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JPH02152996A - 抗体コンジュゲート - Google Patents

抗体コンジュゲート

Info

Publication number
JPH02152996A
JPH02152996A JP1019404A JP1940489A JPH02152996A JP H02152996 A JPH02152996 A JP H02152996A JP 1019404 A JP1019404 A JP 1019404A JP 1940489 A JP1940489 A JP 1940489A JP H02152996 A JPH02152996 A JP H02152996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conjugate
alkyl
formula
ethyl
antibody
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1019404A
Other languages
English (en)
Inventor
James Jacob Starling
ジェームズ・ジェイコブ・スターリング
Bennett Coleman Laguzza
ベネット・コールマン・ラグッザ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JPH02152996A publication Critical patent/JPH02152996A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D519/00Heterocyclic compounds containing more than one system of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system not provided for in groups C07D453/00 or C07D455/00
    • C07D519/04Dimeric indole alkaloids, e.g. vincaleucoblastine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/50Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates
    • A61K47/51Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent
    • A61K47/68Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent the modifying agent being an antibody, an immunoglobulin or a fragment thereof, e.g. an Fc-fragment
    • A61K47/6801Drug-antibody or immunoglobulin conjugates defined by the pharmacologically or therapeutically active agent
    • A61K47/6803Drugs conjugated to an antibody or immunoglobulin, e.g. cisplatin-antibody conjugates
    • A61K47/6805Drugs conjugated to an antibody or immunoglobulin, e.g. cisplatin-antibody conjugates the drug being a vinca alkaloid
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、免疫学および製薬化学の分野に属し、抗体と
ビンカ薬物の新規なコンジュゲートを提供するものであ
る。
免疫学者および化学者は最近協力体制をとり、一定の抗
原を標的とする免疫グロブリンと、免疫グロブリンによ
って所望の部位に運ばれる薬物またはその他の活性薬剤
からなるコンジュゲートを開発した。この様なコンジュ
ゲートは多数、文献に記載されている。例えば、英国特
許出願第2137202号および第2137210号は
、抗癌薬物であるビンカアルカロイドと、腫瘍抗原を標
的とする免疫グロブリンのコンジュゲートを記載してい
る。
この様なコンジュゲートを得るために科学的努力が重ね
られてきたが、この分野はまだその開発初期にあると言
ってよい。抗原に結合するその活性を妨害せずに免疫グ
ロブリンに多量の活性薬剤を負荷するのが困難であるこ
とも、まだあまりわかっていない問題の1つである。本
発明は、免疫グロブリンに対し高割合の薬物を有するコ
ンジュゲートの製造を可能にし、問題に対する1つの解
決を提供するものである。
本発明は、式: [式中、R’iiH,CH3*t:はCHOであF);
RIおよびRIが独立している時、R’はI]であり、
R3とR4の一方はエチルであり他方は[(または。
Hであり;R4およびR’が、これらが結合している炭
素と共に一緒になっている時、これらはオキ/ラン環を
形成しており(この場合、R3はエチルしり 0(CI−sアルキル)、NH,、NH(C,、□3ア
ルキル)、NH−CH,CH,−Y、1−ピロリジニル
または1−ピペリジニルであり(ここに、nは2−4で
あり、YはC(、OCH,またはSCH,である);R
’ ハH1(CI−37にキル)COlりoo置換(C
I−3アルキル)−CoまたはR11であり(ここに、
R’ ハCOX CON HN = テあっ”C1Xは
C1−4直鎖状アルキレン、C2−6分枝鎖状アルキレ
ン、C!−。アルケニレン、Cff−4アルキニレン、
C3−8シクロアルキレン、フェニレン、ヒドロキシ置
換C1−4アルキレンまたは直接結合である。ただし、
RがN HN = であるかまたはRIがR6であり、
R1がR6である時にはRはNHN=であることはでき
ず、RがNHN=である時にはR1はR・であることは
できない);mは約5から約35の整数であり、Abは
約6%〜約18%の炭水化物を含有しているIgGクラ
スの抗体である]で示されるコンジュゲートを提供する
ものである。
上の式においてXで示される基には、メチレン、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン、ビニル、フロピレン、ブテ
ニレン、ブテニレン、プロビニレン、ヒドロ牛ジエチレ
ン、1.2−ジヒドロキシエチレン、■、2−ジメチル
エチレン、1.2,3.4−テトラヒドロキシブチレン
、3,4−ジメチルブチレン、1.4−シクロヘキシレ
ン、1.4−フェニレン、1.2−フェニレン等力アル
本発明はまた、約6%〜約18%の炭水化物を含有して
いるIgGクラスの酸化抗体と、式:%式% 0(C,、アルキル’) 、NH,、NH(C,−、ア
ルキル)、NH−CH,CH,−Y、l−ピロリジニル
または1−ピペリジニルであり(ここに、nは24であ
り、YはCQ10CH3またはSCH3である);R8
はHs (C(−,7’ ルキシ)−Co、’)0口置
換(CI−3アルキル)−COまたはR8である(ここ
に、R会はC0XCONHNH,である)。たたし、R
7がNHNH,であるかまたはR1がR11である場合
、R”がR9である時にはR?はN HN Htである
ことはできず、R7がNHNH,である時にはR8はR
”であることはできない] で示されるビンカヒドラジドを反応させることによる、
式(+)で示されるコンジュゲートの製造方法を提供す
るものである。
本発明は更に、腫瘍崩壊剤としての式(I)で示される
コンジュゲートの用途、および式(I)で示されるコン
ジュゲートと薬学的に許容し得る希釈剤を含有してなる
注射用医薬製剤を提供するものである。
本発明のコンジュゲートを構成するヒドラジドの製造に
有用なインドール−ジヒドロインドールアルカロイドは
、以下の2次元構造: qコ [式中、R”SR3、R4およびR5は前記の意義を有
する] で表わすことができる。
上の式(II)において、R1がメチルであり、R3が
ヒドロキシルであり R4がエチルであり、R5がHで
ある時、VLB(ビンブラスチン)が表わされ:R”が
ホルミルであり、Rsがヒドロキシルであり、R4がエ
チルであり、R5がHである時、ビンクリスチン(VC
R)が表わされ;R2がメチルであり、R3がエチルで
あり、R4がヒドロキシルであり、R5がHである時、
ロイロシジンが表わされ、R2がメチルまたはホルミル
であり、R3がエチルであり、R4およびR5が、これ
らが結合している炭素と一緒になってアルファーエポキ
シド環を構成している時、それぞれロイロジンおよびロ
イロホルミンが表わされ;R富がメチルでアリ、R3が
エチルであり、R4およびR6がHである時、デオキシ
VLB″B”(4′−デオキシロイロシジンまたは4°
−エビデオキシVLB)が表わされ;R2がメチルであ
り、R4がエチルであり、R3およびR5がHである時
、デオキシVLB”A”または4″−デオキシVLBが
表わされ;R2がCHOであり、R3がエチルであり、
R4およびR5がHである時、4′−エビデオキシピン
クリスチン(I−ホルミル−1−デスメチル−4′−デ
オキシロイロシジン)が表わされる。
これらのビンカアルカロイド(III)についての参考
文献は、以下の通りである二ロイロジン(米国特許束3
,370,057号)、VLB(米国特許束3.097
,137号)、ロイロシジン(ビンロシジン)およびロ
イロクリスチン(以下、ビンクリスチンという)(両者
とも、米国特許束3,205,220号)、デスメチル
VLB(米国特許束3,354゜163号)、4’−エ
ビビンクリスチン(米国特許束4.143,041号)
、ロイロホルミン、ホルミルロイロジン(米国特許束4
,279,816号)、およびデオキシVLB″A″お
よび“B″[テトラヘトoンーレターズ(Tetrah
edron Letters)、  783(I958
)コ 。
本発明のコンジュゲートの製造に有用な式(n)のヒド
ラジドは、ヒドラジドがc−3に結合しているかまたは
C−4に結合しているかによって異なった方法で製造さ
れる。C−3ヒドラジドは、米国特許筒4.203,8
98号、第12欄、第65行以下および実施例3、第1
8欄の方法によって製造される。この方法では、無水ヒ
ドラジンと式(ffl)で示されるビンカアルカロイド
をエタノール中、約60’Cで密封管内にて反応させる
。C−4のアセトキシ基が塩基性反応条件下で加水分解
されるので、この反応の生成物は4−デスアセチル3−
カルボキシヒドラジドである。C−4のエステル(式(
n)においてR8は(C、−、アルキル)−〇〇または
クロロ(CI−8−アルキル)−COである)の製造が
所望の場合、R8がHであるc−3カルボキシヒドラジ
ドを、アセトンと反応させてN″−プロピリデン誘導体
を生成させることによってまず保護する。ヒドラジドの
アシル化し得るNH8基をアシル化に対して効果的に保
護しておいた上で、この“保護n誘導体を、アシルハラ
イド(例えばクロロアセチルクロリド)またはアシル無
水物(例えば無水プロピオン酸)を用い、常法にてア/
ル化することができる。次に、酸で処理することによっ
て、保護基を除去することができる。
しばしば起こるようにC−3ヒドロキシルにおいてもア
シル化か起こる場合、湿ったシリカゲルで処理すること
によって、このC−3アシル基を優先的に除去すること
ができる一ハーグローブ()(argrov6)の米国
特許筒3.392,173号委照。
ヒドラジド基がC−4鎖の一部分く即ち、上の式(I[
)においてR8の一部分)である時、4−デスアセチル
出発物質は、C−3基の性質によって、以下の様にして
製造される;C−3がエステル基である時、4−デスア
セチル誘導体は、ハーグローブの米国特許筒3,392
,173号、実施例1−5の方法によって製造される;
C−3がアミド基である時、4−デスアセチルは、コン
ラッド等(前掲)、またはクリナン(CulLinan
)の米国特許筒4,203.898号の方法によって製
造される。
この方法は、C−4の加水分解を伴なったC−3カルボ
キシヒドラジドの製造を含む。次に、このヒドラジドを
アジドに変換し、アジドをアンモニアまたは構造式:N
H,−(C,−、アルキル)で示される1級アミン、ま
たはNH,−CH,−CI(!−6−CH,、NHt 
 CHl  CHI  OCHs、ピロリジン、ピペリ
ジンまたはNH,−CH,−CHl−CCと反応させる
。この最終化合物の好ましい製造方法、即ちクロロエチ
ルアミドから所望のc−3カルボキサミドC−4ヒドロ
キシル誘導体を得るには、上の式(III)で示される
ビンカアルカロイドの3”−(β−クロロエチル)−3
−スピロ−5゛′−オキサゾリジン−2”、4”−ジオ
ンの分解による。これらのオキサゾリジンジオン誘導体
の!7造は、ミラー(Miller)およびブトウスキ
−(G utowski)の米国特許RE30,560
号に記載されている。上のオキサゾリジンジオンからの
β−クロロエチルアミドの製造は、ミラーおよびブトウ
スキーの米国特許筒4,357.334号の実施例1に
記載されている。(この特許の実施例2は、従来のアジ
ド法を使用して、同一のβ−クロロエチルアミドを製造
する。)1級アミド(式(X)においてRはN H,で
ある)は、直接アンモニア分解またはラネーニッケルを
使用するヒドラジドの還元によって製造することもでき
る一米国特許第4,203,898号参照。最後に、式
(II)においてR7が式: (式中、nは2−4;即ち、それぞれ、環状スクシンイ
ミド、グルタルイミドまたはアジドミドである) である時、4−ヒドロキシル誘導体は、クリナンの米国
特許筒4,667.030号に記載の方法によって製造
される。
本発明のコンジュゲートの製造に使用するには、ある種
のビンカヒドラジドが好ましい。式(I)で示されるコ
ンジ−ゲートは全て有用であるが、以下のタイプのコン
ジュゲートがとりわけ好ましい。
更により限定されたタイプの好ましい化合物を得るため
に、以下のタイプを組み合わせ得ることは理解されるで
あろう。
1)RはNHN−である; 2)R’はR”である; 3)Rはアルコキシまたはアルキルアミノである; 4)R’は水素である; 5)R”はメチルまたはCHOである;6)R3はOH
またはエチルである; 7)R4は水素またはエチルである; 8)R5は水素である; 9)Xはアルキレンである; 10) XはCl−4直鎖状アルキレンである。
以下のリストは、本発明で使用し得る式(II)で示さ
れる好ましいビンカヒドラジドの幾つか、および当業者
に知られているその一般名を示す。
4−デスアセチル−VLB−3−カルボキシヒドラジド
(R’=NHNH,; R”=R’=水素;R雪=メチ
ル;R3=ヒドロキシ;R4=エチル)、4−デスアセ
チル−VLB−4−ヘミスクシネートヒドラジド(R’
=OCHs; R@=C0CH1Ct(ICo NHN
Ht : R”=メf ル; R’= ヒF。
キン;R4=エチル;R5=水素)、 4−デスアセチル−VLB−3−カルボキシヒドラジド
−N!−スクシンイミド−4−ヘミスフR’=C0CH
,CH,C0NHNI−1,; R”=メfル;R3−
ヒドロキシ;R4−エチル;R5=水素)、4−デスア
セチル−VLB−3−カルボキサミド−4−ヘミスクシ
ネートヒドラジド(R7;N Ht : R・=C0C
H,CH,C0NHNH,、R”=メチル;R3=ヒド
ロキシ;R4=エチル、R8=水素)、 4−デスアセチル−VLB−4−ヘミグルタレートヒド
ラジド(R’=OCR,、R”=C,OCH,−CH,
CH,C0NHNH,; R”=メチル;R3=ヒドロ
キシ、R’=エチル; R’−水素)、4−デスアセチ
ル−VCR−4−ヘミスクシネートヒドラジド(R’=
OCR,、R’=C0CH2−CI(、C0NHNH,
; R’=CH0; R’==ヒ)。
キシ;R4=エチル;R6−水素)、 4−デスアセチル−4′−エビデオキシ−VLB−4−
ヘミスクシネートヒドラジド(R’=O−CH,: R
”=C0CH,C1,C0NHNl(、; R”=メチ
ル・R3=エチル、R’=R″=水素)、4−デスアセ
チル−V L B −3−カルボキシヒトランド−N1
−グルタルイミド−4−ヘミスフす C0CHtCl(、C0NHNHt; R’=メチル;
1じ=ヒドロキシ、R’=エチル:R5;水素)、4−
デスアセチル−VCR−3−カルボキシヒドラジド(R
’=NHNH,; R”=R”=水素;R1=Cl−1
0;R’=ヒドロキシ;R4=エチル)、4−デスアセ
チル−4′−エビデオキシ−VLB−3−カルボキシヒ
ドラジド(R’=NHNH。
、R”=R’=R’=水素;R3=水素小R3=メチル
ル)、 4−デスアセチル−VLB−3−エチルカルボキサミド
−4−ヘミスクシネートヒドラジド(R’ −N HC
H! CHs ; R” = COCHt CH* C
0NHNHt;R’=メチル;R3=ヒドロキシ;R4
=エチル;R6=水素)、 4−デスアセチル−VLB−3−メトキシエチルカルボ
キサミド−4−ヘミスクシネートヒドラジド(RT=N
HCHICH,OCH3; R”=C0CH,CH,C
0NHNHt; R”=メチル;R3=ヒドロキシ、R
’=エチル; R5=水素>、4−デスアセチル−VL
B−4−プロピオニル−3−カルボキシヒドラジド(R
7=NHNH2:R@=C0CH,CH,: R”=メ
チル;R3=ヒドロキシ:R4=エチル;R5=水素)
c−3位において種々置換されているこれらの二量体イ
ンドール−ジヒドロインドールアルカロイドのC−4誘
導体(式(n)におけるR7参照)の製造は、R8がH
であり、RマおよびR”−R’が、英国特許下2,13
7.202A号またはクリナンの米国特許束4,667
.030号に記載されている多工程法において定義され
た意義を有する、式(II)で示される化合物を反応さ
せることによって行われる。
本発明のコンジュゲートのその他の成分は、IgGクラ
スの酸化抗体、好ましくは、抗体が約6%〜約18%の
炭水化物を含有するモノクローナル抗体(MoAb)で
ある。従って、本発明で使用される抗体は非常に珍しい
。なぜなら、通常のIgG免疫グロブリンは約2−5%
の炭水化物しか含有していないからである。[専門家ら
は、IgGの炭水化物含量について別の数を予想した。
ボッディング(Goding)(モノクローナル抗体:
理論と実際、アカデミツク・プレス、1983.p、9
)は2−3%と報告し、ボーズ等(Ghose et 
al、)(J、Immunol、Methods、  
59.130(I983))は3%と言っている。コ 本明細書において、“抗体”なる語句は、上のバラグラ
フに記載されたクラスの抗体のFab%F ab’およ
びF (ab’ >tフラグメントを包含するものとし
て使用されている。
この抗体は、多量の炭水化物が軽鎖上に位置している抗
体であってもよい。しかしながら、重鎖は多量の炭水化
物を含有゛し得るか、または抗体のFab部分は総体的
に多量の炭水化物を含有し得る。一方、抗体のFc部分
には、多量の炭水化物が含有されていてもよく、または
一部が含をされていてもよい。
本発明で使用される抗体は、約6%〜約18%の炭水化
物を含有するが、好ましいクラスの抗体は以下の如(、
更に種々の範囲の量の炭水化物を含有する; 1)約6%〜約15%; 2)約6%〜約12%; 3)約8%〜約15%; 4)約8%〜約12%: 5)約6%〜約10%; 6)約10%〜約15%。
免疫化動物の血清から、またはモノクローナル生成物を
分泌するハイブリドーマを培養することによって抗体を
製造する方法は、周知である。多量の炭水化物含量を有
する現在用いられている抗体の様な、一定の特性を有す
る抗体を産生ずるために、遺伝子操作法によってハイブ
リドーマを改変することもできる。純粋な抗体を、その
炭水化物含量を高めるために化学的に修飾することもで
きる。本発明で使用される代表的な抗体には、例えば、 (i)ヒトまたは動物の腫瘍関連抗原;(ii)ヒトB
−およびT−細胞抗原;(iii )ヒトIa抗原; (I■)ウィルス、真菌および細菌性抗原;および(v
)ヒトの炎症またはアレルギー反応に関連する細胞、 に対するモノ−またはポリ−クローナル抗体がある。
ヒトまたは動物の腫瘍関連抗原に対する好ましい抗体に
は、以下のものが挙げられる・(i)癌胎児性抗原で免
疫されたヤギまたはヒツジからのIgG。
(I1)ウサギ抗急性リンパ芽球性白血病血清からのI
gG。
(iii )急性リンパ芽球性白血病、急性骨髄芽球性
白血病、慢性リンパ芽球性白血病および慢性顆粒球性白
血病に対して生じた種々の霊長類動物抗血清からのIg
G。
(Iv)肺癌細胞または細胞フラクシヨンで免疫された
ヤギまたはヒツジからのIgG。
(v)抗−ヒト結腸直腸癌抗体を分泌しているマウスハ
イブリドーマからのモノクローナルIgG。
(vl)抗−ヒト黒色腫抗体を分泌しているマウスハイ
ブリドーマからのモノクローナルIgG:(vii )
ヒト白血病細胞と反応する抗体を分泌しているマウスハ
イブリドーマからのモノクローナルIgG。
(vi)ヒト神経芽細胞腫細胞と反応する抗体を分泌し
ているマウスハイブリドーマからのモノクローナルIg
G; (ix )ヒト乳房癌抗原と反応する抗体を分泌してい
るマウスハイブリドーマからのモノクローナルIgG。
(x)ヒト卵巣癌細胞と反応する抗体を分泌しているマ
ウスハイブリドーマからのモノクローナルIgG。
(xl)ヒト骨肉腫細胞、ヒト膵癌細胞、ヒト前立腺癌
細胞等と反応する抗体を分泌しているマウスハイブリド
ーマからのモノクローナル[gG;(xii )肺、腎
、乳房および膵臓を包含する腺癌に対する抗体を分泌し
ているマウスハイブリドーマからのモノクローナルIg
G; (xiii)ヒト扁平上皮癌細胞と反応する抗体を分i
・シているマウスハイブリドーマからのモノクローナル
IgG; (xiv) ヒトハイブリドーマ(上のモノクローナル
を包含するが、これらに限定されないヒト腫瘍関連抗原
に対する抗体を分泌するハイブリドーマ)からのモノク
ローナルIgG。
好ましいコンジュゲートは、モノクローナル抗体、とり
わけ腺癌、扁平上皮癌、移行上皮癌、黒色腫、神経芽細
胞腫、小細胞癌、白血病、リンパ腫および肉腫の様なヒ
ト癌細胞を認識するモノクローナル抗体から製造された
コンジュゲートであ表面の炭水化物のビシナルジオール
間の結合が断たれ、元の結合の両側においてアルデヒド
基が製造されるように過ヨウ素酸塩またはその他の適当
な酸化剤でそれを酸化することによって、ビンカヒドラ
ジドと反応させるための抗体を製造する。
アルデヒド基は、溶液中、その他の機能的試薬の存在下
で実際にアセタール、ヘミアセクール、アミナール、ヘ
ミアミナール等の形をとり得るということは化学者には
理解されよう。
炭水化物       ジアルデヒド 部分構造       生成物 酸化される炭水化物ユニット、および生成されるジアル
デヒドユニットの数の割合は、当業者に理解される様に
、以下の因子の結果である二使用される過ヨウ素酸塩の
m、酸化の一般的反応条件(例えば、時間、温度、溶媒
、濃度等)、抗体に存在するビシナルジオール炭水化物
ユニットノ数、および酸化剤へのその接近し易さ。
別法として、または上の過ヨウ素酸塩酸化と組み合わせ
て、ガラクトースオキシダーゼを用いる酵素的酸化を使
用することができる。これは、炭水化物ユニ7)のガラ
クトース残基の6− CI(。
08位のアルデヒド官能基への変換を触媒する、より選
択的かつ制限的試薬である。酸化を成功裡に行なうため
にこの6−CH,OH基は置換されてはならず、シアル
酸残基に結合する基の様な保護基の除去は、酵素ニュー
ラミニダーゼを用いて行なうことができる。上の様に、
生成されるアルデヒド部分の数は多数の変数の関数とな
るであろう。
次に、酸化抗体と式(I)のビンカヒドラジドを、ヒド
ラジド基の末端窒素の電子のローンベアが酸化抗体のア
ルデヒド基を求める求核反応によってコンジュゲートさ
せる。
通常、抗体1モルは、多数のモルのビンカヒドラジドに
コンジュゲートされる。事実、本発明の利点の1つは、
抗体1分子に多量の薬物を負荷し得ることである。′コ
ンジュゲーシツン比”なる語句は、抗体1モル当たりの
ビンカヒドラジドの平均モル数について使用される。約
5〜約35のコンジュゲーンヨン比が本発明では通常で
あり、約5〜約25の範囲のフンジュゲーション比が好
ましい。コンジュゲーシヨン化の更に好ましい範囲は、
約10〜約20、約15〜約25および約5〜約15で
ある。
ビンカヒドラジドと酸化抗体のフンジュゲーションは、
当業者既知の常法によって行われる。通常、式(n)で
示されるビンカの、ジメチルホルムアミドの様な水混和
性溶媒中溶液を、酸化抗体の冷緩衝化水溶液に加える。
ビンカを硫酸塩として使用することもでき、その場合、
有機溶媒は必要ではない。約0−8℃の温度が好ましく
、通常、0゜1N酢酸ナトリウムバツフアーが使用され
る。反応は、暗所かつ不活性雰囲気下で行なわれるのが
最も好ましい。反応は通常、約to−24時間で終了し
、得られたコンジュゲートは、セファデックスクロマト
グラフィーの様な、常法で精製することができる。
以下の実施例で使用されるM o A bは、ZCE0
25、即ち、癌胎児性抗原と反応するIgGサブクラス
のネズミ抗体である。これは、ハイブリチック・インコ
ーホレイテッド(HybritechI ncorpo
rated)のアブデルーナビ等(Abdel−Nab
i et al、、  Radiology上64.6
17−21(I987))によって研究されている。こ
の抗体は、モノクローナル抗体35の名称の下、とりわ
け癌のための診断薬として、マツチ等(J、P、Mac
h and associates)によってかなりの
間研究された。
デラロイエ等(Delaloye et al、)、 
 J、Cl1n、 Invest、 7ヱ、301−1
1(I986);ハスケル等(Haskell et 
al、)+ Cancer Res、 43+  38
57−64(I983);サザーランド等(S uth
erland et al、)、  Cancer R
es、 4ヱ、1627−33(I987)。
ZCE−025は、還元条件下、5DS−PAGE分析
によって、非常に高い分子量、28,000の軽鎖を有
することがわかっている。この方法は、ラエムリ(La
emmli)によってU、に、Nature(L on
don) 277.680−85(I970)に記載さ
れた方法であった。ZCE−025をエンドグリコシダ
ーゼFで処理(エルダー等(E 1der etal、
、  Proc、Nat、Acad、Sci、USA7
0. 4540−44(I982))すると、5DS−
PAGE上、対照と同じ領域に軽鎖の大部分が移動し、
このことは軽鎖の高分子量が炭水化物に起因しているこ
とを示している。
実施例1 p H5,6のO,1M酢酸ナトリウムバッファー(酢
酸ナトリウム29.39、酢酸2.44Nに十分量の滅
菌水を加えてバッファー4Qとする) 1 yrQにZ
CE−025を1OR9溶解することによって、溶液を
調製した。この溶液に、激しく撹拌しながら、0−2℃
にてメタ過ヨウ素酸ナトリウム241次9を加えた。
この混合物を暗所にて約0−2°Cで10分間撹拌し、
次いで滅菌水中12.5Mエチレングリコール溶液0.
004JIfの添加によって反応を抑えた。この新しい
混合物を暗所にて0−2℃で5分間撹拌し、次に遠心し
て、透明な上清および白色ペレットを得た。上清をセフ
ァデックスG25(中程度のメツシュ)ゲルカラムにか
け、生成物を同一の酢酸ナトリウムバッファーで溶離し
た。溶出液を280xmのUV光でモニターした。酸化
生成物の濃度を、溶出液フラクシッン毎に280xmで
評価した。
上の酸化生成物の溶出m液は、最終タンパク濃1i 2
 、5 p9/ xQおよび総容電3.1*(!であっ
た。溶液を約4℃に冷却した。
4−デスアセチルVLB 3−カルボキシヒドラジド硫
酸塩13.4iyを、冷緩衝化MoAb溶液に加えた。
反応容器に窒素ガスを流し、次いで封をした。反応混合
物を冷却下、暗所にて、磁気撹拌を用いて16時間撹拌
した。次に反応容器を開き、得られた透明な淡黄色の反
応混合物を、pH=7.4のリン酸塩緩衝化食塩水(0
,OIMIJン酸塩、0.15M Na(JX溶離剤と
してもu)で予め平衡化しておいたセファデックス、:
j25ゲルでクロマトグラフした。最初にコンジュゲー
ト、次いで未反応の4−デスアセチルVLB  3−カ
ルボキシヒドラジドが溶離された。得られたコンジュゲ
ートの収量は、4.8峠中、5.7朽であった。280
および270xmにおける2元−波長UVスペクトル分
析によって調べたフンジュゲーション比は、MoAb 
1モル当たり、4−デスアセチル−VLB−3−カルボ
キシヒドラジド約52モルであった。
実施例2 酢酸塩バッファー1x(l中、同一のMoAb  10
所試料を、メタ過ヨウ素酸ナトリウム341gで0℃に
て21分間酸化した。次に、12.5Mエチレングリコ
ール0.064x(で反応を抑え、生成物を実施例1と
同様にして精製し、溶液4′IC中、酸化MoAb  
9.7R9を得た。この溶液に0℃にて4−デスアセチ
ル−VLB−3−カルボキシヒドラジド硫酸塩1719
を加え、この混合物を暗所にて4°Cで16時間放置し
た。次に、反応混合物を20分間遠心し、上清を実施例
1の記載の様にして後処理し、27.2のコンシュゲー
ジコン比を有する生成物0.6R9を得た。
実施例3 実施例1の方法と同様の方法を行なった。メタ過ヨウ素
酸ナトリウムの量は2.1myであり、酸化は21分間
行なった。酸化MoAb  8.8xy収電が得られ、
これをビンカヒドラジド19.m9と反応させ、実施例
2の記載の様にして後処理し、コンシュゲージコン比8
.6を有するコンジュゲート6.9z9を得た。
亙施男A メタ過ヨウ素酸ナトリウムの量が8.6x9でありエチ
レングリコールの量がO,0161FCである以外は、
実施例3の方法を行なった。酸化MoAbの収電は8.
6R9であり、これをビンカヒドラジド18x9と反応
させた。コンシュゲージコン比13.8を有する所望の
コンシュケート5所を得た。
実施例5 メタ過ヨウ素酸ナトリウムの量が8.6y9でありエチ
レングリコールの量が0.016zf2であり、酸化時
間が10分間である以外は、実施例3の方法を行なった
。酸化MoAb 8.lR9収量を得た。
これをビンカヒドラジド19R9と反応させ、コンシュ
ゲージコン比10.3を有するコンジュゲート6.5x
gを得た。
上の実施例で製造したコンジュゲートを、放射免疫検定
および免疫蛍光によって、抗原−ポジティブLS 17
4Tヒト結腸腺癌細胞への結合、並びに少なくともコン
ジュゲートしていないZCE025への結合について調
べた。免疫蛍光による検定から、コンジュゲートが抗原
−ネガティブM14ヒト黒色腫細胞に結合しなかったこ
とがわかった。
実施例6 抗体ZCE−025374oをp H5,6の酢酸ナト
リウムバッファー28.8R(lに対して透析し、バッ
ファーを更に8,1村加え、次いで150xy/xQで
含有している過ヨウ素酸ナトリウム水溶液0.53x&
と合した。この混合物を暗所にて10分間撹拌し、次い
でエチレングリコールの添加によって反応を抑えた。次
に、反応混合物を遠心し、上清をセファデックスG25
でクロマトグラフ(溶離剤、酢酸ナトリウムバッファー
)した。
抗体な有フラクンヨンを合し、280omにおいてUV
スペクトル分析によって分析したところ、酸化抗体35
5R9が回収されたことがわかった。
これを酢酸ナトリウムバッファー中2 、8 mg/x
(I)濃度に希釈し、これに4−デスアセチル−VLB
−3−カルボキシヒドラジド554 xqを加えた。
反応混合物を4°Cで−・夜装置(5、次いで混合物を
セファデックスG25にてクロマトグラフ(溶離剤、生
理学的緩衝化食塩水、pH7,4)することによって精
製した。生成物含有フラクションを合し、0.2μ膜で
濾過した。13 、5 m9/ z(2)7a度でコン
ジュゲート計304 mgが回収され、これは抗体1モ
ル当たり薬物5.0モルのコンジュゲーソン化であった
火I例1− よす高いコンシュゲージコン比の生成物を得るための改
変を加え、実質上、実施例6の方法を行なった。過ヨウ
素酸ナトリウム溶液の量は15019/ x(l濃度で
6.41(lであり、酸化反応は21分間行なった。同
量のビンカ薬物を使用すると、生成物は8.9xv/m
(lの濃度でコンジュゲート187肩9となり、タンパ
ク1モル当たり薬物9゜7モルのコンシュゲージコン比
を存していた。
実施例6および7のコンジュゲートを、I性fヤールズ
・リバー(Charles River)ヌードマウス
中で増殖しているLS174T腫瘍の異種移植片に対し
て試験した。LS174Tは、癌胎児性抗原を産生ずる
ヒト結腸直腸腫瘍である。各マウスに107細胞の腫瘍
を皮下移植することによって試験を開始した。移植後そ
れぞれ7.10,14および17日口重各マウスに、ビ
ンカa物3 m9/に9体重を与える投与1のコンジュ
ゲートを注射した。移植によって誘発された腫瘍の大き
さを、移植後42日まで種々の時間測定した。10匹の
マウスからなる非処置対照群以外、各処置群は5匹のマ
ウスで構成された。コンジュゲートしていない4−デス
アセチル−VLB−3−カルボキシヒドラジドを投与し
た群も試験に含めた。
42日後、対照群マウスは平均約23.5gの非常に大
きい腫瘍を有した。実施例6のコンジュゲートを投与し
たマウスは全て死亡した。実施例7のコンジュゲートを
投与した1匹の動物は死亡し、その他の4匹は平均約4
.59の腫瘍を有した。コンジュゲートしていない薬物
を投与した3匹のマウスは死亡し、その他の2匹も平均
約4.59の腫瘍を有した。
同様の方法で行なった別の試験において、腫瘍はより緩
慢に増殖した。移植の34日後、対照群マウスは約3.
7gの重さの腫瘍を有した。コンジュゲートしていない
薬物を投与したマウスは全て死亡した。実施例6および
7のコンジュゲートを投与したマウスは両者とも、平均
約0.19の腫瘍を有しただけであった;しかしながら
、実施例6のコンジュゲートを投与した4匹のマウスは
死亡し、実施例7のコンジュゲートを投与したマウスは
全く死亡しなかった。
同様の試験において、ビンカ薬物2 Q/ kgのみを
与える割合でコンジュゲートを投与した。この場合、対
照群マウスは最初の試験と同様、平均約23、5gの腫
瘍を有した。遊離のビンカ薬物または実施例7のコンジ
ュゲートを投与したマウスは42日目の評価時点で全く
死亡せず;実施例6のコンジュゲートを投与した1匹の
マウスのみが死亡した。遊離のビンカ薬物を投与した動
物の腫瘍は42日目に平均約89であり、実施例6およ
び7の薬物を投与したマウスの腫瘍は両者とも平均約5
9であった。
本発明のコンジュゲートは非常に安全であり、非常に予
想外なことに、高いコンジュゲーシゴン比を有するコン
ジュゲートはより低いビンカ薬物含量のコンジュゲート
より安全でさえあるということがわかった。従って、こ
のコンジュゲートは、予想外に安全に、比較的高投与量
の抗新生物ビンカ薬物を患者に投与するための非常に有
利な方法を提供する。
本発明の新規なコンジュゲートは癌の治療に有用であり
、注射に好適な製剤の形で使用するために製造されるの
が好ましい。従って、本発明は、医1剤、例えば本発明
のコンジュゲートと、当業者既知の薬学的に許容し得る
担体または希釈剤を含有してなる注射用製剤を包含する
。製剤は、各投与剤型が、例えば0.O1〜10R9の
活性成分(ビンカ薬物部分に換算して)を含有する単位
投与剤型であるのが好ましい。
本発明の新規なコンジュゲートは広範な投与量範囲で有
効であり、1週間当たり投与1は例えば、癌に罹忠して
いるヒト成人の治療のためには通常、0.01〜10m
9/に9cビン力薬物部分)の範囲、よりしばしば0.
03〜919/ kgの範囲となるであろう。しかしな
がら、実際に投与されるコンジュゲートの1は、治療さ
れる条件および選ばれる投与経路を含む関連する状況に
照らし、医師によって決定されるということは理解され
るであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ I [式中、R^2はH、CH_3またはCHOであり;R
    ^4およびR^5が独立している時、R^6はHであり
    、R^3とR^4の一方はエチルであり他方はHまたは
    OHであり;R^4およびR^5が、これらが結合して
    いる炭素と共に一緒になっている時、これらはオキシラ
    ン環を形成しており(この場合、R^3はエチルである
    );RはNHN=、▲数式、化学式、表等があります▼
    、 O(C_1_−_3アルキル)、NH_2、NH(C_
    1_−_3アルキル)、NH−CH_2CH_2−Y、
    1−ピロリジニルまたは1−ピペリジニルであり(ここ
    に、nは2−4であり、YはCl、OCH_3またはS
    CH_3である);R^1はH、(C_1_−_3アル
    キル)−CO、クロロ置換(C_1_−_3アルキル)
    −COまたはR^8であり(ここに、R^8はCOXC
    ONHN=であって、XはC_1_−_4直鎖状アルキ
    レン、C_2_−_8分枝鎖状アルキレン、C_2_−
    _4アルケニレン、C_3_−_4アルキニレン、C_
    3_−_8シクロアルキレン、フェニレン、ヒドロキシ
    置換C_1_−_4アルキレンまたは直接結合である。 ただし、RがNHN=であるかまたはR^1がR^6で
    あり、R^1がR^8である時にはRはNHN=である
    ことはできず、RがNHN=である時にはR^1はR^
    6であることはできない);mは約5から約35の整数
    であり:Abは約6%〜約18%の炭水化物を含有して
    いるIgGクラスの抗体である] で示されるコンジュゲート。 2、抗体がモノクローナル抗体である請求項1に記載の
    コンジュゲート。 3、抗体が、望ましくない哺乳動物細胞の表面の抗原の
    認識のために適合している請求項2に記載のコンジュゲ
    ート。 4、抗体が、腺癌、扁平上皮癌、移行上皮癌、黒色腫、
    神経芽細胞腫、小細胞癌、白血病、リンパ腫および肉腫
    からなる群から選ばれるヒト癌細胞の認識のために適合
    している請求項1、2または3に記載のコンジュゲート
    。 5、RがNHN=であり;R^1およびR^5が水素で
    あり;R^2がメチルであり;R^3がヒドロキシであ
    り;R^4がエチルである請求項4に記載のコンジュゲ
    ート。 6、RがOCH_3であり;R^1がCOCH_2CH
    _2CONHN=であり;R^2がメチルであり;R^
    3がヒドロキシであり;R^4がエチルであり;R^5
    が水素である請求項4に記載のコンジュゲート。 7、RがNH_2であり;R^1がCOCH_2CH_
    2CONHN=であり;R^2がメチルであり;R^3
    がヒドロキシであり;R^4がエチルであり;R^5が
    水素である請求項4に記載のコンジュゲート。 8、請求項1に記載のコンジュゲートを活性成分とし、
    1またはそれ以上の薬学的に許容し得る担体または希釈
    剤を含有してなる医薬製剤。 9、請求項1に記載のコンジュゲートの製造方法であっ
    て、約6%〜約18%の炭水化物を含有しているIgG
    クラスの酸化抗体と、式: ▲数式、化学式、表等があります▼II [式中、R^7はNHNH_2、▲数式、化学式、表等
    があります▼、 O(C_1_−_3アルキル)、NH_2、NH(C_
    1_−_3アルキル)、NH−CH_2CH_2−Y、
    1−ピロリジニルまたは1−ピペリジニルであり(ここ
    に、nは2−4であり、YはCl、OCH_3またはS
    CH_3である);R^8はH、(C_1_−_3アル
    キル)−CO、クロロ置換(C_1_−_3アルキル)
    −COまたはR^8である(ここに、R^9はCOXC
    ONHNH_2である)。ただし、R^7がNHNH_
    2であるかまたはR^8がR^9であり、R^8がR^
    9である時にはR^7はNHNH_2であることはでき
    ず、R^7がNHNH_2である時にはR^8はR^9
    であることはできない] で示されるビンカヒドラジドを反応させることからなる
    製造方法。 10、請求項9の製造方法で製造された式( I )で示
    されるコンジュゲート。
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