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JPH09501398A - 活性成分パッチ - Google Patents

活性成分パッチ

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JPH09501398A
JPH09501398A JP6522784A JP52278494A JPH09501398A JP H09501398 A JPH09501398 A JP H09501398A JP 6522784 A JP6522784 A JP 6522784A JP 52278494 A JP52278494 A JP 52278494A JP H09501398 A JPH09501398 A JP H09501398A
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ヘクサル・ファルマ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は薄層形態の活性成分パッチに関するものであり、該パッチは担体および単一ポリマーのマトリックス並びに適当な場合にはもう1つのポリマーおよびビタミンEを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 活性成分パッチ 産業上の利用分野 経皮投与、即ち、エストラジオール、ニトログリセロール、ニコチン、セレギ リン、ピロキシカム、吉草酸エストラジオール、ノルエチステロン、酢酸ノルエ チステロン、レボノルゲストレル等のような医薬品の皮膚適用後の全身摂取は、 2,3の例を挙げるだけではあるが、胃腸管を経由する吸収である経口投与に比 べて、最初の肝臓通過中のその医薬品代謝の回避という利点を有している。肝臓 代謝によって親物質と代謝物間に望ましくない濃度比率が生じることがある。経 皮投与のもう1つの利点は皮膚を通して吸収した活性成分の血中値が均一である ことであり、その理由は経口投与で生じるような胃腸管充満度の多様性、食物と の相互作用または制限されたか若しくは加速された腸運動性のような影響が存在 しないからである。活性成分に関連した副作用が生じた場合には、下記の活性成 分パッチまたはパッチと称される皮膚を介した活性成分の全身投与のための技術 系(経皮治療系TTS、経皮(医薬品)送達系TD(D)S)を皮膚から取り除く ことができ、そしてそれ故活性成分の投与を直ちに中止することができる。市販 で入手できる系、例えば、エストラジオール、エストラジオールと酢酸ノルエチ ステロンの組合せ、ニトログリセリンおよびスコポラミン、または臨床試験を受 けている系、例えばテストステロンの系は、主にアルコール性溶液中に溶解した 活性成分を含んでいる。皮膚と直接長期間接触したアルコールのため、多くの場 合に皮膚刺激または更にはアレルギーがもたらされ、このため治療法の中止が余 儀なくされる。これが以下に記載する代替的な吸収促進剤を有する系または吸収 促進剤を有 していない過飽和系(貯蔵状態の)の理由であった。しかし乍ら、これは正確に は物理的に不安定な過飽和系である。これらのパッチでは、1つまたは複数の活 性成分は予測に反して再結晶化することがあり、そしてそれ故これら活性成分の 皮膚浸透は予測できない態様で低下することがある。それ故、活性成分の不十分 な皮膚浸透は上記のことと関係があり、そしてこれは或る状況下では治療的に必 要な血中値濃度以下の値になることがある。過飽和パッチは準安定であるので、 原則的に不安定である。 一般に、化学的吸収促進剤、最も良く知られた例のアゾンは、皮膚が天然のバ リヤー機能を喪失するように皮膚の構造を修正する。吸収促進剤は皮膚構成成分 と相互作用し、その結果多くの場合に皮膚刺激およびアレルギー症状が生じる。 かくして、皮膚と適合でき、治療的に信頼できそして安定した医薬品活性成分パ ッチの緊急な需要がある。 先行技術と問題点 先行技術によれば、ホルモンの全身投与用パッチは3つのクラスに分けること ができる: 1.吸収促進剤を含む系 2.吸収促進剤を含まない系 3.過飽和状態安定化用の親水膨潤性ポリマーを含む系 1.吸収促進剤を有するパッチ 吸収促進剤を有するパッチは、例えばエストラジオールまたはゲスタゲンホル モンは技術文献で浸透し難い物質として記載されているので、最大のグループで ある。 EP−A−0 474 647は接着力を高めるために水和ケイ酸アルミ ニウムを使用することを記載している。吸収促進剤としても役立つグリコールは 溶媒として使用される。グリコールは吸収促進特性に加えて皮膚を乾燥させると いう副作用を有している。US−A−5 023 084は別々の層中のプロゲステロン およびエストロゲンを特許請求しており、それらはそれぞれ吸収促進剤n−デカ ノールを有している。デカノールは、医薬品用に承認されていない皮膚刺激性で 且つ不快な臭いの物質である。EP−A−0 371 496(=US出願番号 278 625 )は、オレイン酸、鎖状アルコール/乳酸エステル、ジプロピレングリコールま たはN−メチル−2−ピロリドンを吸収促進剤として使用することを記載してい る。US−A−5 006 342はエストラジオールに加えて、モノラウリン酸プロピ レングリコールのような吸収促進剤と組み合わせて疎水性ポリマーと共にフェン タニルの使用を記載している。US−A−4 906 475はPEGのような溶媒をポ リソルベート 80のような吸収促進剤と組み合わせて使用することを記載してい る。ポリソルベート 80は皮膚の構造を破壊しそしてそれ故皮膚損傷を引き起こ す可能性のある界面活性剤である。EP−A−0 402 407(=US出願番号 160 635)はミリスチン酸イソプロピルとラウリンモノグリセリドの組合せ吸収促進 剤の使用を記載している。EP−A−0 430 491(=AR出願番号 315 479)は 不飽和脂肪酸やそれらのエステル並びにグリセリンおよびアルキレン−1,2−ジ オールのような吸収促進剤の使用を特許請求している。US−A−5 053 227お よび5 059 426はジエチレングリコールモノメチルエーテルそれ自体またはアル キルエステルと組み合わせた使用を特許請求している。US−A−4 956 171は スクロースココエート(sucrose cocoate)とラウリン酸メチルを含む組合せた 増進剤の使用を特許請求している。US−A−4 996 199は吸収促進剤として三 級アミンおよびアミドの使用を特許請求し ている。US−A−4 906 169はエストラジオール含有層およびゲスタゲン含有 層を有しそして追加的に吸収促進剤を含有する多層パッチを含んでいる。 医薬品が皮膚に浸透するためには医薬品は皮膚の構造を破壊して皮膚を一層透 過性にしなければならない点で、上記した物質クラスの吸収促進剤は潜在的に皮 膚に有害である。多くの場合に、このことによって感作に関する限り皮膚刺激が 生じる。エチルアルコールでさえも強く接触した場合にはアレルギーを引き起こ すことがある。記載されたパッチはいずれも皮膚刺激を回避する物質を含有して いない。 2.吸収促進剤を有していないパッチ 日本特許JP−A−02.229 114は、エストラジオールがポリビニルピロリドン (PVP)中に3〜17重量%の濃度で含有されているパッチを記載している。 この特許ではPVP層は2から40cm2の範囲の皮膚と直接接触する。PVPは感 圧性接触接着剤ではない。このパッチは皮膚固定用の接着剤端を追加的に必要と する。EP−A−0 346 211(=JP−A−02.196 714、02.233 617、03.017 01 8、03.044 326および03.044.327)は、吸収促進剤を用いないで2−エチルヘキシ ルアクリレートとN−ビニル−2−ピロリドンのコポリマーの使用を特許請求し ている。EP−A−0 272 918(=US出願番号 945 389)は、活性成分が固定 形態で存在している巨大孔フォームの使用を記載している。EP−A−0 409 38 3(=US出願番号 461 676)は、活性成分を皮膚に遅延放出させるための水不 溶性ビニルピロリドンと組み合わせ、0.01から1%までのエストロゲン濃度範囲 でエストロゲンを含有するパッチを記載している。US−A−4 994 267はエチ レン/酢酸ビニルコポリマーおよびア クリレートと組み合わせた合成または天然ゴムの混合物を記載している。AU− A−91.76 582(=JP出願番号 90.202 409)は、0.5から4.9μmの層厚および 1つの平面に垂直なもう1つの平面方向に1から5のファクターの伸長性を有す るポリエステル担体フィルムと組み合わせたアクリレート接着剤の使用を記載し ている。発明者は、伸長性フィルムの故に最適の態様で皮膚に粘着するプラスタ ー(plaster)の単に機械的効果による活性成分の適切な吸収を特許請求 している。EP−A−0 416 842(US出願番号 405 630)は吸収促進剤を有し ていないアクリレートコポリマーの使用を明白に記載しており、そして該ポリマ ーは活性成分、好ましくはエストロゲンまたはノルエチステロン若しくは酢酸ノ ルエチステロンをこれら自体または組み合わせて含有している。上記したこれら のパッチは単に医薬品の担体であり、そして吸収を制御することは全くできない 。皮膚は、難浸透性の活性成分酢酸ノルエチステロンおよび/またはエストラジ オールに対して制御された態様で透過性になされ得ないので、達成される血中値 は皮膚の特別のタイプおよび状態に大いに依存する。このような系は非常に広範 囲に変動する血中値を生じさせそして必要な治療的信頼性を保証することはでき ない。 以下に記載する過飽和プラスターも正に記載したような根本的な不適切性を有 している。 3.過飽和系 EP−A−0 186 019は、飽和濃度を超えて存在している活性成分の結晶化を 遅延させるために水膨潤性ポリマー、例えばポリイソブチレンマトリックスの使 用を記載している。この手段によって、エストラジオールの熱力学活性が高まり そして皮膚浸透が促進され るので、吸収促進剤を省略することができると言われている。しかし乍ら、この 手段も血中値の広範な散在性を避けることはできない。ここでも皮膚刺激を減少 させる手段は取られておらず、そして経験が示しているように皮膚刺激は感圧性 接触接着剤で常に生じる可能性がある。 目的と発明の手段 かくして本願発明は、活性成分を全身投与するための、作用が信頼できそして 同時に皮膚と適合性で且つ経済的に製造できるパッチを開発する目的に基づいて いた。活性成分の例は下記の16群に要約される。 パッチは医薬品に慣用の接着剤および薬局方から慣用の他の助剤(皮膚損傷ま たは潜在的な皮膚損傷特性を有していない)から作るべきである。可能な最も長 い期間に亘って均一的に高い血中値を生じさせるために、パッチの接着強度を失 うことなく活性成分の可能な最高値でパッチを負荷させることができなければな らない。このために、例として、17−β−エストラジオール、酢酸ノルエチステ ロン等のような活性成分を、医療に使用できるアクリレート接着剤またはシリコ ン接着剤中に溶解させ、そしてヒト皮膚での接着強度、米国薬局方USP XXII による活性成分のインビトロ放出、剃毛マウスの単離皮膚または接着剤膜に対す るインビトロ皮膚浸透、導入された活性成分の再結晶化およびパッチの水分含量 を調査した。その際水分含量は高感度電気測定法によるものであった。 医薬品に慣用の感圧アクリレート接着剤、例えばデュロ−タク(Duro−Tak)1 753(National Starch & Chemical、ドイツ国ノイシュタット)のアクリレート コポリマーは実際、エストラジオールおよび酢酸ノルエチステロンに対して良好 な溶解特性を有しているが 、初期接着強度および長期間接着強度は望まれたまま残されていることが見い出 された。感圧シリコン接着剤は一層柔軟性でありそして高い接着強度を有してい る。しかし乍ら、上記ホルモンに対する溶解能は非常に一層低く、例えばシリコ ン接着剤(Bio−PSA X7−4602、Dow Corning GmbH、ドイツ国メーアブッシュ) 中2%強度のエストラジオール溶液は室温で約2週間以内に再び結晶化する。皮 膚からの浸透では溶解した活性成分しか利用できないので、パッチは再結晶化に 対して安定でなければならない。 しかし乍ら、導入された活性成分の高い拡散性を達成するためには皮膚に接着 するパッチは高い熱力学活性を活性成分に付与しなければならない。既に報告さ れているように、これは、例えばポリマー中の活性成分の溶解度を超える濃度に よって達成される。これらの系は過剰に飽和されており、そしてそれ故物理的に 不安定である。活性成分の再結晶化は制御することができず、そしてそれ故熱力 学活性はこのようなパッチの貯蔵中に制御不可的に低下する。 それ故、感圧アクリレートおよび/またはシリコン接着剤と天然のα−トコフ ェロールの混合物は皮膚に対して優れた初期および長期接着を示しそして同時に 、皮膚に適用した後に高い熱力学活性を、導入された活性成分に付与するという 見解は全く驚くべきことである。α−トコフェロールは薬理学的作用を有するビ タミンEとして知られているが、ポリマーの接着性を増加させる樹脂としては知 られていない。シリコン油のような油を同量混合すると接着強度が事実上完全に 無くなるので、上記のことは一層驚くべきことである。 ポリマー混合物の場合には、2つのポリマーは乾燥した接着剤マトリックス中 ではお互いに不適合であり、そしてエマルジョン様の不透明ポリマー混合物を形 成し、一方個々の成分は清明な接着剤マトリックスを形成する。1つまたは複数 の活性成分によるマトリッ クスの負荷は複数のポリマーおよびポリマーとα−トコフェロールの混合物の混 合比率に依存する。シリコン含量が増加すると、乾燥マトリックス中の溶解度は 減少するが、接着剤マトリックスに溶解する活性成分の総量はα−トコフェロー ルによって再び増加させることができる。かくして、2つのタイプの接着剤の組 成を互いに変えるかまたは個々の接着剤とα−トコフェロールの組成を変えるこ とによって一定の最大溶解度を確立することができる。これは順次、この原理に よって活性成分を皮膚に放出できる期間を制御できることを意味する。ポリマー 混合物を使用せずそしてポリアクリレートだけを使用する場合、接着の悪いポリ マーの接着強度はα−トコフェロールだけで増加させることができる。ポリマー と活性成分に依存して、このようにして接着強度を増加させそしてシリコン混合 を省くには上記のことで十分であると思われる。 これまでに記載した本発明によるパッチ組成物は、活性成分の最大量で飽和さ れており、貯蔵に対して安定であり、そして結晶化しない系である。かくして、 このように記載されたパッチは皮膚上に過飽和状態をもたらしそしてそれによっ て貯蔵形態のもの以上に活性成分の熱力学活性を高めるという所見は更に驚くべ きことであった。過飽和の程度はパッチの初期水分含量およびα−トコフェロー ル含量に依存する。更に、活性成分の過飽和、そしてそれ故熱力学活性は異なる 「不透過性」の担体フィルムによって影響を受けることがある。 ポリマーマトリックス中の活性成分含量がポリマーの千分率範囲の残存水分含 量に大いに依存するという事実は全く予想されていなかった。更に説明するため に、エストラジオールを適当な医薬品の例として使用することができる。かくし て、例えば、7.5%のα−トコフェロールを含有するアクリレートポリマー(Dur otak 1753) を含むマトリックスは、1.2%の水分含量で約2.5%のエストラジオールを溶解す ることができ、一方エストラジオールは、水和したマトリックス中約3.9%の水 分含量で僅か1.3%の量しか溶解しない。マトリックス中の水分の測定はここで は修正したカール−フィッシャー電気測定法で実施した。 マトリックス中のエストラジオールの溶解度は2つの方法で測定した: 1.「乾燥」マトリックス中の溶解度測定 ここで使用した接着剤のような高粘性の溶媒中での活性成分の溶解度測定は 沈殿物と平衡化した溶媒相の単純な濃度測定による液体系中と同じ方法では実施 できないので、種々の活性成分含量の接着剤マトリックスがシリコン化した担体 フィルムを活性成分/接着剤溶液で被覆して製造され、そしてその後溶媒を留去 した。得られた接着剤マトリックス中に正確に一定の長さのエストラジオール種 結晶を導入し、そして結晶寸法の変化を時間に関して測定した。観察期間中に結 晶の大きさに変化が全く生じない場合、マトリックス中の活性成分の濃度は飽和 濃度に近接している。かくして、エストラジオールについて測定された溶解度は 「乾燥」系、即ち5%未満の水分含量の系では約2.5重量%である。 2.完全に水和したマトリックス中のエストラジオール濃度の測定 一定の層厚の膜を通した物質の流れJは単純化した式1により として示される。 この関係は拡散実験の平衡状態での一定の流れを示している。従って、単位 時間(t)当たりで膜を通して拡散する量(M) は膜の供給側の濃度(CO)に正比例する。他のパラメーターはD拡散係数、A 拡散範囲、K供給体と膜間の分配係数、h膜の厚さである。変動性のJは図表1 の拡散図の曲線の直線部分の傾斜から決定することができる。A―拡散範囲―お よびh―膜の厚さ―は直接測定することができるので、濃度を測定するためには 依然として拡散係数と分配係数を決定しなければならない。 拡散係数Dは、経過時間および膜の層厚から式 に従って決定することができるので、最終的にはやはり分配係数Kを決定しなけ ればならない。供給隔室と膜が同じ材料からできている場合、分配係数Kは概算 で約1と推定することができる。実際には、過剰の活性成分を非溶解形態で含有 している飽和接着剤層を既知の層厚の同一材料の活性成分を含まない膜上に張り 付ける方法に従うことができる。次に、活性成分の活性成分を含まない膜通過を 拡散セル内で時間に関して測定する 。上記したパラメータは、それによって形成された典型的拡散曲線から容易に計 算することができる。膜は受容媒体である水と接触して完全に水和されているの で、得られる飽和濃度は最大量の水を含有する接着剤マトリックスの飽和濃度で ある。実験開始時に活性成分を含有していない水和膜では、飽和接着剤層との接 触でせいぜい約1.3%のエストラジオールしか溶解できない。このことは、92.5 %のジュロタク 1753と7.5%のコフェロール(Copherol)のマトリックスの組成 物にも当てはまる。乾燥状態で2.5%のエストラジオールを吸収する活性成分マ トリックスがここで最大量まで水和された状態になった場合、結晶化が接着剤の 高粘性により動力学的に阻止されるので、溶解度の減少により約95%の過飽和が 生じるであろう。接着剤マトリックスの高粘性はこの過飽和状態を数日間安定な 状態で維持することができる。パッチがこの方法で記載したマトリックスから製 造される場合、パッチを皮膚に張った後に、マトリックスを不感蒸散によって水 和させることができ、そしてその結果活性成分が大いに過飽和されることになる 。TTSの過飽和は―上記したように―熱力学活性を上昇させ、そしてそれ故拡 散作用力を上昇させる。かくして、難浸透性の医薬品に高い熱力学活性を付与す るためには、適用後の水和系の過飽和が望ましくそしてまた必要である。こうす ることによって、難浸透性である物質でさえ吸収促進剤を使用しないで皮膚から 拡散させることができる。実施例の項では、インビトロ皮膚浸透試験の助けをか りて証明されるように、浸透が吸収促進剤を有する系と比較して少なくとも同等 の高い浸透度を達成することが示される。かくして、本発明に従って製造される 系は、貯蔵状態中に、飽和されるかまたは飽和濃度に近く、そしてそれ故安定で ありそして皮膚に張られた後にだけ水を吸収することによって熱力学活性の上昇 を得るという利点を有している。マトリックスによる水の吸収は、ここではα− トコフェロール含量を変えることによって影響を与えることができる。かくして 、2.5%のエストラジオール、5%のα−トコフェロールおよび92.5%のアクリ レート接着剤を含むマトリックスは製造直後に約2.6%の水を含有する。他方、2 .5%のエストラジオール、7.5%のα−トコフェロールおよび90%のアクリレー ト接着剤を含むマトリックスは同じ条件下で製造しそして乾燥した後に約1.2% の水しか含有していない。92.75%のアクリレート接着剤と5%のα−トコフェ ロールのマトリックス中でのエストラジオールの最大溶解度は水約2.6%の残存 水分含量で約2.25%である。90%のアクリレート接着剤と7.5%のα−トコフェ ロールのマトリックスは約1.2%の水分含量で約2.5%のエストラジオールを溶解 する。他方、水和マトリックス中の溶解度は約1.3%である。パッチ当たり4mg のエストラジオールの標準的な市販投与量に基づくと、結果は最初のケースで1. 69mgそして2番目のケースで1.92mgの過飽和である。これは約10%の過飽和、そ してそれ故熱力学活性の上昇に相当する。かくして、α−トコフェロールは水和 マトリックスの過飽和、そしてそれ故皮膚からの活性成分の拡散の程度を決定す ることができる。 マトリックスによる水の吸収に影響を与え、そしてそれ故過飽和の程度を制御 するもう1つの可能性は担体フィルムを使用して提供され、その際このフィルム はパッチを皮膚に張り付けた後の水の蒸発に対して種々の程度に影響を与える。 上記のケースで記載された最大水和は閉塞性フィルムを使用することによって得 られる。例えば、これらにはポリエステルまたはポリプロピレン/ポリエチレン フィルムが含まれる。系を皮膚に付けた後の系から環境への水の放出を測定する 場合、例えば、ポリテレフタール酸エステルフィルム(PE、19μm)を使用し て7.1g/m2/時間の経表皮の水の損失(TEWL)の下腕に適用した後で、3. 1g/m2/時間のTEWLが確立される。このようなプラスターを5時間適用し た後、パッチを皮膚から剥がした直後にはTEWLは約40〜50g/m2/時間に 上昇する。それ故、皮膚は高度に水和される。対照的に、被覆フィルムとしてポ リウレタン(PU、40μm)を含有するパッチはTEWLを約5.9g/m2/時間 に減少させる。パッチを剥がした後には、この値は僅か約11g/m2/時間まで しか上昇しない。従って、このようなパッチ下の皮膚は通常の状態と比較してよ り低い水和度を有している。従って、水蒸気透過性のフィルムで覆ったマトリッ クスは完全に覆われたマトリックスと同じほどの多くの水は吸収しない。それ故 、過飽和度は最大値とはかけ離れたものになりそして浸透は低下する。 実際には、本発明の好ましい実施態様では、アクリレートポリマーは種々のア クリル酸誘導体を含む所望のホモポリマー、コポリマーまたはターポリマーであ ることができる。このような好ましい実施態様では、アクリル酸ポリマーは全皮 膚用組成物中約2から約95%まで、そして好ましくは約2から約90%までの総重 量を占めている。アクリレートポリマーの量は、使用される薬剤中に導入される 医薬品の量とタイプに依存する。 本発明のアクリレートポリマーはアクリル酸の1つまたはそれより多いモノマ ーと他の共重合可能なモノマーのポリマーである。アクリレートポリマーは更に アルキルアクリレートおよび/またはメタクリレートおよび/または共重合可能 な二級モノマーまたは官能基を有するモノマーを含んでいる。モノマーとして添 加された各タ イプの量が変わると、得られるアクリレートポリマーの粘着特性および溶液特性 が変わる。一般には、アクリレートポリマーは少なくとも50重量%のアクリレー トまたはアルキルアクリレートモノマー、アクリレートと共重合可能な0から20 %の官能性モノマーおよび0から40%の他のモノマーを含んでいる。 アクリル酸およびメタクリル酸と共に使用できるアクリレートモノマーは以下 に示す:ブチルメタクリレート、ヘキシルアクリレート、ヘキシルメタクリレー ト、イソオクチルアクリレート、イソオクチルメタクリレート、2−エチルヘキ シルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、デシルアクリレート、 デシルメタクリレート、ドデシルアクリレート、ドデシルメタクリレート、トリ デシルアクリレートおよびトリデシルメタクリレート。 上記したアルキルアクリレートまたはメタクリレートと共重合可能な以下の官 能性モノマーをアクリル酸およびメタクリル酸と一緒に使用することができる: マレイン酸、無水マレイン酸、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロ ピルアクリレート、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、アクリロニトリ ル、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート 、tert−ブチルアミノエチルアクリレート、tert−ブチルアミノエチルメタクリ レート、メトキシエチルアクリレートおよびメトキシエチルメタクリレート。 本発明に適する接着剤アクリレートの更なる詳細および例はサタス(Satas) の感圧接着剤テクノロジーハンドブック(Handbook of Pressure Sensitive Adhe sive Technology)、「アクリル接着剤」、第2版、396〜456頁(D.Satas、編集 者)、ニューヨーク州バンノストランドラインホールド(Van Nostrand Reinhold )(1989年)。 適当な接着剤アクリレートは商品名デュロ−タクで市販で入手でき、そしてそ れらにはポリアクリレート接着剤が含まれる。 適当なポリシロキサンには、2つの主成分:ポリマーまたは接着剤と粘性増加 樹脂に基づく感圧シリコン接着剤が含まれる。ポリシロキサン接着剤は通常接着 剤用の架橋剤、典型的には高分子量ポリジオルガノシロキサンおよび適当な有機 溶媒によって三次元シリケート構造を提供する樹脂と共に処方される。樹脂をポ リマーに混合することはポリシロキサン接着剤の物理特性を修正するのに最も重 要なファクターである。ソビエスキー(Sobieski)等の「シリコン感圧接着剤」 、感圧接着剤テクノロジーハンドブック、第2版、508〜517頁(D.Satas、編集 者)、ニューヨーク州バンノストランドラインホールド(1989年)。 適当な感圧シリコン接着剤は商品名 BIO−PSA X7で市販で入手可能である。 本発明のパッチに含有することができる活性成分の例は次のとおりである: 1.循環系医薬品、例えばニトログリセロール、硝酸イソソルビドのような有機 硝酸塩;プロカインアミド;チアジド;ニフェジピン若しくはニカルジピンのよ うなジヒドロピリジン;チモロール若しくはプロプラノロールのようなベータ遮 断剤;エナラプリル、カプトプリル若しくはリシノプリルのようなACEインヒ ビター;またはクロニジン若しくはプラゾシンのようなアルファ−2遮断剤。 2.アンドロゲンステロイド、例えばテストステロン、メチルテストステロンま たはフルオキシメステロン。 3.エストロゲン、例えばエストラジオールエステル、プロピオン酸エストラジ オール、17−β−エストラジオール、吉草酸1 7−β−エストラジオール、エステロン、メストラノール、エストリオール、17 −β−エチニルエストラジオールまたはジエチルスチルベストロール。 4.プロゲストゲンホルモン、例えばプロゲステロン、19−ノル−プロゲステロ ン、ノルエチステロン、酢酸ノルエチステロン、メレンゲストロール、クロルマ ジノン、エチステロン、酢酸メドロキシプロゲステロン、カプロン酸ヒドロキシ プロゲステロン、ジ酢酸エチノジオール、17−α−ヒドロキシプロゲステロン、 ノルゲストレル等。 5.中枢神経系に作用を有する活性成分、例えば鎮静剤、催眠剤、不安寛解剤、 抗うつ剤、鎮痛剤および麻酔剤、例えばブプレノルフィン、ナロキソン、ハロペ リドール、フルフェナシン、バルビタール、リドカイン、メピバカイン、フェン タニル、スベンタニルまたはニコチン。 6.パーキンソン病治療剤、例えばセレギリン塩またはセレギリン塩基、ブロモ クリプチン、リスリド等。 7.抗炎症活性成分、例えばヒドロコルチゾン、コルチゾン、デキサメサゾン、 トリアムシノロン、プレドニゾロン、イブプロフェン、ナプロキセン、フェノプ ロフェン、フルルビプロフェン、インドプロフェン、ケトプロフェン、ピロキシ カム、ジフルニザル等。 8.抗ヒスタミン、例えばジメンヒドリネート、ペルフェナシン、プロメタシン 、テルフェナジン等。 9.気道に作用を有する活性成分、例えばテオフィリンまたはβ2−アドレナリ ン性作用アゴニスト、例えばアルブテロール、テルブタリン、フェノテロール、 サルブタモール等。 10.交感神経興奮剤、例えばドーパミン、フェニルプロパノールア ミン、フェニルエフリン等。 11.抗ムスカリン剤、例えばアトロピン、スコポラミン、ホマトロピン、ベンズ アトロピン等。 12.皮膚科学的活性成分、例えばビタミンA、シクロスポリン、デクスパンテノ ール等。 13.プロスタグランジン、例えばプロスタグランジンE1、プロスタグランジン E2、プロスタグランジンF2および類似体。 14.抗エストロゲン剤、例えばタモキシフェン並びに3−ヒドロキシ−および4 −ヒドロキシタモキシフェン。 15.抗偏頭痛剤、例えば、ジヒドロエルゴタミンおよびピゾチリン。 16.抗潰瘍剤、例えばミソプロストール、オメプラゾール、エンプロスチルまた はラニチジン。 パッチに含有される活性成分の絶対量によって、器官内への連続投与を維持す る期間が決定される。それ故、パッチの適用期間が長い、即ち数日から1週間で ある場合、ポリマー系に活性成分を可能なだけ最高に添加することが望ましい。 更に、活性成分の溶解度を高めるために、種々の添加剤、例えば界面活性剤、 油または低揮発性溶媒を、2つの活性成分、エストラジオールおよび酢酸ノルエ チステロンを含むパッチの例を使用してα−トコフェロールと比較して試験した 。界面活性剤は、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ポリエチレン(20)−モノオ レイン酸ソルビタン、モノミリスチン酸スクロース(スクロースエステル)また は他の毒物学的に許容可能な物質であった。添加物はすべて導入された活性成分 の再結晶化を促進した。製薬的に慣用の油、例えばオレイルオレエート、オリー ブ油、大豆油等、および溶媒、例えば、プロピレングリコール、グリセロール、 ポリエチレングリコールま たはジエチレングリコールは実際、活性成分の再結晶化を遅延させることはでき たが、結晶化を抑制することはできなかった(表1)。比較のために、表2は溶 解度に与えるα−トコフェロールの作用を示す。かくして、10%のα−トコフェ ロールはマトリックス中2.5%までのエストラジオールおよび10%までの酢酸ノ ルエチステロンを安定化することができる。オレイルオレエートまたはジエチレ ングリコールのような良好で既知の溶媒でさえ非常により低い作用しか有してい なかったので、上記の事実は非常に独特である。全ての場合で接着剤マトリック スは80%のアクリレート接着剤と20%のシリコン接着剤を含んでいた。活性成分 の含量は2.25%のエストラジオールと8.45%の酢酸ノルエチステロンであった。 助剤は1および5%の量で添加した。これらの組成物は密封ポリエチレンバッグ 中に室温で貯蔵した。 比較実施例1 吸収促進剤として記載されている1%トランスクトール(Transcutol)を含有 する最も安定な系の場合には、無毛雌マウスの単離皮膚で測定した72時間インビ トロ皮膚浸透は吸収促進剤エタノールを含有する市販の系のものより顕著に大き い(表2)。しかし乍ら、結晶化作用は満足できるものではなく、貯蔵安定パッ チを得ることはできない。特別の場合にはパッチ除去後に皮膚が軽く赤くなって いるが、このパッチの接着特性は良好である。 実施例 実施例1 皮膚の赤色化を回避する添加剤についての調査では、皮膚保護機能により化粧 品で知られている天然のα−トコフェロール(例えば、Copherol、Henkel)を先 ず接着剤マトリックス中に導入した。ここで、種々の量のα−トコフェロールを 添加することによって、観察期間中に再結晶化が生じることなく、接着剤マトリ ックス中の活性成分の濃度をかなり増加させ得ることが完全に予測に反して見い 出された(表3)。 5および10%のα−トコフェロールを有する各場合における2.25/8.45%およ び2.5/10%の処方物のインビトロ皮膚浸透データは表4に要約する。図4はエ ストラジオールの血漿値を示しそして図5は本発明によるマトリックスパッチの NETA血漿値を示しており、各々の場合においてエタノールを含有する市販の 貯蔵器系(reservolr type)と比較している。 それ故、48時間で5%のα−トコフェロール含有パッチから皮膚1cm2を通過 して浸透した活性成分の量はトランスクトール含有パッチの場合と同じ大きさの オーダーの量である。パッチ中の活性成分の濃度は、α−トコフェロールの量を 増加させることによって高めることができ、そしてそのためインビトロ皮膚浸透 は顕著に高まる。この比較は、α−トコフェロールを含有するパッチも高い浸透 特性を有することを示している。浸透は、市販で入手可能なエタノール含有貯蔵 器系より両活性成分において高い。更に、D−α−トコフェロールは、再結晶化 を抑制しそして接着剤マトリックス中の活性成分濃度をほぼ2倍にすることがで きる非常に有効な物質である。 実施例2 組成 クロニジン 7.4g α−トコフェロール(Copherol F 1300) 10.0g デュロタク 1753(126〜1753) 41.3g デュロタク 2287 41.3g 原料を溶解し、そしてその溶液をシリコン化フィルムに適用して96g/m2の 単位面積当たりのマトリックス重量を得、実施例1に対応するラミネートを製造 し、そして10cm2の大きさの7つのパッチ(TTS)に裁断した。 次に、インビトロ溶解を測定した。試験条件:ディスク上パドル、脱ミネラル 水、32℃、900ml、50回転/分、4回放出の平均値。 実施例3 組成 セレギリン 20g α−トコフェロール(Copherol F 1300) 20g デュロタク 1753(126〜1753) 60g 90g/m2の単位面積当たりのマトリックス重量を有するパッチの製造につい ては実施例1に従った。 次にインビトロ溶解を測定した。試験条件:ディスク上パドル、脱ミネラル水 、32℃、900ml、50回転/分、4回放出の平均値。 インビトロ皮膚浸透も測定した。試験条件:修正フランツ(Franz)セル、マ ウス皮膚、水中0.9%のNaClおよび0.5%のNaN3の受容体、2つのセルの平均 値。 比較実施例1 吸収促進剤として記載されている1%のトランスクトールを有する最も安定な 系の場合には、剃毛雌マウスの単離皮膚で測定した72時間インビトロ皮膚浸透は 吸収促進剤エタノールを有する市販で入手可能な系のものより顕著に高い(表2 )。しかし乍ら、結晶化特性は満足できるものではないので、貯蔵安定パッチを 得ることはできない。このパッチの接着特性は良好であるが、個々の場合に、パ ッチ除去後に皮膚の僅かな赤色化がある。 使用実施例1 エストラジオール 2.0g α−トコフェロール 5.0g デュロタク 1753 75.0g Bio−PSA X7−4602 18.0g 上記した原料は清明な溶液が形成されるまで混合する。この溶液 を、100g/m2の単位面積当たりの含量が得られるようにシリコン化フィルムま たは紙上に広げる。透明なポリプロピレンまたはポリエステルフィルムを乾燥マ トリックス上に薄層化する。10cm2(活性成分2mgに相当する)から40cm2(活性 成分8mgに相当する)間の大きさの最終パッチを薄層から裁断する。 これらの例は、接着剤マトリックス中のα−トコフェロールの好ましい作用に よって幾つかの望ましい効果が達成されることを示している: ― α−トコフェロールは接着の劣るマトリックスの接着強度を高める。 ― α−トコフェロールは皮膚保護因子として作用する。 ― α−トコフェロールは慣用の油の程度以上に、マトリックス中の活性成分の 溶解度を高める。 ― α−トコフェロールは接着剤マトリックスの水分含量を低下させる。 ― α−トコフェロールは水和したマトリックス中の活性成分の熱力学活性を高 める。 ― α−トコフェロールは浸透の劣る活性成分の皮膚浸透を高め、そしてそれ故 潜在的に皮膚を損傷する吸収促進剤を省くことができる。 使用実施例2 エストラジオール 2.5g α−トコフェロール 10.0g デュロタク 1753 88.0g Bio−PSA X7−4602 7.5g 原料を使用実施例1のように処理して薄層とする。パッチの大きさは8cm2( エストラジオール2mgに相当)および32cm2(エストラジオール8mgに相当)で ある。この実施例では、単位面積当たりのマトリックス重量は100g/m2である 。 使用実施例3および比較使用実施例1 エストラジオール 2.5g α−トコフェロール 7.5g デュロタク 1753 90.0g 原料を実施例1のように処理して薄層とする。パッチの大きさは10cm2(エス トラジオール2mgに相当)、20cm2(エストラジオール4mgに相当)および40cm2 (エストラジオール8mgに相当)であり、単位面積当たりのマトリックス重量は 80g/cm2である。インビトロ皮膚浸透は市販で入手できるエストラジオール貯 蔵器パッチと比較して表5に示す。マトリックスパッチの濃度:エストラジオー ル2.5%。 パッチ 活性化合物の量/48時間/cm2 エストラジオール マトリックス 2.5% 9.7μg 貯蔵器 5.2μg 更に、血中値経過を、本発明によるマトリックスパッチ(20cm2)および市販 で入手できるエストラジオール貯蔵器パッチを用いて測定した。この試験は6人 の女性健常被験者で実施した。各々の場 合に、1つのマトリックスパッチまたは1つの貯蔵器パッチを、無作為交差試験 で4日間適用し、血中値経過はRIA(ラジオイムノアッセイ)で測定した。パ ッチ適用前の基線エストラジオール血中値を実際の値から差し引いた。 データ、特に、吸収されたエストラジオールの総量を示す曲線下の面積の統計 的分析で2つの処方物間に有意の差は見られなかった(図1)。しかし乍ら、本 発明によるマトリックスパッチは、貯蔵器パッチと比較して、かなり一層均一で 且つ再現性のある血中値が特徴的であり、これは全適用期間中一定のままであっ た。図1の記号を比較すると、低い血中値を有する女性被験者は両タイプの適用 で低い血中値を示したことが示される。 使用実施例4および比較使用実施例2 組成 エストラジオール 2.5% 2.5g 酢酸ノルエチステロン(NETA; 10%) 10.0g α−トコフェロール 10.0g デュロタク 1753 を加えて100 gとする 本発明によるパッチは、パッチの大きさが33cm2であることを除いて使用実施 例3のようにして製造した。 インビトロ放出は実施例3に従って実施し、測定された結果は図2にグラフと して示す。一般的に、活性成分の放出[mg/時間1/2]は時間[時間]の経過中 一定である。しかし乍ら、この実施例では、驚いたことに、放出は時間経過中一 定ではなくて、むしろ不均衡的に高い放出が観察されることが見い出された。 更に、本発明による組合せパッチおよび市販の組合せパッチの血 中値経過を測定し、その際この方法では使用実施例3を参照した。血漿エストラ ジオール値は図3(点は本発明のパッチのものでありそして十字は比較パッチの ものである)から知ることができ、そしてNETA血漿値は図4(点は本発明の パッチのものでありそして十字は比較パッチのものである)から知ることができ る。図3および4は、本発明によるパッチの場合には約45から50時間後に一定の 血漿値が確立されるが、比較パッチでは達成されないことを示している。加えて 、皮膚の破壊および強い皮膚刺激が比較パッチで見られた。 比較使用実施例3 エストラジオール 2.25g α−トコフェロール 5.00g 酢酸ノルエチステロン 8.45g デュロタク 1753 66.97g Bio−PSA X7−4602 22.33g 原料は実施例1のようにして溶解しそしてシリコン化フィルム上に処理して88 .9g/m2の単位面積当たり重量の乾燥マトリックスにする。10cm2(2mgのエス トラジオール/7.5mgのNETAに相当する)、20cm2(4mgのエストラジオール /15mgのNETAに相当する)または50cm2(10mgのエストラジオール/37.5mg のNETAに相当する)のパッチを薄層から裁断する。 比較使用実施例4 酢酸ノルエチステロン 10.00g デュロタク 1753 87.0g α−トコフェロール 10.0g 原料を溶解しそしてシリコン化フィルムに適用して80g/m2の単位面積当た りのマトリックス重量を得る。これから実施例1のようにして薄層を作り、そし て20cm2(16mgのNETAに相当する)の大きさのパッチに裁断する。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年11月23日 【補正内容】 請求の範囲 1.担体および単一ポリマーのマトリックスを含みそして或る含有量のビタミ ンEまたはビタミンE誘導体並びにエストロゲンおよびプロゲストゲンホルモン からなる群からの少なくとも1つの活性成分を有し、その際 ―上記ポリマーはアクリレートに基づくコポリマーであり、そして ―アクリレートに基づく該ポリマーは、少なくとも50重量%の2−エチルヘ キシルアクリレートを含むアルキルアクリレートモノマーおよび任意に、アクリ ル酸と共重合したアクリレートモノマーを含んでいる薄層形態の活性成分パッチ 。 2.上記活性成分パッチを皮膚に適用するとき上記活性成分または上記活性成 分の少なくとも1つが飽和濃度を超過するような、上記活性成分または上記活性 成分の少なくとも1つの濃度であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の 活性成分パッチ。 3.上記活性成分または活性成分の少なくとも1つの濃度が上記活性成分パッ チの貯蔵状態でほぼ飽和濃度であることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の 活性成分パッチ。 4.上記活性成分パッチを適用するとき飽和濃度が5から100%まで、そして 特に20から80%までの範囲で超過することを特徴とする請求の範囲第2項または 第3項に記載の活性成分パッチ。 5.担体が水および水蒸気への浸透性が制限されているかまたは浸透性が全く ないフィルムの形態であることを特徴とする前記請求の範囲のうち1つに記載の 活性成分パッチ。 6.ビタミンE誘導体としてアルファ−トコフェロール、酢酸アルファ−トコ フェロール、コハク酸アルファ−トコフェロールおよ び/またはニコチン酸アルファ−トコフェロールであることを特徴とする前記請 求の範囲のうち1つに記載の活性成分パッチ。 7.或る含有量のビタミンEおよび/またはビタミンE誘導体がマトリックス に基づいて0.5から20重量%まで、そして特に1から100重量%までの範囲である ことを特徴とする前記請求の範囲のうち1つに記載の活性成分パッチ。 8.許容可能なパッチサイズが約200cm2までであり、活性成分の血中値がビタ ミンEおよび/またはビタミンE誘導体の含有量を調整することによって治療的 に望ましい血中値に近づくことを特徴とする前記請求の範囲のうち1つに記載の 活性成分パッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,CA,FI,HU,J P,NO,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.担体および単一ポリマーのマトリックスを含みそして或る含有量のビタミ ンEまたはビタミンE誘導体および少なくとも1つの活性成分を有する薄層形態 の活性成分パッチ。 2.上記ポリマーが、例えばアクリレート、イソブチレンまたはシリコンに基 づくホモポリマーまたはコポリマーであることを特徴とする請求の範囲第1項に 記載の活性成分パッチ。 3.上記活性成分パッチを皮膚に適用するとき上記活性成分または上記活性成 分の少なくとも1つが飽和濃度を超過するような、上記活性成分または上記活性 成分の少なくとも1つの濃度であることを特徴とする請求の範囲第1項または第 2項に記載の活性成分パッチ。 4.上記活性成分または活性成分の少なくとも1つの濃度が上記活性成分パッ チの貯蔵状態でほぼ飽和濃度であることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の 活性成分パッチ。 5.上記活性成分パッチを適用するとき飽和濃度を5から100%まで、そして 特に20から80%までの範囲で超過することを特徴とする請求の範囲第4項または 第5項に記載の活性成分パッチ。 6.マトリックスが少なくとも1つのポリマーを更に有することを特徴とする 請求の範囲第3項、第4項または第5項に記載の活性成分パッチ。 7.上記マトリックスがアクリルポリマーに加えてシリコンポリマーを含んで いることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の活性成分パッチ。 8.上記マトリックスが60から95重量%、そして特に70から85重量%のアクリ ルポリマー並びに40〜5重量%、そして特に30〜15重 量%のシリコンポリマーを有することを特徴とする請求の範囲第7項に記載の活 性成分パッチ。 9.担体が水および水蒸気への浸透性が制限されているかまたは浸透性が全く ないフィルムの形態であることを特徴とする前記請求の範囲のうち1つに記載の 活性成分パッチ。 10.ビタミンE誘導体としてアルファ−トコフェロール、酢酸アルファ−ト コフェロール、コハク酸アルファ−トコフェロールおよび/またはニコチン酸ア ルファ−トコフェロールであることを特徴とする前記請求の範囲のうち1つに記 載の活性成分パッチ。 11.或る含有量のビタミンEおよび/またはビタミンE誘導体がマトリック スに基づいて 0.5から20重量%まで、そして特に1から10重量%までの範囲であ ることを特徴とする前記請求の範囲のうち1つに記載の活性成分パッチ。 12.上記活性成分または上記活性成分の少なくとも1つが水難溶性であるこ とを特徴とする前記請求の範囲のうち1つ、特に請求の範囲第1項または第2項 に記載の活性成分パッチ。 13.活性成分が水難溶性でありそして許容可能なパッチサイズが約200平方 センチメートルまでであり、活性成分の血中値がビタミンEおよび/またはビタ ミンE誘導体の含有量を調整することによって治療的に望ましい血中値に近づく ことを特徴とする前記請求の範囲のうち1つに記載の活性成分パッチ。
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