JPH02103467A - 濾紙を用いる免疫分析法 - Google Patents
濾紙を用いる免疫分析法Info
- Publication number
- JPH02103467A JPH02103467A JP25498088A JP25498088A JPH02103467A JP H02103467 A JPH02103467 A JP H02103467A JP 25498088 A JP25498088 A JP 25498088A JP 25498088 A JP25498088 A JP 25498088A JP H02103467 A JPH02103467 A JP H02103467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter paper
- paper
- filter
- carrier
- specimen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 title abstract description 12
- 239000007790 solid phase Substances 0.000 claims abstract description 12
- 229920002134 Carboxymethyl cellulose Polymers 0.000 claims abstract description 6
- 239000001768 carboxy methyl cellulose Substances 0.000 claims abstract description 6
- 235000010948 carboxy methyl cellulose Nutrition 0.000 claims abstract description 6
- 239000008112 carboxymethyl-cellulose Substances 0.000 claims abstract description 6
- 239000000427 antigen Substances 0.000 claims abstract description 5
- 102000036639 antigens Human genes 0.000 claims abstract description 5
- 108091007433 antigens Proteins 0.000 claims abstract description 5
- 102000001554 Hemoglobins Human genes 0.000 claims description 18
- 108010054147 Hemoglobins Proteins 0.000 claims description 18
- 238000003018 immunoassay Methods 0.000 claims description 17
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 8
- 210000003608 fece Anatomy 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 13
- 238000012360 testing method Methods 0.000 abstract description 13
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 abstract description 2
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 abstract 1
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 6
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 6
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 6
- 230000002550 fecal effect Effects 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 235000011837 pasties Nutrition 0.000 description 3
- 102000004190 Enzymes Human genes 0.000 description 2
- 108090000790 Enzymes Proteins 0.000 description 2
- MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N Hydrogen peroxide Chemical compound OO MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000009534 blood test Methods 0.000 description 2
- 239000007853 buffer solution Substances 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 2
- GEYOCULIXLDCMW-UHFFFAOYSA-N 1,2-phenylenediamine Chemical compound NC1=CC=CC=C1N GEYOCULIXLDCMW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 108091003079 Bovine Serum Albumin Proteins 0.000 description 1
- 206010009944 Colon cancer Diseases 0.000 description 1
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 101100284769 Drosophila melanogaster hemo gene Proteins 0.000 description 1
- 238000011891 EIA kit Methods 0.000 description 1
- 229910019142 PO4 Inorganic materials 0.000 description 1
- 208000007107 Stomach Ulcer Diseases 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000002835 absorbance Methods 0.000 description 1
- 238000007605 air drying Methods 0.000 description 1
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 238000004159 blood analysis Methods 0.000 description 1
- 229940098773 bovine serum albumin Drugs 0.000 description 1
- 239000003153 chemical reaction reagent Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 208000029742 colonic neoplasm Diseases 0.000 description 1
- 208000010643 digestive system disease Diseases 0.000 description 1
- 201000010099 disease Diseases 0.000 description 1
- 208000037265 diseases, disorders, signs and symptoms Diseases 0.000 description 1
- 230000003054 hormonal effect Effects 0.000 description 1
- 230000001900 immune effect Effects 0.000 description 1
- 208000015181 infectious disease Diseases 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 230000001717 pathogenic effect Effects 0.000 description 1
- 102000013415 peroxidase activity proteins Human genes 0.000 description 1
- 108040007629 peroxidase activity proteins Proteins 0.000 description 1
- 239000012071 phase Substances 0.000 description 1
- NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-K phosphate Chemical compound [O-]P([O-])([O-])=O NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-K 0.000 description 1
- 239000010452 phosphate Substances 0.000 description 1
- 239000008363 phosphate buffer Substances 0.000 description 1
- 239000002504 physiological saline solution Substances 0.000 description 1
- 238000012216 screening Methods 0.000 description 1
- 239000013076 target substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は血液や糞便のような液状又はペースト状の試料
中の生体成分の改良された免疫分析法に関するものであ
る。
中の生体成分の改良された免疫分析法に関するものであ
る。
さらに詳しくは、本発明は
「濾紙又は濾紙状担体に担持させた液状又はペースト状
の生体成分含有試料と固相に固定化された抗体又は抗原
とを反応させることによって生体成分を同相上に結合さ
せて分離し、分離した生体成分を測定する免疫分析法に
おいて、濾紙又は濾紙状担体が水溶性又は水分散性であ
ることを特徴とする濾紙を用いる免疫分析法。」 に関するものである。
の生体成分含有試料と固相に固定化された抗体又は抗原
とを反応させることによって生体成分を同相上に結合さ
せて分離し、分離した生体成分を測定する免疫分析法に
おいて、濾紙又は濾紙状担体が水溶性又は水分散性であ
ることを特徴とする濾紙を用いる免疫分析法。」 に関するものである。
本発明に利用する濾紙又は濾紙状担体は水溶性又は水分
散性のものであれば特に材質を限定しないが、通常のパ
ルプ紙にカルボキシメチルセルロースを配合したものが
好適である。
散性のものであれば特に材質を限定しないが、通常のパ
ルプ紙にカルボキシメチルセルロースを配合したものが
好適である。
本発明に於ける固相は生体成分をその表面に結合させて
分離し、引続き分析出来るような固相であれば特に限定
するものではなく、その代表例として通常の免疫分析に
利用されている試験管、マイクロプレート、ビーズ等が
挙げられる。
分離し、引続き分析出来るような固相であれば特に限定
するものではなく、その代表例として通常の免疫分析に
利用されている試験管、マイクロプレート、ビーズ等が
挙げられる。
本発明によれば、集団検診のように固相に抗原又は抗体
が固定化されているマイクロプレート又は自動分析装置
等を利用して多数検体を取扱う免疫分析、例えば大腸ガ
ンや胃潰瘍のような消化管からの出血を伴う疾病を早期
に発見するための糞便中の潜血分析又は生体のホルモン
異常や病原感染を診断するための血中微量成分の免疫分
析を著しく簡便−迅速且つ高精度で行うことが出来る。
が固定化されているマイクロプレート又は自動分析装置
等を利用して多数検体を取扱う免疫分析、例えば大腸ガ
ンや胃潰瘍のような消化管からの出血を伴う疾病を早期
に発見するための糞便中の潜血分析又は生体のホルモン
異常や病原感染を診断するための血中微量成分の免疫分
析を著しく簡便−迅速且つ高精度で行うことが出来る。
（従来の技術）
マイクロプレートを利用して多数検体を取扱う免疫分析
用キットとしては、例えば本発明者等が開発したＥＩＡ
（酵素免疫分析法）による便中ヒトヘモグロビン測定
用キット（商品名：チェソクメイト・ヘモ、製造元二本
出願人）が市販されている。このキットは各穴の内面に
抗ヒト・ヘモグロビン抗体を固定化した９６穴のマイク
ロプレートを使用し、検体の糞便試料は、直径約５鰭の
円形に離脱するようにあらかじめ切り込みを入れた濾紙
片（東洋濾紙覧７）に塗布した状態で収集し、その円形
部分をビンセントで離脱させてマイクロプレートの穴に
入れ、緩衝液中で振盪・静置することにより検体中のヒ
ト・ヘモグロビンのみを選択的に穴内面の抗体と結合さ
せ、余分の物を洗浄除去した後、結合単離されたヒト・
ヘモグロビンを酵素サンドウィッチ法により測定出来る
ように、各種の必要な試薬類が１セツトにとりまとめて
あり、広く集団検診に利用されており、その商品パンフ
レット［三光純薬側発行〕には測定原理、試薬の種類及
び測定方法が詳細に記載されている。
用キットとしては、例えば本発明者等が開発したＥＩＡ
（酵素免疫分析法）による便中ヒトヘモグロビン測定
用キット（商品名：チェソクメイト・ヘモ、製造元二本
出願人）が市販されている。このキットは各穴の内面に
抗ヒト・ヘモグロビン抗体を固定化した９６穴のマイク
ロプレートを使用し、検体の糞便試料は、直径約５鰭の
円形に離脱するようにあらかじめ切り込みを入れた濾紙
片（東洋濾紙覧７）に塗布した状態で収集し、その円形
部分をビンセントで離脱させてマイクロプレートの穴に
入れ、緩衝液中で振盪・静置することにより検体中のヒ
ト・ヘモグロビンのみを選択的に穴内面の抗体と結合さ
せ、余分の物を洗浄除去した後、結合単離されたヒト・
ヘモグロビンを酵素サンドウィッチ法により測定出来る
ように、各種の必要な試薬類が１セツトにとりまとめて
あり、広く集団検診に利用されており、その商品パンフ
レット［三光純薬側発行〕には測定原理、試薬の種類及
び測定方法が詳細に記載されている。
このキットで使用する濾紙片は上述のとおり、円形に離
脱し易いように、あらかじめ切り込みが入れてあり（実
開昭６１−２０５０６６号）被検者は自己の糞便をそれ
に塗布し、数分間風乾後ポリ袋に入れて試験施設に届け
るか、遠隔地の場合は郵送することができ、試験者はそ
れぞれの濾紙片から円形部分をビンセットで引切ってそ
のまま分析用試料としてマイクロプレートの所定の穴に
入れることが出来る。
脱し易いように、あらかじめ切り込みが入れてあり（実
開昭６１−２０５０６６号）被検者は自己の糞便をそれ
に塗布し、数分間風乾後ポリ袋に入れて試験施設に届け
るか、遠隔地の場合は郵送することができ、試験者はそ
れぞれの濾紙片から円形部分をビンセットで引切ってそ
のまま分析用試料としてマイクロプレートの所定の穴に
入れることが出来る。
本発明は上述の糞便試料のようなペースト状試料又は血
液のような液状試料を収集採取するための濾紙片を水分
散性の濾紙片に改良することを要旨とするもので、これ
により生体成分の分析操作が著しく簡便迅速に行えるよ
うになった。
液のような液状試料を収集採取するための濾紙片を水分
散性の濾紙片に改良することを要旨とするもので、これ
により生体成分の分析操作が著しく簡便迅速に行えるよ
うになった。
（発明が解決しようとする課題）
前述のようにペースト状又は液状の試料を濾紙片に担持
収集して、９６六マイクロプレートを使用しＥＴＡによ
り微量成分を測定する方法は検出怒度が高く、集団検診
などの多数検体の測定に広く利用されている。
収集して、９６六マイクロプレートを使用しＥＴＡによ
り微量成分を測定する方法は検出怒度が高く、集団検診
などの多数検体の測定に広く利用されている。
しかしながら、試料を塗布した濾紙をマイクロプレート
の穴に入れて前述の操作で穴の内面に試料中の微量成分
を結合させ、余分の物を洗浄除去する際、穴の中の濾紙
片は洗浄のみでは容易に除去されないためピンセントで
取り除（必要があった。
の穴に入れて前述の操作で穴の内面に試料中の微量成分
を結合させ、余分の物を洗浄除去する際、穴の中の濾紙
片は洗浄のみでは容易に除去されないためピンセントで
取り除（必要があった。
多数の穴から濾紙片をピンセットで取り出す作業は非常
に面倒なため濾紙片を水溶性又は水分散性の材質のもの
に変更し、洗浄除去作業を効率化しようとした。
に面倒なため濾紙片を水溶性又は水分散性の材質のもの
に変更し、洗浄除去作業を効率化しようとした。
（問題を解決するための手段）
本発明は
「（１）濾紙又は濾紙状担体に担持させた液状又はペー
スト状の生体成分含有試料と固相に固定化された抗体又
は抗原とを反応させることによって生体成分を固相上に
結合させて分離し、分離した生体成分を測定する免疫分
析法において、濾紙又は濾紙状担体が水溶性又は水分散
性であることを特徴とする濾紙を用いる免疫分析法。
スト状の生体成分含有試料と固相に固定化された抗体又
は抗原とを反応させることによって生体成分を固相上に
結合させて分離し、分離した生体成分を測定する免疫分
析法において、濾紙又は濾紙状担体が水溶性又は水分散
性であることを特徴とする濾紙を用いる免疫分析法。
（２）濾紙又は濾紙状担体がカルボキシメチルセルロー
スを含有することを特徴とする請求項（１１記載の濾紙
を用いる免疫分析法。
スを含有することを特徴とする請求項（１１記載の濾紙
を用いる免疫分析法。
（３）固相がマイクロプレートであることを特徴とする
請求項（１）記載の濾紙を用いる免疫分析法。
請求項（１）記載の濾紙を用いる免疫分析法。
（４）試料が糞便であって試料中の生体成分がヘモグロ
ビンであることを特徴とする請求項（１）記載の濾紙を
用いる免疫分析法。」 に関するものである。
ビンであることを特徴とする請求項（１）記載の濾紙を
用いる免疫分析法。」 に関するものである。
本発明を実施するにあたり、試料は血液のような液状の
場合は、そのまま又は緩衝液で希釈してピペットで適宜
滴下し、糞便試料のようなペースト状の場合はヘラ又は
綿棒で適宜塗布して濾紙又は濾紙状担体に担持させる。
場合は、そのまま又は緩衝液で希釈してピペットで適宜
滴下し、糞便試料のようなペースト状の場合はヘラ又は
綿棒で適宜塗布して濾紙又は濾紙状担体に担持させる。
濾紙又は濾紙状担体は試験管、マイクロプレート等の反
応室に入れ易い大きさく通常、直径約５ ｗ＋富の円形
）に容易に切り取ることが出来るように、あらかじめ切
り込みが入れであるものを使用し、試料はその切り取ら
れる個所に担持させる。濾紙片又は濾紙状担体は試料中
の分析目的物を変質させるような成分を含んでおらず、
試料を担持させる際、実質的に溶解又は変形せず、試験
管、マイクロプレート等の反応室で、担持している生体
成分を抗原抗体反応により固相に結合させた後、洗浄除
去され易い水分散性を有するものを使用する。
応室に入れ易い大きさく通常、直径約５ ｗ＋富の円形
）に容易に切り取ることが出来るように、あらかじめ切
り込みが入れであるものを使用し、試料はその切り取ら
れる個所に担持させる。濾紙片又は濾紙状担体は試料中
の分析目的物を変質させるような成分を含んでおらず、
試料を担持させる際、実質的に溶解又は変形せず、試験
管、マイクロプレート等の反応室で、担持している生体
成分を抗原抗体反応により固相に結合させた後、洗浄除
去され易い水分散性を有するものを使用する。
この目的のために利用する水分散性濾紙又は濾紙状担体
としては、通常のパルプ紙にカルボキシメチルセルロー
スを配合したものが適当であり、特にカルボキシメチル
セルロース８０％とパルプ２０％からなる水分散性濾紙
〔商品名：ディゾルボＷＡ、製造元二三島製紙側〕が好
適に利用出来る。
としては、通常のパルプ紙にカルボキシメチルセルロー
スを配合したものが適当であり、特にカルボキシメチル
セルロース８０％とパルプ２０％からなる水分散性濾紙
〔商品名：ディゾルボＷＡ、製造元二三島製紙側〕が好
適に利用出来る。
（発明の効果）
本発明によれば、分析試料を収集するための濾紙又は濾
紙状担体の材質を通常のパルプ製から、水溶性又は水分
散性のものに変更することにより、分析精度に悪影響な
く、著しく簡便迅速に行うことのできる免疫分析法が提
供される。
紙状担体の材質を通常のパルプ製から、水溶性又は水分
散性のものに変更することにより、分析精度に悪影響な
く、著しく簡便迅速に行うことのできる免疫分析法が提
供される。
本発明の効果を詳細に説明するため以下糞便中のヒト・
ヘモグロビンの分析について試験例を示すが、本発明は
ヒト・ヘモグロビンに限定されることなく、当然血中の
免疫成分の分析にも利用出来るものである。
ヘモグロビンの分析について試験例を示すが、本発明は
ヒト・ヘモグロビンに限定されることなく、当然血中の
免疫成分の分析にも利用出来るものである。
試験例１．（糞便中のヒト・ヘモグロビンの分析）病院
から集めた潜血試験陽性の糞便１０種を試料とし、これ
を直径５ｆｌの円形に切り取ることが出来るように切り
込みを入れた水分散性濾紙（ディゾルボＷＡ）にうずく
塗布し、それぞれの円形部をビンセットで切り取って９
６六マイクロプレートニ入れてヒト・ヘモグロビンの免
疫分析を行ない、通常の濾紙（東洋濾紙階７）を使用し
た場合の分析値と比較した。
から集めた潜血試験陽性の糞便１０種を試料とし、これ
を直径５ｆｌの円形に切り取ることが出来るように切り
込みを入れた水分散性濾紙（ディゾルボＷＡ）にうずく
塗布し、それぞれの円形部をビンセットで切り取って９
６六マイクロプレートニ入れてヒト・ヘモグロビンの免
疫分析を行ない、通常の濾紙（東洋濾紙階７）を使用し
た場合の分析値と比較した。
即ち、市販の抗ヒト・ヘモグロビン抗体で内面コーティ
ングした９６穴マイクロプレートを準備し、その容入に
０．１％ウシ血清アルブミンを含むリン酸生理食塩液（
以下“Ａ液”という）２００μβを加え、これに糞便試
料を塗布した濾紙円形部を入れ、３７℃、１時間反応さ
せた後反応液を捨て、容入をＡ液２５０μｌで３回洗浄
し、その間必要であれば使用済み濾紙片をピンセントで
除去（水分散性濾紙を使用する場合は不要）し、パーオ
キシダーゼ標識抗ヒト・ヘモグロビン抗体液２００μｌ
を加え３７℃、１時間反応させる。反応液を捨て、Ａ液
で３回洗浄後、オルトフェニレンジアミン０．１６％及
び過酸化水素０．０１２％を含むリン酸緩衝液２００μ
ｌを加え室温で１５分間反応させた後、４Ｎ硫酸５０μ
ｌを添加して反応を停止させ、４９０ｒ＋ｎ＋の吸光度
を測定する。各測定値は標準ヒト・ヘモグロビン液（５
，１０゜２０、 ４０． ８０． １６０ｎｇ／ｍβ）
の検量線よりヒト・ヘモグロビン濃度に換算し、判定は
６０ｎｇ／ｍＩ！以上の場合に潜血試験陽性（＋）とし
、６０ｎｇ／ｍｉ！未満の場合は陰性（−）とした。
ングした９６穴マイクロプレートを準備し、その容入に
０．１％ウシ血清アルブミンを含むリン酸生理食塩液（
以下“Ａ液”という）２００μβを加え、これに糞便試
料を塗布した濾紙円形部を入れ、３７℃、１時間反応さ
せた後反応液を捨て、容入をＡ液２５０μｌで３回洗浄
し、その間必要であれば使用済み濾紙片をピンセントで
除去（水分散性濾紙を使用する場合は不要）し、パーオ
キシダーゼ標識抗ヒト・ヘモグロビン抗体液２００μｌ
を加え３７℃、１時間反応させる。反応液を捨て、Ａ液
で３回洗浄後、オルトフェニレンジアミン０．１６％及
び過酸化水素０．０１２％を含むリン酸緩衝液２００μ
ｌを加え室温で１５分間反応させた後、４Ｎ硫酸５０μ
ｌを添加して反応を停止させ、４９０ｒ＋ｎ＋の吸光度
を測定する。各測定値は標準ヒト・ヘモグロビン液（５
，１０゜２０、 ４０． ８０． １６０ｎｇ／ｍβ）
の検量線よりヒト・ヘモグロビン濃度に換算し、判定は
６０ｎｇ／ｍＩ！以上の場合に潜血試験陽性（＋）とし
、６０ｎｇ／ｍｉ！未満の場合は陰性（−）とした。
本試験の結果は第１表に示すとおりであり、従来の濾紙
を使用した場合と、本発明の分散性濾紙を使用した場合
のヒト・ヘモグロビンの測定値は、はぼ完全に一敗した
。
を使用した場合と、本発明の分散性濾紙を使用した場合
のヒト・ヘモグロビンの測定値は、はぼ完全に一敗した
。
なお、表中の成績は各試料について、５回の測定値から
最大及び最小の値を削除した残り３回の測定値の平均値
で示した。
最大及び最小の値を削除した残り３回の測定値の平均値
で示した。
第
表
試験例２．（試料の保存試験）
ヒト・ヘモグロビン含量の異なる試料として試験例１で
使用した試料Ｎ１１６．Ｉｔ７及び１ｋｌｏの糞便試料
を用い、それぞれ水分散性濾紙と従来の濾紙に塗布し、
１０分間風乾後ポリ袋に入れて室温で１４日間放置し、
その間経時的にサンプリングしてヒト・ヘモグロビンを
試験例１と同様にして測定した結果、いづれの場合も１
４日間ヒト・ヘモグロビンの経時変化は全く認められな
かった。
使用した試料Ｎ１１６．Ｉｔ７及び１ｋｌｏの糞便試料
を用い、それぞれ水分散性濾紙と従来の濾紙に塗布し、
１０分間風乾後ポリ袋に入れて室温で１４日間放置し、
その間経時的にサンプリングしてヒト・ヘモグロビンを
試験例１と同様にして測定した結果、いづれの場合も１
４日間ヒト・ヘモグロビンの経時変化は全く認められな
かった。
Claims (4)
- （１）濾紙又は濾紙状担体に担持させた液状又はペース
ト状の生体成分含有試料と固相に固定化された抗体又は
抗原とを反応させることによって生体成分を固相上に結
合させて分離し、分離した生体成分を測定する免疫分析
法において、濾紙又は濾紙状担体が水溶性又は水分散性
であることを特徴とする濾紙を用いる免疫分析法。 - （２）濾紙又は濾紙状担体がカルボキシメチルセルロー
スを含有することを特徴とする請求項（１）記載の濾紙
を用いる免疫分析法。 - （３）固相がマイクロプレートであることを特徴とする
請求項（１）記載の濾紙を用いる免疫分析法。 - （４）試料が糞便であって試料中の生体成分がヘモグロ
ビンであることを特徴とする請求項（１）記載の濾紙を
用いる免疫分析法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25498088A JPH02103467A (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | 濾紙を用いる免疫分析法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25498088A JPH02103467A (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | 濾紙を用いる免疫分析法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02103467A true JPH02103467A (ja) | 1990-04-16 |
Family
ID=17272544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25498088A Pending JPH02103467A (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | 濾紙を用いる免疫分析法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02103467A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59204766A (ja) * | 1983-05-03 | 1984-11-20 | ワ−ナ−−ランバ−ト・コンパニ− | 試料中の潜血を検出する方法 |
-
1988
- 1988-10-12 JP JP25498088A patent/JPH02103467A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59204766A (ja) * | 1983-05-03 | 1984-11-20 | ワ−ナ−−ランバ−ト・コンパニ− | 試料中の潜血を検出する方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0220944B2 (ja) | ||
| AU2021351793B2 (en) | Detection kit and preparation method thereof and a detection method for novel coronavirus | |
| CN109239361A (zh) | 一种心肌肌钙蛋白i的检测试剂盒及其制备方法 | |
| CN102135498B (zh) | 一种以多捕获特性为特征的半定量胶体金属检测技术及其制备方法和用途 | |
| CN106370861A (zh) | 一种c 反应蛋白唾液检测试纸条及其制备方法 | |
| DK174032B1 (da) | Sæt samt fremgangsmåde til immunometrisk dosering, der kan anvendes på hele celler | |
| CN102135535B (zh) | 一种直接进行半定量分析的免疫胶体金属检测技术及其制备方法和用途 | |
| JPH01248061A (ja) | 試験キットおよび免疫リガンドの測定方法 | |
| CN107966561A (zh) | 一种检测hiv抗体的试纸条和试剂盒 | |
| JPH09508975A (ja) | 全血試料中に存在する分析対象成分の定量に用いる分析用キュベット、定量方法及び診断検査キット | |
| JP3757171B2 (ja) | 微生物抗原の抽出方法 | |
| JPH06508760A (ja) | 鉛の検定法 | |
| CN108362895A (zh) | 叶酸检测试剂盒及其制备方法 | |
| CN110824157B (zh) | 一种用于免疫层析检测试剂盒的快速分离红细胞的方法 | |
| JPS6345563A (ja) | 細胞分析方法 | |
| JPH02103467A (ja) | 濾紙を用いる免疫分析法 | |
| CN105974128A (zh) | 一种人中性粒细胞载脂蛋白同源二聚体的定量装置 | |
| WO2023155291A1 (zh) | 一种唾液和鼻腔双样本一体化加样的检测技术及其应用 | |
| WO2004081568A1 (ja) | 検体の検査方法及びその検査方法に用いる検体収容用容器 | |
| JPH02298866A (ja) | 酵素検定キット及び完全細胞に適用可能な方法 | |
| CN115932289A (zh) | 一种25-oh-vd检测试剂盒及其应用 | |
| Mizejewski et al. | Commercial radioimmunoassay kit for measurement of alpha-fetoprotein adapted for use with dried blood specimens from newborns. | |
| CN114764100A (zh) | 一种新型冠状病毒的检测试剂盒及其制备方法 | |
| US3476514A (en) | Cancer cytoscreening | |
| JP3916189B2 (ja) | イムノアッセイ用試薬及びイムノアッセイ |