JPH01197068A - 溶接アーク起動装置 - Google Patents
溶接アーク起動装置Info
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- JPH01197068A JPH01197068A JP2310688A JP2310688A JPH01197068A JP H01197068 A JPH01197068 A JP H01197068A JP 2310688 A JP2310688 A JP 2310688A JP 2310688 A JP2310688 A JP 2310688A JP H01197068 A JPH01197068 A JP H01197068A
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- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims description 13
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 8
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 2
- 101100435066 Caenorhabditis elegans apn-1 gene Proteins 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
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- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
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- Arc Welding Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、主としてCO2ガス等で構成されるシールド
ガスによって溶接部を遮断し、消耗電極ワイヤ(以下、
単に溶接ワイヤと称する)を溶接部に連続的に送給して
溶融溶接を行う溶接方法における溶接アーク起動装置に
関するものである。
ガスによって溶接部を遮断し、消耗電極ワイヤ(以下、
単に溶接ワイヤと称する)を溶接部に連続的に送給して
溶融溶接を行う溶接方法における溶接アーク起動装置に
関するものである。
従来の技術
消耗電極アーク溶接用電源としては、通常定電圧特性の
ものが用いられ、最近では出力制御にトランジスタなど
の制御素子を用いることが行なわれている。この様な出
力制御方式の電源に於ては、負荷状態を検出して、即ち
短絡かアーク発生時であるかを検出して、良好な溶接特
性が得られるように、波形制御による短絡特性、あるい
はアーク特性の調整を行い、溶接作業性の改善をはかっ
ている。この方式は、電源の過剰特性そのものを、波形
制御方式で制御して行くもので、盛んに用いられている
。特に短絡とアークがある一定周期でくりかえして発生
する定常溶接時においては、波形制御による効果も大き
く、どの様な制御波形が最適であるかといった点につい
ても大きく解明されていて、盛んに利用されている現実
にある。
ものが用いられ、最近では出力制御にトランジスタなど
の制御素子を用いることが行なわれている。この様な出
力制御方式の電源に於ては、負荷状態を検出して、即ち
短絡かアーク発生時であるかを検出して、良好な溶接特
性が得られるように、波形制御による短絡特性、あるい
はアーク特性の調整を行い、溶接作業性の改善をはかっ
ている。この方式は、電源の過剰特性そのものを、波形
制御方式で制御して行くもので、盛んに用いられている
。特に短絡とアークがある一定周期でくりかえして発生
する定常溶接時においては、波形制御による効果も大き
く、どの様な制御波形が最適であるかといった点につい
ても大きく解明されていて、盛んに利用されている現実
にある。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、一方、溶接アーク起動時においては、良
好な溶接アーク起動特性を得るための基本特性が解明さ
れておらず、溶接アーク起動時においては何ら波形制御
による改善がなされていない現状にある。波形制御を行
ったこの種の制御電源構成例及び溶接アーク起動時の制
御方式について第6図とともに説明する。第6図に於て
、1は整流装置であり、3相入力は整流装置1により全
波整流され、チョークコイルL1 を通してコンデンサ
C1によって平滑され、−旦直流化される。
好な溶接アーク起動特性を得るための基本特性が解明さ
れておらず、溶接アーク起動時においては何ら波形制御
による改善がなされていない現状にある。波形制御を行
ったこの種の制御電源構成例及び溶接アーク起動時の制
御方式について第6図とともに説明する。第6図に於て
、1は整流装置であり、3相入力は整流装置1により全
波整流され、チョークコイルL1 を通してコンデンサ
C1によって平滑され、−旦直流化される。
直流化された電力はトランジスタQ1〜Q4により高い
周波数の交流に変換される。
周波数の交流に変換される。
この様子を第7図を用いて説明する。ある時間t にお
いて、トランジスタQ1.Q2がON状態になって、主
トランスMTrの1次巻線MT、01次電流iが流れる
。
いて、トランジスタQ1.Q2がON状態になって、主
トランスMTrの1次巻線MT、01次電流iが流れる
。
次の時間t2においてトランジスタQ1〜Q4は全てO
FF L、MTrlには電流が流れない。この時間を
デッドタイムと称する。次の時間t3においてはトラン
ジスタQ3とQ4がONL、MT、にマイナスi方向に
電流が流れる。時間t4では再びデッドタイムとなる。
FF L、MTrlには電流が流れない。この時間を
デッドタイムと称する。次の時間t3においてはトラン
ジスタQ3とQ4がONL、MT、にマイナスi方向に
電流が流れる。時間t4では再びデッドタイムとなる。
トランジスタのスイッチングによって得られた高周波出
力は主トランスMTr にて降圧される。
力は主トランスMTr にて降圧される。
主トランスMTの出力はダイオードD2.D3によって
整流され、リアクターL2を通して溶接出力となる。
整流され、リアクターL2を通して溶接出力となる。
この様な制御方式は一般にインバータ制御と呼ばれるも
ので、トランジスタのスイッチングのt1〜t4のサイ
クルを1周期Tとし、これをくり返して直流→交流→直
流の交換を行っている。インバータ制御方式の溶接電源
に於て、溶接出力を制御する方式は、いろいろ考えられ
るが、パルス巾変調もその一つの方法で、スイッチング
周波数を一定とし、−周期T1 中のトランジスタのオ
ンタイム比率を変えること、すなわちt1+ts 、、
”rを変化せしめることにより出力の調整を行う。
ので、トランジスタのスイッチングのt1〜t4のサイ
クルを1周期Tとし、これをくり返して直流→交流→直
流の交換を行っている。インバータ制御方式の溶接電源
に於て、溶接出力を制御する方式は、いろいろ考えられ
るが、パルス巾変調もその一つの方法で、スイッチング
周波数を一定とし、−周期T1 中のトランジスタのオ
ンタイム比率を変えること、すなわちt1+ts 、、
”rを変化せしめることにより出力の調整を行う。
第8図に出力側の各部の電圧波形を示す。aは主トラン
スMTアの出力であり、bはダイオードDD 出力で
ある。CはリアクトルL2によっ2ν 3 て平滑され、やや上下動するがリップルの少ない溶接出
力波形を示す。次にトランジスタQ1〜Q4の導通状態
を制御する制御回路について第6図とともに説明する。
スMTアの出力であり、bはダイオードDD 出力で
ある。CはリアクトルL2によっ2ν 3 て平滑され、やや上下動するがリップルの少ない溶接出
力波形を示す。次にトランジスタQ1〜Q4の導通状態
を制御する制御回路について第6図とともに説明する。
2は溶接出力を指示するリモコンであり、その出力指示
値は電圧指令回路6に入力される。3は溶接電流を指示
するリモコンであり、その出ノJは消耗電極ワイヤ送給
指示回路4に接続され、溶接電流値に応じてワイヤ送給
モータを、駆動させる。
値は電圧指令回路6に入力される。3は溶接電流を指示
するリモコンであり、その出ノJは消耗電極ワイヤ送給
指示回路4に接続され、溶接電流値に応じてワイヤ送給
モータを、駆動させる。
電圧指令回路6の出力は、フィードバック信号である出
力電圧検出回路6の出力と加減され、パルス巾変調回路
7の入力信号となる。この入力信号は量終的な溶接出力
を定める出力電圧設定信号であって、パルス巾変調回路
7はこの出力電圧設定信号を、その信号の大きさに応じ
たパルス巾に変調する回路である。このパルス巾変調回
路7の出力はドライバー回路8の入力信号となる。ドラ
イバー回路8は、パワートランジスタ01〜Q4を、駆
動するだめのベース電流供給回路である。またパワート
ランジスタ01〜Q4をOFFする時に逆バイアス(ベ
ースに負電圧印加)をかけるだめの回路である。ドライ
バー回路8はパルス巾変調回路7の出力信号を増巾して
、パワートランジスタQ1〜Q4を1駆動できる出力に
変換するとともにパルス巾変調回路7の出力パルスのパ
ルス巾に応じて、パワートランジスタQ1〜Q4を導通
させる。
力電圧検出回路6の出力と加減され、パルス巾変調回路
7の入力信号となる。この入力信号は量終的な溶接出力
を定める出力電圧設定信号であって、パルス巾変調回路
7はこの出力電圧設定信号を、その信号の大きさに応じ
たパルス巾に変調する回路である。このパルス巾変調回
路7の出力はドライバー回路8の入力信号となる。ドラ
イバー回路8は、パワートランジスタ01〜Q4を、駆
動するだめのベース電流供給回路である。またパワート
ランジスタ01〜Q4をOFFする時に逆バイアス(ベ
ースに負電圧印加)をかけるだめの回路である。ドライ
バー回路8はパルス巾変調回路7の出力信号を増巾して
、パワートランジスタQ1〜Q4を1駆動できる出力に
変換するとともにパルス巾変調回路7の出力パルスのパ
ルス巾に応じて、パワートランジスタQ1〜Q4を導通
させる。
ドライバー回路8の出力によりパワートランジスタは0
N−OFF をくりかえして発振し、主トランスMT
rの入力となって、前述のように主トランスMTrの2
次側より溶接力が得られる。
N−OFF をくりかえして発振し、主トランスMT
rの入力となって、前述のように主トランスMTrの2
次側より溶接力が得られる。
次にこのトランジスタインバータ電源に於て、従来用い
られてきたアーク起動時の制御方式について説明する。
られてきたアーク起動時の制御方式について説明する。
第9図において、aはトーチスイッチ信号であり、時間
t8 に於てトーチスイッチがON状態となる。bは溶
接ワイヤ送給速度信号であり、トーチスイッチONと同
時に定常溶接時より低いスロニダウン速度n。で溶接ワ
イヤ送給が成される。
t8 に於てトーチスイッチがON状態となる。bは溶
接ワイヤ送給速度信号であり、トーチスイッチONと同
時に定常溶接時より低いスロニダウン速度n。で溶接ワ
イヤ送給が成される。
溶接ワイヤが母材方向に移動して、母材と接触して、溶
接電流が流れて、電流検出が行なわれた時点tcに於て
、溶接ワイヤ送給速度は定常溶接時の送給速度になる。
接電流が流れて、電流検出が行なわれた時点tcに於て
、溶接ワイヤ送給速度は定常溶接時の送給速度になる。
Cは溶接機の出力電圧を示し、トーチスイッチ○Nで、
無負荷電圧が出力され、電流検出時点tc位相に於て、
ホット電圧VHが印加され、ホット時限tH後、定常出
力となる。
無負荷電圧が出力され、電流検出時点tc位相に於て、
ホット電圧VHが印加され、ホット時限tH後、定常出
力となる。
第9図に示す従来用いられてきた溶接アーク起動時のシ
ーケンスにもとすく、溶接アーク起動時の様子を第10
図とともに説明する。第10図dに於て、20はトーチ
ノズル、21は溶接ワイヤ、22は溶接母材を示す。又
第10図aは、溶接ワイヤ21が母材方針にスローダウ
ン速度で送給され、母材22と接触した瞬間を示す。
ーケンスにもとすく、溶接アーク起動時の様子を第10
図とともに説明する。第10図dに於て、20はトーチ
ノズル、21は溶接ワイヤ、22は溶接母材を示す。又
第10図aは、溶接ワイヤ21が母材方針にスローダウ
ン速度で送給され、母材22と接触した瞬間を示す。
第9図から明らかな様に、この時点において、溶接ワイ
ヤ21と母材22との間には、ホット電圧VHが印加さ
れていて、このため溶接ワイヤは、溶融してb図に示す
ように溶接アーク23が発生すると同時に、このホード
電圧vHは通常溶接時の出力電圧に比し、かなり高めの
電圧であることから溶接ワイヤは大きく燃え上がり、極
端な場合にはCに示す様に溶接アーク切れが発生してし
まう。溶接アーク切れ発生後は、溶接ワイヤが引き続き
送給されるので、再び溶接アーク起動がくりかえされる
。
ヤ21と母材22との間には、ホット電圧VHが印加さ
れていて、このため溶接ワイヤは、溶融してb図に示す
ように溶接アーク23が発生すると同時に、このホード
電圧vHは通常溶接時の出力電圧に比し、かなり高めの
電圧であることから溶接ワイヤは大きく燃え上がり、極
端な場合にはCに示す様に溶接アーク切れが発生してし
まう。溶接アーク切れ発生後は、溶接ワイヤが引き続き
送給されるので、再び溶接アーク起動がくりかえされる
。
この様に溶接アーク起動時に溶接アーク切れが発生する
と、溶接アーク起動時のビードが途切れるなどビード形
状が不良ビードとなり易い。特に高速溶接を行った場合
、溶接アーク起動時のビードの途切れが顕著になり問題
である。また、溶接アーク切れが発生すると、スパッタ
発生量が増大し好ましくない。
と、溶接アーク起動時のビードが途切れるなどビード形
状が不良ビードとなり易い。特に高速溶接を行った場合
、溶接アーク起動時のビードの途切れが顕著になり問題
である。また、溶接アーク切れが発生すると、スパッタ
発生量が増大し好ましくない。
課題を解決するための手段
本発明は、従来の溶接アーク起動時のを解決すべく、溶
接アーク起動時に、定常溶接時の出力電圧に比し高めの
ホット電圧を印加する溶接アーク起動装置に於て、前記
ホット電圧印加時の溶接電流に対し、溶接電流波形制御
を行い、溶接条件データバンクに記憶されている溶接ア
ーク抑制電流値に制御する第1手段と、平均溶接電流指
令信号及び溶接速度信号にもとずいて、前記溶接アーク
抑制電流値の中から最適値を選定するオン手段により良
好な溶接アーク起動特性を得る溶接アーク起動装置であ
る。
接アーク起動時に、定常溶接時の出力電圧に比し高めの
ホット電圧を印加する溶接アーク起動装置に於て、前記
ホット電圧印加時の溶接電流に対し、溶接電流波形制御
を行い、溶接条件データバンクに記憶されている溶接ア
ーク抑制電流値に制御する第1手段と、平均溶接電流指
令信号及び溶接速度信号にもとずいて、前記溶接アーク
抑制電流値の中から最適値を選定するオン手段により良
好な溶接アーク起動特性を得る溶接アーク起動装置であ
る。
作 用
上記構成において、溶接アーク起動時に短絡が開放して
アークが発生した後、溶接電流は溶接アークが安定に維
持できる程度の低い電流値に制御を参照して説明する。
アークが発生した後、溶接電流は溶接アークが安定に維
持できる程度の低い電流値に制御を参照して説明する。
なお、第1図において、第6図に示した構成物と同一の
構成物に対して同一番号を付し、説明を省略する。
構成物に対して同一番号を付し、説明を省略する。
第1図において9は短絡、アーク状態を検出する回路で
あり、溶接状態がアーク発生状態であるのか、短絡状態
であるのかを検出する。10は検出回路9の信号を受け
て、短絡時、及びアーク時の電流波形制御を行う溶接電
流波形制御回路である。波形制御回路1oの出力はパル
ス巾変調回路7に入力され、ドライバー回路8を通して
溶接出力制御が成される。
あり、溶接状態がアーク発生状態であるのか、短絡状態
であるのかを検出する。10は検出回路9の信号を受け
て、短絡時、及びアーク時の電流波形制御を行う溶接電
流波形制御回路である。波形制御回路1oの出力はパル
ス巾変調回路7に入力され、ドライバー回路8を通して
溶接出力制御が成される。
上記構成において動作を第2図を参照して説明する。
第2図において、aはトーチスイッチ信号、bはワイヤ
送給速度信号、Cはホット電圧出力タイミングを示して
おり、ホット電圧は短絡が開放して、安定したアークが
得られるまでの充分な時限(ホット時限)が選択されて
印加される。dは溶接電流波形であシ溶接電流は、溶接
アーク起動時に短絡が開放してアークが発生して後、溶
接アークが安定に維持出来る程度の低い溶接アーク抑制
電流値”APに制御される。この結果、溶接アーク起動
時の溶接ワイヤの大きな燃え上がりは発生せず、アーク
切れは発生しなくなる。
送給速度信号、Cはホット電圧出力タイミングを示して
おり、ホット電圧は短絡が開放して、安定したアークが
得られるまでの充分な時限(ホット時限)が選択されて
印加される。dは溶接電流波形であシ溶接電流は、溶接
アーク起動時に短絡が開放してアークが発生して後、溶
接アークが安定に維持出来る程度の低い溶接アーク抑制
電流値”APに制御される。この結果、溶接アーク起動
時の溶接ワイヤの大きな燃え上がりは発生せず、アーク
切れは発生しなくなる。
この溶接アーク抑制電流値IAPは、平均溶接電流指令
値、及び溶接速度信号にもとすいて最適のデータが選択
される。eは溶接アーク電流を、抑制電流値IAPに制
御を行うためのタイミングを得る信号で、溶接出力状態
が短絡状態Sであるか、アーク発生状態Aであるかを示
す信号で、溶接電圧波形から得ることが出来る。
値、及び溶接速度信号にもとすいて最適のデータが選択
される。eは溶接アーク電流を、抑制電流値IAPに制
御を行うためのタイミングを得る信号で、溶接出力状態
が短絡状態Sであるか、アーク発生状態Aであるかを示
す信号で、溶接電圧波形から得ることが出来る。
溶接アーク起動時に、短絡が開放してアーク発生直後の
1a時点で溶接アーク電流値が”APに抑制されると、
第3図に示しだ様に、短絡状態aからアーク発生直後す
のアークを経て、Cに示す様に定常アークの長さと同一
のアーク長となり、従来例の様に溶接ワイヤが燃え上が
ることによるアーク切れの発生はなくなる。
1a時点で溶接アーク電流値が”APに抑制されると、
第3図に示しだ様に、短絡状態aからアーク発生直後す
のアークを経て、Cに示す様に定常アークの長さと同一
のアーク長となり、従来例の様に溶接ワイヤが燃え上が
ることによるアーク切れの発生はなくなる。
我々の詳細な検討結果によると、第2図dで示したホッ
ト電圧印加時の溶接アーク抑制電流値工APの適正値は
平均溶接′電流値及び溶接速度によって異る。
ト電圧印加時の溶接アーク抑制電流値工APの適正値は
平均溶接′電流値及び溶接速度によって異る。
これは即ち平均溶接電流値によって適正アーク長が異る
ことに起因している。一般に平均溶接電流値が大きいと
き、及び溶接速度が低いときは、溶接アーク長の適正値
は大きくなる。従って溶接アーク抑制電流値工AP
について平均溶接電流値及び溶接速度によって異った値
に制御することが、本発明によって得られた効果を大き
なものとする。
ことに起因している。一般に平均溶接電流値が大きいと
き、及び溶接速度が低いときは、溶接アーク長の適正値
は大きくなる。従って溶接アーク抑制電流値工AP
について平均溶接電流値及び溶接速度によって異った値
に制御することが、本発明によって得られた効果を大き
なものとする。
第4図に平均溶接電流値と溶接アーク抑制電流値工AP
との関係を示す。
との関係を示す。
第5図は、溶接アーク抑制電流値工APが格納されてい
るデータバンクの構造の1例を示す。
るデータバンクの構造の1例を示す。
平均溶接電流指令信号及び溶接速度信号によって、夫々
の平均溶接電流(I、、I、・・・・・・In) 、溶
接速度(Vl、 V2・・−・・vn)に適正な溶接ア
ーク抑制電流値(IAPl 11 ”APl 2 +’
・−”IAPl n)+(工AP 21 ’ ”AP
22 ”””” 工AP 2n ) ’ ”’ ””(
工APn1 + IAPn2+・・”” 9 工AP
n n ) が選択されてCPU(図示せず)に読み
込まれて、最適値の工AP に制御される。
の平均溶接電流(I、、I、・・・・・・In) 、溶
接速度(Vl、 V2・・−・・vn)に適正な溶接ア
ーク抑制電流値(IAPl 11 ”APl 2 +’
・−”IAPl n)+(工AP 21 ’ ”AP
22 ”””” 工AP 2n ) ’ ”’ ””(
工APn1 + IAPn2+・・”” 9 工AP
n n ) が選択されてCPU(図示せず)に読み
込まれて、最適値の工AP に制御される。
我々の詳細な実験によると、溶接電流値が4〜16Aご
とに溶接アーク抑制電流値工APデータを設けた場合、
及び溶接速度25 cm 7分ごとに溶接アーク抑制電
流工AP データを設けた場合に良好な結果の得られ
ることが判明した。
とに溶接アーク抑制電流値工APデータを設けた場合、
及び溶接速度25 cm 7分ごとに溶接アーク抑制電
流工AP データを設けた場合に良好な結果の得られ
ることが判明した。
発明の効果
以上のように本発明によればアーク起動時に、溶接ワイ
ヤの燃え上がりに起因するアーク切れがなくなる。この
結果、スパッタの発生が少くなり、まだ溶接ワイヤの燃
え上りによる溶接アーク起動時のチップ融着などのトラ
ブル等がなくなり、ビード外観も良好となる。さらに、
溶接アークスタート部のビードの途切れがなくなり良好
なビード外観が得られる。
ヤの燃え上がりに起因するアーク切れがなくなる。この
結果、スパッタの発生が少くなり、まだ溶接ワイヤの燃
え上りによる溶接アーク起動時のチップ融着などのトラ
ブル等がなくなり、ビード外観も良好となる。さらに、
溶接アークスタート部のビードの途切れがなくなり良好
なビード外観が得られる。
第1図は本発明の一実施例を示す溶接アーク起動装置の
回路図、第2図は同回路の要部信号波形図、第3図は同
装置の要部正面図、第4図は同装置の平均溶接電流とア
ーク抑制電流の関係を示す特性図、第6図は同装置のデ
ータテーブルを示す図、第6図は従来の溶接アーク起動
装置の回路図、第7図および第8図および第9図は同装
置の要部信号波形図、第10図は同装置の要部正面図で
ある。 6・・・・・・電圧指令回路、e・・・・・・出力電圧
検出回路、7・・・・・・パルス巾変調回路、8・・・
・・・ドライバー回路、9・・・・・・短絡アーク検出
回路、1o・・・・・・波形制御回路。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 tδ 第4図 ア り 丹−q28.1参敢シ糺 第5図 第6図 第7図 し−−T−一→ 第8図 エ ト を 第9図 tδ ト/1−/−j 第10図 (乙?、ン ζb)?? (こ) 口m−’(
回路図、第2図は同回路の要部信号波形図、第3図は同
装置の要部正面図、第4図は同装置の平均溶接電流とア
ーク抑制電流の関係を示す特性図、第6図は同装置のデ
ータテーブルを示す図、第6図は従来の溶接アーク起動
装置の回路図、第7図および第8図および第9図は同装
置の要部信号波形図、第10図は同装置の要部正面図で
ある。 6・・・・・・電圧指令回路、e・・・・・・出力電圧
検出回路、7・・・・・・パルス巾変調回路、8・・・
・・・ドライバー回路、9・・・・・・短絡アーク検出
回路、1o・・・・・・波形制御回路。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 tδ 第4図 ア り 丹−q28.1参敢シ糺 第5図 第6図 第7図 し−−T−一→ 第8図 エ ト を 第9図 tδ ト/1−/−j 第10図 (乙?、ン ζb)?? (こ) 口m−’(
Claims (1)
- 消耗電極を用い、溶接アーク起動時に、定常溶接時の出
力電圧に比し高いホット電圧を印加する溶接アーク起動
装置において、前記ホット電圧印加時の溶接電流に対し
、溶接電流波形制御を行い、溶接条件データバンクに記
憶されている溶接アーク抑制電流値に制御する第1手段
と、平均溶接電流指令信号及び溶接速度信号にもとずい
て、前記溶接アーク抑制電流値の中から最適値を選定し
て、溶接アーク起動制御を行う第2手段を具備したこと
を特徴とする溶接アーク起動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2310688A JPH01197068A (ja) | 1988-02-02 | 1988-02-02 | 溶接アーク起動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2310688A JPH01197068A (ja) | 1988-02-02 | 1988-02-02 | 溶接アーク起動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01197068A true JPH01197068A (ja) | 1989-08-08 |
Family
ID=12101216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2310688A Pending JPH01197068A (ja) | 1988-02-02 | 1988-02-02 | 溶接アーク起動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01197068A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2469826C1 (ru) * | 2011-06-20 | 2012-12-20 | Сергей Михайлович Анпилов | Способ возбуждения электрической дуги и устройство для его осуществления |
JP2013132658A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Daihen Corp | 消耗電極アーク溶接のアークスタート制御方法 |
JP2014091139A (ja) * | 2012-11-01 | 2014-05-19 | Daihen Corp | アーク溶接用電源装置 |
-
1988
- 1988-02-02 JP JP2310688A patent/JPH01197068A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2469826C1 (ru) * | 2011-06-20 | 2012-12-20 | Сергей Михайлович Анпилов | Способ возбуждения электрической дуги и устройство для его осуществления |
JP2013132658A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Daihen Corp | 消耗電極アーク溶接のアークスタート制御方法 |
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