JPH0278817A - ガス器具用気化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はガス器具用気化装置に関するものである。

（従来の技術） ガス器具の中にはカートリッジ式のガスボンベ類を上下
逆に装着して使用するものがある（実公昭５８−２９７
６５号等）。またガスこんろのようにバーナの向きの決
まっているものを除けばトーチや、ストーブ、ランタン
等は使い・方によっては点火前から液化ガスが出てくる
ことがある。

（技術的課題） 後者の場合液化ガスを燃焼させると赤色の大ぎな炎にな
り、ＣＯガスが発生し、さらには火傷、火災の危険もあ
る。

本発明の目的は前記の点を解決し燃焼開始時から気化ガ
スを供給し、安定に燃焼させることができるガス器具用
気化装置を提供することにある。

（技術的手段） 前記目的は、液化ガスの導入口１に通じた弁室２の壁面
に、燃焼部３へ通ずる気化通路４と連絡するノズル５を
形成し、該ノズル５を開閉するニードル弁６の先端部に
、該弁を閉じている力が除かれると弾性復原してノズル
５内のニードル弁６を移動させ、制限された弁開度に保
つ第１のばね７を取付け、さらにニードル弁６の開閉操
作用のホルダ８に、ガス器具の燃焼開始後弁室回りが所
定温度に達したときに長さを変え、ニードル弁６を開弁
方向へ移動させる形状記憶性の材料から成る第２のばね
９を設けた構成によって達成される。

（作用） まず第２図（ａ）の状態から摘み２０を開弁方向へ操作
してホルダ８を後退させる。するとニードル弁６はホル
ダ８の後退により同方向へ移動可能となる。そのためそ
れまで閉弁力で変形していた第１のばね７が弾性により
復原しく第２図（ｂ））、ニードル弁６を僅かに開弁さ
せるが、弁開度（，１制限されているためノズル５より
気化通路４を経て燃焼部３へ達する間に完全に気化する
。またこの量弁度合は僅かで、微妙であるが、第１のば
ね７が皿ばね状であるので正確に定まり、燃焼も安定す
る。燃焼開始後本体が暖まり弁室回、りが所定温度に達
すると、液化ガスの導入邑を絞らなくても十分気化させ
得る状態となる。そこで形状記憶合金等より成る第２の
ばね９が長さを変えてニードル弁６を開弁させ、通常の
燃焼状態に移行するのである（第２図（Ｃ））。

（実施例） 図面を参照して説明すると、実施例のものは液化ガスＬ
を充填したガスボンベ１０を使用する携帯型のガス器具
を示しており、バルブノズルを有する接続口１１を下に
向けて装置本体１２に接続し使用される。液化ガスの導
入口１は前記接続口１１に通じ、液化ガスを弁室２に導
入するもので、弁室２は装置本体に形成されその内端部
に細径のノズル５が開口しており、該ノズル５は気化通
路４を経て燃焼部３へ通じている。

前記ノズル５を開閉するニードル弁６は、弁室にねじ部
１３で外部操作可能に螺合したホルダ８の収容凹部１４
に、形状記憶合金よりなる第２のばね９と、第３のばね
１５とによって挟持された状態で組込まれた軸部１６を
有し、第２、第３のばね９．１５は軸部１６に設けられ
た係止片１７に当接してニードル弁６に作用させる。

第１のばね７はニードル弁６の基部に固定されている。

第１のばね７は皿状を有し、外力により偏平化し、外力
が除かれると弾性により復原することで一定のストロー
クだけニードル弁６を移動させ、制限された開度に開弁
させる。故に第１のはね７は第３のばね１５よりも強く
、第２のばね９も第３のばね１５より強い。

ホルダ８を開弁方向へ回すとニードル弁６の後退し得る
スペースＳが軸部１６と凹部１４との間に生じ、第１の
ばね７により開弁可能な状態となる。

また不使用時はニードル弁肩部６ａをノズル座面５ａに
着座させて完全に閉止することができる。

１８は第１のばね７を受けるため弁室２に設けた受座、
１９は第２のばね９の受板で、軸部通過孔を有する。２
０は摘み、２１は○−リングなどのシール部材、また第
３図に於て、２３は燃焼部３を囲む反射板、２４はガー
ド、２５はスタンド、２６はストッパーである。

（効果） 本発明は以上の如く構成されかつ作用するので、点火時
に供給される液化ガス量がニードル弁６により制限され
、全て気化するため燃焼開始時から完全燃焼し、その後
燃焼熱により本体が暖まったときはノズル５を開いて十
分な隋の気化ガスを供給して完全燃焼させることができ
、特に点火時のニードル弁６の弁開度は第１のばね７の
弾性変形により規定されるので確実かつ安定しており、
燃焼を理想的な状態に制御できる効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明に係るガス器具用気化装置の実施例を示す
もので、第１図は断面説明図、第２図（ａ）、（ｂ）、
（Ｃ）は作動説明図、第３図はガス器具全体の側面説明
図である。 １・・・導入口、２・・・弁室、３・・・燃焼部、４・
・・気化通路、５・・・ノズル、６・・・ニードル弁、
７・・・第１のばね、８・・・ホルダ、９、第２のばね
、１０・・・ガスボンベ、１５・・・第３のばね。 第１図　　　。 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）液化ガスの導入口１に通じた弁室２の壁面に、燃
   焼部３へ通ずる気化通路４と連絡するノズル５を形成し
   、該ノズル５を開閉するニードル弁６の先端部に、該弁
   を閉じている力が除かれると弾性復原してノズル５内の
   ニードル弁６を移動させ、制限された弁開度に保つ第１
   のばね７を取付け、さらにニードル弁６の開閉操作用の
   ホルダ８に、ガス器具の燃焼開始後弁室回りが所定温度
   に達したときに長さを変え、ニードル弁６を開弁方向へ
   移動させる形状記憶性の材料から成る第２のばね９を設
   けたガス器具用気化装置。
2. （２）第１のばね７が皿状のばねである請求項第１項記
   載のガス器具用気化装置。
3. （３）第１のばね７よりも弱い第３のばね１５をニード
   ル弁６を閉じる方向へ作用させた請求項第１項又は第２
   項記載のガス器具用気化装置。