JPH0210007B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ たばこのようなロツド状製品のための包装機
械にして、円周に沿つて半径方向で離隔した位置
に複数個の中空マンドレルを担持する回転部材を
有し、前記各マンドレルはたばこのグループを受
け入れるために矩形の断面を有し、また、包装材
料が当該各マンドレルの周りで折り曲げられて一
端が開放された包装容器を形成するようにされる
ものであり、更に、たばこのグループの対を同時
に受け入れ且つ放出するために矩形の断面を有し
て対になつて配置されたポケツトを備えて前記回
転部材の上流側に配置されたエンドレスコンベヤ
と、該エンドレスコンベヤの対応して整列された
ポケツトの対にたばこのグループを同時に送出す
るための１対の送出部を備えたホツパーとを有
し、前記回転部材と前記エンドレスコンベヤとは
間欠的に駆動されるようになつている包装機械に
おいて、前記エンドレスコンベヤ１０２と前記回
転部材１０４との間にはたばこのグループを受け
入れるための同様に対になつて配置されたポケツ
トを備えたトランスフアードラム１０３が介設さ
れていること、前記マンドレル１４０は、その前
記矩形の長辺が前記回転部材１０４の半径方向を
向くように配置されていること、前記エンドレス
コンベヤ１０２の前記ポケツト１２１は、その前
記矩形の長辺が搬送方向に平行になるように配置
されていること、及び、前記トランスフアードラ
ム１０３の前記対配置のポケツト１３１は、当該
ドラム１０３が前記エンドレスコンベヤ１０２か
らたばこのグループを受けとる際には当該ポケツ
ト１３１の１対が当該コンベヤ１０２のポケツト
１２１の１対と整列し、当該ドラム１０３が前記
回転部材１０４にたばこのグループを移送する際
には当該ポケツト１３１の別の組合せからなる１
対が当該回転部材１０４上の前記マンドレル１４
０の２つと整列するように配置されていること、
を特徴とする包装機械。

明細書 本発明は巻きたばこなどのようなロツド状製品
を包装するための機械、特に但し必ずしもこれに
限らないが巻きたばこの業者間で「ソフトパツ
ク」として知られた形態の包装容器（パケツト）
で上記のような製品を包装するための機械に係
る。この型式の包装は最も一般的に云つて１グル
ープ即ち一群のたばこの周りに無地の矩形状の金
属箔材を全体に矩形状断面の筒の形状に折りたた
み、両端をまくり上げ折りこんで閉じ多少短めの
印刷紙材の箔を一端を除きその全面を覆うように
箔と同じように折りたたんでいる。露出端におけ
る折りこみ箔は重ね合わせた固着紙片（しばしば
収入印紙）によりしつかりおさえられ、他の重合
個所は接着剤で固着され、通常透明材料を使用し
て包装の全体をつつむ。

かかるソフトパツクを製作するための包装機械
は普通一群のたばこを内部に受け入れるようにな
つた複数個の中空の矩形断面のマンドレルを含
む。箔材と紙材が夫々のマンドレルに相次いで送
られその周りに折りこまれ底を閉じ頂部を開口し
た包装部材を形成し、次に一群のたばこをマンド
レル外方に押し出しその際包装容器の閉塞端に係
合してマンドレルから包装容器を切り離す。この
ように包装容器はたばこを収納した状態でマンド
レルから離れ、その後包装容器の頂部はたくし上
げられ折りこむことにより閉じられ、閉塞長片材
をかけ更に任意の被覆材を使用する。たばこ群を
マンドレルに挿入する前にこれを圧縮するのが一
般に行われており、たばこと包装容器がマンドレ
ルを出る際たばこが僅かに膨張して容器にぴつた
り入る。

このような包装機械では、現在、毎分200個以
上の包装容器を製造すべく、極めて高い生産率で
機械を運転する要望がある。しかしながら、機械
の機素の一部は上記生産率を満たす速度で作動さ
せることができるものの、重力で製品を送るため
の機素（例えばホツパー）や慣性を伴う往復運動
機素（例えばコンベヤ）については当該速度で作
動させることが困難である。従つて、従来の包装
機械においては、全体として作動速度を遅くせざ
るを得ず、要望の高生産率を達成することができ
なかつた。

そこで本発明による包装機械にあつては、ま
ず、その周りで包装材料が折り曲げられて一端が
開放した包装容器が形成されるとともにその断面
が矩形状の複数個の中空マンドレルを担持する回
転部材と、対になつて配置される断面矩形状のポ
ケツトを備えたエンドレスコンベヤと、該コンベ
ヤに所要本数の製品のグループ（群）の１対を同
時に送り出すため１対の送出部を備えたホツパー
とを有するに加え、対になつて配置されるポケツ
トを備えて前記回転部材と前記コンベヤの間に介
設されるトランスフアードラムとも有するように
し、前記のホツパーからエンドレスコンベヤへ、
またエンドレスコンベヤからトランスフアードラ
ムへ、そしてトランスフアードラムから回転部材
へ、一度にたばこのような製品のグループを２つ
づつ受け渡しするようにする。なお、以下、たば
こを例にとつて説明する。

このような構成の本発明の包装機械において
は、ホツパーがコンベヤに２群の製品を送給する
ので、これらの製品を１つの流れで処理するため
には、ホツパー及びコンベヤの作動速度を他の機
素の作動速度の1/2にしなければならない。換言
すれば、他の機素を高速作動させても、ホツパー
及びコンベヤはその半分の速度で作動させればよ
いことになる。従つて、ホツパー内でたばこが重
力送りされコンベヤがかなりの慣性を有する事実
にも拘らず、本発明においては、高生産率が達成
できる。なお、当然のことながら、ホツパーもエ
ンドレスコンベヤも夫々１つで済み、したがつて
装置構成が簡単である。

さらに、本発明にあつてはホツパー内でたばこ
が重力送りされるので、たばこ群を形成するに際
し、これを効率的効果的に行うには、たばこ群を
水平方向に横長の形に積み重ねるようにすること
が望ましく、また、１度に２つの群の受け渡しを
行うのであるから、断面矩形状をなすたばこの群
の矩形の長辺がエンドレスコンベヤの搬送方向に
平行になるように、したがつて該コンベヤの前記
対配置のポケツトの前記矩形の長辺が該コンベヤ
の搬送方向に平行になるようにする。

また、前述のように、マンドレルのまわりで一
端開放の包装容器を形成すべく包装材料の折り曲
げが行われるのであるが、このような後に続くマ
ンドレルまわりの容器形成が効率的、効果的に望
ましい態様でなされる必要があり、そのために
は、マンドレルの前記矩形断面の長辺が回転部材
の、周方向ではなく、半径方向を向くように、換
言すると、同長辺が同回転部材による搬送方向を
横切る方向に向くようにする。すなわち、たばこ
群は、回転部材に受けとられるときには、群の前
記長辺が回転部材の搬送方向を横切る方向に向く
ようにしなければならない。

そうすると、エンドレスコンベヤ上では当該長
辺が搬送方向に平行なたばこ群の２つを、回転部
材上では同長辺が搬送方向を横切る向きになるよ
うに、たばこ群を該コンベヤから該回転部材に移
送することが必要となるのであるが、本発明で
は、これを、ポケツトの配置を工夫することによ
つてポケツトつきのドラムという簡単な構成によ
つて解決したものである。

すなわち、トランスフアードラムを用い、同ド
ラムのポケツトを対配置とし、該ドラムがエンド
レスコンベヤからたばこ群の２つを受けとるとき
はポケツトの１対がエンドレスコンベヤのポケツ
トの１対に整列して受けとり、回転部材にたばこ
群の２つを移送するときは別の組合せからなる１
対のポケツトが回転部材のマンドレルの２つに整
列して移送するようにしたものである。これによ
り、ホツパーから１対すなわち２つのたばこの群
を同時に送り出すことによる前記利点を維持した
うえで、簡単な構成でたばこ群をエンドレスコン
ベヤか回転部材の方に移送することができる。

なお、本発明の実施にあたつては、トランスフ
アードラムのポケツトは、搬送の間にたばこ群を
若干圧縮するように構成することができ、また、
別のコンベヤを付設して、たばこの群の入つた一
部形成済みの包装容器を前記マンドレルから次々
に受け取らせ、このコンベヤに連動する手段を用
いて包装容器形成を完了させるようにすることが
できる。また、以上に述べたコンベヤ及び別のコ
ンベヤは、一定間隔でポケツトを保持するエンド
レスベルトでもよいが、好適には、ドラム形態の
ものでも良い。さらに、包装材料供給装置とし
て、内側材料及び外側材料を夫々供給する第一及
び第二の送り装置を有するようにすることがで
き、その場合、第二の送り装置は、内側材料のシ
ートがマンドレルのまわりに少なくとも部分的に
折りこまれた後に外側材料のシートを供給する。
この送り装置の一つ又は両方は複式送り装置であ
つても良い。

本発明の完全な理解のため添付図面参照の下に
本発明の実施例につき説明する。

第１図は本発明に関連する機械の側面図、 第２図は好適実施例による機械の側面図、 第３図は第２図の機械の一部プランの図面、 第４図並びに第５図は第２図の機械の部分の詳
細図である。

以下、本発明に関連する包装機械を第１図に基
づいて参考として説明し、次いで本発明に係る包
装機械を第２〜５図に基づき説明する。

先ず、第１図で図示機械には、ホツパー１と、
たばこコンベヤ２と２個のトランスフアードラム
３と、包装容器形成ロータ４と容器コンベヤ５が
含まれる。ホツパー１には２つの送り出し組立体
１１と１２を供給するたばこだめ１０があり、送
り出し組立体の夫々は７本、６本及び７本のたば
こを含む３列に配置した連続せるたばこ群を送り
出すように構成される。

コンベヤ２は連続せる一定間隔のポケツト２１
を保持するエンドレスベルト又はチエーン２０の
形態をとり、間欠的に駆動される。一回の動きに
よりコンベヤは（左右に動く上部走行部２２）ポ
ケツト間隔（即ち隣合うポケツト２１の中心間の
へだたり）の２倍に等しい距離だけ前進する。ホ
ツパー１の送り出し組立体１１と１２はポケツト
間隔の７倍だけ互にへだてられ、コンベヤ２が静
止するたびに各送り出し組立体はポケツトの１つ
に合致しそのポケツト内にたばこ群を送りこむ。
この組立体１１と１２は互に７個のポケツト分の
間隔だけ離れており他方コンベヤ２の毎回の動き
は２個のポケツトの間隔の距離にわたるので、上
流側の組立体１１からたばこ群を受けとるポケツ
ト２１が下流側の組立体１２に一致して静止する
ことはなく、従つて連続せるポケツトは組立体１
１及び１２からのたばこ群により交互に充填され
ることが明白である。

コンベヤ２は上部走行面の夫々上流端（右側）
及び下流側（左側）にあるスプロケツト２３と２
４により保持される。ポケツト２１が下流側の送
り出し組立体１２からスプロケツト２４の方に走
行するにつれ、各ポケツトは20本のたばこの集ま
りを含有せねばならぬ。組立体１２の左方の１個
及び２個のポケツト間隔に２個の両端検出器２６
と２７が備けられ、これらの検出器は周知タイプ
のいづれのものでも良く、コンベヤ２の静止中働
き２個の隣合つたポケツトの夫々に20本のたばこ
がありかつたばこの両端が充分しつかり堅いこと
を検出する。もし、上記検出器２６と２７のいづ
れかにより欠陥が発見された場合、欠陥信号が
夫々の拒絶器２８又は２９に送られ、これらの装
置２８と２９は組立体１２の左方３個及び４個分
のへだたりにおかれているので２個の隣接ポケツ
ト２１内のたばこ群が検出器２６と２７により検
出された後この２個のポケツトは次のコンベヤ２
の動きにより拒絶器２８と２９の位置にくる。も
しどちらかの検出器２６と２７が欠陥を検出した
場合、次に（コンベヤ２の次の動きの後）対応す
る拒絶器２８と２９が働き欠陥のあるたばこ群を
該当するポケツト２１から取り除き、その群はそ
の集合状態に保たれる。スプロケツト２４に隣接
して、トランスフアードラム３が装着される。各
ドラム３には８個の室３０が有り、夫々１グルー
プのたばこを受け入れるよう設計されている。こ
れらの室３０はドラムの周りに一定間隔をおいて
配置され、ドラムは45度のステツプで間欠的に回
転する。図面に見られるように、上部ドラム３は
左回転方向に回転し下部ドラム３は右回転方向に
回転する。これらドラム３が停止する度に各ドラ
ム３の室３０の１つはコンベヤ２のポケツト２１
の１つと整列し、この停止期間中面図の背後のプ
ツシヤー２５が整列位置にあるポケツト２１に入
りこみ、たばこ群はこれらのポケツトから隣の室
３０に移される。

このように２個のドラム３の任意の対の室３０
の夫々がたばこ群を受けた位置より６ステツプ前
進した（即ち一回転の3/4を行う）後、ドラムは
各室がパケツト形成ロータ４の円周上に一定間隔
をおいて保持された複数個の中空マンドレル４０
の夫々に合致した状態で停止する。この停止期間
中、図面の背後のプツシヤー３１は室３０を通じ
前進したばこ群を整列したマンドレル４０内に押
しこむ。たばこ群を入れた各マンドレル４０は既
に端部開口の包装容器を保持する（かかる容器の
開口端は勿論ドラム３の整列室３０の方向を向け
られる。

ロータ４は16本のマンドレル４０を含み、夫々
のマンドレルはほぼ矩形状断面でありその両端は
開口され、軸線がロータの回転軸と平行になるよ
う取付けられる。このロータ４は右回転方向に間
欠的に前進し各回転運動のステツプは22 1/2度で
ある。各マンドレル４０がドラム３のおかれた領
域に達する前に、マンドレルは最初箔送り装置６
の付近に停止し、この装置はマンドレルの停止中
箔材６１（連続ウエブより切断）をマンドレルに
送り、箔材と一緒にこのマンドレルは普通の折り
たたみ具並びにたくし上げ具に送られこの両方で
箔ブランク材６１をマンドレルの周りに捲きつけ
僅かな重量個所をもつた矩形状チユーブを形成
し、たくし上げ及び折りたたみ工程によりこのチ
ユーブの１端を閉じる。このようなたくし上げ具
及び折りたたみ具は任意好適な周知様式のもので
あり６２に示した領域に位置し、この領域を通じ
てマンドレルに対する箔の送りの後ロータ４の次
の２つの前進ステツプの期間中マンドレルが通過
する。第３ステツプの完了後箔を保持するマンド
レルは、マンドレルにあらかじめ切断した紙ブラ
ンク７１を供給する紙送り装置７付近で停止しロ
ータ４の次の２つの前進ステツプにおいて、紙ブ
ランク材は領域７２を通りここで折りたたみ具及
びたくし上げ具によりマンドレルの周りに紙を折
りたたみ、その端部の一部を閉塞して箔をかこむ
外部包みを形成する。ブランク紙材７１がマンド
レルに供給された時、箔に折りたたみは１つの点
で不完全であり、閉塞中の端部の短かい辺から突
出する箔の小耳片は折りたたまれず、これらの折
りたたみは紙ブランクの端部が閉塞された時達成
され、紙の場合たくし上げ具は端部のせまい側部
にそつて箔耳片を下にして紙を押し下げる。紙を
当てる前の箔ブランク端部の形成において、箔は
端部の長辺にそつてのみ折り下げられ、耳が形成
されるが突出したままである。この事は必要な折
りたたみ装置の数において経済的な効果をもたら
すことが判る。

２個のトランスフアードラム３の内の上方の１
つ及びその関連するプツシヤー３１により、マン
ドレル４０が紙ブランク７１がマンドレルに供給
される位置から３ステツプ前進した時１群のたば
こが夫夫一つ置きのマンドレル４０に送られる。
この位置で、紙ブランク端部の折りたたみはまだ
実施されない。しかしこのことは重要でなく、こ
の折りたたみは７３に示す領域で完了する。下方
のドラム３並びにそのプツシヤー３１により、マ
ンドレルが紙供給装置から６ステツプ前進した時
残りのマンドレルの夫々にたばこ群を送りこむ。
２本のプツシヤー３１は、ロータ４の停止時に交
互に作動する。

各マンドレル４０が、下方ドラム３に関連する
プツシヤー３１に整列した位置から離れた後、端
部開口せる箔と紙の容器を外部に保持しかつたば
こ群を内部に保ちながら、包装容器コンベヤ５の
一定間隔の複数個のポケツト５０の１つに移され
る位置（箔送り装置６の付近に達する直前）にス
テツプ状に前進する。マンドレル４０が停止中、
プツシヤー４１がマンドレル４０内に前進したば
こ群をトランスフアードラム４３の４つの室４２
の１つに押しこむ。たばこがマンドレル４０内で
動くにつれ包装容器の閉塞端に係合しマンドレル
４０からはがしたばこと共に室４２内に入れる。

スプリング負荷の可動プレート（図示省略）が
設けられマンドレル４０を離れる際包装容器の閉
塞端に衝接し、これにより底部垂れ片が開く機会
を減少させる。

ドラム４３がロータ４の動きと同期的に90度の
ステツプで前進しドラム４３の３ステツプの後プ
ツシヤー４４により充填ずみの包装容器が室４２
からポケツト５０の１つに移される。

ここに注記されることとして、トランスフアー
ドラム３は又圧縮ドラムとして働く。すなわち、
各室３０は可動壁を有し、該壁は、室３０が各た
ばこ群に入るときの位置から出るときの位置に向
けて移動する間に周知の要領で相互に若干接近す
る（後述参照）。各グループがプツシヤー３１に
より移される寸前に圧縮が部分的にゆるめられ
る。夫々のマンドレル４０の内部はたばこがグル
ープにかかつた圧縮を維持するような寸法になつ
ているが、たばこ及び関連する包装容器がマンド
レル４０を離れる時圧縮は解除されたばこは僅か
に拡がり容器にぴつたりとする。ポケツト５０
は、包装容器を変形させることなくしかも夫々の
ポケツトに対して包装容器を目立つて側方に動か
すことなく容器を受けるような寸法になつてい
る。

コンベヤ５も同じく間欠的に右回転方向に前進
し、連続せる各容器を普通のたくし上げ具及び折
りたたみ具が容器の第２端を閉じるために設けら
れた領域５１に送られる。紙ブランク７１は箔ブ
ランク６１より短かく、包装容器の第１閉塞端か
らたばこの長さ又はそれより僅かに小さく延び容
器の第２端（完成容器の頂部端）を閉じるに当り
箔だけを折りたたみたくし上げする必要がある。
領域５１を通過した後、夫々の包装容器５０は数
ステツプを介して５２に示す位置に移動し、そこ
でプツシヤー（作動してない時には図面の面の前
方にあるので図示省略）により包装容器はポケツ
ト５０の外部５３に示す普通の機構の方に押し出
され、この機構はあらかじめ切断又は連続ウエブ
からの切断される収入印紙などの如き頂部端閉塞
シールを施すためのものほである。所望とあら
ば、包装容器検査装置５４がコンベヤ５と連動し
欠陥検出時印紙その他のシートを当てることが阻
止され、包装容器は５５でとり出される。

材料のむだをさせるために、欠陥があり端部検
出器２６と２７の内の１つによる検出の結果拒絶
されるたばこグループに対する箔並びに紙ブラン
クの供給を避けることが望ましい。従つて、この
検出器のいづれかがたばこグループに欠陥を検出
した場合、その検出器からの欠陥信号が記憶装置
（図示省略）に向けられこの装置は適宜時間経過
後箔送り装置６に信号を発しマンドレル４０の１
つに対する箔ブランク材の送りを阻止し、その後
再び装置７からの紙ブランクの送りを防止する。
この装置により、拒絶されないと欠陥たばこのグ
ループを受けることになつているマンドレル４０
に箔又は紙が適用されない。

コンベヤ５の全長は、包装容器の各部を固着す
る接着剤が完全に乾くのに要する充分な乾燥時間
が得られるような長さである。

上記の機械においては各種の変更が可能で、例
えば紙ブランク材はあらかじめ切断することなく
必要に応じて連続ウエブより切断することができ
る。

次に第２図並びに第３図において、本発明を実
施せる機械にはホツパー１０１と、コンベヤドラ
ム１０２の形態をなしたエンドレスコンベヤと、
単一トランスフアードラム１０３と、包装容器形
成ロータの形態をなした回転部材１０４並びに包
装容器仕上げドラム１０５が含まれる。ホツパー
１０１には２個の送り出し組立体１１１と１１２
を供給するたばこだめ１１０があり、夫々の集合
体は連続するたばこのグループを送り出すよう構
成され、更に各グループは７本、６本及び７本の
たばこを含む３列に配される。

ドラム１０２は間欠的に駆動され、全体に八角
形の形状をしており、その８面の夫々に２個のポ
ケツト１２１を保持し、各面上の２個のポケツト
は互に僅か傾きへだてられる。ドラム１０２が動
く度に１回転の1/8だけ回転する。ホツパー送り
出し組立体１１１と１１２は隣接ポケツト１２１
間のへだたりに等しい間隔で互にへだてられ、ド
ラムの各面上のポケツトの配列に合うように僅か
に傾いておかれ、ドラム１０２が静止する都度
夫々の組立体１１１と１１２によりドラム１０２
の一面上の２個のポケツト１２１の夫々の中にた
ばこのグループが送りこめられる。

ホツパー送り出し組立体１１１と１１２は、垂
直の分離壁で形成した７本のチヤネル内にたばこ
が重力落下する型式のものが望ましく、７個の水
平プツシヤー１１９が各チヤネルの底部上を動い
てその前進ストロークの都度１本のチヤネルから
２本のたばこを他の６本のチヤネルから各３本の
たばこを押し出すようになつており、また、各チ
ヤネル内には上下動する翼片（計７個）があり、
プツシヤーの前進ストローク（たばこ押し出し）
の終了時に上昇して押し出された煙草の上方にあ
るたばこを支持し、プツシヤーの後退ストローク
終了後に下降してたばこを重力により所要位置ま
で下降させるようになつている。（このような送
り出し組立体は英国特許第1534843号に記載され
ている。）本機械の場合、前記上下動する翼片は
クラツチを含む装置により駆動され、このクラツ
チは、機械の他の部分における異常のためホツパ
ー１０１からポケツト１２１へのたばこの送り出
しを中断する必要が発生したときに係合を離脱
し、該翼片を上昇位置に保持する。

ホツパー送り出し組立体１１１，１１２は、各
たばこのグループをドラム１０２の回転軸に平行
方向に押し出し、各ポケツト１２１は、該組立体
に面する方の側面でたばこのグループの幅よりも
多少大きな幅を有し、たばこのグループがポケツ
ト１２１に入るにつれ、その先導端がポケツト１
２１の壁の収斂構造により案内されて隣りあうた
ばこを相互に接触させ、垂直分離壁のために隣り
あうたばこ間にあつた空隙を無くする。

２個の隣接ポケツトが夫々たばこグループを受
けドラム１０２が１つの動きを達成すると、２個
の隣接するポケツトは普通の「両端検出器」１２
２，１２３のおかれた位置におかれ、この検出器
の働きは全部のたばこの端部が充分煙草が詰まつ
ているかどうか（又は場合によりフイルター栓を
含んでるか）を検出し、この検出器は又グループ
から何本かのたばこが無くなつているかどうかを
検出したばこ端が柔か過ぎる（又はフイルター栓
や完成たばこが無い）ような時には欠陥信号を出
す。かかる欠陥信号は周知要領で記憶され欠陥グ
ループが拒絶位置１２４に達した時そのたばこグ
ループをポケツト１２１から追い出す働きをす
る。

ホツパー送り出し組立体１１１と１１２により
２つのたばこ群が同時にドラムの各面上の２個の
ポケツト１２１に送られるが、これら２つのグル
ープはドラム１０２から同時に取除かれることは
ない。各グループの除去は、ポケツト１２１がド
ラム１０３のポケツト１３１と整列して停止した
時に行われる。ドラム１０３の停止の都度、ドラ
ム１０２の１つの面の従尾分上のポケツト１２１
と次の面の先導部分上のポケツト１２１とがドラ
ム１０３の２つの隣接するポケツト１３１と整列
し、プツシヤー１２９（第３図）によりたばこの
グループがこれら２つのポケツト１２１から２つ
のポケツト１３１内に押しこめられる。同時に別
の２つの隣接するポケツト１３１が、包装容器形
成ロータ１０４の隣接する２つのマンドレル１４
１と整列する。

ロータ１０４は16個の包装容器の形成組立体１
４０を保持し、夫々の組立体はマンドレル１４１
を含む。各マンドレル１４１は全体が矩形断面な
るも隅が丸められた筒状材料であり、また、その
矩形の長辺が回転部材たるロータ１０４の半径方
向に向くように配列される。このように配列され
る理由は、このマンドレル上で後述するように包
装容器の形成（部分的）が行われるのであるが、
それが効率的、効果的に行われるようにするため
である。また、マンドレル１４１の内部は、３列
即ち中間列は６本外側の２列は夫々７本に配置せ
る20本のたばこよりなる未圧縮のグループの寸法
より僅かに小さい寸法を有している。たばこのグ
ループは、ドラム１０３がドラム１０２のポケツ
ト１２１からポケツト１３１が受けとつた位置か
らそのポケツト１３１がマンドレル１４１の１つ
と整列する位置まで移動する間に、ポケツト１３
１の中で若干圧縮される。ドラム１０３とロータ
１０４が静止している間に、プツシヤー１３９に
より、たばこのグループが、ポケツト１３１の２
つから、これらの整列したこのマンドレル１４１
内に押しこめられる。各たばこのグループは、前
記した若干の圧縮により、マンドレル１４１内に
入ることができるような大きさになつている。

マンドレル１４１が上述の如くたばこグループ
を受け入れる位置において、各マンドレルの外側
にはマンドレルにたばこが入れるように１端を開
口し他端を閉じた包装容器が保持される。この包
装容器は金属箔シートの形態をなした包装材料と
「ラベル」と称する紙より形成される。ロータ１
０４近くに取付けた箔送り組立体１６０は連続せ
る切断箔シートを供給するよう配され、かかる１
枚のシートは間欠駆動ロータ１０４の各停止期間
中マンドレル１４１の１本の１面を横切つて送ら
れる。箔シートがマンドレル１４１に十分に達す
ると箔クランプ１４３がマンドレル１４１の方に
移動し箔シートをマンドレルに接触保持し、ロー
タ１０４の次の動き及び停止中静止・移動自在の
折りこみ器により先づ箔シートがマンドレル１４
１をとり巻く筒状に折りたたまれ、次いでその端
部の１つ（マンドレル端部を越して突出する）が
たくし上げされ筒の端部更にマンドレルの端部を
閉じるよう折りたたまれる。そのため他のクラン
プ部材１４４と１４５が働き折りこみ工程のそれ
ぞれの段階で箔をマンドレルに保持する。箔シー
トの１端が上げをされ折りたたまれる前に、ラベ
ル送り装置１７０により印刷された紙ラベルがマ
ンドレル１４１に送られる。クランプ部材１４
３，１４４及び１４５並びに折りこみ器によりラ
ベルは箔の外側マンドレル１４１の周りの筒に形
成され、その端部の１つは箔シートの突出端の上
に重なり、それと共にたたまれる。

各マンドレル１４１が箔とラベルの両方を受け
入れ、箔及びラベルの折りこみ及びたくし上げに
よりマンドレル上に１端を閉じ他端を開口した包
装容器が作り出され、１グループのたばこがドラ
ム１０３のポケツト１３１から上記マンドレル内
に押しこまれると、ロータ１０４のあとに続く動
きによりマンドレル１４１は最終の固定折りこみ
器１４６に送られそこで包装容器端の最外部の大
きな垂れ片を折りこみロータ１０４の数段階の動
きの間そのままに保持する。折りこみ器１４６は
包装容器の端部折り目を固着する接着剤を乾かす
ため加熱され、この接着剤は箔送り組立体１６０
及びラベル送り装置１７０によりマンドレル１４
１に箔シート及びラベルが送られる際その適宜個
所に塗布されている。

各マンドレル１４１は折りたたみ器１４６を通
過した後、ドラム１０５のポケツト１５１にそろ
つた位置に達する。このドラム１０５は30個のポ
ケツトを有し、夫々のポケツトがマンドレル１４
１の１つの整列して停止するたびに、プツシヤー
１４９がたばこ群をマンドレル１４１から追い出
しこれをポケツト１５１に挿入する。すなわち、
包装容器が開口する端部でプツシヤーがマンドレ
ル１４１に入りたばこがマンドレルの外に出るに
つれ容器の閉塞端に係合しこれをポケツト１５１
に押しこみプツシヤーの前進ストロークの完了に
よりポケツト１５１はたばこグループを内装した
包装容器を含有する。ポケツト１５１の深さは、
包装容器の本体がちようどポケツト内に納まり、
容器の第２端を閉じるよう折りたたむべき箔シー
トの端部をポケツトから突出させた状態になるよ
う選ばれる。マンドレル１４１及びポケツト１５
１の隣接端は、このような移送の際にロータ１０
４及ドラム１０５が次に動く時に突出した箔がマ
ンドレル１４１の端部に衝突して妨げとならない
ように、隔てられている。

隣接するポケツト１５１間のへだたりに等しい
ステツプでドラム１０５が間欠的に動くにつれ、
ポケツト１５１の１つにおかれた各包装容器は、
容器の閉塞端を固着する接着剤の乾燥を仕上げる
ヒータ１５２を通過する。ドラム１０５が静止す
る都度、ヒータ１５２は18個のポケツト１５１に
ある包装容器の閉塞端に接触するが、ドラム１０
５が動き出す時にはヒータ１５２は包装容器の前
記端との接触から離れるように（ドラム１０５の
軸と平行に）移動し、ドラム１０５の夫々の動き
が完了するや否や上記端に接触するように戻る。
このヒータ１５２の動きは大きくはなく、ヒータ
と包装容器の間にドラム１０５が動いている間約
１ミリの間隙を設けるだけで充分である。各包装
容器の閉塞端がヒータ１５２のおかれた領域を間
欠的に通過する際、ポケツト１５１の他端は包装
容器の開口端は静止・移動自在の折りたたみ器
（図示省略）により閉じられる。このように閉じ
られる箔シートの端部には接着剤が塗布されてお
らず、ポケツト１５１から放出された後各包装容
器がスタンプ装置１０６に送られ、容器の端部の
せまい方の幅を横切りかつその側面の一部に届く
長さの接着剤を塗布した幅の小さな閉塞ストリツ
プ片（しばしば収入印紙の形態をとる）が適用さ
れる。各ポケツト１５１から包装容器の送り出し
はドラム１０５の半径方向に移動するプツシヤー
１５９により達成され、プツシヤー１５９はドラ
ム１０５内の固定支持部内に保持され、ドラム１
０５が停止する都度送り出し位置におかれたポケ
ツト１５１を通して半径方向外方に動く。

ドラム１０５が包装容器形成ロータ１０４と単
位時間当りの運動量で同じ速さで作動する一方、
ドラム１０２と１０３の両者はこの速さの半分で
作動する（同じく単位時間当りの運動量）ことが
重要である。しかして、ドラム１０２及び１０３
がロータ１０４上の各マンドレルにたばこグルー
プを提供する必要が有るので、これはドラム１０
２と１０３の両方が動く時１つのポケツトと１つ
おいた次のポケツトの間のへだたりに等しい距離
だけ回転するよう構成すること、及び、ドラムが
静止する時はいつでも２つのたばこのグループが
ドラム１０２の隣接するポケツト１２１からドラ
ム１０３の隣接するポケツト１３１に移され、ま
た、２つのたばこのグループがドラム１０３の隣
接するポケツト１３１からロータ１０４上の隣接
するマンドレル１４１に移されるようにすること
により達成される。この構成により、ドラム１０
２がその停止の都度ロータ１０４の各停止時間の
２倍以上の期間にわたり静止したままであり、た
ばこグループが形成されポケツト１２１内に送ら
れるのに充分な時間が与えられる。周知の如く、
分離壁間にたばこを重力落下させ分離壁の下端間
の往復動プツシヤーを有する在来の配置の送り出
し組立体を有する包装機械のたばこホツパーはプ
ツシヤーの慣性と分離壁間のたばこの比較的低い
下降加速度によりその生産率は制限される。たば
このグループが３列配置で20本である場合、１つ
のホツパーの送り組立体からの最大供給量は毎分
200グループ台であるから、第２図示のように２
個の送り組立体１１１，１１２を用いるときは、
毎分400グループ台を送り出すことができる。ロ
ータ１０４、ドラム１０５及びスタンプ装置１０
６等にこの送出量に見合つた作動速度を期待する
ことは十分に可能であるから、これらのものは
夫々１つでよく、二重に設けるなどの必要はな
い。

箔送り組立体１６０とラベル送り装置１７０の
両者は違つた意味において二重ユニツトである。
組立体１６０は２個の箔リール１６１を保持し
夫々のリールから箔ウエブが共通の回転カツター
１６２に送られ、夫々のリールからの箔は別々の
通路にそつてカツター１６２のちようどかみ手の
合流点に送られる。通常の作動の場合、リールの
１つから出る箔はカツターに送られそのカツター
で作り出された相次ぐシートは相次ぐマンドレル
１４１上に送られる。１つのリールよりの箔がこ
のように使用される間、他のリールは待機してお
り、そのリールからの箔ウエブの自由端部分は
夫々のウエブ通路にそつて通され、ウエブ通路の
合流点の手前の基準位置に到る。１つのリールが
殆ど使い切つたことを検出器（図示省略）が検出
すると、そのリールからのウエブの送りは停止
し、他のリールからの送りが始まり、この切換え
はカツターからのシートの送りが中断されないよ
うカツター作動に対してタイミングが合わされて
いる。使い切つたリールは次に新しい装填ずみリ
ールに取替えこのリールからの箔ウエブの端部分
は上記合流点のちよつと手前の同様な基準位置に
導かれいつでも更に取替えできるような態勢にあ
る。

これとは対照的に、ラベル送り装置１７０に
は、夫夫のラベル積み重ね１７２の底部を横切り
回動往復動する２個の吸引送りローラ１７１が設
けられ、各ローラは内方即ち他の種み重ねの方に
移動する際夫々の積重ねから最下位のラベルを取
り出す。ラベルはローラ１７１により夫々の対の
送りローラ１７３に送られ、次いで共通送り通路
内に下降する。ラベルは印刷されているので、１
つの積み重ね山にあるラベルはその印刷面を上向
きにして配置され、他の山では印刷面は下向きに
し、共通送り通路においてはラベルの全部はその
印刷面を同一方向に向ける必要がある。

たばこの各グループがドラム１０３のポケツト
１３１の１つのある間のその圧縮について前に述
べた。第５図はこれを達成する装置の概略図であ
る。各ポケツト１３１は２個のＬ字型部材１３２
と１３３により形成され、部材１３２は（ドラム
１０３の残部に対して）固定され、部材１３３は
実線位置と鎖線位置との間に動くことができ両部
材１３２と１３３間のへだたりは変化する。部材
１３３はポケツト１３１がたばこグループを受け
た時実線位置にあり、次にドラムが動いてポケツ
トをたばこがマンドレルの１つに移される位置に
もつてくる間、部材１３３は鎖線位置に移動さ
れ、たばこのグループを圧縮する。この部材１３
３の動きはさまざまな方法で作り出され、好適に
はこの部材を固定カム上を走行するカム従属子
（図示省略）に接続する。

さらに、ドラム１０３が各たばこのグループ
を、それに受けるとマンドレル１４１に整列させ
るように回転させる働きを行う点も重要である。
ロータ１０４の各マンドレル１４１は、全体に矩
形状の断面をもち、その長軸はロータ１０４の中
心に対して放射状に置かれる。そして、図示の例
につき更に説明すると、ドラム１０２上の各ポケ
ツト１２１は八角形の面に対して3.75゜の角度で
外方に向け傾かれ、１面の従尾部分上のポケツト
と次の面の先導部分上のポケツトとは互に（135゜
＋3.75゜＋3.75゜）＝142.5゜の角度をなす。これら２
個のポケツトからのたばこグループはドラム１０
３のポケツト１３１内に同時にとり出され、１つ
のグループはドラム１０３の一回の（120゜）動き
の後マンドレル１４１に放出され、他グループは
ドラム１０３の２つの動き（全部で240゜）の後放
出される。グループの主軸の角度姿勢に対する全
体的効果は、１つのグループがその出発姿勢から
240゜回転し、他のグループが前者のグループに対
して142.5゜の姿勢から出発し、更に120゜回転し、
前者のグループの最初の姿勢に対して全体で
262.5゜となる。したがつて、この全体の動きの結
果、後者のグループの角度姿勢は、前者のグルー
プに対して、（262.5゜−240゜）＝22.5゜となる。一方
、
ロータ１０４には16本のマンドレルがあるので、
この22.5゜は、隣接するマンドレル間の角度
（360゜／16）に一致する。このよに、ドラム１０
３は、コンベヤ１０２から２つのたばこのグルー
プを１度に受け取り、かつ、２つのたばこのグル
ープをマンドレル１４１に１度受け渡すことがで
きる。なお、ここにおいて、マンドレル１４１に
渡される２つのたばこのグループは、１度にコン
ベヤ１０２から受け取られたものではないことが
理解されよう。

以上、本発明の好適な一実施例を説明したが、
本発明にあつては、このようにポケツト１３１を
巧妙に配置することにより、複雑な装置を用いる
ことなく、ドラム１０３により２つのたばこのグ
ループを１度にエンドレスコンベヤ１０２から受
け取り、また、回転部材たるロータ１０４に１度
に渡すことができるものである。