JPH0138758B2 - - Google Patents
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- JPH0138758B2 JPH0138758B2 JP57082117A JP8211782A JPH0138758B2 JP H0138758 B2 JPH0138758 B2 JP H0138758B2 JP 57082117 A JP57082117 A JP 57082117A JP 8211782 A JP8211782 A JP 8211782A JP H0138758 B2 JPH0138758 B2 JP H0138758B2
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- speed
- distance
- cylinder
- gondola
- workbench
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Links
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Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は高所作業車におけるブーム端作業台の
移動装置に係り、詳しくは、ゴンドラ等の作業台
をブームの先端に有し、この作業台を塗装や溶接
を行う作業面に沿つて一定間隔を保持して等速移
動させることができるようにしたブーム端作業台
の移動装置に関するものである。
移動装置に係り、詳しくは、ゴンドラ等の作業台
をブームの先端に有し、この作業台を塗装や溶接
を行う作業面に沿つて一定間隔を保持して等速移
動させることができるようにしたブーム端作業台
の移動装置に関するものである。
従来、第1図に示すように建造中の船舶1の外
殻外面2等において塗装や溶接をする場合、船体
側部の地上3に櫓4を架設し、これに作業者5が
登り順次下方または上方に向つて移動しながら、
垂直な作業面における作業を行つている。
殻外面2等において塗装や溶接をする場合、船体
側部の地上3に櫓4を架設し、これに作業者5が
登り順次下方または上方に向つて移動しながら、
垂直な作業面における作業を行つている。
このような櫓上での作業は危険を伴うので、そ
の解決策として、第2図に示すようなブーム6の
先端にゴンドラ7を装着した高所作業車8が用い
られている。これによる作業は、アウトリガー9
により作業車8を定置した後、ゴンドラ7に作業
者を乗せ、ゴンドラ側または車側のコントロール
部10aもしくは10bより、旋回モータ11、
起伏シリンダー12および伸縮シリンダー13等
の油圧作動機器15を適宜作動させ、ブーム6端
のゴンドラ7を作業面14から作業に適した一定
間隔Lに保持しながら、移動させることにより行
われている。
の解決策として、第2図に示すようなブーム6の
先端にゴンドラ7を装着した高所作業車8が用い
られている。これによる作業は、アウトリガー9
により作業車8を定置した後、ゴンドラ7に作業
者を乗せ、ゴンドラ側または車側のコントロール
部10aもしくは10bより、旋回モータ11、
起伏シリンダー12および伸縮シリンダー13等
の油圧作動機器15を適宜作動させ、ブーム6端
のゴンドラ7を作業面14から作業に適した一定
間隔Lに保持しながら、移動させることにより行
われている。
しかし、作業台14が例えば垂直である場合、
起伏シリンダー12を縮小または伸長させるだけ
ではゴンドラ7が円弧軌跡を描き、作業面14に
接近または離反するので、伸縮シリンダー13も
その伸長量を適当に変えなければ、ゴンドラ7が
作業面に対して一定の間隔を保持することができ
ない。
起伏シリンダー12を縮小または伸長させるだけ
ではゴンドラ7が円弧軌跡を描き、作業面14に
接近または離反するので、伸縮シリンダー13も
その伸長量を適当に変えなければ、ゴンドラ7が
作業面に対して一定の間隔を保持することができ
ない。
この操作は、塗装作業等の途中で作業者が前記
コントロール部より逐次行わねばならず、ゴンド
ラの移動に手間を要し、かつ、垂直な作業面に沿
つて一定速度で移動させることが容易でなく、塗
装等の均質を欠くと共にその作業能率を著しく低
下させる欠点がある。
コントロール部より逐次行わねばならず、ゴンド
ラの移動に手間を要し、かつ、垂直な作業面に沿
つて一定速度で移動させることが容易でなく、塗
装等の均質を欠くと共にその作業能率を著しく低
下させる欠点がある。
ところで、特開昭52−39295号公報には、ブー
ムの先端に設けられたゴンドラを、作業面に対し
て等距離に保ちながら水平方向へ変位させること
ができるようにした自動倣い装置が記載されてい
る。これは、二つのセンサーでゴンドラと作業面
との対面距離を検出しながらゴンドラを作業面に
沿つた姿勢となるように回動制御し、また、ブー
ムの旋回角度を制御しながら、再度ゴンドラに回
動制御を加えて、姿勢の補正をすることができる
ようにしている。
ムの先端に設けられたゴンドラを、作業面に対し
て等距離に保ちながら水平方向へ変位させること
ができるようにした自動倣い装置が記載されてい
る。これは、二つのセンサーでゴンドラと作業面
との対面距離を検出しながらゴンドラを作業面に
沿つた姿勢となるように回動制御し、また、ブー
ムの旋回角度を制御しながら、再度ゴンドラに回
動制御を加えて、姿勢の補正をすることができる
ようにしている。
しかし、ゴンドラの作業面に対する移動速度を
一定に保持するようにはなつておらず、そのよう
な制御を垂直方向へ移動するゴンドラの場合に適
用したとしても、ブーム自体を台車に搭載するな
どして、ゴンドラの変位方向である上方もしくは
下方へ移動させることは不可能に近い。したがつ
て、ブーム自体を昇降させずに、ブームの先端に
取り付けられているゴンドラのみを上下方向へ移
動させようとすると、幾多の制御手段や駆動手段
を採用しなければならず、その具体的な構成の明
確化とその実現性のある技術の確立が望まれる。
一定に保持するようにはなつておらず、そのよう
な制御を垂直方向へ移動するゴンドラの場合に適
用したとしても、ブーム自体を台車に搭載するな
どして、ゴンドラの変位方向である上方もしくは
下方へ移動させることは不可能に近い。したがつ
て、ブーム自体を昇降させずに、ブームの先端に
取り付けられているゴンドラのみを上下方向へ移
動させようとすると、幾多の制御手段や駆動手段
を採用しなければならず、その具体的な構成の明
確化とその実現性のある技術の確立が望まれる。
本発明は上述の要望に鑑みなされたもので、そ
の目的は、作業者が一々ゴンドラと作業面との間
隔の修正操作するのを回避して、作業面との間に
一定の間隔を保持しつゝ、自動的にゴンドラを上
下方向に指令された一定速度で移動させることの
できる高所作業車におけるブーム端作業台の移動
装置を提供することである。
の目的は、作業者が一々ゴンドラと作業面との間
隔の修正操作するのを回避して、作業面との間に
一定の間隔を保持しつゝ、自動的にゴンドラを上
下方向に指令された一定速度で移動させることの
できる高所作業車におけるブーム端作業台の移動
装置を提供することである。
本発明は、ブームの先端に装着された作業台を
変位させる旋回モータ、起伏シリンダーおよび伸
縮シリンダー等の油圧作動機器を備え、上記起伏
シリンダーと伸縮シリンダーとの伸長量を相互に
調整しながら、作業台を作業面に対して一定の距
離に保持しながら、上下方向へ移動させることが
できるようになつている高所作業車に適用され
る。
変位させる旋回モータ、起伏シリンダーおよび伸
縮シリンダー等の油圧作動機器を備え、上記起伏
シリンダーと伸縮シリンダーとの伸長量を相互に
調整しながら、作業台を作業面に対して一定の距
離に保持しながら、上下方向へ移動させることが
できるようになつている高所作業車に適用され
る。
その特徴とするところは、第3図および第4図
に示すように、作業面14上の予め定められた基
準位置16から、作業台7を自動的に移動させる
ための制御動作するコントロール手段20が設け
られる。そのコントロール手段20には、作業台
7を基準位置16に配置するための指令を行う基
準位置指令部21と、その基準位置16から作業
台7を自動的に如何なる方向へ移動させるかの指
令をする移動操作部27およびその移動速度の指
令をする速度指令部28を有する移動指令部22
とが備えられる。
に示すように、作業面14上の予め定められた基
準位置16から、作業台7を自動的に移動させる
ための制御動作するコントロール手段20が設け
られる。そのコントロール手段20には、作業台
7を基準位置16に配置するための指令を行う基
準位置指令部21と、その基準位置16から作業
台7を自動的に如何なる方向へ移動させるかの指
令をする移動操作部27およびその移動速度の指
令をする速度指令部28を有する移動指令部22
とが備えられる。
そして、作業台7と特定位置17との距離を検
出する高度センサー32と、予め定められた微小
時間Δtの前後にその高度センサー32によつて
計測された作業台7の高度H1,H2の差H1−H2
に基づき演算した作業台7の速度信号および速度
指令部28で指令された目標移動速度信号を受け
て、起伏シリンダー12もしくは伸縮シリンダー
13への給排油量を決定する速度演算処理部33
とを備えた移動速度保持手段31がある。また、
作業台7と作業面14との間隔を検出する距離セ
ンサー39と、この距離センサー39で検出され
た距離と予め定められた目標距離とを対比して、
伸縮シリンダー13もしくは起伏シリンダー12
への給排油量を決定する距離演算処理部40とを
備えた定間隔保持手段38がある。
出する高度センサー32と、予め定められた微小
時間Δtの前後にその高度センサー32によつて
計測された作業台7の高度H1,H2の差H1−H2
に基づき演算した作業台7の速度信号および速度
指令部28で指令された目標移動速度信号を受け
て、起伏シリンダー12もしくは伸縮シリンダー
13への給排油量を決定する速度演算処理部33
とを備えた移動速度保持手段31がある。また、
作業台7と作業面14との間隔を検出する距離セ
ンサー39と、この距離センサー39で検出され
た距離と予め定められた目標距離とを対比して、
伸縮シリンダー13もしくは起伏シリンダー12
への給排油量を決定する距離演算処理部40とを
備えた定間隔保持手段38がある。
さらに、起伏シリンダー12および伸縮シリン
ダー13の各回路に、移動操作部27からの指令
を受けて給排方向が切り換わると共に移動速度保
持手段31からの制御信号を受けて、作動油の給
排量を調整する流量制御弁58と、定間隔保持手
段38からの制御信号を受けて、作動油の給排方
向と給排量とを調整する流量制御弁59とのいず
れかが、それぞれ介在された油圧回路55が設け
られていることである。
ダー13の各回路に、移動操作部27からの指令
を受けて給排方向が切り換わると共に移動速度保
持手段31からの制御信号を受けて、作動油の給
排量を調整する流量制御弁58と、定間隔保持手
段38からの制御信号を受けて、作動油の給排方
向と給排量とを調整する流量制御弁59とのいず
れかが、それぞれ介在された油圧回路55が設け
られていることである。
移動操作部27において、作業台7の例えば下
方への移動を選定する。そして、取り敢えずは起
伏シリンダー12を作動させる。その際、高度セ
ンサー32により作業台7と特定位置17との距
離が検出される。予め定められた微小時間Δtの
前後に計測された作業台7の高度の差H1−H2に
基づいて演算した作業台7の速度信号と、速度指
令部28で指令された目標移動速度信号とから、
速度演算処理部33において流量制御弁58での
給排油量が決定され、起伏シリンダー12は縮小
作動する。
方への移動を選定する。そして、取り敢えずは起
伏シリンダー12を作動させる。その際、高度セ
ンサー32により作業台7と特定位置17との距
離が検出される。予め定められた微小時間Δtの
前後に計測された作業台7の高度の差H1−H2に
基づいて演算した作業台7の速度信号と、速度指
令部28で指令された目標移動速度信号とから、
速度演算処理部33において流量制御弁58での
給排油量が決定され、起伏シリンダー12は縮小
作動する。
一方、距離センサー39により、作業台7と作
業面14との間隔が検出される。その検出された
距離と予め定められた目標距離とを対比して、距
離演算処理部40において流量制御弁59での給
排油量が決定され、伸縮シリンダー13は縮小作
動する。
業面14との間隔が検出される。その検出された
距離と予め定められた目標距離とを対比して、距
離演算処理部40において流量制御弁59での給
排油量が決定され、伸縮シリンダー13は縮小作
動する。
このようにして、起伏シリンダー12を制御さ
れた速度で作動させると共に、伸縮シリンダー1
3の作動速度を自動的に調整することにより、作
業台7は作業面14に対して一定間隔Lを保持し
つゝ、垂直面内で下方へ、指令された一定速度で
移動する。
れた速度で作動させると共に、伸縮シリンダー1
3の作動速度を自動的に調整することにより、作
業台7は作業面14に対して一定間隔Lを保持し
つゝ、垂直面内で下方へ、指令された一定速度で
移動する。
本発明によれば、作業台の上下方向の移動速度
を計測しながら、この速度を作業者が指令した速
度とするように、起伏シリンダーまたは伸縮シリ
ンダーを作動させると共に、作業台と作業面との
間隔を計測しつゝ、所定の一定間隔に保持するよ
うに、伸縮シリンダーまたは起伏シリンダーを自
動的に調整された速度で伸縮させることができ
る。
を計測しながら、この速度を作業者が指令した速
度とするように、起伏シリンダーまたは伸縮シリ
ンダーを作動させると共に、作業台と作業面との
間隔を計測しつゝ、所定の一定間隔に保持するよ
うに、伸縮シリンダーまたは起伏シリンダーを自
動的に調整された速度で伸縮させることができ
る。
したがつて、作業者がコントロール部よりゴン
ドラの位置を逐次修正することなく、作業台と作
業面とを一定の間隔に保持し、かつ、垂直な作業
面に沿つて上方または下方へ指令された速度で自
動的に移動させることができ、塗装等が均質とな
り、また、その作業能率も著しく向上する。
ドラの位置を逐次修正することなく、作業台と作
業面とを一定の間隔に保持し、かつ、垂直な作業
面に沿つて上方または下方へ指令された速度で自
動的に移動させることができ、塗装等が均質とな
り、また、その作業能率も著しく向上する。
以下、本発明をその実施例に基づいて、詳細に
説明する。
説明する。
第3図は、起伏シリンダー12の作動を移動速
度保持手段31の制御信号に基づき、また、伸縮
シリンダー13の作動を定間隔保持手段38の制
御信号に基づいて、自動的に変速伸縮させること
により、ブーム6の先端のゴンドラ7と作業面1
4との間隔を一定に維持して、上下方向に等速移
動させることのできる高所作業車におけるブーム
端作業台の移動装置の構成図である。
度保持手段31の制御信号に基づき、また、伸縮
シリンダー13の作動を定間隔保持手段38の制
御信号に基づいて、自動的に変速伸縮させること
により、ブーム6の先端のゴンドラ7と作業面1
4との間隔を一定に維持して、上下方向に等速移
動させることのできる高所作業車におけるブーム
端作業台の移動装置の構成図である。
これは、コントロール手段20、移動速度保持
手段31、定間隔保持手段38、およびこれらに
より油圧作動機器15である起伏シリンダー12
および伸縮シリンダー13を作動させる油圧回路
55を、その主たる構成としている。
手段31、定間隔保持手段38、およびこれらに
より油圧作動機器15である起伏シリンダー12
および伸縮シリンダー13を作動させる油圧回路
55を、その主たる構成としている。
前記コントロール手段20は、ゴンドラ7また
は車側または必要に応じて両方に設けられ、作業
者がゴンドラ7を移動させるための指令およびそ
の移動速度の指令を行うもので、作業台14の塗
装開始個所である基準位置16〔第4図参照〕に
ゴンドラ7を設置する基準位置指令部21と、こ
の基準位置16からゴンドラ7を上下いずれの方
向に移動させるかを指令すると共に、自動的にい
かなる速度でゴンドラ7を移動させるかを作業者
が指令する移動指令部22とを有している。
は車側または必要に応じて両方に設けられ、作業
者がゴンドラ7を移動させるための指令およびそ
の移動速度の指令を行うもので、作業台14の塗
装開始個所である基準位置16〔第4図参照〕に
ゴンドラ7を設置する基準位置指令部21と、こ
の基準位置16からゴンドラ7を上下いずれの方
向に移動させるかを指令すると共に、自動的にい
かなる速度でゴンドラ7を移動させるかを作業者
が指令する移動指令部22とを有している。
その基準位置指令部21は、後述する油圧回路
55に介在された方向切換弁57や流量制御弁5
8,59の給排通路を切り換え、所定の油圧作動
機器15を作動させる旋回指令部23、起伏指令
部24、伸縮指令部25を有し、また、必要に応
じて緊急遮断弁60を切り換える緊急停止指令部
26が併設されている。
55に介在された方向切換弁57や流量制御弁5
8,59の給排通路を切り換え、所定の油圧作動
機器15を作動させる旋回指令部23、起伏指令
部24、伸縮指令部25を有し、また、必要に応
じて緊急遮断弁60を切り換える緊急停止指令部
26が併設されている。
前記移動指令部22は、前記基準位置16から
ゴンドラ7を上下いずれの方向に自動的に移動さ
せるかを指令する移動操作部27と、その移動速
度を指令する速度指令部28とを有している。な
お、移動指令部22は移動操作部27と速度指令
部28とを一体にして、一つの操作で移動指令と
移動速度指令とをできるようにしておいてもよ
い。
ゴンドラ7を上下いずれの方向に自動的に移動さ
せるかを指令する移動操作部27と、その移動速
度を指令する速度指令部28とを有している。な
お、移動指令部22は移動操作部27と速度指令
部28とを一体にして、一つの操作で移動指令と
移動速度指令とをできるようにしておいてもよ
い。
前記移動速度保持手段31は、ゴンドラ7の特
定位置例えば地上17(第4図参照)からの高度
を検出する高度センサー32と、予め定められた
微小時間Δtの前後でこの高度センサー32によ
り計測されたゴンドラ7の高度H1,H2の差H1−
H2に基づき演算した作業台7の速度信号および
速度指令部28で指令された目標移動速度信号と
を受けて、起伏シリンダー12もしくは伸縮シリ
ンダー13への給排油量を調整する後述の流量制
御弁58に、その開度調整量を電気的に入力する
速度演算処理部33とを有している。
定位置例えば地上17(第4図参照)からの高度
を検出する高度センサー32と、予め定められた
微小時間Δtの前後でこの高度センサー32によ
り計測されたゴンドラ7の高度H1,H2の差H1−
H2に基づき演算した作業台7の速度信号および
速度指令部28で指令された目標移動速度信号と
を受けて、起伏シリンダー12もしくは伸縮シリ
ンダー13への給排油量を調整する後述の流量制
御弁58に、その開度調整量を電気的に入力する
速度演算処理部33とを有している。
上記高度センサー32は、第4図に示すように
ゴンドラ7の側面において下方に向けて装着され
た超音波センサーで、ゴンドラ7の地上17から
の高度を、地上17で反射する超音波を受信する
までの時間で計測する非接触式のものである。
ゴンドラ7の側面において下方に向けて装着され
た超音波センサーで、ゴンドラ7の地上17から
の高度を、地上17で反射する超音波を受信する
までの時間で計測する非接触式のものである。
前記速度演算処理部33は、第5図に示すよう
に、高度センサー32により微小時間Δtの前後
で高度H1およびH2を計測し、その差H1−H2で
もつて、ゴンドラ7が実際に移動している速度、 (H1−H2)/Δt を算出する速度演算部34と、この速度演算部3
4と前記移動指令部22の速度指令部28で指令
された移動速度とを対比し、これを電気的信号に
変換して流量制御弁58のパイロツト部58aの
ソレノイドを駆動するための制御信号を出力する
速度制御部35とを有している。なお、この速度
演算処理部33からは、それが作動していること
を示すパイロツトランプ29が前記コントロール
手段20に付設されている。
に、高度センサー32により微小時間Δtの前後
で高度H1およびH2を計測し、その差H1−H2で
もつて、ゴンドラ7が実際に移動している速度、 (H1−H2)/Δt を算出する速度演算部34と、この速度演算部3
4と前記移動指令部22の速度指令部28で指令
された移動速度とを対比し、これを電気的信号に
変換して流量制御弁58のパイロツト部58aの
ソレノイドを駆動するための制御信号を出力する
速度制御部35とを有している。なお、この速度
演算処理部33からは、それが作動していること
を示すパイロツトランプ29が前記コントロール
手段20に付設されている。
前記定間隔保持手段38は、ゴンドラ7の下面
に装着され、ゴンドラ7と作業面14との間隔L
を検出する距離センサー39と、この距離センサ
ー39で検出された距離と予め定められた目標距
離とを対比して、伸縮シリンダー13への給排油
量を調整する後述の流量制御弁59に、その開度
調整量を電気的に入力する距離演算処理部40と
を有している。
に装着され、ゴンドラ7と作業面14との間隔L
を検出する距離センサー39と、この距離センサ
ー39で検出された距離と予め定められた目標距
離とを対比して、伸縮シリンダー13への給排油
量を調整する後述の流量制御弁59に、その開度
調整量を電気的に入力する距離演算処理部40と
を有している。
この距離センサー39は、例えば第4図に示す
ようにゴンドラ7の下面にスプリング41で復元
自在に支承されたロツド体42と、このロツド体
42の変位に応じてポテンシヨメータ43の電気
抵抗を変化させるレバー44とを有し、ロツド体
42端に軸承されたローラ45を作業面14に接
触転動させ、ロツド体42の水平方向の移動量で
もつて距離Lを検出するものである。すなわち、
作業開始時のロツド体42の突出量が目標距離長
に設定され、その後のゴンドラ7の移動でロツド
体42の長さに増減が生じると、その変化分を修
正するため、その変化分に応じた電気信号が発生
するように構成されている。なお、この距離セン
サー39は、上述したような超音波センサーを用
い、作業面14で反射する超音波を受信するまで
の時間で計測するものでもよい。
ようにゴンドラ7の下面にスプリング41で復元
自在に支承されたロツド体42と、このロツド体
42の変位に応じてポテンシヨメータ43の電気
抵抗を変化させるレバー44とを有し、ロツド体
42端に軸承されたローラ45を作業面14に接
触転動させ、ロツド体42の水平方向の移動量で
もつて距離Lを検出するものである。すなわち、
作業開始時のロツド体42の突出量が目標距離長
に設定され、その後のゴンドラ7の移動でロツド
体42の長さに増減が生じると、その変化分を修
正するため、その変化分に応じた電気信号が発生
するように構成されている。なお、この距離セン
サー39は、上述したような超音波センサーを用
い、作業面14で反射する超音波を受信するまで
の時間で計測するものでもよい。
前記距離演算処理部40は、第6図に示すよう
に例えば、A/D変換器46、リードオンリメモ
リ47とランダムアクセスメモリ48を伴つた中
央処理装置49と、D/A変換器50とを有し、
前記ポテンシヨメータ43における電圧変化量を
受けて、後述する流量制御弁59のパイロツト部
59aのソレノドを駆動するための制御信号を出
力するものである。なお、この距離演算処理部4
0からは、それが作動していることを示すパイロ
ツトランプ30が前記コントロール手段20に付
設されている。
に例えば、A/D変換器46、リードオンリメモ
リ47とランダムアクセスメモリ48を伴つた中
央処理装置49と、D/A変換器50とを有し、
前記ポテンシヨメータ43における電圧変化量を
受けて、後述する流量制御弁59のパイロツト部
59aのソレノドを駆動するための制御信号を出
力するものである。なお、この距離演算処理部4
0からは、それが作動していることを示すパイロ
ツトランプ30が前記コントロール手段20に付
設されている。
前記油圧回路55は、油圧ポンプ56と前記油
圧作動機器15の各回路に方向切換弁57および
流量制御弁58,59が介在されている。
圧作動機器15の各回路に方向切換弁57および
流量制御弁58,59が介在されている。
この方向切換弁57は電磁弁であつて、旋回モ
ータ11への作動油の給排およびその方向を切り
換えるものであり、前記基準位置指令部21にお
ける旋回指令部23の指令に基づいて作動する。
ータ11への作動油の給排およびその方向を切り
換えるものであり、前記基準位置指令部21にお
ける旋回指令部23の指令に基づいて作動する。
前記流量制御弁58は、パイロツトチエツク弁
12aが付設された起伏シリンダー12への作動
油の給排方向を切り換えさらに送油量を調整する
ものであり、前記起伏指令部24からの指令また
は移動指令部22および移動速度保持手段31か
らの信号に基づいて作動する。なお、この流量制
御弁58と起伏シリンダー12との間の回路に
は、後述する規制弁66が介在されている。
12aが付設された起伏シリンダー12への作動
油の給排方向を切り換えさらに送油量を調整する
ものであり、前記起伏指令部24からの指令また
は移動指令部22および移動速度保持手段31か
らの信号に基づいて作動する。なお、この流量制
御弁58と起伏シリンダー12との間の回路に
は、後述する規制弁66が介在されている。
他の流量制御弁59は、ダブルパイロツトチエ
ツク弁13aが付設された伸縮シリンダー13へ
の作動油の給排方向を切り換えさらに送油量を調
整するものであり、前記伸縮指令部25からの指
令または前記定間隔保持手段38からの制御信号
により作動する。なお、この流量制御弁59と伸
縮シリンダー13との間の回路には、後述する規
制弁67が介在されている。
ツク弁13aが付設された伸縮シリンダー13へ
の作動油の給排方向を切り換えさらに送油量を調
整するものであり、前記伸縮指令部25からの指
令または前記定間隔保持手段38からの制御信号
により作動する。なお、この流量制御弁59と伸
縮シリンダー13との間の回路には、後述する規
制弁67が介在されている。
以上の流量制御弁58,59を略述すると、そ
のパイロツト部58a,59aにおいて本体部5
8b,59b内の作動油圧をパイロツト圧として
検出し、前者は移動操作部27および移動速度保
持手段31から、後者は定間隔保持手段38から
の制御信号により駆動されるソレノイドで、本体
部58b,59bの弁体の開度を所望値に調整す
るものである。
のパイロツト部58a,59aにおいて本体部5
8b,59b内の作動油圧をパイロツト圧として
検出し、前者は移動操作部27および移動速度保
持手段31から、後者は定間隔保持手段38から
の制御信号により駆動されるソレノイドで、本体
部58b,59bの弁体の開度を所望値に調整す
るものである。
以上述べた油圧回路55には、前記緊急遮断弁
60のためのリリーフ弁61や、ブーム6の転倒
防止手段62が併設されている。この転倒防止手
段62は、ゴンドラ7の重量、ブーム6の伸縮量
およびその起伏角により決まるゴンドラ7の限界
位置で、それ以上の逸脱方向へ移動を規制して、
高所作業車の転倒を防止するものである。
60のためのリリーフ弁61や、ブーム6の転倒
防止手段62が併設されている。この転倒防止手
段62は、ゴンドラ7の重量、ブーム6の伸縮量
およびその起伏角により決まるゴンドラ7の限界
位置で、それ以上の逸脱方向へ移動を規制して、
高所作業車の転倒を防止するものである。
略述すると、起伏シリンダー12の伸縮量を巻
き取りワイヤー等の繰り出し量により検出し、前
記距離センサー39で用いられているのと同様の
ポテンシヨメータを有する伸長量センサー63お
よび伸縮シリンダー13の伸縮量を検出する伸長
量センサー64からの信号を受けて、演算処理部
65で規制弁66,67に開閉信号を出力する。
き取りワイヤー等の繰り出し量により検出し、前
記距離センサー39で用いられているのと同様の
ポテンシヨメータを有する伸長量センサー63お
よび伸縮シリンダー13の伸縮量を検出する伸長
量センサー64からの信号を受けて、演算処理部
65で規制弁66,67に開閉信号を出力する。
以上述べたような構成によれば、次のように作
動させることができる。
動させることができる。
先ず、高所作業車を第2図のように所定の場所
へ配置し、アウトリガー9で固定する。ゴンドラ
7内または車側の作業者が、第3図に示すコント
ロール手段20の移動指令部22を停止状態にし
たまゝ、基準位置指令部21の旋回指令部23、
起伏指令部24および伸縮指令部25を操作す
る。そして、前記油圧作動機器15を作動させ、
ブーム6の先端のゴンドラ7を、第4図に示す作
業面14における作業開始位置である基準位置1
6に配置する。このとき、基準位置指令部21の
各レバーを手放すと、方向切換弁57および流量
制御弁58,59が中立位置となつて油圧回路5
5がロツクされ、旋回モータ11、起伏シリンダ
ー12および伸縮シリンダー13の動きが停止す
る。
へ配置し、アウトリガー9で固定する。ゴンドラ
7内または車側の作業者が、第3図に示すコント
ロール手段20の移動指令部22を停止状態にし
たまゝ、基準位置指令部21の旋回指令部23、
起伏指令部24および伸縮指令部25を操作す
る。そして、前記油圧作動機器15を作動させ、
ブーム6の先端のゴンドラ7を、第4図に示す作
業面14における作業開始位置である基準位置1
6に配置する。このとき、基準位置指令部21の
各レバーを手放すと、方向切換弁57および流量
制御弁58,59が中立位置となつて油圧回路5
5がロツクされ、旋回モータ11、起伏シリンダ
ー12および伸縮シリンダー13の動きが停止す
る。
次に、基準位置16より例えばその下方の作業
面14の塗装作業を開始するために、移動操作部
27のレバーを所望の上方移動または下方移動と
なるように操作すると共に、速度指令部28で所
望の目標移動速度を例えばダイアル上のレバーに
より選択指令する。
面14の塗装作業を開始するために、移動操作部
27のレバーを所望の上方移動または下方移動と
なるように操作すると共に、速度指令部28で所
望の目標移動速度を例えばダイアル上のレバーに
より選択指令する。
この指令のうち前記移動操作部27からの指令
を受けて、流量制御弁58が中立位置よりA位置
に切り換えられ、起伏シリンダー12が縮小作動
を開始する。この作動に応じて、ゴンドラ7が作
業面14に接近しながら下降するが、このとき、
高度センサー32によつて、予め定められた微小
時間Δtの前後における高度H1およびH2が測定さ
れる。そして、これらが速度演算部34〔第5図
参照〕に入力され、そこで、 (H1−H2)/Δt=Vc が演算される。
を受けて、流量制御弁58が中立位置よりA位置
に切り換えられ、起伏シリンダー12が縮小作動
を開始する。この作動に応じて、ゴンドラ7が作
業面14に接近しながら下降するが、このとき、
高度センサー32によつて、予め定められた微小
時間Δtの前後における高度H1およびH2が測定さ
れる。そして、これらが速度演算部34〔第5図
参照〕に入力され、そこで、 (H1−H2)/Δt=Vc が演算される。
次に、このVcと前記速度指令部28で指令さ
れた目標移動速度Vdとの差異が速度制御部35
〔第5図参照〕で演算され、このΔV=Vd−Vcに
基づく信号が、前記流量制御弁58に出力され、
そのパイロツト部58aのソレノイドを駆動し、
その本体部58bの弁開度を制御してその送油量
を調整し、指令された目標移動速度Vdでゴンド
ラ7が下降するよう起伏シリンダー12の縮小速
度が調整される。
れた目標移動速度Vdとの差異が速度制御部35
〔第5図参照〕で演算され、このΔV=Vd−Vcに
基づく信号が、前記流量制御弁58に出力され、
そのパイロツト部58aのソレノイドを駆動し、
その本体部58bの弁開度を制御してその送油量
を調整し、指令された目標移動速度Vdでゴンド
ラ7が下降するよう起伏シリンダー12の縮小速
度が調整される。
しかし、ゴンドラ7は起伏シリンダー12の縮
小作動だけでは作業面14に接近するので、前記
定間隔保持手段38の距離センサー39がそのロ
ツド体42の水平方向の移動量でもつて間隔を検
出し、この間隔を目標距離Lとすべく、ポテンシ
ヨメータ43における電圧変化量が、距離演算処
理部40を介して、流量制御弁59に制御信号と
して入力される。
小作動だけでは作業面14に接近するので、前記
定間隔保持手段38の距離センサー39がそのロ
ツド体42の水平方向の移動量でもつて間隔を検
出し、この間隔を目標距離Lとすべく、ポテンシ
ヨメータ43における電圧変化量が、距離演算処
理部40を介して、流量制御弁59に制御信号と
して入力される。
この制御信号は、伸縮シリンダー13を縮小さ
せるべく流量制御弁59をD位置に切り換えると
共に、そのパイロツト部59aのソレノイドを駆
動して本体部59bの弁の開度を制御し、その送
油量が調整され、伸縮シリンダー13の縮小速度
が変速される。
せるべく流量制御弁59をD位置に切り換えると
共に、そのパイロツト部59aのソレノイドを駆
動して本体部59bの弁の開度を制御し、その送
油量が調整され、伸縮シリンダー13の縮小速度
が変速される。
伸縮シリンダー13が縮小し過ぎてゴンドラ7
が一定間隔Lより離反すると、距離センサー39
がこれを検出し、再び距離演算処理部40から流
量制御弁59に制御信号が入力される。この制御
信号は流量制御弁59をC位置に切り換えると共
にその送油量を調整する。
が一定間隔Lより離反すると、距離センサー39
がこれを検出し、再び距離演算処理部40から流
量制御弁59に制御信号が入力される。この制御
信号は流量制御弁59をC位置に切り換えると共
にその送油量を調整する。
このような伸縮シリンダー13の伸縮作動によ
りゴンドラ7の下降速度が変化しても、前記移動
速度保持手段31により起伏シリンダー12の縮
小速度が再び調整されるので、ゴンドラ7の下降
速度に変化が生じることはない。
りゴンドラ7の下降速度が変化しても、前記移動
速度保持手段31により起伏シリンダー12の縮
小速度が再び調整されるので、ゴンドラ7の下降
速度に変化が生じることはない。
このようにして、起伏シリンダー12の変速縮
小作動を基準にすると共に、所定の間隔Lを保持
するように伸縮シリンダー13を自動的に変速伸
縮させると、ゴンドラ7の作業面14への接近や
離反が回避され、ゴンドラ7を作業面14に対し
て常に一定間隔Lでもつて、自動的に指令された
速度で下降させることができる。なお、ゴンドラ
7と作業面14とを異なる間隔L1で昇降させる
ときは、前記ポテンシヨメータ43の初期位置が
異なる以外、上記の作動と相違するところはな
い。
小作動を基準にすると共に、所定の間隔Lを保持
するように伸縮シリンダー13を自動的に変速伸
縮させると、ゴンドラ7の作業面14への接近や
離反が回避され、ゴンドラ7を作業面14に対し
て常に一定間隔Lでもつて、自動的に指令された
速度で下降させることができる。なお、ゴンドラ
7と作業面14とを異なる間隔L1で昇降させる
ときは、前記ポテンシヨメータ43の初期位置が
異なる以外、上記の作動と相違するところはな
い。
他方、ゴンドラ7を上方へ移動させる場合は、
上記と同様の要領で流量制御弁58がB位置に切
り換えられ、起伏シリンダー12の伸長量と伸長
速度が制御され、その作動に応じて伸縮シリンダ
ー13が伸縮され、ゴンドラ7を常時一定間隔L
でもつて、自動的に指令された速度で上昇させる
ことができる。したがつて、ゴンドラ7内の作業
者はコントロール手段20の旋回指令部23、起
伏指令部24および伸縮指令部25の各レバーを
操作することなく、均一な塗装速度で作業を続け
ることができる。
上記と同様の要領で流量制御弁58がB位置に切
り換えられ、起伏シリンダー12の伸長量と伸長
速度が制御され、その作動に応じて伸縮シリンダ
ー13が伸縮され、ゴンドラ7を常時一定間隔L
でもつて、自動的に指令された速度で上昇させる
ことができる。したがつて、ゴンドラ7内の作業
者はコントロール手段20の旋回指令部23、起
伏指令部24および伸縮指令部25の各レバーを
操作することなく、均一な塗装速度で作業を続け
ることができる。
なお、移動指令部22のレバーを中立にすれ
ば、ゴンドラ7を停止させることができるし、必
要に応じて緊急指令部26のレバーを操作すれ
ば、緊急遮断弁60により全油圧回路をロツクさ
せることもできる。加えて、転倒防止手段62に
より各規制弁66,67が適宜作動するので、高
所作業車が転倒したりすることもない。
ば、ゴンドラ7を停止させることができるし、必
要に応じて緊急指令部26のレバーを操作すれ
ば、緊急遮断弁60により全油圧回路をロツクさ
せることもできる。加えて、転倒防止手段62に
より各規制弁66,67が適宜作動するので、高
所作業車が転倒したりすることもない。
第7図は異なるブーム端作業台の移動装置の実
施例で、伸縮シリンダー13の作動を移動速度保
持手段31の制御信号に基づき、また、起伏シリ
ンダー12の作動を定間隔保持手段38の制御信
号に基づいて、自動的に変速伸縮させることによ
り、ブーム6の先端のゴンドラ7と作業面14と
の間隔を一定の距離Lに維持して、上下方向に等
速移動させることのできるものである。
施例で、伸縮シリンダー13の作動を移動速度保
持手段31の制御信号に基づき、また、起伏シリ
ンダー12の作動を定間隔保持手段38の制御信
号に基づいて、自動的に変速伸縮させることによ
り、ブーム6の先端のゴンドラ7と作業面14と
の間隔を一定の距離Lに維持して、上下方向に等
速移動させることのできるものである。
これは、前述の第3図の例における流量制御弁
58と59とに制御信号を入力する移動操作部2
7および移動速度保持手段31と定間隔保持手段
38とを、それぞれ伸縮シリンダー13および起
伏シリンダー12の回路の流量制御弁59,58
に着け換えたものである。
58と59とに制御信号を入力する移動操作部2
7および移動速度保持手段31と定間隔保持手段
38とを、それぞれ伸縮シリンダー13および起
伏シリンダー12の回路の流量制御弁59,58
に着け換えたものである。
この例によれば、前記コントロール手段20の
移動指令部22を操作して、移動速度保持手段3
1が伸縮シリンダー13を伸縮させる一方、定間
隔保持手段38の距離センサー39が作業面14
との間隔Lを検出して、距離演算処理部40を介
して流量制御弁58に制御信号が入力される。し
たがつて、起伏シリンダー12および伸縮シリン
ダー13への送油量が調整され、前述の例と同様
に適宜伸縮し、ゴンドラ7の作業面14への接近
や離反が回避される。その結果、この例において
もゴンドラ7を作業面14に対して一定の間隔L
でもつて、かつ、一定の速度で上昇または下降さ
せることができる。
移動指令部22を操作して、移動速度保持手段3
1が伸縮シリンダー13を伸縮させる一方、定間
隔保持手段38の距離センサー39が作業面14
との間隔Lを検出して、距離演算処理部40を介
して流量制御弁58に制御信号が入力される。し
たがつて、起伏シリンダー12および伸縮シリン
ダー13への送油量が調整され、前述の例と同様
に適宜伸縮し、ゴンドラ7の作業面14への接近
や離反が回避される。その結果、この例において
もゴンドラ7を作業面14に対して一定の間隔L
でもつて、かつ、一定の速度で上昇または下降さ
せることができる。
上述の二つの例において、ブームの先端のゴン
ドラに代え作業機器を搭載した無人作業台を装着
し、車側のコントロール手段より操作するように
すれば、遠隔的かつ自動的に作業をさせることが
できる。
ドラに代え作業機器を搭載した無人作業台を装着
し、車側のコントロール手段より操作するように
すれば、遠隔的かつ自動的に作業をさせることが
できる。
以上詳細に説明したように、作業台を基準位置
に設定する基準位置指令部と、前記基準位置から
作業台を自動的に移動させるための指令およびそ
の移動速度の指令をする移動指令部とを有するコ
ントロール手段と、前記作業台の特定位置からの
高度を検出する高度センサーと、この高度センサ
ーで検出された高度信号をもとにして演算された
昇降速度信号と前記移動指令部で指令された目標
移動速度信号とを受けて、流量制御弁の開度を制
御する速度演算処理部とを有する移動速度保持手
段と、前記作業台と作業面との間隔を検出する距
離センサーと、この距離センサーで計測された距
離と目標距離とを対比して、他の流量制御弁の開
度を制御する距離演算処理部とを有する定間隔保
持手段と、これら三つの手段により各油圧作動機
器を作動させる油圧回路とを具備したので、作業
台の上下方向の移動速度を計測しつゝ、この速度
を作業者が指令した目標速度とするよう起伏シリ
ンダーまたは伸縮シリンダーを作動させると共
に、作業台と作業面との間隔を計測しつゝ、所定
の一定間隔を保持するように、伸縮シリンダーま
たは起伏シリンダーを自動的に調整された速度で
伸縮させることができる。
に設定する基準位置指令部と、前記基準位置から
作業台を自動的に移動させるための指令およびそ
の移動速度の指令をする移動指令部とを有するコ
ントロール手段と、前記作業台の特定位置からの
高度を検出する高度センサーと、この高度センサ
ーで検出された高度信号をもとにして演算された
昇降速度信号と前記移動指令部で指令された目標
移動速度信号とを受けて、流量制御弁の開度を制
御する速度演算処理部とを有する移動速度保持手
段と、前記作業台と作業面との間隔を検出する距
離センサーと、この距離センサーで計測された距
離と目標距離とを対比して、他の流量制御弁の開
度を制御する距離演算処理部とを有する定間隔保
持手段と、これら三つの手段により各油圧作動機
器を作動させる油圧回路とを具備したので、作業
台の上下方向の移動速度を計測しつゝ、この速度
を作業者が指令した目標速度とするよう起伏シリ
ンダーまたは伸縮シリンダーを作動させると共
に、作業台と作業面との間隔を計測しつゝ、所定
の一定間隔を保持するように、伸縮シリンダーま
たは起伏シリンダーを自動的に調整された速度で
伸縮させることができる。
また、高度センサーを非接触式としているの
で、高度の基準となる特定位置を地上としたり、
他の突出物とすることができるし、その高度測定
に何らの制約が課せられることははない。
で、高度の基準となる特定位置を地上としたり、
他の突出物とすることができるし、その高度測定
に何らの制約が課せられることははない。
したがつて、作業者がコントロール部よりゴン
ドラの位置を逐次修正することなく、作業台と作
業面とを一定の間隔に保持し、かつ、垂直な作業
台に沿つて上方または下方へ指令された目標速度
で自動的に移動させることができ、塗装等が均質
となり、また、その作業能率を著しく向上させる
ことができる。
ドラの位置を逐次修正することなく、作業台と作
業面とを一定の間隔に保持し、かつ、垂直な作業
台に沿つて上方または下方へ指令された目標速度
で自動的に移動させることができ、塗装等が均質
となり、また、その作業能率を著しく向上させる
ことができる。
第1図は従来の船体の塗装作業説明図、第2図
は高所作業車の設置図、第3図は本発明のブーム
端作業台の移動装置の構成図、第4図はゴンドラ
に装置された高度センサーおよび距離センサーの
実施例図、第5図は速度演算処理部の構成図、第
6図は距離演算処理部の構成図、第7図は異なる
ブーム端作業台の移動装置の構成図である。 6……ブーム、7……作業台(ゴンドラ)、1
2……起伏シリンダー、13……伸縮シリンダ
ー、14……作業面、15……油圧作動機器、1
6……基準位置、17……特定位置(地上)、2
0……コントロール手段、21……基準位置指令
部、22……移動指令部、27……移動操作部、
28……速度指令部、31……移動速度保持手
段、32……高度センサー、33……速度演算処
理部、38……定間隔保持手段、39……距離セ
ンサー、40……距離演算処理部、55……油圧
回路、58,59……流量制御弁、L……一定間
隔。
は高所作業車の設置図、第3図は本発明のブーム
端作業台の移動装置の構成図、第4図はゴンドラ
に装置された高度センサーおよび距離センサーの
実施例図、第5図は速度演算処理部の構成図、第
6図は距離演算処理部の構成図、第7図は異なる
ブーム端作業台の移動装置の構成図である。 6……ブーム、7……作業台(ゴンドラ)、1
2……起伏シリンダー、13……伸縮シリンダ
ー、14……作業面、15……油圧作動機器、1
6……基準位置、17……特定位置(地上)、2
0……コントロール手段、21……基準位置指令
部、22……移動指令部、27……移動操作部、
28……速度指令部、31……移動速度保持手
段、32……高度センサー、33……速度演算処
理部、38……定間隔保持手段、39……距離セ
ンサー、40……距離演算処理部、55……油圧
回路、58,59……流量制御弁、L……一定間
隔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ブームの先端に装着された作業台を変位させ
る旋回モータ、起伏シリンダーおよび伸縮シリン
ダー等の油圧作動機器を備え、上記起伏シリンダ
ーと伸縮シリンダーとの伸長量を相互に調整しな
がら、作業台を作業面に対して一定の距離に保持
しながら、上下方向へ移動させることができるよ
うになつている高所作業車において、 上記作業面上の予め定められた基準位置から、
作業台を自動的に移動させるための制御動作する
コントロール手段が設けられ、 そのコントロール手段には、作業台を基準位置
に配置するための指令を行う基準位置指令部と、
その基準位置から作業台を自動的に如何なる方向
へ移動させるかの指令をする移動操作部およびそ
の移動速度の指令をする速度指令部を備えた移動
指令部とを有し、 前記作業台と特定位置との距離を検出する高度
センサーと、予め定められた微小時間の前後にそ
の高度センサーによつて計測された作業台の高度
の差に基づき演算した作業台の速度信号および前
記速度指令部で指令された目標移動速度信号を受
けて、起伏シリンダーもしくは伸縮シリンダーへ
の給排油量を決定する速度演算処理部とを備えた
移動速度保持手段と、 前記作業台と作業面との間隔を検出する距離セ
ンサーと、この距離センサーで検出された距離と
予め定められた目標距離とを対比して、伸縮シリ
ンダーもしくは起伏シリンダーへの給排油量を決
定する距離演算処理部とを備えた定間隔保持手段
と、 前記起伏シリンダーおよび伸縮シリンダーの各
回路に、前記移動操作部からの指令を受けて給排
方向が切り換わると共に移動速度保持手段からの
制御信号を受けて、作動油の給排量を調整する流
量制御弁と、前記定間隔保持手段からの制御信号
を受けて、作動油の給排方向と給排量とを調整す
る流量制御弁とのいずれかが、それぞれ介在され
た油圧回路と、 を具備し、前記起伏シリンダーもしくは伸縮シリ
ンダーを制御された速度で作動させると共に、伸
縮シリンダーもしくは起伏シリンダーの作動速度
を自動的に調整することにより、作業台を作業面
に対して一定間隔に保持しつゝ、垂直面内で上方
もしくは下方へ、指令された一定速度で移動させ
ることができるようにしたことを特徴とする高所
作業車におけるブーム端作業台の移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211782A JPS58202298A (ja) | 1982-05-15 | 1982-05-15 | 高所作業車におけるブ−ム端作業台の移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211782A JPS58202298A (ja) | 1982-05-15 | 1982-05-15 | 高所作業車におけるブ−ム端作業台の移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58202298A JPS58202298A (ja) | 1983-11-25 |
JPH0138758B2 true JPH0138758B2 (ja) | 1989-08-16 |
Family
ID=13765464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8211782A Granted JPS58202298A (ja) | 1982-05-15 | 1982-05-15 | 高所作業車におけるブ−ム端作業台の移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58202298A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0612870Y2 (ja) * | 1987-08-28 | 1994-04-06 | 大成建設株式会社 | 建物外壁面の自動作業装置 |
JP2503535B2 (ja) * | 1987-10-19 | 1996-06-05 | 石川島播磨重工業株式会社 | 自動除錆機 |
US5263829A (en) * | 1992-08-28 | 1993-11-23 | Tuthill Corporation | Magnetic drive mechanism for a pump having a flushing and cooling arrangement |
JP5785703B2 (ja) * | 2010-09-08 | 2015-09-30 | 株式会社タダノ | 高所作業車 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5239295A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-26 | Yunitsuku:Kk | Automatic cage profiling apparatus |
-
1982
- 1982-05-15 JP JP8211782A patent/JPS58202298A/ja active Granted
Patent Citations (1)
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---|---|---|---|---|
JPS5239295A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-26 | Yunitsuku:Kk | Automatic cage profiling apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58202298A (ja) | 1983-11-25 |
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