ−ナイロ
ンP−70標準吸湿率15%)、鞘成分として、Nyl
on −6(tl準吸湿率3.5%)を用い、実施例1
と同様にして評価した。その結果を表−3に示す。
ンP−70標準吸湿率15%)、鞘成分として、Nyl
on −6(tl準吸湿率3.5%)を用い、実施例1
と同様にして評価した。その結果を表−3に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)標準状態において10%以上の吸湿率を有する熱可
塑性樹脂を芯成分とする熔融紡糸により得られる芯鞘複
合繊維であつて、下記(1)式を満足することを特徴と
する吸湿性芯鞘複合繊維 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・(1) 但し R_1;芯部を構成する吸湿性樹脂の標準状態で
の吸湿率 R_2;鞘部を構成する樹脂の標準状態での吸湿率 P;芯鞘複合繊維における芯成分の占める面積比率の逆
数 また標準状態とは、気温20℃相対湿度65%の状態を
いう 2)鞘を構成する樹脂がポリエステルであり、芯を構成
する樹脂がポリアミドでることを特徴とする請求項第1
項記載の吸湿性芯鞘複合繊維 3)標準状態において10%以上の吸湿率を有する熱可
塑性樹脂が水溶性樹脂であることを特徴とする請求項第
1項または第2項記載の吸湿性芯鞘複合繊維
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24782588A JPH0299612A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 吸湿性繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24782588A JPH0299612A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 吸湿性繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0299612A true JPH0299612A (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=17169227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24782588A Pending JPH0299612A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 吸湿性繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0299612A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997016586A1 (en) * | 1995-10-30 | 1997-05-09 | Uni-Charm Corporation | Water retentive cellulose fiber, method of manufacturing the same, and water retentive sheet comprising cellulose fiber of high water retentivity |
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