JPH0111936Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0111936Y2 JPH0111936Y2 JP1983011817U JP1181783U JPH0111936Y2 JP H0111936 Y2 JPH0111936 Y2 JP H0111936Y2 JP 1983011817 U JP1983011817 U JP 1983011817U JP 1181783 U JP1181783 U JP 1181783U JP H0111936 Y2 JPH0111936 Y2 JP H0111936Y2
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- outer shell
- converter
- thermal expansion
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- Expired
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 15
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 13
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Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、触媒コンバータに関し、特にコン
バータシエルの構造に関するものである。
バータシエルの構造に関するものである。
一般に触媒コンバータは、エンジンの排気系に
配設され、排気ガスの浄化を行なうものである。
そしてこの触媒コンバータの１つとして、従来、
特公昭56−19454号公報に示されるように、モノ
リス触媒とコンバータシエルとの間に金属編成材
あるいはセラミツク繊維材を充填し、モノリス触
媒をコンバータシエルに弾性保持するようにした
ものがある。
配設され、排気ガスの浄化を行なうものである。
そしてこの触媒コンバータの１つとして、従来、
特公昭56−19454号公報に示されるように、モノ
リス触媒とコンバータシエルとの間に金属編成材
あるいはセラミツク繊維材を充填し、モノリス触
媒をコンバータシエルに弾性保持するようにした
ものがある。
また他の触媒コンバータとして、触媒を内蔵す
るコンバータシエルをアウターシエルとインナー
シエルとからなる二重構造とし、排気ガスの保温
による浄化性能のアツプ、および触媒内からの音
の放散防止を図つたものがあるが、この場合、ア
ウターシエルとインナーシエルとを相互に強固に
溶接すると、排気ガスの熱によつてインナーシエ
ルがアウターシエルに比して高温となり、両者の
熱膨張差により両者の溶接割れが生じてしまうと
いう不具合がある。
るコンバータシエルをアウターシエルとインナー
シエルとからなる二重構造とし、排気ガスの保温
による浄化性能のアツプ、および触媒内からの音
の放散防止を図つたものがあるが、この場合、ア
ウターシエルとインナーシエルとを相互に強固に
溶接すると、排気ガスの熱によつてインナーシエ
ルがアウターシエルに比して高温となり、両者の
熱膨張差により両者の溶接割れが生じてしまうと
いう不具合がある。
そこで従来のこの種の触媒コンバータでは、ア
ウターシエルをインナーシエルに対して熱拘束緩
和可能に構成しているが、このようにすると、コ
ンバータシエルの十分な保温性能及び防音性能が
確保できないという問題が生じた。
ウターシエルをインナーシエルに対して熱拘束緩
和可能に構成しているが、このようにすると、コ
ンバータシエルの十分な保温性能及び防音性能が
確保できないという問題が生じた。
この考案は、上記のような従来の問題点を解消
するためになされたもので、コンバータシエルの
内部に触媒を弾性部材を介して保持してなる触媒
コンバータにおいて、上記コンバータシエルを、
前後に排気管と接続するための入口および出口ブ
ラケツトが固定されたインナーシエルと、該イン
ナーシエルをこの外面との間に所要の間隙を開け
て包み込むアウターシエルとから構成し、該アウ
ターシエルをインナーシエルに対してスライド可
能に支持し、上記間隙の入口および出口ブラケツ
ト側にセラミツク長繊維を、上記間隙のシエル中
央部分にセラミツク短繊維と熱膨張物質とからな
る混入熱膨張材を充填することにより、インナー
シエルとアウターシエルとの接合面での溶接割れ
を回避できるだけでなく、コンバータシエルの保
温性能及び防音性能を向上させた触媒コンバータ
を提供せんとするものである。
するためになされたもので、コンバータシエルの
内部に触媒を弾性部材を介して保持してなる触媒
コンバータにおいて、上記コンバータシエルを、
前後に排気管と接続するための入口および出口ブ
ラケツトが固定されたインナーシエルと、該イン
ナーシエルをこの外面との間に所要の間隙を開け
て包み込むアウターシエルとから構成し、該アウ
ターシエルをインナーシエルに対してスライド可
能に支持し、上記間隙の入口および出口ブラケツ
ト側にセラミツク長繊維を、上記間隙のシエル中
央部分にセラミツク短繊維と熱膨張物質とからな
る混入熱膨張材を充填することにより、インナー
シエルとアウターシエルとの接合面での溶接割れ
を回避できるだけでなく、コンバータシエルの保
温性能及び防音性能を向上させた触媒コンバータ
を提供せんとするものである。
以下本考案の一実施例を図について説明する。
第１図ないし第３図は本考案の一実施例による
触媒コンバータを示し、これはデユアルモノリス
触媒コンバータに適用した例である。図におい
て、１は筒状のコンバータシエルで、該コンバー
タシエル１はアウターシエル２と該アウターシエ
ル２内に配設されたインナーシエル３とによつて
構成され、上記アウターシエル２とインナーシエ
ル３との間には所要の間隙が形成されている。そ
して上記アウターシエル２の接合フランジ部２ａ
にはインナーシエル３の接合フランジ部３ａが圧
入されており、上記アウターシエル２はインナー
シエル３に対して熱拘束緩和可能に、即ち温度上
昇時には両者の膨張差に応じて相互に変形移動し
得るように構成されている。
触媒コンバータを示し、これはデユアルモノリス
触媒コンバータに適用した例である。図におい
て、１は筒状のコンバータシエルで、該コンバー
タシエル１はアウターシエル２と該アウターシエ
ル２内に配設されたインナーシエル３とによつて
構成され、上記アウターシエル２とインナーシエ
ル３との間には所要の間隙が形成されている。そ
して上記アウターシエル２の接合フランジ部２ａ
にはインナーシエル３の接合フランジ部３ａが圧
入されており、上記アウターシエル２はインナー
シエル３に対して熱拘束緩和可能に、即ち温度上
昇時には両者の膨張差に応じて相互に変形移動し
得るように構成されている。
また上記インナーシエル３の図示左側の開口に
は筒状ブラケツト４が嵌入されて溶接固着され、
該筒状ブラケツト４の図示左側の開口及び上記イ
ンナーシエル３の図示右側の開口にはコンバータ
シエル１と排気管（図示せず）とを接続するため
のブラケツト５が嵌入されて溶接固着されてい
る。また上記インナーシエル３内には２つのモノ
リス触媒６，７が配設され、図示左側のモノリス
触媒６は筒状ブラケツト４のフランジ部４ａと環
状スペーサ８の図示左側の段部８ａとの間に、図
示右側のモノリス触媒７は上記スペーサ８の図示
右側の段部８ｂと上記インナーシエル３の段部３
ｂとの間に保持されている。なお９はばね部材、
１０はスチールメツシユ等の弾性体である。
は筒状ブラケツト４が嵌入されて溶接固着され、
該筒状ブラケツト４の図示左側の開口及び上記イ
ンナーシエル３の図示右側の開口にはコンバータ
シエル１と排気管（図示せず）とを接続するため
のブラケツト５が嵌入されて溶接固着されてい
る。また上記インナーシエル３内には２つのモノ
リス触媒６，７が配設され、図示左側のモノリス
触媒６は筒状ブラケツト４のフランジ部４ａと環
状スペーサ８の図示左側の段部８ａとの間に、図
示右側のモノリス触媒７は上記スペーサ８の図示
右側の段部８ｂと上記インナーシエル３の段部３
ｂとの間に保持されている。なお９はばね部材、
１０はスチールメツシユ等の弾性体である。
そして上記アウターシエル２とインナーシエル
３間の所要の間隙には中央部においてセラミツク
短繊維と、ひる石、マイカ等の熱膨張物質とを混
入した熱膨張材１１が充填され、該熱膨張材１１
の両側の上記間隙にはセラミツク長繊維１２が充
填されている。なお１３はインナーシエル３とモ
ノリス触媒６，７間に配設された排ガス抜け防止
用の熱膨張材である。
３間の所要の間隙には中央部においてセラミツク
短繊維と、ひる石、マイカ等の熱膨張物質とを混
入した熱膨張材１１が充填され、該熱膨張材１１
の両側の上記間隙にはセラミツク長繊維１２が充
填されている。なお１３はインナーシエル３とモ
ノリス触媒６，７間に配設された排ガス抜け防止
用の熱膨張材である。
以上のような本実施例の触媒コンバータでは、
インナーシエルにアウターシエルをスライド自在
に支持しているので、インナーシエルとアウター
シエルとの接合面での溶接割れを回避することが
できる。また排気ガスの熱によりひる石、マイカ
等の熱膨張物質が膨張しインナーシエルを内方
に、またアウターシエルを外方に押圧する熱膨張
材をアウターシエルとインナーシエル間に充填し
ているので、コンバータシエルを熱拘束緩和可能
に構成しても、排気ガスの脈動や燃焼あるいは車
体の振動等によりインナーシエルおよびアウター
シエルが振動するのを防止し、これによりコンバ
ータシエルの振動音が外部に放散するのを低減で
き、しかも上記熱膨張材は断熱性に優れたセラミ
ツク短繊維および上記熱膨張物質で構成している
ため、排気ガスを保温して浄化性能を向上でき
る。また、熱膨張材にセラミツク短繊維を混入し
ているので、密度が大きく防音効果を一層向上さ
せることができる。また熱膨張材の両側の上記間
隙にセラミツク長繊維を充填しているので、エン
ジン振動等によつて熱膨張材が粉末化してもそれ
がコンバータシエル外に出ることはほとんどな
い。
インナーシエルにアウターシエルをスライド自在
に支持しているので、インナーシエルとアウター
シエルとの接合面での溶接割れを回避することが
できる。また排気ガスの熱によりひる石、マイカ
等の熱膨張物質が膨張しインナーシエルを内方
に、またアウターシエルを外方に押圧する熱膨張
材をアウターシエルとインナーシエル間に充填し
ているので、コンバータシエルを熱拘束緩和可能
に構成しても、排気ガスの脈動や燃焼あるいは車
体の振動等によりインナーシエルおよびアウター
シエルが振動するのを防止し、これによりコンバ
ータシエルの振動音が外部に放散するのを低減で
き、しかも上記熱膨張材は断熱性に優れたセラミ
ツク短繊維および上記熱膨張物質で構成している
ため、排気ガスを保温して浄化性能を向上でき
る。また、熱膨張材にセラミツク短繊維を混入し
ているので、密度が大きく防音効果を一層向上さ
せることができる。また熱膨張材の両側の上記間
隙にセラミツク長繊維を充填しているので、エン
ジン振動等によつて熱膨張材が粉末化してもそれ
がコンバータシエル外に出ることはほとんどな
い。
なお上記実施例ではモノリス触媒コンバータに
ついて説明したが、本考案はペレツト状の触媒コ
ンバータについても同様に適用できる。
ついて説明したが、本考案はペレツト状の触媒コ
ンバータについても同様に適用できる。
以上のように本考案によれば、コンバータシエ
ルの内部に触媒を弾性部材を介して保持してなる
触媒コンバータにおいて、上記コンバータシエル
を、前後に排気管と接続するための入口および出
口ブラケツトが固定されたインナーシエルと、該
インナーシエルをこの外面との間に所要の間隙を
開けて包み込むアウターシエルとから構成し、該
アウターシエルをインナーシエルに対してスライ
ド可能に支持し、上記間隙の入口および出口ブラ
ケツト側にセラミツク長繊維を、上記間隙のシエ
ル中央部分にセラミツク短繊維と熱膨張物質とか
らなる混入熱膨張材を充填するようにしたので、
インナーシエルとアウターシエルとの接合面での
溶接割れを回避できるだけでなく、コンバータシ
エルの保温性能及び防音性能を向上でき、しかも
熱膨張材の耐久性を保証できる効果がある。
ルの内部に触媒を弾性部材を介して保持してなる
触媒コンバータにおいて、上記コンバータシエル
を、前後に排気管と接続するための入口および出
口ブラケツトが固定されたインナーシエルと、該
インナーシエルをこの外面との間に所要の間隙を
開けて包み込むアウターシエルとから構成し、該
アウターシエルをインナーシエルに対してスライ
ド可能に支持し、上記間隙の入口および出口ブラ
ケツト側にセラミツク長繊維を、上記間隙のシエ
ル中央部分にセラミツク短繊維と熱膨張物質とか
らなる混入熱膨張材を充填するようにしたので、
インナーシエルとアウターシエルとの接合面での
溶接割れを回避できるだけでなく、コンバータシ
エルの保温性能及び防音性能を向上でき、しかも
熱膨張材の耐久性を保証できる効果がある。
第１図は本考案の一実施例による触媒コンバー
タの概略正面図、第２図は上記触媒コンバータの
断面平面図、第３図は第１図の−線断面図で
ある。 ２……アウターシエル、３……インナーシエ
ル、６，７……モノリス触媒、１１……熱膨張
材、１２……セラミツク長繊維。
タの概略正面図、第２図は上記触媒コンバータの
断面平面図、第３図は第１図の−線断面図で
ある。 ２……アウターシエル、３……インナーシエ
ル、６，７……モノリス触媒、１１……熱膨張
材、１２……セラミツク長繊維。
Claims (1)
- 触媒を弾性部材を介してインナーシエル内部に
保持するとともに、該インナーシエルの前後に排
気管と接続する入口および出口ブラケツトが固定
された触媒コンバータにおいて、上記インナーシ
エルの外面に所要の間隙を有してアウターシエル
を設け、該アウターシエルはインナーシエルに対
してスライド可能に支持されるとともに、上記間
隙の上記排気管軸方向中央部にセラミツク短繊維
と熱膨張物質とを混入した熱膨張材を充填し、該
熱膨張材の前後の上記間隙にセラミツク長繊維を
充填したことを特徴とする触媒コンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1181783U JPS59117824U (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 触媒コンバ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1181783U JPS59117824U (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 触媒コンバ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59117824U JPS59117824U (ja) | 1984-08-09 |
| JPH0111936Y2 true JPH0111936Y2 (ja) | 1989-04-07 |
Family
ID=30143240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1181783U Granted JPS59117824U (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 触媒コンバ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59117824U (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4945212A (ja) * | 1972-07-26 | 1974-04-30 | ||
| JPS5021121A (ja) * | 1973-06-26 | 1975-03-06 | ||
| JPS5522609A (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-18 | Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd | New herbicide |
-
1983
- 1983-01-28 JP JP1181783U patent/JPS59117824U/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4945212A (ja) * | 1972-07-26 | 1974-04-30 | ||
| JPS5021121A (ja) * | 1973-06-26 | 1975-03-06 | ||
| JPS5522609A (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-18 | Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd | New herbicide |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59117824U (ja) | 1984-08-09 |
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