JPH0950060A - ブレ補正装置及びレンズ鏡筒 - Google Patents
ブレ補正装置及びレンズ鏡筒Info
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- JPH0950060A JPH0950060A JP19971695A JP19971695A JPH0950060A JP H0950060 A JPH0950060 A JP H0950060A JP 19971695 A JP19971695 A JP 19971695A JP 19971695 A JP19971695 A JP 19971695A JP H0950060 A JPH0950060 A JP H0950060A
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- Japan
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- optical system
- blur correction
- switch
- lens barrel
- blur
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブレ補正光学系の位置に関係なく、電源が切
れた場合でも、確実にロックでき、しかも、振動などに
よって外れることのなくクランプする。 【解決手段】 手動操作部材53のVR1又はVR2位
置への移動及びコンビネーションマグネット62の吸着
解除によって、バネ52の付勢力により、ロックレバー
51を退避させてブレ補正可能とし、手動操作部材53
のOFF位置への移動又はコンビネーションマグネット
62の吸着によって、ロックレバー51を介して、ブレ
補正レンズ23をセンタ位置に移動させて保持する。
れた場合でも、確実にロックでき、しかも、振動などに
よって外れることのなくクランプする。 【解決手段】 手動操作部材53のVR1又はVR2位
置への移動及びコンビネーションマグネット62の吸着
解除によって、バネ52の付勢力により、ロックレバー
51を退避させてブレ補正可能とし、手動操作部材53
のOFF位置への移動又はコンビネーションマグネット
62の吸着によって、ロックレバー51を介して、ブレ
補正レンズ23をセンタ位置に移動させて保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学機器等のブレ
を防止するブレ補正装置及びレンズ鏡筒に関し、特に、
ブレ補正光学系のクランプ構造を改良したブレ補正装置
及びレンズ鏡筒に関するものである。
を防止するブレ補正装置及びレンズ鏡筒に関し、特に、
ブレ補正光学系のクランプ構造を改良したブレ補正装置
及びレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブレ補正装置は、例え
ば、補正レンズを保持するレンズ保持枠に円錐状の凹部
が設けてあり、円錐状の凸部を、光軸と平行な方向に直
線運動することにより、その凹部に圧接し、凹凸の円錐
の中心線が一致した状態で係合し、レンズ保持枠の光軸
と直交する互いに垂直な2方向の動きを規制し、補正レ
ンズがロック状態となるロック機構を備えたものが知ら
れている(特開平6−67274号)。
ば、補正レンズを保持するレンズ保持枠に円錐状の凹部
が設けてあり、円錐状の凸部を、光軸と平行な方向に直
線運動することにより、その凹部に圧接し、凹凸の円錐
の中心線が一致した状態で係合し、レンズ保持枠の光軸
と直交する互いに垂直な2方向の動きを規制し、補正レ
ンズがロック状態となるロック機構を備えたものが知ら
れている(特開平6−67274号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のブレ補正装置は、光軸方向の円錐の凹凸によって係合
しているだけであるので、カメラ又はレンズに衝撃が加
わった場合に、ロックが外れてしまう可能性があった。
また、円錐の凹凸部が光軸方向に移動することによって
ロックするので、補正レンズが所定の位置(例えば、セ
ンター)にない場合には、ロックできないという問題が
あった。さらに、電源がなくなった場合には、ロックで
きないという問題があった。
のブレ補正装置は、光軸方向の円錐の凹凸によって係合
しているだけであるので、カメラ又はレンズに衝撃が加
わった場合に、ロックが外れてしまう可能性があった。
また、円錐の凹凸部が光軸方向に移動することによって
ロックするので、補正レンズが所定の位置(例えば、セ
ンター)にない場合には、ロックできないという問題が
あった。さらに、電源がなくなった場合には、ロックで
きないという問題があった。
【0004】本発明の課題は、ブレ補正光学系の位置に
関係なく、電源が切れた場合でも、確実にロックでき、
しかも、振動などによって外れることのないクランプ構
造を備えたブレ補正装置及びレンズ鏡筒を提供すること
である。
関係なく、電源が切れた場合でも、確実にロックでき、
しかも、振動などによって外れることのないクランプ構
造を備えたブレ補正装置及びレンズ鏡筒を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、ブレを補正するように移動する
ブレ補正光学系と、前記ブレ補正光学系を移動可能に支
持する光学系支持装置と、前記ブレ補正光学系を光軸と
直交する方向の力によってブレ補正方向に駆動する光学
系駆動装置と、前記ブレ補正光学系を所定の位置にクラ
ンプする光学系クランプ装置とを含むようにしてある。
に、請求項1の発明は、ブレを補正するように移動する
ブレ補正光学系と、前記ブレ補正光学系を移動可能に支
持する光学系支持装置と、前記ブレ補正光学系を光軸と
直交する方向の力によってブレ補正方向に駆動する光学
系駆動装置と、前記ブレ補正光学系を所定の位置にクラ
ンプする光学系クランプ装置とを含むようにしてある。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ
補正装置において、前記光学系クランプ装置は、前記光
学系駆動装置とは別に、前記ブレ補正光学系を所定の位
置に移動させる光学系移動部と、前記ブレ補正光学系を
前記所定の位置に保持する光学系保持部と、からなるこ
とを特徴とする。
補正装置において、前記光学系クランプ装置は、前記光
学系駆動装置とは別に、前記ブレ補正光学系を所定の位
置に移動させる光学系移動部と、前記ブレ補正光学系を
前記所定の位置に保持する光学系保持部と、からなるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項2に記載のブレ
補正装置において、前記光学系移動部を電気的に駆動す
る電気的駆動部を備えたを特徴とする。
補正装置において、前記光学系移動部を電気的に駆動す
る電気的駆動部を備えたを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載のブレ補正装置において、前記光学
系移動部を手動によって作動させる手動操作部を備えた
ことを特徴とする。
いずれか1項に記載のブレ補正装置において、前記光学
系移動部を手動によって作動させる手動操作部を備えた
ことを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項4に記載のブレ
補正装置において、前記手動操作部は、ブレ補正を行う
か否かを設定するブレ補正モード設定スイッチを作動さ
せる部材であること備えたことを特徴とする。
補正装置において、前記手動操作部は、ブレ補正を行う
か否かを設定するブレ補正モード設定スイッチを作動さ
せる部材であること備えたことを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項1〜請求項5の
いずれか1項に記載のブレ補正装置において、前記光学
系支持部は、前記ブレ補正光学系を弾性支持し、前記光
学系移動部は、前記ブレ補正光学系を前記光学系支持部
の弾性力よりも大きな力によって移動することを特徴と
する。
いずれか1項に記載のブレ補正装置において、前記光学
系支持部は、前記ブレ補正光学系を弾性支持し、前記光
学系移動部は、前記ブレ補正光学系を前記光学系支持部
の弾性力よりも大きな力によって移動することを特徴と
する。
【0011】請求項7の発明は、請求項1〜請求項6の
いずれか1項に記載のクランプ装置を前記ブレ補正光学
系の周囲に複数配置したことを特徴とする。
いずれか1項に記載のクランプ装置を前記ブレ補正光学
系の周囲に複数配置したことを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、請求項7に記載のレン
ズ鏡筒において、前記手動操作部は、光軸を中心に回転
可能に支持された円環状の部材であることを特徴とす
る。
ズ鏡筒において、前記手動操作部は、光軸を中心に回転
可能に支持された円環状の部材であることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面などを参照して、本発
明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。図1
は、本発明によるブレ補正装置の実施形態を示すブロッ
ク図、図2は、本実施形態に係るブレ補正装置のブレ補
正光学系の支持構造を示す図である。CPU10は、測
距、測光などカメラの撮影機能の制御とともに、ブレ補
正機能の制御を行うための処理装置であり、メインスイ
ッチ11、半押しスイッチ112、全押しスイッチ1
3、VRモードスイッチ14、VRスタートスイッチ1
5、レンズセンタスイッチ16、チャージ完了スイッチ
17、元位置スイッチ18、及び加速度センサ等を含む
ブレ検出装置31X,31Y等からの信号が接続されて
いる。
明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。図1
は、本発明によるブレ補正装置の実施形態を示すブロッ
ク図、図2は、本実施形態に係るブレ補正装置のブレ補
正光学系の支持構造を示す図である。CPU10は、測
距、測光などカメラの撮影機能の制御とともに、ブレ補
正機能の制御を行うための処理装置であり、メインスイ
ッチ11、半押しスイッチ112、全押しスイッチ1
3、VRモードスイッチ14、VRスタートスイッチ1
5、レンズセンタスイッチ16、チャージ完了スイッチ
17、元位置スイッチ18、及び加速度センサ等を含む
ブレ検出装置31X,31Y等からの信号が接続されて
いる。
【0014】撮影レンズ20は、図1の破線によって囲
まれているように、レンズ21、22、ブレ補正レンズ
23及びフォーカシングレンズ24等から構成されてい
る。ブレ補正レンズ23は、撮影レンズの光軸を変化さ
せて、ブレを補正するためのものであり、X軸及びY軸
方向に移動可能に支持されている。ブレ補正レンズ23
は、図2に示すように、ブレ補正レンズ鏡筒41に保持
されており、ブレ補正レンズ鏡筒41は、4本の可撓性
支持棒42により片持ち式に弾性支持されており、光軸
に対して直交する方向に動くことができる。
まれているように、レンズ21、22、ブレ補正レンズ
23及びフォーカシングレンズ24等から構成されてい
る。ブレ補正レンズ23は、撮影レンズの光軸を変化さ
せて、ブレを補正するためのものであり、X軸及びY軸
方向に移動可能に支持されている。ブレ補正レンズ23
は、図2に示すように、ブレ補正レンズ鏡筒41に保持
されており、ブレ補正レンズ鏡筒41は、4本の可撓性
支持棒42により片持ち式に弾性支持されており、光軸
に対して直交する方向に動くことができる。
【0015】このブレ補正レンズ23は、CPU10か
らのブレ補正制御信号に基づいて、アクチェータ駆動回
路35X,35Yを介して、ボイスコイルモータ等のア
クチェータ36X,36Yにより、X軸又はY軸方向に
駆動される。
らのブレ補正制御信号に基づいて、アクチェータ駆動回
路35X,35Yを介して、ボイスコイルモータ等のア
クチェータ36X,36Yにより、X軸又はY軸方向に
駆動される。
【0016】位置検出装置37は、ブレ補正レンズ23
の位置を検出するためのものであり、位置センサ38
X,38Yからの出力がレンズ位置検出回路39X,3
9Yを介して、CPU10にそれぞれ接続されている。
の位置を検出するためのものであり、位置センサ38
X,38Yからの出力がレンズ位置検出回路39X,3
9Yを介して、CPU10にそれぞれ接続されている。
【0017】図3、図4は、本実施形態に係るブレ補正
装置のクランプ装置を示す図であって、図3は、動作を
説明するための模式図、図4は、レンズ鏡筒内に組み込
んだ状態を示した図である。ロックレバー51は、軸5
1aを中心に回転自在に設けられており、バネ52によ
って、図3の反時計方向に付勢されている。ロックレバ
ー51は、鍵部51bと、突起部51cと、脚部51d
が形成されている。突起部51cは、ブレ補正レンズ鏡
筒41と係合可能である。レンズセンタスイッチ16
は、ブレ補正レンズ鏡筒41が所定位置(センタ)にあ
ることを検出するスイッチである。
装置のクランプ装置を示す図であって、図3は、動作を
説明するための模式図、図4は、レンズ鏡筒内に組み込
んだ状態を示した図である。ロックレバー51は、軸5
1aを中心に回転自在に設けられており、バネ52によ
って、図3の反時計方向に付勢されている。ロックレバ
ー51は、鍵部51bと、突起部51cと、脚部51d
が形成されている。突起部51cは、ブレ補正レンズ鏡
筒41と係合可能である。レンズセンタスイッチ16
は、ブレ補正レンズ鏡筒41が所定位置(センタ)にあ
ることを検出するスイッチである。
【0018】手動操作部材53は、VRモードを設定す
るための操作部材であり、VR制御を行わない「OF
F」と、半押し時にVR制御を行う半押しモード「VR
1」と、全押し時にVR制御を行うモード「VR2」と
に設定可能である。手動操作部材53は、長孔53aが
ピン53bに案内されて、スライド可能に支持されてい
る。VRモードスイッチ14は、手動操作部材53のス
ライド動作によって、モードが切り換わる。手動操作部
材53は、傾斜部53cが形成されており、ロックレバ
ー51の鍵部51bに当接可能である。
るための操作部材であり、VR制御を行わない「OF
F」と、半押し時にVR制御を行う半押しモード「VR
1」と、全押し時にVR制御を行うモード「VR2」と
に設定可能である。手動操作部材53は、長孔53aが
ピン53bに案内されて、スライド可能に支持されてい
る。VRモードスイッチ14は、手動操作部材53のス
ライド動作によって、モードが切り換わる。手動操作部
材53は、傾斜部53cが形成されており、ロックレバ
ー51の鍵部51bに当接可能である。
【0019】係止部材54は、ロックレバー51をロッ
ク位置に係止するための部材であり、長孔54aがピン
54bに案内されて、スライド可能に支持されている。
この係止部材54は、吸着部54c、突起部54d,5
4e,及び脚部54fが形成されている。コンビネーシ
ョンマグネット62は、永久磁石と電磁石を組み合わせ
た磁石であり、電磁石へ非通電のときに永久磁石の吸引
力が働いて、係止部材54の吸着部54cを吸着し、通
電時に両者が打ち消しあって、吸引力が働かない。ま
た、係止部材54は、突起部54dがロックレバー51
の脚部51dと係合可能であり、突起部54eが後述す
るチャージレバー55の突起部55eと係合可能であ
る。チャージ完了スイッチ17は、チャージが完了した
か否かを検出するスイッチであり、係止部材54の脚部
54fと係合して、左スライド端を検出してオンする。
ク位置に係止するための部材であり、長孔54aがピン
54bに案内されて、スライド可能に支持されている。
この係止部材54は、吸着部54c、突起部54d,5
4e,及び脚部54fが形成されている。コンビネーシ
ョンマグネット62は、永久磁石と電磁石を組み合わせ
た磁石であり、電磁石へ非通電のときに永久磁石の吸引
力が働いて、係止部材54の吸着部54cを吸着し、通
電時に両者が打ち消しあって、吸引力が働かない。ま
た、係止部材54は、突起部54dがロックレバー51
の脚部51dと係合可能であり、突起部54eが後述す
るチャージレバー55の突起部55eと係合可能であ
る。チャージ完了スイッチ17は、チャージが完了した
か否かを検出するスイッチであり、係止部材54の脚部
54fと係合して、左スライド端を検出してオンする。
【0020】チャージ部材55は、係止部材54をコン
ビネーションマグネット62に吸着可能な位置まで戻す
ための部材であり、長孔54aがピン54bに案内され
て、スライド可能に支持されている。チャージ部材55
は、チャージモータ61の出力歯車61aがかみ合うラ
ック部55cと、元位置スイッチ18をオンオフする突
起部55dと、係止部材54と係合する突起部55e等
が設けられている。元位置スイッチ18は、チャージ部
材55が元位置にあることを検出するスイッチであり、
チャージ部材55の右スライド端を検出してオンする。
ビネーションマグネット62に吸着可能な位置まで戻す
ための部材であり、長孔54aがピン54bに案内され
て、スライド可能に支持されている。チャージ部材55
は、チャージモータ61の出力歯車61aがかみ合うラ
ック部55cと、元位置スイッチ18をオンオフする突
起部55dと、係止部材54と係合する突起部55e等
が設けられている。元位置スイッチ18は、チャージ部
材55が元位置にあることを検出するスイッチであり、
チャージ部材55の右スライド端を検出してオンする。
【0021】手動操作部材53がOFFの位置にあると
きに、傾斜部53cは、ロックレバー51を押し上げて
いるので、ブレ補正レンズ鏡筒41は、シフトを規制さ
れてセンタ位置にある。手動操作部材53をVR1又は
VR2の位置に移動させたときに、ロックレバー51
は、図3の反時計方向に移動可能になるが、他端側の脚
部54dを、係止部材54が係止しているので、ブレ補
正レンズ鏡筒41は、センタ位置に保持されている。こ
のときに、ブレ補正レンズ鏡筒41は、(コンビネーシ
ョンマグネット62の吸着力−バネ52の付勢力)の力
(約10g)でセンタ位置に保持される。防振制御を行
う直前に、コンビネーションマグネット62の吸着を解
除すると、ロックレバー51は、バネ52の付勢力によ
り、図3の反時計方向に回転して退避し、ブレ補正レン
ズ鏡筒41は、自由に移動できる状態となる。防振制御
が終了すると、チャージモータ61の回転により、チャ
ージ部材55が左側にスライドすると、係止部材54の
吸着部54cは、コンビネーションマグネット62に近
づくので吸着保持し、ロックレバー51をブレ補正レン
ズ鏡筒41に押し当てて、その後に元の位置に戻る。V
Rモードスイッチ14がオンして、ロックレバー51が
退避した状態で電源がオフしても、手動操作部材53を
操作して、ブレ補正レンズ鏡筒41をセンタ位置に戻し
て、保持することができる。
きに、傾斜部53cは、ロックレバー51を押し上げて
いるので、ブレ補正レンズ鏡筒41は、シフトを規制さ
れてセンタ位置にある。手動操作部材53をVR1又は
VR2の位置に移動させたときに、ロックレバー51
は、図3の反時計方向に移動可能になるが、他端側の脚
部54dを、係止部材54が係止しているので、ブレ補
正レンズ鏡筒41は、センタ位置に保持されている。こ
のときに、ブレ補正レンズ鏡筒41は、(コンビネーシ
ョンマグネット62の吸着力−バネ52の付勢力)の力
(約10g)でセンタ位置に保持される。防振制御を行
う直前に、コンビネーションマグネット62の吸着を解
除すると、ロックレバー51は、バネ52の付勢力によ
り、図3の反時計方向に回転して退避し、ブレ補正レン
ズ鏡筒41は、自由に移動できる状態となる。防振制御
が終了すると、チャージモータ61の回転により、チャ
ージ部材55が左側にスライドすると、係止部材54の
吸着部54cは、コンビネーションマグネット62に近
づくので吸着保持し、ロックレバー51をブレ補正レン
ズ鏡筒41に押し当てて、その後に元の位置に戻る。V
Rモードスイッチ14がオンして、ロックレバー51が
退避した状態で電源がオフしても、手動操作部材53を
操作して、ブレ補正レンズ鏡筒41をセンタ位置に戻し
て、保持することができる。
【0022】図4は、図3のクランプ装置をレンズ鏡筒
に組み込んだ状態を示しており、形状は異なるが図3と
同一の機能を果たす部材には、同一の符号を付してあ
る。図4の構造は、クランプ装置がブレ補正レンズ鏡筒
41の周りに4組設けられており、手動操作部材53
と、係止部材54と、チャージ部材55が円環状の部材
となっている。なお、レバー51とばね52は、図3に
示したものと形状が異なるが、同一の働きをする。
に組み込んだ状態を示しており、形状は異なるが図3と
同一の機能を果たす部材には、同一の符号を付してあ
る。図4の構造は、クランプ装置がブレ補正レンズ鏡筒
41の周りに4組設けられており、手動操作部材53
と、係止部材54と、チャージ部材55が円環状の部材
となっている。なお、レバー51とばね52は、図3に
示したものと形状が異なるが、同一の働きをする。
【0023】図5〜図8は、本実施形態のブレ補正装置
のCPUの動作を説明するフローチャートである。この
フローは、メインスイッチ11のオンによってスタート
し、レリーズボタンの半押しにより、半押しスイッチ1
2がオンすると(S101)、角速度センサがオンし
て、ブレ検出を開始し(S102)、撮影準備処理のサ
ブルーチンが実行される(S103)。
のCPUの動作を説明するフローチャートである。この
フローは、メインスイッチ11のオンによってスタート
し、レリーズボタンの半押しにより、半押しスイッチ1
2がオンすると(S101)、角速度センサがオンし
て、ブレ検出を開始し(S102)、撮影準備処理のサ
ブルーチンが実行される(S103)。
【0024】この撮影準備処理のサブルーチン(S20
0)は、図6に示すように、レンズセンタスイッチ16
がオンか否かを判断し(S201)、オンの場合には、
チャージ完了スイッチ17がオンか否かを判断する(S
202)。レンズセンタースイッチ16がオフ又はチャ
ージ完了スイッチ17がオフの場合には、チャージモー
タ61を回転させて、チャージを行った後に(S20
3)、リターンする(S204)。
0)は、図6に示すように、レンズセンタスイッチ16
がオンか否かを判断し(S201)、オンの場合には、
チャージ完了スイッチ17がオンか否かを判断する(S
202)。レンズセンタースイッチ16がオフ又はチャ
ージ完了スイッチ17がオフの場合には、チャージモー
タ61を回転させて、チャージを行った後に(S20
3)、リターンする(S204)。
【0025】図5に戻って、引き続き半押しスイッチ1
2がオンか否かを判断して(S104)、オンの場合に
は、VRモードスイッチ14がオンか否かを判断する
(S105)。VRモードスイッチ14がオンの場合に
は、半押しVRモードVR1か否かを判断する(S10
6) 半押しVRモードである場合には、VRスタートスイッ
チ15がオンか否かを判断し(S107)、オンの場合
には、レンズクランプ解除処理のサブルーチンを実行す
る(S108)。
2がオンか否かを判断して(S104)、オンの場合に
は、VRモードスイッチ14がオンか否かを判断する
(S105)。VRモードスイッチ14がオンの場合に
は、半押しVRモードVR1か否かを判断する(S10
6) 半押しVRモードである場合には、VRスタートスイッ
チ15がオンか否かを判断し(S107)、オンの場合
には、レンズクランプ解除処理のサブルーチンを実行す
る(S108)。
【0026】レンズクランプ解除処理のサブルーチン
(S300)は、図7に示すように、チャージ完了スイ
ッチ17がオンか否かを判断して(S301)、オン
(チャージが完了)している場合には、コンビネーショ
ンマグネット62に通電して、離反させて(S30
2)、リターンする(S303)。
(S300)は、図7に示すように、チャージ完了スイ
ッチ17がオンか否かを判断して(S301)、オン
(チャージが完了)している場合には、コンビネーショ
ンマグネット62に通電して、離反させて(S30
2)、リターンする(S303)。
【0027】図5に戻って、ブレ補正を開始し(S10
9)、VRスタートスイッチ15がオンか否かを判断し
て(S110)、オンの場合には、全押しスイッチ13
がオンするのを待って(S111)、センタリングして
から(S112)、ブレ補正を開始し(S113)、撮
影処理のサブルーチンを実行する(S114)。この撮
影処理のサブルーチンは、公知の撮影処理であるので、
詳しい説明は省略する。
9)、VRスタートスイッチ15がオンか否かを判断し
て(S110)、オンの場合には、全押しスイッチ13
がオンするのを待って(S111)、センタリングして
から(S112)、ブレ補正を開始し(S113)、撮
影処理のサブルーチンを実行する(S114)。この撮
影処理のサブルーチンは、公知の撮影処理であるので、
詳しい説明は省略する。
【0028】撮影処理のサブルーチンが完了すると、ブ
レ補正を停止し(S115)、レンズクランプ処理のサ
ブルーチンを実行する(S116)。レンズクランプ処
理のサブルーチン(S400)は、図8に示すように、
VRスタートスイッチ15がオンか否かを判断して(S
401)、オンでない場合には、チャージモータ61を
駆動して、チャージを行った後に(S402)、リター
ンする(S403)。
レ補正を停止し(S115)、レンズクランプ処理のサ
ブルーチンを実行する(S116)。レンズクランプ処
理のサブルーチン(S400)は、図8に示すように、
VRスタートスイッチ15がオンか否かを判断して(S
401)、オンでない場合には、チャージモータ61を
駆動して、チャージを行った後に(S402)、リター
ンする(S403)。
【0029】図5に戻って、角速度センサをオフすると
ともに(S117)、撮影後処理のサブルーチンを実行
する(S118)。撮影後処理のサブルーチンは、フィ
ルム巻き上げ等の公知の処理であるので、詳しい説明は
省略する。
ともに(S117)、撮影後処理のサブルーチンを実行
する(S118)。撮影後処理のサブルーチンは、フィ
ルム巻き上げ等の公知の処理であるので、詳しい説明は
省略する。
【0030】ステップS105において、VRモードス
イッチ14がオフの場合には、全押しスイッチ13がオ
ンか否かを判断して、オンの場合には、撮影処理のサブ
ルーチン(ステップS114と同じ)を実行した後に
(ステップS120)、ステップS117へ進む。オフ
の場合には、ステップS104へ戻る。
イッチ14がオフの場合には、全押しスイッチ13がオ
ンか否かを判断して、オンの場合には、撮影処理のサブ
ルーチン(ステップS114と同じ)を実行した後に
(ステップS120)、ステップS117へ進む。オフ
の場合には、ステップS104へ戻る。
【0031】ステップS106において、半押し防振モ
ードでなかった場合(全押し防振モードの場合)には、
全押しスイッチ13がオンか否かを判断して、レンズク
ランプ解除処理のサブルーチン(図7のステップS30
0)を実行した後に(S122)、ステップS113に
進む。オフの場合には、ステップS104へ戻る。
ードでなかった場合(全押し防振モードの場合)には、
全押しスイッチ13がオンか否かを判断して、レンズク
ランプ解除処理のサブルーチン(図7のステップS30
0)を実行した後に(S122)、ステップS113に
進む。オフの場合には、ステップS104へ戻る。
【0032】ステップS110において、VRスタート
スイッチ15がオフの場合には、ブレ補正を停止し、
(S123)、レンズクランプ処理のサブルーチン(図
8のS400)を実行したのちに(S124)、ステッ
プS104に戻る。
スイッチ15がオフの場合には、ブレ補正を停止し、
(S123)、レンズクランプ処理のサブルーチン(図
8のS400)を実行したのちに(S124)、ステッ
プS104に戻る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブレ補正光学系を駆動する光学系駆動装置とは別に、ブ
レ補正光学系をクランプするクランプ装置を設けたの
で、電源が無くても、ブレ補正光学系の位置に関係な
く、所定の位置まで移動して、保持することができる。
また、衝撃が加わっても保持が外れることはなくなっ
た。
ブレ補正光学系を駆動する光学系駆動装置とは別に、ブ
レ補正光学系をクランプするクランプ装置を設けたの
で、電源が無くても、ブレ補正光学系の位置に関係な
く、所定の位置まで移動して、保持することができる。
また、衝撃が加わっても保持が外れることはなくなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレ補正装置の実施形態を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本実施形態に係るブレ補正光学系の支持構造を
示す図である。
示す図である。
【図3】本実施形態に係るクランプ装置の動作を説明す
るための模式図である。
るための模式図である。
【図4】本実施形態に係るクランプ装置をレンズ鏡筒内
に組み込んだ状態を示した図である。
に組み込んだ状態を示した図である。
【図5】本実施形態のCPUの動作(メインルーチン)
を説明するフローチャートである。
を説明するフローチャートである。
【図6】本実施形態のCPUの動作(撮影準備処理のサ
ブルーチン)を説明するフローチャートである。
ブルーチン)を説明するフローチャートである。
【図7】本実施形態のCPUの動作(レンズクランプ解
除処理のサブルーチン)を説明するフローチャートであ
る。
除処理のサブルーチン)を説明するフローチャートであ
る。
【図8】本実施形態のCPUの動作(レンズクランプ処
理のサブルーチン)を説明するフローチャートである。
理のサブルーチン)を説明するフローチャートである。
【符号の説明】 10 CPU 11 メインスイッチ 12 半押しスイッチ 13 全押しスイッチ 14 VRモードスイッチ 15 VRスタートスイッチ 16 レンズセンタスイッチ 17 チャージ完了スイッチ 18 元位置スイッチ 23 ブレ補正レンズ 51 ロックレバー 52 バネ 53 手動操作部材 54 係止部材 55 チャージ部材 61 チャージモータ 62 コンビネーションマグネット
Claims (8)
- 【請求項1】 ブレを補正するように移動するブレ補正
光学系と、 前記ブレ補正光学系を移動可能に支持する光学系支持装
置と、 前記ブレ補正光学系をブレ補正方向に駆動する光学系駆
動装置と、 前記ブレ補正光学系を光軸と直交する方向の力によって
所定の位置にクランプする光学系クランプ装置ととを含
むブレ補正装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
て、 前記光学系クランプ装置は、 前記光学系駆動装置とは別に、前記ブレ補正光学系を所
定の位置に移動させる光学系移動部と、 前記ブレ補正光学系を前記所定の位置に保持する光学系
保持部と、からなることを特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のブレ補正装置におい
て、 前記光学系移動部を電気的に駆動する電気的駆動部を備
えたを特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載のブレ補正装置において、 前記光学系移動部を手動によって作動させる手動操作部
を備えたことを特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載のブレ補正装置におい
て、 前記手動操作部は、ブレ補正を行うか否かを設定するブ
レ補正モード設定スイッチを作動させる部材であること
備えたことを特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記
載のブレ補正装置において、 前記光学系支持部は、前記ブレ補正光学系を弾性支持
し、 前記光学系移動部は、前記ブレ補正光学系を前記光学系
支持部の弾性力よりも大きな力によって移動することを
特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記
載のクランプ装置を前記ブレ補正光学系の周囲に複数配
置したことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 【請求項8】 請求項7に記載のレンズ鏡筒において、 前記手動操作部は、光軸を中心に回転可能に支持された
円環状の部材であることを特徴とするレンズ鏡筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19971695A JPH0950060A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | ブレ補正装置及びレンズ鏡筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19971695A JPH0950060A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | ブレ補正装置及びレンズ鏡筒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0950060A true JPH0950060A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16412429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19971695A Pending JPH0950060A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | ブレ補正装置及びレンズ鏡筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0950060A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007102034A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Pentax Corp | ステージ装置のロック機構 |
JP2008170838A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Casio Comput Co Ltd | カメラの手振れ補正装置 |
JP2011028125A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Tamron Co Ltd | 像振れ防止装置、レンズ装置および撮像装置 |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP19971695A patent/JPH0950060A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007102034A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Pentax Corp | ステージ装置のロック機構 |
JP2008170838A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Casio Comput Co Ltd | カメラの手振れ補正装置 |
JP2011028125A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Tamron Co Ltd | 像振れ防止装置、レンズ装置および撮像装置 |
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