JPH01193563A

JPH01193563A - 空気調和機

Info

Publication number: JPH01193563A
Application number: JP63018912A
Authority: JP
Inventors: Yukifumi Goto; 後藤　行史
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-01-29
Filing date: 1988-01-29
Publication date: 1989-08-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）この発明は、室外ユニットおよび複数の室内ユニットか
らなるマルチタイプの空気調和機に関する。

（従来の技術）一般に、この種のマルチタイプの空気調和機としては、
各室内ユニットの要求能力の総和を求め、その総和に応
じて室外ユニットにおける能力可変圧縮機の運転周波数
を制御するものがある。

ただし、最近の空気調和機は各ユニットの容量（熱交換
器の大きさ、馬力等）を設置場所などに応じて選定でき
るようになっており、このため単に要求能力を求めるだ
けでは最適な能力制御が困難である。

そこで、各室内ユニットの要求能力を室外ユニットの容
量との関連においてそれぞれ修正し、その修正要求能力
の総和に応じて圧縮機の運転周波数を制御するものがあ
る。−例を第５図に示す。

第５図において、Ａは室外ユニットで、その室外ユニッ
トＡに分岐ユニットＢを介して複数の室内ユニットＣ，
Ｄ、Ｅを接続している。

室内ユニットＣは要求能力として周波数設定信号Ｆｌを
発する。室内ユニットＢは要求能力として周波数設定信
号ｆ２を発する。ゼ内ユニットＣは要求能力として周波
数設定信号ｆ３を発する。

分岐ユニットＢは、室内ユニットＣの容量を設定するた
めの容量設定スイッチＳ１、室内二二ツトＤの容量を設
定するための容量設定スイッチＳ２、室内ユニットＥの
容量を設定するための容量設定スイッチＳ３、室外ユニ
ットＡの容量を設定するための容量設定スイッチＳｏを
有している。

これら容量設定スイッチは、各ユニットの据付けに際し
、作業員や使用者が手操作するようになっている。

すなわち、分岐ユニットＢは、容量設定スイッチの設定
ポジションから各ユニットの容量を察知し、各室内ユニ
ットの要求能力をそれぞれの容量と室外ユニッ）Ａとの
比から修正し、その修正要求能力の総和に対応する周波
数設定信号ｆｏを室外ユニットＡへ発するようになって
いる。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、容量設定スイッチの操作を間違えたり、
あるいは操作を忘れることがあり、そうなると最適な能
力制御は困難となり、能力不足や能力過剰を招いてしま
う。

この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その主として目的とするところは、各ユニットの容量に
合致した最適な能力制御を確実に行なうことができる快
適性および信頼性にすぐれた空気調和機を提供すること
にある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）能力可変圧縮機を有する室外ユニットと、複数の室内ユ
ニットと、これらユニットに設けられそれぞれの容量を
表わす容量信号を発する手段と、これら容量信号を受け
て前記各室内ユニットの要求能力を修正する手段と、こ
の修正要求能力の総和に応じて前記圧縮機の運転周波数
を制御する手段とからなる。

（作用）各室内ユニットの要求能力をそれぞれの容量および室外
ユニットの容量を考慮して修正し、その修正要求能力の
総和に応じて圧縮機の運、転層波数を制御する。

（実施例）以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。なお、図面において第５図と同一部分には同一符
号を付し、その説明は省略する。

第２図に示すように、室外ユニットＡは能力可変圧縮機
１を備えている。

そして、圧縮機１、四方弁２、室外熱交換器３、暖房用
膨張弁４と冷房サイクル形成用逆止弁５の並列体、リキ
ッドタンク６、電動式流量調整弁１１．２１，３１、冷
房用膨張弁１２，２２゜３２と暖房サイクル形成用逆止
弁１Ｂ、２３゜３３の並列体、室内熱交換器１４，２４
．３４、ガス側開閉弁（電磁開閉弁）１５，２５．３５
、アキュームレータ７などを順次連通し、ヒートポンプ
式冷凍サイクルを構成している。

冷房用膨張弁１２．２２．３２はそれぞれ感温筒１２ａ
、２２ａ、３２ａを有しており、これら感温筒を室内熱
交換器１４，２４．３４のガス側冷媒配管にそれぞれ取
付けている。

すなわち、室内熱交換器１４，２４．３４を並列構成と
するとともに、冷房運転時は図示実線矢印の方向に冷媒
を流して冷房サイクルを形成し、暖房運転時は四方弁２
の切換作動により図示破線矢印の方向に冷媒を流して暖
房サイクルを形成するようにしている。

制御回路を第１図に示す。

室外ユニットＡは、室外制御部５０を備えている。この
室外制御部５０は、マイクロコンピュータおよびその周
辺回路などからなり、室外ユニットＡの容量を表わす容
量信号Ｎｏを分岐ユニットＢのマルチ制御部６０に向け
て発するとともに、外部にインバータ回路５１を接続し
ている。

インバータ回路５１は、交流電源５２の電圧を整流し、
それを室外制御部５０の指令に応じたスイッチングによ
って所定周波数の交流電圧に変換し、圧縮機モータＩＭ
に駆動電力として供給するものである。

室内ユニットＣ，Ｄ、Ｅは、室内制御部７０゜８０．９
０を備えている。

これら室内制御部は、マイクロコンピュータおよびその
周辺回路からなり、外部に運転操作部７１．８１．９１
および室内温度センサ７２．８２゜９２をそれぞれ接続
している。

また、各室内制御部はそれぞれのユニットの容量を表わ
す容量信号Ｎｌ　、Ｎ２　＊　Ｎ３を分岐ユニットＢの
マルチ制御部６０に向けて発するとともに、周波数設定
信号ｆ０．ｆ２．ｆ３を要求能力としてマルチ制御部６
０に向けて発するようになっている。

分岐ユニットＢは、マルチ制御部６０を備えている。こ
のマルチ制御部６０は、マイクロコンピュータおよびそ
の周辺回路からなり、外部に流量調整弁１１，２１．３
１および開閉弁１５．２５゜３５を接続している。

また、マルチ制御部６０は、容量信号を受けて各ユニッ
トの容量を察知し、察知した容量に応じて各室内制御部
の要求能力を修正し、その修正要求能力の総和に対応す
る周波数設定信号ｆ。を室外制御部５０に向けて発する
ようになっている。

つぎに、上記のような構成において動作を説明する。

いま、全ての室内ユニットで冷房運転を行なっているも
のとする。

このとき、室内ユニットＣの室内制御部７０は、室内温
度センサ７２の検知温度と運転操作部７１で定められた
設定温度との差を演算し、その温度差に対応する周波数
設定信号ｆ１を要求冷房能力としてマルチ制御部６０に
転送する。

同じく、室内ユニットＤ、Ｈの室内制御部８０゜９０も
、周波数設定信号ｆ２．ｆ３を要求冷房能力としてマル
チ制御部６０に転送する。

この場合、第３図に示すように、温度差が＋　１．ｏｄ
ｃｇ　〜＋　１．５ｄｅｇの範囲内（Ｄ領域）にあれば
、運転周波数５５Ｈｚに対応する周波数設定信号ｆ１を
発する。温度差がＯｄｅｇ〜−０，５ｄｅｇの範囲内（
Ｇ領域）にあれば、運転周波数３０七に対応する周波数
設定信号ｆ１を発する。

なお、暖房運転時には、第４図の運転周波数設定条件に
したがって周波数設定信号ｆ１．ｆ２゜Ｆ３が発せられ
、それが要求暖房能力としてマルチ制御部６０に転送さ
れる。

マルチ制御部６０は、周波数設定信号ｆ１の内容を下式
のように室内ユニットＣの容ｆｆ１Ｐｔ（容量信号Ｎ１
に基づく）と室外ユニツチＡの容量Ｐｏ　　（容量信号
Ｎｏに基づく）との比から修正し、修正要求冷房能力Ｆ
１を得る。そして、修正要求冷房能力Ｆ１に応じて流量
調整弁１１およびガス側開閉弁１５を制御する。

Ｆ、−ｆ、ＩＰ、／Ｐ。

この場合、修正要求能力Ｆ１が（Ｈ１ｚ以外であればそ
れに対応する開度まで流量調整弁１１を開き、かつガス
側開閉弁１５は開放する。ただし、要求冷房能力Ｆｌが
〇七である場合には、流量調整弁１１を全閉し、かつガ
ス側開閉弁１５を閉成する。

また、マルチ制御部６０は、周波数設定信号ｆ２．ｆ３
についても下式のように室内ユニットＤ、Ｈの容ｆｆ１
ｐ２．ｐ３　（容量信号Ｎ　２　＋　Ｎ３に基づく）と
室外ユニットＡの容量　Ｐ　ｏとのそれぞれの比から修
正し、修正要求冷房能力Ｆ２．Ｆ３を得る。そして、修
正要求冷房能力Ｆ２．Ｆ３に応じて流量調整弁２１．３
１およびガス側開閉弁、２５．３５を制御する。

Ｆ２　＝ｆ２　・Ｐ２／Ｐ。

Ｆ３　　＝　Ｆ３　　”　　ｐ３　／ｐ。

しかして、マルチ制御部６０は、各室内ユニットの修正
要求冷房能力の総和Ｆｏを求める。そして、求めた総和
Ｆ　ｏ’に対応する周波数設定信号ｆｏを室外制御部５
０に転送する。

Ｆ、−”Ｆ１＋Ｆ２　＋Ｆ３室外制御部５０は、転送されて（る周波数設定信号ｆｏ
に基づいて圧縮機１の運転周波数（インバータ回路５１
の出力周波数）を制御する。

このように、室内ユニットＣ，Ｄ、Ｅの空調負荷に基づ
く要求能力をそれぞれの容量と室外ユニットＡの容量と
を考慮して修正し、その修正要求能力の総和に応じて圧
縮機１の運転周波数を制御するようにしたので、室内ユ
ニットＣ，Ｄ、Ｅが設置されている部屋の空調負荷に対
応する最適な能力を得ることができる。

特に、各ユニットが自ら自動的に容量を設定するため、
従来のような容量間違いや設定忘れが全くなく、常に最
適な能力制御を確実に行なうことができる。よって、快
適性および信頼性の向上となる。

また、作業員や使用者にとっては、容量設定操作が不要
となるため便利である。

なお、上記実施例では、室内ユニットが３台の場合につ
いて説明したが、それ以上あるいは２台の場合について
も同様に実施可能である。その他、この発明は上記実施
例に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種
々変形実施可能である。

［発明の効果］以上述べたようにこの発明によれば、能力可変圧縮機を
有する室外ユニットと、複数の室内ユニットと、これら
ユニットに設けられそれぞれの容量を表わす容量信号を
発する手段と、これら容量信号を受けて前記各室内ユニ
ットの要求能力を修正する手段と、この修正要求能力の
総和に応じて前記圧縮機の運転周波数を制御する手段と
を設けたので、各ユニットの容量を合致した最適な能力
制御を確実に行なうことができる快適性および信頼性に
すぐれた空気調和機を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例における制御回路の構成を
示す図、第２図は同実施例における冷凍サイクルの構成
を示す図、第３図および第４図はそれぞれ同実施例にお
ける運転周波数設定条件を示す図、第５図は従来の空気
調和機の構成を概略的に示す図である。Ａ・・・室外ユニット、Ｂ・・・分岐ユニット、Ｃ，Ｄ
。Ｅ・・・室内ユニット、１・・・能力可変圧縮機、５０
・・・室外制御部、６０・・・マルチ制御部、７０，８
０゜９０・・・室内制御部。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims

【特許請求の範囲】

能力可変圧縮機を有する室外ユニットと、複数の室内ユ
ニットと、これらユニットに設けられそれぞれの容量を
表わす容量信号を発する手段と、これら容量信号を受け
て前記各室内ユニットの要求能力を修正する手段と、こ
の修正要求能力の総和に応じて前記圧縮機の運転周波数
を制御する手段とを具備したことを特徴とする空気調和
機。