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JPH0254801B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0254801B2
JPH0254801B2 JP58078916A JP7891683A JPH0254801B2 JP H0254801 B2 JPH0254801 B2 JP H0254801B2 JP 58078916 A JP58078916 A JP 58078916A JP 7891683 A JP7891683 A JP 7891683A JP H0254801 B2 JPH0254801 B2 JP H0254801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
present
molded product
pullulan
weight
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58078916A
Other languages
English (en)
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JPS59204101A (ja
Inventor
Kaoru Chiba
Seiichi Maeda
Kunihiko Sasaki
Shinji Yonemura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hokko Chemical Industry Co Ltd filed Critical Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP7891683A priority Critical patent/JPS59204101A/ja
Publication of JPS59204101A publication Critical patent/JPS59204101A/ja
Publication of JPH0254801B2 publication Critical patent/JPH0254801B2/ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な形態の農薬製剤を提供すること
に関する。さらに詳しくは、本発明は、農薬有効
成分をプルラン系樹脂に含浸させて一定の形状に
成型化したことを特徴とする農薬成型物に関する
ものである。 農薬は全般的に人蓄に対して何らかの毒性を持
つていて、なかには、急性毒性の強いもの、皮膚
や眼に対する刺激のあるもの、臭の強いものなど
があり、それらの取り扱いおよび使用には、十分
の注意を払わないと思いがけない事故が発生する
ことが予想される。 従来、農薬を製剤化する場合、農薬有効成分の
高濃度化などの面での有利性から、水和剤や乳剤
が幅広く採用され、また使用されている。水和剤
では、散布液調製時に、粉じんの発生があり、使
用者が急性毒性の強い農薬有効成分を吸入する
か、または皮膚カブレや眼に対する障害などの安
全衛生上好ましくない問題点がある。また、乳剤
では、保管中に過誤によるかまたは故意によつて
飲みこむことも十分にありうる。現在これらの安
全衛生上の諸問題に対してその安全な使用方法お
よび保管方法などをラベルに記載するだけの消極
的な対応しかなされていない。 そこで、本発明者ら、は上記の問題点を解決す
べく鋭意研究を進めた結果、農薬有効成分を水和
剤、乳剤以外の新しい剤型にすることを検討し、
本発明を完成した。 すなわち、本発明は、農薬有効成分をプルラン
系樹脂に含浸させて成型物にすることによつて、
それらの農薬としての効能を損なうことなく、そ
れらの農薬有効成分の施用時の粉だちの発生が解
消でき、また、保管中の過誤あるいは故意による
飲みこみも防止でき、その結果、急性毒性の強い
農薬有効成分の吸入やそれへの接触、皮膚カブレ
や眼に対する障害などの危険性から農薬の使用者
を守ることができた。さらに実際に薬剤を処理す
るに際し、本発明の成型物を所定量の水に希釈す
る場合、一定の重量に成型した一定の形状のもの
を使用すると薬剤量と水量をいちいち計量しなく
ても希釈倍数に応じて水で容易に所望の希釈液を
調製することができる。このように本願の成型物
は取り扱いが簡便であり、かつ、能率的である。
また、水溶性高分子化合物の1種であるプルラン
系樹脂を含有しているために、噴霧粒子のドリフ
トも防止でき、なおかつ植物表面に対する農薬有
効成分の付着性も向上するなどの利点も見出され
た。 本発明に用いるプルラン系樹脂はグルコースの
3量体であるマルトトリオースを単位として、こ
の3量体と異なつた結合であるα−1,6結合に
より反覆結合した高分子線状重合体である。ま
た、プルラン系樹脂の分子量は製造条件により数
万乃至200万位のものを任意に製造することはで
きるが、特に限定はないが、1万〜100万のもの
が好ましい。 プルラン系樹脂とは、このようなプルランをエ
ーテル化、エステル化、リン酸化、酸化、グラフ
ト重合などで変性したものも包含する。 本発明の成型物とは、フイルム状物、シート状
物、プレート状物が主体であるが、フレーク状
物、棒状物、円筒物などにも加工成型できる。 本発明を実施する場合、該農薬活性成分を含浸
したプルラン系樹脂成型物は、上記に述べたよう
に種々の形状物があるが、農薬有効成分の効能を
最大限に発揮させるために使用目的によつて、そ
れらの形状物を選択する必要がある。例えばその
使用方法として、(1)所定量を水に希釈する方法、
(2)苗床に貼付する方法または(3)畑地土壌にすきこ
む方法など、があげられる。 本発明で使用する農薬有効成分には特に限定は
なく、水溶性でも疎水性でもよく、また固体でも
液体でも使用することができる。本発明で用いら
れる代表的な農薬有効成分を挙げる。しかし、本
発明はこれらの例示に限定されるものではない。 なお、農薬有効成分名は農薬ハンドブツク
(1981年版)(日本植物防疫協会)の一般名を用い
た。 殺虫剤の例 MPP、MEP、イソキサチオン、ダイアジノ
ン、ピリダフエンチオン、クロルピリホスメチ
ル、バミドチオン、マラソン、PAP、ジメトエ
ート、ホルモチオン、チオメトン、エチルチオメ
トン、ホサロン、DMTP、DDVP、CVMP、
CVP、プロパホス、アセフエート、DEP、
NAC、MIPC、BPMC、MPMC、XMC、ピレ
スロイド、ケルセン、クロルベンジレート、アミ
トラズ、ビナパクリル、水酸化トリシクロヘキシ
ルスズ、カルタツプ、メソミル、アスレリン、フ
エンバレレート、D−Dなど。 殺菌剤の例 塩基性硫酸銅、塩基性塩化銅、水酸化第二銅、
オキシン銅、ジネブ、マンゼブ、アンバム、チウ
ラム、ミルネブ、MAF、TPN、フサライド、
IBP、EDDP、ブラストサイジンS、ホスダイフ
エン、カスガマイシン、ポリオロキシン、バリダ
マイシンA、ストレプトマイシン、ヒドロキシイ
ソキサゾール、キヤプタン、ダイフオルタン、フ
オルペツト、ジクロフルアニド、アニラジン、チ
オフアネートメチル、ベノミル、プロベナゾー
ル、イソプロチオラン、イプロジオン、フルオル
イミド、ビンクロゾリン、プロシミドンなど。 除草剤の例 2、4−PA、MCP、MCPB、フエノチオー
ル、ナプロアニリド、CNP、クロメトキシニル、
ビフエノツクス、ベンチオカーブ、モリネート、
DCPA、ブタクロール、アシユラム、DCMU、
リニユロン、シマジン、アメトリン、プロメトリ
ン、レナシル、オキサジアゾン、ピラゾレート、
ダゾメツト、トリフルラン、DBN、ピクロラム、
アロキシジム、塩素酸ナトリウム、グリホサート
など。 植物成長調節剤の例 4−クロロフエノキシ酢酸、マレイン酸ヒドラ
ジド、2−クロロエチルホスホン酸、2、3、5
−トリヨード安息香酸、5−クロロ−1H−3−
インダゾリル酢酸、ジベレリン、6−(N−ベン
ジルアミノ)プリンなど。 また、各農薬有効成分の混合物を使用できる。 さらに展着剤、忌避剤、誘引剤、殺そ剤なども
使用できる。 本発明において、プルラン系樹脂に、アルギン
酸ソーダ、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエ
チルセルロース、カルボキシプロピルセルロー
ス、ポリビニールピロリドン、ポリアクリル酸ソ
ーダなども併用することができる。 本発明の成型物の水に対する溶解性を向上させ
るために界面活性剤も添加できる。界面活性剤と
して、例えば、ドデシル硫酸塩、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ブチル
ナフタリンスルホン酸塩、ナフタリンスルホン酸
ホルマリン縮合物塩、アルキルスルホコハク酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンノニルフエニルエーテル、ポリオ
キシエチレンスチレン化フエニルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオ
キシエチレンノニルフエニルエーテル硫酸塩、ポ
リオキシエチレンスチレン化フエニル硫酸塩、ア
ルキルベタイン、アルキルアミン塩、4級アンモ
ニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン、
ポリオキシエチレン大豆油アミン、ポリオキシエ
チレンオレイルアミンなどがあげられ、それらの
混合物も使用できる。ここでアルキル基とは、炭
素数8〜20までの飽和および不飽和かまたは高級
脂肪酸の残基を示す。また塩としてはナトリウ
ム、カルシウム、アンモニウム、ジエタノールア
ミンなどが好ましい。 また必要に応じて、可塑剤を加えることもでき
る。可塑剤として、例えば、グリセリン、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコールなどがあげられる。 また、本発明の成型物に、催吐剤、腐食防止
剤、付臭剤、分解防止剤、色素なども配合でき
る。例えば、催吐剤としては、トリポリリン酸ソ
ーダ、ピロリン酸ソーダなどが、腐食防止剤とし
ては、メタホウ酸ソーダ、亜硝酸ソーダ、安息香
酸ソーダなどが、また付臭剤としては、アルキル
ピリジン、n−吉草酸、テトラヒドロチオフエン
などがあげられる。 本発明では、該農薬有効成分1重量部に対し
て、プルラン系樹脂0.1重量部〜20重量部の割合
で配合される。また、有効成分の含有量は防除効
果あるいは経剤性の面を考慮すれば、5%以上が
好ましい。 本発明の成型物は、プルラン系樹脂の水溶液を
調製し、その溶液に、(1)該農薬有効成分が水溶性
の場合には、単に溶解させるだけで、また(2)該農
薬有効成分が疎水性で固体の場合には、少量の微
粉状坦体、例えば、ホワイトカーボン、炭酸カル
シウム、硅そう土、またはクレーなどと界面活性
剤、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダ、リグニンスルホン酸ソーダなどを加え、衝撃
式粉砕機、ジエツト−O−マイザーなどにより、
微粉砕化した高濃度水和剤を調製し、分散させ
る。また(3)該農薬有効成分が常温で液体の場合
は、有効成分をホワイトカーボン、タルク、クレ
ー、硅そう土、炭酸カルシウムなどに付着させ、
(2)の場合と同様の高濃度水和剤を調製し分散させ
るかまたは有効成分に少量の溶剤と乳化剤を加
え、溶解混合し高濃度乳剤を調製し、乳化分散さ
せて、それら流延溶液を平滑な流延面に載置させ
ることにより製造できる。ドクターブレード、そ
の他の手段を使つて所望のフイルム厚が得られ
る。 以下に、本発明を具体的に説明するために実施
例をあげるが、本発明はこれらの例示のみに限定
されるものではない。なお、実施例中で部とある
のはすべて重量部を意味する。 実施例 1 プルラン(分子量10万)の10重量%水溶液3部
にアセフエート1部を溶解させた流延溶液をガラ
ス板に流し、乾燥して、本発明のアセフエート75
%含有フイルム状成型物を得る。 実施例 2 MEP80部、キシレン5部、ソルポール3005X
(東邦化学工業株式会社の乳化剤の商品名)15部
を加え、溶解混合し、高濃度乳剤を調製する。こ
れの1部をプルラン(分子量10万)の10重量%水
溶液10部に乳化分散させた流延溶液をガラス板に
流し、乾燥して、本発明のMEP40%含有フイル
ム状成型物を得る。 実施例 3 NAC80部、クレー5部、リグニンスルホン酸
ソーダ15部を加え、衝撃式粉砕機で粉砕混合し、
高濃度水和剤を調製する。これの1部をプルラン
(分子量20万)の10重量%水溶液10部に分散させ
た流延溶液をガラス板に流し、乾燥して、本発明
のNAC40%含有フイルム状成型物を得る。 実施例 4 プルラン(分子量10万)の10重量%水溶液10部
に、メソミル0.5部、ジエチレングリコール0.05
部を溶解させた流延溶液をガラス板に流し、乾燥
して、本発明のメソミル32%含有フイルム状成型
物を得る。 実施例 5 アセチル化プルラン(分子量10万)の10重量%
水溶液10部にアセフエート1部を溶解させた流延
溶液がガラス板に流し、乾燥して、本発明のアセ
フエート50%含有フイルム状成型物を得る。 実施例 6 プルラン(分子量20万)の10重量%水溶液15部
に、カスガマイシン0.1部を溶解させた流延溶液
をガラス板に流し、乾燥して、本発明のカスガマ
イシン6%含有フイルム状成型物を得る。 実施例 7 ダイフオルタン80部、クレー8部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ12部を加え、衝撃式粉砕
機で粉砕混合し高濃度水和剤を調製する。これの
1部をプルラン(分子量10万)の10重量%水溶液
12部に分散させた流延溶液をガラス板に流し、乾
燥して、本発明のダイフオルタン40%含有フイル
ム状成型物を得る。 実施例 8 ベノミル80部、クレー5部、ラウリル酸ソーダ
5部、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ソ
ーダ10部を加え、衝撃式粉砕機で粉砕混合し高濃
度水和剤を調製する。これの1部をプルラン(分
子量20万)の10重量%水溶液10部に分散させた流
延溶液ガラス板に流し、乾燥して、本発明のベノ
ミル40%含有フイルム状成型物を得る。 実施例 9 プルラン(分子量30万)の10重量%水溶液10部
に、2,4−PAアミン塩1部を溶解させた流延
溶液をガラス板に流し、乾燥して、本発明の2,
4−PAアミン塩50%含有フイルム状成型物を得
る。 実施例 10 DCMU80部、クレー5部、アルキルナフタレ
ンスルホン酸ソーダ15部を加え、衝撃式粉砕機で
粉砕混合し高濃度水和剤を調製する。これの1部
を1重量%のポリオキシエチレンノニルフエニル
エーテルを含有したプルラン(分子量10万)の10
重量%水溶液10部に分散させた流延溶液をガラス
板に流し、乾燥して、本発明のDCMU40%含有
フイルム状成型物を得る。 実施例 11 プルラン(分子量10万)の10重量%水溶液10部
にマレイン酸ヒドラジドジエタノールアミン塩
1.4部を溶解させた流延溶液をガラス板に流し、
乾燥して、本発明のマレイン酸ヒドラジドジエタ
ノールアミン塩58%含有フイルム状成型物を得
る。 実施例 12 プルラン(分子量20万)の10重量%水溶液10部
に2−クロロエチルホスホン酸0.7部を溶解させ
た流延溶液をガラス板に流し、乾燥して、本発明
の2−クロロエチルホスホン酸41%含有フイルム
状成型物を得る。 実施例 13 エーテル化プルラン(分子量10万)の10重量%
水溶液10部に、塩基性塩化銅3部を分散させた流
延溶液をガラス板に流し、乾燥して、本発明の塩
基性塩化銅含有(銅として44%含有)シート状成
型物を得る。 次に本発明の有用性を試験例により示す。 試験例 1 ドリフト試験 0.8mの高さに扇風機を設け、そこからの風速
が2m/秒になるような地点を求め、その地点の
1.5mの高さに1頭口ノズルを設置し、また、そ
の地点より散布液量を捕集するバツト(32cm×25
cm×2cm)を2.5mの位置に設置した。 実施例により調製した本発明成型物を所定の濃
度に水で希釈した散布液に青色色素0.05%を添加
した。散布量は1回600mlとし、噴霧圧力は4
Kg/cm2とした。 本試験は2回の反覆で実施し、その平均値を用
いた。結果を第1表に示す。
【表】
【表】 た。
試験例 2 付着性試験 1m2の木枠中に稲(品種 朝日の5〜6葉期)
を植えた3つのポツトを置き、本発明の実施例2
に準じて調製した成型物の1000倍希釈液を10アー
ル当り100ずつオートスプレー(大木製、空気
圧2Kg/cm2)で均一に散布した。その後、株元よ
り約8cmのところから切りとつてポリ袋に入れ、
アセトン200mlで稲体上のMEPを抽出し、ガスク
ロマトグラフイーで稲体生体重当りのMEPを定
量分析した。結果を第2表に示す。 本発明の成型物は、従来の製剤より2倍以上付
着性を向上させることができた。
【表】 試験例 3 ワタアブラムシ防除試験 6cm角の大きさのポツトにナス(品種:千両2
号)を1本植えとし、育成した5葉器のナスに1
ポツト当りワタアブラムシ15頭を接種した。一昼
夜温室内に放置した後、すべての寄生虫数を調査
し、実施例の薬剤の所定濃度(500ppm)希釈液
を1ポツト当り15mlずつスプレーガンにて散布し
た。散布処理5日後にすべての寄生虫数を調査
し、次式により防除価(%)を求めた。 なお、本試験は5ポツト反覆で実施した。その
結果を第3表に示す。 防除価(%)=(1−Ta/Tb/Ua/Ub)×100 Ta:処理区の処理後の総寄生虫数 Tb: 〃 〃 前の 〃 Ua:無処理区の処理後の総寄生虫数 Ub: 〃 〃 前の 〃
【表】 希釈液調製時に粉だちを防止した本発明成型物
は比較例に用いた水和剤と比較して、防除効果が
向上し、薬害も認められなかつた。また、取り扱
いが非常に簡便であり、能率的であつた。 試験例 4 トマト疫病防除効果試験 直径9cmのポツトで育苗したトマト(品種:世
界一)の5葉期苗に実施例7に準じて調製した薬
剤の所定濃度液の小型散布機を用い、葉の表裏面
に十分量散布した。散布1日後にトマト疫病菌
(フイトフトラ インフエスタンス;
Phytophthora infestance)の遊走子のう懸濁液
を噴霧接種した。病菌接種後は20℃の湿室(相対
湿度100%)に格納した。 発病調査は、病菌接種3日後に第1〜第4葉の
病斑面積歩合(%)を測定し、次式により防除価
(%)を算出した。 なお、本試験は1区3ポツト制で実施した。結
果を第4表に示す。 防除価(%) =(1−処理区の平均病斑面積歩合/無処理区の平均
病斑面積歩合)×100
【表】
【表】 表中で無処理区のかつこ内数値は、無処理
区の平均病斑面積歩合(%)を示す。
希釈液調製時に粉だちを防止した本発明成型物
は、比較例に用いた水和剤と比較して、防除効果
も向上し、薬害も認められなかつた。また、取り
扱いが非常に簡便であり、かつ能率的であつた。 試験例 5 殺草効果試験 縦20cm、横12cm、深さ8cmのプラスチツクポツ
トに畑土壌(沖積壌土)をつめ、メヒシバ、ハコ
ベ、スベリヒユ、イヌビユ、タデの各種子をポツ
ト当り約20粒宛播種し、土壌表層約1cmに均一に
混和した。作物は大豆(品種:エンレイ)の種子
をポツト当り3粒条播した。播種後は十分に潅水
し、ガラス温室内で管理した。播種3日後に実施
例10に準じて調製した薬剤の所定量を10アール当
り100の水に希釈し、土壌全面に処理した。薬
剤処理30日後に、生き残り雑草を草種別に抜きと
り、その生草重量(g)を測定し、次式により殺
草率(%)を求めた。 本試験は、1区3ポツト制で行い、その平均殺
草率(%)を算出した。その結果は第5表に示す
とおりである。 殺草率(%) =(1−処理区の雑草生草重量(g)/無処理区の雑
草生草重量(g))×100
【表】 希釈液調製時に粉だちを防止した本発明の成型
物は、比較例として用いた水和剤と比べて、殺草
効果は同等であり、薬害も認められなかつた。ま
た、取り扱いが簡便であり、能率的であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 農薬有効成分をプルラン系樹脂に含浸させて
    成型化したことを特徴とする農薬成型物。
JP7891683A 1983-05-07 1983-05-07 農薬成型物 Granted JPS59204101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7891683A JPS59204101A (ja) 1983-05-07 1983-05-07 農薬成型物

Applications Claiming Priority (1)

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JP7891683A JPS59204101A (ja) 1983-05-07 1983-05-07 農薬成型物

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JPS59204101A JPS59204101A (ja) 1984-11-19
JPH0254801B2 true JPH0254801B2 (ja) 1990-11-22

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ID=13675168

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JP7891683A Granted JPS59204101A (ja) 1983-05-07 1983-05-07 農薬成型物

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