JPH0257803A - サイクロン石炭燃焼装置接続ダクトの構造 - Google Patents
サイクロン石炭燃焼装置接続ダクトの構造Info
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- JPH0257803A JPH0257803A JP20457088A JP20457088A JPH0257803A JP H0257803 A JPH0257803 A JP H0257803A JP 20457088 A JP20457088 A JP 20457088A JP 20457088 A JP20457088 A JP 20457088A JP H0257803 A JPH0257803 A JP H0257803A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は送入された燃料を高温・高熱負荷の条件下で燃
焼し、燃焼灰を溶融状態にて排出するサイクロン石炭燃
焼炉と２次炉との接続ダクトの構造に関するものである
。
焼し、燃焼灰を溶融状態にて排出するサイクロン石炭燃
焼炉と２次炉との接続ダクトの構造に関するものである
。
［従来の技術］
第３〜６図は、特開昭６０−９３２１２等に記載された
従来技術の例で、第３図はアメリカ式サイクロンファー
ネスの側断面図、第４図は第３図におけるｂ−ｂ線矢視
断面図である。第５図はドイツ式サイクロンファーネス
の側断面図、第６図は第５図におけるｅ−ｅ線矢視断面
図である。第３〜６図において、５１は燃焼炉、５２は
微粉炭等の燃料および１次空気投入口、５３は２次空気
送入口、５４は３次空気送入口、５５はバッフル、５６
は２次炉である。第３〜４図において、２次炉５６の炉
壁に直接取設された燃焼炉５１の前壁中央部に形設され
た投入口５２から投入された微粉炭等の燃料は１次空気
および３次空気によって旋回を与えられて炉内に入り、
高温雰囲気の中で着火される。燃焼炉５１の上部には燃
焼炉５１の内壁の接線方向に２次空気送入口５３が形設
されており、燃料および１次空気投入口５２から投入さ
れた燃料の旋回方向と同一方向に旋回させながら燃焼用
２次空気を送入する。これによって燃料はほぼ燃焼炉５
１の周壁に沿って旋回しながら燃焼し、燃焼灰の大部分
（８０〜９０％）は高温雰囲気のもとて溶融状態となっ
て周壁に沿って炉底に流下するが、燃焼灰の一部（１０
〜２０％）は燃焼ガス中に浮遊した状態でバッフル５５
の中央部から２次炉５６内に流入する。第５〜６図のド
イツ式サイクロンファーネスにおいては、２次炉５６の
炉壁に直接取設された円筒状の燃焼炉５１の周壁にほぼ
燃焼炉５１の接線方向に燃料および１次空気投入口５２
が形設されており、投入された燃料は燃焼炉５１の内壁
に沿ってほぼ燃焼炉５１の軸と直角方向に旋回する。更
に燃料および１次空気投入口５２の上部には燃焼炉５１
の接線方向に２次空気送入口５３が形設されており、燃
焼炉５１の内周壁に沿って燃焼炉５１の軸にほぼ直角方
向に燃焼用２次空気が送入され、投入口５２から投入さ
れた燃料と同方向に旋回しながら燃焼を行ない、高温雰
囲気のもとて燃焼灰の大部分（８０〜９０％）を溶融状
態にして周内壁に沿って流下させるが、燃焼灰の一部（
１０〜２０％）を浮遊させた状態の燃焼ガスは、バッフ
ル５５の中央部から２次炉５６内に流入する。
従来技術の例で、第３図はアメリカ式サイクロンファー
ネスの側断面図、第４図は第３図におけるｂ−ｂ線矢視
断面図である。第５図はドイツ式サイクロンファーネス
の側断面図、第６図は第５図におけるｅ−ｅ線矢視断面
図である。第３〜６図において、５１は燃焼炉、５２は
微粉炭等の燃料および１次空気投入口、５３は２次空気
送入口、５４は３次空気送入口、５５はバッフル、５６
は２次炉である。第３〜４図において、２次炉５６の炉
壁に直接取設された燃焼炉５１の前壁中央部に形設され
た投入口５２から投入された微粉炭等の燃料は１次空気
および３次空気によって旋回を与えられて炉内に入り、
高温雰囲気の中で着火される。燃焼炉５１の上部には燃
焼炉５１の内壁の接線方向に２次空気送入口５３が形設
されており、燃料および１次空気投入口５２から投入さ
れた燃料の旋回方向と同一方向に旋回させながら燃焼用
２次空気を送入する。これによって燃料はほぼ燃焼炉５
１の周壁に沿って旋回しながら燃焼し、燃焼灰の大部分
（８０〜９０％）は高温雰囲気のもとて溶融状態となっ
て周壁に沿って炉底に流下するが、燃焼灰の一部（１０
〜２０％）は燃焼ガス中に浮遊した状態でバッフル５５
の中央部から２次炉５６内に流入する。第５〜６図のド
イツ式サイクロンファーネスにおいては、２次炉５６の
炉壁に直接取設された円筒状の燃焼炉５１の周壁にほぼ
燃焼炉５１の接線方向に燃料および１次空気投入口５２
が形設されており、投入された燃料は燃焼炉５１の内壁
に沿ってほぼ燃焼炉５１の軸と直角方向に旋回する。更
に燃料および１次空気投入口５２の上部には燃焼炉５１
の接線方向に２次空気送入口５３が形設されており、燃
焼炉５１の内周壁に沿って燃焼炉５１の軸にほぼ直角方
向に燃焼用２次空気が送入され、投入口５２から投入さ
れた燃料と同方向に旋回しながら燃焼を行ない、高温雰
囲気のもとて燃焼灰の大部分（８０〜９０％）を溶融状
態にして周内壁に沿って流下させるが、燃焼灰の一部（
１０〜２０％）を浮遊させた状態の燃焼ガスは、バッフ
ル５５の中央部から２次炉５６内に流入する。
［発明が解決しようとする課題］
このように上記従来の技術においても、微粉炭等の燃料
を１次空気によって燃焼炉内に投入し、高温の雰囲気の
もとて燃焼用２次あるいは３次空気と混合させて燃焼し
、燃焼灰の大部分を溶融状態にして燃焼炉底部に流下さ
せるとともに、燃焼灰の含有濃度を減じた高温の、可燃
ガスを含む燃焼ガスを２次炉内に送入して燃焼を完結さ
せることが可能であった。しかしながら上記従来の技術
において特に燃焼炉本体にスラグ抜き出し装置を兵役し
た燃焼炉にあっては、燃焼炉が２次炉の炉壁に直接取設
されていることにより、２次炉内に送入される燃焼ガス
中に、燃焼炉内で除去し得なかった一部（１０〜２０％
）の燃焼灰が溶融状態のまま浮遊していることにより、
２次炉において炉底部に降下、堆積するほか、２次炉が
ボイラ等の伝熱部を有する際には、燃焼ガス中の溶融ス
ラグによって、伝熱部への付着あるいは摩耗等の弊害を
生ずるという不具合を有していた。またバッフル内壁に
付着成長したスラグが２次炉に流れ込み、２次炉にスラ
グが堆積するという不都合を有していた。
を１次空気によって燃焼炉内に投入し、高温の雰囲気の
もとて燃焼用２次あるいは３次空気と混合させて燃焼し
、燃焼灰の大部分を溶融状態にして燃焼炉底部に流下さ
せるとともに、燃焼灰の含有濃度を減じた高温の、可燃
ガスを含む燃焼ガスを２次炉内に送入して燃焼を完結さ
せることが可能であった。しかしながら上記従来の技術
において特に燃焼炉本体にスラグ抜き出し装置を兵役し
た燃焼炉にあっては、燃焼炉が２次炉の炉壁に直接取設
されていることにより、２次炉内に送入される燃焼ガス
中に、燃焼炉内で除去し得なかった一部（１０〜２０％
）の燃焼灰が溶融状態のまま浮遊していることにより、
２次炉において炉底部に降下、堆積するほか、２次炉が
ボイラ等の伝熱部を有する際には、燃焼ガス中の溶融ス
ラグによって、伝熱部への付着あるいは摩耗等の弊害を
生ずるという不具合を有していた。またバッフル内壁に
付着成長したスラグが２次炉に流れ込み、２次炉にスラ
グが堆積するという不都合を有していた。
［課題を解決するための手段］
上記課題を解決するための手段は、前記特許請求の範囲
第１〜３項に記載したサイクロン石炭燃焼装置接続ダク
トの構造である。すなわち、１、横型サイクロン石炭燃
焼炉と２次炉とを接続する、上下方向のガス流路と曲り
部を介して水平方向のガス流路からなる略り字型のダク
トであって、該ダクトの燃焼ガスに接する内壁面が冷却
面露出の水冷構造であるサイクロン石炭燃焼装置接続ダ
クトの構造。
第１〜３項に記載したサイクロン石炭燃焼装置接続ダク
トの構造である。すなわち、１、横型サイクロン石炭燃
焼炉と２次炉とを接続する、上下方向のガス流路と曲り
部を介して水平方向のガス流路からなる略り字型のダク
トであって、該ダクトの燃焼ガスに接する内壁面が冷却
面露出の水冷構造であるサイクロン石炭燃焼装置接続ダ
クトの構造。
２、横型サイクロン石炭燃焼炉と２次炉とを接続する、
上下方向のガス流路と曲り部を介して水平方向のガス流
路からなる略り字型のダクトであって、該ダクトの水平
方向のガス流路に、燃焼用３次空気送入口を取設したサ
イクロン石炭燃焼装置接続ダクトの構造。
上下方向のガス流路と曲り部を介して水平方向のガス流
路からなる略り字型のダクトであって、該ダクトの水平
方向のガス流路に、燃焼用３次空気送入口を取設したサ
イクロン石炭燃焼装置接続ダクトの構造。
３、横型サイクロン石炭燃焼炉と２次炉とを接続する、
上下方向のガス流路と曲り部を介して水平方向のガス流
路からなる略り字型のダクトであって、該ダクトの上下
方向のガス流路をサイクロン石炭燃焼炉の中心と頂部と
を結ぶ線と一定角度を有する斜め上方に向けて、サイク
ロン石炭燃焼炉の接線方向に取設したサイクロン石炭燃
焼装置接続ダクトの構造である。
上下方向のガス流路と曲り部を介して水平方向のガス流
路からなる略り字型のダクトであって、該ダクトの上下
方向のガス流路をサイクロン石炭燃焼炉の中心と頂部と
を結ぶ線と一定角度を有する斜め上方に向けて、サイク
ロン石炭燃焼炉の接線方向に取設したサイクロン石炭燃
焼装置接続ダクトの構造である。
以下、本発明の作用等について実施例に基づいて説明す
る。
る。
［実施例］
第１〜２図は本発明に基づ〈実施例を示すもので、第１
図はサイクロン石炭燃焼炉の後部に、本発明に基づく接
続ダクトを取設した際の側断面図で、第２図は第１図に
おけるａ−ａ線矢視断面図である。第１〜２図において
、１はサイクロン石炭燃焼炉、２は２次炉、３はスラグ
排出口、４は３次空気送入口、５はＬ型ダクト、６はス
ラグランス、７は燃料・１次空気・２次空気投入口であ
る。第１〜２図において投入ロアから投入された。微粉
状に粉砕された石炭等の燃料と燃焼用１次および２次空
気は、スワーラ等によって強い旋回を与えられて、サイ
クロン石炭燃焼炉１内に円筒断面の接線方向から流入す
る。サイクロン石炭燃焼炉１内に流入した燃料は高温・
高熱負荷の雰囲気の中で旋回を行ないながら燃焼し、燃
焼灰の大部分を溶融状態にして燃焼炉１の周内壁に沿っ
て流下させ、スラグ排出口３から炉外に排出させる。燃
焼ガスは燃焼炉１内で燃焼灰の大部分を分離、除去され
たのち、残りの燃焼灰を溶融状態のまま浮遊させた状態
で燃焼炉後部上方に取設されたＬ型ダクト５の上下方向
のガス流路内に流入する。Ｌ型ダクト５は水冷構造であ
り、燃焼ガスと直接接触する内面は、すべて金属等の冷
却壁面が露出した構造になっている。また該り型ダクト
５の上部はほぼ直角に横方向に折れ曲がっており、その
先端部は２次炉２に接続されている。燃焼炉１から排出
される燃焼ガスは、燃焼炉１内における燃焼時の旋回方
向とは逆向きに燃焼炉１の後部から円筒断面の接線方向
に接続されているＬ型ダクト５の上下方向のガス流路部
に流入し、Ｌ型ダクト５の上部において横方向に方向変
換する。これによって燃焼ガス中に浮遊状態で残留して
いた溶融状態の燃焼灰は極力サイクロン石炭燃焼炉ｌ内
で捕捉されるとともに２残りの燃焼ガス中の浮遊灰もＬ
型ダクト５の周壁冷却面および天井部冷却面に旋回ある
いは衝突によって付着し、露出している冷却壁に接触す
ることによって急速に冷却され固化したのち下部に配設
されている燃焼炉１内に落下し、再び高温雰囲気のもと
て溶融状態になって、スラグ排出口３から外部に排出さ
れることにより溶融スラグの２次炉２への流れ込み、堆
積が完全に防止される。燃焼炉１内で旋回力を与えられ
た燃焼ガスは、Ｌ型ダクト５が燃焼炉１の接線方向に燃
焼炉１内のガスの旋回方向とは逆向きに取設されている
ことにより、旋回を減衰した状態でり、型ダクト５内を
通過し、燃焼灰を分離しながら２次駅２内に流入するが
、Ｌ型ダクト５の上部側壁に取設した３次空気送入口４
に燃焼用３次空気をダクト横断面の接線方向に送入する
ことによ、す、燃焼ガスは再び旋回力を回復した状態で
３次空気とともに２次駅２内に流入する。サイクロン石
炭燃焼炉１とＬ型ダクト５との接続位置は、燃焼炉１か
ら流出する燃焼ガスの旋回力を減衰させるように燃焼炉
１の接線方向に沿って燃焼ガスの旋回方向と逆方向で、
かつ上向きになる位置とするが、例えば第１〜２図に示
すごとく燃焼炉１の頂部にスラグ排出口３のｒｉＲ＊防
止用のスラグランス６が取設されるような場合、第２図
に示すようにＬ型ダクト５の立ち上がり部を、燃焼炉１
の中心と頂部とを結ぶ線と一定角度を有して斜め上方に
取設することにより、Ｌ型ダクト５内における燃焼灰の
除去率を低下させることなく【５型ダクト５を取設し得
る。
図はサイクロン石炭燃焼炉の後部に、本発明に基づく接
続ダクトを取設した際の側断面図で、第２図は第１図に
おけるａ−ａ線矢視断面図である。第１〜２図において
、１はサイクロン石炭燃焼炉、２は２次炉、３はスラグ
排出口、４は３次空気送入口、５はＬ型ダクト、６はス
ラグランス、７は燃料・１次空気・２次空気投入口であ
る。第１〜２図において投入ロアから投入された。微粉
状に粉砕された石炭等の燃料と燃焼用１次および２次空
気は、スワーラ等によって強い旋回を与えられて、サイ
クロン石炭燃焼炉１内に円筒断面の接線方向から流入す
る。サイクロン石炭燃焼炉１内に流入した燃料は高温・
高熱負荷の雰囲気の中で旋回を行ないながら燃焼し、燃
焼灰の大部分を溶融状態にして燃焼炉１の周内壁に沿っ
て流下させ、スラグ排出口３から炉外に排出させる。燃
焼ガスは燃焼炉１内で燃焼灰の大部分を分離、除去され
たのち、残りの燃焼灰を溶融状態のまま浮遊させた状態
で燃焼炉後部上方に取設されたＬ型ダクト５の上下方向
のガス流路内に流入する。Ｌ型ダクト５は水冷構造であ
り、燃焼ガスと直接接触する内面は、すべて金属等の冷
却壁面が露出した構造になっている。また該り型ダクト
５の上部はほぼ直角に横方向に折れ曲がっており、その
先端部は２次炉２に接続されている。燃焼炉１から排出
される燃焼ガスは、燃焼炉１内における燃焼時の旋回方
向とは逆向きに燃焼炉１の後部から円筒断面の接線方向
に接続されているＬ型ダクト５の上下方向のガス流路部
に流入し、Ｌ型ダクト５の上部において横方向に方向変
換する。これによって燃焼ガス中に浮遊状態で残留して
いた溶融状態の燃焼灰は極力サイクロン石炭燃焼炉ｌ内
で捕捉されるとともに２残りの燃焼ガス中の浮遊灰もＬ
型ダクト５の周壁冷却面および天井部冷却面に旋回ある
いは衝突によって付着し、露出している冷却壁に接触す
ることによって急速に冷却され固化したのち下部に配設
されている燃焼炉１内に落下し、再び高温雰囲気のもと
て溶融状態になって、スラグ排出口３から外部に排出さ
れることにより溶融スラグの２次炉２への流れ込み、堆
積が完全に防止される。燃焼炉１内で旋回力を与えられ
た燃焼ガスは、Ｌ型ダクト５が燃焼炉１の接線方向に燃
焼炉１内のガスの旋回方向とは逆向きに取設されている
ことにより、旋回を減衰した状態でり、型ダクト５内を
通過し、燃焼灰を分離しながら２次駅２内に流入するが
、Ｌ型ダクト５の上部側壁に取設した３次空気送入口４
に燃焼用３次空気をダクト横断面の接線方向に送入する
ことによ、す、燃焼ガスは再び旋回力を回復した状態で
３次空気とともに２次駅２内に流入する。サイクロン石
炭燃焼炉１とＬ型ダクト５との接続位置は、燃焼炉１か
ら流出する燃焼ガスの旋回力を減衰させるように燃焼炉
１の接線方向に沿って燃焼ガスの旋回方向と逆方向で、
かつ上向きになる位置とするが、例えば第１〜２図に示
すごとく燃焼炉１の頂部にスラグ排出口３のｒｉＲ＊防
止用のスラグランス６が取設されるような場合、第２図
に示すようにＬ型ダクト５の立ち上がり部を、燃焼炉１
の中心と頂部とを結ぶ線と一定角度を有して斜め上方に
取設することにより、Ｌ型ダクト５内における燃焼灰の
除去率を低下させることなく【５型ダクト５を取設し得
る。
［発明の効果］
本発明は以上説明したように構成されているので、以下
に記載されるような効果を奏する。
に記載されるような効果を奏する。
まず、サイクロン石炭燃焼炉と２次炉との接続部に立ち
上り部と直角な曲り部とを有するＬ型のダクトを取設し
たことにより、燃焼ガス中に浮遊した状態で２次炉内に
流入する燃焼灰の量を旋回集塵効果および衝突集塵効果
によって著しく低減させることが可能になった。またＬ
型ダクトを水冷構造とし、特に燃焼ガスと直接接触する
内面を露出状態の水冷壁とし、さらに立ち上がり部にセ
ルフコーティング部と水冷部との境界を設けたことによ
り、ダクトの内周壁面に付着した溶融状態の燃焼灰を急
速に冷却、固化させることによって剥離させてサイクロ
ン石炭燃焼炉内に脱落せしめ、燃焼灰の付着、成長によ
ってダクトが閉塞され、２次炉内に溶融スラグが流入す
ることを防止し得るという効果を有する。次にＬ型ダク
トの側壁から接線方向に燃焼用３次空気を送入すること
により、燃焼ガスの旋回力を回復させて、２次炉内にお
ける拡散を増大せしめ、燃焼を効果的に行ない得るとい
う利点を有する。さらＫＬ型ダクトの立ち上がり部をサ
イクロン石炭燃焼炉の中心と頂部とを結ぶ線とある角度
を有して斜め上方に、燃焼炉の円筒断面の接線方向で燃
焼ガスの旋回方向と逆方向に取設することにより、Ｌ型
ダクトの効果を同等低下させることなく、燃焼炉頂部へ
のスラグランス等の取設が可能になるほか、燃焼炉と２
次炉との配置を自由に選択し得るという効果を有する。
上り部と直角な曲り部とを有するＬ型のダクトを取設し
たことにより、燃焼ガス中に浮遊した状態で２次炉内に
流入する燃焼灰の量を旋回集塵効果および衝突集塵効果
によって著しく低減させることが可能になった。またＬ
型ダクトを水冷構造とし、特に燃焼ガスと直接接触する
内面を露出状態の水冷壁とし、さらに立ち上がり部にセ
ルフコーティング部と水冷部との境界を設けたことによ
り、ダクトの内周壁面に付着した溶融状態の燃焼灰を急
速に冷却、固化させることによって剥離させてサイクロ
ン石炭燃焼炉内に脱落せしめ、燃焼灰の付着、成長によ
ってダクトが閉塞され、２次炉内に溶融スラグが流入す
ることを防止し得るという効果を有する。次にＬ型ダク
トの側壁から接線方向に燃焼用３次空気を送入すること
により、燃焼ガスの旋回力を回復させて、２次炉内にお
ける拡散を増大せしめ、燃焼を効果的に行ない得るとい
う利点を有する。さらＫＬ型ダクトの立ち上がり部をサ
イクロン石炭燃焼炉の中心と頂部とを結ぶ線とある角度
を有して斜め上方に、燃焼炉の円筒断面の接線方向で燃
焼ガスの旋回方向と逆方向に取設することにより、Ｌ型
ダクトの効果を同等低下させることなく、燃焼炉頂部へ
のスラグランス等の取設が可能になるほか、燃焼炉と２
次炉との配置を自由に選択し得るという効果を有する。
第１〜２図は本発明に基づ〈実施例を示すもので、第１
図はサイクロン石炭燃焼炉の後部に、本発明に基づく接
続ダクトを取設した際の側断面図で、第２図は第１図に
おけるａ’ａ線矢視断面図である。 第３〜６図は従来の技術の例である。 １・・・・・・サイクロン石炭燃焼炉、２・・・・・・
２次炉、３・・・・・・スラグ排出口、４・・・・・・
３次空気送入口、５・・・・・・Ｌ型ダクト、６・・・
・・・スラグランス、７・・・・・・燃料・１次空気・
２次空気投入口、５１・・・・・・燃焼炉、５２・・・
・・・微粉炭等の燃料および１次空気投入口、５３・・
・・・・２次空気送入口、５４・・・・・・３次空気送
入口、５５・・・・・・バッフル、５６・・・・・・２
次炉。
図はサイクロン石炭燃焼炉の後部に、本発明に基づく接
続ダクトを取設した際の側断面図で、第２図は第１図に
おけるａ’ａ線矢視断面図である。 第３〜６図は従来の技術の例である。 １・・・・・・サイクロン石炭燃焼炉、２・・・・・・
２次炉、３・・・・・・スラグ排出口、４・・・・・・
３次空気送入口、５・・・・・・Ｌ型ダクト、６・・・
・・・スラグランス、７・・・・・・燃料・１次空気・
２次空気投入口、５１・・・・・・燃焼炉、５２・・・
・・・微粉炭等の燃料および１次空気投入口、５３・・
・・・・２次空気送入口、５４・・・・・・３次空気送
入口、５５・・・・・・バッフル、５６・・・・・・２
次炉。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、横型サイクロン石炭燃焼炉と２次炉とを接続する、
上下方向のガス流路と曲り部を介して水平方向のガス流
路からなる略Ｌ字型のダクトであって、該ダクトの燃焼
ガスに接する内壁面が冷却面露出の水冷構造であること
を特徴とするサイクロン石炭燃焼装置接続ダクトの構造
。 ２、横型サイクロン石炭燃焼炉と２次炉とを接続する、
上下方向のガス流路と曲り部を介して水平方向のガス流
路からなる略Ｌ字型のダクトであって、該ダクトの水平
方向のガス流路に、燃焼用３次空気送入口を取設したこ
とを特徴とするサイクロン石炭燃焼装置接続ダクトの構
造。 ３、横型サイクロン石炭燃焼炉と２次炉とを接続する、
上下方向のガス流路と曲り部を介して水平方向のガス流
路からなる略Ｌ字型のダクトであって、該ダクトの上下
方向のガス流路をサイクロン石炭燃焼炉の中心と頂部と
を結ぶ線と一定角度を有する斜め上方に向けて、サイク
ロン石炭燃焼炉の接線方向に取設したことを特徴とする
サイクロン石炭燃焼装置接続ダクトの構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20457088A JPH0257803A (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | サイクロン石炭燃焼装置接続ダクトの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20457088A JPH0257803A (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | サイクロン石炭燃焼装置接続ダクトの構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0257803A true JPH0257803A (ja) | 1990-02-27 |
Family
ID=16492659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20457088A Pending JPH0257803A (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | サイクロン石炭燃焼装置接続ダクトの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0257803A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5719726B2 (ja) * | 1978-01-31 | 1982-04-24 | ||
| US4660478A (en) * | 1984-11-13 | 1987-04-28 | Trw Inc. | Slagging combustor with externally-hot fuel injector |
-
1988
- 1988-08-19 JP JP20457088A patent/JPH0257803A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5719726B2 (ja) * | 1978-01-31 | 1982-04-24 | ||
| US4660478A (en) * | 1984-11-13 | 1987-04-28 | Trw Inc. | Slagging combustor with externally-hot fuel injector |
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