JPH02133136A - 温間または熱間鍛造部品の製造方法 - Google Patents
温間または熱間鍛造部品の製造方法Info
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- JPH02133136A JPH02133136A JP28488688A JP28488688A JPH02133136A JP H02133136 A JPH02133136 A JP H02133136A JP 28488688 A JP28488688 A JP 28488688A JP 28488688 A JP28488688 A JP 28488688A JP H02133136 A JPH02133136 A JP H02133136A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、温間鍛造または熱間鍛造部品の寸法精度を向
上させ、かつ該部品を安価に得る型鍛造部品の製造方法
に関する。
上させ、かつ該部品を安価に得る型鍛造部品の製造方法
に関する。
一般に大型の平歯車あるいはヘリカル歯車(例えば歯車
外径がφ80〜300mm)を製造する場合には、歯車
径に対応して温間鍛造または熱間鍛造のいずれか一方の
鍛造方法により筒状部材を圧縮成形し、その後その筒状
部材をホブ盤にて荒削りおよび仕上げ削りからなる歯切
り加工をすることが知られている。
外径がφ80〜300mm)を製造する場合には、歯車
径に対応して温間鍛造または熱間鍛造のいずれか一方の
鍛造方法により筒状部材を圧縮成形し、その後その筒状
部材をホブ盤にて荒削りおよび仕上げ削りからなる歯切
り加工をすることが知られている。
また、一方ではこの歯切り加工を簡略化するために、鍛
造時に歯出し成形をすることも知られているが、温間鍛
造または熱間鍛造の場合には、高温度下で行うため、鍛
型の熱膨張または鍛造部品の熱収縮等が起こり寸法精度
が悪く、そのため少なくともホブ盤による仕上げ削りを
行う必要があった。
造時に歯出し成形をすることも知られているが、温間鍛
造または熱間鍛造の場合には、高温度下で行うため、鍛
型の熱膨張または鍛造部品の熱収縮等が起こり寸法精度
が悪く、そのため少なくともホブ盤による仕上げ削りを
行う必要があった。
そして熱間鍛造では、素材を1000〜1300℃(温
間鍛造の場合には300〜800℃)の所定温度に加熱
して略鍛型状に一次成形した後、−次成形素材を鍛型に
入れ圧縮成形して二次成形を行う。
間鍛造の場合には300〜800℃)の所定温度に加熱
して略鍛型状に一次成形した後、−次成形素材を鍛型に
入れ圧縮成形して二次成形を行う。
この場合、素材は予め加熱(例えば、はだ焼鋼の場合に
は約1250℃)され”Cいるため金属の流動が容易と
なり、鍛型内での成形を行う際に単位面積当たりの加圧
が、小さな圧力(約8t/cI11)ですみ、それだけ
大型の歯車(例えば約φ150mm)の粗形部材を容易
に得ることができる。
は約1250℃)され”Cいるため金属の流動が容易と
なり、鍛型内での成形を行う際に単位面積当たりの加圧
が、小さな圧力(約8t/cI11)ですみ、それだけ
大型の歯車(例えば約φ150mm)の粗形部材を容易
に得ることができる。
これに対して冷間鍛造は、寸法精度の高い部品を成形し
得るが、素材を殆ど加熱しないため(常温〜200℃)
金属の流動が悪く、鍛型で圧縮成形する際に単位面積当
たり著しく大きな圧力(約30t / o+l )が必
要となり、そのため上述のような大型の歯車を鍛造する
ことは困難であった。
得るが、素材を殆ど加熱しないため(常温〜200℃)
金属の流動が悪く、鍛型で圧縮成形する際に単位面積当
たり著しく大きな圧力(約30t / o+l )が必
要となり、そのため上述のような大型の歯車を鍛造する
ことは困難であった。
また冷間鍛造で歯車を製造する場合には、上記理由のた
め歯車の大きさに制限があるだけでなく、鍛造による歯
形加工のため歯形精度の向上には自ずと限界があった。
め歯車の大きさに制限があるだけでなく、鍛造による歯
形加工のため歯形精度の向上には自ずと限界があった。
したがって、大型の歯車(例えば歯車外径がφ80〜3
00m+n)を製造する場合には、温間鍛造または熱間
鍛造によって成形した粗形部材に上記何れの方法でもホ
ブ盤による歯切り加工を必要としていた。
00m+n)を製造する場合には、温間鍛造または熱間
鍛造によって成形した粗形部材に上記何れの方法でもホ
ブ盤による歯切り加工を必要としていた。
そして、ホブ盤はその設備費や歯切りカッタ寿命の短さ
、さらに歯型の精度及びピッチを維持するための管理費
等、製品のコストを上げてしまう不具合があった。
、さらに歯型の精度及びピッチを維持するための管理費
等、製品のコストを上げてしまう不具合があった。
本発明に係る型鍛造部品の製造方法は、上述の不具合を
解決するために創造されたもので、所定温度に加熱した
素材を鍛型内で所望の粗形部材に圧縮成形する温間鍛造
または熱間鍛造工程、同温間鍛造または熱間鍛造工程の
いずれか一方の鍛造工程によって成形された上記粗形部
材の表面に金属せっけん層を形成させる潤滑処理工程、
同潤滑処理工程後の上記粗形部材をダイの軸方向に冷間
圧入させて所望形状に成形する押出成形工程とからなる
こと、また上記粗形部材が歯車の粗形部材であり、かつ
上記押出成形工程において上記歯車の歯形谷径より僅か
に小径の上下パンチで上記歯車の両側面から挟持した状
態で上記ダイの軸方向に冷間圧入させて歯形の成形をし
うることを特徴としている。
解決するために創造されたもので、所定温度に加熱した
素材を鍛型内で所望の粗形部材に圧縮成形する温間鍛造
または熱間鍛造工程、同温間鍛造または熱間鍛造工程の
いずれか一方の鍛造工程によって成形された上記粗形部
材の表面に金属せっけん層を形成させる潤滑処理工程、
同潤滑処理工程後の上記粗形部材をダイの軸方向に冷間
圧入させて所望形状に成形する押出成形工程とからなる
こと、また上記粗形部材が歯車の粗形部材であり、かつ
上記押出成形工程において上記歯車の歯形谷径より僅か
に小径の上下パンチで上記歯車の両側面から挟持した状
態で上記ダイの軸方向に冷間圧入させて歯形の成形をし
うることを特徴としている。
本発明は上述の手段を講じることにより、冷間鍛造では
成形困難な温間または熱間鍛造に適した大型の部品の製
造を温間または熱間鍛造して粗形部材を成形した後、粗
形部材の精密加工を特殊な工作機械の設備を用いること
なくダイの冷間押出成形により可能とした。
成形困難な温間または熱間鍛造に適した大型の部品の製
造を温間または熱間鍛造して粗形部材を成形した後、粗
形部材の精密加工を特殊な工作機械の設備を用いること
なくダイの冷間押出成形により可能とした。
また、歯車の歯形谷径より僅かに小径の上下パンチで歯
車の両側面から挟持した状態で、歯車粗形部材を上記ダ
イの軸方向に冷間圧入させて歯形の成形をしつるように
構成したため、歯形の変形を未然に防止することができ
る。
車の両側面から挟持した状態で、歯車粗形部材を上記ダ
イの軸方向に冷間圧入させて歯形の成形をしつるように
構成したため、歯形の変形を未然に防止することができ
る。
以下、本発明の一実施例を第1〜2図に基づいて説明す
る。
る。
まず、第1図に示す鍛造装置2の要部から説明する。
鍛造装置2の鍛型は下型ブロック4と、内周に歯形成形
用の歯型6aが設けられた下型6と、下型ブロック4に
収容され上面に製造されるべき部品としての歯車の粗形
部材Aの一側面が刻設された下型8と、下型ブロック4
の孔4a内に嵌装されると共に下型8の下面に連結され
図示しない駆動機構により上下動するノックアウトビン
10とからなる雌型、および下面に上記粗形部材への他
側面が刻設された上型12および上型14とからなる雄
型で構成される。
用の歯型6aが設けられた下型6と、下型ブロック4に
収容され上面に製造されるべき部品としての歯車の粗形
部材Aの一側面が刻設された下型8と、下型ブロック4
の孔4a内に嵌装されると共に下型8の下面に連結され
図示しない駆動機構により上下動するノックアウトビン
10とからなる雌型、および下面に上記粗形部材への他
側面が刻設された上型12および上型14とからなる雄
型で構成される。
そして、素材から粗形部材へを成形する場合、先ず上記
雌型に素材を入れた後、上記雌型に雄型を挿入して素材
を鍛型内で上記雄型の軸方向に圧縮する。
雌型に素材を入れた後、上記雌型に雄型を挿入して素材
を鍛型内で上記雄型の軸方向に圧縮する。
すると、素材は上記雄型の軸方向と直交する方向に押し
拡げられ、鍛型のすみまで満たされていく。
拡げられ、鍛型のすみまで満たされていく。
こうして、素材はその外周に歯形Aaを有する粗形部材
Aに成形される。
Aに成形される。
なお符号Abはリブであって、その半径方向の断面は1
字状をなす。
字状をなす。
次に押出成形工程に使用される押出成形装置20を第2
図において説明する。
図において説明する。
なお第2図の右半分は押出加工前を、左半分は押出加工
後の状態を示す。
後の状態を示す。
この装置20はテーブル22に固定されたダイ24と、
粗形部材Aを上下から挟持する上パンチ26、下パンチ
28とからなる。
粗形部材Aを上下から挟持する上パンチ26、下パンチ
28とからなる。
そし、てダイ24の孔24a内周には粗形部材への歯形
Aaを下方に沿い遊動しうるべく歯形Aaよりやや大き
い内歯形状の案内部24bと、同案内部24bから下方
に形成したテーパ状部24cと、実質的に歯形を成形す
る成形部としての切り刃部24dとが設けられている。
Aaを下方に沿い遊動しうるべく歯形Aaよりやや大き
い内歯形状の案内部24bと、同案内部24bから下方
に形成したテーパ状部24cと、実質的に歯形を成形す
る成形部としての切り刃部24dとが設けられている。
なお、上記両バンチ26.28は孔24aよりも縮径さ
れた案内部24bおよび切り刃部24dに干渉しないよ
うに孔24a内を上下動し得る。
れた案内部24bおよび切り刃部24dに干渉しないよ
うに孔24a内を上下動し得る。
また、粗形部材へのリブが断面1字状に形成されている
ため、上下両パンチ26.28は、粗形部材A上下両側
面の環状の凹部A−1、A−2と係合するように、それ
らの外径寸法が粗形部材Aの歯形Aaの谷径よりも幾分
小さくかつそれらの端面が、鍛造工程で使用される鍛型
である下型8の上面(又は少なくても外周部と同様)お
よび上型12の下面と路間−の形状に形成されている。
ため、上下両パンチ26.28は、粗形部材A上下両側
面の環状の凹部A−1、A−2と係合するように、それ
らの外径寸法が粗形部材Aの歯形Aaの谷径よりも幾分
小さくかつそれらの端面が、鍛造工程で使用される鍛型
である下型8の上面(又は少なくても外周部と同様)お
よび上型12の下面と路間−の形状に形成されている。
そして、第2図の右側は粗形部材Aを上パンチ26と下
パンチ28との間に挟持し案内部24bに挿入した状態
、また同じく左側は右側の状態から両パンチ26.28
を下方に移動させて切り刃部24dを通過させ歯形の押
出成形をした歯車Bを成形した状態を示すものである。
パンチ28との間に挟持し案内部24bに挿入した状態
、また同じく左側は右側の状態から両パンチ26.28
を下方に移動させて切り刃部24dを通過させ歯形の押
出成形をした歯車Bを成形した状態を示すものである。
次に以上のように構成された装置を用いた熱間鍛造部品
の製造方法について説明する。
の製造方法について説明する。
初めに、予め円筒状に成形した素材(例えば、はだ焼鋼
)を所定温度(約1250℃)に加熱した後に、上下方
向に圧縮(自由鍛造)して略鍛型状となるように一次成
形を行い、この−次成形時の圧縮のため素材形状が変形
して、表面の酸化皮膜が除去される。
)を所定温度(約1250℃)に加熱した後に、上下方
向に圧縮(自由鍛造)して略鍛型状となるように一次成
形を行い、この−次成形時の圧縮のため素材形状が変形
して、表面の酸化皮膜が除去される。
さらに、第1図に示す鍛造装置2の雌型と雄型との間に
一次成形した素材を挿入して圧縮成形し、素材を軸方向
と直交する方向に押し拡げる。
一次成形した素材を挿入して圧縮成形し、素材を軸方向
と直交する方向に押し拡げる。
すると下型6に歯形6aが設けられているため、素材外
周にダイ24の切り刃部24dの歯形より歯形外周が大
きい(約1+++m)歯形Aaを有する粗形部材Aが成
形される。
周にダイ24の切り刃部24dの歯形より歯形外周が大
きい(約1+++m)歯形Aaを有する粗形部材Aが成
形される。
次いでノックアウトビン10を上方へ移動させて下型6
および8の間から粗形部材を取外した後にパリ取りをし
て熱間鍛造工程を終了する。
および8の間から粗形部材を取外した後にパリ取りをし
て熱間鍛造工程を終了する。
ただし、この工程で温間鍛造により歯車を圧縮成形する
場合には、加熱温度が300℃〜800℃のため、素材
の表面には酸化皮膜が生成されない。
場合には、加熱温度が300℃〜800℃のため、素材
の表面には酸化皮膜が生成されない。
したがって、この温間鍛造の場合には、製造しようとす
る歯車の大きさによっては、酸化皮膜の除去をも目的と
している上記−次成形を省略してもよい。
る歯車の大きさによっては、酸化皮膜の除去をも目的と
している上記−次成形を省略してもよい。
次に前工程を終了した粗形部材への表面に金属せっけん
層を形成する一方法を説明する。
層を形成する一方法を説明する。
上記熱間鍛造工程により成形した粗形部材Aをリン酸亜
鉛溶液からステアリン酸ナトリウム溶液へと順番に浸漬
させて、粗形部材Aの表面にステアリン酸亜鉛層を生成
させる。
鉛溶液からステアリン酸ナトリウム溶液へと順番に浸漬
させて、粗形部材Aの表面にステアリン酸亜鉛層を生成
させる。
これにより金属せっけん層が粗形部材へ表面に形成され
潤滑処理工程を終了する。
潤滑処理工程を終了する。
そして、押出成形工程に移るが、先ず表面に金属せっけ
ん層の形成された粗形部材へを上記押出成形装置20の
上パンチ26および下パンチ28とで挟持して案内部2
4bに導く。
ん層の形成された粗形部材へを上記押出成形装置20の
上パンチ26および下パンチ28とで挟持して案内部2
4bに導く。
次いで粗形部材Aを冷間で下方に押出成形して切り刃部
24cを通過させることにより、所望の寸法以外の部分
(歯形Aaの回りについて0.2〜0゜5LIIII+
)が剪断され歯形Baが形成される。
24cを通過させることにより、所望の寸法以外の部分
(歯形Aaの回りについて0.2〜0゜5LIIII+
)が剪断され歯形Baが形成される。
このとき歯形Ba上面にパリが生成される。
さらにこの歯形Baのパリを切削することにより押出成
形工程を終了し歯車Bが得られる。
形工程を終了し歯車Bが得られる。
また、以上の押出成形を複数(2〜3回)に別けて行っ
てもよい。
てもよい。
なお、ヘリカル歯車の押出加工をする場合には、上記上
下両バンチ26.28が歯車を挟持した状態で回転自在
となるような連結部材を上下両パンチ26.28に設け
ることにより上述の押出成形工程と同様に歯形を成形し
得る。
下両バンチ26.28が歯車を挟持した状態で回転自在
となるような連結部材を上下両パンチ26.28に設け
ることにより上述の押出成形工程と同様に歯形を成形し
得る。
この工程により製造された歯車Bの軸穴を加工する場合
には、自体公知である旋盤のワーク支持方法と同様に3
乃至4本の丸棒を放射状にかつ摺動自在に立設した装置
(図示せず)により歯車Bを支持して軸穴加工をする。
には、自体公知である旋盤のワーク支持方法と同様に3
乃至4本の丸棒を放射状にかつ摺動自在に立設した装置
(図示せず)により歯車Bを支持して軸穴加工をする。
また、上記歯車Bを変速機用の歯車として使用する場合
には、歯車Bの歯形Baをシェービング加工した後、浸
炭熱処理をして耐摩耗性の向上を計るようにすればよい
。
には、歯車Bの歯形Baをシェービング加工した後、浸
炭熱処理をして耐摩耗性の向上を計るようにすればよい
。
ここで、本実施例の作用について説明する。
本実施例の製造方法によれば、温間鍛造または熱間鍛造
によるため、冷間鍛造において成形できない大型の歯車
(例えばφ80〜300+nm)の粗形部材Aを成形す
ることができる。
によるため、冷間鍛造において成形できない大型の歯車
(例えばφ80〜300+nm)の粗形部材Aを成形す
ることができる。
また、潤滑処理工程において粗形部材Aの表面に金属せ
っけん層を形成したため、金属せっけん層の潤滑作用に
より、次工程の押出成形時に切り刃部24dと歯形Aa
面との間に焼付が発生するのを防止することができる。
っけん層を形成したため、金属せっけん層の潤滑作用に
より、次工程の押出成形時に切り刃部24dと歯形Aa
面との間に焼付が発生するのを防止することができる。
かくして押出成形により、ホブ盤の歯面加工の精度(誤
差20〜30μm)と略同様の精度の歯形Baがホブ盤
の加工をすることなく得られる。
差20〜30μm)と略同様の精度の歯形Baがホブ盤
の加工をすることなく得られる。
さらにこの押出成形工程は、押出成形を複数回に別ける
ことにより歯形の精度をさらに向上させることができる
。
ことにより歯形の精度をさらに向上させることができる
。
そして歯車Bは軸穴を旋盤のワーク支持方法と同様放射
状にかつ摺動自在に立設された3乃至4本の丸棒を用い
歯形Baの歯面を支持して軸穴加工をするため、予め歯
形Baの加工をした歯車Bの軸穴を精度良く加工するこ
とができる。
状にかつ摺動自在に立設された3乃至4本の丸棒を用い
歯形Baの歯面を支持して軸穴加工をするため、予め歯
形Baの加工をした歯車Bの軸穴を精度良く加工するこ
とができる。
したがって、本実施例の製造方法によれば、次のような
効果を奏する。
効果を奏する。
すなわち、大型の歯車(例えばφ80〜300順)を製
造する場合に、温間鍛造または熱間鍛造工程により粗形
部材Aを成形した後に、潤滑処理工程において粗形部材
Aの表面に金属せっけん層を形成させ、歯形を冷間の押
出成形工程により成形するだけで、容易に歯形Baを成
形できるため、ホブ盤を使用して歯形の加工をした場合
のその設備費や歯切りカッタ寿命の短さ、さらに歯型の
精度及びピッチを維持するための管理費等、製品のコス
トを上げてしまうという従来の不具合を解消することが
できる。
造する場合に、温間鍛造または熱間鍛造工程により粗形
部材Aを成形した後に、潤滑処理工程において粗形部材
Aの表面に金属せっけん層を形成させ、歯形を冷間の押
出成形工程により成形するだけで、容易に歯形Baを成
形できるため、ホブ盤を使用して歯形の加工をした場合
のその設備費や歯切りカッタ寿命の短さ、さらに歯型の
精度及びピッチを維持するための管理費等、製品のコス
トを上げてしまうという従来の不具合を解消することが
できる。
また、潤滑処理工程において形成された粗形部材へ表面
の金属せっけん層の潤滑作用により、次工程の押出成形
時に、切り刃部24dと歯形Aa面との焼付を防止して
、歯面Baを滑らかに成形できると共に焼付によるダイ
24のかじりも防止することができる。ひいてはダイを
保護して、ダイの耐久性を向上させる効果を奏する。
の金属せっけん層の潤滑作用により、次工程の押出成形
時に、切り刃部24dと歯形Aa面との焼付を防止して
、歯面Baを滑らかに成形できると共に焼付によるダイ
24のかじりも防止することができる。ひいてはダイを
保護して、ダイの耐久性を向上させる効果を奏する。
そして、この歯車は押出加工のみで製品に必要とされる
充分な精度を確保しているため、高い精度が要求されな
い変速機等以外の単に動力伝達のための歯車では大幅な
コスト削減が可能となる。
充分な精度を確保しているため、高い精度が要求されな
い変速機等以外の単に動力伝達のための歯車では大幅な
コスト削減が可能となる。
その上、上下両パンチ26.28がそれぞれ粗形部材A
の凹部A−1、A−2に係合しているため、押出成形時
に発生する歯形回りの塑性変形を未然に防止し、ひいて
は歯車の歯形精度を向上させることができる。
の凹部A−1、A−2に係合しているため、押出成形時
に発生する歯形回りの塑性変形を未然に防止し、ひいて
は歯車の歯形精度を向上させることができる。
本実施例は、上述のように歯車の製造方法について説明
したが、ブーり等(その他車体の部品でその断面形状の
同一なもの)のように温間鍛造または熱間鍛造して形成
した粗形部材に特殊な工作機械による精密加工を必要す
るものについても適用でき、歯車の製造方法に限定され
るものではない。
したが、ブーり等(その他車体の部品でその断面形状の
同一なもの)のように温間鍛造または熱間鍛造して形成
した粗形部材に特殊な工作機械による精密加工を必要す
るものについても適用でき、歯車の製造方法に限定され
るものではない。
本発明により、冷間m造では成形困難な温間鍛造または
熱間鍛造に適した大型の部品の製造を温間または熱間鍛
造して粗形部材を成形した後、粗形部材の精密加工を特
殊な工作機械の設備を用いることなくダイの冷間押出成
形するだけで容易におこなうことができ、ひいては設備
費および製造コストを低減することができる。
熱間鍛造に適した大型の部品の製造を温間または熱間鍛
造して粗形部材を成形した後、粗形部材の精密加工を特
殊な工作機械の設備を用いることなくダイの冷間押出成
形するだけで容易におこなうことができ、ひいては設備
費および製造コストを低減することができる。
また、歯車の歯形谷径より僅かに小径の上下パンチで歯
車の両側面から挟持した状態で上記ダイの軸方向に冷間
圧入させるだけで歯形の成形をすることにより、歯形の
変形が未然に防止されるため、歯車の歯形精度をそれだ
け向上させることができる効果を奏する。
車の両側面から挟持した状態で上記ダイの軸方向に冷間
圧入させるだけで歯形の成形をすることにより、歯形の
変形が未然に防止されるため、歯車の歯形精度をそれだ
け向上させることができる効果を奏する。
第1図は熱間鍛造装置の要部を示す断面図、第2図は押
出成形装置の要部を示す断面図であり、右側が粗形部材
Aの押出成形前の状態、左側は右側の状態から下方に移
動させて歯形の押出成形をした状態である。
出成形装置の要部を示す断面図であり、右側が粗形部材
Aの押出成形前の状態、左側は右側の状態から下方に移
動させて歯形の押出成形をした状態である。
Claims (2)
- (1)所定温度に加熱した素材を鍛型内で所望の粗形部
材に圧縮成形する温間鍛造または熱間鍛造工程、同温間
鍛造または熱間鍛造工程のいずれか一方の鍛造工程によ
って成形された上記粗形部材の表面に金属せっけん層を
形成させる潤滑処理工程、同潤滑処理工程後の上記粗形
部材をダイの軸方向に冷間圧入させて所望形状に成形す
る押出成形工程とからなることを特徴とする温感または
熱間鍛造部品の製造方法 - (2)上記粗形部材が歯車の粗形部材であり、かつ上記
押出成形工程において上記歯車の歯形谷径より僅かに小
径の上下パンチで上記歯車の両側面から挟持した状態で
上記ダイの軸方向に冷間圧入させて歯形の成形をしうる
ことを特徴とする上記特許請求の範囲第1項の温間また
は熱間鍛造部品の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28488688A JPH02133136A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 温間または熱間鍛造部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28488688A JPH02133136A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 温間または熱間鍛造部品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02133136A true JPH02133136A (ja) | 1990-05-22 |
Family
ID=17684310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28488688A Pending JPH02133136A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 温間または熱間鍛造部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02133136A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008126996A1 (en) * | 2007-04-17 | 2008-10-23 | Halla Climate Control Corp. | Manufacturing method of compressor pulley |
JP2010131626A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Aida Eng Ltd | 円筒歯車の成形方法 |
CN106001357A (zh) * | 2016-07-04 | 2016-10-12 | 宁波电工合金材料有限公司 | 一种用于触点冷镦机的加工平台 |
CN117583465A (zh) * | 2024-01-18 | 2024-02-23 | 山东承泽电气科技有限公司 | 一种自动化的热浸镀锌桥架冲压成型装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61180634A (ja) * | 1985-02-02 | 1986-08-13 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 温間鍛造用潤滑方法 |
-
1988
- 1988-11-11 JP JP28488688A patent/JPH02133136A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61180634A (ja) * | 1985-02-02 | 1986-08-13 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 温間鍛造用潤滑方法 |
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US8402658B2 (en) | 2007-04-17 | 2013-03-26 | Halla Climate Control Corp. | Manufacturing method of compressor pulley |
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