JPH01114170A - 皮膚表面検査用テレビカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ１１発明目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は人間の皮膚の状態を観察検査するために、適当
倍率に拡大した像をテレビモニターに写し出すためのテ
レビカメラに関し、詳しくは皮膚表面をｉ京−するため
に必要とされる照明手段を装備したテレビカメラである
。

（従来の技術） 照明装置と一体化された顕微テレビカメラにおいて、上
方からの照明あるいは側方からの照明のそれぞれ一方向
のみの照明装置を有したものは既に開発されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

皮膚はその表面に皮溝、皮丘が入組んだ複雑な立体的形
状を有し、またある程度の透光性も有している。

この皮膚表面をテレビカメラによって適当な倍率に拡大
してテレビモニターによりｉ察する場合、その照明には
上方からの散光と、横方向からの方向性を有する光の両
方が同時にバランスよく施されることが必要となる。

したがって、このような照明が可能な照明装置を一体に
有するテレビカメラの開発が望まれていた。

口９発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 リング状照明装置を同軸に一体化したテレビカメラにお
いて、リング状照明装置の照明光射出喘の前方にリング
レンズを設けて、約６０°の広がりを有する射出光をリ
ングの直径方向において略平行光とし、該光をリングレ
ンズの前方に位置するシリンダーレンズに導入し、内部
を伝わった光を下端中心に設けられた小円孔部から射出
せしめるものである。一方リングレンズから側方に漏れ
る光やシリンダーレンズ中で反射を繰返すうち内側面か
ら漏出する光を、カメラ下端とシリンダーレンズとが成
す間隙に設けた外面が反射性とされたフードによって反
射せしめるものである。

上記の手段によって皮膚表面を拡大して観察するために
必要な側方からの方向性の強い照明と上方からの散光に
よる照明を同時に得るものである。

〔作用〕

第３図の拡大側断面図に示すように人間の皮膚表面は皮
溝Ｖ、皮丘ｎが複雑に入組°んだ立体的形状を有したも
のであり、従って皮膚の特徴、すなわち皮溝、皮丘の分
布状態やその高低、及び全体の色調や粗酒の状態を視覚
的に捕えるためには、まづ前者の特徴については、皮丘
の影を皮溝底部に作り、かつ皮膚の皮丘から皮溝に落込
む部分（図中父部分）が高照度に照明されて、影部分と
の間に高いコントラストを得ることであり、このために
、側方からの方向性の強い照明光が必要とされる。

一方、後者の特徴、すなわち皮膚の色調及び皮溝、皮丘
よりも微細な表面の粗酒の状態を得るためには、皮膚の
部位や角度の追いによる魚皮の変化を可及的に押える必
要があり、このために上方からの散光による照明が必要
となる。

前記手段においてリング状照明装置からの光の一部はリ
ングレンズによって略平行な光に集光されてシリンダー
レンズを通り下部中心の小円孔から側方からの方向性を
有する照明光となり、また他の成分はシリンダーレンズ
の側面等からランダムに漏出してフードの外面で反射さ
れて上方からの散光となるものである。

〔実廠例〕

本発明を図面に示す実施例によって説明する。

第１図は、本発明の皮膚表面検査用テレビカメラであっ
て、その先端部が一部断面とされた側面図であり、筒状
の小型テレビカメラＣの外周側に、同軸にリング状照明
装置Ｓが装着されて一体とされたものである。

テレビカメラＣにおいて、対物レンズ系りによる像はカ
メラ内部のＣＯＤ素子によりｍ気信号に変換され、ケー
ブルＷによってアンプ、モニター部に接続され、適宜の
テレビモニターに像が写し出されるものである。

リング状照明装置Ｓは、グラスファイバーが多数集束さ
れたチューブ下の中を伝わる光が、テレビカメラ先端外
周部において、グラスファイバー９がカメラの光軸と同
一方向で、かつ、それぞれの終端部が同一円周上に均一
に並ぶように配列されて、円周状の光による照明を可能
とするものである。

チューブＴの他端は図示しない光源に接続されており、
赤外部をカットして被検査物を加熱しにくクシた光の供
給を受ける。

２は断面が凸状の全体が円形をしたリングレンズであり
、カメラ先端外周に螺着されるナツトＮと、リング状照
明装ｆｌｆｆｓの先端外周にＭＷされるホルダーＨによ
って、リング状照明装置ＳのグラスファイバーＱ端から
の距離を規正してグラスファイバ一端の前面を全周にわ
たって覆うように装着される。

グラスファイバーｇ端から射出される光は、約６０°の
広がりを有しているが、リングレンズ２を通過すること
により、光軸を通る面方向の成分の光は、はぼ平行光と
されて集光される。

１は、第２図に示すように、下部に逆向きの円錐面７を
有する円筒状形状で、かつ、下端に内方に順次薄肉とな
るフランジを有するシリンダーレンズである。

該シリンダーレンズ１の外側は、調節用ヘッド４が円錐
面７が内面に密着するように螺着され、該ヘッド４の上
端が、ホルダーＨの内側にｆＩＡ着されて、シリンダー
レンズ１が装着される。

リングレンズ２を出た光は、シリンダーレンズ１の上面
５よりシリンダーレンズ１内に入射する。

例えば、リングレンズ２からの平行光成分は、シリンダ
ーレンズ１内を直進し、フランジ下面と５０°　（第１
図中θ）をなす円錐部７で反射され、また他の成分は内
部で反射を繰返して、中心部にある小円孔６より射出さ
れる。この光はフランジ下面から１０°（第１図中α）
ｍ後の角度の方向成分が強い方向性のある照明光となる
。

一方、シリンダーレンズ１の７ランジ下面は、被検査皮
膚面に直接当接されて、カメラの対物レンズ系りから皮
膚までの距離を規正するスペーサーとして機能するため
に、予めその距離を調節すれば、常に焦点の合った像を
得ることができる。

この場合、調節用ヘッド４を回転１４節することにより
、その規正距離を変化する。

なお調節用ヘッド４は、その内側全面にメツキが施され
ており、リングレンズ２か゛らの側方への光やシリンダ
ーレンズ１からの外側方への光の損失や漏出を防止し、
ま−た円錐部７での光の反射率を高める。

３はカメラ′先端とシリンダーレンズ１がなす間隙に、
ナツトＮの下端に螺ηされて装着される下部中心は開孔
とされたフードである。下部にデーバー状フランジを０
する円筒状を成づ°。該フード３の外側及び７ランジ下
面は全面にメツキが施されて反射性とされており、シリ
ンダ−レンズ１内部を反射を繰返すうらに内側方及び上
方に漏れる光を反射して、被検査皮膚面への上方からの
散光による照明を可能とするものである。

同時に、該フード３は上記のようにシリンダーレンズか
ら漏れる光や他の反射光を遮断するので、対物レンズ系
しへの不要な光の入射を可及的に防止できるために、１
ｉ像の質が低下しない。

さらに、シリンダーレンズ１の７ランジ下面は皮膚面に
直接当接されるｋめに、該面から漏れる光が皮膚内に侵
入して、皮膚の透明度に応じて内部から照明を施したの
と同等の効果を生じ、皮膚の透明感や白色なども検査観
察が可能となるものである。

ハ、ｎ明の効果 以上の説明のように、本発明のテレビカメラは理想的な
照明装置を備えたものであり、直接肌に当てるだけで、
皮膚の状態を適確に観察検査できるものであ。従って、
皮膚の状態を詳細に知る必要のある医学化粧品業界等に
おいてその効果は計り知れない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明テレビカメラの実施例を示す一部を断面
とした側面図、第２図はシリンダーレンズを示す拡大斜
視図、第３図は皮膚表面を示す拡大側断ｌｌｊ図である
。 １・・・シリンダーレンズ　２・・・リングレンズ３・
・・フード Ｃ・・・テレビカメラ　Ｓ・・・リング状照明装置オ　
１　回

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リング状照明装置を同軸に一体化した小型テレビカメラ
   において、その先端部に集光作用を有するリングレンズ
   とスペーサー機能と導光作用を有するシリンダーレンズ
   を装着し、さらにシリンダーレンズとテレビカメラとが
   なす間隙にシリンダーレンズやリングレンズからの漏光
   を反射するフードを装着したことを特徴とする皮膚表面
   検査用テレビカメラ。