Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH0119058B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0119058B2
JPH0119058B2 JP56111536A JP11153681A JPH0119058B2 JP H0119058 B2 JPH0119058 B2 JP H0119058B2 JP 56111536 A JP56111536 A JP 56111536A JP 11153681 A JP11153681 A JP 11153681A JP H0119058 B2 JPH0119058 B2 JP H0119058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
injector
switching element
time
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56111536A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5813133A (ja
Inventor
Yasunori Mori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11153681A priority Critical patent/JPS5813133A/ja
Publication of JPS5813133A publication Critical patent/JPS5813133A/ja
Publication of JPH0119058B2 publication Critical patent/JPH0119058B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/20Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、燃料噴射方式の内燃機関などにおけ
るインジエクタ(燃料噴射弁)の駆動回路に関す
る。 自動車用ガソリンエンジンの混合気供給手段と
しては、従来から主として気化器が採用されてい
たが、近年、これと平行してインジエクタによる
吸気管燃料噴射方式の混合気供給手段がかなり使
用されるようになつてきた。 これは、気化器による燃料の供給動作が吸気負
圧によるいわば受動的な動作であるのに対して、
インジエクタによる方式では燃料噴射ポンプによ
る能動的な燃料供給動作なので、空燃比(A/
F)の制御などが定量的に把握し室く、きめ細か
な制御を行なうことができ、排ガス規制などにも
柔軟に対応し易いからである。 また、これとは別に、ガソリンエンジンなどの
制御にマイコン(マイクロコンピユータ)などを
用い、エンジンの運転状態に応じて各種の電気的
アクチユエータによりエンジンの制御を自動的に
行なうようにした電子的エンジン制御装置が実用
化され、燃焼噴射方式のエンジンにも広く採用さ
れるようになつてきている。 そこで、このようなシステムにおいては、電気
的に操作可能なインジエクタが必要になり、その
ため、従来からインジエクタの弁の開閉動作をソ
レノイドとスプリングによつて行なうようにした
電磁弁形のインジエクタが主として使用されてい
た。 そして、従来は、この形式のインジエクタの駆
動方法として、燃料噴射のタイミングに合わせて
インジエクタのソレノイドに矩形波状の駆動信号
を印加して燃料噴射を開始させ、その噴射量の制
御は矩形波状駆動信号の継続時間(パルス幅)を
変化させて行なうようになつていた。 しかしながら、この従来の駆動方法において
は、インジエクタの開弁動作の立ち上りを短くし
て制御の応答性を充分良好に保つため、矩形波状
駆動信号の電圧をかなり高くする必要があり、そ
のため、インジエクタのソレノイドに消費される
電力が多くなつて温度上昇が著しくなつたり、省
エネルギー面で問題を生じるという欠点があつ
た。 そこで、この欠点を除くため、インジエクタの
ソレノイドに印加すべき駆動信号を、噴射開始タ
イミングから所定の期間までは比較的大きな電圧
を保ち、その後、噴射終了タイミングまでは比較
的小さな電圧を保つような波形の信号とする方法
が提案された。つまり、この方法は、電磁弁形の
インジエクタにおいては弁が閉じている状態から
開いた状態にまで駆動するのに必要な電流(これ
を開弁動作電流という)に比して弁が一旦開いた
あとでそれを開弁状態に保つのに必要な電流(こ
れを開弁保持電流という)の方がかなり少くて済
むという特性があるのを利用したものであり、こ
れによりソレノイドの消費電力を大幅に減少させ
ることが可能になる。 そして、この方法を実施するため、従来は、例
えばCRの時定数回路によるタイミング回路を用
い、噴射タイミングでインジエクタのソレノイド
に駆動信号を印加したあと、所定のタイミングに
達したらこの駆動信号を所定の周期でオン・オフ
させ、ソレノイドに流れる電流の平均値を低下さ
せることにより開弁動作電流より小さな開弁保持
電流がソレノイドに供給されるようにした駆動回
路が使用されていた。 しかしながら、この従来の駆動回路において
は、インジエクタのソレノイドに実際に流れてい
る電流とは無関係に駆動信号の制御が行なわれる
ため、電源電圧が変化したり、温度変化によりソ
レノイドの抵抗値が変化したりしたときにはソレ
ノイドの開弁動作電流や開弁保持電流が変化して
正しい制御状態を保つことが困難であるという欠
点がある。 本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除
き、インジエクタのソレノイドに対する開弁動作
電流と開弁保持電流が常に正確な値に制御される
ようにしたインジエクタ駆動回路を提供するにあ
る。 この目的を達成するため、本発明は、インジエ
クタのソレノイドと直列に接続した抵抗により、
ソレノイドに流れる電流の大きさを電圧として検
出し、この検出した電圧に基いてソレノイドに対
する電源電圧の供給回路をオン・オフさせると共
にソレノイドに対する短絡回路のオン・オフを行
なうことによりインジエクタソレノイドの開弁動
作電流と開弁保持電流の制御を行なうようにした
点を特徴とする。 以下、本発明によるインジエクタ駆動回路の実
施例を図面について説明する。 第1図は本発明の一実施例を示す回路図で、1
はインジエクタのソレノイドコイル、2はコイル
1に供給される電流をオン・オフする制御用トラ
ンジスタ、3は第1の一方向短絡回路をオン・オ
フするSCR(シリコン制御整流素子)、4は第2
の一方向短絡回路をオン・オフするトランジス
タ、5〜8は動作制御用のトランジスタ、9,1
0はセツト・リセツト型フリツプフロツプ(FF
という)、11〜14はコンパレータ、15は負
論理入力のオアゲート、16,17はナンドゲー
ト、18,19はダイオード、20,21はツエ
ナーダイオード、22〜24はコンデンサ、25
〜44は抵抗、45,46は調整用可変抵抗器で
ある。 インジエクタのソレノイドコイル1には制御用
トランジスタ2がオンしたときに電源+Bから電
流Iが流れ、インジエクタが開弁されて燃料の噴
射が行なわれる。 ソレノイドコイル1には直列に電流検出用の抵
抗25が接続され、コイル1に流れる電流Iに比
例した電圧Vを発生する。 SCR3は抵抗26、ダイオード19,18と
共にソレノイド1と抵抗25の直列回路に対する
一方向短絡回路を形成し、制御用トランジスタ2
がオフしたときにソレノイドコイル1に発生する
逆起電力による電流Iを流す働きをする。 すなわち、この一方向短絡回路は、インジエク
タのソレノイドコイル1に対して、抵抗25、
SCR3、抵抗26、それに2個のダイオード1
9,18を通る循環経路で形成され、SCR3を
導通制御することによりソレノイドコイル1に発
生する逆起電力による電流を通流させ、このイン
ダクタンス分に蓄えられているエネルギーを抵抗
26により吸収放散させ、主としてソレノイドコ
イル1のインダクタンス分と抵抗26の抵抗値に
よつて決定される時定数で、この電流を減衰させ
る働きをする。なお、このような逆起電力吸収回
路は、通例、ダイオードだけで構成され、このよ
うなときにはフリーホイールダイオード回路と呼
ばれている。また、ここでは、上記制御用トラン
ジスタを第1のスイツチング素子と呼び、この
SCR3は第2スイツチング素子、そしてトラン
ジスタ4は第3のスイツチング素子と呼ぶ。 同様に、トランジスタ4はダイオード18と共
に第2の短絡回路を形成し、ソレノイドコイル1
の逆起電力に対する電流Iの通路となる。 すなわち、この第2の短絡回路は、上記した第
1の一方向短絡回路内に含まれている、第2のス
イツチング素子であるSCR3と抵抗26、それ
にダイオード19からなる直列回路に対して並列
に接続され、トランジスタ4を導通制御すること
によりこれらを短絡し、ソレノイドコイル1の逆
起電力による電流の流通路をダイオード18だけ
からなる短絡回路に変形させ、上記した第1の一
方向電流短絡回路による時定数よりも永い時定数
で、このソレノイドコイル1の逆起電力による電
流を減衰させる働きをするものである。 コンパレータ10〜14は、それぞれの一方の
入力に比較入力として電流検出用抵抗25の電圧
降下Vが供給され、電圧Vがそれぞれ所定値、例
えば1〔V〕、0.19〔V〕、0.17〔V〕、0.15〔V〕に

つたとき、出力0、1、2、3をそれぞれ発生す
る。そして、これらの所定の電圧はツエナーダイ
オード20と抵抗40によつて電源+Bから安定
化されて作られた電圧Vrを抵抗39と可変抵抗
器45、それに抵抗43,44と可変抵抗器46
により分割して取出すようにしてある。 なお、Tiは、インジエクタの噴射タイミング
を与える入力信号で、図示しない電子式エンジン
制御装置などから供給されるようになつている。 次に、この実施例の動作を第2図のタイミング
チヤートにより説明する。 いま、時刻t1以前の状態にあり、ソレノイドコ
イル1に電流Iが流れていないとすれば、検出用
抵抗25の電圧降下Vは0〔V〕であるから、コ
ンパレータ11〜13の出力0、1、2は〔1〕、
コンパレータ14の出力3は
〔0〕となつてい
る。なお、これは、コンパレータ11〜13は反
転入力側に比較すべき電圧Vが印加されているの
に対して、コンパレータ14は非反転入力側に電
圧Vが印加されているからである。 この結果、FF9はリセツト状態、FF10はセ
ツト状態にあるから、それらの出力Aは第2図に
示すように
〔0〕、出力Bは〔1〕となつている。 次に時刻t1において入力信号Tiが供給されると
FF9がセツトされ、出力とが共に
〔0〕に
なるからオアゲート15の出力が〔1〕になり、
この結果、ナンドゲートの出力(+)・は
〔0〕になる。 このナンドゲート16の出力は抵抗28を介し
てトランジスタ6のベースに供給されているか
ら、この時刻t1でトランジスタ6はオフし、それ
によりトランジスタ5はオンするから、制御用ト
ランジスタ2をオンしてソレノイド1に電源+B
から電流Iを供給し始める。つまり、信号(A+
B)・Tiが〔1〕のときトランジスタ2がオンし
て電源+Bからソレノイドコイル1に電流Iが供
給される。 この結果、ソレノイドコイル1の電流Iは時刻
t1以降、このコイル1を含む回路のインダクタン
スと抵抗値とで決まるLR時定数に従つて増加し
てゆき、開弁動作が行なわれて燃料が噴射され始
める。 そして、このとき、電流検出用の抵抗25を
0、1〔Ω〕の抵抗値のものとしてあつたとすれ
ば、ソレノイドコイル1に流れる電流Iが10〔A〕
に達した時刻t2において、電圧Vが1〔V〕にな
る。この結果、その非反転入力に1〔V〕の基準
が印加されているコンパレータ11の出力0が、
それまでの〔1〕から
〔0〕に反転し、FF9が
リセツトされる。 一方、それまでの時刻t1からt2の間での電流I
の増加により検出用抵抗25の電圧Vは0Vから
0.15〔V〕、0.17〔V〕、それに0.19〔V〕をそれぞれ
超えてきている。このため、第2図から明らかな
ように、時刻t2においてはコンパレータ12と1
3の出力1と2はそれぞれ
〔0〕に、そしてコン
パレータ14の出力3は〔1〕になつている。 この結果、時刻t2でFF9がリセツトされて出
力が〔1〕に変つたとき、FF10はすでにリ
セツトされていてその出力が〔1〕になつてい
るから、ナンドゲート16の出力(+)・
が〔1〕になり、トランジスタ6がオンするので
そのコレクタの出力(A+B)・Tiがそれまでの
〔1〕から
〔0〕に変る。 そこで、第2図から明らかなように時刻t2で制
御用トランジスタ2はオフし、電源+Bからソレ
ノイドコイル1に供給されていた電流が遮断され
てしまう。 これと同時に、時刻t2でコンパレータ11の出
力0が〔1〕から
〔0〕に反転したことによりト
ランジスタ8がオンし、抵抗34,35を介して
SCR3にトリガ信号が与えられ、これにより
SCR3がターンオンしてソレノイドコイル1に
発生した逆起電力による電流Iに対する第1の短
絡回路を形成する。 なお、このとき抵抗35とコンデンサ23は
SCR3のターンオン動作を確実に行なわせる働
きをする。 この結果、時刻t2で制御用トランジスタ2がオ
フしてソレノイドコイル1が電源+Bから切離さ
れた後は、このコイル1に発生した逆起電力によ
る電流Iが抵抗25、SCR3、抵抗26、ダイ
オード19,18を通つて流れ始めるが、この通
路には抵抗26が挿入されているため、全体とし
てのLR時定数が小さくなり、時刻t2以降で電流
Iは比較的急速に減少してゆき、時刻t3で電圧V
が早くも0.19〔V〕にまで降下するので、ここで
コンパレータ12の出力1が
〔0〕から〔1〕に
なり、ナンドゲート17の出力1×は
〔0〕
になる。 これによりトランジスタ7はオンし、抵抗32
を介してトランジスタ4にベース電流を供給する
ので、このトランジスタ4もオンする。なお、こ
のとき、コンデンサ24によりトランジスタ7の
オン動作にわずかの遅れを与え、誤動作が生じな
いようにする。 この結果、第2の短絡回路が形成され、ソレノ
イドコイル1の逆起電力による電流Iは抵抗25
からトランジスタ4を通り、ダイオード18を通
つて流れるようになる。そして、この第2の短絡
回路には第1の短絡回路におけるような抵抗26
が挿入されていないから、第2の短絡回路全体に
存在する抵抗分は残留抵抗分だけとなり、ソレノ
イドコイル1のインダクタンスが効くようになつ
て比較的大きなLR時定数をもつようになる。 そこで、時刻t3以降の電流Iの減少速度は遅く
なり、時刻t4でやつと電圧が0.17〔V〕にまで降
下し、この時点でコンパレータ13の出力2が
〔1〕になり、その後、時刻t5で電圧Vが0.15
〔V〕にまで低下し、ここでコンパレータ14の
出力3が
〔0〕になる。 時刻t5でコンパレータ14の出力3が
〔0〕に
変つたことによりFF10がセツトされるので、
ナンドゲート16の出力(+)・は
〔0〕
になり、トランジスタ6がオフして出力(A+
B)・Tiが〔1〕になるので、時刻t2以降オフし
ていた制御用トランジスタ2が再びオンし、電源
+Bからソレノイドコイル1に電流Iを供給し始
める。そこで第1と第2の短絡回路はダイオード
18,19が逆バイアスされて分離され、この時
点から電流Iは再び増加してゆく。なお、第1の
短絡回路は時刻t3でトランジスタ4がオンした時
点においてSCR3の導通電流が減少してターン
オフしてしまうため、実際には既に切離されてい
る。 こうして時刻t5以降、ソレノイド1の電流Iは
再び上昇してゆき、時刻t6で電圧Vが0.17〔V〕
に達するとコンパレータ13の出力2が
〔0〕に
なるのでFF10がリセツトされ、ナンドゲート
16の出力が〔1〕になつてトランジスタ6がオ
ンし、トランジスタ5,2はオフになるから、ソ
レノイドコイル1は再び電源+Bから切離され、
その逆起電力による電流Iはトランジスタ4から
なる第2の短絡回路を流れながら時刻t6以降で減
少してゆく。 ついで、時刻t7に至り、電圧Vが0.15〔V〕に
まで降下すると、コンパレータ14の出力3が
〔0〕に変るため、この時点t7でFF10はセツト
され、制御用トランジスタ2がオンして再び電源
+Bからソレノイド1に電流Iを供給し始める。 従つて、時刻t5以降においては、ソレノイドコ
イル1の電流Iにより検出用抵抗25に発生する
電圧降下Vが0.15〔V〕、つまり電流Iが1.5〔A〕
にまで減少するとコンパレータ14の出力3によ
つてFF10がセツトされ、制御用トランジスタ
2がオンし、これにより電流Iは電源+Bから供
給されて増加してゆき、電圧Vが0.17〔V〕、つま
り電流Iが1.7〔A〕になるとコンパレータ13の
出力2によつてFF10がリセツトされ、制御用
トランジスタ2はオフし、ソレノイドコイル1の
逆起電力による電流Iはオン状態に保たれている
トランジスタ4からなる第2の短絡回路に流れて
減少してゆくようにされ、これらの状態を第2図
に示すように交互に繰り返すことになり、この状
態を入力信号Tiが
〔0〕になるまで継続するこ
とになる。 そして、時刻t8で示すように、入力信号Tiが無
くなると、制御用トランジスタ2とトランジスタ
4は共にオフになるから、この時点でソレノイド
コイル1に対する電流Iの通路は全て遮断され、
電流Iはほとんど瞬時のうちに0になつてしま
う。なお、このときソレノイドコイル1に発生す
る逆起電力による制御用トランジスタ2の破壊を
防止するため、ツエナーダイオード21が設けら
れている。 従つて、この実施例によれば、時刻t1で入力信
号Tiが供給されてからインジエクタのソレノイ
ドコイル1に流れる電流Iが所定値、つまりこの
場合は10〔A〕に達する時刻t2までは制御用トラ
ンジスタ2をオンに保つて電源+Bからそのまま
ソレノイドコイル1に電流Iを供給し、時刻t2
降はトランジスタ2をオフして第1と第2の短絡
回路によりソレノイド1の逆起電力による電流I
の所定値、この場合は1.5〔A〕までの減少動作
と、制御用トランジスタ2のオンによるソレノイ
ドコイル1の電流Iの所定値、この場合は1.7
〔A〕までの増加動作とを交互に行なわせ、ソレ
ノイドコイル1に流れる電流Iの平均値を比較的
小さな値に保つようにする。 そこで、いま、インジエクタの開弁動作電流を
コンパレータ12の出力1が
〔0〕になる電流、
つまり1.9〔A〕より大きく、コンパレータ11の
出力0が
〔0〕になる電流、つまり10〔A〕より
小さな適当な電流、例えば5〔A〕になるように
定めておけば、入力信号Tiが供給された時点t1
ら立ち上つてゆくソレノイドコイル1の電流Iの
立ち上り速度を充分に早くすることができ、入力
信号Tiが供給されてからインジエクタが開弁し
て燃料の噴射が行なわれるまでの動作遅れ時間を
充分に少なくすることができる。 また、インジエクタの開弁保持電流をコンパレ
ータ14の出力3
〔0〕になる電流、つまり1.5
〔A〕の電流とコンパレータ13の出力2が
〔0〕
になる電流、つまり1.7〔A〕の電流との平均値に
ほぼ等しくなるようにしておけば、インジエクタ
が一旦開弁状態に動作したあとは入力信号Tiが
無くなつてインジエクタが閉じられる時点t8また
は5〔A〕の開弁動作電流よりかなり少ない開弁
保持電流を電流制御用の抵抗などによることなく
インジエクタのソレノイドコイル1に供給し、こ
のコイルによる電力消費を減少させて省エネルギ
ーや温度上昇の減少などを得ることができる。 その上、この実施例においては、ソレノイドコ
イル1の電流Iを減少させるときに使用する短絡
回路をSCR3と抵抗26による第1の短絡回路
とトランジスタ4による第2の短絡回路の2種で
構成し、ソレノイドコイル1の電流Iが10〔A〕
の最大値に達した時点t2に続く時点t3までの部分
だけ第1の短絡回路による小さなLR時定数での
比較的急速な電流Iの立ち下り動作を与えるよう
にしているから、ソレノイドコイル1の電流Iが
最大値から開弁保持電流にまで低下するまでの時
間を充分に短かくすることができ、インジエクタ
による燃料噴射時間を短く制御するために入力信
号Tiのパルス幅をかなり狭くした場合でも、開
弁動作電流以上の電流Iが流れている状態でソレ
ノイドコイル1の電流Iを遮断してしまう虞れを
生じることなく、これよりはるかに少ない電流I
となつている開弁保持電流状態で電流Iを常に遮
断させることが可能になり、インジエクタの開弁
時間が対する制御範囲を広く得ることができる。 なお、この実施例においては、インジエクタ制
御用のトランジスタ2としてPNP型トランジス
タを使用しているから、電流検出用抵抗25の一
端を直接アースに接続することができ、そのた
め、電圧Vを取り出してコンパレータ11〜14
の入力に印加するための回路を簡単な構成にする
ことができる。 ここで、本発明の作用効果についてまとめてみ
ると、以下の通りになる。 すなわち、本発明によれば、電磁弁形インジエ
クタの開弁制御を、開弁動作開始時から所定時間
後までの連続的な電圧印加制御と、それに続く周
期的な電圧のオン・オフ制御で行ない、インジエ
クタの駆動コイルに発生する逆起電力を、ダイオ
ードと抵抗を含む第1の一方向電流循環回路で吸
収することにより上記オン・オフ制御時でのオフ
期間の短縮を得るようにしたインジエクタ駆動回
路において、開弁動作電流と開弁保持電流の制
御、および逆起電力の制御がいずれも電流検出結
果に基づいて行われるため、これらの制御が全て
電源電圧の変動などの影響を受けることなく、常
に正確に得られることになり、この結果、本発明
によれば、 インジエクタ制御用のスイツチング素子とし
てPNPトランジスタを使用しているので、そ
の駆動コイル電圧検出用抵抗の一端が直接アー
ス(回路の共通電位点)に接続でき、このため
電流制御用の演算回路を簡単な構成のものとす
ることができる。 インジエクタの駆動コイル電流検出用抵抗が
第1と第2の一方向短絡回路による電流循環回
路内に含まれているため、インジエクタ動作
時、常時その電流検出が可能になり、駆動コイ
ルの温度や電源電圧の変動などの影響を受ける
ことなく、常に正確な制御が期待できる。 第1と第2の一方向短絡回路を設け、それら
を独立に制御するようになつているため、イン
ジエクタの開弁動作制御から開弁保持動作制御
への移行時点を任意に、しかも的確に制御する
ことができる。 インジエクタの駆動コイルの電流が、それぞ
れ第1から第4のレベルになつたことを独立に
検出して制御を行なうようになつているため、
電流制御値の設定が容易に、しかも正確に出来
る。 以上説明したように、本発明によれば、インジ
エクタのソレノイドコイルに流れる電流を直接検
出し、それに基づいてソレノイドコイルに流れる
開弁動作電流と開弁保持電流の制御を行なつてい
るから、電源電圧の変動や温度上昇によるソレノ
イドコイルの抵抗変化などに全く無関係に常に正
確な開弁動作電流と開弁保持電流の制御を行なう
ことができ、従来技術の欠点を除き、燃料噴射方
式の自動車用ガソリンエンジンなどにおけるイン
ジエクタの開弁制御を少ない消費電力のもとで正
確に行なうことができ、省エネルギー面や発熱の
面で優れた特性のインジエクタ駆動回路を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるインジエクタ駆動回路の
一実施例を示す回路図、第2図はその動作説明用
のタイミングチヤートである。 1……インジエクタのソレノイドコイル、2…
…インジエクタ制御用のトランジスタ、3……第
1の一方向短絡回路を形成するSCR、4……第
2の一方向短絡回路を形成するトランジスタ、2
5……電流検出用の抵抗、26……第1の一方向
短絡回路に含まれた時定数制限用抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電磁弁形インジエクタの開弁制御を、開弁動
    作開始時から所定時間後までの連続的な電圧印加
    制御と、それに続く周期的な電圧のオン・オフ制
    御で行ない、インジエクタの駆動コイルに発生す
    る逆起電力を、ダイオードと抵抗を含む第1の一
    方向電流循環回路を吸収することにより上記オ
    ン・オフ制御時でのオフ時間の短縮を得るように
    したインジエクタ駆動回路において、電源の出力
    端子と上記インジエクタの駆動コイルの一方の端
    子との間に接続したPNPトランジスタからなる
    第1のスイツチング素子と、この駆動コイルの他
    方の出力端子と回路の共通電位点間で上記第1の
    一方向電流循環回路内に含まれるように接続した
    電流検出用抵抗と、上記第1の一方向電流循環回
    路内の上記抵抗と直列に接続した第2のスイツチ
    ング素子と、この第1の一方向電流循環回路内に
    含まれている上記抵抗と上記第2のスイツチング
    素子との直列接続回路を短絡する第3のスイツチ
    ング素子と、インジエクタ開弁駆動信号が立上る
    第1の時点で上記第1のスイツチング素子をオン
    させた後、上記電流検出用抵抗による電流検出値
    が所定の第1のレベルに達した第2の時点で該第
    1のスイツチング素子がオフすると共に、上記第
    2のスイツチング素子を導通制御する第1の演算
    回路と、この第2のスイツチング素子が導通制御
    された後、上記電流検出値が上記第1のレベルよ
    りも低い第2のレベルにまで低下した第3の時点
    で上記第3のスイツチング素子を導通制御する第
    2の演算回路と、この第3のスイツチング素子が
    導通制御された後、上記電流検出値が上記第2の
    レベルよりも低い所定の第3のレベルにまで低下
    した第4の時点から上記インジエクタ開弁駆動信
    号が立下るまでの期間中、上記第3のスイツチン
    グ素子を導通制御する第3の演算回路と、上記第
    4の時点以降上記インジエクタ開弁駆動信号が立
    下るまでの期間中、上記電流検出値が上記第3の
    レベルよりも低い第4のレベルに低下する毎に上
    記第1のスイツチング素子をオンさせ、該電流検
    出値が上記第3のレベルに達する毎にこの第1の
    スイツチング素子をオフさせる第4の演算回路と
    を設け、インジエクタの開弁動作電流と開弁保持
    電流とが電流検出結果により制御されるように構
    成したことを特徴とするインジエクタ駆動回路。
JP11153681A 1981-07-18 1981-07-18 インジエクタ駆動回路 Granted JPS5813133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11153681A JPS5813133A (ja) 1981-07-18 1981-07-18 インジエクタ駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11153681A JPS5813133A (ja) 1981-07-18 1981-07-18 インジエクタ駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5813133A JPS5813133A (ja) 1983-01-25
JPH0119058B2 true JPH0119058B2 (ja) 1989-04-10

Family

ID=14563835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11153681A Granted JPS5813133A (ja) 1981-07-18 1981-07-18 インジエクタ駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5813133A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0733802B2 (ja) * 1983-03-25 1995-04-12 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のアイドル回転速度制御方法
DE3325044C2 (de) * 1983-07-12 1986-10-23 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Stromregler für einen elektromagnetischen Verbraucher in Verbindung mit Brennkraftmaschinen
JPH0432230U (ja) * 1990-07-13 1992-03-16
DE19750027A1 (de) * 1997-11-12 1999-05-20 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zur Ansteuerung eines elektromagnetischen Verbrauchers
JP5644818B2 (ja) 2012-08-01 2014-12-24 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614668A (en) * 1979-07-17 1981-02-12 Japan Electronic Control Syst Co Ltd Current controller for solenoid valve

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614668A (en) * 1979-07-17 1981-02-12 Japan Electronic Control Syst Co Ltd Current controller for solenoid valve

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5813133A (ja) 1983-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4631628A (en) Electronic fuel injector driver circuit
US3504657A (en) System for enriching the fuel mixture on cold starts in an electrically controlled injection system for an internal combustion engine
US4186691A (en) Delayed response disabling circuit for closed loop controlled internal combustion engines
ES347617A1 (es) Perfeccionamientos en instalaciones de inyeccion para moto-res de combustion interna.
US4178884A (en) Method and system to control the mixture air-to-fuel ratio
US4111162A (en) Method and system for controlling the mixture air-to-fuel ratio
US10876486B2 (en) Fuel injection control device
US4492204A (en) Metering device for an internal combustion engine
JPH0119058B2 (ja)
JPS602505B2 (ja) 電子制御式燃料噴射装置
US4941318A (en) Air-fuel ratio feedback control system having short-circuit detection for air-fuel ratio sensor
JPH10259777A (ja) 汎用エンジンの点火時期制御装置
US4387687A (en) Control apparatus for a fuel metering system in an internal combustion engine
JPS6327598B2 (ja)
JPS5812459B2 (ja) ナイネンキカンヨウデンシセイギヨネンリヨウフンシヤソウチ
JPS6314040Y2 (ja)
EP0816656B1 (en) An air/fuel ratio detection device and an air/fuel ratio control device
JPS5847128A (ja) 内燃機関の燃料供給量制御方法およびその装置
JPS5819845B2 (ja) 燃料噴射弁駆動装置
JPS6315553Y2 (ja)
SU449502A3 (ru) Система впрыска топлива в двигатель внутреннего сгорани
JPS623352B2 (ja)
JPH0137156Y2 (ja)
JPS6328228B2 (ja)
JPH09310652A (ja) インジェクタ駆動回路