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JPH02114046A - ホイール走行式建設機械の駐車ブレーキ制御装置 - Google Patents

ホイール走行式建設機械の駐車ブレーキ制御装置

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Publication number
JPH02114046A
JPH02114046A JP534289A JP534289A JPH02114046A JP H02114046 A JPH02114046 A JP H02114046A JP 534289 A JP534289 A JP 534289A JP 534289 A JP534289 A JP 534289A JP H02114046 A JPH02114046 A JP H02114046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking brake
operating
pedal
brake
construction machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP534289A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tatsumi
辰己 明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP534289A priority Critical patent/JPH02114046A/ja
Publication of JPH02114046A publication Critical patent/JPH02114046A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、ホイール走行式建設機械の駐車ブレーキ制御
装置に関する。
B、従来の技術 この種の駐車ブレーキ制御装置は、従来、例えば第15
図に示すように構成されている。
第15図において、圧気源20から管路33を通って送
り出される圧縮空気は駐車ブレーキ切換弁31を介して
ネガティブ型の駐車ブレーキ装置32に導かれるように
なっている。圧気源2oは。
エンジン21と、このエンジン21により作動する圧縮
機22と、圧縮機22の出力側に逆止弁23を介して接
続されたエアタンク24と、エアタンク24の内圧を一
定に保つリリーフ弁25とから成り、管路33に圧縮空
気を送り出す。
駐車ブレーキ切換弁31は、駐車ブレーキスイッチ34
の操作により「イ」、「口」の2位置に切換可能とされ
ている。すなわち、操作部材35の操作によりスイッチ
34がオン−オフすると「イ」位置(供給位置)に切換
わり、これにより圧気源20と駐車ブレーキ装置32と
が連通され。
スイッチ34がオフ→オンすると「口」位置(遮断位置
)に切換わり、これにより両者が遮断される。駐車ブレ
ーキ装置32は、空圧シリンダ32aを有し、この空圧
シリンダ32aが大気に開放されると駐車ブレーキが作
動するようになっている。したがって第15図に示すよ
うに、スイッチ34がオフ状態で切換弁31が「イ」位
置に切換っていれば、圧気源20からの圧縮空気が切換
弁31を介して駐車ブレーキ装置32の空圧シリンダ3
2aに導かれ、駐車ブレーキ装置32の作動が解除され
ている。この状態で、操作部材35によりスイッチ34
をオンすると、切換弁31が「口」位置に切換わり、圧
気源20がらの圧縮空気が遮断され、空圧シリンダ32
aは切換弁31を介して大気に開放され、これにより駐
車ブレーキ装置!32が作動する。
C6発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述の制御装置は、操作部材35により
スイッチ34をオン操作することによってのみ駐車ブレ
ーキli!32が作動するように構成されているため、
例えば坂道での駐停車時にオペレータが操作部材35の
オン操作を忘れた場合、ホイール走行式建設機械が不所
望に動きだすおそれがある。また、信号待ち等で停車の
都度、オペレータはフットブレーキ(サービスブレーキ
)のペダルを踏み続けるか、あるいは操作部材35をオ
ン操作して駐車ブレーキ装置!32を作動させる必要が
あり、そのための操作が煩わしい、更に。
ホイール式油圧ショベル等の作業車両においては、掘削
作業時に駐車ブレーキをかけることが不可欠であるが、
オペレータが操作部材35のオン操作を忘れた場合、掘
削反力によりホイール走行式建設機械が不所望に動き出
すおそれがある。またこのとき、上述のサービスブレー
キが作動していると、これにかかる負担が大きいためブ
レーキシューの摩耗が早まり、サービスブレーキの耐久
性にも問題がある。
本発明の技術的課題は、所定の条件下で自動的に駐車ブ
レーキを作動せしめ、操作性、使い勝手を向上させるこ
とにある。
00課題を解決するための手段 クレーム対応図である第1図(a)〜(c)により説明
すると、本発明は、圧源101がらの圧力の供給が断た
れると作動するネガティブ型駐車ブレーキ102と、操
作部材103の操作により駐車ブレーキ102に圧力を
供給する供給位置と圧力の供給を遮断する遮断位置とに
切換可能な切換手段104とを備えたホイール走行式建
設機械の駐車ブレーキ制御装置に適用される。
そして上述の技術的課題は以下の構成により解決される
第1図(a)に示すように請求項1の発明では。
ホイール走行式建設機械が停止しているか否がを検出す
る走行状層検出手段105と、アクセルペダルが操作さ
れているか否かを検出するペダル状態検出手段106と
、走行状態検出手段105およびペダル状態検出手段1
06により、ホイール走行式建設機械が停止し、かつ走
行ペダルが操作されていないことが検出されると切換信
号を出力して切換手段104を遮断位置に切換え、操作
部材103の操作に拘らず駐車ブレーキ102を作動さ
せる制御手段107とを具備することにより解決される
また、第1図(b)に示すように請求項3の発明は、サ
ービスブレーキ操作手段109の操作により作動するサ
ービスブレーキ110を備えるものに適用され、次の構
成により上記技術的課題を解決する。
ホイール走行式建設機械が停止しているが否がを検出す
る走行状態検出手段105と、走行ペダルが操作されて
いるか否かを検出するペダル状態検出手段106と、サ
ービスブレーキ操作手段109が操作されているか否か
を検出するサービスブレーキ状態検出手段108と、走
行状態検出手段105.ペダル状態検出手段106およ
びサービスブレーキ状態検出手段108により、ホイー
ル走行式建設機械の停止と走行ペダルの非操作とサービ
スブレーキ操作手段109の操作とが検出されると切換
信号を出力して切換手段104を遮断位置に切換え、操
作部材103の操作に拘らず駐車ブレーキ102を作動
させる制御手段107とを具備する。
また、請求項2,4.5のように、切換信号を遅延出力
することもできる。
さらに、請求項6の発明は次の構成により上記技術的課
題を解決する。
第1図(Q)に示すように、上述のペダル状態検出手段
108を僅えるとともに、サービスブレーキ操作手段1
09の操作量を検出する操作量検出手段301を備え、
ペダル状態検出手段106および操作量検出手段301
により走行ペダルの非操作とサービスブレーキ操作手段
109の所定量以上の操作とが所定時間以上継続して検
出されると、切換信号を出力して切換手段104を遮断
位置に切換え、操作部材103の操作に拘らず駐車ブレ
ーキ102を作動する制御手段107とを具備する。
E1作用 請求項1の発明では、走行状態検出手段105はホイー
ル走行式建設機械が停止しているが否かを検出し、ペダ
ル状態検出手段106は走行ペダルが操作されているか
否かを検出する。これらの両手段105,106により
、ホイール走行式建設機械が停止し、かつ走行ペダルが
操作されていないことが検出されると、制御手段107
は切換信号を出力して切換手段104を遮断位置に切換
え、駐車ブレーキ102を作動させる。
また、請求項3の発明では、走行状態検出手段105は
ホイール走行式建設機械が停止しているか否かを検出し
、ペダル状態検出手段106は走行ペダルが操作されて
いるか否かを検出し、サービスブレーキ状態検出手段1
08はサービスブレーキ操作手段109が操作されてい
るが否かを検出する。これらの手段105,106,1
08により、ホイール走行式建設機械の停止と走行ペダ
ルの非操作とサービスブレーキ操作手段109の操作と
が検出されると、制御手段107は切換信号を出力して
切換手段104を遮断位置に切換え、駐車ブレーキ10
2を作動させる。
さらに請求項6の発明では、操作量検出手段301が、
サービスブレーキ操作手段109の操作量を検出する。
制御手段107は、ペダル状態検出手段105および操
作量検出手段301により、走行ペダルの非操作とサー
ビスブレーキ操作手段109の所定量以上の操作とが所
定時間継続して検出されると切換信号を出力し、切換手
段104を遮断位置に切換える。これにより駐車ブレー
キ110が作動する。
請求項2,4.5では、切換信号が遅延されるから、各
検出手段の精度がばらついたとしても、条件が完全に成
立した後に駐車ブレーキが作動する。
F、実施例 −第1の実施例− 第2図〜第4図に基づいて本発明をホイール式油圧ショ
ベルの駐車ブレーキ制御装置に適用した場合の第1の実
施例を説明する。なお、第3図において、第14図と同
様な箇所には同一の符号を付して説明する。
(1)走行油圧回路および駐車ブレーキ制御装置第2図
はホイール式油圧ショベルの走行油圧回路図、第3図(
a)は駐車ブレーキ制御装置のブロック図を示す。
第2図において、図示しない原動機に即動される油圧ポ
ンプ1から吐出される圧油は、油圧パイロット式制御弁
2でその方向、流量が制御され。
カウンタバランス弁3を経て油圧モータ4に供給される
パイロット式制御弁2はパイロット油圧回路からのパイ
ロット圧力によってそのストローク量が制御される。パ
イロット油圧回路は、パイロット用油圧ポンプ5と、走
行ペダル6aに連動するパイロット弁6とを有し、パイ
ロット弁6がらの圧油により制御弁2のストローク量を
制御することによりホイール走行式建設機械の走行速度
を制御する。また、パイロット弁6に後続してパイロッ
ト弁6への戻り油を遅延させるスローリターン弁7と、
このスローリターン弁7に後続しホイール走行式建設機
械の前進、後進、中立を選択する前後進切換弁8とが設
けられている。油圧ポンプ5からの吐出油は、これらの
パイロット弁6.スローリターン弁72前後進切換弁8
を介してパイロット式制御弁2のパイロットポート2a
または2bに導かれ、これにより制御弁2が油圧に応じ
たストローク量で切換ねる。
油圧モータ4の即動力は、その出力軸11を介してトラ
ンスミッション12に伝達され、さらにプロペラシャフ
ト13A、13Bを介してフロントおよびリアアクスル
14A、14Bに伝達され、これにより車輪15が回転
し、ホイール走行式建設機械が走行する。
また、プロペラシャフト13Aの回転により車速を検出
する車速検出器16が設けられ、車速に応じた車速信号
Vをコントローラ18に出力する。
一方、パイロット弁6の出口圧を検出する圧力計17が
設けられ、パイロット弁6の操作量に対応した圧力信号
Pをコントローラ18に出力する。
駐車ブレーキ制御装置を示す第3図(a)に示すように
、コントローラ18には駐車ブレーキ切換弁31が接続
されている。コントローラ18は、入力された車速信号
■および圧力信号Pに基づいて切換信号Sを出力し、後
述する処理手順にしたがって切換弁31の切換制御を行
なう。なお、34は操作部材35により操作される駐車
ブレーキ切換スイッチである。
なお、サービスブレーキ装置50については第2の実施
例で説明する。
以上の実施例において、車速検出器16が走行状態検出
手段105を、圧力計17がペダル状態検出手段106
を、コントローラ18が制御手段107を、駐車ブレー
キ切換弁31が切換手段104をそれぞれ構成する。
(II)走行油圧回路の動作 第2図は、前後進切換弁8が中立(N位置)、パイロッ
ト弁6が操作されていない状態を示しており、したがっ
て、パイロット式制御弁2が中立位置にあって、油圧ポ
ンプ1からの圧油はタンク9に戻りホイール走行式建設
機械は停止している。
この状態で前後進切換弁8を前進(F位置)または後進
(R位置)に切換えパイロット弁6のペダル6aを踏み
込み操作すると、その操作量に応じた圧油がスローリタ
ーン弁71前後進切換弁8を介してパイロット式制御弁
2のパイロットポート2aまたは2bに導かれる。これ
によりこの制御弁2がパイロット油圧に応じたストロー
ク量で切換わり、油圧ポンプ1からの吐出油により油圧
モータ4が駆動される。油圧モータ4の出力は、第2図
に示すトランスミッション12.プロペラシャフト13
A、13Bおよびフロントアクスル14A、リアアクス
ル14Bを介して車輪15に伝わり、これによりホイー
ル走行式建設機械が走行する。ホイール走行式建設機械
の速度はパイロット弁6のペダル6aの踏込量に依存す
る。
一方、車速検出器16は、常にプロペラシャフト13A
の回転数、すなわちホイール走行式建設機械の速度を検
出して車速信号Vをコントローラ18に出力している。
ここで、ホイール走行式建設機械が停止中であればv=
0となる。また、圧力計17は、パイロット弁6のペダ
ル6aの踏み込み操作量に対応した圧力信号Pをコント
ローラ18に出力している。ここで、ペダル6aが踏み
込み操作されていなければP=Oとなる。
(1)駐車ブレーキの制御動作 次に、第4図のフローチャートに基づいてコントローラ
18にて行なわれる制御の処理手順を説明する。
第4図において、まず、ステップS1で車速検出器16
からの車速信号Vおよび圧力計17からの圧力信号Pを
読み込む。次にステップS2でv=0であるか否か、す
なわちホイール走行式建設機械が停止しているか否かを
判定する。肯定判定されるとステップS3に進み、否定
判定されるとステップS5に進む。ステップS3ではP
=Oであるか否か、すなわちパイロット弁6(第2図)
の走行ペダル6aが操作されているか否かを判定する。
肯定判定されるとステップS4に進み、否定判定される
とステップS5に進む。
ステップS4では、コントローラ18から切換信号Sを
出力して駐車ブレーキ切換弁31(第3図(a))を1
口」位置(遮断位置)に切換えステップS1に戻る。こ
れにより、圧気源20と駐車ブレーキ装置32とが遮断
され、空圧シリンダ32aが大気に開放されて駐車ブレ
ーキ装置32が作動する。
ステップS5では切換信号Sの出力を停止してステップ
S1に戻る。これにより、切換弁31は「イ」位置(供
給位置)に切換わり、圧気源20と駐車ブレーキ装置3
2とが連通され、駐車ブレーキ装置32の作動が解除さ
れる。
以上の手順によれば、ホイール走行式建設機械が停止し
ており、かつ走行ペダル6aが操作されていない場合に
は、操作部材35により駐車ブレーキスイッチ34を操
作しなくても駐車ブレーキ装置32が自動的に作動し、
また、駐車ブレーキ装置32が作動している状態で走行
ペダル6aを操作すると駐車ブレーキ装置32の作動が
自動的に解除される。なお、操作一部材゛35を操作し
てスイッチ34をオンさせれば、駐車ブレーキ装置32
が作動する。
(TV)第1の実施例の変形例 また、第5図に示すように、■二〇かっP=0が判定さ
れた場合、所定時間経過後に駐車ブレーキ装置32を作
動させるようにしてもよい。
第5図において、ステップS2およびステップS3が肯
定された場合、ステップS6でタイマを起動させる。す
なわち、車速が零で走行ペダル6aが踏み込まれていな
いという条件が整うと。
ステップS6でタイマを起動して経過時間tを計時し、
ステップS7で予め設定された時間T1と、タイマ起動
後の経過時間tとを比較する。T□≦tであればステッ
プS4に進み、切換弁31を1口」位置に切換えて駐車
ブレーキ装置32を作動させ、T、)tであれば切換弁
31を「イ」位置に切換えるべくステップS5へ進む。
この結果、上記条件が成立しても所定時間が経過するま
では駐車ブレーキ装置32が作動しない。
また、ステップS2またはステップS3が否定されると
、ステップS8に進みタイマをクリアした後、ステップ
S5に進む。
以上の手順によれば、V=Oで、かつ走行ペダル6aが
操作されていないことが検出されてから所定時間経過後
に駐車ブレーキ装置32が作動する。これにより、例え
ば微速走行の際、ホイール走行式建設機械が完全に停止
していないにも拘らず車速検出器16の出力が零となっ
た場合でも、完全停止後に駐車ブレーキ装置32を作動
させることができる。
一第2の実施例− 第2図、第3図および第6図に基づいて、第1の実施例
と同様に本発明をホイール式油圧ショベルの駐車ブレー
キ制御装置に適用した場合の第2の実施例を説明する。
CI)第1の実施例との構成上の差異 第2図において、50は、各走行輪に設置されたブレー
キアッセンブリー51と、そのブレーキアッセンブリー
51を制御する空圧−油圧倍力袋R(ブースター)52
とを有するサービスブレーキであり、圧気源41と足踏
式のブレーキ弁42とから成る空圧回路から供給される
圧気によりサービスブレーキが働くようになっている。
また、ブレーキ弁42の出口圧を検出する圧力計61が
設けられ、ブレーキ弁42のサービスブレーキペダル4
2aの操作量に対応した圧力信号Bをコントローラ18
に出力する。
コントローラ18は、入力された車速信号V。
圧力信号P、Hに基づいて切換信号Sを出力し、後述す
る手順に従って切換弁31(第3図)の切換制御を行う
(ff)駐車ブレーキの動作 次に第6図のフローチャートによりコントローラ18に
て行われる制御の処理手順を説明する。
なお、第4図と同様のステップには同一の符号を付して
説明を省略する。
第6図において、まずステップS10で車速検出器16
からの車速信号Vおよび圧力計17゜61からの圧力信
号P、Bを読み込む。その後、ステップ82.S3がと
もに肯定されるとステップSllでB=Oか否か、すな
わちブレーキ弁42の操作によりサービスブレーキ50
が作動しているか否かを判定する。否定判定されるとス
テップS4で切換弁31を「口」位置に切換え、肯定判
定されるとステップS5で「イ」位置に切換える。
以上の手順によれば、ホイール走行式建設機械が停止し
、走行ペダル6aが操作されておらず、かつサービスブ
レーキ50が操作されている場合には、操作部材35に
より駐車ブレーキスイッチ34を操作しなくても駐車ブ
レーキ装置32が自動的に作動する。また、駐車ブレー
キ装置32が作動している状態で走行ペダル6aを操作
するか、またはサービスブレーキ5oの作動を解除する
と駐車ブレーキ装@32の作動が自動的に解除される。
なお、操作部材35を操作してスイッチ34をオンさせ
れば、駐車ブレーキ装置32が作動する。
(III)第2の実施例の変形例 ■第1の変形例 また、第7図に示すように、v=o、p=oかつB10
が判定された場合、所定時間経過後に駐車ブレーキ装置
32を作動させるようにしてもよい。
第7図において、ステップS2およびステップS3が肯
定されかつステップ811が否定された場合、ステップ
S12でタイマを起動させる。すなおち、車速か零で走
行ペダル6aが踏み込まれておらず、かつサービスブレ
ーキ50が操作されているという条件が整うと、ステッ
プS12でタイマを起動して経過時間tを計時し、ステ
ップ813で予め設定された時間T2と、タイマ起動後
の経過時間tとを比較する。T、≦tであればステップ
S4に進み、切換弁31を1口」位置に切換えて駐車ブ
レーキ装置32を作動させ、T x > tであれば切
換弁31を「イ」位置に切換えるべくステップS5へ進
む、この結果、上記条件が成立しても所定時間が経過す
るまでは駐車ブレーキ装置32が作動しない。
また、ステップS2またはステップS3が否定されるか
ステップSllが肯定されると、ステップS14に進み
タイマをクリアした後、ステップS5に進む。
以上の手順によれば、車速が零で、走行ペダル6aが操
作されておらず、かつサービスブレーキペダル42が操
作されていることが検出されてから所定時間経過後に駐
車ブレーキ装置32が作動する。
なお、第6図は次の第8図のように変形するのが好まし
い。
第8図において、まずステップS21で車速検出器16
からの車速信号Vおよび圧力計17゜61からの圧力信
号P、Bをそれぞれ読み込む。
その後、ステップS2,83がともに肯定されるとステ
ップS22で、後述するフラグFが設定されているか否
か、すなわちF=1であるか否かを判定する。ステップ
S22が肯定されるとステップS4に進み、否定される
とステップSllに進む。ステップSllでは、B=O
か否か、すなわちブレーキ弁42(第2ぼ)の“操作に
よりサービスブレーキ50が作動しているか否かを判定
する。
B≠0でありサービスブレーキ弁42が操作されている
と判定されると、ステップS23でフラグFを設定する
(F=1)とともに、ステップS4で切換弁31を1口
」位置に切換える。すなわち。
駐車ブレーキ装置32を作動させる。一方、ステップ8
11でサービスブレーキ弁42が操作されていないと判
定される(B=O)と、ステップS24でフラグFを解
除(F=○)するとともに、ステップS5で切換弁31
を「イ」位置に切換え。
駐車ブレーキ装置32の作動を解除する。
以上の手順によれば、ホイール走行式建設機械が停止し
、走行ペダル6aが操作されておらず、かつサービスブ
レーキ弁42が操作されているという条件が満たされた
ときには、フラグFが設定されるとともに、駐車ブレー
キ装置32が自動的に作動する。その後、サービスブレ
ーキ弁42の操作が解除されても、ステップS22が肯
定されるため駐車ブレーキ装置32の作動は継続する。
また、駐車ブレーキ装置32が作動している状態で走行
ペダル6aを操作すると、フラグFが解除され、駐車ブ
レーキ装置32の作動が自動的に解除される。なお、操
作部材35を操作してスイッチ24をオンさせれば、駐
車ブレーキ装置32が作動する。
■第3の変形例 また、第7図の手順は第9図に示すように変形するのが
好ましい。
第9図において、ステップSllが否定された場合、ス
テップS23でフラグFを設定するとともに、ステップ
S12でタイマを起動させる。すなわち、車速が零で走
行ペダル6aが踏み込まれておらず、かつサービスブレ
ーキ弁42が操作されているという条件が整うと、ステ
ップS12でタイマを起動して所定時間の計時を開始す
る。但し、すでにこのタイマが起動されており所定時間
の経時中であれば、新たなタイマ起動は行わずにステッ
プS13に進む。ステップS13では、予め設定された
時間T3と、タイマ起動後の経過時間tとを比較する。
T□≦tであればステップS4に進み、切換弁31を「
口」位置に切換えて駐車ブレーキ装置32を作動し、T
 a > tであれば切換弁31を「イ」位置に切換え
るべくステップS5へ進む。この結果、上記条件が成立
しても所定時間が経過するまでは駐車ブレーキ装置32
が作動しない。
また、ステップS2またはステップS3が否定されるか
ステップSllが肯定されると、ステップS24でフラ
グFを解除するとともに、ステップS14でタイマをク
リアし、その後、ステップS5に進む。
コノ第9図の手順では、V=O,P=O,B≠0が成立
するとフラグFに1を設定し、その後は、サービスブレ
ーキ弁42の操作をモニタしないようになっている。し
たがって、車速が零で、走行ペダル6aが操作されてお
らず、かつサービスブレーキ弁42が操作されている状
態になると所定時間の計時が開始され、その後、サービ
スブレーキ弁42の操作を止めても所定時間が経過する
と駐車ブレーキ装W32が作動する。
■第4の変形例 さらに、第10図に示すように、v=o、p=0、B≠
0の状態が所定時間継続したときに駐車ブレーキ装置3
2を作動するようにしてもよい。
第10図において、ステップ511が否定されると、ス
テップS31でタイマを起動させ、所定時間の計時を行
ってステップS32に進む。ただし、すでにこのタイマ
が起動されており所定時間の計時中であれば、新たなタ
イマ起動は行わずステップS32に進む。ステップS3
2では、予め設定された時間T、と、タイマ起動後の経
過時間tとを比較する。T、≦tであればステップS2
3でフラグFを設定するとともに、ステップ833でタ
イマをクリアしてステップS4に進む。
ステップS4では、上述と同様に切換弁31を1口」位
置に切換えて駐車ブレーキ装置32を作動する。一方、
ステップS32が否定された場合。
すなわちT 4 > tの場合には、ステップS24で
フラグFを解除するとともに、切換弁31を「イ」位置
に切換えるべくステップS5へ進む。
また、ステップS2またはS3が否定されるか、ステッ
プSllが肯定された場合には、ステップ334でタイ
マをクリアしてステップS24に進む。
この第10図の手順では、タイマが所定時間T4を計時
するまではフラグFがOであるから、所定時間を計時し
ている間中、サービスブレーキ弁42の操作をモニタし
ている。したがって1以上の手順によれば、上述と同様
にホイール走行式建設機械が停止し、走行ペダル6aが
操作されておらず、かつサービスブレーキ弁42が操作
された状態になると所定時間の計時が開始され、そのま
まの状態で所定時間が経過すると駐車ブレーキ装置32
が作動する。所定時間が経過しないうちにサービスブレ
ーキ弁42の操作を止めた場合には、駐車ブレーキ装置
32が作動しない。
−第3の実施例− 次に、第11図に基づいて本発明の第3の実施例を説明
する。
本実施例は、上述の走行ペダル6a(第2図)が操作さ
れず、かつサービスブレーキ弁42が所定量以上で所定
時間以上継続操作されたとき(ホイール走行式建設機械
停止とみなす)に駐車ブレーキ装置32を作動させるも
のである。したがって、車速検出器16は不要となる。
コントローラ18の制御手順を示す第11図において、
まずステップS41で圧力計17.61からの圧力信号
P、 BtI−読み込む。ステップS3゜S22の後、
ステップS42で圧力信号Bと予め設定された圧力の基
準値BOとを比較する。
B < B oであればステップS34に進み、B≧B
であればステップS31でタイマを起動させてからステ
ップS43に進む、ステップ843では、予め設定され
た時間T、と、タイマ起動後の経過時間tとを比較する
。Ts>tであればステップS24に進み、T、≦tで
あればステップ823に進む。
以上の手順によれば走行ペダル6aが操作されておらず
、かつブレーキペダル42aが所定量以上操作されると
いう条件が満たされると計時が開始され、この条件が所
定時間19以上継続すると駐車ブレーキ装置32が作動
する。このブレーキペダル42aの所定操作量BOおよ
び所定時間T、は、この条件が満たされたときにホイー
ル走行式建設機械が最高速度で走行しているときや降板
時などでもホイール走行式建設機械が必ず停止する値に
設定される。これによれば、上述した車速検出器16が
不要となりコストダウンが図られる。
なお、以上の第1〜第3の実施例では、常に上述したコ
ントローラ18によって駐車ブレーキ装置32を作動さ
せる自動制御を行うようにしたが、例えば第3図(b)
に示すように、運転席内の操作部材により操作されるオ
ートブレーキスイッチ60をコントローラ18と切換弁
31のソレノイド部との間に設け、このオートブレーキ
スイッチ60がオンのときにのみコントローラ18によ
る駐車ブレーキ制御を行い、スイッチ60がオフのとき
には、スイッチ35のオン・オフによってのみ駐車ブレ
ーキ装置32の作動およびその解除を行うようにしても
よい。
また、圧力計により走行ペダルやサービスブレーキペダ
ルの操作量を検出するようにしたが、ペダルに直接ポテ
ンショメータを取り付けて検出するようにしてもよい。
なお、上述した第1〜第3の実施例において車速計16
の代わりに第12図のような検出弁82と圧力スイッチ
84とにより車速の有無を検出しても良い。
第12図において、中立位置における制御弁2内の通路
には絞り2Cが設けられ、制御弁2がこの中立位置に切
換わっているときには、油圧モータ4の出入口ポートを
連通ずる管路81a。
81bが絞り2Cを介して循環通路を形成する。
管路81a、81bの間には、検出弁82が設けられて
いる。この検出弁82は、これらの管路81a、81b
の差圧が所定値以上になるとA位置またはC位置に切換
わり、この差圧が所定値未満になるとB位置に切換わる
。そして、この検出弁82がA位置またはC位置にある
ときには、管路83に油圧ポンプ5からの吐出油が導か
れる。
スイッチ84は、管路83の圧力に応じてオン・オフす
る圧力スイッチであり、そのオン・オフ信号はコントロ
ーラ18に入力される。コントローラ18は、スイッチ
84のオン・オフによりホイール走行式建設機械が走行
しているか停止しているかを判断する。
制御弁2が中立位置にあると、油圧ポンプ1からの圧油
はタンク9に戻りホイール走行式建設機械は停止してい
る。この状態では、管路81a。
81bとの間に圧力差がないため、検出弁82は中立位
置(B位置)に切換わっており、油圧ポンプ5からの吐
出油が管路83に導かれない。したがって、圧力スイッ
チ84はオフ状態にあり、コントローラ18は、ホイー
ル走行式建設機械が停止状態にあると判断する。
前後進切換弁8(第2図)を前進位置(F位置)または
後進位置(R4f1置)に切換えてからパイロット弁6
のペダル6aを踏込み操作すると、制御弁2がパイロッ
ト油圧に応じたストロークで切換わり、油圧モータ4が
駆動され、その結果、ホイール走行式建設機械が前進ま
たは後進する。このとき、管路81a、81bのうち油
圧モータ4の入口側管路には油圧ポンプ1からの吐出油
により駆動圧がたち、出口側管路はタンク圧となるので
検出弁82がA位置またはC位置に切換ねり、これによ
り油圧ポンプ5からの吐出油が管路83に導かれる。そ
の結果、圧力スイッチ84がオンしてオン信号がコント
ローラ18に入力される。コントローラ18はこのオン
信号からホイール走行式建設機械が走行状態にあると判
定する。
ホイール走行式建設機械の走行中に走行ペダル6aを離
すと制御弁2は徐々に中立位置に切換ねり、制御弁2が
中立位置に戻ると油圧ポンプ1の吐出油はタンク9に戻
り、カウンタバランス弁3も中立位置に切換わる。これ
により油圧モータ4の吐出油がカウンタバランス弁3.
管路81a(81b)、制御弁2内の絞り2cおよび管
路8 l b (81a)を経て再び油圧モータ4に戻
る循環通路を流れ、油圧モータ4に油圧ブレーキが働く
。このとき、制御弁2内の絞り2cにより両管路81a
、81bに差圧が生じるため、検出弁82はA位置また
はC位置に切換ねったままでありスイッチ84はオン状
態を保持する。その後、ホイール走行式建設機械の速度
が減少して循環通路内を循環する圧油の量が少なくなる
と、管路81a、81bの差圧も減少する。そしてこの
差圧が所定値未満になると検出弁82がB位置に切換わ
り、スイッチ84はオフする。これによりコントローラ
18は、ホイール走行式建設機械が停止状態にあると判
断する。
以上によれば、油圧モータ4の入口側管路81 a (
8l b)と出口側管路5lb(81a)との差圧によ
りホイール走行式建設機械が走行しているか停止してい
るかを検知できるので、高価な車速センサを用いる必要
がなくコストダウンが図れる。また本実施例では、上記
差圧を検出する手段を検出弁82と圧力スイッチ84と
で構成したので、差圧計を用いた場合よりも廉価となる
−第4の実施例− 第13図は、走行時(T)、作業時(W)、および駐車
時(P)に対応した接点を持つブレーキスイッチを設け
、駐車時は駐車ブレーキのみを作動させ1作業時は駐車
ブレーキとともにサービスブレーキも併せて作動させる
ようにしたものである。
第2図、第3図と同様な箇所には同一の符号を付して説
明する。
71は上述したブレーキスイッチであり、そのコモン接
点はバッテリ72と接続され、接点Tはリレー73の常
閉接点73Sを介して切換弁31のソレノイド部に接続
されている。接点Pは開放され、接点Wはサービスブレ
ーキ装置50側の切換弁74のソレノイド部に接続され
ている。この切換弁74は、圧気源20の出力管路33
とサービスブレーキ装置50のブースタ52との間に介
装されるもので、入力側の一方のポートINIは直接に
圧気源20の出力管路33と接続され、他方の入力ポー
トIN2はブレーキ弁42を介して出力管路33と接続
される。切換弁74の出口ポー トOUTはブースタ5
2と接続されるとともに、入ロポートエN2と畠ロポー
トOUTとがチエツク弁75を介して接続されている。
一方、上述したコントローラ18からのブレーキ制御信
号Sの出力ラインにはオートブレーキスイッチ60が介
装されリレー73のコイル73Cと接続されるとともに
、切換弁74のソレノイド部にも接続されている。
このような装置においてオートブレーキスイッチ60が
オフの場合には、ブレーキスイッチ71を接点Tに切換
えると切換弁31のソレノイド部が通電励磁されてイに
切換わり、圧気源20からの作動圧によって駐車ブレー
キ装置32のブレーキが解放される。切換弁74は図示
の口位置のままであり、ブレーキペダル42aの操作に
よってサービスブレーキ装置50を作動できる。
ブレーキスイッチ71を接点Pに切換えると、接点Pが
開放されているから、切換弁31.74のいずれにも通
電されず、切換弁31は口位置をとりネガ型駐車ブレー
キ装置32を作動し、切換弁74は口位置をとり、ブレ
ーキペダル42aの操作によってサービスブレーキ装置
50が作動する。
ブレーキスイッチ71を接点Wに切換えると、リレー7
3のコイル73Gと切換弁74のソレノイド部に通電さ
れる。リレー73の常閉接点73Sは開くが1元々切換
弁31は消磁されているので口位置のままであり、駐車
ブレーキ装置32は作動状態を保持する。一方、切換弁
74はイ位置に切換わり、ブースタ52が圧気源20と
直接に接続されサービスブレーキ5oが常時作動状態と
なる。
次にオートブレーキスイッチ60をオンしている場合に
は、ブレーキスイッチ71の各操作位置に応じて次のよ
うに各部が動作する。
ブレーキスイッチ71が接点Tに切換わっている場合に
は、切換弁31のソレノイド部のみが励磁して駐車ブレ
ーキ装置32は非作動、サービスブレーキ族w5oはブ
レーキペダル42aの操作に応じて作動可能状態である
。コントローラ18から先に説明した処理手順によって
ブレーキ制御信号Sが出力されると、リレーコイル73
Cが励磁され常閉接点73Sが開いて切換弁31が消磁
され口位置に切換ねる。これにより駐車ブレーキ装置3
2が作動して駐車ブレーキが働く。また、切換弁74の
ソレノイド部も励磁され切換弁74がイ位置に切換わる
。その結果、ブースタ52が圧気源2oと常時接続され
、サービスブレーキ装置50が作動する。
ブレーキスイッチ71が接点Pに切換わっている場合に
は、切換弁31,74が共に消磁され駐車ブレーキ族W
32は作動、サービスブレーキ装置50はブレーキペダ
ル42aの操作に応じて作動する状態にある。コントロ
ーラ18からブレーキ制御信号Sが出力されると、切換
弁31はそのまま口位置を保持するが、切換弁74が励
磁されイ位置に切換ねり、ブースタ52が圧気g20と
直接に接続されサービスブレーキが作動する。
ブレーキスイッチ71が接点Wに切換っている場合には
、切換弁31が口位置に、切換弁74がイ位置に切換っ
ており、駐車ブレーキ装置32およびサービスブレーキ
装置50が共に作動している。したがって、コントロー
ラ18からブレーキ制御信号Sが出力されてもその状態
は変化しない。
第13図は第14図のように変形してもよい。
すなわち、リレー73をリレー173のように変更し、
リレースイッチ173Sが常閉接点aと常開接点すとに
切換え可能とし、常開接点すを切換弁74のソレノイド
部に接続する。また、オートスイッチ60をリレーコイ
ル173Cにのみ接続する。
以上の構成による第13図との動作上の相違点は、オー
トスイッチ6oがオン、切換スイッチ71がP位置のと
きにコントローラ18から切換信号Sが出力されると、
第14図では切換弁74が切換わらず、サービスブレー
キ5oは常時作動状態をとらない点である。
なお、以上では油圧走行回路を儒えたホイール式油圧シ
ョベルについて説明したが、これ以外のホイール走行式
建設機械にも本発明を適用できる。
また、油圧走行駆動以外の機械式、すなわち、エンジン
の動力を機械的に車輪に伝達するホイール走行式建設機
械にも適用できる。
また、シューブレーキを用いた例を示したが、これに限
定されず、バンドブレーキやその他のブレーキでもよい
。更に、油圧式のネガティブ型駐車ブレーキ装置でもよ
い。
G3発明の効果 請求項1の発明によれば、ホイール走行式建設機械が停
止し、かつ走行ペダルが操作されていないときには自動
的に駐車ブレーキを作動させるようにしたので、坂道で
の駐停車時に、オペレータが駐車ブレーキのスイッチ操
作を忘れても駐車ブレーキが自動的に作動し、ホイール
走行式建設機械が不所望に動き出すことが防止される。
また、信号待ち等でフットブレーキ(サービスブレーキ
)のペダルを踏み続けたり駐車ブレーキのスイッチ操作
をする必要がなくなる。さらに、掘削作業を伴うホイー
ル走行式建設機械においては、掘削作業時に自動的に駐
車ブレーキが作動するので、掘削反力によりホイール走
行式建設機械が不所望に動き出すことが防止されるとと
もに、サービスブレーキにかかる負担が軽減され、サー
ビスブレーキの耐久性が向上する。
また、請求項3の発明によれば、ホイール走行式建設機
械の停車と走行ペダルの非操作とサービスブレーキペダ
ルの操作が検出されたときには自動的に駐車ブレーキを
作動させるようにしたので。
ホイール走行式建設機械の停止と走行ペダルの非操作時
にサービスブレーキペダルの踏み込みという運転者の駐
車意志表示があると初めて駐車ブレーキを作動させるよ
うにしたので、むやみに駐車ブレーキが作動しない。
さらに、請求項6の発明によれば、走行ペダルの非操作
とサービスブレーキペダルの所定量以上の操作とが所定
時間以上継続して検出されたときにはホイール走行式建
設機械が停止しているものと判断して自動的に駐車ブレ
ーキを作動するようにしたので、上述の車速検出器等、
ホイール走行式建設機械が停止しているか否かを検出す
る手段が不要となりコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)はクレーム対応図である。 第2図〜第4図は本発明の第1の実施例を示し、第2図
はホイール式油圧ショベルの走行油圧回路と駆動系とを
示す図、第3図Ca’)は駐車ブレーキ制御装置のブロ
ック図、第3図(b)は第3図(a)においてコントロ
ーラ18と切換弁31との間にスイッチ60を設けた場
合を示す図、第4図は処理手順を示すフローチャート、
第5図はその変形例を示すフローチャートである。 第6図は第2の実施例を示す処理手順のフローチャート
、第7図〜第10図はその変形例をそれぞれ示すフロー
チャートである。 第11図は第3の実施例を示す処理手順例のフローチャ
ートである。 第12図は車速有無を検出する他の例を示す回路図であ
る。 第13図は駐車ブレーキとサービスブレーキの切換制御
系を示す図である。 第14図は第13図の変形例を示す図である。 第15図は従来の駐車ブレーキ装置の制御装置を示す図
である。 6a:走行ペダル   16:車速検出器17.61:
圧力計  18:コントローラ20:圧気源 31 駐車ブレーキ切換弁 32 駐車ブレーキ装置 34 駐車ブレーキスイッチ 35 操作部材    42ニブレーキ弁50 サービ
スブレーキ 101 圧気源    102:駐車ブレーキ103 
 操作部材   104:切換手段105 走行状態検
出手段 106、ペダル状態検出手段 :制御手段 :サービスブレーキ状態検出手段 :サービスブレーキ操作手段 :サービスブレーキ :操作量検出手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)圧源からの圧力供給が断たれると作動するネガティ
    ブ型駐車ブレーキと、 操作部材の操作により前記駐車ブレーキに前記圧力を供
    給する供給位置と圧力の供給を遮断する遮断位置とに切
    換可能な切換手段とを備えたホィール走行式建設機械の
    駐車ブレーキ制御装置において、 ホィール走行式建設機械が停止しているか否かを検出す
    る走行状態検出手段と、 走行ペダルが操作されているか否かを検出するペダル状
    態検出手段と、 前記走行状態検出手段およびペダル状態検出手段により
    、車両が停止し、かつ走行ペダルが操作されていないこ
    とが検出されると切換信号を出力して前記切換手段を前
    記遮断位置に切換え、前記操作部材の操作に拘らず前記
    駐車ブレーキを作動させる制御手段とを具備することを
    特徴とするホィール走行式建設機械の駐車ブレーキ制御
    装置。 2)前記制御手段は、前記走行状態検出手段およびペダ
    ル状態検出手段により、ホィール走行式建設機械が停止
    し、かつ走行ペダルが操作されていないことが検出され
    た後、所定時間経過後に前記切換信号を出力することを
    特徴とする請求項1に記載のホィール走行式建設機械の
    駐車ブレーキ制御装置。 3)圧源からの圧力供給が断たれると作動するネガティ
    ブ型駐車ブレーキと、 操作部材の操作により前記駐車ブレーキに前記圧力を供
    給する供給位置と圧力の供給を遮断する遮断位置とに切
    換可能な切換手段と、 サービスブレーキ操作手段の操作により圧源からの圧力
    が作用すると作動するポジティブ型サービスブレーキと
    を備えたホィール走行式建設機械の駐車ブレーキ制御装
    置において、 ホィール走行式建設機械が停止しているか否かを検出す
    る走行状態検出手段と、 走行ペダルが操作されているか否かを検出するペダル状
    態検出手段と、 サービスブレーキ操作手段が操作されているか否かを検
    出するサービスブレーキ状態検出手段と、 前記走行状態検出手段、ペダル状態検出手段およびサー
    ビスブレーキ状態検出手段により、ホィール走行式建設
    機械の停止と走行ペダルの非操作とサービスブレーキ操
    作手段の操作とが検出されると切換信号を出力して前記
    切換手段を前記遮断位置に切換え、前記操作部材の操作
    に拘らず、前記駐車ブレーキを作動させる制御手段とを
    具備することを特徴とするホィール走行式建設機械の駐
    車ブレーキ制御装置。 4)前記制御手段は、前記走行状態検出手段、ペダル状
    態検出手段およびサービスブレーキ状態検出手段により
    、ホィール走行式建設機械の停止と走行ペダルの非操作
    とサービスブレーキ操作手段の操作とが検出されると所
    定時間の計時を開始し、その後、サービスブレーキ操作
    手段の操作が解除されても所定時間が経過すると前記切
    換信号を出力することを特徴とする請求項3に記載のホ
    ィール走行式建設機械の駐車ブレーキ制御装置。 5)前記制御手段は、前記走行状態検出手段、ペダル状
    態検出手段およびサービスブレーキ状態検出手段により
    、ホィール走行式建設機械の停止と走行ペダルの非操作
    とサービスブレーキ操作手段の操作とが所定時間継続し
    て検出されると前記切換信号を出力することを特徴とす
    る請求項3に記載のホィール走行式建設機械の駐車ブレ
    ーキ制御装置。 6)圧源からの圧力供給が断たれると作動するネガティ
    ブ型駐車ブレーキと、 操作部材の操作により前記駐車ブレーキに前記圧力を供
    給する供給位置と圧力の供給を遮断する遮断位置とに切
    換可能な切換手段と、 サービスブレーキ操作手段の操作により圧源からの圧力
    が作用すると作動するポジティブ型サービスブレーキと
    を備えたホィール走行式建設機械の駐車ブレーキ制御装
    置において、 走行ペダルが操作されているか否かを検出するペダル状
    態検出手段と、 サービスブレーキ操作手段の操作量を検出する操作量検
    出手段と、 前記ペダル状態検出手段および操作量検出手段により、
    前記走行ペダルの非操作とサービスブレーキ操作手段の
    所定量以上の操作とが所定時間継続して検出されると、
    前記切換信号を出力して前記切換手段を前記遮断位置に
    切換え、前記操作部材の操作に拘らず前記駐車ブレーキ
    を作動せしめる制御手段とを具備することを特徴とする
    ホィール走行式建設機械の駐車ブレーキ制御装置。 7)操作部材の操作により前記ポジティブ型サービスブ
    レーキに圧源からの圧力を供給する供給位置と圧力の供
    給を遮断する遮断位置とに切換え可能なサービスブレー
    キ用切換手段を備え、前記制御手段は、前記駐車ブレー
    キ用切換手段に切換信号を送出するときに前記サービス
    ブレーキ用切換手段にも切換信号を送出して、前記駐車
    ブレーキ用切換手段を遮断位置にして駐車ブレーキを作
    動させるとともに前記サービスブレーキ用切換手段を供
    給位置にしてサービスブレーキを作動させることを特徴
    とする請求項3〜6のいずれかの項に記載のホィール走
    行式建設機械の駐車ブレーキ制御装置。 8)請求項3〜6に記載の制御装置において、前記操作
    部材は、走行位置、駐車位置および作業位置に切換可能
    なブレーキ選択スイッチから成り、前記切換手段は、圧
    源とネガティブ型駐車ブレーキとの間の管路に配設され
    通電により管路を開き非通電により管路を閉じる第1の
    電磁弁を含み、前記サービスブレーキ操作手段は、ブレ
    ーキペダル操作に応じて圧力を発生するブレーキ弁と、
    圧源とポジティブ型サービスブレーキとの間の管路に配
    設され通電により圧源とサービスブレーキとを直接接続
    し、非通電によりブレーキ弁をサービスブレーキと接続
    する第2の電磁弁を含み、前記操作部材が走行位置に切
    換えられているときは前記第1の電磁弁を通電し第2の
    電磁弁を非通電にし、作業位置では第1の電磁弁を非通
    電に第2の電磁弁を通電し、駐車位置では前記第1およ
    び第2の電磁弁をそれぞれ非通電にするように前記ブレ
    ーキ選択スイッチがバッテリーと第1および第2の電磁
    弁間に設けられることを特徴とするホィール走行式建設
    機械の駐車ブレーキ制御装置。
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