JPH0979650A - 多室空気調和機 - Google Patents
多室空気調和機Info
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- JPH0979650A JPH0979650A JP7239391A JP23939195A JPH0979650A JP H0979650 A JPH0979650 A JP H0979650A JP 7239391 A JP7239391 A JP 7239391A JP 23939195 A JP23939195 A JP 23939195A JP H0979650 A JPH0979650 A JP H0979650A
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Abstract
電力である空気調和を行なう多室空気調和機を提供す
る。 【構成】 本多室空気調和機は、利用家屋の実際の空調
負荷を算定するオンラインシステム同定器51と、空調
負荷の要因となる室外空気温度の確率分布を考慮に入れ
て年間エネルギ消費効率を最大とするフィードバック実
効年間消費エネルギ効率最大化操作量演算器47とを有
する制御演算装置32を有している。 【効果】 年間を通じてトータルな効率が最高であり、
省電力である空気調和ができる。
Description
たは複数台の室内機によって、利用部の空気の過熱や冷
却を行う多室空気調和機に関し、特に、利用部の空気温
度等を低消費電力で制御する多室空気調和機に関する。
は、省エネルギ制御をするもの、すなわち低消費電力化
を図ったものとして特開昭63−25446号公報等に
記載されているものがある。
する多室空気調和機としては、特開昭62−12881
6号公報、特開昭63−282441号公報、特開平3
−13754号公報等に記載されている技術がある。
転制御技術では、その制御量や外乱等の状態量を確定的
な変数として考慮していた。例えば、ある室外空気温度
が、空調負荷として印加した場合に、その特定の室外空
気温度条件のもとで希望の室温等の状態に制御できるよ
う様々な考慮がなされていた。
来の多室空気調和機では、その室外空気温度が確率的に
出現し、どのような頻度で出現するか、また、その確率
分布が分かった場合に、如何にすれば希望の状態が統計
的に好都合に維持できるか等の考慮はなされていなかっ
た。
術では、制御定数を設計段階で決めるので、予め多室空
気調和機の特性を調べておく制御方式であるオフライン
システム同定が用いられている。これにより、従来の多
室空気調和機では、空気調和の対象となる利用家屋の空
調負荷等のような、多室空気調和機が設置されるまで未
知なパラメータについてまで対応した運転制御をするこ
とができなかった。
らかの不確定要素を含む確率事象である。ここで、確率
事象とは、例えば、図5に示すような、ある冷房期間中
における冷房を必要とする各温度(室外空気温度)の発
生頻度をあげることができる。従って、その不確定要素
を認識して設計を行なわなければ、統計的に良好な制御
が行えない。
状態量に関する確率分布を入手することは不可能であ
り、また、可能だとしても、全ての確率現象を取り扱う
と非常に煩雑になり、それが最適であるとは限らない。
出現頻度分布という過去のデータが豊富で、しかも重要
な事象に関しては、予めその事象自体の不確定性や、統
計的性格を考慮にいれた制御手法が有効である。
多室空気調和機のエネルギ消費効率COPは、下記数式
1として定義される。
室空気調和機の消費電力である。ところが、このCOP
は、標準空気温度条件と呼ばれるある特定の室外空気温
度(空調負荷)条件における値であって、必ずしも多室
空気調和機の性能を表したものとはいえない。
ギ消費効率(APF)と呼ばれる、{(冷房・暖房各期
間の空調負荷×頻度)の合計}/{(冷房・暖房の各期
間の消費電力×頻度)の合計}が多室空気調和機の性能
を表す成績係数として使用されるようになった。このA
PFは、各期間の空調負荷及び消費電力に統計的な考え
方を考慮にいれたもので、実際に近いより実用的な効率
を表している。
々な制御法は、室内空気温度、室外空気温度等の状態
量、及びその制御法のための評価関数に対しても確定的
な取り扱いをする制御法であり、このAPFに代表され
るような統計評価関数に対しては、考慮していなかっ
た。
統計的なものとして捉え、統計概念を導入することによ
って、より精密で、高効率な制御を行ない、APF等の
統計評価関数に対しても成績を向上させることができる
多室空気調和機を提供することを目的とする。
うな、実際に多室空気調和機が設置された後でないと予
測不可能な実効年間エネルギ消費効率σを、オンライン
システム同定器を用いて、高効率化する多室空気調和機
を提供することを目的とする
は、室外機と、室内機を一台または複数台設け、前記室
外機と前記室内機とを配管接続して閉回路となし、前記
閉回路の中に冷媒を封入し、前記室外機においては、周
波数可変の圧縮機と室外熱交換器及び室外電子膨張弁を
配管接続するとともに、前記室外熱交換器に送風する室
外ファンを備え、前記室内機においては、室内空気と熱
交換を行う室内熱交換器と前記室内熱交換器の冷媒の流
量を調節する室内電子膨張弁を順次配管接続するととも
に、前記室内熱交換器に送風する室内ファンを備えて形
成する多室空気調和機において、室内空気温度と室外空
気温度とのうちの少なくとも一方を含む制御量や外乱を
少なくとも含む各状態量を、ある確率分布に従った不確
定な挙動をする確率変数とみなし、エネルギ効率を少な
くとも含む評価関数を、確率事象を確定値に処理する統
計評価関数とし、この統計評価関数を最適化する制御装
置を有することを特徴とする。
制御装置は、室外空気温度、圧縮機冷媒吐出過熱度、圧
縮機冷媒吸入圧力、圧縮機冷媒吐出圧力、圧縮機消費電
力、室内空気温度及び室内吹き出し空気温度を少なくと
も含む各状態量を検知する検知手段と、圧縮機駆動周波
数、室外ファン回転数、室外電子膨張弁開度、室内ファ
ン回転数及び室内電子膨張弁開度を少なくとも含む各操
作量を操作する操作手段と、設定室内空気温度を少なく
とも含む設定値を設定する設定手段と、多室空気調和機
についての年間を通じたエネルギ消費効率の値である年
間エネルギ消費効率(APF)を統計評価関数として最
大化するAPF最大化操作量演算器とを有することが好
ましい。
制御装置は、室外空気温度、圧縮機冷媒吐出過熱度、圧
縮機冷媒吸入圧力、圧縮機冷媒吐出圧力、圧縮機消費電
力、室内空気温度及び室内吹き出し空気温度を少なくと
も含む各状態量を検知する検知手段と、圧縮機駆動周波
数、室外ファン回転数、室外電子膨張弁開度、室内ファ
ン回転数及び室内電子膨張弁開度を少なくとも含む各操
作量を操作する操作手段と、設定室内空気温度を少なく
とも含む設定値を設定する設定手段と、前記各操作量に
ついての信号を要素とする操作量信号ベクトルと前記検
知手段が検知した各信号を要素とする検知信号ベクトル
とを入力して、多室空気調和機を少なくとも含む各制御
対象の特性を表すパラメータ推定値信号ベクトルを同定
出力するオンラインシステム同定器と、前記検知信号ベ
クトルと前記パラメータ推定信号ベクトルと前記設定手
段が設定した設定値を要素とする設定値信号ベクトルと
を入力し、年間エネルギ消費効率(APF)を統計評価
関数として最大化するAPF最大化操作量信号ベクトル
を出力するフィードバック演算器とを有することが好ま
しい。
制御装置は、室外空気温度、圧縮機冷媒吐出過熱度、圧
縮機冷媒吸入圧力、圧縮機冷媒吐出圧力、圧縮機消費電
力、室内空気温度及び室内吹き出し空気温度を少なくと
も含む各状態量を検知する検知手段と、圧縮機駆動周波
数、室外ファン回転数、室外電子膨張弁開度、室内ファ
ン回転数及び室内電子膨張弁開度を少なくとも含む各操
作量を操作する操作手段と、設定室内空気温度を少なく
とも含む設定値を設定する設定手段と、前記各操作量に
ついての信号を要素とする操作量信号ベクトルと前記検
知手段が検知した各信号を要素とする検知信号ベクトル
とを入力して、多室空気調和機を少なくとも含む各制御
対象の特性を表すパラメータ推定値信号ベクトルを同定
出力するオンラインシステム同定器と、前記検知信号ベ
クトルと前記パラメータ推定信号ベクトルと前記設定手
段が設定した設定値を要素とする設定値信号ベクトルと
を入力し、実際の多室空気調和機設置利用家屋において
の年間エネルギ消費効率を統計評価関数として最大化す
る、実効年間エネルギ消費効率最大化操作量信号ベクト
ルを出力するフィードバック実効年間エネルギ消費効率
最大化操作量演算器とを有することが好ましい。
環境空間を得るための方策として、複数の利用部室内空
気温度、圧縮機冷媒吐出圧力、圧縮機冷媒吸入圧力、圧
縮機冷媒吐出過熱度、多室空気調和機能力等の制御量
が、それぞれ決められた設定値に一致するように、圧縮
機の周波数や室外電子膨張弁開度、室内電子膨張弁開度
や室外及び室内ファンといった操作量を制御するもので
ある。
装置は、多室空気調和機全体が常に適正な運転状態とな
ることを制御目的とし、安定かつ安全な運転を保持する
とともに、空調負荷の増減に応じた暖房あるいは冷房能
力を発揮させ、使用者に好ましい熱環境空間を得ること
を制御目的としている。
置では、年間エネルギ消費効率(APF)等のような確
率事象に対しては、統計的概念を導入し、統計的評価関
数を良好化する制御を行なう。
多室空気調和機と利用家屋の特性を明らかにし、結果を
利用することで、より精密、高効率に制御を行なうこと
ができ、省電力化に大いに貢献することができる。
おける確率事象に対応する手法は、確率事象を確定的な
ものに変換する演算方法である。例えば、APFは、元
々確率事象である多室空気調和機エネルギ消費効率を、
室外空気温度の確率分布を用いて確定量に変換したもの
である。このような変換演算値としては、期待値、相
関、分散等があり、これらは確率事象の統計的性格を表
すものである。それらの確率事象の演算方法を導入する
ことによって、APF等統計的評価関数の良好化を行な
う。
(APF)は、下記数式2として定義される。
調和機消費電力、T0は室外空気温度、Xは運転率、P
LFは部分負荷係数、cDは成績劣化係数、PRHは空調
負荷に対して多室空気調和機の暖房能力の不足を補うた
めの電熱装置の消費電力、nはある室外空気温度につい
ての出現時間、jは室外空気温度分布を離散分布で段階
的に与えたとき、その刻みの番号を表すパラメータであ
る。また、添字cは冷房期間について、添字hは暖房期
間について表している。
とに定められた空調負荷と、多室空気調和機の消費電力
で計算されるが、この多室空気調和機の能力と消費電力
は、当然、室外、室内電子膨張弁開度、室外、室内ファ
ン回転数、圧縮機駆動周波数等の操作量に依存する。し
たがって、APFは操作量に関しての関数である。
るので、期待値を最大化する演算方法を用いて、APF
最大化操作量を計算することができる。このような操作
量を常に出力する制御装置を備えた本発明の多室空気調
和機は、省電力化に大いに貢献することができる。
法としては、実際に多室空気調和機を運転する際にシス
テム同定を行う、オンラインシステム同定法を用いるこ
とが好ましい。これにより、上記の考え方をさらに一歩
進めることができ、より一層の省電力化を達成すること
ができる。
気調和機が設置されてから後では測定が困難な多室空気
調和機の設置後の特性や、空調負荷を表す利用家屋の熱
通過係数等も同定するものである。
な条件を持った個々の設置場所において、年間エネルギ
消費効率を統計評価関数として最大化すなわち良好化す
ることができる。
調負荷BL(T0)は、多室空気調和機単体の能力と予
め定められた中立温度から算定するものであって、多室
空気調和機の設置される利用家屋の実際の空調負荷を表
しているものではない。多室空気調和機の能力や消費電
力も、実験場所で測定したある特定の値にすぎない。
空気調和機単独の性能を最大化することで、必ずしも実
際の使用状況にける年間消費エネルギ消費電力を最大化
することではない。しかし、オンラインシステム同定
は、利用家屋の空調負荷、多室空気調和機の能力、消費
電力を検出し、下記数式3に表すような実効年間消費エ
ネルギ消費効率σを最大化することができる。
実際の空調負荷である。
て説明する。
和機の主要部を示すブロック線図である。また、図3
は、本発明の実施例に係る多室空気調和機の全体構成と
その利用家屋についての配置を示す説明図である。
91,92を有し、室外機1と室内機91,92とを配
管接続して閉回路となし、この閉回路の中に冷媒を封入
している。
波数可変の圧縮機2と室外熱交換器3及び室外電子膨張
弁8を配管接続するとともに、室外熱交換器3に送風す
る室外ファン4を備えているとともに、アキュムレータ
5、四方弁6及びレシーバ7をも備えている。
行う室内熱交換器101,102と室内熱交換器10
1,102の冷媒の循環量を調節する室内電子膨張弁1
21、122を順次配管接続するとともに、室内熱交換
器101,102に送風する室内ファン111、112
を備えている。
92の各ガス側及び液側を、各々ガス側管路13及び液
側管路14と分岐管151,152で接続して閉回路と
なし、その閉回路の内部に冷媒を封入している。
度と室外空気温度とのうちの少なくとも一方を含む制御
量や外乱を少なくとも含む各状態量を、ある確率分布に
従った不確定な挙動をする確率変数とみなし、エネルギ
効率を少なくとも含む評価関数を、確率事象を確定値に
処理する統計評価関数とし、この統計評価関数を最適化
する制御装置として制御演算装置32を有する。
置における検知手段として、室外空気温度を検知する室
外空気温度検知器17、圧縮機冷媒吐出温度検知器及び
冷媒過熱度演算器からなる圧縮機冷媒吐出過熱度検知器
18、圧縮機冷媒吸入圧力を検知する圧縮機冷媒吸入圧
力検知器19、圧縮機冷媒吐出圧力を検知する圧縮機冷
媒吐出圧力検知器20、圧縮機2の電力を検知する圧縮
機電力検知器21、室外ファン4の電力を検知する室外
ファン電力検知器24、利用部161,162の利用部
室内空気温度を検知する利用部室内空気温度検知器26
1,262、利用部への吹き出し空気温度を検知する利
用部吹き出し空気温度検知器271,272、室内ファ
ン111,112の電力を検知する室内ファン電力検知
器291,292を備えている。
置における操作手段として、圧縮機2の周波数を操作す
るインバータ圧縮機操作器22、室外ファン4の送風能
力を操作する室外側送風能力操作器23、室外電子膨張
弁8の開度を操作する室外電子膨張弁開度操作器25、
室内ファン111,112の送風能力を操作する室内側
送風能力操作器281,282、室内電子膨張弁12
1,122の冷媒循環量を操作する室内電子膨張弁開度
操作器301,302を備えている。
置における設定手段として、予め与えられた設定値を記
憶、あるいは使用者が好みの熱環境を設定するための設
定器311,312を備えている。
部161,162の空調環境を調整する。
明する。先ず、多室空気調和機の年間エネルギ消費効率
(APF)を最大化するための制御動作について、暖房
運転を例にして説明する。
和機の消費電力との関係は、図4に示すようになる。い
ま、多室空気調和機は、回転数制御型とする。簡潔に説
明すると、多室空気調和機の最小能力釣り合い温度T0b
以上では空調負荷は小さく、多室空気調和機は断続運転
を繰り返す。
0b以上の領域では、多室空気調和機の効率は、断続運転
時の特性を表す運転率、成績劣化係数、暖房負荷係数、
部分負荷係数等の値を用いて算出する。
大能力釣り合い温度T0a以上の領域においては、多室空
気調和機能力と空調負荷が釣り合いの関係にあり、効率
は、(空調負荷)/(多室空気調和機消費電力)=(そ
の空調負荷に見合った多室空気調和機能力)/(多室空
気調和機消費電力)で計算される。
いては、室内空気温度が設定室内空気温度以下となって
釣り合う。効率は、(多室空気調和機能力Φ)/(多室
空気調和機消費電力P)で計算される。最終的に暖房期
間エネルギ消費効率HSPFは、これらの効率に、室外
空気温度の出現頻度を掛け、期待値として算出される。
調和機消費電力Pは、例えば熱交換器特性、配管長さ等
の多室空気調和機のハード特性、及び利用家屋の熱容量
や熱通過係数等の環境特性を表すパラメータの集合S
と、室内、室外膨張弁開度、室内、室外ファン回転数、
圧縮機駆動周波数等の多室空気調和機の操作量の値を表
す集合U、また室外空気温度T0等に依存するので、こ
れらは下記数式4及び数式5で表すことができる。
おける部分的な暖房期間エネルギ消費効率の高効率化を
考える。空調負荷BL(T0)は、日本工業規格によ
り、空気調和機の個体の特性として、除霜時の能力等一
部を除いて制御方法に依存しない値として定義されてい
る。つまり、これは空気調和機単体の特性として決まる
値であり、制御設計者が決める値ではないので、拘束条
件とみなしてよい。いま、離散関数n(T0)を、T0に
関する連続関数n’(T0)で近似し、下記数式6で表
すものとする。
部分的暖房期間エネルギ消費効率H’は、下記数式7で
表されるものとする。
多室空気調和機、空調環境を考えているので、T0、S
は固定して考える。このように、暖房期間エネルギ消費
効率は、多室空気調和機の操作量Uの関数になる。した
がって、この部分的暖房期間エネルギ消費効率H’を最
大化する操作量Uを見い出す方法を考える。但し、この
まま考慮するより、H’の逆数xを下記数式8で新たに
定義し、最小化するほうが容易である。
T0,S)が、空調負荷BL(T0)と同等の値だけ出力
しなければならない条件を考慮して、下記数式9で表わ
す制約条件を付け加える。
数式8を、Uについて最小化する問題となる。しかし、
x(U;S)を最小化することは、すなわち、P(U;
T0,S)n’(T0)を最小化することと同等であるの
で、結局、上記数式9の条件のもとで、P(U;T0,
S)n’(T0)を、Uについて最小化する問題に帰着
する。
は、Lagrangeの未定乗数法として有名である。
これは、条件付き極値の問題を、助変数を用いて条件無
し極値の問題に転化する方法で、以下の言葉で表現され
る。
T0,S)が一回微分可能であるとき、上記数式9の条
件のもとで、P(U;T0,S)n’(T0)が極値をと
る点では、λを助変数として、下記数式10で表される
目的関数F(U,λ;T0,S)について、下記数式1
1で表される条件、あるいは下記数式12で表される条
件を満たす。
がいくつあるかを示す。このように、条件である数式1
1か、あるいは数式12を満たす操作量を見つけ、その
うちP(U;T0,S)n’(T0)を最大化する操作量
を除くと、それはP(U;T0,S)n’(T0)を最小
化する操作量Uであり、同時に、部分暖房期間エネルギ
消費効率を最大化する。この方法で求められた操作量
は、室外空気温度T0の関数となる。
く、図4に示す領域すべてに適用すると、暖房期間エネ
ルギ消費効率を最大化する操作量が求められる。さらに
は、冷房期間エネルギ消費効率に対しても同様の作業を
行なうと、年間エネルギ消費効率(APF)を最大化す
る操作量を求めることができる。
大化操作量を求める際についていえることは、上記数式
11,12を満たすような解を、解析解として得る必要
はないのである。数値的に解を求めることは、コンピュ
ータの手助けが不可欠であるが、解析解を求めるのが困
難な場合でも、確実に解が得られる。
計算である。つまり、求める操作量を具体的に計算する
際には、上記数式で表された様々な条件の、具体的な数
値を必要とする。
ラメータの集合Sを未知パラメータとして含んでいる。
集合Sは、配管長さや封入冷媒量等の多室空気調和機を
設置するときに決定する要素を表すものであって、これ
は、事前に決定することができないことを意味してい
る。
多室空気調和機の特性の、遅れ時間やむだ時間、係数パ
ラメータである。それらが未知である限り、上記数式
4,5の形が決まらず、上記数式8の最小化も不可能で
ある。
空調負荷が、空気調和機個体の持つ決まった値として扱
ったが、実際使用する際の実効年間エネルギ消費効率
は、利用家屋の空調負荷が既知でなければ算出できな
い。
荷を、多室空気調和機を実際に運転するときに検知し、
上記数式3で表される実効年間エネルギ消費効率σを最
大化する手法について前述と同じく、暖房運転に関して
以下に説明する。
縮機駆動周波数をシステムへの入力、多室空気調和機の
消費電力がシステムの出力と見なすと、圧縮機駆動周波
数によって多室空気調和機消費電力が変化するシステム
と考えることができる。
システムへの入力、状態量である多室空気調和機能力を
システムの出力と見なすと、室内電子膨張弁開度によっ
て多室空気調和機能力が変化するシステムと考えること
ができる。
においては、多室空気調和機の能力をシステムへの入
力、利用家屋室内空気温度をシステムからの出力とみな
すと、多室空気調和機能力によって、室内空気温度が変
化するシステムと考えることができる。
るいは微分方程式で表したとき、その次数や係数の値及
びむだ時間がシステムの性格を表わす指標となる。した
がって、これらのパラメータを推定できれば、そのシス
テムの性格をかなり明らかに把握したということができ
る。
と同じく、3つのシステムを考える。システム1とシス
テム2への入力として、圧縮機駆動周波数と電子膨張弁
開度、室外空気温度とし、システム3への入力として多
室空気調和機能力とする。システム1とシステム2の出
力としては多室空気調和機消費電力、多室空気調和機暖
房能力とし、システム3の出力は室内空気温度とする。
これらが離散時間表現で下記数式13,14,15のよ
うに表せるとする。
空気温度、εは電子膨張弁開度、rは圧縮機駆動周波
数、Φは多室空気調和機能力、TiINは室内空気温度、
A,Bi j,C,Dij,E,Fはそれぞれ係数パラメー
タ、kはカウンタとする。
法としては、どのような計測器を多室空気調和機に搭載
しているかによって異なるが、図3に示す多室空気調和
機の構成とその利用家屋についての配置の一例を考え、
多室空気調和機能力Φに関しては下記数式16の関係を
用いて算出できるとする。
風量、cpは空気定圧比熱、TiEXは室内吹出空気温度を
表す。以上の関係の中でA,Bij,C,Dij,E,Fの
各パラメータをオンラインシステム同定によって推定す
る。オンラインシステム同定とは、運転及び観測と同時
に行うシステム同定である。
A”(k),B”ij(k),C”(k),D”
ij(k),E”(k),F”(k)とし、推定ベクトル
θ”(k)を下記数式17,18,19、観測ベクトル
を下記数式20,21,22のごとく定義する。
検知信号、yTは室外空気温度の検知信号、y2は多室空
気調和機能力の検知信号、y3は利用家屋室内空気温度
の検知信号、また(・)’は転置を表す。この推定ベク
トルは、最小二乗の意味で、下記数式23によって逐次
求められる。
定値は、上記係数パラメータを用いて、室外空気温度の
関数として下記数式24のように表せる。
し、暖房運転では20℃、冷房運転では27℃の定数と
する。未知パラメータと未知空調負荷を以上のアルゴリ
ズムで求め、後は前述のAPF最大化法と同じ手法で操
作量を求めれば、それは、実効年間エネルギ消費効率σ
を最大化する操作量である。
空気調和機について説明する。図1は、図3に示す多室
空気調和機に適用した、二操作系の多室空気調和機の実
効年間消費エネルギ消費効率σを最大化する最大化制御
装置である制御演算装置32での信号処理の一例を示す
ブロック線図である。
への入力として圧縮機駆動周波数、電子膨張弁開度、室
外空気温度があるものとし、システム1の出力として多
室空気調和機消費電力があるとする。
周波数、電子膨張弁開度及び室外空気温度があり、シス
テム2の出力として多室空気調和機能力があるとする。
調和機能力、室外空気温度があり、システム3の出力と
して室内空気温度があるとする。
定室内空気温度信号TSET(k)、34は多室空気調和
機が出力する多室空気調和機消費電力P(k)、35は
多室空気調和機能力Φ(k)、36は多室空気調和機室
内吹出空気温度、37は能力を受けて変化する利用家屋
室内空気温度TiIN(k)、38は多室空気調和機消費
電力検知信号y1(k)、39は多室空気調和機能力検
知信号y2(k)、40は利用家屋室内空気温度検知信
号y3(k)、41は操作信号である圧縮機駆動周波数
信号r(k)、42は操作信号の電子膨張弁開度信号ε
(k)、43は多室空気調和機消費電力の特性を表すパ
ラメータの推定値を要素とする推定値信号ベクトル
θ1”(k)、44は多室空気調和機能力の特性を表す
パラメータの推定値を要素とする推定値信号ベクトルθ
2”(k)、45は利用家屋の熱通過係数等の特性を表
すパラメータの推定値を要素とする推定値信号ベクトル
θ3”(k)、46は上記数式16等で表せる多室空気
調和機能力を算出する多室空気調和機能力演算器、47
はフィードバック実効年間エネルギ消費効率最大化演算
器、48はオンライン多室空気調和機消費電力システム
同定器、49はオンライン多室空気調和機能力システム
同定器、50はオンライン利用家屋特性システム同定
器、51はオンラインシステム同定器である。
作について、図2などを参照して説明する。図2は、図
1に示す本多室空気調和機の動作を示すフローチャート
である。
1の一つだけに注目する。先ずはじめに、多室空気調和
機を起動する(S1)。その後、操作量である圧縮機駆
動周波数、電子膨張弁開度の値が、予め設定された初期
値(r(0)、ε(0))で設定される(S2)。
気温度が、例えば、暖房運転時においてはどちらも上昇
するので、それらを図3における検知器261、271
により計測、検知する。同時に多室空気調和機消費電力
も検知器21により計測する(S3)。
和機能力演算器46が演算し、図1における検知信号3
9として、また多室空気調和機消費電力が検知信号38
として、利用家屋室内空気温度が検知信号40として出
力される(S4)。
多室空気調和機の反応である多室空気調和機消費電力の
特性と多室空気調和機能力の特性、それに利用家屋の特
性を表すパラメータを演算すなわち同定する(S5、S
6、S7)。
に、実際の空調負荷を演算する(S8)。またフィード
バックゲインを新たに演算し、、圧縮機駆動周波数と電
子膨張弁開度の2つの操作量についての次のステップの
値(r(1)、ε(1))が同時に求まる(S9、S1
0)。
に戻る(S11)。そして、新しい圧縮機駆動周波数、
電子膨張弁開度が与えられ、検知部54は前ステップと
同様に、室内吸込空気温度、室内吹出空気温度及び多室
空気調和機消費電力を検知し(S3)、多室空気調和機
能力演算部55で多室空気調和機能力を演算する(S
4)。以下、前のステップで行われた演算を繰り返す。
空気調和機と利用家屋の特性をオンラインで同定、更新
することにより、その設置状態において、実効年間エネ
ルギ消費効率を最大にする操作量を算出するので、年間
を通じて、快適生を損ねることなく省電力化を実現する
ことができる。
波数、電子膨張弁開度を扱ったが、その他にも、操作量
として室外及び室内ファンの回転数等をも加えて、制御
系を構築することができる。また利用部として空気調和
だけでなく、冷凍、水温管理等、様々な熱機械でも使用
できる。
室空気調和機の運転環境に関する不確定に変動する確率
状態量に対して、統計的概念とその演算方法を導入した
運転制御をすること、すなわち、確率事象を確定値に処
理する統計評価関数について最適化する運転制御をする
ので、年間を通じたエネルギ消費効率を良好化できる多
室空気調和機を提供することができる。
とその多室空気調和機が設置される周囲の利用家屋の特
性における、多室空気調和機器が設置されるまで未知な
構造部分もオンラインシステム同定によって明らかにす
ることができるので、常に安定で快適、しかも省電力化
を達成した運転を保証することができる。
を示すブロック線図である。
チャートである。
その利用家屋についての配置を示す説明図である。
温度との関係を示すグラフである。
空気温度の発生頻度を示すグラフである。
量演算器 48 オンライン多室空気調和機消費電力特性システム
同定器 49 オンライン多室空気調和機能力特性システム同定
器 50 オンライン利用家屋特性システム同定器 51 オンラインシステム同定器 52 多室空気調和機起動部 53 操作器規定初期値設定部 54 室内空気温度、室内吹出空気温度、多室空気調和
機消費電力検知部 55 多室空気調和機能力演算部 56 多室空気調和機消費電力特性演算部 57 多室空気調和機能力特性演算部 58 利用家屋特性演算部 59 実効空調負荷演算部 60 実効年間エネルギ効率最大化圧縮機駆動周波数操
作量演算部 61 実効年間エネルギ効率最大化電子膨張弁開度操作
量演算部 62 停止、継続運転判定部 63 停止実行部 64 空気調和機消費電力 65 空調負荷 66 領域1 67 領域2 68 領域3 69 領域4 70 領域5
Claims (4)
- 【請求項1】 室外機と、室内機を一台または複数台設
け、前記室外機と前記室内機とを配管接続して閉回路と
なし、前記閉回路の中に冷媒を封入し、前記室外機にお
いては、周波数可変の圧縮機と室外熱交換器及び室外電
子膨張弁を配管接続するとともに、前記室外熱交換器に
送風する室外ファンを備え、前記室内機においては、室
内空気と熱交換を行う室内熱交換器と前記室内熱交換器
の冷媒の流量を調節する室内電子膨張弁を順次配管接続
するとともに、前記室内熱交換器に送風する室内ファン
を備えて形成する多室空気調和機において、室内空気温
度と室外空気温度とのうちの少なくとも一方を含む制御
量や外乱を少なくとも含む各状態量を、ある確率分布に
従った不確定な挙動をする確率変数とみなし、エネルギ
効率を少なくとも含む評価関数を、確率事象を確定値に
処理する統計評価関数とし、この統計評価関数を最適化
する制御装置を有することを特徴とする多室空気調和
機。 - 【請求項2】 請求項1記載の多室空気調和機におい
て、制御装置は、室外空気温度、圧縮機冷媒吐出過熱
度、圧縮機冷媒吸入圧力、圧縮機冷媒吐出圧力、圧縮機
消費電力、室内空気温度及び室内吹き出し空気温度を少
なくとも含む各状態量を検知する検知手段と、圧縮機駆
動周波数、室外ファン回転数、室外電子膨張弁開度、室
内ファン回転数及び室内電子膨張弁開度を少なくとも含
む各操作量を操作する操作手段と、設定室内空気温度を
少なくとも含む設定値を設定する設定手段と、多室空気
調和機についての年間を通じたエネルギ消費効率の値で
ある年間エネルギ消費効率(APF)を統計評価関数と
して最大化するAPF最大化操作量演算器とを有するこ
とを特徴とする多室空気調和機。 - 【請求項3】 請求項1記載の多室空気調和機におい
て、制御装置は、室外空気温度、圧縮機冷媒吐出過熱
度、圧縮機冷媒吸入圧力、圧縮機冷媒吐出圧力、圧縮機
消費電力、室内空気温度及び室内吹き出し空気温度を少
なくとも含む各状態量を検知する検知手段と、圧縮機駆
動周波数、室外ファン回転数、室外電子膨張弁開度、室
内ファン回転数及び室内電子膨張弁開度を少なくとも含
む各操作量を操作する操作手段と、設定室内空気温度を
少なくとも含む設定値を設定する設定手段と、前記各操
作量についての信号を要素とする操作量信号ベクトルと
前記検知手段が検知した各信号を要素とする検知信号ベ
クトルとを入力して、多室空気調和機を少なくとも含む
各制御対象の特性を表すパラメータ推定値信号ベクトル
を同定出力するオンラインシステム同定器と、前記検知
信号ベクトルと前記パラメータ推定信号ベクトルと前記
設定手段が設定した設定値を要素とする設定値信号ベク
トルとを入力し、年間エネルギ消費効率(APF)を統
計評価関数として最大化するAPF最大化操作量信号ベ
クトルを出力するフィードバック演算器とを有すること
を特徴とする多室空気調和機。 - 【請求項4】 請求項1記載の多室空気調和機におい
て、制御装置は、室外空気温度、圧縮機冷媒吐出過熱
度、圧縮機冷媒吸入圧力、圧縮機冷媒吐出圧力、圧縮機
消費電力、室内空気温度及び室内吹き出し空気温度を少
なくとも含む各状態量を検知する検知手段と、圧縮機駆
動周波数、室外ファン回転数、室外電子膨張弁開度、室
内ファン回転数及び室内電子膨張弁開度を少なくとも含
む各操作量を操作する操作手段と、設定室内空気温度を
少なくとも含む設定値を設定する設定手段と、前記各操
作量についての信号を要素とする操作量信号ベクトルと
前記検知手段が検知した各信号を要素とする検知信号ベ
クトルとを入力して、多室空気調和機を少なくとも含む
各制御対象の特性を表すパラメータ推定値信号ベクトル
を同定出力するオンラインシステム同定器と、前記検知
信号ベクトルと前記パラメータ推定信号ベクトルと前記
設定手段が設定した設定値を要素とする設定値信号ベク
トルとを入力し、実際の多室空気調和機設置利用家屋に
おいての年間エネルギ消費効率を統計評価関数として最
大化する、実効年間エネルギ消費効率最大化操作量信号
ベクトルを出力するフィードバック実効年間エネルギ消
費効率最大化操作量演算器とを有することを特徴とする
多室空気調和機。
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- 1995-09-19 JP JP23939195A patent/JP3278712B2/ja not_active Expired - Fee Related
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