JPH0950024A - ホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置 - Google Patents
ホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置Info
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Abstract
相差を補償して、コントラストの低下を防止し、照明光
の利用効率を大幅に向上させた液晶表示装置。 【解決手段】 液晶表示素子6と、その照明光3入射側
に設けられ、要素ホログラム5′のアレーからなり、要
素ホログラム5′が、入射角θで入射する白色光3をホ
ログラム記録面に略沿う方向に波長分散させて分光する
ホログラムカラーフィルター5と、ホログラムカラーフ
ィルター5に入射する白色光を直線偏光にする第1偏光
板12と、液晶表示素子6から出射された光の所定方向
の直線偏光成分を取り出す第2偏光板13とからなる液
晶表示装置において、第1偏光板12と第2偏光板13
の間の何れかの位置に、ホログラムカラーフィルター5
によって導入された位相差を略補償するための位相板2
0が配置されている。
Description
フィルターを用いた液晶表示装置に関し、特に、照明光
の利用効率を大幅に向上させ、表示のコントラストの低
下を防止して、見やすい画像表示が可能なホログラムカ
ラーフィルターを用いた液晶表示装置に関するものであ
る。
ーフィルターを用いたカラー液晶表示装置においては、
表示のためにバックライトは必要不可欠なものである。
しかしながら、カラー液晶表示装置の背後から白色光を
そのまま照射しただけでは、その利用効率は非常に低
い。その原因として、主に下記に示す理由があげられ
る。
スが占める面積が広く、そこに当たった光は無駄にな
る。 各画素へ入射する白色光の中、R(赤)、G(緑)、
B(青)のカラーフィルターを透過する色成分が制限さ
れてしまうので、その他の補色成分は無駄となってしま
う。 カラーフィルターでの吸収による損失が伴う。
ように、例えばマイクロレンズアレー2をカラーフィル
ター1の前面に設置し、白色光のバックライト3をそれ
ぞれカラーフィルターセルR、G、Bへ集光させるよう
にすることにより、バックライト3の利用効率を上げる
方法が従来より知られている。なお、図6において、符
号4はカラーフィルターセルR、G、B間に設けられた
ブラック・マトリックスを示す。
各カラーフィルターセルR、G、Bへ分光して照射する
ことはできないために、上記に示す問題の解決はでき
ない。
いずに、ダイクロイックミラー3枚とマイクロレンズア
レーを用いて、光の利用効率を向上させた液晶プロジェ
クターが特開平4−60538号において提案されてい
る。この場合、上記のような顔料、染料等による吸収カ
ラーフィルターが不要になり、上記の〜の問題が解
決され、カラー映像の輝度は向上するが、3枚のダイク
ロイックミラーを必要とするため、光学系・装置が大き
くなり嵩張ってしまう。また、コストも高いものになっ
てしまう問題がある。
平5−12170号等において、液晶表示用バックライ
ト等の利用効率を大幅に向上させるために、ホログラム
を利用したカラーフィルター及びそれを用いた液晶表示
装置を提案した。
ルターを用いた液晶表示装置を投影型に変更して、スク
リーン上で明るいカラー映像を表示する液晶投影表示装
置も、特願平5−242292号等において提案した。
なホログラムカラーフィルターには、直線偏光したバッ
クライトを法線に対する入射角40°前後で入射させる
が、ホログラムカラーフィルターで回折され波長分散さ
れた光には、S偏光成分とP偏光成分の間に位相差が生
じることが見出された。このため、ホログラムカラーフ
ィルターにより分光された光は直線偏光でなくなり、液
晶表示装置にこのホログラムカラーフィルターを適用し
た場合、この位相差のため、液晶表示装置の出射側の偏
光板により黒表示のときに完全に光が遮断されず、表示
のコントラスト低下の原因になっており、画像が見難く
なっていた。
みてなされたものであり、その目的は、ホログラムカラ
ーフィルターで導入される位相差を補償して、表示のコ
ントラストの低下を防止し、かつ、照明光の利用効率を
大幅に向上させたホログラムカラーフィルターを用いた
液晶表示装置を提供することである。
明のホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置
は、少なくも液晶表示素子と、その照明光入射側に設け
られ、要素集光性ホログラムのアレーからなり、その各
要素集光性ホログラムが、ホログラム記録面の法線に対
して所定の角度をなして入射する白色光をホログラム記
録面に略沿う方向に波長分散させて分光するホログラム
カラーフィルター、あるいは、平行で一様な干渉縞から
なるホログラム又は回折格子とその入射側あるいは射出
側に配置された要素集光性レンズのアレーとからなり、
その平行で一様な干渉縞からなるホログラム又は回折格
子と要素集光性レンズの複合体各々が、ホログラム又は
回折格子の記録面の法線に対して所定の角度をなして入
射する白色光をホログラム又は回折格子の記録面に略沿
う方向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィ
ルターと、前記ホログラムカラーフィルターに入射する
白色光を直線偏光にする第1の偏光手段と、前記液晶表
示素子から出射された光の所定方向の直線偏光成分を取
り出す第2の偏光手段とからなる液晶表示装置におい
て、前記の第1の偏光手段と第2の偏光手段の間の何れ
かの位置に、前記ホログラムカラーフィルターによって
導入された位相差を略補償するための単数枚あるいは複
数枚の位相板を配置したことを特徴とするものである。
速軸がS偏光方向に配置されることが望ましい。また、
位相板の位相差が1〜20°の範囲、より好ましくは、
3〜10°の範囲のものであることが望ましい。
偏光板と第2の偏光板の間の何れかの位置に、ホログラ
ムカラーフィルターによって導入された位相差を略補償
するための単数枚あるいは複数枚の位相板を配置したの
で、表示のコントラストの低下を防止し、かつ、照明光
の利用効率を大幅に向上させることができる。
フィルターを用いた液晶表示装置を実施例に基づいて説
明する。まず、図3の断面図を参照にして本発明におい
て対象とする第1のタイプのホログラムカラーフィルタ
ーを用いた液晶表示装置について説明する。同図におい
て、規則的に液晶セル6′(画素)に区切られた液晶表
示素子6のバックライト3入射側にカラーフィルターを
構成するホログラムアレー5が離間して配置される。液
晶表示素子6背面には、各液晶セル6′の間に設けられ
たブラック・マトリックス4が配置される。以上の他、
図示しない偏光板がホログラムアレー5の入射側と液晶
表示素子6の射出側に配置される。なお、ブラック・マ
トリックス4の間には、従来のカラー液晶表示装置と同
様に、R、G、Bの分色画素に対応した色の光を通過す
る吸収型のカラーフィルターを付加的に配置するように
してもよい。
画素の繰り返し周期、すなわち、液晶表示素子6の紙面
内の方向に隣接する3つの液晶セル6′の組各々に対応
して、その繰り返しピッチと同じピッチでアレー状に配
置された微小ホログラム5′からなり、微小ホログラム
5′は液晶表示素子6の紙面内の方向に隣接する3つの
液晶セル6′各組に整列して各々1個ずつ配置されてお
り、各微小ホログラム5′は、ホログラムアレー5の法
線に対して角度θをなして入射するバックライト3の中
の緑色の成分の光を、その微小ホログラム5′に対応す
る3つの分色画素R、G、Bの中心の液晶セルG上に集
光するようにフレネルゾーンプレート状に形成されてい
るものである。そして、微小ホログラム5′は、回折効
率の波長依存性がないかもしくは少ない、レリーフ型、
位相型、振幅型等の透過型ホログラムからなる。ここ
で、回折効率の波長依存性がないかもしくは少ないと
は、リップマンホログラムのように、特定の波長だけを
回折し、他の波長は回折しないタイプのものではなく、
1つの回折格子で何れの波長も回折するものを意味し、
この回折効率の波長依存性が少ない回折格子は、波長に
応じて異なる回折角で回折する。
レー5の液晶表示素子6と反対側の面からその法線に対
して角度θをなして入射する白色のバックライト3を入
射させると、波長に依存して微小ホログラム5′による
回折角は異なり、各波長に対する集光位置はホログラム
アレー5面に平行な方向に分散される。その中の、赤の
波長成分は赤を表示する液晶セルRの位置に、緑の成分
は緑を表示する液晶セルGの位置に、青の成分は青を表
示する液晶セルBの位置にそれぞれ回折集光するよう
に、ホログラムアレー5を構成配置することにより、そ
れぞれの色成分はブラック・マトリックス4でほとんど
減衰されずに各液晶セル6′を通過し、対応する位置の
液晶セル6′の状態に応じた色表示を行うことができ
る。なお、ホログラムアレー5へのバックライト3の入
射角度θは、ホログラム記録条件、ホログラムアレー5
の厚み、ホログラムアレー5と液晶表示素子6との距離
等の種々の条件により定まるものである。
フィルターとして用いることにより、従来のカラーフィ
ルター用バックライトの各波長成分を無駄なく吸収なく
各液晶セル6′へ入射させることができるため、その利
用効率を大幅に向上させることができる。
おいて対象とする第2のタイプのホログラムカラーフィ
ルターを用いた液晶表示装置について説明する。同図に
おいて、第2のタイプのホログラムカラーフィルター1
0は、ホログラム7と集光性マイクロレンズアレー8と
からなり、マイクロレンズアレー8を構成するマイクロ
レンズ8′は、R、G、Bの分色画素の繰り返し周期、
すなわち、液晶表示素子6の紙面内の方向に隣接する3
つの液晶セル6′の組各々に対応して、その繰り返しピ
ッチと同じピッチでアレー状に配置されている。また、
ホログラム7は、回折格子の作用をする平行で一様な干
渉縞からなり、回折効率の波長依存性がないかもしくは
少ない、レリーフ型、位相型、振幅型等の透過型ホログ
ラムからなる。液晶表示素子6背面には、各液晶セル
6′の間に設けられたブラック・マトリックス4が配置
される。以上の他、図示しない偏光板が液晶表示素子6
の両側に配置される。なお、ブラック・マトリックス4
の間には、従来のカラー液晶表示装置と同様に、R、
G、Bの分色画素に対応した色の光を通過する吸収型の
カラーフィルターを付加的に配置するようにしてもよ
い。
の液晶表示素子6と反対側の面からその法線に対して角
度θをなしてバックライト3を入射させると、波長に依
存して異なる角度で回折され、ホログラム7の射出側に
分散される。ホログラム7の入射側又は出射側に配置さ
れたマイクロレンズ8′により、この分散された光は、
その焦点面に波長毎に分離されて集光する。その中の、
赤の波長成分は赤を表示する液晶セルRの位置に、緑の
成分は緑を表示する液晶セルGの位置に、青の成分は青
を表示する液晶セルBの位置にそれぞれ回折集光するよ
うに、カラーフィルター10を構成配置することによ
り、それぞれの色成分はブラック・マトリックス4でほ
とんど減衰されずに各液晶セル6′を通過し、対応する
位置の液晶セル6′の状態に応じた色表示を行うことが
できる。
して、集光性でなく一様な干渉縞からなる回折効率の波
長依存性が少ない透過型ホログラムを用いることができ
るため、ホログラム7をマイクロレンズアレー8の各マ
イクロレンズ8′と位置合わせする必要がない点、及
び、マイクロレンズアレー8のピッチが各液晶セル6′
各々に対応して1個のマイクロレンズを配置する従来の
図6の場合の3倍になり、作りやすくかつ整列しやすい
点に特長がある。
ホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置をそ
のまま用いて直視型の液晶表示装置として、あるいは、
投影表示用の空間光変調素子として利用して液晶投影表
示装置として用いることができる。図5は図3の液晶表
示装置を液晶投影表示装置として構成する場合の断面図
であり(図4の場合も同様)、ホログラムアレー5の入
射側に近接あるいは一体に第1の偏光板12が、液晶表
示素子6の射出側に近接あるいは一体に第2の偏光板1
3が配置されている。そして、このカラー液晶表示装置
11は、例えばメタルハライドランプ15と放物面鏡1
6の組み合わせからなる照明装置14からの白色の平行
なバックライト3によって照明され、カラー液晶表示装
置11で変調された表示像は、液晶表示装置11の近傍
に配置されたフィールドレンズ17を経て、投影レンズ
18により拡大されてスクリーン19上に拡大結像さ
れ、明るい投影像を得ることができる。
ラーフィルター5のバックライト3に対する偏光異方性
を測定した。すなわち、図2に示すような配置で、ホロ
グラムアレー5を支持するガラス基板9(図(a))
と、このガラス基板9裏面にホログラムアレー5を設け
たもの(図(b))に、波長633nmで、紙面内の入
射面に対して45°の偏光面を持つ直線偏光(S偏光:
P偏光=1:1)からなる入射光21を、ガラス基板9
のみからなる図(a)の場合には、入射角0°と40°
で、また、ガラス基板9にホログラムアレー5を積層し
た図(b)の場合には、ホログラムアレー5のバックラ
イト3の入射角に相当する入射角40°で、入射させ、
自動エリプソメータ((株)溝尻光学工業所製)を用い
て、図(a)の場合は透過光のS偏光とP偏光の間の位
相差を、また、図(b)の場合は1次回折光のS偏光と
P偏光の間の位相差をそれぞれ測定した。測定は、5点
で測定し、その平均値を示す。なお、ガラス基板9は日
本電気硝子(株)製OA−2で厚さ1.1mmで、屈折
率は1.54であり、ホログラムアレー5は6.0μm
の厚さのフォトポリマーからなり、その平均屈折率は
1.52、屈折率変調は0.035、微小ホログラム
5′の焦点距離は無限大であった。測定結果は次の通り
である。
クライト3を波長に応じて異なる角度で回折して波長分
散させることにより分光するホログラムカラーフィルタ
ー5、10は、回折光のS偏光成分とP偏光成分の間に
位相差が生じることが分かる。そのため、このホログラ
ムカラーフィルター5、10を図3〜図5のような液晶
表示装置に用いると、表示のコントラストの低下をもた
らす。
3を直線偏光にする第1の偏光板から液晶表示素子6の
出射側に配置される第2の偏光板の間の何れかの位置
に、ホログラムカラーフィルター5、10によって導入
された位相差を打ち消すための位相板(波長板)を配置
して、その位相差を補償して、表示のコントラストの低
下を防止するようにする。そのための1つの実施例を図
1に示す。図1は、図5に対応する液晶投影表示装置で
あり、図3の液晶表示装置を液晶投影表示装置として構
成した場合の断面図である。もちろん、図4の液晶表示
装置を液晶投影表示装置とした場合も同様である。カラ
ー液晶表示装置11は、バックライト3の入射側から、
ガラス基板9、ガラス基板9の裏面に支持されたホログ
ラムアレー5、入射側にブラック・マトリックス4が配
置された液晶表示素子6、本発明に基づく位相板20、
液晶表示装置11を構成する出射側の第2の偏光板13
の順で配置されている。また、この液晶表示装置11を
照明する白色の平行なバックライト3は、メタルハライ
ドランプ15と放物面鏡16の組み合わせからなる照明
装置14から所定の入射角で照射されるようになってお
り、その光路中に、液晶表示装置11を構成する入射側
の第1の偏光板12が配置されている。
ツイストネマチックモードでTFT方式のものが用いら
れ、第1の偏光板12と第2の偏光板13は、ノーマリ
ーホワイトの場合には直交ニコルの状態に、ノーマリー
ブラックの場合には平行ニコルの状態に配置される。ま
た、位相板20としては、ホログラムカラーフィルター
5で、通常は、P偏光がS偏光に対して進んだ位相差が
生じるので、P偏光方向、すなわち、図1の紙面内の上
下方向に遅軸が、紙面に直角に速軸が配置されるように
配置され、その位相差はホログラムカラーフィルター5
で導入される位相差に略等しい値のものが選択される。
からの白色の平行なバックライト3によってカラー液晶
表示装置11を照明すると、第1の偏光板12で所定の
直線偏光になったバックライト3は、ホログラムカラー
フィルター5で分光され、カラー液晶表示装置11で変
調された表示像は、液晶表示装置11の近傍に配置され
たフィールドレンズ17を経て、投影レンズ18により
拡大されてスクリーン19上に拡大結像され、明るい投
影像を得ることができる。その際、ホログラムカラーフ
ィルター5でP偏光がS偏光に対して進んだ位相差が生
じるが、その位相差は位相板20で補償され、液晶表示
装置11を挟む偏光板12と13の作用により、ブラッ
ク表示のときは光が略完全に遮断され、ホワイト表示の
ときは殆ど光が遮断されず、高いコントラストの表示が
行われる。
ラス基板9として図2(b)のものを用い、入射角40
°でバックライトを入射させた場合、ホログラムアレー
5で導入されるリタデーションが4°程度であるので、
リタデーションが5.69°(10nm)の位相板20
を用い、上記の配置でコントラストを測定すると、位相
板20配置前のコントラスト500が、その配置後に1
400になり、明らかに表示のコントラストの低下を防
止していた。
2の偏光板13の間の位置だけでなく、ホログラムアレ
ー5と液晶表示素子6の間の位置に配置しても同様の効
果が得られる。さらには、第1の偏光板12とホログラ
ムアレー5の間の位置に配置してもよい。また、枚数も
1枚に限らず2枚以上を用いて比較的小さなリタデーシ
ョンを得るようにしてもよい(リタデーションの差が小
さい2枚の位相板を遅軸と速軸を揃えて配置することに
より、小さなリタデーションの位相板を得ることができ
る。)。なお、図5の液晶投影表示装置に限らず、図
3、図4の直視型の液晶表示装置の場合にも、第1の偏
光板から第2の偏光板の間の何れかの位置に同様の位相
差を補償する位相板20を配置することにより、同様
に、表示のコントラストの低下の防止効果が得られる。
0への入射角は、実際上35〜45°の範囲にあり、そ
の場合、フォトポリマーからなるホログラムカラーフィ
ルター5、10によって導入されるS偏光とP偏光の位
相差は可視域の略中間の基準波長において1〜20°程
度であるので、位相板20の位相差も1〜20°程度、
より望ましくは、3〜10°程度のものであることが望
ましい。
ーを用いた液晶表示装置を実施例に基づいて説明してき
たが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が
可能である。
のホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置に
よると、液晶表示装置の第1の偏光板と第2の偏光板の
間の何れかの位置に、ホログラムカラーフィルターによ
って導入された位相差を略補償するための単数枚あるい
は複数枚の位相板を配置したので、表示のコントラスト
の低下を防止し、かつ、照明光の利用効率を大幅に向上
させることができる。
フィルターを用いた液晶投影表示装置の1実施例の断面
図である。
対する偏光異方性を測定する配置を示す図である。
グラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置の断面図
である。
グラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置の断面図
である。
の断面図である。
の図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくも液晶表示素子と、その照明光入
射側に設けられ、要素集光性ホログラムのアレーからな
り、その各要素集光性ホログラムが、ホログラム記録面
の法線に対して所定の角度をなして入射する白色光をホ
ログラム記録面に略沿う方向に波長分散させて分光する
ホログラムカラーフィルター、あるいは、平行で一様な
干渉縞からなるホログラム又は回折格子とその入射側あ
るいは射出側に配置された要素集光性レンズのアレーと
からなり、その平行で一様な干渉縞からなるホログラム
又は回折格子と要素集光性レンズの複合体各々が、ホロ
グラム又は回折格子の記録面の法線に対して所定の角度
をなして入射する白色光をホログラム又は回折格子の記
録面に略沿う方向に波長分散させて分光するホログラム
カラーフィルターと、前記ホログラムカラーフィルター
に入射する白色光を直線偏光にする第1の偏光手段と、
前記液晶表示素子から出射された光の所定方向の直線偏
光成分を取り出す第2の偏光手段とからなる液晶表示装
置において、 前記の第1の偏光手段と第2の偏光手段の間の何れかの
位置に、前記ホログラムカラーフィルターによって導入
された位相差を略補償するための単数枚あるいは複数枚
の位相板を配置したことを特徴とするホログラムカラー
フィルターを用いた液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記位相板の遅軸がP偏光方向に、速軸
がS偏光方向に配置されていることを特徴とする請求項
1記載のホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示
装置。 - 【請求項3】 前記位相板の位相差が1〜20°の範囲
のものであることを特徴とする請求項1又は2記載のホ
ログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記位相板の位相差が3〜10°の範囲
のものであることを特徴とする請求項3記載のホログラ
ムカラーフィルターを用いた液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20340395A JP3528992B2 (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | ホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20340395A JP3528992B2 (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | ホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0950024A true JPH0950024A (ja) | 1997-02-18 |
JP3528992B2 JP3528992B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=16473484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20340395A Expired - Lifetime JP3528992B2 (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | ホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
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JP2002055627A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-20 | Dainippon Printing Co Ltd | 表示装置 |
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RU2681664C1 (ru) * | 2018-01-09 | 2019-03-12 | Федеральное Государственное Бюджетное Образовательное Учреждение Высшего Образования "Новосибирский Государственный Технический Университет" | Адаптивный поляризационный фильтр |
-
1995
- 1995-08-09 JP JP20340395A patent/JP3528992B2/ja not_active Expired - Lifetime
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