JPH0991577A - 集合住宅火災監視システム - Google Patents
集合住宅火災監視システムInfo
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- JPH0991577A JPH0991577A JP24477995A JP24477995A JPH0991577A JP H0991577 A JPH0991577 A JP H0991577A JP 24477995 A JP24477995 A JP 24477995A JP 24477995 A JP24477995 A JP 24477995A JP H0991577 A JPH0991577 A JP H0991577A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】住戸用受信機が、火災感知器からの火災発報、
その他の異常を、簡単な構成によって感知器回線を単位
として判別できるとともに、各火災感知器において、そ
の他の異常が発生したことが、一目で分かるようにす
る。 【解決手段】火災感知器Sは、監視時、火災発報時、そ
の他の異常時には、異なる信号を感知器回線Lsに送出
する一方、住戸用受信機1では、このときの信号線L1
3から送出される信号を検出して、火災発報、その他の
異常を感知器回線Lsを単位として判別する。
その他の異常を、簡単な構成によって感知器回線を単位
として判別できるとともに、各火災感知器において、そ
の他の異常が発生したことが、一目で分かるようにす
る。 【解決手段】火災感知器Sは、監視時、火災発報時、そ
の他の異常時には、異なる信号を感知器回線Lsに送出
する一方、住戸用受信機1では、このときの信号線L1
3から送出される信号を検出して、火災発報、その他の
異常を感知器回線Lsを単位として判別する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集合住宅火災監視シ
ステムに関し、更に詳しくは、各住戸の戸外からの動作
試験機能を有した集合住宅火災監視システムに関する。
ステムに関し、更に詳しくは、各住戸の戸外からの動作
試験機能を有した集合住宅火災監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時では、集合住宅火災監視システムと
して、各住戸の玄関口などに試験端子付中継器を備えた
火災監視システムが、開発されている。このシステムの
構成を図4に示す。各住戸内に設けられた住戸用受信機
1は、住宅情報盤やアラームユニットなどから成り、戸
外に設けられ、ドアホン子器の機能を有した戸外表示器
2と信号線L12を介して接続されるとともに、火災感
知器Sが接続された感知器回線Ls(L−C)と試験端
子付中継器3、信号線L13(T1〜T10)を介して
接続されている。
して、各住戸の玄関口などに試験端子付中継器を備えた
火災監視システムが、開発されている。このシステムの
構成を図4に示す。各住戸内に設けられた住戸用受信機
1は、住宅情報盤やアラームユニットなどから成り、戸
外に設けられ、ドアホン子器の機能を有した戸外表示器
2と信号線L12を介して接続されるとともに、火災感
知器Sが接続された感知器回線Ls(L−C)と試験端
子付中継器3、信号線L13(T1〜T10)を介して
接続されている。
【0003】試験端子付中継器3には、試験端子J1〜
J7を備えており、遠隔試験器5(図5参照、後述)を
接続して、火災感知器S等の動作試験が、住戸人が不在
の場合にでも、戸外からできるようになっている。ま
た、このシステムが大規模な集合住宅に用いられている
ときには、各住戸に設置された複数の住戸用受信機1
は、管理人室等に設置された警報監視盤(不図示)の他
に、試験端子付中継器3、信号線L34(P1〜P6)
を介して、住棟受信機4に接続されている。
J7を備えており、遠隔試験器5(図5参照、後述)を
接続して、火災感知器S等の動作試験が、住戸人が不在
の場合にでも、戸外からできるようになっている。ま
た、このシステムが大規模な集合住宅に用いられている
ときには、各住戸に設置された複数の住戸用受信機1
は、管理人室等に設置された警報監視盤(不図示)の他
に、試験端子付中継器3、信号線L34(P1〜P6)
を介して、住棟受信機4に接続されている。
【0004】この住棟受信機4からは、信号線L34と
して、感知器回線Laと、地区ベル回線Lbと、電源線
Lcとを導出しており、試験端子付中継器3を介して、
各住戸の住戸用受信機1を接続している。このため、感
知器回線Laから各住戸毎の火災発生を検知し、地区ベ
ル回線Lbを介して警報制御信号を送信して、近隣住戸
の住戸用受信機1が作動できるようになっている。な
お、電源線Lcは、停電時などに住戸用受信機1にバッ
クアップ電源を供給する。
して、感知器回線Laと、地区ベル回線Lbと、電源線
Lcとを導出しており、試験端子付中継器3を介して、
各住戸の住戸用受信機1を接続している。このため、感
知器回線Laから各住戸毎の火災発生を検知し、地区ベ
ル回線Lbを介して警報制御信号を送信して、近隣住戸
の住戸用受信機1が作動できるようになっている。な
お、電源線Lcは、停電時などに住戸用受信機1にバッ
クアップ電源を供給する。
【0005】図示するように、住戸用受信機1には、感
知器回線Lsの導通及び火災感知器Sの発報を監視する
導通/火災監視回路11と、警報表示、警報音出力等を
行う警報回路12と、内部電源13と、停電時に電源の
供給を内部電源13から住棟受信機4から供給される電
源に切り替える電源切替部14と、住棟受信機4に火災
確認信号を送出するための火災リレーR等を備えてお
り、試験端子付中継器3には、コイルLxによって切替
動作する制御接点Soを有した感知器接続切替回路31
と、ホトカプラPCを有した試験中信号発生回路32と
を備えている。
知器回線Lsの導通及び火災感知器Sの発報を監視する
導通/火災監視回路11と、警報表示、警報音出力等を
行う警報回路12と、内部電源13と、停電時に電源の
供給を内部電源13から住棟受信機4から供給される電
源に切り替える電源切替部14と、住棟受信機4に火災
確認信号を送出するための火災リレーR等を備えてお
り、試験端子付中継器3には、コイルLxによって切替
動作する制御接点Soを有した感知器接続切替回路31
と、ホトカプラPCを有した試験中信号発生回路32と
を備えている。
【0006】以下に、基本動作を説明する。感知器回線
Lsのいずれかの火災感知器Sが発報すると、住戸用受
信機1では、中継器3を介してこれを受信し(T1,T
2)、導通/火災監視回路11で検知する。これによっ
て、住戸用受信機1では、感知器回線Lsを単位とした
発報が分かり、警報回路12から火災表示ランプ(不図
示)を点灯あるいは点滅させ、第1の火災警報を出力す
る。この第1の火災警報は、火災の発生が検知されたこ
とを知らせ、実火災か否かを住人に確認するように促す
ものである。例えば、「火災が検知されました。誤報で
あれば、警報停止スイッチを操作して下さい」という様
なメッセージである。
Lsのいずれかの火災感知器Sが発報すると、住戸用受
信機1では、中継器3を介してこれを受信し(T1,T
2)、導通/火災監視回路11で検知する。これによっ
て、住戸用受信機1では、感知器回線Lsを単位とした
発報が分かり、警報回路12から火災表示ランプ(不図
示)を点灯あるいは点滅させ、第1の火災警報を出力す
る。この第1の火災警報は、火災の発生が検知されたこ
とを知らせ、実火災か否かを住人に確認するように促す
ものである。例えば、「火災が検知されました。誤報で
あれば、警報停止スイッチを操作して下さい」という様
なメッセージである。
【0007】この第1の火災警報は、住戸用受信機1か
ら所定時間、継続して出力されるので、この所定時間内
に住戸用受信機1に設けられた警報停止スイッチ(不図
示)を操作すれば、この警報出力は停止するが、所定時
間内に警報停止スイッチを操作しない場合は、住戸用受
信機1では、導通/火災監視回路11が、火災リレーR
を駆動し接点rを閉じて、住棟受信機4に試験端子中継
器3を介して火災確認信号を出力する(T5,T6)。
なお、火災確認信号は、第1の火災警報出力前に火災発
生を確認した時に、住戸用受信機1に設けられた非常ス
イッチ(不図示)を操作して出力してもよい。
ら所定時間、継続して出力されるので、この所定時間内
に住戸用受信機1に設けられた警報停止スイッチ(不図
示)を操作すれば、この警報出力は停止するが、所定時
間内に警報停止スイッチを操作しない場合は、住戸用受
信機1では、導通/火災監視回路11が、火災リレーR
を駆動し接点rを閉じて、住棟受信機4に試験端子中継
器3を介して火災確認信号を出力する(T5,T6)。
なお、火災確認信号は、第1の火災警報出力前に火災発
生を確認した時に、住戸用受信機1に設けられた非常ス
イッチ(不図示)を操作して出力してもよい。
【0008】火災確認信号を出力した住戸用受信機1
は、警報回路12を通じて、第2の火災警報を発報す
る。この第2の火災警報は、火災の発生がしたことを知
らせるためのものであり、住人に避難するよう求めるも
のである。例えば、「火災が発生しました。すぐに避難
して下さい」という様なメッセージである。この第2の
火災警報を出力したときには、同時に戸外表示器2に火
災の発生を表示するとともに、戸外表示器2や増設スピ
ーカ(不図示)から、第2の火災警報の音声メッセージ
を出力することもできる。
は、警報回路12を通じて、第2の火災警報を発報す
る。この第2の火災警報は、火災の発生がしたことを知
らせるためのものであり、住人に避難するよう求めるも
のである。例えば、「火災が発生しました。すぐに避難
して下さい」という様なメッセージである。この第2の
火災警報を出力したときには、同時に戸外表示器2に火
災の発生を表示するとともに、戸外表示器2や増設スピ
ーカ(不図示)から、第2の火災警報の音声メッセージ
を出力することもできる。
【0009】住棟受信機4では、感知器回線Laを介し
て火災確認信号を受信すると、予め定められた住戸の住
戸用受信機1に対し、地区ベル回線Lbを介して警報制
御信号を出力する。この警報制御信号が伝送される住戸
は、火災確認信号を出力した住戸及び同一階や直上階な
どの近隣住戸である。なお、住棟受信機4が接続されて
いない小規模な火災監視システムでは、警報監視盤が地
区ベルの鳴動などを行い、近隣住戸に火災の発生を知ら
せる。
て火災確認信号を受信すると、予め定められた住戸の住
戸用受信機1に対し、地区ベル回線Lbを介して警報制
御信号を出力する。この警報制御信号が伝送される住戸
は、火災確認信号を出力した住戸及び同一階や直上階な
どの近隣住戸である。なお、住棟受信機4が接続されて
いない小規模な火災監視システムでは、警報監視盤が地
区ベルの鳴動などを行い、近隣住戸に火災の発生を知ら
せる。
【0010】以上、実際に火災が発生したときの動作に
ついて説明したが、このようなシステムでは、試験端子
付中継器3に遠隔試験器5を接続して、戸外からの動作
試験を可能にしている。図5には、遠隔試験器5の構成
を示している。図示するように遠隔試験器5には、電源
スイッチ51と、電池52と、リレー制御回路53と、
感知器回線LsにDC24Vの電源を供給する定電圧回
路54と、感知器回線LsにDC48Vの電源を供給す
る倍電圧回路55と、感知器試験スイッチSW51を有
した感知器試験回路56と、住戸試験スイッチSW52
と住棟試験スイッチSW53と短絡保持時間を異ならせ
るためのタイマTとを有した住戸用/住棟受信機試験回
路57とを備えている。
ついて説明したが、このようなシステムでは、試験端子
付中継器3に遠隔試験器5を接続して、戸外からの動作
試験を可能にしている。図5には、遠隔試験器5の構成
を示している。図示するように遠隔試験器5には、電源
スイッチ51と、電池52と、リレー制御回路53と、
感知器回線LsにDC24Vの電源を供給する定電圧回
路54と、感知器回線LsにDC48Vの電源を供給す
る倍電圧回路55と、感知器試験スイッチSW51を有
した感知器試験回路56と、住戸試験スイッチSW52
と住棟試験スイッチSW53と短絡保持時間を異ならせ
るためのタイマTとを有した住戸用/住棟受信機試験回
路57とを備えている。
【0011】遠隔試験器5を試験端子付中継器3の試験
端子J1〜J7に接続すると、遠隔試験器5は、端子J
1から電源を供給して、中継器3の試験中信号発生回路
32を作動させ、住戸用受信機1に試験中信号を送出し
た(T3,T4)後に、感知器接続切替回路31を作動
させ、接点Soをb側に切り替えて、火災感知器S(感
知器回線Ls)と遠隔試験器5とを接続する。
端子J1〜J7に接続すると、遠隔試験器5は、端子J
1から電源を供給して、中継器3の試験中信号発生回路
32を作動させ、住戸用受信機1に試験中信号を送出し
た(T3,T4)後に、感知器接続切替回路31を作動
させ、接点Soをb側に切り替えて、火災感知器S(感
知器回線Ls)と遠隔試験器5とを接続する。
【0012】すると、遠隔試験器5では、火災感知器S
の動作試験、住戸用受信機1及び戸外表示器2の動作試
験、住棟受信機4の連動試験が行えるようになる。火災
感知器Sの動作試験を行うときには、感知器試験スイッ
チSW51を操作して、感知器試験回路56から、火災
感知器Sのアドレスを指定した感知器試験信号を出力
し、火災感知器Sからの発報の有無を、表示部(不図
示)などで確認して、発報動作及び断線異常を確認す
る。
の動作試験、住戸用受信機1及び戸外表示器2の動作試
験、住棟受信機4の連動試験が行えるようになる。火災
感知器Sの動作試験を行うときには、感知器試験スイッ
チSW51を操作して、感知器試験回路56から、火災
感知器Sのアドレスを指定した感知器試験信号を出力
し、火災感知器Sからの発報の有無を、表示部(不図
示)などで確認して、発報動作及び断線異常を確認す
る。
【0013】住戸用受信機1及び戸外表示器2の動作試
験を行うときには、住戸試験スイッチSW52を操作し
て、住戸用/住棟受信機試験回路57から住戸試験信号
を送出する。住戸用受信機1の導通/火災監視回路11
では、この信号を検知すると、試験中信号を受信してい
るので警報は出力せず、戸外表示器2に制御信号を出力
して、試験表示あるいは音声メッセージの出力を指示す
る。これにより、住戸用受信機1の動作試験が、住戸人
に迷惑をかけずに戸外から実施できる。
験を行うときには、住戸試験スイッチSW52を操作し
て、住戸用/住棟受信機試験回路57から住戸試験信号
を送出する。住戸用受信機1の導通/火災監視回路11
では、この信号を検知すると、試験中信号を受信してい
るので警報は出力せず、戸外表示器2に制御信号を出力
して、試験表示あるいは音声メッセージの出力を指示す
る。これにより、住戸用受信機1の動作試験が、住戸人
に迷惑をかけずに戸外から実施できる。
【0014】住棟受信機4の連動試験を行うときには、
住棟試験スイッチSW53を操作して、住戸用/住棟受
信機試験回路57から住棟試験信号を送出する。この住
棟試験信号は、住戸試験信号とは、タイマTによって短
絡保持時間が異なって出力されるので、住戸用受信機1
の導通/火災監視回路11では、これらの信号の短絡時
間の差異を判別して、住棟試験信号であれば、火災リレ
ーRを駆動して接点rを閉じ、火災確認信号を出力す
る。このとき出力される火災確認信号は、実火災時と
は、火災リレーRを閉じる時間を異ならせているため、
住棟受信機4では、試験であることを判別して、実火災
時とは出力保持時間が異なる警報制御信号を出力する。
この警報制御信号を受けた住戸用受信機1では、試験信
号であることを判別すれば、火災警報は出力せず、戸外
表示器2から動作確認音の出力などを行う。これによ
り、住棟受信機4の連動試験も、戸外からの実施が可能
になっている。
住棟試験スイッチSW53を操作して、住戸用/住棟受
信機試験回路57から住棟試験信号を送出する。この住
棟試験信号は、住戸試験信号とは、タイマTによって短
絡保持時間が異なって出力されるので、住戸用受信機1
の導通/火災監視回路11では、これらの信号の短絡時
間の差異を判別して、住棟試験信号であれば、火災リレ
ーRを駆動して接点rを閉じ、火災確認信号を出力す
る。このとき出力される火災確認信号は、実火災時と
は、火災リレーRを閉じる時間を異ならせているため、
住棟受信機4では、試験であることを判別して、実火災
時とは出力保持時間が異なる警報制御信号を出力する。
この警報制御信号を受けた住戸用受信機1では、試験信
号であることを判別すれば、火災警報は出力せず、戸外
表示器2から動作確認音の出力などを行う。これによ
り、住棟受信機4の連動試験も、戸外からの実施が可能
になっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の集合住宅火災監視システムでは、住戸用受信機に
は、火災感知器からの発報、感知器回線の断線以外の異
常信号を受信し判別する機能は備わっておらず、このよ
うな信号の種別を判別するために伝送機能を備えるとす
ると、コストが高くなるという問題があった。
来の集合住宅火災監視システムでは、住戸用受信機に
は、火災感知器からの発報、感知器回線の断線以外の異
常信号を受信し判別する機能は備わっておらず、このよ
うな信号の種別を判別するために伝送機能を備えるとす
ると、コストが高くなるという問題があった。
【0016】また、火災感知器自身には、火災発報以外
の異常などが発生したときに一目で分かる機能を備えて
いないため、異常が発生した感知器回線に接続された全
ての火災感知器に対して、点検を行わなければならない
等の問題があった。本発明は、上記の事情に鑑みてなさ
れたものであり、住戸用受信機が、火災感知器からの火
災発報、その他の異常を、簡単な構成によって感知器回
線を単位として判別できるとともに、各火災感知器にお
いて、その他の異常が発生したことが、一目で分かる集
合住宅火災監視システムを提供することを目的としてい
る。
の異常などが発生したときに一目で分かる機能を備えて
いないため、異常が発生した感知器回線に接続された全
ての火災感知器に対して、点検を行わなければならない
等の問題があった。本発明は、上記の事情に鑑みてなさ
れたものであり、住戸用受信機が、火災感知器からの火
災発報、その他の異常を、簡単な構成によって感知器回
線を単位として判別できるとともに、各火災感知器にお
いて、その他の異常が発生したことが、一目で分かる集
合住宅火災監視システムを提供することを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明による集合住宅火災監視システムでは、火災感知器
は、監視時、火災発報時、その他の異常時に区分して、
異なる信号を感知器回線に送出する一方、住戸用受信機
では、このときの信号線から送出される信号を検出し
て、火災発報、その他の異常を感知器回線を単位として
判別する。
明による集合住宅火災監視システムでは、火災感知器
は、監視時、火災発報時、その他の異常時に区分して、
異なる信号を感知器回線に送出する一方、住戸用受信機
では、このときの信号線から送出される信号を検出し
て、火災発報、その他の異常を感知器回線を単位として
判別する。
【0018】この集合住宅火災監視システムでは、各住
戸内に設置された火災感知器を接続した感知器回線と、
住戸内に設置された住戸用受信機とを、その住戸の玄関
口などに設置され、遠隔試験器を接続して戸外から動作
試験を行うための試験端子付中継器を介して接続して構
成されている。請求項2〜4に記載した本発明による集
合住宅火災監視システムは、火災感知器が送出する信号
に特徴がある。
戸内に設置された火災感知器を接続した感知器回線と、
住戸内に設置された住戸用受信機とを、その住戸の玄関
口などに設置され、遠隔試験器を接続して戸外から動作
試験を行うための試験端子付中継器を介して接続して構
成されている。請求項2〜4に記載した本発明による集
合住宅火災監視システムは、火災感知器が送出する信号
に特徴がある。
【0019】請求項2では、請求項1において、火災感
知器からの出力信号は、監視時、その他の異常時、火災
発報時に従って順次電圧レベルを低下させて出力する一
方、住戸用受信機は、このときの信号線から送出される
電圧レベルを検出して、火災発報、その他の異常を感知
器回線を単位として判別する。請求項3では、請求項2
において、火災感知器は、ツエナー電圧の異なる2つの
ツエナーダイオードの各々にトランジスタを接続して構
成した電圧レベル出力回路を備えた構成とする。
知器からの出力信号は、監視時、その他の異常時、火災
発報時に従って順次電圧レベルを低下させて出力する一
方、住戸用受信機は、このときの信号線から送出される
電圧レベルを検出して、火災発報、その他の異常を感知
器回線を単位として判別する。請求項3では、請求項2
において、火災感知器は、ツエナー電圧の異なる2つの
ツエナーダイオードの各々にトランジスタを接続して構
成した電圧レベル出力回路を備えた構成とする。
【0020】請求項4では、請求項1において、火災感
知器は、監視時、火災発報時、その他の異常時には、異
なる単一のパルス幅の信号を感知器回線に送出する一
方、住戸用受信機では、このときの信号線から送出され
て来るパルス信号を検出して、火災発報、その他の異常
を感知器回線を単位として判別する。請求項5〜7に記
載した本発明による集合住宅火災監視システムは、火災
感知器に火災発報以外のその他の異常が発生した場合と
なっている。ここに、その他の異常とは、煙感知器の場
合の汚れ検出以外に、内部回路の故障、火災検出素子の
劣化などの異常がある。
知器は、監視時、火災発報時、その他の異常時には、異
なる単一のパルス幅の信号を感知器回線に送出する一
方、住戸用受信機では、このときの信号線から送出され
て来るパルス信号を検出して、火災発報、その他の異常
を感知器回線を単位として判別する。請求項5〜7に記
載した本発明による集合住宅火災監視システムは、火災
感知器に火災発報以外のその他の異常が発生した場合と
なっている。ここに、その他の異常とは、煙感知器の場
合の汚れ検出以外に、内部回路の故障、火災検出素子の
劣化などの異常がある。
【0021】請求項5では、請求項1〜4のいずれかに
おいて、火災感知器は、その他の異常が発生した時に
は、感知器の異常表示灯を点滅させる構成とする。請求
項6では、請求項1〜4のいずれかにおいて、火災感知
器は、その他の異常が発生した時には、火災発報時に点
灯する動作確認灯を点滅させる構成とする。請求項7で
は、請求項1から6のいずれかにおいて、火災感知器
は、煙感知部の汚れ異常を検出する機能を更に備えてい
る。
おいて、火災感知器は、その他の異常が発生した時に
は、感知器の異常表示灯を点滅させる構成とする。請求
項6では、請求項1〜4のいずれかにおいて、火災感知
器は、その他の異常が発生した時には、火災発報時に点
灯する動作確認灯を点滅させる構成とする。請求項7で
は、請求項1から6のいずれかにおいて、火災感知器
は、煙感知部の汚れ異常を検出する機能を更に備えてい
る。
【0022】請求項8に記載した本発明による集合住宅
火災監視システムは、請求項1から7のいずれかにおい
て、遠隔試験器は、住戸用受信機に接続された感知器回
線に接続された火災感知器を個々に指定して、発報試験
を行う構成とする。ここに、火災感知器はオン、オフ動
作を行うので、住戸用受信機では、火災の有無は感知器
回線毎でしか判断できないが、各火災感知器に対して、
アドレスを指定して、試験信号を送信し、発報試験を行
うことは出来る。
火災監視システムは、請求項1から7のいずれかにおい
て、遠隔試験器は、住戸用受信機に接続された感知器回
線に接続された火災感知器を個々に指定して、発報試験
を行う構成とする。ここに、火災感知器はオン、オフ動
作を行うので、住戸用受信機では、火災の有無は感知器
回線毎でしか判断できないが、各火災感知器に対して、
アドレスを指定して、試験信号を送信し、発報試験を行
うことは出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明に係る集
合住宅火災監視システムの要部の一構成例を示した図で
ある。ここには、図4に示した大規模集合住宅に用いら
れる火災監視システムのうち、火災感知器Sと住戸用受
信機1と試験端子付中継器3の要部のみを図示してい
る。
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明に係る集
合住宅火災監視システムの要部の一構成例を示した図で
ある。ここには、図4に示した大規模集合住宅に用いら
れる火災監視システムのうち、火災感知器Sと住戸用受
信機1と試験端子付中継器3の要部のみを図示してい
る。
【0024】この集合住宅火災監視システムは、各住戸
内に設置された火災感知器Sを接続した感知器回線Ls
と、住戸内に設置された住戸用受信機1とを、その住戸
の玄関口などに設置され、遠隔試験器5を接続して戸外
から動作試験を行うための試験端子付中継器3を介して
接続して構成されている。本発明では、火災感知器S
は、監視時、火災発報時、その他の異常時には、異なる
信号を感知器回線Lsに送出し、一方の住戸用受信機1
では、このときの信号線から送出される信号を検出し
て、火災発報、その他の異常を感知器回線Lsを単位と
して判別するところに特徴がある。
内に設置された火災感知器Sを接続した感知器回線Ls
と、住戸内に設置された住戸用受信機1とを、その住戸
の玄関口などに設置され、遠隔試験器5を接続して戸外
から動作試験を行うための試験端子付中継器3を介して
接続して構成されている。本発明では、火災感知器S
は、監視時、火災発報時、その他の異常時には、異なる
信号を感知器回線Lsに送出し、一方の住戸用受信機1
では、このときの信号線から送出される信号を検出し
て、火災発報、その他の異常を感知器回線Lsを単位と
して判別するところに特徴がある。
【0025】火災感知器Sには、CPU等で構成された
信号処理部S1と、煙濃度や環境温度を検知する感知部
S2と、信号処理部S1の判断によって異なる電圧レベ
ルを感知器回線Lsに出力する電圧レベル出力回路S3
と、火災発報以外のその他の異常が発生したときに点滅
する異常表示灯S4と、火災発報時に点灯する動作確認
灯S5とを備えている。
信号処理部S1と、煙濃度や環境温度を検知する感知部
S2と、信号処理部S1の判断によって異なる電圧レベ
ルを感知器回線Lsに出力する電圧レベル出力回路S3
と、火災発報以外のその他の異常が発生したときに点滅
する異常表示灯S4と、火災発報時に点灯する動作確認
灯S5とを備えている。
【0026】一方、この火災感知器Sを接続した感知器
回線Lsに、試験端子付中継器3を介して接続した住戸
用受信機1には、電圧レベル判別回路15を更に備えた
構成になっている。火災感知器Sでは、信号処理部S1
が常に感知部S2を監視しているが、この監視時と、火
災発報時、その他の異常時で、電圧レベル出力回路S3
が異なる電圧レベルを出力する。この電圧レベルは、例
えば、監視時(正常時)では12V、その他の異常時で
は8V、火災発報時では5Vと、順次電圧レベルを低下
させるので、住戸用受信機1では、電圧レベル判別回路
15が、このときの信号線L13(T1,T2)から送
出される電圧レベルを検出して、火災発報、その他の異
常を感知器回線Lsを単位として判別することができ
る。
回線Lsに、試験端子付中継器3を介して接続した住戸
用受信機1には、電圧レベル判別回路15を更に備えた
構成になっている。火災感知器Sでは、信号処理部S1
が常に感知部S2を監視しているが、この監視時と、火
災発報時、その他の異常時で、電圧レベル出力回路S3
が異なる電圧レベルを出力する。この電圧レベルは、例
えば、監視時(正常時)では12V、その他の異常時で
は8V、火災発報時では5Vと、順次電圧レベルを低下
させるので、住戸用受信機1では、電圧レベル判別回路
15が、このときの信号線L13(T1,T2)から送
出される電圧レベルを検出して、火災発報、その他の異
常を感知器回線Lsを単位として判別することができ
る。
【0027】火災発報と判別すれば、導通/火災監視回
路11によって、警報回路12から第1の火災警報を出
力し、所定時間内に警報停止スイッチ(不図示)が操作
されないときには、火災リレーRを駆動し接点rを閉
じ、信号線L13(T5,T6)、試験端子付中継器3
を介して、住棟監視盤4に火災確認信号を送出する(図
4参照)。
路11によって、警報回路12から第1の火災警報を出
力し、所定時間内に警報停止スイッチ(不図示)が操作
されないときには、火災リレーRを駆動し接点rを閉
じ、信号線L13(T5,T6)、試験端子付中継器3
を介して、住棟監視盤4に火災確認信号を送出する(図
4参照)。
【0028】一方、故障などの異常を判別すれば、警報
回路12によって、火災発報とは異なる警報出力を行
い、感知器回線Lsに接続された火災感知器Sの点検を
促す。この図では、火災感知器Sの電圧レベル出力回路
S3は、ツエナー電圧の異なる2つのツエナーダイオー
ドZD1,ZD2と、その各々に接続したトランジスタ
TR1,TR2とで構成されている。
回路12によって、火災発報とは異なる警報出力を行
い、感知器回線Lsに接続された火災感知器Sの点検を
促す。この図では、火災感知器Sの電圧レベル出力回路
S3は、ツエナー電圧の異なる2つのツエナーダイオー
ドZD1,ZD2と、その各々に接続したトランジスタ
TR1,TR2とで構成されている。
【0029】信号処理部S1の判断によって、トランジ
スタTR1をオンにしたときには、ツエナーダイオード
ZD1が作動し、トランジスタTR2をオンにしたとき
には、ツエナーダイオードZD2が作動するので、火災
発報時とその他の異常時には、それぞれで異なった定電
圧の出力が可能になる。次に、火災感知器Sからの別の
出力信号について、図2とともに説明する。
スタTR1をオンにしたときには、ツエナーダイオード
ZD1が作動し、トランジスタTR2をオンにしたとき
には、ツエナーダイオードZD2が作動するので、火災
発報時とその他の異常時には、それぞれで異なった定電
圧の出力が可能になる。次に、火災感知器Sからの別の
出力信号について、図2とともに説明する。
【0030】この図では、図1に示した火災感知器Sの
電圧レベル出力回路S3に代えてパルス信号出力回路S
6が、住戸用受信機1の電圧レベル判別回路15に代え
てパルス信号判別回路16が備わった構成になってい
る。火災感知器Sでは、パルス信号出力回路S6によっ
て、監視時、火災発報時、その他の異常時には、単一の
異なるパルス幅の電流を感知器回線Lsに送出し、一方
の住戸用受信機1では、このときの信号線L13(T
1,T2)から送出されて来るパルス信号を検出して、
火災発報、その他の異常を感知器回線Lsを単位として
判別する。
電圧レベル出力回路S3に代えてパルス信号出力回路S
6が、住戸用受信機1の電圧レベル判別回路15に代え
てパルス信号判別回路16が備わった構成になってい
る。火災感知器Sでは、パルス信号出力回路S6によっ
て、監視時、火災発報時、その他の異常時には、単一の
異なるパルス幅の電流を感知器回線Lsに送出し、一方
の住戸用受信機1では、このときの信号線L13(T
1,T2)から送出されて来るパルス信号を検出して、
火災発報、その他の異常を感知器回線Lsを単位として
判別する。
【0031】図3の(a),(b)に、このときのパル
ス信号の一例を示す。図中の、Aはパルスの高さ(電流
値)、W1,W2はパルスの幅である。このように、送
出されて来る信号のパルス幅W1,W2の差異を住戸用
受信機1のパルス信号判別回路16で判別すれば、火災
発報、その他の異常が容易に判別できる(監視時はパル
ス信号を出力しない)。
ス信号の一例を示す。図中の、Aはパルスの高さ(電流
値)、W1,W2はパルスの幅である。このように、送
出されて来る信号のパルス幅W1,W2の差異を住戸用
受信機1のパルス信号判別回路16で判別すれば、火災
発報、その他の異常が容易に判別できる(監視時はパル
ス信号を出力しない)。
【0032】次に、火災発報以外のその他の異常が発生
した火災感知器Sの判別機能について説明する。ここ
に、その他の異常とは、煙感知器(感知部S2が煙感知
部である)の場合の汚れ異常検出以外に、煙感知器、熱
感知器などの内部回路の故障、火災検出素子の劣化など
の異常がある。火災感知器Sでは、その他の異常が発生
した時に、異常表示灯S4を点滅させるか、この異常表
示灯S4が無い場合でも、火災発生時に点灯する動作確
認灯S5を点滅させる。これによって、住戸用受信機1
が感知器回線Lsに接続した火災感知器Sのうちのいず
れかに異常があったことを検出した後に、異常があった
火災感知器Sの特定が容易にできるようになる。
した火災感知器Sの判別機能について説明する。ここ
に、その他の異常とは、煙感知器(感知部S2が煙感知
部である)の場合の汚れ異常検出以外に、煙感知器、熱
感知器などの内部回路の故障、火災検出素子の劣化など
の異常がある。火災感知器Sでは、その他の異常が発生
した時に、異常表示灯S4を点滅させるか、この異常表
示灯S4が無い場合でも、火災発生時に点灯する動作確
認灯S5を点滅させる。これによって、住戸用受信機1
が感知器回線Lsに接続した火災感知器Sのうちのいず
れかに異常があったことを検出した後に、異常があった
火災感知器Sの特定が容易にできるようになる。
【0033】なお、以上には、実際の火災等が発生した
場合の動作を説明したが、従来と同様に試験端子付中継
器3に遠隔試験器5を接続して、戸外からの動作点検も
行うことができる。遠隔試験器5では、感知器回線Ls
に接続された火災感知器Sを個々にアドレスで指定して
感知器試験信号を送出し、火災感知器Sから火災発報を
示す信号を送出させ、発報試験及び導通試験を行う。
場合の動作を説明したが、従来と同様に試験端子付中継
器3に遠隔試験器5を接続して、戸外からの動作点検も
行うことができる。遠隔試験器5では、感知器回線Ls
に接続された火災感知器Sを個々にアドレスで指定して
感知器試験信号を送出し、火災感知器Sから火災発報を
示す信号を送出させ、発報試験及び導通試験を行う。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1〜4に記載の集合住宅
火災監視システムによれば、住戸用受信機は、火災感知
器の監視時、火災発報時、その他の異常時を、送出され
て来る信号によって、感知器回線を単位として、容易に
判別することが出来る。特に請求項2,3によれば、火
災感知器から出力する電圧レベルを変化させるだけで、
住戸用受信機では、火災発報、その他の異常を検出する
ことが出来、また、請求項4によれば、火災感知器から
出力する信号のパルス幅を変化させるだけで、住戸用受
信機では、火災発報、その他の異常を検出することが出
来る。よって、住戸用受信機にこのような種別の信号を
受信し判別するための特別な伝送機能を備える必要がな
くなり、低コスト化を図ることができる。
火災監視システムによれば、住戸用受信機は、火災感知
器の監視時、火災発報時、その他の異常時を、送出され
て来る信号によって、感知器回線を単位として、容易に
判別することが出来る。特に請求項2,3によれば、火
災感知器から出力する電圧レベルを変化させるだけで、
住戸用受信機では、火災発報、その他の異常を検出する
ことが出来、また、請求項4によれば、火災感知器から
出力する信号のパルス幅を変化させるだけで、住戸用受
信機では、火災発報、その他の異常を検出することが出
来る。よって、住戸用受信機にこのような種別の信号を
受信し判別するための特別な伝送機能を備える必要がな
くなり、低コスト化を図ることができる。
【0035】請求項5〜7に記載した集合住宅火災監視
システムによれば、各火災感知器において、煙感知器の
汚れ異常などのその他の異常が検出でき、特に請求項
5,6によれば、その他の異常が発生したときと同時
に、異常表示灯あるいは動作確認灯が点滅するので、感
知器回線に接続された火災感知器の中で、どの火災感知
器に異常が発生したのかが一目で分かり、その対処も迅
速に行える。
システムによれば、各火災感知器において、煙感知器の
汚れ異常などのその他の異常が検出でき、特に請求項
5,6によれば、その他の異常が発生したときと同時
に、異常表示灯あるいは動作確認灯が点滅するので、感
知器回線に接続された火災感知器の中で、どの火災感知
器に異常が発生したのかが一目で分かり、その対処も迅
速に行える。
【0036】請求項8に記載した集合住宅火災監視シス
テムによれば、遠隔試験器を試験端子付中継器に接続
し、遠隔試験器から火災感知器を個々に指定した試験信
号を送出し、その火災感知器から火災発報を示す信号を
送出させて、感知器回線毎の発報試験を行うことができ
る。
テムによれば、遠隔試験器を試験端子付中継器に接続
し、遠隔試験器から火災感知器を個々に指定した試験信
号を送出し、その火災感知器から火災発報を示す信号を
送出させて、感知器回線毎の発報試験を行うことができ
る。
【図1】本発明に係る集合住宅火災監視システムの要部
の一構成例を示す図である。
の一構成例を示す図である。
【図2】本発明に係る集合住宅火災監視システムの要部
の別の構成例を示す図である。
の別の構成例を示す図である。
【図3】(a),(b)は、図2に示した火災感知器か
ら送出される信号の一例を示した図である。
ら送出される信号の一例を示した図である。
【図4】集合住宅火災監視システムの基本構成を示す図
である。
である。
【図5】集合住宅火災監視システム(遠隔試験器)の構
成を示す図である。
成を示す図である。
1・・・住戸用受信機 11・・・導通/火災監視回路 12・・・警報回路 15・・・電圧レベル判別回路 16・・・パルス信号判別回路 R・・・火災リレー S・・・火災感知器 S1・・・信号処理部 S2・・・感知部 S3・・・電圧レベル出力回路 ZD1,ZD2・・・ツエナーダイオード TR1,TR2・・・トランジスタ S4・・・異常表示灯 S5・・・動作確認灯 S6・・・パルス信号出力回路 2・・・戸外表示器 3・・・試験端子付中継器 4・・・住棟受信機 5・・・遠隔試験器 Ls・・・感知器回線 L13・・・信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田伏 俊朗 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 山本 慎太郎 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 松田 浩 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 柴田 清 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 上田 毅 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】各住戸内に設置された火災感知器を接続し
た感知器回線と、住戸内に設置された住戸用受信機と
を、その住戸の玄関口などに設置され、遠隔試験器を接
続して戸外から動作試験を行うための試験端子付中継器
を介して接続して構成された集合住宅火災監視システム
において、 上記火災感知器は、監視時、火災発報時、その他の異常
時に区分して、異なる信号を上記感知器回線に送出する
一方、 上記住戸用受信機では、このときの信号線から送出され
る信号を検出して、火災発報、その他の異常を感知器回
線を単位として判別する構成とした集合住宅火災監視シ
ステム。 - 【請求項2】請求項1において、 上記火災感知器からの出力信号は、監視時、その他の異
常時、火災発報時に従って順次電圧レベルを低下させて
出力する一方、 上記住戸用受信機は、このときの信号線から送出される
電圧レベルを検出して、火災発報、その他の異常を感知
器回線を単位として判別する構成とした集合住宅火災監
視システム。 - 【請求項3】請求項2において、 上記火災感知器は、ツエナー電圧の異なる2つのツエナ
ーダイオードの各々にトランジスタを接続して構成した
電圧レベル出力回路を備えた構成としている集合住宅火
災監視システム。 - 【請求項4】請求項1において、 上記火災感知器は、監視時、火災発報時、その他の異常
時には、異なる単一のパルス幅の信号を上記感知器回線
に送出する一方、 上記住戸用受信機では、このときの信号線から送出され
て来るパルス信号を検出して、火災発報、その他の異常
を感知器回線を単位として判別する構成とした集合住宅
火災監視システム。 - 【請求項5】請求項1から4のいずれかにおいて、 上記火災感知器は、その他の異常が発生した時には、感
知器の異常表示灯を点滅させる構成とした集合住宅火災
監視システム。 - 【請求項6】請求項1から4のいずれかにおいて、 上記火災感知器は、その他の異常が発生した時には、火
災発報時に点灯する動作確認灯を点滅させる構成とした
集合住宅火災監視システム。 - 【請求項7】請求項1から6のいずれかにおいて、 上記火災感知器は、煙感知部の汚れ異常を検出する機能
を更に備えている煙感知器である集合住宅火災監視シス
テム。 - 【請求項8】請求項1から7のいずれかにおいて、 上記遠隔試験器は、上記住戸用受信機に接続された感知
器回線に接続された火災感知器を個々に指定して、発報
試験を行う構成とした集合住宅火災監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24477995A JPH0991577A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 集合住宅火災監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24477995A JPH0991577A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 集合住宅火災監視システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0991577A true JPH0991577A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17123802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24477995A Pending JPH0991577A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 集合住宅火災監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0991577A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003109136A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Nohmi Bosai Ltd | 火災報知設備および火災感知器 |
JP2010250857A (ja) * | 2010-07-26 | 2010-11-04 | Nohmi Bosai Ltd | 火災感知器および火災報知設備 |
CN115273435A (zh) * | 2022-07-28 | 2022-11-01 | 阳江核电有限公司 | 测试系统及火灾探测设备的测试装置 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24477995A patent/JPH0991577A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003109136A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Nohmi Bosai Ltd | 火災報知設備および火災感知器 |
JP2010250857A (ja) * | 2010-07-26 | 2010-11-04 | Nohmi Bosai Ltd | 火災感知器および火災報知設備 |
CN115273435A (zh) * | 2022-07-28 | 2022-11-01 | 阳江核电有限公司 | 测试系统及火灾探测设备的测试装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040518 |