JPH0980069A - 加速度センサ - Google Patents
加速度センサInfo
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Abstract
且つ振動体で重りを支持する強度が強い加速度センサを
提供する。 【解決手段】重り33,33を取り付けた取付部材29
と振動体23の他端部との間を細い第1の接続部31,
31を介して接続し、さらに、取付部材29と振動体2
3の他端部側のノード部分との間を細い第2の接続部3
2,32を介して接続する。
Description
し、特に、バイモルフ構造の振動体を含む片持ち梁構造
の加速度センサに関する。
す平面図であり、図5はその側面図である。この振動子
1は、例えば短冊状の振動体3を含む。振動体3の長手
方向における中央部から一端部側の部分の両主面には、
2つの圧電素子5a及び5bが対向するように形成され
る。同様に、振動体3の長手方向における中央部から他
端部側の部分の両主面にも、2つの圧電素子5c及び5
dが対向するように形成される。これらの圧電素子5a
乃至5dは、短冊状の圧電体層と、圧電体層の両主面に
形成された電極とから成り、圧電体層の一方主面の電極
が、振動体3の主面に接着されている。そして、圧電素
子5a及び5bは、それぞれ外側から振動体3側へ厚み
方向に分極されている。逆に、圧電素子5c及び5d
は、それぞれ振動体3側から外側へ厚み方向に分極され
ている。
側には、振動体3を支持するために、断面L字状の2つ
の支持部材7,7が形成される。ここでは、支持部材7
の両端が、振動体3の幅方向に延びて、それぞれ振動体
3の長手方向における一端部と一端部側のノード部分に
接続するように、振動体3と一体的に形成されている。
部側には、矩形状の取付部材9が形成される。ここで
は、取付部材9の両端部が、それぞれ略L字状の接続部
11,11を介して振動体3の長手方向における他端部
に接続して、振動体3と一体的に形成されている。そし
て、取付部材11の両主面には、加速度による振動体3
の撓みを大きくするための重り13,13が、溶接、或
いは半田付け等によって取り付けられる。
では、支持部材7,7を取付基板m(図示せず)に固定
して振動体3の一端部側を支持するとともに、4つの圧
電素子5a乃至5dに同位相の駆動信号を印加すれば、
振動体3が長手方向に振動する。つまり、圧電素子5a
及び5bと、圧電素子5c及び5dとは、互いに逆方向
に分極されているので、互いに逆方向に変位する。その
ため、振動体3の長手方向における中央から一端部側の
部分が伸びるときには、振動体3の長手方向における中
央から他端部側の部分が縮む。逆に、振動体3の長手方
向における中央から一端部側の部分が縮むときには、振
動体3の長手方向における中央から他端部側の部分が伸
びる。また、この場合、振動体3の長手方向における中
央から一端部側の部分の伸縮量と、振動体3の長手方向
における中央から他端部側の部分の伸縮量とが相殺され
るので、振動体3の長手方向における両端部間の距離は
ほとんど変化しない。さらに、振動体3は、圧電素子5
a及び5b間の中央部分と、圧電素子5c及び5d間の
中央部分とをノード部分として振動する。また、振動体
3は、その長手方向における両端部分を腹として振動す
る。
方向に加速度を加えると、その加速度に応じて振動体3
が圧電素子5a乃至5dとともに撓み、その撓みに応じ
た電圧が圧電素子5a乃至5dに発生する。そのため、
圧電素子5a乃至5dのいずれかを測定することによっ
て、加速度を検出することができる。
度センサでは、振動体3から取付部材9に取り付けた重
り13,13に振動が漏れて、振動体3の振動が妨げら
れるのを防ぐために、振動体3の振動を接続部11,1
1で吸収するように、取付部材9の接続部11,11を
細く形成し、重り13,13に振動が伝わらないように
している。
11,11が細いと、振動体3で重り13,13を支持
する強度が弱くなり、加速度が加わったときに、加速度
による重り13,13の変位が振動体3に伝わりにくく
なり、加速度を検出する感度が悪くなってしまうという
問題点がある。
を解決することであり、振動体の振動が重りによって妨
げられにくく、且つ振動体で重りを支持する強度が強い
加速度センサを提供することである。
に、本発明は、長手方向に振動する振動体と、振動体の
長手方向における一端部側に設けられ、振動体を支持す
るための支持部材と、振動体の長手方向における他端部
側に設けられ、加速度による振動体の撓みを大きくする
ための重りと、重りを取り付ける取付部材とを含み、取
付部材と振動体の他端部との間を第1の接続部を介して
接続する加速度センサにおいて、取付部材と振動体の他
端部側のノード部分との間を第2の接続部を介して接続
することを特徴とする。
を取り付ける取付部材と振動体との間に、新たに第2の
接続部を設けることにより、振動体で重りを支持する強
度を強くする。そして、この第2の接続部を介して、振
動体から重りに振動が漏れて、振動体の振動が重りによ
って妨げられることを防ぐために、まず、最も変位の少
ない振動体のノード部分に第2の接続部を接続し、さら
に、振動体の振動を吸収しやすいように、第2の接続部
を細く形成する。
重りによって妨げられにくく、振動体で重りを支持する
強度が強いために、加速度が加わったときに、加速度に
よる重りの変位が振動体に伝わりやすくなり、加速度を
検出する感度が良好となる。
の実施例の一つを図面を用いて説明する。本実施例の加
速度センサは、長手方向に振動する振動子21を含む。
図1は、この振動子21を示す平面図であり、図2は、
その側面図である。
を含む。振動体23は、例えばニッケル、鉄、クロム、
チタン、或いはそれらの合金(例えばエリンバ、鉄−ニ
ッケル合金)等の恒弾性金属材で形成される。なお、振
動体23は、例えば石英、ガラス、水晶、セラミック等
のように一般的に機械的な振動を生じる金属以外の材料
で形成されてもよい。
一端部側の部分の両主面には、2つの圧電素子25a及
び25bが対向するように形成される。一方の圧電素子
25aは、例えばセラミックからなる圧電体層41aを
含み、圧電体層41aの両主面には、電極43a及び4
5aがそれぞれ形成される。そして、電極43aが、振
動体23の一方主面に例えば接着材等で接着される。同
様に、他方の圧電素子25bは、例えばセラミックから
なる圧電体層41bを含み、圧電体層41bの両主面に
は、電極43b及び45bがそれぞれ形成される。そし
て、電極43bが、振動体23の他方主面に例えば接着
材等で接着される。また、これら圧電素子25a及び2
5bの圧電体層41a及び41bは、電極45a及び4
5bから電極43a及び43bに向かって、すなわち外
側から振動体23側に向かって厚み方向に分極されてい
る。
央部から他端部側の部分の両主面には、2つの圧電素子
25c及び25dが対向するように形成される。一方の
圧電素子25cは、例えばセラミックからなる圧電体層
41cを含み、圧電体層41cの両主面には、電極43
c及び45cがそれぞれ形成される。そして、電極43
cが、振動体23の一方主面に例えば接着材等で接着さ
れる。同様に、他方の圧電素子25dは、例えばセラミ
ックからなる圧電体層41dを含み、圧電体層41dの
両主面には、電極43d及び45dがそれぞれ形成され
る。そして、電極43dが、振動体23の他方主面に例
えば接着材等で接着される。また、これら圧電素子25
c及び25dの圧電体層41c及び41dは、電極43
c及び43dから電極45c及び45dに向かって、す
なわち振動体23側から外側に向かって厚み方向に分極
されている。
5dに同位相の駆動信号を印加すれば、長手方向に振動
する。この場合、圧電素子25a及び25bと、圧電素
子25c及び25dとは、互いに逆方向に分極されてい
るので、互いに逆方向に変位する。そのため、図2の実
線矢印で示すように、振動体23の長手方向における中
央から一端部側の部分が伸びるときには、振動体23の
長手方向における中央から他端部側の部分が縮む。逆
に、図2の一点鎖線の矢印で示すように、振動体23の
長手方向における中央から一端部側の部分が縮むときに
は、振動体23の長手方向における中央から他端部側の
部分が伸びる。また、この場合、振動体23の長手方向
における中央から一端部側の部分の伸縮量と、振動体2
3の長手方向における中央から他端部側の部分の伸縮量
とが相殺されるので、振動体23の長手方向における両
端間の距離はほとんど変化しない。さらに、振動体23
は、圧電素子25a及び25b間の中央部分と、圧電素
子25c及び25d間の中央部分とをノード部分として
振動する。また、振動体23は、その長手方向における
両端部分を腹として振動する。
一端部側には、振動体23を支持するために、断面L字
状の2つの支持部材27,27が形成される。ここで
は、支持部材27の両端が、振動体23の幅方向に延び
て、それぞれ振動体23の長手方向における一端部と一
端部側のノード部分に接続するように、振動体23と一
体的に形成されている。
端部側には、矩形状の取付部材29が形成される。ここ
では、取付部材29の両端部が、それぞれ細い略L字状
の第1の接続部31,31を介して、振動体23の長手
方向における他端部の両端に接続され、さらに第1の接
続部31,31から振動体23の長手方向に延びる細い
略L字状の第2の接続部32,32を介して、振動体2
3の長手方向における他端部側のノード部分に接続され
て、振動体23と一体的に形成されている。また、取付
部材29の両主面には、加速度による振動体23の撓み
を大きくするための重り33,33が、溶接、或いは半
田付け等によって取り付けられる。
べ、新たに第2の接続部32,32を追加し、第1の接
続部31,31及び第2の接続部32,32の計4箇所
で取付部材29と振動体23を接続するために、取付部
材29に取り付けられた重り33,33を振動体23で
支持する強度が強くなる。そして、新たに追加された第
2の接続部32,32を介して、振動体23から重り3
3,33に振動が漏れて、振動体23の振動が重り3
3,33によって妨げられることを防ぐために、まず、
最も変位の少ない振動体23のノード部分に第2の接続
部32,32を接続し、さらに、振動体23の振動を吸
収しやすいように、第2の接続部32,32を細く形成
している。
体23の振動が重り33,33によって妨げられにく
く、振動体23で重り33,33を支持する強度が強い
ために、加速度が加わったときに、加速度による重り3
3,33の変位が振動体23に伝わりやすくなり、加速
度を検出する感度が良好となる。
32を、第1の接続部31,31から振動体23の長手
方向に延びて、振動体23の長手方向における他端部側
のノード部分に接続するように形成したが、図3に示す
ように、第2の接続部32,32を、第1の接続部3
1,31を介さずに、直接、取付部材29の両端部から
振動体23の長手方向に延びて、振動体23の長手方向
における他端部側のノード部分に接続するように略コ字
状に形成しても良く、取付部材29と振動体23の長手
方向における他端部側のノード部分とを接続していれ
ば、第2の接続部32,32の形状は特に限定しない。
を示す平面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】長手方向に振動する振動体と、該振動体の
長手方向における一端部側に設けられ、前記振動体を支
持するための支持部材と、前記振動体の長手方向におけ
る他端部側に設けられ、加速度による前記振動体の撓み
を大きくするための重りと、該重りを取り付ける取付部
材とを含み、該取付部材と前記振動体の他端部との間を
第1の接続部を介して接続する加速度センサにおいて、 前記取付部材と前記振動体の他端部側のノード部分との
間を第2の接続部を介して接続することを特徴とする加
速度センサ。
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