JPH0998407A - データ送出装置 - Google Patents
データ送出装置Info
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- JPH0998407A JPH0998407A JP7256088A JP25608895A JPH0998407A JP H0998407 A JPH0998407 A JP H0998407A JP 7256088 A JP7256088 A JP 7256088A JP 25608895 A JP25608895 A JP 25608895A JP H0998407 A JPH0998407 A JP H0998407A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/20—Servers specifically adapted for the distribution of content, e.g. VOD servers; Operations thereof
- H04N21/21—Server components or server architectures
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/16—Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
- H04N7/173—Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems with two-way working, e.g. subscriber sending a programme selection signal
- H04N7/17309—Transmission or handling of upstream communications
- H04N7/17336—Handling of requests in head-ends
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】所定の時間間隔で番組データを配信するＮＶＯ
Ｄシステムにおいて、受信者の要求にほぼ即時的に対応
できず、受信者の平均待ち時間が長い。 【解決手段】受信者の要求が多く発生する時刻を、第１
のデータストリームの開始時刻として送出時刻計時部３
９に設定しておく。そして、ＲＡＭ３２に記憶されてい
る所定のルールに従って、並行して送出する番組データ
の開始時刻をＣＰＵ４０で算出して送出時刻計時部３９
に設定する。その際に、第１のデータストリームの開始
時刻に近い時間帯ほど、各データストリームの開始時刻
の時間間隔が短くなるように、各データストリームの開
始時刻を設定する。そして、その設定された各時刻より
その番組が冒頭より開始されるように複数のデータスト
リームを生成し、複数のチャネルより並行して出力す
る。要求が多い時間帯には短い時間間隔でデータストリ
ームが生成され、平均待ち時間が短くなる。
Ｄシステムにおいて、受信者の要求にほぼ即時的に対応
できず、受信者の平均待ち時間が長い。 【解決手段】受信者の要求が多く発生する時刻を、第１
のデータストリームの開始時刻として送出時刻計時部３
９に設定しておく。そして、ＲＡＭ３２に記憶されてい
る所定のルールに従って、並行して送出する番組データ
の開始時刻をＣＰＵ４０で算出して送出時刻計時部３９
に設定する。その際に、第１のデータストリームの開始
時刻に近い時間帯ほど、各データストリームの開始時刻
の時間間隔が短くなるように、各データストリームの開
始時刻を設定する。そして、その設定された各時刻より
その番組が冒頭より開始されるように複数のデータスト
リームを生成し、複数のチャネルより並行して出力す
る。要求が多い時間帯には短い時間間隔でデータストリ
ームが生成され、平均待ち時間が短くなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、要求に
応じてＡＶデータを配信することができるビデオ・オン
・デマンドなどの装置に用いて好適な、データ送出装置
に関する。
応じてＡＶデータを配信することができるビデオ・オン
・デマンドなどの装置に用いて好適な、データ送出装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】受信者の要求に応じて番組データを即時
的に提供するビデオ・オン・デマンド（ＶＯＤ）システ
ムの実用化が望まれている。しかし、任意の時刻に発生
する要求に個別に対応するＶＯＤシステムにおいては、
非常に大規模で複雑な処理を行うデータ送出装置が必要
となる。そこで、ＶＯＤシステムと同様の機能を実現し
ながら、データ送出装置の構成を簡単にできるニア・ビ
デオ・オン・デマンド（ＮＶＯＤ）システムが提案され
ている。ＮＶＯＤシステムは、番組データを所定の時間
間隔で複数チャネルに送出しておき、ある時間帯に発生
した要求に対して次の時間帯から始まる番組のチャネル
を選択してその番組を提供するようなシステムである。
的に提供するビデオ・オン・デマンド（ＶＯＤ）システ
ムの実用化が望まれている。しかし、任意の時刻に発生
する要求に個別に対応するＶＯＤシステムにおいては、
非常に大規模で複雑な処理を行うデータ送出装置が必要
となる。そこで、ＶＯＤシステムと同様の機能を実現し
ながら、データ送出装置の構成を簡単にできるニア・ビ
デオ・オン・デマンド（ＮＶＯＤ）システムが提案され
ている。ＮＶＯＤシステムは、番組データを所定の時間
間隔で複数チャネルに送出しておき、ある時間帯に発生
した要求に対して次の時間帯から始まる番組のチャネル
を選択してその番組を提供するようなシステムである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような、
たとえばＮＶＯＤシステムのような番組データの送出シ
ステムにおいては、受信者の要求に適切に応じて番組デ
ータを提供できない場合がある。すなわち、並行して送
出されている各番組データの時間間隔が長すぎて、受信
者が番組データをほぼ即時的に視聴できるとは言い難い
場合がある。
たとえばＮＶＯＤシステムのような番組データの送出シ
ステムにおいては、受信者の要求に適切に応じて番組デ
ータを提供できない場合がある。すなわち、並行して送
出されている各番組データの時間間隔が長すぎて、受信
者が番組データをほぼ即時的に視聴できるとは言い難い
場合がある。
【０００４】並行して送出される番組データの時間間隔
は、１つの番組データの送出に使用できるチャネルの数
によって決定される場合が多い。たとえば、番組データ
の再生時間をチャネル数で割った時間を各番組データの
時間間隔とし、各番組データをその時間間隔で等しくず
らして複数のチャネルに送出する場合などである。しか
しその結果、比較的再生時間の長い番組を送出しようと
すると、時間間隔が長くなり、即時性の点で問題を生じ
ることになる。たとえば、２時間の番組を提供する場
合、４チャネルでは３０分間隔、８チャネルでも１５分
間隔で番組が開始されることになり、最大３０分あるい
は１５分の待ち時間が必要となる。
は、１つの番組データの送出に使用できるチャネルの数
によって決定される場合が多い。たとえば、番組データ
の再生時間をチャネル数で割った時間を各番組データの
時間間隔とし、各番組データをその時間間隔で等しくず
らして複数のチャネルに送出する場合などである。しか
しその結果、比較的再生時間の長い番組を送出しようと
すると、時間間隔が長くなり、即時性の点で問題を生じ
ることになる。たとえば、２時間の番組を提供する場
合、４チャネルでは３０分間隔、８チャネルでも１５分
間隔で番組が開始されることになり、最大３０分あるい
は１５分の待ち時間が必要となる。
【０００５】このことは、最大の待ち時間を短くしよう
とすると、１つの番組データに使用するチャネル数を多
くする必要があることを意味する。たとえば、前述した
２時間程度の番組で最大待ち時間を５分に抑えようとす
ると、２４チャネルが必要となる。そして、１つの番組
に対して多数のチャネルを使用すると、全体として提供
できる番組の種類が少なくなるという問題を生じる。
とすると、１つの番組データに使用するチャネル数を多
くする必要があることを意味する。たとえば、前述した
２時間程度の番組で最大待ち時間を５分に抑えようとす
ると、２４チャネルが必要となる。そして、１つの番組
に対して多数のチャネルを使用すると、全体として提供
できる番組の種類が少なくなるという問題を生じる。
【０００６】したがって、本発明の目的は、受信者の要
求に有効に応答することができるデータ送出装置を提供
することにある。
求に有効に応答することができるデータ送出装置を提供
することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】個々の受信者は任意の時
刻に番組の視聴を要求するが、受信者全体では番組デー
タを要求する時間にいくつかの傾向が存在する。たとえ
ば、通常のテレビ放送における番組の変わり目の時間帯
であるとか、毎時０分あるいは毎時３０分といった切り
のよい時間帯に、新たな番組の視聴を要求する受信者が
多いことは容易に予想できる。本発明は、このような要
求の発生の傾向を考慮し、全体として平均待ち時間が少
なくなるように複数チャネルに番組データを送出するよ
うにしたものである。
刻に番組の視聴を要求するが、受信者全体では番組デー
タを要求する時間にいくつかの傾向が存在する。たとえ
ば、通常のテレビ放送における番組の変わり目の時間帯
であるとか、毎時０分あるいは毎時３０分といった切り
のよい時間帯に、新たな番組の視聴を要求する受信者が
多いことは容易に予想できる。本発明は、このような要
求の発生の傾向を考慮し、全体として平均待ち時間が少
なくなるように複数チャネルに番組データを送出するよ
うにしたものである。
【０００８】したがって、本発明のデータ送出装置は、
ＡＶデータを記録するＡＶデータ記録手段と、予め設定
された所定の基準時刻を示す信号を発生する基準時刻発
生手段と、前記記憶されているＡＶデータを読み出し、
前記基準時刻に近い時間帯ほど短い時間間隔で順に冒頭
より再生可能なような、複数のＡＶデータストリームを
生成する送出データ生成手段と、前記生成された複数の
ＡＶデータストリームを所定の伝送フォーマットに変換
して複数のチャネルに送出するデータ送出手段とを有す
る。
ＡＶデータを記録するＡＶデータ記録手段と、予め設定
された所定の基準時刻を示す信号を発生する基準時刻発
生手段と、前記記憶されているＡＶデータを読み出し、
前記基準時刻に近い時間帯ほど短い時間間隔で順に冒頭
より再生可能なような、複数のＡＶデータストリームを
生成する送出データ生成手段と、前記生成された複数の
ＡＶデータストリームを所定の伝送フォーマットに変換
して複数のチャネルに送出するデータ送出手段とを有す
る。
【０００９】このようなデータ送出装置においては、送
出対象のＡＶデータをＡＶデータ記録手段に記録してお
き、送出データ生成手段によりそのＡＶデータの複数の
箇所のデータを読み出して複数のＡＶデータストリーム
を生成する。その時に、基準時刻発生手段により発生さ
れた信号に基づいて、基準時刻に近いほどそのＡＶデー
タの開始間隔が短くなるように複数のＡＶデータストリ
ームを生成する。そして、生成された複数のＡＶデータ
ストリームは、データ送出手段より各々別のチャネルに
送出する。したがって、前記基準時刻をＡＶデータの送
出要求の多い時間帯に設定しておけば、同じＡＶデータ
ストリーム数でありながら、一定の時間間隔のＡＶデー
タストリームを生成する場合に比べて、各要求に対する
平均の待ち時間を少なくすることができる。
出対象のＡＶデータをＡＶデータ記録手段に記録してお
き、送出データ生成手段によりそのＡＶデータの複数の
箇所のデータを読み出して複数のＡＶデータストリーム
を生成する。その時に、基準時刻発生手段により発生さ
れた信号に基づいて、基準時刻に近いほどそのＡＶデー
タの開始間隔が短くなるように複数のＡＶデータストリ
ームを生成する。そして、生成された複数のＡＶデータ
ストリームは、データ送出手段より各々別のチャネルに
送出する。したがって、前記基準時刻をＡＶデータの送
出要求の多い時間帯に設定しておけば、同じＡＶデータ
ストリーム数でありながら、一定の時間間隔のＡＶデー
タストリームを生成する場合に比べて、各要求に対する
平均の待ち時間を少なくすることができる。
【００１０】特定的には、前記基準時刻発生手段におい
ては、前記ＡＶデータの送出時刻として予め定めた時刻
が前記基準時刻として設定される。このように設定して
おけば、たとえば番組表などにより予め報知してあるそ
のＡＶデータの送出予定時刻付近では、短い時間間隔で
そのＡＶデータを送出し、その送出予定時刻から離れる
につれて長い時間間隔でＡＶデータが送出され。したが
って、その送出時刻を中心として分布する要求に対して
有効である。
ては、前記ＡＶデータの送出時刻として予め定めた時刻
が前記基準時刻として設定される。このように設定して
おけば、たとえば番組表などにより予め報知してあるそ
のＡＶデータの送出予定時刻付近では、短い時間間隔で
そのＡＶデータを送出し、その送出予定時刻から離れる
につれて長い時間間隔でＡＶデータが送出され。したが
って、その送出時刻を中心として分布する要求に対して
有効である。
【００１１】また特定的には、前記基準時刻発生手段に
おいては、毎時０分、５分、１０分、１５分、２０分、
２５分、３０分、３５分、４０分、４５分、５０分、お
よび、５５分の５分区切りの時分であって、前記ＡＶデ
ータの再生時間に基づいた所定の時刻が前記基準時刻と
して設定される。このように設定しておけば、たとえば
毎時切りよい時刻からＡＶデータの視聴を開始しようと
する受信者や、他のテレビ放送などの終了後にＮＶＯＤ
システムによる番組を視聴しようとする受信者に対し
て、待ち時間を少なくすることができる。
おいては、毎時０分、５分、１０分、１５分、２０分、
２５分、３０分、３５分、４０分、４５分、５０分、お
よび、５５分の５分区切りの時分であって、前記ＡＶデ
ータの再生時間に基づいた所定の時刻が前記基準時刻と
して設定される。このように設定しておけば、たとえば
毎時切りよい時刻からＡＶデータの視聴を開始しようと
する受信者や、他のテレビ放送などの終了後にＮＶＯＤ
システムによる番組を視聴しようとする受信者に対し
て、待ち時間を少なくすることができる。
【００１２】また特定的には、前記送出データ生成手段
は、前記基準時刻より送出するＡＶデータストリーム
と、該基準時刻以降に次第に長くなる時間間隔で送出す
る複数のＡＶデータストリームとを生成する。このよう
にすれば、ＮＶＯＤシステムに限らず、通常の番組の配
信時などにおいて、放送開始の時刻に遅れた受信者に対
して番組を冒頭より視聴可能にする手段としても有効で
ある。すなわち、大多数の受信者はその送出時刻にその
ＡＶデータの視聴を開始し、その時刻に遅れた受信者が
順次遅れて送出されるＡＶデータを視聴する。これによ
り、ほとんどの受信者に対して短い待ち時間でＡＶデー
タを提供できる。
は、前記基準時刻より送出するＡＶデータストリーム
と、該基準時刻以降に次第に長くなる時間間隔で送出す
る複数のＡＶデータストリームとを生成する。このよう
にすれば、ＮＶＯＤシステムに限らず、通常の番組の配
信時などにおいて、放送開始の時刻に遅れた受信者に対
して番組を冒頭より視聴可能にする手段としても有効で
ある。すなわち、大多数の受信者はその送出時刻にその
ＡＶデータの視聴を開始し、その時刻に遅れた受信者が
順次遅れて送出されるＡＶデータを視聴する。これによ
り、ほとんどの受信者に対して短い待ち時間でＡＶデー
タを提供できる。
【００１３】好適には、前記ＡＶデータ記録手段は、前
記送出データ生成手段において前記複数のＡＶデータス
トリームを生成するために同時的に読み出す当該ＡＶデ
ータの複数の箇所のデータを、一括読み出し可能に記録
する。複数のＡＶデータストリームを実時間で生成しな
ければならないため、ＡＶデータの読み出しを高速に行
わなければならず送出データ生成手段の負荷が大きい
が、このように、ＡＶデータの記録時に、同時的に読み
出さなければならないデータを、たとえば各々シーク動
作やサーチ動作が不必要で、一括的に読み出すことがで
きる記録領域にまとめて記録しておけば、前記送出時の
送出データ生成手段の負荷を大幅に軽減することができ
る。
記送出データ生成手段において前記複数のＡＶデータス
トリームを生成するために同時的に読み出す当該ＡＶデ
ータの複数の箇所のデータを、一括読み出し可能に記録
する。複数のＡＶデータストリームを実時間で生成しな
ければならないため、ＡＶデータの読み出しを高速に行
わなければならず送出データ生成手段の負荷が大きい
が、このように、ＡＶデータの記録時に、同時的に読み
出さなければならないデータを、たとえば各々シーク動
作やサーチ動作が不必要で、一括的に読み出すことがで
きる記録領域にまとめて記録しておけば、前記送出時の
送出データ生成手段の負荷を大幅に軽減することができ
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明のデータ送出装置の一実施
の形態を図１〜図５を参照して説明する。本実施の形態
のデータ送出装置は、ＮＶＯＤシステムにおけるデータ
送出のために用いられ、番組の受信を要求した受信者が
ほぼその要求の時刻からその番組を受信可能なように番
組を送出するデータ送出装置である。図１は、本実施例
のデータ送出装置の構成を示す図である。データ送出装
置１は、番組ライブラリ１０、スイッチャ２０、データ
送出部３０、フォーマット部５０およびデータ交換機７
０を有する。なお、データ送出装置１は図示せぬ制御部
を有しており、この制御部からの制御信号に基づいて、
前述した各部は各々所定のタイミングで、また各々同期
して所定の動作を行う。
の形態を図１〜図５を参照して説明する。本実施の形態
のデータ送出装置は、ＮＶＯＤシステムにおけるデータ
送出のために用いられ、番組の受信を要求した受信者が
ほぼその要求の時刻からその番組を受信可能なように番
組を送出するデータ送出装置である。図１は、本実施例
のデータ送出装置の構成を示す図である。データ送出装
置１は、番組ライブラリ１０、スイッチャ２０、データ
送出部３０、フォーマット部５０およびデータ交換機７
０を有する。なお、データ送出装置１は図示せぬ制御部
を有しており、この制御部からの制御信号に基づいて、
前述した各部は各々所定のタイミングで、また各々同期
して所定の動作を行う。
【００１５】まず、データ送出装置１の各部の構成につ
いて、図１を参照して説明する。番組ライブラリ１０
は、このＮＶＯＤシステムにより提供可能な複数の番組
データを蓄積しておくデータ記録装置である。番組ライ
ブラリ１０に蓄積されており送出する予定が近くなった
番組データは、適宜データ送出部３０に転送される。番
組ライブラリ１０は、膨大な量のデータを記録する必要
があり、本実施の形態においては、多数の光磁気（Ｍ
Ｏ）ディスクをオートチェンジャにより自動的に選択し
て、その選択されたＭＯディスクに対してデータの記録
および再生を行うＭＯオートチェンジャ装置を用いる。
いて、図１を参照して説明する。番組ライブラリ１０
は、このＮＶＯＤシステムにより提供可能な複数の番組
データを蓄積しておくデータ記録装置である。番組ライ
ブラリ１０に蓄積されており送出する予定が近くなった
番組データは、適宜データ送出部３０に転送される。番
組ライブラリ１０は、膨大な量のデータを記録する必要
があり、本実施の形態においては、多数の光磁気（Ｍ
Ｏ）ディスクをオートチェンジャにより自動的に選択し
て、その選択されたＭＯディスクに対してデータの記録
および再生を行うＭＯオートチェンジャ装置を用いる。
【００１６】スイッチャ２０は、番組ライブラリ１０か
らの番組データを、データ送出部３０の第１のデータ送
出部３０-1〜第ｍのデータ送出部３０-mのいずれかに入
力するための切り換え手段である。
らの番組データを、データ送出部３０の第１のデータ送
出部３０-1〜第ｍのデータ送出部３０-mのいずれかに入
力するための切り換え手段である。
【００１７】データ送出部３０は、第１のデータ送出部
３０-1〜第ｍのデータ送出部３０-mより構成される。各
データ送出部３０-i（ｉ＝１〜ｍ）は、番組ライブラリ
１０より入力された番組データをデータ送出部３０-i内
の記録部に記録し、その記録された番組データを高速に
再生して最大ｎ個の番組データストリームを生成し、ｎ
個のチャネルより同時的に出力する。
３０-1〜第ｍのデータ送出部３０-mより構成される。各
データ送出部３０-i（ｉ＝１〜ｍ）は、番組ライブラリ
１０より入力された番組データをデータ送出部３０-i内
の記録部に記録し、その記録された番組データを高速に
再生して最大ｎ個の番組データストリームを生成し、ｎ
個のチャネルより同時的に出力する。
【００１８】そのデータ送出部３０の構成について、図
２を参照して詳細に説明する。データ送出部３０の各デ
ータ送出部３０-iは、ＲＯＭ３１、ＲＡＭ３２、外部制
御インターフェイス３３、バス３４、入力インターフェ
イス３５、マス・ストレージ３６、バッファメモリ部３
７、出力インターフェイス３８、送出時刻計時部３９お
よびＣＰＵ４０を有する。
２を参照して詳細に説明する。データ送出部３０の各デ
ータ送出部３０-iは、ＲＯＭ３１、ＲＡＭ３２、外部制
御インターフェイス３３、バス３４、入力インターフェ
イス３５、マス・ストレージ３６、バッファメモリ部３
７、出力インターフェイス３８、送出時刻計時部３９お
よびＣＰＵ４０を有する。
【００１９】ＲＯＭ３１は、ＣＰＵ４０で実行するプロ
グラムを記憶する。ＲＡＭ３２は、ＣＰＵ４０が各種の
演算を実行する際に用いるメインメモリである。外部制
御Ｉ／Ｆ３３は、前記図示せぬデータ送出装置１の制御
部とのインターフェイスである。バス３４は、データ送
出部３０-i内の各部のデータの転送を行うためのデータ
バスであり、たとえば、ＣＰＵ４０とＲＡＭ３２の間の
データ転送などがこのバス３４を介して行われる。
グラムを記憶する。ＲＡＭ３２は、ＣＰＵ４０が各種の
演算を実行する際に用いるメインメモリである。外部制
御Ｉ／Ｆ３３は、前記図示せぬデータ送出装置１の制御
部とのインターフェイスである。バス３４は、データ送
出部３０-i内の各部のデータの転送を行うためのデータ
バスであり、たとえば、ＣＰＵ４０とＲＡＭ３２の間の
データ転送などがこのバス３４を介して行われる。
【００２０】入力Ｉ／Ｆ３５は、スイッチャ２０から転
送される番組データが入力されるインターフェイスであ
る。入力された番組データは、バッファメモリ部３７を
介してマス・ストレージ３６に格納させる。マス・スト
レージ３６は、ハードディスク装置や、光磁気ディスク
（ＭＯ）装置などで構成される大容量でランダムアクセ
ス可能なデータ蓄積装置であり、番組ライブラリ１０か
ら転送された番組データを記録する。
送される番組データが入力されるインターフェイスであ
る。入力された番組データは、バッファメモリ部３７を
介してマス・ストレージ３６に格納させる。マス・スト
レージ３６は、ハードディスク装置や、光磁気ディスク
（ＭＯ）装置などで構成される大容量でランダムアクセ
ス可能なデータ蓄積装置であり、番組ライブラリ１０か
ら転送された番組データを記録する。
【００２１】バッファメモリ部３７は、少なくともマス
・ストレージ３６の物理データ転送ブロックに相当する
容量のバッファメモリを有し、マス・ストレージ３６
と、バス３４、入力Ｉ／Ｆ３５および出力Ｉ／Ｆ３８と
の番組データの転送を制御する。出力Ｉ／Ｆ３８は、マ
ス・ストレージ３６からバッファメモリ部３７を介して
出力された番組データを、フォーマット部５０へ転送す
る。
・ストレージ３６の物理データ転送ブロックに相当する
容量のバッファメモリを有し、マス・ストレージ３６
と、バス３４、入力Ｉ／Ｆ３５および出力Ｉ／Ｆ３８と
の番組データの転送を制御する。出力Ｉ／Ｆ３８は、マ
ス・ストレージ３６からバッファメモリ部３７を介して
出力された番組データを、フォーマット部５０へ転送す
る。
【００２２】送出時刻計時部３９は、データ送出部３０
-iが新たな番組データストリームの生成を開始するタイ
ミングを検出し、そのタイミングをＣＰＵ４０に知らせ
る。送出時刻計時部３９は、外部より基準時刻を設定す
るためのメモリと、時刻を計時する時計を有する。そし
てまずそのメモリに、外部よりその番組データのメイン
のデータストリームの開始時刻が基準時刻として設定さ
れる。その開始時刻に基づいて、ＣＰＵ４０においてそ
の他の各データストリームの開始時刻が求められ、その
各時刻が送出時刻計時部３９内のメモリに記憶される。
そして、前記時計で計時される時刻がその各データスト
リームの開始時刻になったら、その旨の信号をＣＰＵ４
０に知らせる。
-iが新たな番組データストリームの生成を開始するタイ
ミングを検出し、そのタイミングをＣＰＵ４０に知らせ
る。送出時刻計時部３９は、外部より基準時刻を設定す
るためのメモリと、時刻を計時する時計を有する。そし
てまずそのメモリに、外部よりその番組データのメイン
のデータストリームの開始時刻が基準時刻として設定さ
れる。その開始時刻に基づいて、ＣＰＵ４０においてそ
の他の各データストリームの開始時刻が求められ、その
各時刻が送出時刻計時部３９内のメモリに記憶される。
そして、前記時計で計時される時刻がその各データスト
リームの開始時刻になったら、その旨の信号をＣＰＵ４
０に知らせる。
【００２３】ＣＰＵ４０は、前記制御部からの命令、お
よび、ＲＯＭ３１に格納されているプログラムにしたが
って、データ送出部３０-i内の各部を制御する。具体的
には、まず、入力Ｉ／Ｆ３５およびバッファメモリ部３
７を制御して、番組ライブラリ１０から入力された番組
データをマス・ストレージ３６に格納させる。また、外
部から送出時刻計時部３９に設定された基準時刻に基づ
いて、各データストリームの開始時刻を求め、再び送出
時刻計時部３９のメモリに記憶する。さらに、送出時刻
計時部３９から入力される番組データストリームの生成
時刻になったことを示す信号に基づいて、マス・ストレ
ージ３６から番組データを読み出して新たな番組データ
ストリームを生成し、出力Ｉ／Ｆ３８を介してフォーマ
ット部５０に出力する。
よび、ＲＯＭ３１に格納されているプログラムにしたが
って、データ送出部３０-i内の各部を制御する。具体的
には、まず、入力Ｉ／Ｆ３５およびバッファメモリ部３
７を制御して、番組ライブラリ１０から入力された番組
データをマス・ストレージ３６に格納させる。また、外
部から送出時刻計時部３９に設定された基準時刻に基づ
いて、各データストリームの開始時刻を求め、再び送出
時刻計時部３９のメモリに記憶する。さらに、送出時刻
計時部３９から入力される番組データストリームの生成
時刻になったことを示す信号に基づいて、マス・ストレ
ージ３６から番組データを読み出して新たな番組データ
ストリームを生成し、出力Ｉ／Ｆ３８を介してフォーマ
ット部５０に出力する。
【００２４】なお、本実施の形態においては、前記各デ
ータストリームの開始時刻は次のように求める。まず、
第１のデータストリームは送出時刻計時部３９に記録さ
れた基準時刻に開始されるように設定する。次に、その
第１のデータストリームから、その番組の再生時間の１
／４時間ずつずれた時刻より、第４〜第６のデータスト
リームが開始するようにそれらの時刻を決定する。さら
に第１と第４のデータストリームの開始時刻の間を３／
１５および８／１５した時刻に第２および第３のデータ
ストリームを開始するように設定する。
ータストリームの開始時刻は次のように求める。まず、
第１のデータストリームは送出時刻計時部３９に記録さ
れた基準時刻に開始されるように設定する。次に、その
第１のデータストリームから、その番組の再生時間の１
／４時間ずつずれた時刻より、第４〜第６のデータスト
リームが開始するようにそれらの時刻を決定する。さら
に第１と第４のデータストリームの開始時刻の間を３／
１５および８／１５した時刻に第２および第３のデータ
ストリームを開始するように設定する。
【００２５】データ送出部３０-iはたとえばこのような
構成により実施される。引き続き、データ送出装置１の
各部の構成を説明する。フォーマット部５０は、データ
送出部３０の第１のデータ送出部３０-1〜第ｍのデータ
送出部３０-mに対応して設けられた第１のフォーマット
部５０-1〜第ｍのフォーマット部５０-mより構成され
る。各フォーマット部５０-i（ｉ＝１〜ｍ）は、データ
送出部３０-iの各チャネルから出力される番組データス
トリームに、エラー訂正符号を付し、宛先情報などのヘ
ッダを付加し、伝送方式に基づいた所定の伝送フォーマ
ットに変換し、さらに、ｎ個の番組データストリームを
多重化してデータ交換機７０に出力する。なお、本実施
の形態においては、これらの番組データは、ＡＴＭ（非
同期転送モード，Asynchronous Transfer Mode）により
伝送されるものとする。したがってフォーマット部５０
-iにおいては、各番組データストリームよりＡＴＭで伝
送するためのＡＴＭセルを組み立て、多重化してデータ
交換機７０に出力する。
構成により実施される。引き続き、データ送出装置１の
各部の構成を説明する。フォーマット部５０は、データ
送出部３０の第１のデータ送出部３０-1〜第ｍのデータ
送出部３０-mに対応して設けられた第１のフォーマット
部５０-1〜第ｍのフォーマット部５０-mより構成され
る。各フォーマット部５０-i（ｉ＝１〜ｍ）は、データ
送出部３０-iの各チャネルから出力される番組データス
トリームに、エラー訂正符号を付し、宛先情報などのヘ
ッダを付加し、伝送方式に基づいた所定の伝送フォーマ
ットに変換し、さらに、ｎ個の番組データストリームを
多重化してデータ交換機７０に出力する。なお、本実施
の形態においては、これらの番組データは、ＡＴＭ（非
同期転送モード，Asynchronous Transfer Mode）により
伝送されるものとする。したがってフォーマット部５０
-iにおいては、各番組データストリームよりＡＴＭで伝
送するためのＡＴＭセルを組み立て、多重化してデータ
交換機７０に出力する。
【００２６】データ交換機７０は、伝送路に接続され、
フォーマット部５０の各フォーマット部５０-i（ｉ＝１
〜ｎ）から出力されたデータを伝送する。
フォーマット部５０の各フォーマット部５０-i（ｉ＝１
〜ｎ）から出力されたデータを伝送する。
【００２７】次に、本発明のデータ送出装置１の動作に
ついて説明する。なお、本実施の形態においては、再生
時間が６０分の番組Ａのデータを、６個のチャネルより
送出する場合を例示して、データ送出装置１の動作につ
いて説明する。その番組Ａのデータを図３に示す。番組
Ａのデータは、再生時間が０．５秒ごとのデータ（１５
フレーム分の信号）を単位として、データ転送などの処
理が行われる。したがって、６０分の番組Ａのデータ
は、７２００個のデータブロックＡ１〜Ａ７２００より
構成される。なお、この番組のデータは、映像データお
よび音声データともに高能率符号化されたデータであ
る。
ついて説明する。なお、本実施の形態においては、再生
時間が６０分の番組Ａのデータを、６個のチャネルより
送出する場合を例示して、データ送出装置１の動作につ
いて説明する。その番組Ａのデータを図３に示す。番組
Ａのデータは、再生時間が０．５秒ごとのデータ（１５
フレーム分の信号）を単位として、データ転送などの処
理が行われる。したがって、６０分の番組Ａのデータ
は、７２００個のデータブロックＡ１〜Ａ７２００より
構成される。なお、この番組のデータは、映像データお
よび音声データともに高能率符号化されたデータであ
る。
【００２８】まず、その６０分の番組Ａのデータは、番
組ライブラリ１０からスイッチャ２０を介してデータ送
出部３０の任意のデータ送出部３０-i（ｉ＝１〜ｍ）に
入力される。本実施の形態においては、第１のデータ送
出部３０-1に入力されるものとする。なお、この際の番
組Ａのデータの転送は、実時間で行う必要はない。ま
た、データ送出を開始する前の任意の時刻に行っておけ
ばよい。データ送出部３０-1に入力された番組Ａのデー
タは、入力インターフェイス３５からマス・ストレージ
３６を介してバッファメモリ部３７に記録される。
組ライブラリ１０からスイッチャ２０を介してデータ送
出部３０の任意のデータ送出部３０-i（ｉ＝１〜ｍ）に
入力される。本実施の形態においては、第１のデータ送
出部３０-1に入力されるものとする。なお、この際の番
組Ａのデータの転送は、実時間で行う必要はない。ま
た、データ送出を開始する前の任意の時刻に行っておけ
ばよい。データ送出部３０-1に入力された番組Ａのデー
タは、入力インターフェイス３５からマス・ストレージ
３６を介してバッファメモリ部３７に記録される。
【００２９】次に、この番組Ａのデータストリームの中
の、１つのデータストリームの開始時刻を、送出時刻計
時部３９内のメモリに設定する。このデータストリーム
は、基本的には最も多くの視聴者がこの番組Ａを視聴す
るであろうデータストリームの送出時刻を設定すること
が望ましい。なお、これにより開始時刻の設定されたデ
ータストリームを第１のデータストリームと呼ぶ。ま
た、本実施例のようにＮＶＯＤシステムに供されるデー
タ送出装置であって、そのチャネルより同一の番組デー
タストリームが繰り返し送出されるような場合には、そ
の繰り返されるデータストリーム各々の開始時刻を設定
してもよいし、１つの開始時刻を設定し、以後その番組
データの再生時間に基づいて、以降の開始時刻を自動的
に設定するようにしてもよい。本実施の形態において
は、毎時０分に番組Ａの冒頭からのデータが第１のデー
タストリームとして生成されるように設定する。
の、１つのデータストリームの開始時刻を、送出時刻計
時部３９内のメモリに設定する。このデータストリーム
は、基本的には最も多くの視聴者がこの番組Ａを視聴す
るであろうデータストリームの送出時刻を設定すること
が望ましい。なお、これにより開始時刻の設定されたデ
ータストリームを第１のデータストリームと呼ぶ。ま
た、本実施例のようにＮＶＯＤシステムに供されるデー
タ送出装置であって、そのチャネルより同一の番組デー
タストリームが繰り返し送出されるような場合には、そ
の繰り返されるデータストリーム各々の開始時刻を設定
してもよいし、１つの開始時刻を設定し、以後その番組
データの再生時間に基づいて、以降の開始時刻を自動的
に設定するようにしてもよい。本実施の形態において
は、毎時０分に番組Ａの冒頭からのデータが第１のデー
タストリームとして生成されるように設定する。
【００３０】次に、この番組Ａの生成される６個のデー
タストリームの中の、前記第１のデータストリーム以外
の第２〜第６のデータストリームの生成開始時刻を設定
する。これは、各データストリームの第１のデータスト
リームからのずれ時間を所定のルールにより求め、この
ずれ時間を送出時刻計時部３９のメモリに設定された前
記第１のデータストリームの開始時刻に加算して求め
る。またこの際に、第１のデータストリームの開始時刻
に近い時間帯においてはずれの時間間隔を狭くし、第１
のデータストリームの開始時刻から離れるにつれて各デ
ータストリームのずれの時間を長くとるようにする。
タストリームの中の、前記第１のデータストリーム以外
の第２〜第６のデータストリームの生成開始時刻を設定
する。これは、各データストリームの第１のデータスト
リームからのずれ時間を所定のルールにより求め、この
ずれ時間を送出時刻計時部３９のメモリに設定された前
記第１のデータストリームの開始時刻に加算して求め
る。またこの際に、第１のデータストリームの開始時刻
に近い時間帯においてはずれの時間間隔を狭くし、第１
のデータストリームの開始時刻から離れるにつれて各デ
ータストリームのずれの時間を長くとるようにする。
【００３１】本実施の形態においては、第１のデータス
トリームから、この番組Ａの再生時間（本実施の形態に
おいては６０分）の１／４時間ずつずれた時刻より、第
４〜第６のデータストリームを開始するように設定し、
さらに第１と第４のデータストリームの開始時刻の間を
３／１５および８／１５した時刻に第２および第３のデ
ータストリームを開始するように設定する。具体的に
は、第２〜第６のデータストリームにおいては、第１の
データストリームより各々３分、８分、１５分、３０
分、および、４５分ずれた時刻より番組Ａの冒頭からの
データが開始される。なお、前記各データストリームの
開始時間は、ＲＡＭ３２内に予め記憶されたルールに基
づいて、ＣＰＵ４０にて演算が行われ求められる。求め
られた各データストリームの開始時間は、再び送出時刻
計時部３９内のメモリに記憶される。
トリームから、この番組Ａの再生時間（本実施の形態に
おいては６０分）の１／４時間ずつずれた時刻より、第
４〜第６のデータストリームを開始するように設定し、
さらに第１と第４のデータストリームの開始時刻の間を
３／１５および８／１５した時刻に第２および第３のデ
ータストリームを開始するように設定する。具体的に
は、第２〜第６のデータストリームにおいては、第１の
データストリームより各々３分、８分、１５分、３０
分、および、４５分ずれた時刻より番組Ａの冒頭からの
データが開始される。なお、前記各データストリームの
開始時間は、ＲＡＭ３２内に予め記憶されたルールに基
づいて、ＣＰＵ４０にて演算が行われ求められる。求め
られた各データストリームの開始時間は、再び送出時刻
計時部３９内のメモリに記憶される。
【００３２】そして、送出時刻計時部３９において、送
出時刻計時部３９内に設けられた時計の示す時刻と、前
記設定された時刻とが照合され、その照合結果に基づい
て送出時刻計時部３９からＣＰＵ４０に番組Ａのデータ
を冒頭より再生してデータストリームを生成する旨の信
号が出力される。これによりＣＰＵ４０は、バッファメ
モリ部３７を介してマス・ストレージ３６の所望のデー
タブロックを読み出し、出力Ｉ／Ｆ３８を介してフォー
マット部５０に出力する。これにより、前記時間ずつず
れた６個のデータストリームが生成され、出力Ｉ／Ｆ３
８のチャネル１〜６より出力される。
出時刻計時部３９内に設けられた時計の示す時刻と、前
記設定された時刻とが照合され、その照合結果に基づい
て送出時刻計時部３９からＣＰＵ４０に番組Ａのデータ
を冒頭より再生してデータストリームを生成する旨の信
号が出力される。これによりＣＰＵ４０は、バッファメ
モリ部３７を介してマス・ストレージ３６の所望のデー
タブロックを読み出し、出力Ｉ／Ｆ３８を介してフォー
マット部５０に出力する。これにより、前記時間ずつず
れた６個のデータストリームが生成され、出力Ｉ／Ｆ３
８のチャネル１〜６より出力される。
【００３３】このマス・ストレージ３６に記録されてい
る番組Ａのデータの読み出し状態、および、生成された
データストリームについて、図４および図５を参照して
具体的に説明する。なお、図４および図５は、各データ
ストリームの生成が既に繰り返し行われている中でのあ
る時間からのデータの読み出し状態および生成されたデ
ータストリームを示す。図４は、マス・ストレージ３６
から同時的に読み出すデータブロックを示す図である。
図４に示すように、データ送出部３０-1においては、マ
ス・ストレージ３６上に記録された番組Ａのデータをラ
ンダムアクセスして、各データストリームを生成するの
に必要なデータブロックを読み出し、各チャネルに出力
する。またその際には、再生時間０．５秒分のデータ
を、最大でも０．５／６［秒］以下の時間で読み出す。
る番組Ａのデータの読み出し状態、および、生成された
データストリームについて、図４および図５を参照して
具体的に説明する。なお、図４および図５は、各データ
ストリームの生成が既に繰り返し行われている中でのあ
る時間からのデータの読み出し状態および生成されたデ
ータストリームを示す。図４は、マス・ストレージ３６
から同時的に読み出すデータブロックを示す図である。
図４に示すように、データ送出部３０-1においては、マ
ス・ストレージ３６上に記録された番組Ａのデータをラ
ンダムアクセスして、各データストリームを生成するの
に必要なデータブロックを読み出し、各チャネルに出力
する。またその際には、再生時間０．５秒分のデータ
を、最大でも０．５／６［秒］以下の時間で読み出す。
【００３４】たとえば、第１のチャネルに出力する第１
のデータストリームの生成を開始する毎時０分（時刻ｔ
０）には、図４（Ａ）に示すように、第１のチャネルに
出力する番組データの最初のデータＡ１、第２のチャネ
ルに出力する第１のチャネルより３分遅れた箇所（５７
分〜）のデータＡ６８４１、第３のチャネルに出力する
第２のチャネルよりさらに５分遅れた箇所（５２分〜）
のデータＡ６２４１、第４のチャネルに出力する第３の
チャネルよりさらに７分遅れた箇所（４５分〜）のデー
タＡ５４０１、および、第５および第６のチャネルに出
力する第４のチャネルよりさらに１５分ずつ遅れた箇所
（３０分〜および１５分〜）のデータＡ３６０１，Ａ１
８０１の６個のデータブロックを、０．５秒の間に読み
出す。
のデータストリームの生成を開始する毎時０分（時刻ｔ
０）には、図４（Ａ）に示すように、第１のチャネルに
出力する番組データの最初のデータＡ１、第２のチャネ
ルに出力する第１のチャネルより３分遅れた箇所（５７
分〜）のデータＡ６８４１、第３のチャネルに出力する
第２のチャネルよりさらに５分遅れた箇所（５２分〜）
のデータＡ６２４１、第４のチャネルに出力する第３の
チャネルよりさらに７分遅れた箇所（４５分〜）のデー
タＡ５４０１、および、第５および第６のチャネルに出
力する第４のチャネルよりさらに１５分ずつ遅れた箇所
（３０分〜および１５分〜）のデータＡ３６０１，Ａ１
８０１の６個のデータブロックを、０．５秒の間に読み
出す。
【００３５】以後同様に、毎時３分、８分、１５分、３
０分および４５分に図４（Ｂ）〜（Ｆ）に示すようにデ
ータを読み出す。その結果、図５に示すような６個のデ
ータストリームが生成され、各々チャネル１（ｃｈ１）
〜チャネル６（ｃｈ６）より出力される。
０分および４５分に図４（Ｂ）〜（Ｆ）に示すようにデ
ータを読み出す。その結果、図５に示すような６個のデ
ータストリームが生成され、各々チャネル１（ｃｈ１）
〜チャネル６（ｃｈ６）より出力される。
【００３６】フォーマット部５０に出力された各データ
ストリームは、フォーマット部５０内の第１のフォーマ
ット部５０-1に入力され、各データストリームごとにエ
ラー訂正符号が付され、宛先情報などのヘッダが付加さ
れる。そして、ＡＴＭにより伝送するためのＡＴＭセル
が組み立てられ、さらに多重化されてデータ交換機７０
に出力される。データ交換機７０に出力された番組デー
タは、伝送路を介して配信される。
ストリームは、フォーマット部５０内の第１のフォーマ
ット部５０-1に入力され、各データストリームごとにエ
ラー訂正符号が付され、宛先情報などのヘッダが付加さ
れる。そして、ＡＴＭにより伝送するためのＡＴＭセル
が組み立てられ、さらに多重化されてデータ交換機７０
に出力される。データ交換機７０に出力された番組デー
タは、伝送路を介して配信される。
【００３７】このように、本実施の形態のデータ送出装
置１においては、６０分の番組データを６チャネルを用
いて配信している。そして、その各チャネルの番組デー
タストリームは、毎時０分に冒頭より開始されるデータ
ストリームより、順次３分，５分，７分，１５分，１５
分，１５分ずつずれて配信される。すなわち、他のテレ
ビ番組の切り換わり時刻などになっており、新たな番組
の視聴に入る視聴者が多い毎時０分付近の時間帯には短
い時間間隔で番組データが送出されている。したがっ
て、１０分間隔で６チャネルを用いて配信している場合
に比べて、より多くの視聴者の希望に有効に応じること
ができる。すなわち、視聴者の平均待ち時間を減らすこ
とができ、有効に番組データを配信することができる。
置１においては、６０分の番組データを６チャネルを用
いて配信している。そして、その各チャネルの番組デー
タストリームは、毎時０分に冒頭より開始されるデータ
ストリームより、順次３分，５分，７分，１５分，１５
分，１５分ずつずれて配信される。すなわち、他のテレ
ビ番組の切り換わり時刻などになっており、新たな番組
の視聴に入る視聴者が多い毎時０分付近の時間帯には短
い時間間隔で番組データが送出されている。したがっ
て、１０分間隔で６チャネルを用いて配信している場合
に比べて、より多くの視聴者の希望に有効に応じること
ができる。すなわち、視聴者の平均待ち時間を減らすこ
とができ、有効に番組データを配信することができる。
【００３８】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、本実
施の形態のデータ送出部３０-i（ｉ＝１〜ｍ）におい
て、マス・ストレージ３６には番組データを通常のデー
タ形式で記録しておき、その記録されたデータをランダ
ムアクセスすることにより、複数のデータストリームに
対応した複数の箇所を同時的に読み出していた。しか
し、送出するデータストリームの時間間隔が決定されて
いるのであれば、読み出すデータの順番は決まっている
ので、その順番でデータを記録するようにしてもよい。
すなわち、図４（Ａ）〜（Ｆ）に示したような順番で記
録媒体上にデータを記録するようにしてもよい。このよ
うに記録しておけば、データ読み出し時のシーク時間や
サーチ時間を少なくすることができ、多数のチャネルに
並行してデータを送出する場合などで、データのアクセ
ス時間を少しでも短縮したい場合に有効である。
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、本実
施の形態のデータ送出部３０-i（ｉ＝１〜ｍ）におい
て、マス・ストレージ３６には番組データを通常のデー
タ形式で記録しておき、その記録されたデータをランダ
ムアクセスすることにより、複数のデータストリームに
対応した複数の箇所を同時的に読み出していた。しか
し、送出するデータストリームの時間間隔が決定されて
いるのであれば、読み出すデータの順番は決まっている
ので、その順番でデータを記録するようにしてもよい。
すなわち、図４（Ａ）〜（Ｆ）に示したような順番で記
録媒体上にデータを記録するようにしてもよい。このよ
うに記録しておけば、データ読み出し時のシーク時間や
サーチ時間を少なくすることができ、多数のチャネルに
並行してデータを送出する場合などで、データのアクセ
ス時間を少しでも短縮したい場合に有効である。
【００３９】また、本実施の形態においては、本発明の
データ送出装置をＮＯＶＤシステムに適用した場合につ
いて説明したが、ＮＶＯＤシステムにのみ限られるもの
ではない。たとえば、ケーブルテレビなどの通常の番組
の配信に用いてもよい。その場合には、第１のチャネル
を通常の番組表に基づいた番組データの配信に用い、第
２チャネル以降を順次遅らせたデータの配信に用いれば
よい。このようにすれば、その所定の時間より視聴する
つもりが何らかの理由により番組開始時間を逃してしま
った視聴者は、その遅れて開始されるチャネルを選択す
ればよく、番組データが有効に配信されることになる。
なお、その場合も、各データストリームの時間間隔は第
１のチャネルの開始時刻に近い時間帯ほど短い時間間隔
にすることが有効である。
データ送出装置をＮＯＶＤシステムに適用した場合につ
いて説明したが、ＮＶＯＤシステムにのみ限られるもの
ではない。たとえば、ケーブルテレビなどの通常の番組
の配信に用いてもよい。その場合には、第１のチャネル
を通常の番組表に基づいた番組データの配信に用い、第
２チャネル以降を順次遅らせたデータの配信に用いれば
よい。このようにすれば、その所定の時間より視聴する
つもりが何らかの理由により番組開始時間を逃してしま
った視聴者は、その遅れて開始されるチャネルを選択す
ればよく、番組データが有効に配信されることになる。
なお、その場合も、各データストリームの時間間隔は第
１のチャネルの開始時刻に近い時間帯ほど短い時間間隔
にすることが有効である。
【００４０】また、本実施の形態においては、第１のデ
ータストリームの送出時刻を毎時０分としたが、それ以
外の任意の時刻を設定してよい。たとえば、その番組の
配信時刻を報知できるような番組配信システムであれ
ば、その時刻を第１のデータストリームの送出時刻とす
ればよい。また、特に配信時刻を定めない、たとえばＮ
ＶＯＤシステムに適用するような場合であれば、視聴者
が視聴を開始し易い任意の時刻を第１のデータストリー
ムの送出時刻としてよい。その際には、その番組の再生
時間に応じて、その他のデータストリームの送出時刻を
決定する。具体的には、２時間の番組であれば、たとえ
ば１８時、２０時、２２時、・・・などを第１のデータ
ストリームの送出時刻に決定すればよいし、１時間３０
分の番組であれば１８時、１９時３０分、２２時、・・
・などをその送出時刻に決定すればよい。
ータストリームの送出時刻を毎時０分としたが、それ以
外の任意の時刻を設定してよい。たとえば、その番組の
配信時刻を報知できるような番組配信システムであれ
ば、その時刻を第１のデータストリームの送出時刻とす
ればよい。また、特に配信時刻を定めない、たとえばＮ
ＶＯＤシステムに適用するような場合であれば、視聴者
が視聴を開始し易い任意の時刻を第１のデータストリー
ムの送出時刻としてよい。その際には、その番組の再生
時間に応じて、その他のデータストリームの送出時刻を
決定する。具体的には、２時間の番組であれば、たとえ
ば１８時、２０時、２２時、・・・などを第１のデータ
ストリームの送出時刻に決定すればよいし、１時間３０
分の番組であれば１８時、１９時３０分、２２時、・・
・などをその送出時刻に決定すればよい。
【００４１】また、番組ライブラリ１０は、ＭＯオート
チェンジャ装置に限られるものではなく、大容量のハー
ド磁気ディスク装置や、ＶＴＲテープを用いた記録装置
を用いてもよい。また、その記録容量も適用するＮＶＯ
Ｄシステムのチャネル数や提供番組数などに応じた任意
の容量でよい。また、番組データストリームを生成する
時刻になった旨の信号の、送出時刻計時部３９からＣＰ
Ｕ４０への伝達は、バス３４を介したデータ転送により
行っても、ＣＰＵ４０の割り込み信号を介して行っても
よい。
チェンジャ装置に限られるものではなく、大容量のハー
ド磁気ディスク装置や、ＶＴＲテープを用いた記録装置
を用いてもよい。また、その記録容量も適用するＮＶＯ
Ｄシステムのチャネル数や提供番組数などに応じた任意
の容量でよい。また、番組データストリームを生成する
時刻になった旨の信号の、送出時刻計時部３９からＣＰ
Ｕ４０への伝達は、バス３４を介したデータ転送により
行っても、ＣＰＵ４０の割り込み信号を介して行っても
よい。
【００４２】
【発明の効果】本発明のデータ送出装置によれば、受信
者の要求が多くなる時間帯において、短い時間帯で番組
データを送出できるので、受信者の平均待ち時間を短く
することができ、受信者の要求により有効に応答するこ
とができるデータ送出装置を提供することができる。
者の要求が多くなる時間帯において、短い時間帯で番組
データを送出できるので、受信者の平均待ち時間を短く
することができ、受信者の要求により有効に応答するこ
とができるデータ送出装置を提供することができる。
【図１】本発明に係わるデータ送出装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】図１に示したデータ送出装置のデータ送出部の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図３】図１に示したデータ送出装置において送出する
番組データの構成を示す図である。
番組データの構成を示す図である。
【図４】図２に示したデータ送出部のマス・ストレージ
から同時的に読み出すデータブロックを示す図であり、
（Ａ）は第１のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ０（毎時０分）における読み出しデータを示す図、
（Ｂ）は第２のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ１（毎時３分）における読み出しデータを示す図、
（Ｃ）は第３のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ２（毎時８分）における読み出しデータを示す図、
（Ｄ）は第４のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ３（毎時１５分）における読み出しデータを示す図、
（Ｅ）は第５のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ４（毎時３０分）における読み出しデータを示す図、
（Ｆ）は第６のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ５（毎時４５分）における読み出しデータを示す図で
ある。
から同時的に読み出すデータブロックを示す図であり、
（Ａ）は第１のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ０（毎時０分）における読み出しデータを示す図、
（Ｂ）は第２のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ１（毎時３分）における読み出しデータを示す図、
（Ｃ）は第３のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ２（毎時８分）における読み出しデータを示す図、
（Ｄ）は第４のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ３（毎時１５分）における読み出しデータを示す図、
（Ｅ）は第５のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ４（毎時３０分）における読み出しデータを示す図、
（Ｆ）は第６のデータストリームの生成を開始した時刻
ｔ５（毎時４５分）における読み出しデータを示す図で
ある。
【図５】図２に示したデータ送出部において生成された
データストリームを示す図であり、（Ａ）〜（Ｆ）は各
々チャネル１〜チャネル６より出力される第１〜第６の
データストリームを示す図である。
データストリームを示す図であり、（Ａ）〜（Ｆ）は各
々チャネル１〜チャネル６より出力される第１〜第６の
データストリームを示す図である。
１…データ送出装置 １０…番組ライブラリ ２０…スイッチャ ３０…データ送出部 ３１…ＲＯＭ ３２…ＲＡＭ ３３…外部制御Ｉ／Ｆ ３４…バス ３５…入力インターフェイス ３６…マス・ストレージ ３７…バッファメモリ部 ３８…出力Ｉ／Ｆ ３９…送出時刻計時部 ４０…ＣＰＵ ５０…フォーマット部 ７０…データ交換機
Claims (5)
- 【請求項１】オーディオデータおよび映像データのいず
れか一方または両方を有するＡＶデータを記録するＡＶ
データ記録手段と、 予め設定された所定の基準時刻を示す信号を発生する基
準時刻発生手段と、 前記記憶されているＡＶデータを読み出し、前記基準時
刻に近い時間帯ほど短い時間間隔で順に冒頭より再生可
能なような、複数のＡＶデータストリームを生成する送
出データ生成手段と、 前記生成された複数のＡＶデータストリームを所定の伝
送フォーマットに変換して複数のチャネルに送出するデ
ータ送出手段とを有するデータ送出装置。 - 【請求項２】前記基準時刻発生手段においては、前記Ａ
Ｖデータの送出時刻として予め定めた時刻が前記基準時
刻として設定される請求項１記載のデータ送出装置。 - 【請求項３】前記基準時刻発生手段においては、毎時０
分、５分、１０分、１５分、２０分、２５分、３０分、
３５分、４０分、４５分、５０分、および、５５分の５
分区切りの時分であって、前記ＡＶデータの再生時間に
基づいた所定の時刻が前記基準時刻として設定される請
求項１記載のデータ送出装置。 - 【請求項４】前記送出データ生成手段は、前記基準時刻
より送出するＡＶデータストリームと、該基準時刻以降
に次第に長くなる時間間隔で送出する複数のＡＶデータ
ストリームとを生成する請求項１〜３いずれか記載のデ
ータ送出装置。 - 【請求項５】前記ＡＶデータ記録手段は、前記送出デー
タ生成手段において前記複数のＡＶデータストリームを
生成するために同時的に読み出す当該ＡＶデータの複数
の箇所のデータを、一括的に読み出し可能に記録する請
求項１〜４いずれか記載のデータ送出装置。
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