JPH02238406A

JPH02238406A - 光ファイバの切断方法

Info

Publication number: JPH02238406A
Application number: JP1058773A
Authority: JP
Inventors: Takeo Seike; 健夫清家; Osamu Nishi; 西　修
Original assignee: Sumitomo Electric Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date: 1989-03-11
Filing date: 1989-03-11
Publication date: 1990-09-20
Also published as: EP0387583A2; DE69011159D1; US5104021A; EP0387583A3; DE69011159T2; EP0387583B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は光ファイバの接続、測定等に際し、光ファイバ
の端面を直角かつ鏡面切断する方法に関するものである
。

（従来の技術及び解決しようとする課題）第７図は現在
広く用いられている光ファイバ切断器の一例の内部をあ
らわした正面図である。

上部ケース（７Ｂ）と下部ケース（７！）とを相対向さ
せピン（フ２）で回転自在に取付けてある。上記下部ケ
ース（７ｌ）上には光ファイバを載置する板ばね（７７
）の一端部を取付け、その上には光ファイバ押え（７５
）があってその端部は上部ケース（７Ｂ）に取付けてあ
る。父上記ピン（７２）の中央部にはカッターアーム（
７３）の基端部が回動自在に取付けられており、その先
端部には加傷刃（７４）を有し上部ケース（７Ｂ）の端
部下方に延びている。

光ファイバ心線の端末部被覆を除去して露出した光ファ
イバを板ばね（７７）上に＠置し、その端部を光ファイ
バ押え（７５）で押えて位置決めする。この状態で上部
ケース（７Ｂ）の自由端側を抑圧すると、加傷刃（７４
）が下降して、板ばね（７７）上の光ファイバに初期傷
を付与する。上部ケース（ｔｓ）の抑圧を解放し、板ば
ね（７７）を曲げ防止ストッパ（フ８）に当接する位暉
まで曲げることにより、光ファイバには曲げ応力が作用
し、光ファイバは初期傷の位置において切断される。

しかし、このような光ファイバ切断器においては、加傷
刃が円弧運動を行ない、かつ板ばねが片端フリーで設け
てあること等により、直角かつ鏡面に切断するにはスキ
ルが必要である。

第８図は従来の他の切断装置の説明図である。

図面に示すように、光ファイバ心！　（１）を把持面に
弾性体（８１ａ）をもったクランプ（８ｌ）で把持する
と共に、光ファイバ《２》の先端部を把持而に弾性体（
８２ａ）をもったクランプ（８２）で把持して、光ファ
イバ（２）を空中に略水平に把持する。この状態におい
て、加傷刃（８３）を光ファイバ（２）に当てて初期傷
を与え、対向する方向から押えブロック（８４）を押し
当て、光ファイバ（２）に張力を付与して切断する。

しかし、このような装置においては、一方のクランプ（
８１）は光ファイバ心線（１）を把持し、他方のクラン
プ（８２）は光ファイバ（２）を把持していること、及
びクランプの締付け力によって把持力が変化すること等
により、クランプのすべり把持力が一定せず、初期傷の
深さが変化し、又切断時の張力が変動することにより、
直角かつ鏡面に切断することが難しいという問題点があ
る。

（課題を解決するための手段）本発明は上述の問題点を解消した光ファイバの切断方法
を提供するもので、その特徴は、光ファイバ心線の端末
部の被覆を除去して露出した光ファイバを、すべり把持
力が一定になるように構成したすべり把持可能な一対の
クランプで空中に略水平に把持し、そのクランプ間の光
ファイバに鉛直方向に加傷刃を当てることにより光ファ
イバ表面に初期傷を与え、その後初期傷と対向する側に
平坦な押えブロックを鉛直方向に押し当てることにより
クランプのすべり把持力により光ファイバに張力が負何
され切断することにある。

第１図（イ）〜《二》は本発明切断方法の基本の手順の
説明図である。

第１図（イ》に示すように、光ファイバ心線（１）の端
末部の被覆を除去して露出した光ファイバ（２）を一対
のクランプ（３）により空中で略水平に把持する。上記
クランプ（３）は後述するように、すべり把持力が一定
になるように構成したすべり把持可能なクランプである
。

次に、同図（０）のようにクランプ（３）により把持さ
れたクランプ間の光ファイバ（２）に鉛直方向に加傷刃
（４）を当てる。この際クランプ（３）が光ファイバ（
２）をすべり把持して光ファイバ（２）に矢印のような
張力が負荷されることにより、光ファイバ（２）の加傷
刃（４）接触部において微小傷を与える。

加傷刃（４》の後退後、第１図（ハ）のように、初期傷
と対向する側に平坦面を有する押えブロック（５）を押
し当てる。押えブロック（５）の押し当てに伴い、光フ
ァイバ（２）にはクランプ（３）のすべり把持による張
力が負荷されつつ、押えブロック（５）の光ファイバ（
２）の支持点（Ａ）内での光ファイバ（２）の空中曲が
りによる曲げ力の負荷により、光ファイバ（２）は同図
（二）のように初期傷部を起点として直角かつ鏡面に切
断される。

（実施例）第２図は本発明の切断方法を実現する装置の具体例の説
明図で、光ファイバをセットする前の状１図である。

曲がりぐせのある光ファイバ心線を真直に矯正するため
に、光ファイバガイド（８）及び光ファイバ心線ガイド
（７）に、光ファイバ及び光ファイバ心線をおき、被覆
部クランプ（８）を倒して仮止めする。次にクランプ蓋
（ｌ２）を倒し七光ファイバをすべり把持可能な一対の
クランプ（３ａＨ３ｂ）で空中に略水平に把持する。

加傷刃（４）と一体に構成されたノブ（１１）を押すこ
とにより、加傷刃（４）は回転運動により空中把持され
た光ファイバに対して鉛直方向に移動し、加傷刃（４）
が光ファイバに当たり、クランプ（３）のすべり把持に
より光ファイバに張力が負荷され、加傷刃（４）の接触
部において光ファイバ表面に初期傷が与えられる。

加傷刃《４）を元の位置に戻した後、曲率をもたない平
坦な表面を有する押えプロ，ク（５）を連結した押えブ
ロックノブ（１Ｇ）を押し下げることにより、光ファイ
バには前述のようなすべり把持による張力及び曲げ力が
負荷され、光ファイバは切断される。

なお、光ファイバをセットする時、その被覆除去際を切
断長数示を明示した切断長目盛板（９）に合せることに
より、切断長を希望に合せて設定できる。

第３図は加傷刃固定部の一実施例の説明図で、同図（イ
）は正面図、同図（０）は側面図である。

加傷刃（４）の中心と光ファイバ（２）の位置はδ分だ
けずれて設けてある。これにより加傷刃（４）を刃固定
ブロック（１５）から取り外し、表裏を逆にして取り付
けることにより、光ファイバ（２）に当たる加傷刃（４
）の先端位置を新しくすることができ、一つの刃で倍の
刃寿命となる。

又刃固定ブロック（ｌ５）内に加傷刃位置決めビン（Ｉ
３）及び加傷刃（４）が嵌合する溝（！４）を設けて加
傷刃（４）の位置を規定することにより、又固定ブロッ
ク（ｌ５）を光ファイバ（２）の鉛直方向に移動して光
ファイバ（２）に加傷するとき、刃固定ブロック（ｌ５
）は加傷刃（４）が光ファイバ（２）に接触した後、刃
ストッパ（１８）に当たることにより、刃押し当て量を
一定にすることができる。

上記刃押し当て量をｙとし、クランプする光ファイバの
すベリ把持によるすべりカ（光ファイバに対しては引張
り力）Ｐとの関係は次式となる。

ＷＹ：ａＸ− ＰここでＷは刃圧であり、光ファイバの加傷を規定する因
子であり、ａは定数である。従って刃押し当て量を安定
させることが重要である。

一方すベリカＣＰ）はクランプ（３）のクランプ力と光
ファイバ間の摩擦力によって規定される。

光ファイバ（２）には加傷点以外に傷をつけない方が望
ましい。そこでクランプ（３）の光ファイバ（２）に接
触する部分はすべて軟質材料とすることがよく、ゴム材
料等の弾性体を用いる。

第４図はクランプ（３）のクランプカと摩擦力を安定さ
せ、かつ光ファイバ（２）との接触部を弾性体で構成し
たクランプ（３）の具体例の正面図である。門形状の剛
体（３１ａ）（３ｌｂ）の内部に弾性体（３２ａ）（３
２ｂ）を充填した一対のクランプを対向させ、例えばマ
グネット等を用いて磁力により押し付け力を与え、対向
する剛体（３１ａ０３ｌｂ）の面を接触させることによ
り、光ファイバ（２）のすべり力を一定にすることがで
きる。

第５図は刃当て構造の一実施例の説明図である。刃当て
ノブ（１１）を矢印の方向に押すことにより■を軸とし
て回転し、加傷刃（４）を光ファイバ（２）の鉛直方向
に刃当てできる構造で、図のようにバネ（ｌ７）を設け
ることにより、押すことを止めた場合、自動的に加傷刃
（４）が後退し、刃当て動作を終了できる。これにより
、光ファイバ《２》の加傷跡が２点以上つくことを防止
することができ、又刃当てノブ（１１）をたたくことに
より早《刃当てでき、光ファイバ（２）に付加された傷
の先端のクラック性状を鋭《することができ、切断角度
を一層直角に近くすることが可能となる。

第６図は押えブロックノブ（１ｏ）を押して、まさに、
押えブロック（５）が光ファイバ（２）を押さんとして
いる状態の図である。押えブロックノブ（１Ｇ）を押す
ことにより＠を中心として回転し、押えブロック（５）
が光ファイバ（２）に押し当たる。この際、図のように
圧縮バネもしくはダンパー（１８）を設けることにより
、光ファイバ《２》の押し速度をゆっくりさせることが
でき、これにより光ファイバ（２）に付与される曲げ力
をより安定して負荷することができ、期待された鏡面切
断が得られる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明の光ファイバの切断方法に
よれば、光ファイバを直角かつ鏡面に切断することが可
能になり、光ファイバの接続等の分野において、接続損
失を低減させる効果がある．又従来の方法に比し、人手
による差をなくす（スキルレス）ことが実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）〜（二）は本発明切断方法の基本の手順の
説明図である。第２図は本発明の切断方法を実現する装置の具体例の説
明図である。第３図は加傷刃固定部の一実施例の説明図で、同図（イ
）は正面図、同図（口）は側面図である。第４図はクランプ部の一実施例の正面図、第５図は刃当
て構造の一実施例の説明図、第６図は押えブロックの押
し当て構造の一実施例の説明図である。第７図及び第８図はいずれも従来の光ファイバ切断装置
の説明図である。１・・・光ファイバ心線、２・・・光ファイバ、３・・
・クランプ、４・・・加傷刃、５・・・押えブロック、
θ・・・光ファイバガイド、７・・・光ファイバ心線ガ
イド、８・・・光ファイバ心線クランプ、９・・・切断
長目盛板、１Ｇ・・・押えブロックノブ、ｌＩ−・・刃
当てノブ、１２・・・クランプ蓋、１３・・・加傷刃位
置決めピン、目・・・刃固定ブロック内溝、ｌ５・・・
刃固定ブロック、凰ト・・刃固定ブロックのストッパ、
１７・・・バネ、１８・・・圧縮バネもし《はダンパ。？理人　弁理士　青木秀實ｊ′■ 専　５　図Ｎ４　７　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）光ファイバ心線の端末部の被覆を除去して露出し
た光ファイバを、すべり把持力が一定になるように構成
したすべり把持可能な一対のクランプで空中に略水平に
把持し、そのクランプ間の光ファイバに鉛直方向に加傷
刃を当てることにより光ファイバ表面に初期傷を与え、
その後初期傷と対向する側に平坦な押えブロックを鉛直
方向に押し当てることによりクランプのすべり把持力に
より光ファイバに張力が負荷され切断することを特徴と
する光ファイバの切断方法。
（２）光ファイバのクランプを門形剛体とその門形内に
弾性体を配した一対の構造とし、弾性体部で光ファイバ
を把持すると共に、光ファイバクランプ時には常に対向
する剛体部面が接触してすべり把持力になるようにした
ことを特徴とする請求項（１）記載の光ファイバの切断
方法。
（３）光ファイバの水平位置を基準として加傷刃の光フ
ァイバへの押し当て量を一定にしたことを特徴とする請
求項（１）記載の光ファイバの切断方法。
（４）光ファイバへの加傷刃当てをバネを介して早く行
なうことを特徴とする請求項（１）記載の光ファイバの
切断方法。
（５）光ファイバへの押えブロックの押し当てを圧縮バ
ネ又はダンパを用いてゆっくり行なうことを特徴とする
請求項（１）記載の光ファイバの切断方法。