JPH0243349A - Li含有高力アルミニウム合金の加工法 - Google Patents
Li含有高力アルミニウム合金の加工法Info
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- JPH0243349A JPH0243349A JP19055988A JP19055988A JPH0243349A JP H0243349 A JPH0243349 A JP H0243349A JP 19055988 A JP19055988 A JP 19055988A JP 19055988 A JP19055988 A JP 19055988A JP H0243349 A JPH0243349 A JP H0243349A
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Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は高力アルミニウム合金、特にLi 含有高力
アルミニウム合金を加工する方法に関する。
アルミニウム合金を加工する方法に関する。
従来、一般の高力アルミニウム合金(JIS規格202
4.7075)を加工するには、最も加工性がよい焼な
まし状態で加工後、溶体化処理を行う方法が実施されて
いる。しかしながら、Li 含有高力アルミニウム合
金そのものは現在工業化中であり、そのため該合金の加
工及びその際の熱処理条介は未だ確立されていない。
4.7075)を加工するには、最も加工性がよい焼な
まし状態で加工後、溶体化処理を行う方法が実施されて
いる。しかしながら、Li 含有高力アルミニウム合
金そのものは現在工業化中であり、そのため該合金の加
工及びその際の熱処理条介は未だ確立されていない。
Li 含有高力アルミニウム合金を加工するためには
、先ず最も加工性のよい状態に熱処理することが必要で
ある。該合金は通常の高温(400〜460C)から徐
冷(27C/ hr 以下の冷却速度)する焼なまし
処理を行った状態よシ、高温(460〜540C)から
室温水中に焼入れを行う溶体化処理を施こした状態の方
が加工性がよい。
、先ず最も加工性のよい状態に熱処理することが必要で
ある。該合金は通常の高温(400〜460C)から徐
冷(27C/ hr 以下の冷却速度)する焼なまし
処理を行った状態よシ、高温(460〜540C)から
室温水中に焼入れを行う溶体化処理を施こした状態の方
が加工性がよい。
従ってLi 含有高力アルミニウム合金を溶体化処理
した後、加工して必要な形状となし、時効処理を行えば
よいが、加工量が大きく一度の加工だけでは所望の形状
が得られない場合には再溶体化処理を行い、更に加工を
行って所望の形状を得るようにしなければならないが、
再溶体化処理を行うと一度目の加工時に該合金内部に蓄
積された加工歪が高温に加熱されることにより解放され
、そのエネルギでいわゆる再結晶という結晶粒の再配列
現象が生ずる。このような現象が起ると新たに生じた結
晶粒は通常光のそれよシ大きくなシ、粗大化した結晶粒
をもつLi 含有高力アルミニウム合金製品は強度、
伸び及び耐疲労強度などの性質が劣化することになる。
した後、加工して必要な形状となし、時効処理を行えば
よいが、加工量が大きく一度の加工だけでは所望の形状
が得られない場合には再溶体化処理を行い、更に加工を
行って所望の形状を得るようにしなければならないが、
再溶体化処理を行うと一度目の加工時に該合金内部に蓄
積された加工歪が高温に加熱されることにより解放され
、そのエネルギでいわゆる再結晶という結晶粒の再配列
現象が生ずる。このような現象が起ると新たに生じた結
晶粒は通常光のそれよシ大きくなシ、粗大化した結晶粒
をもつLi 含有高力アルミニウム合金製品は強度、
伸び及び耐疲労強度などの性質が劣化することになる。
本発明は上記技術水準に鑑み、合目的なL1含有高力ア
ルミニウムの加工法、特に再結晶時に無数の結晶核を該
合金内部に均一に発生分散させ、それによりあらゆる個
所から同時に新しい再結晶粒を発生させ、元のものよシ
も微細な再結晶組織のものを得ることができるLi
含有高力アルミニウム合金の加工法を提供しようとする
ものである。
ルミニウムの加工法、特に再結晶時に無数の結晶核を該
合金内部に均一に発生分散させ、それによりあらゆる個
所から同時に新しい再結晶粒を発生させ、元のものよシ
も微細な再結晶組織のものを得ることができるLi
含有高力アルミニウム合金の加工法を提供しようとする
ものである。
本発明はLi 含有高力アルミニウム合金を溶体化処
理し、過時効処理した後、加工を施し、加工後溶体化処
理を行うLi 含有高力アルミニウム合金の加工法で
ある。
理し、過時効処理した後、加工を施し、加工後溶体化処
理を行うLi 含有高力アルミニウム合金の加工法で
ある。
すなわち、本発明の加工法は、1回目の溶体化処理と1
段目の加工との間に、過時効処理工程を挿入したことを
特徴とするものである。
段目の加工との間に、過時効処理工程を挿入したことを
特徴とするものである。
本発明の対象とする合金は、後記の実施例であげたA/
−Li−Cu−Mg−Zr 合金以外に、溶体化、時
効処理タイプの熱処理が可能な合金、例えば2000番
台のA/−Cu系合金、6000番台のA/−Mg−8
1系合金、7000番台のAI!−Zn−Mg系合金な
どがあげられる。
−Li−Cu−Mg−Zr 合金以外に、溶体化、時
効処理タイプの熱処理が可能な合金、例えば2000番
台のA/−Cu系合金、6000番台のA/−Mg−8
1系合金、7000番台のAI!−Zn−Mg系合金な
どがあげられる。
本発明における溶体化処理温度は、添加元素を十分に母
材基地中に固溶させ共晶溶融を防止して結晶粒界の脆化
を防いで材料の延性を確保するには500〜550Cの
範囲が好ましく、特に520〜530Cが好ましい。
材基地中に固溶させ共晶溶融を防止して結晶粒界の脆化
を防いで材料の延性を確保するには500〜550Cの
範囲が好ましく、特に520〜530Cが好ましい。
また、過時効処理温度は、析出の進行を早めかつ安定相
8−A/’2CuMgの析出も容易にし、析出した安定
相が母材基地中に固溶させぬためには400〜480C
の範囲が好ましく、このうち特に高温側の460〜48
0Cが好ましい。
8−A/’2CuMgの析出も容易にし、析出した安定
相が母材基地中に固溶させぬためには400〜480C
の範囲が好ましく、このうち特に高温側の460〜48
0Cが好ましい。
本発明において採用するような過時効処理をせず溶体化
処理だけでは、添加元素はアルミニウム基地中に固溶さ
れているため、再結晶の核となるものは合金中に含まれ
ている不純物(主に、Fe、Si、CrとA/の化合物
)、結晶粒界及び変形帯といった場所のみである。しか
しながら、本発明におけるように溶体化処理後、400
〜s o o c、特に460〜480Cの高温で過時
効処理を行うと、固溶されていた添加元素が析出物とな
ってアルミニウム基地中に分散され、例えばδ’−A/
3Li、δ−AI!S i、T1−A/ 2 CuL
i、T/−A/MgLi及びS’−AI!2CuMg
といった析出物が現われる。この析出物は高温で時効
されるため大きく成長し、約10μ以上となり、いずれ
も再結晶が生ずる時の核として作用することが可能とな
る。そのため、溶体化処理のみと比較して再結晶の核の
数は無数に増大したと考えられる状態になシ、これら無
数の核よシ同時に再結晶粒が発生することによって元の
ものより微細な結晶粒が得られるようになる。
処理だけでは、添加元素はアルミニウム基地中に固溶さ
れているため、再結晶の核となるものは合金中に含まれ
ている不純物(主に、Fe、Si、CrとA/の化合物
)、結晶粒界及び変形帯といった場所のみである。しか
しながら、本発明におけるように溶体化処理後、400
〜s o o c、特に460〜480Cの高温で過時
効処理を行うと、固溶されていた添加元素が析出物とな
ってアルミニウム基地中に分散され、例えばδ’−A/
3Li、δ−AI!S i、T1−A/ 2 CuL
i、T/−A/MgLi及びS’−AI!2CuMg
といった析出物が現われる。この析出物は高温で時効
されるため大きく成長し、約10μ以上となり、いずれ
も再結晶が生ずる時の核として作用することが可能とな
る。そのため、溶体化処理のみと比較して再結晶の核の
数は無数に増大したと考えられる状態になシ、これら無
数の核よシ同時に再結晶粒が発生することによって元の
ものより微細な結晶粒が得られるようになる。
A7−Li −Cu−Mg−Zr合金(sl: 0.0
5 %、Fe:0.1 %、 cu:1.84%、
Mg : 0.8 1 %、 Ti:0.0 2
5%、 Li : 2.6%、 Zr : 0
.1 491r、A/:残部、但しSi、Fe及びT1
は不純物)に対し、通常と考えられる手順と本発明方法
による手順で製造した板状試料の測定結果を下記に示す
。
5 %、Fe:0.1 %、 cu:1.84%、
Mg : 0.8 1 %、 Ti:0.0 2
5%、 Li : 2.6%、 Zr : 0
.1 491r、A/:残部、但しSi、Fe及びT1
は不純物)に対し、通常と考えられる手順と本発明方法
による手順で製造した板状試料の測定結果を下記に示す
。
上記の結果よシ、通常法に比較し、本発明による方法に
よると約60チ結晶粒が微細であることがわかる。
よると約60チ結晶粒が微細であることがわかる。
本発明は単純な加工度の低い部品は別として複雑で高い
加工度を要する部品(例えば航空機用ストリンガ−フレ
ームなど)の製造に対して大きな効果を奏することがで
きる。
加工度を要する部品(例えば航空機用ストリンガ−フレ
ームなど)の製造に対して大きな効果を奏することがで
きる。
Claims (1)
- Li含有高力アルミニウム合金を溶体化処理し、過時効
処理した後、加工を施し、加工後溶体化処理を行うこと
を特徴とするLi含有高力アルミニウム合金の加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19055988A JPH0243349A (ja) | 1988-08-01 | 1988-08-01 | Li含有高力アルミニウム合金の加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19055988A JPH0243349A (ja) | 1988-08-01 | 1988-08-01 | Li含有高力アルミニウム合金の加工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0243349A true JPH0243349A (ja) | 1990-02-13 |
Family
ID=16260083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19055988A Pending JPH0243349A (ja) | 1988-08-01 | 1988-08-01 | Li含有高力アルミニウム合金の加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0243349A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013537936A (ja) * | 2010-09-08 | 2013-10-07 | アルコア インコーポレイテッド | 改良されたアルミニウム−リチウム合金及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-08-01 JP JP19055988A patent/JPH0243349A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013537936A (ja) * | 2010-09-08 | 2013-10-07 | アルコア インコーポレイテッド | 改良されたアルミニウム−リチウム合金及びその製造方法 |
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