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JPH01179687A - Hiv融合蛋白質 - Google Patents

Hiv融合蛋白質

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Publication number
JPH01179687A
JPH01179687A JP62336292A JP33629287A JPH01179687A JP H01179687 A JPH01179687 A JP H01179687A JP 62336292 A JP62336292 A JP 62336292A JP 33629287 A JP33629287 A JP 33629287A JP H01179687 A JPH01179687 A JP H01179687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gene
env
gag
hiv
aids
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62336292A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikahide Nozaki
周英 野崎
Shuzo Matsushita
修三 松下
Toshio Hattori
俊夫 服部
Kiyoshi Takatsuki
高月 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
Original Assignee
Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken filed Critical Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
Priority to JP62336292A priority Critical patent/JPH01179687A/ja
Publication of JPH01179687A publication Critical patent/JPH01179687A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2740/00Reverse transcribing RNA viruses
    • C12N2740/00011Details
    • C12N2740/10011Retroviridae
    • C12N2740/16011Human Immunodeficiency Virus, HIV
    • C12N2740/16111Human Immunodeficiency Virus, HIV concerning HIV env
    • C12N2740/16122New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2740/00Reverse transcribing RNA viruses
    • C12N2740/00011Details
    • C12N2740/10011Retroviridae
    • C12N2740/16011Human Immunodeficiency Virus, HIV
    • C12N2740/16211Human Immunodeficiency Virus, HIV concerning HIV gagpol
    • C12N2740/16222New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、後天性免疫不全症候群(エイズ)の原因ウィ
ルスであるエイズウィルスのgag抗原とenv抗原の
融合蛋白質、すなわち、遺伝子細換え技術を用いて発現
されたエイズウィルスのgag−env融合蛋白質に関
する。
えユニ11 後天性免疫不全症候群(エイズ)は、1981年頃に初
めてヒトへの感染が報告された比較的新しい免疫疾患で
あり、これまでにその有効な予防ワクチンや、治療法が
確立されていない疾患である。
エイズ患者が示す特徴的な臨床症状としては、カリニ肺
炎や、カボジ肉腫等であり、これらはエイズウィルス感
染によりヒトの免疫機能が急速に低下することが原因と
考えられている。このような症状を示すエイズは、アフ
リカ・アメリカを中心として感染が広がっており、いっ
たん発症すれば2年以内の致死率が70%以上ともいわ
れ、今日ではヨーロッパそして日本においても深刻な致
死性ウィルス感染症として恐れられている。
このようなエイズの治療方法については、多くの国の様
々な研究機関において研究・探索が進められているが、
今日までに有効な治療方法は見つかっていない。一方、
感染を予防できるワクチンに大きな期待が寄せられてい
るが、エイズウィルスの場合には通常のウィルスと異な
りウィルス表面の抗原変異が激しい等の理由からワクチ
ン開発にも問題が多く、現状においては有効なワクチン
は開発されていない。
このような状況においては、エイズウィルス感染源とな
る血液や感染者等をチエツクし、これらから新たに感染
が生じないよう防止することが最も大切な対応策として
考えられる。すなわちサンプル中にエイズウィルスが存
在しているかどうかを検出できる臨床検査試薬が大きな
役割を果たすことになり、このような臨床検査試薬開発
もワクチンや治療法の開発と並んで精力的に研究されて
いる。エイズウィルスまたはその構成成分を直接検出で
きる検査試薬はまだ市販されていないが、エイズウィル
スに対する抗体を検出し間接的にウィルス汚染(感染)
を検出できる臨床検査試薬についてはすでに数種が開発
され広く市販されている。今日ではこれらの検査試薬は
、血液等を取り扱う機関等において必須となっており、
効瀝的に活用されている。
エイズ感染の原因となるウィルスは、モンタニエらによ
る報告によるL A V [5cience、Vo l
 、220p868−871 (+983)、及び特開
昭60−67859号コや、ガロらによるH T L 
V−m [5cience Vol、224p50f1
503 (+984)、及び特表昭61−500987
号コと呼ばれていたが、今日ではこれらのウィルスやそ
の他のエイズ関連ウィルス[例えばARV:Levyら
、5cience Vol、225  p840 (+
084)コを総称してHIV (human immu
nodeficiancy virus)という名称で
統一されつつある。本明細書中では、このような様々な
名称のエイズ関連ウィルスを総称してHIVと呼ぶこと
にする。
エイズ病原ウィルスであるHIVはレトロウィルスに属
し、そのウィルス粒子の直径は約1000オングストロ
ーム、粒子の外側は、宿主のT4リンパ球細胞の細胞膜
に由来する脂質二重層からなる膜に覆われている。その
膜にはenvと呼ばれる糖蛋白質が存在する。envは
、gp41とgp120の糖蛋白質からなり、gp41
は膜を貫通するように、モしてgp120は膜の外側に
突出して存在する。ウィルス内部にはgagと呼ばれる
コア抗原が存在し、p14、p24とp+7と呼ばれる
3つの蛋白質が存在する。さらに逆転写酵素、エンドヌ
クレアーゼ、プロテアーゼが存在し、これらはpol遺
伝子内にコードされている。
遺伝子ゲノムの構造としては、プロウィルスの両端に末
端反復配列(LTR)と呼ばれるDNA配列が存在し、
その間にgag、 potそしてenvをコードする遺
伝子が存在する構造を持ち、ゲノムの長さが約0゜7K
bpの遺伝子である。このHIVゲノムは、既に全塩基
配列がクローニングされている[ Shaνら、5ci
ence Vol、226 pH651171(198
4)]。
遺伝子組換えを用いたエイズウィルス関連ポリペプチド
の発現を試みた例は、いくつかこれまでに報告されてい
る。
例えば、N、T、Changらは、HTVのDNAを約
500bp (塩基対)程度のDNA断片に切断し、こ
れを大腸菌用発現ベクターに組み込み、入ファージのβ
ガラクトシダーゼとの融合蛋白として発現させた。その
結果としてエイズ、巴者血清と反応する蛋白を発現して
いる形質転換大腸菌を得ている゛[5cience  
228.93−96 (1986)]。しかしながらこ
こで発現されたエイズ関連抗原物質はβガラクトシダー
ゼとの融合蛋白質であり、エイズ関連抗原測定検査試薬
等に用いる場合には、純粋なエイズ関連抗原であること
が望ましい。
R,A、Kramerらは、HIV遺伝子のうちgag
とpot遺伝子をコードする遺伝子断片を酵母用の発r
Hベクターに組み込み、gag蛋白である p24.p
+?およびp14の蛋白を発現させている[5cien
ce 231.1580−1584  (1986)コ
 。
ざらにPh1lip J、 Banらは、エイズウィル
スのenv抗原gp120及びgp41をGAP (グ
ルタルアルデハイド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ)と
ADH(アルコールデヒドロゲナーゼ)のプロモーター
を利用し酵母で発現さすることを試みたが、発現された
gp41が酵母菌体内で酵母に対して毒性を示したため
効率よく発現されなかったと報告している。
一方、SOD (ヒトスーパーオキシドデスムターゼ)
との融合蛋白として発現させた実験では効率よく発現に
成功し、これらの発現産物はエイズ患者血清とも反応し
た[Vaccine 5. 90−101 (1987
)コ。しかしながら、この場合におけるgp41の発現
はエイズウィルスとは同等関係ないSODとの融合蛋白
質であるため、ワクチンや検査試薬として利用を考えた
場合には純粋なgp41の発現が望まれる。
現在市販されているエイズ関連抗体の測定試薬は、培養
したウィルスを壊して得られた抗原を用いて作られてい
るため、これらの試薬を作る作業においては、感染性の
あるHIVウィルスを直接取り扱う必要があり、ウィル
ス感染事故の危険性が心配される。このような作業当事
者の万が−の事故を考慮しても、感染能を有するウィル
スを取り扱う必要のない安全な作業に変換されることが
好ましい。すなわち、遺伝子組換え等の技術により調製
された感染性のない抗原を用いた安全かつ有効な測定試
薬またはワクチンの開発が望まれている。
ざらに、エイズ患者や、エイズウィルス感染者は、en
v抗原とgagJ*原の両方に対する抗体あるいはどち
らか一方の抗体しか存在しない場合があるため、抗体測
定試薬としてはこれら両方の抗体を検出できなければな
らない。
一方、エイズに対するワクチンとしてはこれまて主にe
nv抗原にそのターゲットがおかれてきている。最近で
はenv抗原の中で、コンサーブ領域であるgρ41に
もワクチンとして重要なペプチド領域があることが明ら
かになりつつある。例えば、Kennedyらは、en
v抗原構成アミノ酸配列で735−752の領域(gp
41のC末端に近い領域)のペプチドを合成ペプチドと
して調製し、これをウサギに免疫した結果、env抗原
と反応する有効な抗体を誘導することに成功している[
5cience Vol、23+ 1556−1559
(1986)]。また、D、D、 Noらは、env抗
原のアミノ酸配列から重要な領域と考えられる22種の
異なるペプチドを調製しこれを免疫した結果、その中の
いくつかにおいて中和抗体を誘導できたことを報告して
いる。その中で、gp41のコードするアミノ酸配列で
816−632および728−751 (番号はすべて
enV抗原全アミノ酸配列のN末端からの順番に相当す
る)の領域に中和抗体を誘発する能力があることを報告
している。 [Journal of Virolor
y Vol、61No、6 p2024−2028  
(1987)]。
さらにエイズ患者においてはその症状が悪化するに伴い
、83と抗原に対する抗体のうちp24に対する抗体が
減少するという報告があり[JonathanN、  
Weberら;  Lancet、  January
 17.  pH9−121(1987)]、gag 
p24抗体の存在がエイズ症状の進行を抑える可能性が
ある。
これらの状況から判断しても、エイズワクチンとしては
envとgagの両方の抗原を原料とすることがより効
果的と考えられ、同様に、これらの抗原に対する抗体を
特異的に検出する臨床検査試薬等の開発も非常に重要で
あると考えられる。
しかしながら、前にも述べたように現状の遺伝子組換え
技術においては8ag抗原であるp24の発現には成功
しているものの、env抗原であるgp41を純粋な形
、すなわちエイズウィルスに関連のない他のペプチドと
の融合蛋白ではない純粋な形で効率よく発現させること
は成功しておらず、遺伝子組換えによりenv抗原を効
率よく製造できる方法の開発が待ち望まれている。また
更に、ワクチンの成分としてenv抗原とgag抗原の
両方が必須と考えられている今日においては、これらを
それぞれ別々に形質転換体から製造・精製することはそ
の作業量の点で問題も残り、願わくば、これら両抗原を
効率よく調製することが可能な遺伝子組換え技術や培養
技術の開発も望まれる。
l豆ユ且力 このような状況において、本発明者らは、HIVの11
24をコードする領域を含むgag抗原遺伝子断片とg
p41をコードする領域を含むenv抗原遺伝子断片を
単一の読み取りフレームになるよう融合させ、これの酵
母における発現を試みたところ、gag−p24とen
v−gp41の両抗原性を持ったgag−env融合蛋
白質を得ることに成功した。さらにこれまてenv抗原
を純粋な形で組換え体で発現させることは非常に困難で
あったが、本発明によるgag−env融合蛋白質は、
発現された産物のenv抗原の宿主細胞に対する毒性は
認められずgag抗原同様目的産物を効率よく産生ずる
ことができることを見いだし本発明を完成するに至った
。さらに本発明によれば、抗体測定試薬に必要なHIV
のgag抗原とenv抗原双方の抗原性を持ったgag
−env融合蛋白質を一度に得ることができ、工業的利
用においても大きな効果を得ることが出来る。また、こ
のようなenv−gag融合蛋白質は、ワクチン開発に
おいても多価サブユニットワクチンとしてその利用が期
待される。
すなわち、本発明は、エイズの診断試薬、ワクチンに有
用なエイズウィルスの新規なgag−env融合蛋白質
を提供するものである。さらに詳しくは、遺伝子組換え
技術を利用して効率よく発現されたエイズウィルスのg
ag蛋白とenv蛋白の融合蛋白質、並びにその製法を
提供するものである。
・Hの 】− 本発明に用いるH I V遺伝子は、これまでに分離さ
れているエイズウィルスから通常の遺伝子クローニング
方法、例えば[NATURE  Vol、312. p
166−169(1984)]等を用いることにより調
製できる。
例えば)19/)ITLV−m Bで示されるウィルス
感染細胞株(ATCCNo、CRL8543)  ヤ、
Mo1t3/HTLV−mB (ATCCNo、CRL
8602)が人手可能なウィルスの一例として挙げられ
る。これらのウィルス感染細胞よりDNAを抽出し、す
でに報告されているHIV−DNAの塩基配列[Nat
ure Vol、313 p277−284 (198
5)等コを参照して合成したDNAプローブや市販され
ているHTV−DNAプローブ(Biotech Re
s、 Lab。
、 Md、、LISA)を利用してHI V−DNAを
クローニングすることも可能である。
エイズウィルス遺伝子ゲノム中のとの位置に目的のen
v遺伝子およびgag遺伝子が存在するかについては、
ガロらの報告(NATLIRE Vol、3+3 p2
77−284(1985))から既に知られており、こ
れを参照し、目的の遺伝子分離に適した制限酵素にて遺
伝子を切断し、また必要に応じてエンドヌクレアーゼ(
Bal−31)で遺伝子を削ることにより調製すること
が可能である。また、必要であれば適当なリンカ−を目
的の遺伝子末端に結合させ、後の遺伝子操作が行いやす
いように工夫することも必要である。
このようにして目的のそれぞれのenv遺伝子およびg
ag遺伝子を分離する。
または、上記のように既に報告されているHrV−DN
Aの遺伝子配列を参照し、DNA合成装置を用いて必要
な抗原の好ましい領域のポリペプチドをコードする遺伝
子のみを合成し以下に述べる発現プラスミド、形質転換
体の調製に用いることができる。
つぎに、このようにして分離・調製された2つの遺伝子
を下記のようにして同一の読み取りフレームになるよう
に融合させる。エイズウィルスのenvvc原(表面抗
原)としてはgp41とgp120の存在が知られてい
るが、本発明の融合ペプチドをコードする遺伝子には、
少なくともgp41をコードする領域をすべて含むHI
V由来のenv遺伝子断片が用いられる。一方、gag
抗原としてはρ24、p+7およびp+4等が知られて
いるが、本発明においては少なくともp24をコードす
る領域をすべて含むf(I V由来のgag遺伝子断片
が泪いられる。これらの遺伝子を結合させる場合は、g
agをコードする遺伝子を5 J向になるように結合さ
せることで目的産物を効果的に発現させることができる
。また、gag−p24をコードする遺伝子の部分には
翻訳開始コドンが存在しないため、gag p17の遺
伝子の5′部位の一部を除去した場合には、合成りNA
やATGを持つ適当なリンカ−を用いて、翻訳開始コド
ン(ATG)を予め5′端にフレームが合うように結合
させることが必要である。または、別の方法として、発
現ベクターの外来遺伝子用発現プロモーター下流に翻訳
開始コドン(ATG)を持つような改良されたプラスミ
ドを使用することもできる。gag遺伝子の3′端には
env抗原gp41をコードする領域を含むenv遺伝
子断片をフレームが合うように結合させる。翻訳を止め
る終止コドンはgp41本来の終止コドンが用いられる
この様にして得られた目的の融合蛋白質をコードする遺
伝子は、酵母ならびに動物細胞等の真核細胞を宿主とし
て発現させることができる。真核細胞の中でも酵母を宿
主として用いれば、得られる形質転換体の取り扱いが非
常に容易となり、目的の融合蛋白を比較的容易に調製す
ることができる。また、ワクチンとして用いる場合には
、安全性の面から、発癌因子を持つ動物細胞を宿主とす
るより、ヒトに対してほとんど危険性のない酵舟を用い
ることが好ましい。
このような宿主での発現に必要な発現ベクターは、用い
る宿主細胞の機能に応じて構築することが必要である。
たとえば、酵母を宿主として利用する場合には、大腸菌
と酵母の双方でのクローニングが可能なシャトルベクタ
ーを用いることが望ましい。このような大腸菌・酵母シ
ャトルベクターの構造としては、大腸菌プラスミドの由
来のプラスミド複製開始領域および薬剤耐性遺伝子(ア
ンピシリン耐性遺伝子、テトラサイクリン遺伝子等)を
大腸菌側の遺伝子として持ち、酵母側の遺伝子として、
酵母由来の複製開始領域(2μori、ars 1なと
)、酵母用選択マーカー遺伝子(leu2など)を持つ
。さらに目的遺伝子を酵母内で発現させるために、酵母
由来のプロモーターを上記シャトルベクターに組込むこ
とが必要であり、そのようなプロモーターとしては、酵
母の酸性フォスファターゼ(PH05)プロモーターや
、グルタルアルデヒドデヒドロゲナーゼ−3−リンm 
(GAP−DH)プロモーターなどが最も好ましいもの
として挙げられる。このようなシャトルベクターの外来
遺伝子発現用プロモーター遺伝子下流にHrV 3a呂
−env融合遺伝子を鞘込むことにより、本発明のHI
 V gag−env融合蛋白質発現用プラスミドが得
られる。このプラスミドを酵母に導入し、11IV融合
蛋白質発現形質転換酵母を得る。
また、動物由来細胞等の培養細胞を宿主として利用する
場合には以下の方法が考えられる。例えば、SV40な
どのウィルス遺伝子の一部を本発明のHIV融合遺伝子
と置換し、ヘルパーウィルスとともに宿主細胞(サル由
来の細胞等)に導入すれば、本発明の融合蛋白質を発現
することが可能な組換えウィルスが得られる。あるいは
、宿主細胞内でプラスミド状態で増殖できるウィルス遺
伝子の一部(パピローマウィルスなと)とHI V融合
遺伝子を結合させ宿主細胞に導入すれば、プラスミド状
態で目的遺伝子を発現する細胞を得ることができる。あ
るいは、酵母を宿主細胞とした場合のシャトルベクター
と同様に、大腸菌・培養細胞シャトルベクターを利用す
ることもできる。
そのような大腸菌・培養細胞シャトルベクターの構成と
しては、酵母用シャトルベクターに組み込んだ大腸菌由
来の遺伝子のほかに、培養細胞中で機能することが可能
なプロモーターを有するプラスミドである。このシャト
ルベクターのプロモーター下流にHIV融合遺伝子を組
込むことにより本発明のHIV融合蛋白質を発現するこ
とが可能な培養細胞用プラスミドを得ることが出来、こ
れを培養細胞に導入すれば、宿主染色体に絹み込まれた
)f I V融合遺伝子を培養細胞で発現することがで
きる。このようなプラスミドとしては、pSVL(ファ
ルマシア株式会社)なとのように市販のものを利用する
こともてきる。
上記のようにして得られたl(I Vgag−env融
合蛋白質発現形質転換体を、用いたプロモーターが効率
よく機能できる培養条件において培養することによって
目的のgag−env融合蛋白質を効率よく得ることが
できる。
このようにして得られたHIVのgag−env融合蛋
白質は、エイズウィルス本来のgag蛋白質とenvy
白質の抗原性を持ち、エイズ関連抗体測定試薬やワクチ
ンとしての利用に適した新規な蛋白質である。すなわち
、本発明の3ag−env融合蛋白質は、ワクチンとし
ての抗原として特に重要であると考えられるgag−p
24およびenv−gp41のペプチド領域をすべて含
んでいるために、HIVに対する抗体誘導において非常
に優れていると考えられる。また、特にエイズ関連抗体
測定試薬に用いる抗原としての使用においては、現状の
市販品に代わる優れた抗体測定試薬となりうる。すなわ
ち、本発明の融合蛋白質を用いればエイズの検診に必要
と考えられるgag蛋白質とenv蛋白質の抗体のみを
特異的に、しかも同時に検出することができる。また、
従来の遺伝子組換え技術では、env蛋白質gp41を
純粋な形で発現させることが出来なかった為に有効な抗
体検査試薬やワクチンを遺伝子組換えて作ることには問
題があったが、本発明の融合蛋白質を用いればこの問題
も解決することが可能となる。
以上のような品質の面での技術的進歩に加えて、本発明
はこのような臨床検査試薬を生産するメーカーや消費者
にとっても大きな経済的効果を及ぼすものである。すな
わち、従来の遺伝子組換え技術ではこの様な2種の異な
る蛋白質を得る場合には、各々の蛋白質を別々に発現・
培養・精製させる必要があったため二度手間であり、時
間並びにコストの面での問題が残されていた。しかしな
がら、本発明によれば、目的の両抗原、すなわちgag
蛋白質とenv蛋白質を一度の培養・精製により短期間
で、しかも低コストで調製することが可能となる。エイ
ズの問題が深刻になってきている今日においては本発明
が社会的にもたらす効果は経済的な面においても非常に
大きく、またその意義も大きい。
以下、発現させる宿主として酵母を用いた場合の実施例
に沿って本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は下
記の実施例のみに限定されるものではない。
大」1例 (1)プラスミドの構築 HIVのDNAがクローニングされた組換えプラスミド
λ81110 [Nature 313 p24 (+
985)、米国国立保9!衛生研究所(Nationa
l In5titute of Health:NtH
)ガロ博士より入手]20μgを制限酵素Sac Iと
88IIIで切断しアガロース電気泳動にてgag蛋白
であるρ24をコードしている約1.4Kbρ遺伝子遺
伝子弟1図参照)を分離した。また、前述のプラスミド
λB++102oHを制限酵素BglIIとXho I
で切断し同様にアガロース電気泳動によりenv蛋白の
gp41遺伝子を含む1.2Kbp遺伝子遺伝子弟1図
参!Iイ)を分離した。一方、プラスミドρFB+2(
ファルマシア社製)を制限酵素Xho IおよびSac
 Iて切断し、アガロース電気泳動にて3.2Kbpの
DNA断片を分離した。
このようにして得られた上記の3つの遺伝子断片各+0
0ngをTリガーゼ反応液(66mM Tris−11
cIpH7,6,6,6a+M MgCl2.l0mM
  D D T、ImM  ATP)にてT4DNAリ
ガーゼ2単位を用い4℃、4時間反応させた。高木康敬
偏著「遺伝子操作実験法」第161頁に記載の方法に従
い、この反応液で大腸菌χ1776を形質転換し、アン
ピシリン50μ3/mlを含む寒天培地で生育してくる
コロニーから「代謝」第17巻、第4「リパーゼJ 1
181−89 (1980)に記載されている方法に従
ってプラスミドを調製した。その結果pFBI2のXh
o I −5ac I間にHIVのgB p24をコー
ドする領域を含む遺伝子とenv gp41をコードす
る領域を含む遺伝子の融合遺伝子が挿入されたブラスミ
F I) F G E 1を選択した(第2図参照)。
このようにして得たp F GE 1 5μ8を制限酵
素Pvu IIおよびXho 1で切断しアガロース電
気泳動にてHIVのp24−p41融合遺伝子を含む2
.IKbr+D N A断片を分離した。
このようにして得られた約2.1kbpの、gag−e
nv融合遺伝子断片の全塩基配列は、第3図に示した遺
伝子の5′端の7塩基対(ATGGATC)を除く全塩
基配列に相当する。
一方、酵母の抑制性酸性フォスファターゼ(PI(05
)形質発現調節領域を持つプラスミドpAM82(特開
昭59−36699、微工研条寄第313号)のプロモ
ーター下流のXhoI部位に、翻訳開始コドンATG及
びBaa+H1部位を持つ合成り N A (CCAT
GGATCCATGG ; DNA合成機により合成)
を結合させ、さらにその下流のPvu U部位にXho
 [リンカ−を挿入したく第4図参照)。このようにし
て得られたプラスミドp AMB (Xhol )を制
限酵素Ball1l Iで切断し、T4ポリメラーゼ反
応液[67mM Tris−HCI。
pH8,0,6,7mM MgCl2. lomM 2
−メルカプトエタノール、各330μM dATP、 
dCTP、 dGTP、 dTTP、 6.7μ門硫酸
アンモニウム; (NHa)3sOz、 6.7μM 
EDTAIにて37℃、1時間反応さ+tXhoIリン
カーの付着末端を平滑末端に変換した。さらに制限酵素
Xho Iにてこの反応液を切断し、アガロース電気泳
動で10KbρのDNA断片を得た。
これら上記の2つのDNA断片をT4DNAリガーゼで
結合反応させる。その結果pAMB1(Xhol)にH
IVのgag−env融合遺伝子が挿入されたプラスミ
ドpGE1(第5図参照)を得た。このようにして得ら
れたプラスミドにおいて発現されるgag−env融合
蛋白質の構造遺伝子の全塩基配列を第3図に示した。こ
のgag−env融合蛋白質発現プラスミドpGE1を
組込んだ大腸菌は、微工研菌寄第9776号(FERM
 P−9776)として寄託されている。
(2)酵母による融合ペプチドp24−p41の発現宿
主酵母としてサッカロミセス・セレビシエAl122 
(a 1eu2 his4 canl(Cir”)) 
 (微工研条寄第312号)を用い、これをYPD培地
(2χポリペプトン、I!イーストエキス、2zグ/L
コース) loomlに接種し、30℃で一映培養した
のち、遠心して集菌した。滅菌水にて菌体を洗浄し、つ
いて1.2Mソルビトールおよび100μg/mlチモ
リアーゼ60,000 (生化学工業〕の溶液5mlに
懸濁させ30℃、30分保ち、スフェロプラスト化した
。ついでスフェロプラストを1.2Mソルビトール溶液
で3回洗浄したのち、1.2Mソルビトール、l0mM
 CaCl2およびIOmMTris−HCl(pH7
,5)の溶液に懸濁させた。これに前述(1)で調製し
たプラスミドpGE1を加え十分混合し、さらに0.1
M CaCl2を加えて最iva度10mM 1:aC
I2とし室温で5〜10分間放置した。ついでこれに、
20%ポリエチレングリコール4000、l0mM C
aCl2および10mM Tris−HCI(pH7,
5)溶液を加えて室温で20分間放置した。この混合液
0.21ずつを45℃に保温された再生培地(22%ソ
ルビトール、2%グルコース、0.7%イーストニトロ
ゲンベースアミノ酸、2%YPD、  20μ8/ml
ヒスチジン、3%寒天) l0m1に加え、軽く混合さ
せ、予め準備された1、2Mソルビトール含有最小培地
(0,7%イーストニトロゲンベースアミノ酸、2%グ
ルコース、20μ8/1ヒスチジン、2%寒天)プレー
トに重層し、固化させたのち、30℃で培養してロイシ
ン非要求性酵母のコロニーを得た。このコロニーを20
μg/mlヒスチジンを含むバルクホルダー最小培地(
東洋ら、J、 Bachterof、、 113. p
727−738) 10+nl、37℃にて培養した。
S524時間後、対数増殖期にある菌体を分離し、これ
をリン酸を含まない最小培地(バルクホルダーミニマル
メディウムに含まれるにH2PO4をにC1て置換し、
さらに20μgem Iのヒスチジンを加えたもの) 
10m1菌体約4xlO6cells/mlになるよう
に懸濁し30℃にて約24時間培養を続けた後、400
0回転10分間の遠心により菌体を集めた。この菌体を
1.2Mソルビトール、50mMリン酸緩衝?a (p
H7,2)、111μM 2−メルカプトエタノール、
100μg/m lサイモリエース60゜000の溶液
3mlに懸濁させ、30℃にて30分閏ゆるやかに振盪
してスフェロプラスト化し、遠心分離によりこれを集め
た。このフェロブラストを50mMリン酸緩衝液(pH
7,2) 1mlに懸濁し、グラスビーズを加えて攪拌
して菌体を破壊した。この破砕液を5000回転で10
分間遠心し、その上清について下記のウェスタンプロッ
ト法で抗原産生の有無を調べた。
サンプルを15%5DS−ポリアクリルアミドゲルで電
気泳動したのち、電気的にニトロセルロースフィルター
に移行した。フィルターを5%スキムミルクで1時間、
室温で反応させ、)f[V−gagp24に対するモノ
クロナール抗体[Japan J、 Cancer R
es、  Vol、78. p235−241 (+9
87)、熊本大学医学部より供与]と2時間反応させた
。フィルターをトリス緩衝液(50mM Tris、 
15抛M NaCI)で洗浄後、抗マウスIgGパーオ
キシダーゼ結合抗体(バイオラド社製)と室温で1時間
反応させた。TBSで洗浄後、過酸化水素とジアミノベ
ンジジンで発色させた。その結果pGE1を持つ酵母抽
出液サンプルでは、分子m6B、2にダルトンと92.
5にダルトンの間に約80〜85にダルトンのブロード
なバンドが観察された。これは本発明のgag−env
融合遺伝子から推定される分子量とほぼ一致した。一方
陰性対照である、gag−envの融合遺伝子を含まな
いpAMBlを持つ酵母抽出液サンプルにはそのような
バンドは見られなかった(第6図参照)。
【図面の簡単な説明】
第1図は、HT、 L V −mの遺伝子の制限酵素地
図とgag%polおよびenvをコードする領域を示
したものである。 第2図は、プラスミドpFGE 1を示す。 第3図は、プラスミドpGE1において、外来遺伝子発
現プロモーター下流にコードされるgag−env融合
蛋白質構造遺伝子の全塩基配列を示す。 第4図は、プラスミドpAMB 1 (Xhol )を
示す。 第5図は、プラスミドpGE1を示す。 第6図は、本発明のgag−env融合蛋白質のウェス
タンプロットの結果を示した図である。 ネ1201 ATA、GTG、CAG、CAG、CAG、AAC,A
AT、TTG、CTG、AGG、GCT。 11 e−Va l −G l n−G l n−G 
l n−Asn−Asn−Leu −Leu−Arg−
A l a−ネ1261 CTC,ACA、GTC,TGG、GGC,ATC,A
AG、CAG、CTC,CAG、GCA。 Leu−Thr−Va I −Trp−G l y−1
1e−Lys−Gln−Leu−G I n−A l 
a−ネ1321 AAG、GAT、CAA、CAG、CTC,CTG、G
GG、ATT、TGG、GGT、TGC。 Lys−Asp−G l n−G I n−Leu−L
eu −G I y−11e−Trp−G Iy−Cy
s−*  1381 GTG、CCT、TGG、AAT、GCT、AGT、T
GG、AGT、AAT、AAA、TCT。 Va l −Pro−Trp−Asn−A l a−5
er−Trp−Ser−Asn−Lys−5e r−ネ
1441 TGG、ATG、GAG、TGG、GAC,AGA、G
AA、ATT、AAC,AAT、TAC。 Trp−Met−G lu−Trp−Asp−Arg−
G l u −11e−Asn−Asn−Tyr−* 
 1501 GAA、TCG、CAA、AAC,CAG、CAA、G
AA、AAG、AAT、GAA、CAA。 G 1u−5er−G I n−Asn−G I n−
G In−G Iu−Lys−Asn−Glu−G l
 n−1260ネ ATT、GAG、GCG、CAA、CAG、CAT、C
TG、TTG、CAA−I−1e−Glu−Ala−G
l n−Gln−H1s−Leu−Leu−Gin13
20ネ AGA、ATC,CTG、GCT、GTG、GAA、A
GA、TAC,CTA・Arg−11e−Leu−Al
a−Val−Glu−Arg−Tyr−Leu1380
 * TCT、GGA、AAA、CTC,ATT、TGC,A
CC,ACT、GCT−5er−G Iy−Lys−L
eu−11e−Cys−Thr−Thr−Ala144
0 * 、CTG、GAA、CAG、ATT、TGG、AAT、
AAC,ATG、ACC・Leu−Glu−Gln−1
1e−Trp−Asn−Asn−Met−Thr150
0 * ACA、AGC,TTA、ATA、CAC,TCC,T
TA、ATT、GAA=Thr−5er−Leu−11
e−His−Ser−Leu−l 1e−Glu156
0 * 、GAA、TTA、TTG、GAA、TTA、GAT、
AAA、TGG、GCA−Glu−Leu−Leu−G
 Iu−L、eu−Asp−Lys−Trp−Ala第
5図 gag遺伝子 M6図 pAMBl  pGE1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)HIVのgag遺伝子のうち、少なくともp24
    をコードする領域をすべて含む遺伝子断片と、env遺
    伝子のうち、少なくともgp41をコードする領域をす
    べて含むenv遺伝子断片とからなる融合遺伝子を真核
    細胞内で発現させることにより得られるHIVのgag
    −env融合蛋白質。
  2. (2)該融合遺伝子が、HTLV−IIIgag遺伝子の
    PvuII部位からBglII部位までの約0.9kbpの
    遺伝子とHTLV−IIIenv遺伝子のBglII部位か
    らXho I 部位までの約1.2kbpの遺伝子との融
    合遺伝子である前記第(1)項記載の融合蛋白質。
  3. (3)該真核細胞が酵母サッカロミセス・セレビシエで
    ある前記第(1)項または第(2)項記載の融合蛋白質
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