JPH02165126A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、文字、図形等を表示する液晶表示装置に関し
、詳述すればツイストネマチック型液晶表示装置の構造
に関するものである。

（ロ）従来の技術 第５図は従来のツイストネマチック型の液晶表示装置の
概略図であり、図中（１１）（１２）はその内面にＩＴ
Ｏからなる表示電極（図示せず）が形成されたガラス基
板を示す。各ガラス基板（ｉ、１）（ｉ、２）の各表示
電極上には、配向膜（１３）（１４）が被着され、夫々
互いに直交する方向（第５図Ｅ、Ｆ方向）にラビングさ
れている。配向膜（１３）（１４）の間には、ネマチッ
ク液晶（１５）が封止されている。ネマチック液晶（１
５）は９０°捩れた構造をなし、またリバースチルトを
防止すべくネマチック液晶（１５）には少量のコレステ
リック液晶が添加されている。

各ガラス基板（１１）（１２）の外面には、偏光板（ｉ
ｓ）（ｔ７）が設けられており、偏光板（１６）（１７
）の吸収軸は第５図Ｇ、１４の如くであり、互いに平行
である。

このような構成の液晶表示装置では、電圧がオフの状態
のどきに透過光が遮断されるので、このような配置の液
晶表示装置はＮｏｒｎａｌｌｙ　Ｃ１ｏｓｅと呼ばれて
いる。

（ハ）発明が解決しようとする課題 第６図は１．−に述したような従来の液晶表示装置にお
ける印加電圧と透過光強度との関係（以下Ｖ−ＴＩｔＪ
Ｊ線という）を示すグラフであり、図中グラフ（ｄ）（
破線にて示す）は正面方向のＶ　−Ｔ　［１１１腺、グ
ラフ（ｅ）（−点鎖線にて示す）は優先視角３０″方向
のＶ−Ｔ曲線、グラブ（ｆ〉（二点鎖線にて示す）は反
優先視角３０°方向のＶ−Ｔ曲線を夫々示す。第６図か
ら理解される如く、優先視角方向と反優先視角方向とに
おいてそのＶ−Ｔ°凹曲線特性が著しく異なっており（
第６図（ｅ）、　（ｆ）参照）、液晶表示装置の視角依
存性が大きいという問題点がある。

また第７図は従来の液晶表示装置における電界をオフと
した場合の吸収スペクトルを示したグラフであり、第７
図から電界を才グとした場合の吸光度の波長依存性が大
きくなることが理解され、この結果従来の液晶表示装置
は表示品位が悪いという問題点がある。

本発明は斯る事情に鑑みて為されたものであり、ネマチ
ック液晶にゲスト・色素を添加し、面記ネマザック液晶
の捩れ角を１０°〜８０°とし、△ｎ−ｄ（レタデーシ
ゴン）を０．１６〜０．７に設定１２、従来の液晶表示
装置に比して視角依存性を小さくでき、しかも電圧オフ
時の光の吸収を大きく吸光度の波長依存性を少なくして
表示品位を向上することができる液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明に係る液晶表示装置は、対向する内面側に夫々透
明電極を設けた２枚の透明基板と、該２枚の透明基板間
に封止されたネマチック液晶と、前記２枚の透明基板夫
々の外面側に各１枚設けられた２枚の偏光板とを有する
液晶表示装置において、前記ネマチック液晶にゲスト色
素を添加し、前記ネマチック液晶の回折率異方性の値Δ
ｎと対向する前記２枚の透明基板の間隔寸法ｄとの積Δ
ｎ−ｄを０．１６〜０．７として解決する。

（本）作用 本発明の液晶表示装置にあっては、ゲストホスト効果と
ツイストネマチック効果とを利用することにより、視角
依存性を小さく電圧オフ時の光の吸収を大きく（遮光性
の良い）吸収の波長依存を小さくする。

（へ）実施例 以下、本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的
に説明する。

第１図は本発明に係る液晶表示装置の実施例を示す概略
図であり、図中（１）（２）はその内面にＩＴＯからな
る表示電極（図示せず）が形成されたガラス基板を示す
。各ガラス基板（１）（２）の各表示電極上には、ポリ
イミド膜からなる配向膜（３）＜４）が被着され、夫々
互いに６０”方向（第１図Ａ、Ｂ方向）に夫々ラビング
されている。

配向膜（３）（４）の間には、ホスト液晶５Ａ−５５０
２（チッソ社製）にゲスト色素ＬＣＤ−４３０（日本化
薬社製）を５％添加してなるネマチック液晶（５）が封
止されている。なおネマチック液晶（５）には、リバー
スチル）’ｌｊ止ｔべく　、コし・ステリルナノエイト
を０．３％添加している。ネマチック液晶（５）の回折
率異方性Δｎは０．０６０であり、その層厚ｄは６．１
μｍであり、レタデーションΔｎ−ｄの値は０．３６６
である。

各ガラス基板（１）（２）の外面には、偏光板（６）＜
７）が夫々設けられている。入射光側の偏光板（６）の
吸収軸の方向Ｃ及び偏光板（７）の吸収軸の方向りは夫
々、配向膜（４）のラビング方向Ｂに平行となる様に設
定されている。

次に、このような構成をなす本発明の液晶表示装置にお
ける作用について説明する。

ツイストネマチック型液晶表示装置において、レタデー
ションΔｎ−ｄを小きくすると、視角依存性は小さくな
るが、Δｎ−ｄを１　ｓｔ、　ｍｉｎｉｍｕｍ（０，４
９）以下に設定すると、正面のコントラストが低下する
。そこで本発明では、この低下を防止すべくネマチック
液晶（５）にゲスト色素を添加している。

また、Δｎ−ｄがＬ　ｓｔ、　ｍｉｎｉｍｕｍ以下であ
るツイストネマチック液晶表示装置にゲスト色素を添加
した場合、電圧がオフである状態の吸光度が最大になる
のは一方の偏光板の吸収軸を従来のＮｏｒｍａｌｌｙ　
Ｃ１ｏｓｅの配置から設定したΔｎ−ｄに応じて液晶（
５）の捩れ角を１０°〜８０°（本実施例では６０°）
となる様に配向膜処理が行われている。また本発明では
偏光板（６）（７）の吸収軸方向Ｃ及びＤはｔｆＥ　Ｏ
Ｎ時の輝度を上げる目的で従来と同様に平行に配置され
ている。なお、Δｎ・ｄが大きい場合には、液晶（５）
の捩れ角の角度を大きくすればよい。

第２図は上述したような本発明の液晶表示装置における
Ｖ−７曲線を示すグラフであり、図中グラフ（ａ）（破
線にて示す）は正面方向のＶ−７曲線、グラフ（ｂ）（
−点鎖線にて示す）は優先視角３０”方向のＶ−７曲線
、グラフ（Ｃ）（二点鎖線にて示す）は反優先視角３０
°方向のＶ−７曲線を夫々示す。本発明の液晶表示装置
では従来のもの（第６図参照）に比して、視角依存性が
小さい。

また、第３図は本発明の液晶表示装置における電圧をオ
フとした場合の吸収スペクトルを示したものであり、本
発明の液晶表示装置では従来のもの（第７図参照）に比
して、電圧をオフとした場合の吸光度の波長依存性が小
さい。

第４図は本発明を用いたカラー表示用の表示装置を示す
断面図である。

第４図はアクティブカラー表示装置であって、（２１）
（２２）はガラス基板、（２３）（２４）はガラス基板
（２１）上に形成されたカラーフィルタ及び対向電極、
（２５）はガラス基板（２２）上に形成されアクティブ
素子（図示しない）を有し配置きれた画素電極であり、
夫々の基板（２１）（２２）上には図示されないが、液
晶（２６）の捩れ角が１０″〜８０°となる様に配向膜
の配向処理が行われている。

第４図に示す様なカラー表示用装置に本発明を用いれば
、光の漏れを防止できるため、鮮明なカラー表示が実現
できる液晶表示装置を提供することができる。第４図に
おいて、（２７）（２Ｂ）は偏光板、（２６）は液晶で
ある。

第４図ではアクティブカラー表示用の装置について説明
したが、更に本発明は単純マトリクスカラー表示用の装
置に用いても同様の効果を有することができる。

〈ト）発明の効果 以上詳述した如く、本発明の液晶表示装置ではゲスト色
素をネマチック液晶に添加すると共にレタデーションΔ
ｎ−ｄの値を小さく設定するので視角依存性を小さくで
き、またΔｎ−ｄの値に応じてネマチック液晶の捩れ角
を１０°〜８０１に設定するので電界をオフとした場合
における吸光度の波長依存性を小さくでき、この結果、
従来に比してコントラストの向上を図ることができる。

また、本発明をカラー表示用の液晶表示装置に使用すれ
ば、カラー表示がより鮮明となり品位の優れたカラー表
示用の液晶表示装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の液晶表示装置の概略図、第２図は本発
明の液晶表示装置におけるＶ−７曲線を示すグラフ、第
３図は本発明の液晶表示装置における電圧をオフ゛とし
た場合の吸収スペクトルを示すグラフ、第４図は本発明
を用いた他の実施例を示す断面図、第５図は従来の液晶
表示装置の概略図、第６図は従来の液晶表示装置におけ
るＶ−７曲線を示すグラフ、第７図は従来の液晶表示装
置における電圧をオフとした場合の吸収スペクトルを示
すグラフである。 （１）、　（２）・・・ガラス基板、　（３）・・・配
向膜、　（５）・・・ネマチック液晶、　（６）、　（
７）・・・偏光板。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、対向する内面側に夫々透明電極を設けた２枚の透明
   基板と、該２枚の透明基板間に封止されたネマチック液
   晶と、前記２枚の透明基板夫々の外面側に各１枚設けら
   れた２枚の偏光板とを有する液晶表示装置において、 前記ネマチック液晶にゲスト色素を添加し、前記ネマチ
   ック液晶の回折率異方性の値Δｎと対向する前記２枚の
   透明基板の間隔寸法ｄとの積Δｎ・ｄを０．１６〜０．
   ７とし、 前記ネマチック液晶の捩れ角を１０°〜８０°としてあ
   ることを特徴とする液晶表示装置。 ２、前記２枚の偏光板の吸収軸が互いに平行に配置して
   あることを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置。 ３、前記一方の透明基板上に複数のＲ、Ｇ、Ｂフィルタ
   からなるカラーフィルタ層が形成され、前記他方の透明
   基板上に前記複数のＲ、Ｇ、Ｂフィルタと対応する複数
   のアクティブ素子が配置されており、前記アクティブ素
   子のオン、オフにより、所定のカラー表示が為されるこ
   とを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置。 ４、前記一方の透明基板上に形成される前記一方の透明
   電極は列（または行）方向に形成され、前記他方の透明
   基板上に形成される前記他方の透明電極が行（または列
   ）方向に形成され、いずれか一方の前記透明基板上にＲ
   、Ｇ、Ｂから成るカラーフィルタ層が配置されてなるこ
   とを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置。