JPH02302915A - データ記録再生装置の磁気ヘッド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明ζ傅、サーボ機構を有するデータ記録再生装置、
特にフロッピーディスク装置の磁気ヘッド装置に関する
。

（従来の技術） 近年、データ記録再生装置として記憶量が大容量のフロ
ッピーディスク装置が開発されている。

このような装置には、記録媒体の記録密度が高密度であ
るため、ヘッドの位置決め制御機構として高精度の制御
か可能なサーボ機構が使用されているものがある。サー
ボ機構では、記録媒体に予め記録されたサーボデータを
読出し、このサーボデータに基づいてヘッドが記録媒体
の目標トラックに位置決めされる。

ここで、サーボデータの記録方式として、例えばセクタ
サーボ方式のようにデータ面の一部にサーボデータを記
録する埋め込みサーボ方式またはデータ面より深さ方向
の記録層にサーボデータを記録する深層サーボ記録方式
がある。埋め込みサーボ方式は、通常のデータのリード
／ライトを行なうリード／ライトヘッドによりサーボデ
ータが読出されるため、専用のサーボヘッドは不要であ
る。しかし、サーボデータを間欠的にしか得られないた
め、連続的なヘッド位置決め制御動作は不可能である。

これに対して、深層サーボ記録方式では、概念的にデー
タ面に対応する深層の全面にサーボデー□　夕が記録さ
れることになるため、連続的にサーボデータを読出すこ
とが可能である。しかし、連続的にサーボデータを読出
すための専用のサーボヘッドが必要となる。フロッピー
ディスク装置では、磁気ヘッドはり一ド／ライトヘッド
の他に、イレーズヘッドを有する。このため、従来の磁
気ヘッドでは、単にサーボヘッドを設けることは、構造
上の観点から極めて困難である。

（発明が解決しようとする課題） 従来の深層サーボ記録方式のフロッピーディスク装置で
は、専用のサーボヘッド（即ち、サーボデータ読取用ギ
ャップ）が必要となるか、従来の磁気ヘッドに単にサー
ボヘッドを設けることは、ヘッドの構造上の観点から困
難である。

本発明の目的は、深層サーボ記録方式において、簡単な
構造で、サーボデータを読取るための専用のサーボヘッ
ドを一体的に備えたデータ記録再生装置の磁気ヘッド装
置を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段と作用） 本発明は、深層サーボ記録方式のサーボ機構を備えたデ
ータ記録再生装置において、リード／ライトギャップー
ズギャップ及びサーボデータ読取用ギャップを備えた磁
気ヘッド装置である。本装置のサーボデータ読取用ギャ
ップは、リード／ライトギャップに対応する記録媒体の
トラックに対して隣接するトラックに対応するヘッドス
ライダの位置又は所定のトラック分に相当する距離を有
するヘッドスライダの位置に形成されている。

このような構成により、記録媒体の深層に記録されたサ
ーボデータを連続的に読出すことが可能となる。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図及
び第２図は第１の実施例に係わるフロッピーディスク装
置に使用される磁気ヘッド装置の構成を示す平面図であ
る。第２図に示すように、同実施例の磁気ヘッド装置は
、記録媒体の表面に接触し、装置本体を構成するヘッド
スライダｌＯを備えている。ヘッドスライダｌＯは、記
録媒体に対する接触面部が中央部の溝１０ｃを間にして
、−刃側１０ａ及び他方側ｌＯｂに区画されている。溝
１０ｃは記録媒体に接触した際の吸着現象を防止するた
めのものである。

ヘッドスライダＩＯの一刃側ＬＯａには、リード／ライ
トギャップ１１、イレーズギャップ１２及びサーボデー
タ読取用ギャップ１３が設けられている。

リード／ライトギャップ１１及びイレーズギャップＩ２
は、第１図に示すように、記録媒体のトラックに相当す
る範囲内に、記録媒体の円周方向に対して並列に設けら
れている。イレーズギャップ１２は、先行ワイドイレー
ズ方式のイレーズヘッドのギャップであり、リード／ラ
イトギャップ１１に対して先行した位置（記録媒体の回
転方向Ａ）で、しかも広範囲にデータを消去する。一方
、サーボデータ読取用ギャップ１３は、リード／ライト
ギャップ１１に対応するトラックに隣接するトラックに
相当する範囲内に設けられている。サーボデータ読取用
ギャップ１３は、記録媒体の深層に記録されたサーボデ
ータを読出すための専用のギャップである。さらに、リ
ード／ライトギャップ１１とのクロストークを防止する
ために、ギャップ１３は所定のアジマスを有するように
形成されている。

第３図は同実施例に係わるサーボ系の構成を説明するた
めのブロック図である。第３図に示すように、フロッピ
ーディスク装置では、記録媒体２０を回転運動させるス
ピンドル機構２１が設けられており、この記録媒体２０
に対してＳＯヘッノド２及びＳ１ヘツド２３が半径方向
ヘシークするように構成されている。各ヘッド２２．２
３はそれぞれ第１図及び第２図に示すように構成されて
いる。各ヘッド２２、２３はキャリッジ２４に搭載され
ており、このキャリッジ２４の移動によりシークする。

キャリッジ２４はキャリッジ駆動回路２５により、記録
媒体２０の半径方向へ移動する。

各ヘッド２２．　２３はり−ド／ライト回路２６からラ
　。

イト信号が転送されて、記録媒体２０から読出したリー
ド信号をリード／ライト回路２６へ出力する。

各ヘッド２２．２３のサーボデータ読取用ギャップ１３
により読出されたサーボデータは、サーボ回路２７に出
力されて処理される。サーボ回路２７は、各ヘッド２２
．２３から読出されるサーボデータに基づいて、キャリ
ッジ駆動回路２５を通じて各ヘッド２２゜２３を目標ト
ラックに位置決めするための位置決め制御信号を生成す
る。

次に、同実施例の動作を説明する。まず、フロッピーデ
ィスク装置では、ヘッド２２．２３を記録媒体１０の目
標トラックに位置決めするためのシークモード及び位置
決めされたヘラ＋：２２．２３が目標ｌ・ラックに対し
てデータのり−ド／ライトを行なうリード／ライトモー
ドに大別される。

シークモードでは、指定されたヘッド２２．２３が記録
媒体２０からサーボデータを読出し、サーボ回路２７へ
出力する。ここで、記録媒体２０には、表面のデータ面
及び深さ方向にデータ面に対応する深層のサーボデータ
面領域が設けられている。ヘッド２２．２３は、第１図
に示すようなサーボデータ読取用ギャップ１３により、
その深層のサーボデータ面領域からサーボデータを読出
す。

サーボ回路２７は、ヘッド２２．２３により読出された
サーボデータに基づいて位置決め制御信号を生成し、キ
ャリッジ駆動制御回路２５を駆動制御するサーボ回路２
７の基本的動作はハードディスク装置のサーボ系と同様
である。同実施例では、サーボデータ読取用ギャップ１
３がリード／ライトギャップ１１に対して１トラック分
ずれた位置に有るため、その位置ずれ誤差を想定した位
置決め制御処理が実行される。キャリッジ駆動制御回路
２５はサーボ回路２７の駆動制御により、キャリッジ２
４を目標トラックの方向へ移動させる。キャリッジ駆動
制御回路２５は具体的には、キャリッジ２４の駆動源で
ある例えばステッピングモータ（又はボイスコイルモー
タ）を駆動制御し、キャリッジ２４を移動させる。

キャリッジ２４の移動制御により、各ヘッド２２゜２３
が目標トラックに位置決めされると、リード／ライトモ
ードに移行する。各ヘッド２２．２３は目標トラックに
対して、データのり一ド／ライトを行なう。

このようにして、リード／ライトギャップ１１に対して
、隣接トラックに相当する位置に設置すられたサーボデ
ータ読Ｊｉ；！用ギャップ１３により、記録媒体２０の
深層に記録されたサーボデータが読出される。この読出
されたサーボデータに基づいて、各ヘッド２２．２３は
目標トラックに位置決めされることになる。

同実施例では、サーボデータ読取用ギャップ１３がリー
ド／ライトギャップ１１に対して隣接トラックに相当す
る位置に設けられているため、各ギャップ間の中心位置
の間隔を高精度に設定することができる。また、リード
／ライトギャップ１１をサーボデータ読取用ギャップと
併用する方式に対して、連続的にサーボデータを読出す
ことができる利点の他に、サーボデータ読取用ギヤ・ツ
ブのギャップ長を最適値に設定することができる。さら
に、サーボデータ読取用ギャップ１３にアジマスを設け
ることにより、リード／ライトギャップ１１とのクロス
トークを軽減できる効果が得られる。

第４図乃至第６図は本発明の第２の実施例に係わる平面
図である。

第２の実施例では、第４図に示すように、サーボデータ
読取用ギャップ１３かヘッドスライダ１０の他方の側ｆ
ｏｂに設けられている。ヘッドスライダ１０の一方の側
１０ａには、第６図に示すように、リード／ライトギャ
ップ１１及びイレーズギャップ１２が設けられている。

即ち、サーボデータ読取用ギャップ１３は、リード／ラ
イトギャップ１１の位置に対して、記録媒体２０の半径
方向に数トラック分に相当する距離だけ離れた位置に設
けられている。

さらに、サーボデータ読取用ギャップ１３は、第５図に
示すように、リード／ライトギャップ１１に対して所定
のアジマスを有する。なお、同実施例の磁気ヘッドを使
用した場合のサーボ系の構成及び動作は、前記第１の実
施例の場合と同様である。

同実施例の構成であれば、前記第１の実施例の場合と比
較して、サーボデータ読取用ギャップ１３とリード／ラ
イトギャップ１１との間隔が大きいため、クロストーク
を防止する効果を高める事が可能となる。

［発明の効果コ ニ　　以上詳述したように本発明によれば、深層サーボ
記録方式において、サーボデータを読取るための専用の
サーボデータ読取用ギャップを、リード／ライトギャッ
プに対して隣接するトラックまたはヘッドスライダの他
方側に設けた構造により、簡単な構造で専用のサーボヘ
ッドを一体化した磁気ヘッド装置を提供することできる
。本発明の装置であれば、リード／ライトギャップとの
クロストークの影響をほとんど受けること無く、連続的
なサーボデータの読出し動作を実現することが可能とな
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はそれぞれ本発明の第１の実施例に係
わる磁気ヘッド装置の構成を示す平面図、第３図は同実
施例に係わるサーボ系の構成を示すブロック図、第４図
乃至第６図はそれぞれ本発明の第２の実施例に係わる平
面図である。 ｌＯ・・・ヘッドスライダ、１１・・・リード／ライト
ギャップ、１２・・・イレーズギャップ、１３・・・サ
ーボデータ読取用ギャップ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武び 第５図 第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ヘッドを目標トラックに位置決めするための深層
   サーボ記録方式のサーボ機構を備えたデータ記録再生装
   置において、 記録媒体の表面に接触するヘッドスライダに形成された
   リードライトギャップと、 このリードライトギャップに対応する前記記録媒体のト
   ラック近傍に位置するトラックに対応する前記ヘッドス
   ライダの位置に形成されたサーボデータ読取用ギャップ
   とを具備したことを特徴とするデータ記録再生装置の磁
   気ヘッド装置。
2. （２）ヘッドを目標トラックに位置決めするための深層
   サーボ記録方式のサーボ機構を備えたフロッピーディス
   ク装置において、 記録媒体の表面に接触するヘッドスライダの一方の側に
   形成されたリードライトギャップと、前記記録媒体の円
   周方向に前記リードライトギャップと平行となるように
   前記ヘッドスライダの一方の側に形成されたイレーズギ
   ャップと、前記ヘッドスライダの他方の側に形成されて
   、前記リードライトギャップに対して前記記録媒体の半
   径方向に所定のトラック分に相当する距離を有する位置
   に設けられたサーボデータ読取用ギャップとを具備した
   ことを特徴とするデータ記録再生装置の磁気ヘッド装置
   。