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JPH0283331A - インターロイキン−2、及びインターフェロン−γ誘起剤とその製造方法 - Google Patents

インターロイキン−2、及びインターフェロン−γ誘起剤とその製造方法

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JPH0283331A
JPH0283331A JP63232991A JP23299188A JPH0283331A JP H0283331 A JPH0283331 A JP H0283331A JP 63232991 A JP63232991 A JP 63232991A JP 23299188 A JP23299188 A JP 23299188A JP H0283331 A JPH0283331 A JP H0283331A
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JP
Japan
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ifn
seeds
interferon
extracted
distilled water
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Shinya Okubo
大久保 新也
Mitsunobu Sato
光信 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インターロイキン−2、及びインターフェロ
ン−73Fr起剤(以下、それぞれI L−2、IFN
−rという。)、特にナンバンギセルの種子を原料とす
るI L−2、およびIFN−γ誘起剤とその製造方法
に関する。
〔従来の技術〕
インターフェロン誘起剤は、ヒト、動物の細胞に作用し
て、インターフェロンを誘起する物質であり、インター
フェロン誘起作用を有する天然物質は種々知られている
が、それらの多くは強い副作用を有している。そのため
漢方薬当帰を熱水で処理し、その抽出液からIFN誘起
活性を有する物質が単層され(特開昭53−32107
号公報)、また漢方薬全白皮から同様にIFN誘起活性
物質が単層される(1!開昭53−99313号公報)
等いくつかの報告がなされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、強壮剤として知られている(床用書店、総合
藁用値物、第106〜107頁、昭和11年発行)ナン
バンギセル(八eglnetia IndicaL;A
IL)の種子からの抽出物質が、著しいIL2、及びI
FN  r誘起活性を有する成分を有し、かつ副作用を
有しないことを見出し、その提供と有効分画の分離、精
製手段の提供を課題とする。
[課題を解決するための手段〕 ナンバンギセルは、ハマウツボ科ナンバンギセル属の1
年生無葉緑植物で、ススキ、ミョウガ、サトウキビ等の
根に寄生し、果実のうちに無数のほこりのように細かい
種子を入れている。
本発明のインターロイキン−2、及びインターフェロン
−T誘起剤は、このナンバンギセルの種子から単離され
ることを竹(改とし、ナンバンギセルの種子より蒸溜水
、特に蒸溜水がリン酸緩衝生理食塩水により抽出される
ことを特徴とし、またナンバンギセルの種子より水飽和
ブタノールにより抽出され、得られた水層をプロナーゼ
処理し、その沈澱除去液を限外濾過して回収されるか、
またナンパンギセルの種子より水飽和フェノールにより
抽出され、得られた水層を酢酸カリウム、及びエタノー
ル処理し、その沈澱除去液を蒸溜水に対して透析し、そ
の透析内液よりRNAを除去後、得られた水層を更に酢
酸カリウム、及びエタノール処理し、沈澱除去液を蒸溜
水に対して透析し、その透析内液を濃縮することを特徴
とするものである。
〔作用〕
本発明の抽出物質は、ナンバンギセルの種子から蒸溜水
、特にリン酸緩衝生理食塩水により抽出されるか、また
はこの種高分子多糖体の抽出手段としては公知であるモ
リソン等の方法(Morrison&Leive、Fr
actions of  Lipopolysacch
aridefrom Escherichia col
i  0111:B4  Prepared by T
wo Extraction Procedures、
J、[1io1.Chem、250  :291129
19.1975)により抽出され、著しい!L−2、及
びT F NT 誘算能を有することを見出したもので
ある。またこの種高分子多糖類の抽出手段とじて同)η
の方法であるウェストファール等の方法(Westpb
al、0.、、〕nd L;deritz、o、 Ch
emische Erf−orschung von 
Lipopolysacchriden grammn
egaLiv−er BaktI!rien、、へng
ew、chcm、66 ;407−417.1954)
により得られる多糖類は、モリソン等の方法による抽出
’1+IJ質より強いIFN y誘導能を示す。
本発明により抽出される多糖類の構造、組成は、いまだ
十分には判明していないが、ナンバンギセルの種子を抽
出する際に、ウェストファール等の方法により水飽和フ
ェノールで抽出すると、蛋白質成分が殆ど結合していな
い多th +iが得られるのに対して、モリソン等の方
法を使用し、水飽和nブタノールにより抽出すると、脂
質であるリビドAが蛋白により結合した多糖類が抽出さ
れるものと思われる。本発明の抽出物質は後述するよう
に水可溶性、n−ブタノール不溶性であり、RNA(オ
ルソノール反応を利用したメジャハウム(Mezbau
m)法、および紫外部吸収による)は含有されてなく、
分子量は10万〜20万の範囲と思われる。
〔実施例 1〕 ナンバンギセルの種子のリン酸緩衝生理食塩水抽出物(
以下、粗抽出物という)のiJl mナンバンギセルの
種子40mgに、カルシウムイオン、マグネシウムイオ
ンを含有しない0.1モルリン酸緩衝生理食塩水(pH
7,2)]  mftを加え、乳鉢中において粉砕した
。この粉砕物を15000xg、15分間、4°Cて遠
心処理し、得られた上清を、0.45μm径のミリポア
フィルタ−を通して無菌化し、本発明の抽出物を得た。
〔実施例 2〕 上記ナンバンギセルの種子の粉砕物に、等容量の水飽和
n−ブタノールを加え、0゛cで15分間撹拌した。こ
の混和物を35000xgで20分間遠心して、分離し
た下層の水層を集めた。なおブタノール層および沈澱物
は更に2回ブタノール抽出を行った。
このようにして得られた水層分画を更に遠心処理して不
溶物を除去し、盃白質分解酵素であるプロナーゼを最終
濃度20μg7ml!、になるように添加し、37°C
で一夜処理した。このプロナーゼ処理によりプロナーゼ
を含む蛋白質からなる白色沈澱が生し、この沈澱を遠心
処理により除去した。次いでカットオフ分子13500
、コアサイド3000の限外濾過膜(アミコン社、米国
)を圧力1.5 kg/cm2で使用して濃縮し、本発
明の抽出物を得た。収量は、ウロン酸定量によりナンバ
ンギセルの種子1gにつき45mgであった。
次に上記ウェストファール等の方法によるナンバンギセ
ルの種子からの多糖類抽出方法を実施例3として示す。
〔実施例 3〕 上記ナンバンギセルの種子の粉砕物に、等容量の水飽和
フェノールを加えて0°Cで30分間撹拌した後、20
0xgで10分間遠心処理し、水層を分離した。水層中
に混入しているフェノールをエーテルで抽出除去し、水
層に溶解したエーテルは窒素ガスを通気することにより
除去した。このようにして得られるフェノール抽出物に
酢酸カリウムを2%(w/w)の割合で添加し、10倍
容量の95%エタノールを添加し、4°C2−夜装置し
た後形成される沈澱物を蒸溜水に溶解させた。この溶液
に上記同様2%の割合に酢酸カリウムを添加した後等容
量のエタノールと混和させ、0°Cで30分間静置した
その後5000xg、20分間遠心し、主としてRNA
を含有する沈澱を廃棄した。更に上清に6倍容量のエタ
ノールを添加し、1時間静置した後生じた沈tを500
0x(z、20分間遠心処理して集め、蒸溜水に溶解さ
せ、蒸溜水に対して透析した。この透析内液には多糖類
と微量のRNAが混在しているので、RNAを破壊する
目的で1 ml、あたり30〜40μgの生肝由来RN
A分解酵素(Pancreatic RNase)を添
加し、38°Cで1時間処理した。処理後、酢酸カリウ
ム2%と6倍容量のエタノールを添加し、生した沈澱を
遠心処理により集め、蒸溜水に溶解し、200 xgで
遠心処理した。得られた上清を蒸溜水に対して透析し、
透析内液を濃縮し実施例3にょる標品とした。収量はウ
ロン酸定■によりナンバンギセルの種子1gあたり、3
8mgであった。
上記各実施例、及び実施例3により調製した多t、’!
 Xn分画についての化学分析は、次のように行った。
ウロン酸の定量は、カルバゾール反応を利用したビター
等の方法(Bitter、T、、and lEwins
 R,八modified carbazole re
action for uronic acids。
Biochem、 J、 81;43,1961.)に
より、またRNAはオルシノール反応を利用したメジャ
ハウJ、の方法(MezbaumJ、Co1or re
actions of nucleic acidco
mponents; In The nucleic 
acids、(ChargaffE、、and Dav
idson、J、、editors)、 Academ
ic PressNew York、 1: 283−
305.1939. l 、及び紫外部吸収を指標とし
て定量した。また蛋白質定量はフォリン等の方法(Fo
llin、0.、and C1ocalteau、V、
 On tyrosine and tryptoph
ane determination 1nprote
ins、 J、Biol、Chem、73 :627−
650.1927.)、及び紫外部吸収を指標として定
量した。
(I L−2、及びIFN−T活性検索)検索用標品の
調製 ヘパリン添加ヒト末梢血より密度勾配遠心法(密度、1
.077 、B;yum、八、 l5olation 
of mono−n−uclear cells an
d granulocytes from human
 blo−od、 5can、J、Cl1n、Inva
st、 21 ニア7−89.1967、)を用いて、
末梢血単核球(以下、PBMCという)を分離し、10
%胎児牢血清を含有する白血球増殖培養液(RP?!1
−1640)を使用して10’/mnの細胞浮遊液を調
製した。
このPBMC浮遊液1 mlに上記実施例1、実施例2
、実施例3で調製した各分画を各々1mP添加し、5%
炭酸ガスを含む空気中で37°Cで24時間、48時間
培養した。この培養上清を500xg、 15分間遠心
した後、ミリポアフィルタ−を通して無菌化した標品を
得、以下に記載するr L −2、及びIFN−γ活性
検索に供した。
I L−2活性測定法 細胞増殖がIL−2依存性であるCTLL細胞を、96
六マイクロプレートに、10%被検標品を含む増殖培養
液500μiに5×103個0CTLL細胞を浮遊させ
各ホールに植え込み、5%炭酸ガス培養器中で37°C
で24時間培養した。その後各ホールに’H−チミジン
(アマジャム社、英国)50μCiを添加して更に16
時間培養を継続し、3Hチミジンの取り込み量を液体シ
ンチレーションカウンターで測定した。この場合、l 
L−2力価の算定は、組み換え型I L−2(ジオツギ
社製)を、最終濃度5.0.2.5.125.0.63
、O,3t@位/mlになるように調製した標準標品に
よりCTLL細胞を処理した場合の3H−チミジンの取
り込み星より換算した。
IFN−T活性測定法 ヒト羊膜由来FL細胞(106)を601径のプラスチ
ソクペトリ皿に植え込み、5%炭酸ガス培養器中で37
°C12日間培養し、FL単層細胞を調製した。
次に被検標品0.2mj2に最少必須培地0.8mj2
を添加して、被検標品の5倍希釈したちの0.5mff
1によりFL単層培養細胞を12時間、37°Cで処理
した。その後この処理FL単層培養細胞における水庖性
口内炎ウィルス(Vesicular Stomati
tis vi−rus 、以下、■S■という)のブラ
ック形成能を、未処理FL単層培養細胞での■S■ブラ
ック形成能との比較により算定した。IFN力価は■S
■ブラック形成能を50%減じるために必要な被検標品
の最高希釈率でもって表現される。
rFNのタイピング方法 被検標品中に含有されるIFNのタイピングは、被検標
品0.2n+4!に抗IFN−α/β抗体(米国国立衛
生研究所(Nlll)INC,米国)を0.2mff1
、そして被検標品0.2mj2に抗IFN−T抗体(イ
ンターフェロン サイエンシーズINC,米国)0.2
mlを添加して、30分間、37°Cで培養した後、最
少必須培地0.6mnを添加して総容量1mfとした。
この標品0.5mj2によりFL単層培養細胞を37°
C212時間処理し、上記同様にVSVブラック減少率
を測定した。尚抗IFN−α/β抗体、或いは抗IFN
−T抗体は、IFN−α、またはIFN−βの100単
位、或いはIFN〜γの100単位を中和する力価を有
するように調製し、試験に供した。
抽出物のクロマトグラフィー 実施例2でam−Atした抽出物を、カラムクロマトグ
ラフィ(5ephadcx G−200フアーマシア、
ス工−デン、カラムサイズ; φQ、9cm X30c
m)を使用し、0.15モルNa C2−0,02モル
Tris−HCntl街液(p H7,4)により溶出
させ、1分画2 mlとして20分画採取した。それぞ
れの分画について、PBMCIXIO’個/mlを24
穴プレートの各ホールに植え込み、更に各分画0.1m
ff1ずつ添加して24時間、37°Cで培養した。そ
の後培養上清を採取し、IFN活性、IL−2活性を測
定した。
次に、実施例1で調製したナンバツギセルの種子の粗抽
出標品のI L−2誘導能測定方法を示す。
実施例1で調製したナンバツギセルの種子粗抽出標品と
PBMCとを、24時間、48時間培養して調製した培
養上清について、上記I L−2力価の測定方法により
測定した。
第1図は標準IL−2(IJIみ換えIL−2)を用い
て作成された定量曲線であり、横軸は、標準IL−2(
単位/m/り、縦軸は、3H−チミジンの取り込み量を
表す。上記24時間、48時間培養して調製した培養上
清についての、それぞれの3H−チミジンの取り込みを
示すカウント数(単位はDPM)を計測し、第1図によ
りそのカウント数に相当するIL−2(単位/mff1
)を求めた。
第1表により本発明におけるナンバツギセルの種子の粗
抽出標品は、IL−2誘導能を有していることが確認さ
れる。
次に実施例1で調製したナンバツギセルの種子の粗抽出
標品のIFN産生能測定方法を示す。
実施例1で調製したナンバツギセルの種子の粗抽出標品
とPBMCとを、24時間、或いは48時間培養した後
採取し、得られた上清を10倍に希釈したものにより、
FL単層培養細胞を処理してVS■ブランク形成能を測
定した。またブランク減少率は下式により算出される。
2回にわたって実験した結果を第2表に示す。
ナンバツギセルの種子の粗抽出標品によりPBMCを2
4時間処理して得た培養上清を5倍に希釈した標品を本
実験で使用した。2回実験し、その測定結果を第3表に
示す。
第3表 第2表により、ナンハツギセルの種子の粗抽出標品は、
IFN産生能を有していることが確認される。特に24
時間標品は、48時時間孔に比較してIFN活性が高値
である。
続いて、ナンハツギセルの種子の粗抽出標品より誘導さ
れるIFNのタイピング方法を示す。
尚、表の数値はブラック数を示し、2プレートの平均値
を示す。()内の数値は、未処理対照FL単層培養細胞
上でのvS■ブランク数に対する抗体処理、或いは未処
理被検IFN標品で処理したFL単層培養細胞上での■
S■ブランク数の減少率(%)を示している。
本実験によりナンハツギセルの種子の粗抽出標品は、I
FN−r誘導能を有していることが確認される。
またナンバツギセルの種子の粗抽出標品を上記クロマト
グラフィーにかけ、その各分画におけるl L−2、及
びIFN誘導能の検索、及びウロン酸(00530nm
 、カルバゾール反応)、蛋白質(00D 280nm
)の定量を行い、その結果を第2図に示す。尚この測定
においでIFN力価は5倍希釈品についての■S■ブラ
ック城少減少%)を示す。
第2図かられかるように、各分画におけるIL2、及び
rFN誘導能、ウロン酸量、及び蛋白質量は同一の傾向
を示しており、このことから本発明の粗抽出物は単一物
質であることが偲定される。
次にナンバツギセルの種子から実施例2、および実施例
3により調製した分画をそれぞれ500μgウロン酸定
量による)ずつ用いて、PBMCを24時間刺激して、
その培養上清についてI L2力価を測定した。PBM
CはA、B、C,D、ESFの6人の人から調製した。
IL 測定結果について下記第4表に示す。
単位は、単位/mP。
第4表 2力価の 第4表かられかるように、実施例2、実施例3により調
製した抽出物はいずれもIL−:gz誘導能有するが、
実施例2による抽出物はより強いIL  2=導能を保
有することが明らかである。
また下記第5表に実施例2、実施例3により調製した抽
出物のIFN−γ力価の測定結果を示す。
測定にあたっては、まず実施例2、実施例3により調製
した各多tl!類分画により24時間、PBMC釈した
標品を抗IFN−γ処理したもの、または未処理のもの
にわけ、次いでこの標品をFL単層培養細胞を処理して
■SVブランクを形成させ、抗IFN−γ処理、または
未処理のFL単層培養細胞での■S■プラック数を比較
したものである。
尚、数値は減少率(%)を示す。
第5表 この第5表から分かるように実施例2、実施例3により
抽出された標品の方は共に強いIFN−T誘導能を保有
していることがわかる。
次に実施例2で調製した多I!類分画でPBMCを24
時間刺激して得た培養上清について、IL−2、及びI
FN力価を測定した結果を第3図に示す。IFN力価は
PBMC上清を5倍希釈した標品について■S■のブラ
ンク減少率により測定した。尚黒丸によりI L−2活
性の推移を示し、白三角によりIFN力価の推移を示す
この第3図かられかるように、本発明の多糖類の量に応
してI L−2、IFN力価共に増大することがわかる
次いで本発明の実施例2で調製した多Il!類について
の毒性試験の結果について説明する。
バルブ−シーマウス(Balb−Cマウス)10匹の腹
腔に実施例2で調製した多糖類を、ウロン酸定量で50
0μgをI mg、3 mgを注射したが、28日後に
おいても異常は認められなかった。
〔発明の効果〕
本発明は、ナンバツギセルの種子から単離されたインタ
ーロイキン−2、及びインターフェロンTFa起剤を提
供すると共に、ナンバツギセルの種子よりリン酸緩衝生
理食塩水により抽出されるか、またはナンハツギセルの
種子より水飽和ブタノールにより抽出され、得られた水
層をプロナーゼ処理し、その沈澱除去液を限外濾過して
回収されるか、更にナンハツギセルの種子より水飽和フ
ェノールにより抽出され、得られた水層を酢酸カリウム
、及びエタノール処理し、その沈澱除去液を蒸溜水に対
して透析し、その透析内液よりRNAを除去後、得られ
た水層を更に酢酸カリウム、及びエタノール処理し、沈
澱除去液を蒸溜水に対して透析し、その透析内液を濃縮
することにより得られるf L−2、及びIFN−T誘
起剤は、著しいIL−2、及びTFN−T誘起活性を有
し、ヒト及び動物の各種ウィルス感染症の予防、及び治
療に有用であることが期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は孔率TL−2(mみ換えI L−2)を用いて
作成された定量曲線を示す図、第2図はナンハツギセル
の種子の粗抽出標品をクロマトグラフィーにかけ、その
各分画におけるIL−2、及びIFN誘導能の検索結果
、及びウロン酸(00530nm 、カルバゾール反応
)、蛋白質(ODD 280nm)の定量結果を示す回
、第3図は実施例2で調製した多糖類分画でPBMCを
24時間刺激して得た培養上清について、IL−2、及
びIFN力価を測定した結果を示す図である。 出  願  人  大久保 新組(外1名)代理人 弁
理士  内口1 亘彦 (外5名)第 図 練在/mL 多糖類 (μg/腸1〉 第2 図 /8ムr>K′− か−−−や :ウロン酸(ODJ30nm:カルバソー
ル反応)シー−く : fンバク(00280v)ご−
一″(1:IFN(10m希IR嘱品についてVSVブ
ラック減少を!!定した。) M  : I L −2 千 V≧ ・川i 正 書 (方式) %式% 1、事件の表示 昭和63年特許願第232991号 2、発明の名称 インターロイキン−2、及びインター
フェロン−γ誘起剤とその製造方法 3゜ 補正をする者 氏 名 大 久 保 新 也 (外1名) 4゜ 代 理 人 5゜ 補正命令の日付 昭和63年1 2月 7日 第 図 0.31 2.50  500 桐%り ′I>四すンバ2 ・−m=−1 1,ウロV醸(OD530nm:力ル)〈ツーノ比受ズ
己)■−−−−− ・ L−2

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ナンバンギセルの種子から単離されたインターロ
    イキン−2、及びインターフェロン−γ誘起剤。
  2. (2)ナンバンギセルの種子より蒸溜水により抽出され
    ることを特徴とするインターロイキン−2、及びインタ
    ーフェロン−γ誘起剤の製造方法。
  3. (3)上記蒸溜水がリン酸緩衝生理食塩水である請求項
    2記載のインターロイキン−2、及びインターフェロン
    −γ誘起剤の製造方法。
  4. (4)ナンバンギセルの種子より水飽和ブタノールによ
    り抽出され、得られた水層をプロナーゼ処理し、その沈
    澱除去液を限外濾過して回収されることを特徴とするイ
    ンターロイキン−2、及びインターフェロン−γ誘起剤
    の製造方法。
  5. (5)ナンバンギセルの種子より水飽和フェノールによ
    り抽出され、得られた水層を酢酸カリウム、及びエタノ
    ール処理し、その沈澱除去液を蒸溜水に対して透析し、
    その透析内液よりRNAを除去後、得られた水層を更に
    酢酸カリウム、及びエタノール処理し、沈澱除去液を蒸
    溜水に対して透析し、その透析内液を濃縮することを特
    徴とするインターロイキン−2、及びインターフェロン
    −γ誘起剤の製造方法。
JP63232991A 1988-09-17 1988-09-17 インターロイキン−2、及びインターフェロン−γ誘起剤とその製造方法 Granted JPH0283331A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992000086A1 (en) * 1990-06-27 1992-01-09 Shinya Okubo Antitumor agent

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992000086A1 (en) * 1990-06-27 1992-01-09 Shinya Okubo Antitumor agent

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JPH054373B2 (ja) 1993-01-19

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