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JPH0967205A - 粒状農薬組成物およびその製造方法 - Google Patents

粒状農薬組成物およびその製造方法

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Publication number
JPH0967205A
JPH0967205A JP7224167A JP22416795A JPH0967205A JP H0967205 A JPH0967205 A JP H0967205A JP 7224167 A JP7224167 A JP 7224167A JP 22416795 A JP22416795 A JP 22416795A JP H0967205 A JPH0967205 A JP H0967205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yeast
active ingredient
composition
granular
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7224167A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Inai
誠二 井内
Masao Inoue
雅夫 井上
Toshiro Otsubo
敏朗 大坪
Mamoru Ishiguro
守 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd, Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP7224167A priority Critical patent/JPH0967205A/ja
Publication of JPH0967205A publication Critical patent/JPH0967205A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】入手容易な原料である酵母菌をマイクロカプセ
ル皮膜として用いたマイクロカプセル化農薬組成物の残
効性を改良する。 【解決手段】酵母菌体内に有害生物防除活性成分または
植物生長調節活性成分である農薬活性成分が内包されて
なるマイクロカプセル、分散剤および固体担体を含有す
る粒状農薬組成物。該粒状農薬組成物は、酵母菌体内に
農薬活性成分を内包してなるマイクロカプセルおよび分
散剤を含有する水性懸濁液を粒状固体担体に含浸させる
か、または該水性懸濁液にて粒状固体担体を被覆するこ
とにより製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農薬活性成分がマ
イクロカプセル化されてなる組成物およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5−124908号公報等
において、農薬活性成分を酵母菌に内包させた組成物、
即ち、酵母菌をマイクロカプセル皮膜として用いたマイ
クロカプセル化農薬組成物が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た酵母菌をマイクロカプセル皮膜として用いたマイクロ
カプセル化農薬組成物は一般に残効性に劣ることなどか
らこれまで実用化されているものはない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、天然に存在す
る入手容易な原料である酵母菌をマイクロカプセル皮膜
として用いたマイクロカプセル化農薬組成物の残効性を
改良すべく検討されてなされたものである。即ち、本発
明は、酵母菌体内に有害生物防除活性成分または植物生
長調節活性成分である農薬活性成分が内包されてなるマ
イクロカプセル、分散剤および固体担体を含有する粒状
農薬組成物(以下、本発明組成物と記す。)およびその
製造方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる農薬活
性成分としては、後述の殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除
草剤、植物生長調節剤、昆虫フェロモン、昆虫成長調節
剤等が挙げられる。該農薬活性成分が常温で液体の場合
には、該農薬活性成分をそのまま使用するか、あるいは
溶剤に溶解して用いることができる。農薬活性成分が常
温で半固体あるいは固体の場合には、該農薬活性成分を
適当な溶剤に溶解して用いることが好ましい。以下に本
発明において使用される農薬活性成分の具体例を化合物
番号と共に示す。
【0006】(1) α−シアノ−3−フェノキシベン
ジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラ
ート (2) (S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(S)−α−2−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ルブチラート (3) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラ
ート (4) 3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジク
ロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシラート (5) 3−フェノキシベンジル クリサンテマート (6) 3−フェノキシベンジル (1R)−クリサン
テマート (7) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシラート (8) α−シアノ−3−(4−クロロフェノキシ)ベ
ンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラート (9) α−シアノ−3−(4−フルオロフェノキシ)
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (10) α−シアノ−3−フェノキシベンジル クリ
サンテマート
【0007】(11) α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル (1R)−クリサンテマート (12) α−シアノ−3−(4−クロロフェノキシ)
ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チラート (13) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−tert−ブチルフェニル)−3−メチルブチラート (14) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(3,4−メチレンジオキシフェニル)−3−メチルブ
チラート (15) α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシ
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (16) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(2−クロロ−4−トリフルオロメチルアニリノ)−3
−メチルブチラート (17) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3−メチルブチ
ラート (18) α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(S)−2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3
−メチルブチラート (19) シアノ−(5−フェノキシ−2−ピリジル)
メチル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラート (20) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2−ジメチル−3−(1,2,2,2−テトラブロモエ
チル)シクロプロパンカルボキシラート
【0008】(21) α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル 1−(4−エトキシフェニル)−2,2−ジク
ロロシクロプロパンカルボキシラート (22) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメ
チルビニル)シクロプロパンカルボキシラート (23) 2−(4−エトキシフェニル)−2−メチル
プロピル 3−フェノキシベンジル エーテル (24) 2−(4−エトキシフェニル)−3,3,3
−トリフルオロプロピル3−フェノキシベンジル エー
テル (25) 2−メチル−3−フェニルベンジル (1
R,トランス)−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ
−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカル
ボキシラート (26) 2,3,5,6−テトラフルオロベンジル
(1R,トランス)−3−(2,2−ジクロロビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (27) 2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチ
ルベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (28) 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド
メチル クリサンテマート (29) 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド
メチル (1R)−クリサンテマート (30) 3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロ
ペント−2−エンイルクリサンテマート
【0009】(31) 3−アリル−2−メチル−4−
オキソシクロペント−2−エンイル(1R)−クリサン
テマート (32) (S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2
−プロピニル)シクロペント−2−エンイル (1R)
−クリサンテマート (33) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル
(1R)−クリサンテマート (34) 5−ベンジル−3−フリルメチル クリサン
テマート (35) 5−ベンジル−3−フリルメチル (1R)
−クリサンテマート (36) O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−
ニトロフェニル) ホスホロチオエート (37) O,O−ジメチル O−(4−シアノフェニ
ル) ホスホロチオエート (38) O,O−ジメチル S−(α−エトキシカル
ボニルベンジル) ホスホロジチオエート (39) O,O−ジメチル O−(2−イソプロピル
−4−メチル−6−ピリミジニル) ホスホロチオエー
ト (40) O,O−ジメチル O−〔3−メチル−4−
(メチルチオ)フェニル〕 ホスホロチオエート
【0010】(41) O−(4−ブロモ−2,5−ジ
クロロフェニル) O,O−ジエチルホスホロチオエー
ト (42) 2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾジ
オキサホスホリン−2−スルフィド (43) O,O−ジメチル O−(2,4,5−トリ
クロロフェニル) ホスホロチオエート (44) O,O−ジメチル O−(3,5,6−トリ
クロロ−2−ピリジル)ホスホロチオエート (45) O,O−ジメチル O−(4−ブロモ−2,
5−ジクロロフェニル)ホスホロチオエート (46) O−(2,4−ジクロロフェニル) O−エ
チル S−プロピル ホスホロジチオエート (47) S−2,3−ジヒドロ−5−メトキシ−2−
オキソ−1,3,4−チアジアゾール−3−イルメチル
O,O−ジメチル ホスホロジチオエート (48) ジメチル 2,2,2−トリクロロ−1−ヒ
ドロキシエチルホスホネート (49) O−エチル O−(4−ニトロフェニル)
フェニルホスホノチオエート (50) O,O−ジメチル S−メチルカルバモイル
メチル ホスホロチオエート
【0011】(51) O,O−ジメチル S−メチル
カルバモイルメチル ホスホロジチオエート (52) O−2−ジエチルアミノ−6−メチルピリミ
ジン−4−イル O,O−ジメチル ホスホロチオエー
ト (53) O,O−ジエチル O−(5−フェニル−3
−イソキサゾール) ホスホロチオエート (54) O,O−ジエチル O−(3−オキソ−2−
フェニル−2H−ピリダジン−6−イル) ホスホロチ
オエート (55) S−2−エチルスルフィニルエチル O,O
−ジメチル ホスホロチオエート (56) O,O−ジメチル S−〔2−(1−メチル
カルバモイルエチルチオ)エチル〕 ホスホロチオエー
ト (57) S−(2−エチルチオエチル) O,O−ジ
メチル ホスホロジチオエート (58) S−(2−イソプロピルチオエチル) O,
O−ジメチル ホスホロジチオエート (59) 3−ジエトキシホスホリルチオメチル−6−
クロロベンズオキサゾロン (60) O,O−ジメチル S−フタルイミドメチル
ホスホロジチオエート
【0012】(61) (E)−2−ジメチルカルバモ
イル−1−メチルビニル ジメチルホスフェート (62) 1,2−ジブロモ−2,2−ジクロロエチル
ジメチル ホスフェート (63) 2−クロロ−1−(2,4,5−トリクロロ
フェニル)ビニル ジメチル ホスフェート (64) 2−クロロ−1−(2,4−ジクロロフェニ
ル)ビニル ジメチルホスフェート (65) 2−クロロ−1−(2,4−ジクロロフェニ
ル)ビニル ジエチルホスフェート (66) O,O−ジプロピル O−〔4−(メチルチ
オ)フェニル〕 ホスフェート (67) O−(2,4−ジクロロフェニル) O−エ
チル フェニルホスホノチオエート (68) O,O−ジメチル S−(N−メチル−N−
ホルミルカルバモイルメチル) ホスホロジチオエート (69) O−(2,6−ジクロロ−4−メチルフェニ
ル) O,O−ジメチルホスホロチオエート (70) 2−sec −ブチルフェニル メチルカーバメ
ート
【0013】(71) 2−(1−メチルエチル)フェ
ニル メチルカーバメート (72) 3,4−ジメチルフェニル メチルカーバメ
ート (73) 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾ
フラン−7−イル (ジブチルアミノチオ)メチルカー
バメート (74) イソプロピル 3−クロロフェニルカーバメ
ート (75) S−エチル N,N−ジプロピル チオール
カーバメート (76) 3−〔(メトキシカルボニル)アミノ〕フェ
ニル (3−メチルフェニル)カーバメート (77) S−エチル N,N−ヘキサメチレン チオ
ールカーバメート (78) S−(4−クロロベンジル) N,N−ジエ
チル チオールカーバメート (79) メチル 1−(ブチルカルバモイル)ベンズ
イミダゾール−2−カーバメート (80) エチル 2−(4−フェノキシフェノキシ)
エチルカーバメート
【0014】(81) エチル N−〔2,3−ジヒド
ロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカ
ルボニル(メチル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−
β−アラニナート (82) 1−〔3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ
−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェ
ニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (83) 1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6
−ジフルオロベンゾイル)ウレア (84) 1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオ
ロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)
ウレア (85) 1−〔3,5−ジクロロ−4−(1,1,
2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル〕−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (86) トランス−5−(4−クロロフェニル)−N
−シクロヘキシル−4−メチル−2−オキソ−3−チア
ゾリジンカルボキサミド (87) 2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチル
ベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−
オン (88) 1−〔4−(2−クロロ−4−トリフルオロ
メチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル〕−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (89) tert−ブチル (E)−α−(1,3−ジメ
チル−5−フェノキシピラゾール−4−イルメチレンア
ミノオキシ)−p−トルエート (90) 3,7,9,13−テトラメチル−5,11−ジ
オキサ−2,8,11−トリチア−4,7,9,12−テト
ラアザペンタデカ−3,12−ジエン−6,10−ジオン
【0015】(91) 1−(6−クロロピリジン−3
−イルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリ
デンアミン (92) 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,
2,4−チアジアゾール (93) 3,4−ジクロロプロピオンアニリド (94) N−メトキシメチル−2−クロロ−2',6'−
ジエチルアセトアニリド (95) 2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピル−4
−トリフルオロメチルアニリン (96) N−(1,1,1−トリメチル−2−オキサ
−4−インダニル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピ
ラビール−4−カルボキサミド (97) 3'−イソプロポキシ−2−(トリフルオロメ
チル)ベンズアニリド (98) ジイソプロピル 1,3−ジチオラン−2−
イリデンマロネート (99) 1,2,5,6−テトラヒドロピロロ[3,
2,1−i,j]キノリン−4−オン (100) 3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチ
アゾール−1,1−ジオキシド
【0016】(101) 5−メチル[1,2,4]ト
リアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール (102) 1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−
2−チオウレイド)ベンゼン (103) 1−(4−クロロベンジル)−1−シクロ
ペンチル−3−フェニルウレア (104) 6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェ
ニル)−3(2H)−ピリダジノン (105) 3−(3,5−ジクロロフェニル)−N−
イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−
カルボキサミド (106) 3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−
メチル−5−ビニル−1,3−オキサゾリジン−2,4
−ジオン (107) エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン (108) エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン
および亜鉛 (109) N−(トリクロロメチルチオ)シクロヘキ
サ−4−エン−1,2−ジカルボキシイミド (110) 3'−イソプロポキシ−2−メチルベンズア
ニリド
【0017】(111) テトラクロロイソフタロニト
リル (112) 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−
ジメチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)ブタノン (113) (E)−4−クロロ−2−(トリフルオロ
メチル)−N−〔1−(イミダゾール−1−イル)−2
−プロポキシエチリデン〕アニリン (114) メチル N−(メトキシアセチル)−N−
(2,6−ジメチルフェニル)アラニナート (115) 3−クロロ−N−(3−クロロ−5−トリ
フルオロメチル−2−ピリジル)−2,6−ジニトロ−
4−メチルアニリン (116) N−ブトキシメチル−2−クロロ−2',6'
−ジエチルアセトアニリド (117) エチル N−クロロアセチル−N−(2,
6−ジエチルフェニル)グリシナート (118) 2−〔1−メチル−2−(4−フェノキシ
フェノキシ)エトキシ〕ピリジン (119) (E)−1−(4−クロロフェニル)−
4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール (120) 1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジ
メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)ペンタン−3−オール
【0018】(121) 2−ブロモ−N−(α,α−
ジメチルベンジル)−3,3−ジメチルブタンアミド (122) 1−(1−メチル−1−フェニルエチル)
−3−(p−トリル)ウレア (123) 2−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリ
ド (124) 2−(2,4−ジクロロ−3−メチルフェ
ノキシ)プロピオンアニリド (125) 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
1,3−ジメチル−5−ピラゾリル p−トルエンスル
ホナート (126) 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
1,3−ジメチル−5−フェナシルオキシピラゾール (127) 4−(2,4−ジクロロ−3−メチルベン
ゾイル)−1,3−ジメチル−5−(4−メチルフェナ
シルオキシ)ピラゾール (128) 2,4,6−トリクロロフェニル 4−ニ
トロフェニル エーテル (129) 2,4−ジクロロフェニル 3−メトキシ
−4−ニトロフェニルエーテル (130) 2,4−ジクロロフェニル 3−メトキシ
カルボニル−4−ニトロフェニル エーテル
【0019】(131) 2−ベンゾチアゾール−2−
イルオキシ−N−メチルアセトアニリ ド(132) 2',3'−ジクロロ−4−(エトキシメト
キシ)ベンズアニリド (133) 5−tert−ブチル−3−(2,4−ジクロ
ロ−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキ
サジアゾール−2(3H)−オン (134) 2−アミノ−3−クロロ−1,4−ナフト
キノン (135) メチル 2−〔3−(4,6−ジメトキシ
ピリミジン−2−イル)ウレイドスルホニル〕ベンゾエ
ート (136) エチル 5−〔3−(4,6−ジメトキシ
ピリミジン−2−イル)ウレイドスルホニル〕−1−メ
チルピラゾール−4−カルボキシラート (137) O−(4−tert−ブチルフェニル) N−
(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオカー
バメート (138) O−(3−tert−ブチルフェニル) N−
(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオカー
バメート (139) O−(4−クロロ−3−エチルフェニル)
N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチ
オカーバメート (140) O−(4−ブロモ−3−エチルフェニル)
N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチ
オカーバメート
【0020】(141) O−(3−tert−ブチル−4
−クロロフェニル) N−(6−メトキシ−2−ピリジ
ル)−N−メチルチオカーバメート (142) O−(4−トリフルオロメチルフェニル)
N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチ
オカーバメート (143) 1−(2−クロロベンジル)−3−(α,
α−ジメチルベンジル)ウレア (144) N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,
2−ジメチルシクロプロパン−1,2−ジカルボキシイ
ミド (145) イソプロピル 3,4−ジエトキシフェニ
ルカーバメート (146) N−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−
(ペンチルオキシカルボニルメトキシ)フェニル〕−
3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド (147) 7−フルオロ−6−(3,4,5,6−テ
トラヒドロフタルイミド)−4−(2−プロピニル)−
1,4−ベンゾオキサジン−3(2H)−オン (148) 2',6'−ジメチル−N−(3−メトキシ−
2−テニル)−2−クロロアセトアニリド (149) 1−〔2−クロロイミダゾ[1,2−a]
ピリジン−3−イルスルホニル〕−3−(4,6−ジメ
トキシピリミジン−2−イル)ウレア (150) 3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベ
ンゾチアジアジン−4(3H)−オン−2,2−ジオキ
シド
【0021】(151) 2−(1−エトキシイミノブ
チル)−5−〔2−(エチルチオ)プロピル〕−3−ヒ
ドロキシシクロヘキサ−2−エン−1−オン (152) 2',6'−ジエチル−N−(2−プロポキシ
エチル)−2−クロロアセトアニリド (153) S−(1−メチル−1−フェニルエチル)
ピペリジン−1−カルボチオアート (154) S−ベンジル N−エチル−N−(1,2
−ジメチルプロピル)チオールカーバメート (155) 2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソ
プロピルアミノ−1,3,5−トリアジン (156) 2−メチルチオ−4,6−ビス(エチルア
ミノ)−1,3,5−トリアジン (157) 2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン (158) 2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−1,3,5−ト
リアジン (159) 3−〔2−(3,5−ジメチル−2−オキ
ソシクロヘキシル)−2−ヒドロキシエチル〕グルタル
イミド (160) イソプロピル (2E,4E)−11−メ
トキシ−3,7,11−トリメチル−2,4−ドデカジ
エノエート
【0022】(161) 2−tert−ブチルイミノ−3
−イソプロピル−5−フェニル−3,4,5,6−テト
ラヒドロ−2H−1,3,5−チアジアジン−4−オン (162) 2−フェノキシ−6−(ネオペンチルオキ
シメチル)ピリジン (163) 3−クロロ−2−〔7−フルオロ−4−
(2−プロピニル)−3,4−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾオキサジン−3(2H)−オン−6−イル〕−4,
5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール (164) 4'−クロロ−2'−(α−ヒドロキシベンジ
ル)イソニコチン酸アニリド (165) 6−(ベンジルアミノ)プリン (166) 3−(4−クロロフェニル)−1,1−ジ
メチルウレア (167) 3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,
1−ジメチルウレア (168) 2,4−ジニトロ−6−sec −ブチルフェ
ノール (169) 2,4−ジメチル−5−(トリフルオロメ
チルスルホニルアミノ)アセトアニリド (170) 6−(フルフリルアミノ)プリン
【0023】(171) 1−フェニル−3−〔4−
(2−クロロピリジル)〕ウレア (172) S,S−ジメチル 2−(ジフルオロメチ
ル)−4−(2−メチルプロピル)−6−(トリフルオ
ロメチル)ピリジン−3,5−ジカルボチオアート (173) 3−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−
トリアジン−2−イル)−1−〔2−(2−メトキシエ
トキシ)フェニルスルホニル〕ウレア (174) エキソ−1−メチル−4−(1−メチルエ
チル)−2−(2−メチルフェニルメトキシ)−7−オ
キサビシクロ[2.2.1]ヘプタン (175) 2,6−ジエチル−N−〔(2−シス−ブ
テノキシ)メチル〕−2−クロロアセトアニリド 本発明組成物中に含まれる農薬活性成分の含有量は、該
農薬活性成分の種類や用途によって変えることができる
が、本発明組成物全重量に対して通常0.01〜40重
量%、好ましくは0.1〜30重量%である。また、農
薬活性成分は二種類以上の農薬活性成分の混合物であっ
てもよい。
【0024】本発明組成物において用いられる酵母菌の
具体例としては、サッカロマイセス属のサッカロマイセ
スセレビッシェ〔Saccharomyces cereviceae〕、サッカ
ロマイセスルーキシ〔Saccharomyces rouxii〕、サッカ
ロマイセスカールスバーゲンシス〔Saccharomyces carl
sbergensis〕、サッカロマイセスウバルム〔Saccharomy
ces uvarum〕、エンドマイセス属のエンドマイセスバー
ナリス〔Endomyces vernalis〕、リポマイセス属のリポ
マイセスリポファー〔Lypomyces lipofer 〕、リポマイ
セスアターケー〔Lypomyces atarkeyi〕、トリコスポロ
ン属のトリコスポロンプルルラン〔Tricosporon pullul
ans 〕、キャンディダ属のキャンディダウティルス〔Ca
ndida utills〕、キャンディダトロピカリス〔Candida
tropicallis 〕、キャンディダリポリティカ〔Candida
lypolytica〕、キャンディダフレーベリ〔Candida flav
eri 〕等を挙げることができる。
【0025】本発明組成物には、どの酵母菌を用いても
よく、また、酵母菌が生きていても死んでいてもよい。
勿論、死んだ酵母菌内部の成分が溶脱された酵母菌を使
用してもよいし、酸、アルカリ、酵素などの薬品により
処理された酵母菌を使用してもよい。酵母菌の形状は酵
母の種類により卵形、球形、レンズ形、柱状、楕円形な
ど各種の形態のものがあるが、球形、楕円形、卵形の形
態のものの使用が好ましい。本発明組成物において用い
られる酵母菌の粒径は、使用する酵母菌の種類によって
変化し得るが、通常3〜20μmである。また、これら
の酵母菌は二種以上を任意の割合で混合して用いてもよ
い。本発明組成物における酵母菌の添加量は、酵母菌の
種類、農薬活性成分の種類や含有量によって変化しうる
が、通常、本発明組成物全重量に対して0.01〜30
重量%、好ましくは、0.1〜15重量%である。
【0026】本発明において用いられる分散剤として
は、例えばゼラチン、アラビアガム、アルギン酸ナトリ
ウム塩等の天然多糖類、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム塩、リグニンスルホン酸塩等の半合成多糖類、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の合成
水溶性高分子、マグネシウムアルミニウムシリケート等
の鉱物質、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルリ
ン酸エステル、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮
合物、高級アルキルスルホン酸塩、高級アルキル第四級
アンモニウム塩、高級脂肪酸またはその塩、高級アルキ
ルカルボン酸塩等の界面活性剤などを用いることができ
る。これらの分散剤の中でもアラビアガムあるいはポリ
ビニルアルコールの使用が好ましく、例えばゴーセノー
ルGL−05(日本合成化学工業製ポリビニルアルコー
ル、重合度1000以下、けん化度86.5〜89モル
%)、ゴーセノールKL−05(日本合成化学工業製ポ
リビニルアルコール、重合度1000以下、ケン化度7
8.5〜81.5モル%)等の市販品が用いられる。こ
れらの分散剤は単独で使用してもよいし、二種以上を任
意の割合で混合してもよい。また、本発明組成物におけ
る分散剤の添加量は、分散剤の種類や農薬活性成分の種
類および含有量によっても変化し得るが、通常、本発明
組成物全重量に対して0.01〜15重量%、好ましく
は0.1〜7.5重量%である。
【0027】本発明組成物において用いられる固体担体
としては、例えば鉱物質担体、ホワイトカーボン、動植
物性担体などが挙げられる。鉱物質担体としては、カオ
リナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロサイト等の
カオリン鉱物、クリソタイル、リザータイト、アンチコ
ライト、アメサイト等の蛇紋石、カルシウムモンモリロ
ナイト、マグネシウムモンモリロナイト、サポナイト、
ヘクトライト、ソーコナイト、ハイデライト等のスメク
タイト、パイオフィライト、タルク、ろう石、白雲母、
フェンジャイト、セリサイト、イライト等の雲母、クリ
ストバライト、クォーツ等のシリカ、アタパルジャイ
ト、セピオライト等の含水珪酸マグネシウム、ドロマイ
ト等の炭酸カルシウム、ギプサム、石膏等の硫酸塩鉱
物、ゼオライト、沸石、凝灰石、バーミキュライト、ラ
ポナイト、軽石、珪藻土、粘土、酸性白土、活性白土、
けいそう土、ひる石、硫安、尿素、塩安などが挙げられ
る。ホワイトカーボンとしては、例えば湿式法シリカ、
乾式法シリカ、湿式法シリカの焼成品などが挙げられ
る。動植物性担体としては、例えば小麦粉、ショ糖、デ
キストリン、木粉、澱粉、ぬか、ふすま、もみがら、大
豆粉、カルナバロウ、油脂などが挙げられる。これらの
担体はそれらを単独で使用してもよいし、また、二種類
以上を任意の割合で混合して使用してもよい。本発明組
成物における担体の添加量は、担体の種類によっても変
化し得るが、通常、本発明組成物全重量に対して30〜
99重量%の範囲内である。
【0028】また、本発明組成物には必要により、溶
剤、バインダー、界面活性剤、安定化剤、香料、色素等
を添加してもよい。本発明において用いられる溶剤とし
ては、例えばデカン、トリデカン、テトラデカン、ヘキ
サデカン、オクタデカン等の飽和脂肪族炭化水素類、1
−ウンデセン、1−ヘンエイコセン等の不飽和脂肪族炭
化水素類、セレクロールS45(ゼネカ社製溶剤)等の
ハロゲン化炭化水素類、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン類、エタノール、ブタノール、オク
タノール等のアルコール類、酢酸エチル、フタル酸ジメ
チル、ラウリン酸メチル、パルミチン酸エチル、酢酸オ
クチル、コハク酸ジオクチル、アジピン酸ジデシル等の
エステル類、キシレン、エチルベンゼン、オクタデシル
ベンゼン、ソルベッソ100(エクソン化学製溶剤)、
ハイゾールSAS−296(日本石油化学製溶剤)等の
アルキルベンゼン類、ドデシルナフタレン、トリデシル
ナフタレン、ソルベッソ200(エクソン化学製溶剤)
等のアルキルナフタレン類、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、2−エトキシエタノール等のグリコール類、グ
リコールエステル類、グリコールエーテル類、オレイン
酸、カプリン酸、エナント酸等の脂肪酸類、テトラエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール等のポリグリコール類、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジエチルホルムアミド等の酸アミド
類、オリーブ油、大豆油、ナタネ油、ヒマシ油、アマニ
油、綿実油、パ−ム油、アボガド油、サメ肝油等の動植
物性油、マシン油等の鉱物油、グリセリン、グリセリン
脂肪酸エステル等のグリセリン誘導体などが挙げられ
る。また、これらの溶剤は単独で、または二種類以上の
溶剤を任意の割合で混合して用いることができ、その添
加量は農薬活性成分100重量部に対して通常10〜1
000重量部である。
【0029】本発明組成物において用いられるバインダ
ーとしては、例えば無機バインダー、天然有機バインダ
ー、半合成バインダー、合成樹脂系バインダー、ワック
ス類等が挙げられる。無機バインダーとしては、ベント
ナイト、モンモリロナイト、水ガラス、コロイダルシリ
カ等が挙げられる。天然有機バインダーとしては、澱
粉、デキストリン、カゼイン、ゼラチン、にかわ、寒
天、アラビアガム、コーンスターチ、天然ゴム、パルプ
液等が挙げられる。半合成バインダーとしては、カルボ
キシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム塩、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ニ
トロセルロース、酢酸セルロース、メチルセルロース、
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなど
のセルロース系バインダー、リグニン、リグニンスルホ
ン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸アンモニウムなど
のリグニン系バインダー等挙げられる。合成樹脂系バイ
ンダーとしては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリクロ
ロエチレン、ポリ塩化プロピレンなどのハロゲン化ポリ
オレフィン、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル酸
メチルなどのアクリル系高分子、ポリスチレン、アクリ
ロニトリル−ポリスチレン−ブタジエン共重合体、ポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、塩素化塩化ビニル、ポリビニルエーテルなど
のビニル系高分子、ポリ塩化ビニリデン、ケトン−ホル
マリン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリブタジエン、ポリイ
ソブチレン、ポリイソプレンなどの合成ゴム、シリコン
樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリトリフルオロエチレ
ンなどのフッ素樹脂、ポリアセタールなどのアセタール
樹脂、ナイロン6、ナイロン66、ポリエチレンテレフ
タレートなどのポリエステル、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリエチレンオキシド、ポリフェニレンオキシドな
どの酸化オレフィン類、ポリカーボネートなどのカーボ
ネート樹脂、ポリサルホン系樹脂、ポリウレタン、ポリ
ウレタン尿素などのポリウレタン、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂、メラミン樹脂、マレイン酸樹脂、尿素樹
脂、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。ワックスと
しては、天然ワックス、石油ワックス、合成ワックス等
が挙げられる。天然ワックスとしては、例えばキャンデ
リラワックス、カルナバロウワックス、ライスワック
ス、木ロウ、ホホバ油、みつろう、ラノリン、鯨ろう、
牛脂、オゾケライト、セレシンなどが挙げられる。石油
ワックスとしては、例えばパラフィンワックス、マイク
ロクリスタリンワックスなどが挙げられる。合成ワック
スとしては、例えばモンタンワックス、ポリエチレンワ
ックス、フィッシャートロプシュワックス、サゾールワ
ックス、硬化ひまし油、12−ヒドロキシステアリン
酸、ステアリン酸、ステアリルアルコール、ラウロン、
ステアロン、ミリスチン酸イソプロピル、グリセリン脂
肪酸エステル、グリコール脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステルなどが挙げられる。
【0030】本発明組成物において用いられるバインダ
ーは、バインダーが水溶性の場合には、水に溶解して水
溶液として添加してもよいし、粉末として添加してもよ
いし、加熱によって融解した溶融物として使用しても良
いし、水中にこれらの微粒子が分散したエマルジョンと
して使用しても良い。バインダーが水に不溶性の場合に
は、水に分散したエマルジョンして添加するか、加熱に
よって融解した溶融物として使用するか、水中にこれら
の微粒子が分散したエマルジョンとして使用することが
好ましい。バインダーは二種類以上を任意の割合に混合
して使用してもよい。また、バインダーの添加量はバイ
ンダーの種類によっても変化し得るが、通常、本発明組
成物の全重量に対して0.1〜40重量%、好ましくは
1〜10重量%である。
【0031】本発明組成物において用いられる界面活性
剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリ
オキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェノールホルマリン縮合物、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
グリセリルモノ脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレン
グリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ
油誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、高級脂
肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪
酸アミド、アルキロールアミド、ポリオキシエチレンア
ルキルアミンなどのノニオン系界面活性剤、ドデシルア
ミン塩酸塩等のアルキルアミン塩酸塩、アルキル四級ア
ンモニウム塩、ドデシルアルキルトリメチルアンモニウ
ム塩等のアルキルトリメチル四級アンモニウム塩、アル
キルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジ
ニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモ
ルホリニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ポリアルキルビ
ニルピリジニウム塩などのカチオン性界面活性剤、パル
ミチン酸ナトリウム等の脂肪酸ナトリウム、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム等のエ
ーテルカルボン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナ
トリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等の
高級脂肪酸のアミノ酸縮合物、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム等の高級アルキルスルホン酸塩、ラウリ
ン酸エステルスルホン酸塩等の高級脂肪酸エステルスル
ホン酸塩、ジオクチルスルホサクシネート等のジアルキ
ルスルホコハク酸、オレイン酸アミドスルホン酸塩等の
高級脂肪酸アミドスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸塩、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸塩等のア
ルキルアリルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸
塩のホルマリン縮合物、ペンタデカン−2−サルフェー
ト等の高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシエチ
レンドデシルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ジポリオキシ
エチレンドデシルエーテルリン酸エステル等のポリオキ
シエチレンアルキルリン酸エステル、スチレン−マレイ
ン酸共重合体、アルキルビニルエーテル−マレイン酸共
重合体などのアニオン性界面活性剤、N−ラウリルアラ
ニン、N,N,N−トリメチルアミノプロピオン酸、
N,N,N−トリヒドロキシエチルアミノプロピオン
酸、N−ヘキシル N,N−ジメチルアミノ酢酸、1−
(2−カルボキシエチル)ピリジニウムベタイン、レシ
チンなどの両性界面活性剤が挙げられる。これらの界面
活性剤は二種以上を混合して用いてもよく、その使用量
は、本発明組成物全重量に対して通常0.1〜10重量
%である。
【0032】本発明組成物において用いられる安定化剤
としては、例えば酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収
剤、クエンチャー、ラジカル補足剤、過酸化物分解剤な
どが挙げられる。酸化防止剤としては、フェノール系酸
化防止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イ
オウ系酸化防止剤などが挙げられる。紫外線吸収剤とし
ては、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェ
ノン系紫外線吸収剤、ベンゾエート系紫外線吸収剤、シ
アノアクリレート系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線
吸収剤、ヒンダードアミン系紫外線吸収剤などが挙げら
れる。クエンチャーとしては、有機ニッケル系化合物が
挙げられる。また、イソプロピルアシッドホスフェー
ト、流動パラフィン、エポキシ化大豆油、エポキシ化ア
マニ油、あるいはエポキシ化ナタネ油等のエポキシ化植
物油などの安定化剤も使用できる。また、これらの安定
化剤は二種類以上を任意の割合で混合して使用してもよ
い。安定化剤の添加量はそれらの種類によっても変化し
得るが、通常本発明組成物の全重量に対して0.01〜
5重量%である。
【0033】本発明組成物において用いられる着色剤と
しては、例えばローダミンB、ソーラーローダミン等の
ローダミン類、黄色4号、青色1号、赤色2号などのタ
ール色素といった着色剤が挙げられ、本発明組成物にお
いて用いられる香料としては、例えばアセト酢酸エチ
ル、アンスラニル酸メチル、イソ吉草酸イソアミル、エ
ナント酸エチル、ケイ皮酸エチル、酪酸イソアミル等の
エステル類、カプロン酸、ケイ皮酸等の有機酸類、ケイ
皮アルコール、ゲラニオール、シトラール、デシルアル
コール等のアルコール類、バニリン、ピペロナール、ペ
リラアルデヒド等のアルデヒド類、マルニトール、メチ
ルβ−ナフチルケトン等のケトン類、メントール類など
の香料が挙げられる。着色剤および香料の添加量は、各
々本発明組成物全重量に対して、通常0.01〜5重量
%である。
【0034】次に、本発明組成物の製造方法について詳
細に説明する。本発明組成物は、例えば酵母菌体内に農
薬活性成分を内包してなるマイクロカプセルおよび分散
剤を含有する水性懸濁液を、粒状固体担体に含浸させる
かまたは該水性懸濁液にて粒状固体担体を被覆すること
により製造される。水性懸濁液を調製する工程は、例え
ば以下のようにして行われる。
【0035】農薬活性成分、酵母菌、必要により溶剤等
を混合し、油相を調製する。一方、分散剤および必要に
より溶剤、バインダー、安定化剤等を混合した水溶液を
調製する。そして、先に調製した油相を分散剤含有水溶
液に添加し、解膠機で解膠する。使用される解膠機とし
ては、高速回転高剪断型攪拌解膠機、デゾルバー、コロ
イドミル、ホモジナイザー、超音波式解膠機、攪拌モー
ターなどが挙げられ、具体例としては、T.K.オート
ホモミクサー(特殊機化工業株式会社)、T.K.ホモ
ミックラインフロー(特殊機化工業株式会社)、ウルト
ラホモミキサー(日本精機製作所)、NNKコロイドミ
ル(日本精機製作所)などが挙げられる。解膠時の回転
数は、解膠機の種類や構造によっても変化し得るが通
常、500〜10000rpm、好ましくは3000〜
6000rpmであり、解膠時の温度は通常5〜70℃
である。また、解膠時間は、解膠機の種類や構造、被解
膠液の種類によっても変化し得るが、通常、0.01〜
3時間、好ましくは0.05〜0.2時間である。この
ようにして、酵母菌体内に農薬活性成分を内包してなる
マイクロカプセルおよび分散剤を含有する水性懸濁液が
調製される。
【0036】また、水性懸濁液は以下のようにして調製
することもできる。農薬活性成分、酵母菌、必要により
溶剤等を混合し、油相を調製する。一方、分散剤および
必要により溶剤、バインダー、安定化剤等を混合した水
溶液を調製する。そして、先に調製した油相を分散剤含
有水溶液に添加し、高速回転攪拌機、ケミカルミキサ
ー、スリーワンモーター(新東科学製攪拌機)などの攪
拌機で攪拌する。攪拌時の回転数は、攪拌機の種類や構
造、被攪拌液の種類によっても変化し得るが、通常、5
0〜200rpmであり、攪拌時の温度は通常5〜70
℃である。また、攪拌時間は、攪拌機の種類や構造、被
攪拌液の種類によっても変化し得るが、通常、0.1〜
5時間、好ましくは1〜3時間である。このようにし
て、酵母菌体内に農薬活性成分を内包してなるマイクロ
カプセルおよび分散剤を含有する水性懸濁液が調製され
る。
【0037】さらに、水性懸濁液は以下のようにして調
製することもできる。酵母菌、水および必要によりバイ
ンダー等をミキサーで混合し、酵母菌の分散液を調製す
る。一方、農薬活性成分に必要により溶剤等を添加し、
これを分散剤を含有する水溶液中で乳化させる。乳化さ
せる際には、高速回転高剪断型攪拌解膠機、ホモジナイ
ザーなどが挙げられ、具体例としては、T.K.オート
ホモミクサーが挙げられる。次に、酵母菌の分散液と農
薬活性成分の乳化液とをミキサーで混合する。用いられ
るミキサーとしては、例えば、スリーワンモーター等が
挙げられ、混合時の回転数は混合機の種類や構造によっ
ても変化し得るが、通常、50〜1500rpmであ
り、混合時の温度は通常5〜70℃である。また、混合
時間は、通常、3〜20時間である。このようにして、
酵母菌体内に農薬活性成分を内包してなるマイクロカプ
セルおよび分散剤を含有する水性懸濁液が調製される。
【0038】水性懸濁液を粒状固体担体に含浸させるか
または該水性懸濁液にて粒状固体担体を被覆する工程
は、例えば以下のようにして行われる。上述のようにし
て調製された水性懸濁液を、粒状固体担体に滴下、噴
霧、塗布などの方法により添加する。水性懸濁液を噴霧
する際には、種々の混合機、混練機が使用され、その具
体例としては、ケミカルミキサー、ナウターミキサー、
リボンミキサー、皿型転動造粒機、流動相コーティング
装置等が挙げられる。得られた造粒物は、必要により乾
燥、形状制御、解砕、篩別、整粒などを行う。水性懸濁
液を粒状固体担体に含浸させる場合には、粒状固体担体
としては前述の固体担体の中でも吸収性の高いものを使
用するのが好ましく、一方、水性懸濁液で粒状固体担体
を被覆する場合には、粒状固体担体としては前述の固体
担体の中でも吸収性の低いものを使用するのが好まし
い。
【0039】尚、酵母菌体内に効率的に農薬活性成分を
内包させるには、予め菌体内成分を溶出させておくのが
好ましい。例えば、酵母菌の分散液にエタノールを添加
し、攪拌して菌体内成分を菌体外に溶出させ、遠心分離
により溶出させた成分を除去するなどの処理を行った
後、上述のようにして本発明組成物を製造するのが好ま
しい。
【0040】このようにして得られる本発明組成物は、
微粒、細粒、顆粒などの粒状物であり、通常0.1mm
〜30mm、好ましくは0.3mm〜10mmの粒径を
有し、その形状は球状、楕球状、円盤状、棒状、ダンベ
ル状、円柱状、多角柱状、円錐状、多角錐状、立方体
状、直方体状、不定形、円盤型、カプセル状、フィンガ
ー型、アーモンド型、レンズ型、隅角円盤型、隅丸円盤
型等任意の型を有することができる。本発明組成物は、
植木鉢、育苗箱、水田、畑地、芝生、果樹園、森、林等
の農耕地、川、池、湖、沼、堀、貯水池等およびその周
辺等の農薬施用場所で、通常の農薬施用方法により用い
られる。
【0041】
【実施例】次に、本発明を製造例および試験例にて説明
するが、本発明は以下の例のみに限定されるものではな
い。尚、以下の例において部は重量部(酵母については
絶対乾燥重量部)を表わす。まず、本発明の製造例を示
す。 製造例1 市販のパン酵母(鐘淵化学製生酵母、サッカロマイセス
セレビッシェ)5部を含む分散液100部にエタノール
10部を添加し、40℃で24時間攪拌して、酵母菌体
内の水溶性成分を菌体外に溶出し、遠心分離により該水
溶性成分を除去して、酵母菌残渣の分散液を得た。得ら
れた分散液に、フェニトロチオン(有機リン系殺虫活性
成分)10部を加え、50℃で5時間攪拌し、酵母菌体
内にフェニトロチオンが内包されてなるマイクロカプセ
ル分散液が得られた。次に、この分散液に10重量%の
アラビアガムを含む水溶液30部を加えてT.K.オー
トホモミクサーで回転数5000rpm、温度25℃の
条件下で10分間解膠した。得られた懸濁液45部を、
Agsorb LVM MS 12/24 (OIL DRI社製モンモリロ
ナイト)82部にミキサーで攪拌しながら添加して含浸
させ、得られた粒状物を流動層乾燥器で50℃、30分
間乾燥して、本発明組成物(1)を得た。
【0042】製造例2 製造例1において、パン酵母5部のかわりにビール酵母
(アサヒビール製)5部を使用した以外は、製造例1と
同様の操作で本発明組成物(2)を得た。 製造例3 製造例1において、パン酵母5部のかわりに脱核酸サン
ヨー酵母(日本製紙製)5部を使用した以外は、製造例
1と同様の操作で本発明組成物(3)を得た。 製造例4 製造例1において、アラビアガムのかわりにポリビニル
アルコールを使用した以外は、製造例1と同様の操作で
本発明組成物(4)を得た。
【0043】製造例5 市販のパン酵母(鐘淵化学製生酵母)7.5部を含む分
散液100部にエタノール10部を添加し、40℃で2
4時間攪拌して、酵母菌体内の水溶性成分を菌体外に溶
出し、遠心分離により該水溶性成分を除去して、酵母菌
残渣の分散液を得た。得られた分散液に、フェニトロチ
オン20部を加え、50℃で5時間攪拌し、酵母菌体内
にフェニトロチオンが内包されてなるマイクロカプセル
分散液が得られた。次に、この分散液に5重量%のポリ
ビニルアルコールを含む水溶液40部を加えてT.K.
オートホモミクサーで回転数5000rpm、温度25
℃の条件下で10分間解膠した。得られた懸濁液をAgso
rb LVM MS 12/24 70.5部にミキサーで攪拌しなが
ら添加して含浸させ、得られた粒状物を流動層乾燥器で
50℃、30分間乾燥して本発明組成物(5)を得た。
【0044】製造例6 エスフェンバレレート(ピレスロイド系殺虫活性成分)
5部とフェニルキシリルエタン10部とを混合して均一
な溶液とし、これにパン酵母(鐘淵化学製生酵母)5部
を加え、均一にパン酵母が分散するまでスリーワンモー
ターを用いて攪拌し、これを20重量%のポリビニルア
ルコールを含む水溶液30部に加えてT.K.オートホ
モミクサーで回転数5000rpm、温度25℃の条件
下で10分間解膠した。得られた懸濁液50部を、Agso
rb LVM MS 12/24 74部にミキサーで攪拌しながら添
加して含浸させ、得られた粒状物を流動層乾燥器で50
℃、30分間乾燥して本発明組成物(6)を得た。
【0045】製造例7 ピリプロキシフェン(昆虫成長調節活性成分)0.1部
とソルベッソ200(エクソン化学製溶剤)1部とを混
合して均一な溶液とし、これにビール酵母(アサヒビー
ル製)0.3部を加え、均一にビール酵母が分散するま
でスリーワンモーターを用いて攪拌し、これを5重量%
のポリビニルアルコールを含む水溶液5部に加えてT.
K.オートホモミクサーで回転数5000rpm、温度
25℃の条件下で10分間解膠した。得られた懸濁液
6.4部を、石川ライト(石川ライト工業製軽石)98
部にミキサーで攪拌しながら添加して含浸させ、得られ
た粒状物を流動層乾燥器で50℃、30分間乾燥して本
発明組成物(7)を得た。
【0046】製造例8 市販のパン酵母(鐘淵化学製生酵母)2部を含む分散液
100部にエタノール10部を添加し、40℃で24時
間攪拌して、酵母菌体内の水溶性成分を菌体外に溶出
し、遠心分離により該水溶性成分を除去して、酵母菌残
渣の分散液を得た。得られた分散液に、フェニトロチオ
ン5部を加え、50℃で5時間攪拌し、酵母菌体内にフ
ェニトロチオンが内包されてなるマイクロカプセル分散
液が得られた。次に、この分散液に10重量%のポリビ
ニルアルコールを含む水溶液12部を加えてT.K.オ
ートホモミクサーで回転数5000rpm、温度25℃
の条件下で10分間解膠して懸濁液を得た。一方、硅砂
75部をミキサーで攪拌しながらカルボキシメチルセル
ロースナトリウム5部、ソルポール5060(東邦化学製界
面活性剤)2部およびクレー10部を添加して混合し、
先に得た懸濁液をスプレー噴霧して得た粒状物を流動層
乾燥器で50℃、30分間乾燥して、本発明組成物
(8)を得た。
【0047】製造例9 市販のパン酵母(鐘淵化学製生酵母)2部を含む分散液
100部にエタノール10部を添加し、40℃で24時
間攪拌して、酵母菌体内の水溶性成分を菌体外に溶出
し、遠心分離により該水溶性成分を除去して、酵母菌残
渣の分散液を得た。得られた分散液に、ブタミホス(有
機リン系除草活性成分)6部を加え、50℃で5時間攪
拌し、酵母菌体内にブタミホスが内包されてなるマイク
ロカプセル分散液が得られた。次に、この分散液に10
重量%のポリビニルアルコールを含む水溶液15部を加
えてT.K.オートホモミクサーで回転数5000rp
m、温度25℃の条件下で10分間解膠した。得られた
懸濁液を硅砂90部に、流動層乾燥器で70℃にて混合
しながらスプレー噴霧して本発明組成物(9)を得た。
【0048】製造例10 市販のパン酵母(鐘淵化学製生酵母)5部を含む分散液
100部にエタノール10部を添加し、40℃で24時
間攪拌して、酵母菌体内の水溶性成分を菌体外に溶出
し、遠心分離により該水溶性成分を除去して、酵母菌残
渣の分散液を得た。得られた分散液に、フェニトロチオ
ン10部を加え、50℃で5時間攪拌し、酵母菌体内に
フェニトロチオンが内包されてなるマイクロカプセル分
散液が得られた。次に、この分散液に10重量%のアラ
ビアガムを含む水溶液30部に加えてスリーワンモータ
ーで回転数200rpm、温度40℃の条件下で2時間
攪拌した。得られた懸濁液を、Agsorb LVM MS 12/24
82部にミキサーで攪拌しながら添加して含浸させ、得
られた粒状物を流動層乾燥器で50℃、30分間乾燥し
て本発明組成物(10)を得た。
【0049】次に、試験例を示す。 試験例1 本発明組成物(1)および(2)の各々を内径6cmの
シャーレ中に入れ、水を添加した。40℃にて2週間静
置し、その後にシャーレ中に残っている組成物を回収
し、それらに含まれる有効成分量をガスクロマトグラフ
ィーにより求めた。そして、次式
【数1】 により、有効成分の残存率を算出した。結果を表1に示
す。
【0050】
【表1】 上表に示したように、本発明組成物は40℃、2週間保
存後においても、有効成分の残存率が高いことから、優
れた残効性を有することがわかる。
【0051】
【発明の効果】本発明の農薬組成物は優れた残効性を有
する。
フロントページの続き (72)発明者 大坪 敏朗 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 石黒 守 東京都千代田区丸の内3丁目4番2号 三 菱製紙株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酵母菌体内に有害生物防除活性成分または
    植物生長調節活性成分である農薬活性成分が内包されて
    なるマイクロカプセル、分散剤および固体担体を含有す
    ることを特徴とする粒状農薬組成物。
  2. 【請求項2】酵母菌体内に有害生物防除活性成分または
    植物生長調節活性成分である農薬活性成分を内包してな
    るマイクロカプセルおよび分散剤を含有する水性懸濁液
    を、粒状固体担体に含浸させることを特徴とする粒状農
    薬組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】酵母菌体内に有害生物防除活性成分または
    植物生長調節活性成分である農薬活性成分を内包してな
    るマイクロカプセルおよび分散剤を含有する水性懸濁液
    にて、粒状固体担体を被覆することを特徴とする粒状農
    薬組成物の製造方法。
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