JPH0949719A - タイヤ溝検出装置 - Google Patents
タイヤ溝検出装置Info
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- JPH0949719A JPH0949719A JP7224687A JP22468795A JPH0949719A JP H0949719 A JPH0949719 A JP H0949719A JP 7224687 A JP7224687 A JP 7224687A JP 22468795 A JP22468795 A JP 22468795A JP H0949719 A JPH0949719 A JP H0949719A
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- groove
- sensor
- parallel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】タイヤの溝深さを検出するセンサ部を可動式台
車に配設することで、タイヤの接地部以外の箇所におい
てタイヤの溝深さを上記センサ部にて正確に検出するこ
とができると共に、タイヤ位置に対するセンサ部位置の
位置決め操作が容易なタイヤ溝検出装置の提供を目的と
する。 【解決手段】タイヤの溝深さを検出するセンサ部21
と、上記センサ部で検出したタイヤの溝深さを出力する
出力部とを備えたタイヤ溝検出装置であって、少なくと
も上記センサ部21を可動式台車2に配設したことを特
徴とする。
車に配設することで、タイヤの接地部以外の箇所におい
てタイヤの溝深さを上記センサ部にて正確に検出するこ
とができると共に、タイヤ位置に対するセンサ部位置の
位置決め操作が容易なタイヤ溝検出装置の提供を目的と
する。 【解決手段】タイヤの溝深さを検出するセンサ部21
と、上記センサ部で検出したタイヤの溝深さを出力する
出力部とを備えたタイヤ溝検出装置であって、少なくと
も上記センサ部21を可動式台車2に配設したことを特
徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車、
オートバイ、自転車などにおけるタイヤの溝深さ(磨耗
度)を測定検出するようなタイヤ溝検出装置に関する。
オートバイ、自転車などにおけるタイヤの溝深さ(磨耗
度)を測定検出するようなタイヤ溝検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のタイヤ溝検出装置として
は、例えば、特公平5−62924号公報に記載のタイ
ヤのトレッド残溝測定装置がある。すなわち地表に測定
ボックスを埋設固定し、このボックス内に送受波器を移
動可能に取付けてタイヤの溝深さを測定する装置であ
る。
は、例えば、特公平5−62924号公報に記載のタイ
ヤのトレッド残溝測定装置がある。すなわち地表に測定
ボックスを埋設固定し、このボックス内に送受波器を移
動可能に取付けてタイヤの溝深さを測定する装置であ
る。
【0003】しかし、この従来装置においては次のよう
な問題点があった。つまり、図9に示すように被測定タ
イヤ91を有する車両92を装置93埋設位置に適確に
移動させる必要があり、装置93の位置とタイヤ91の
位置とを一致させる運転操作が煩雑で、特にドライバー
スシート(運転席)からタイヤの位置は死角となるため
斯る一致操作は実質的に困難である。
な問題点があった。つまり、図9に示すように被測定タ
イヤ91を有する車両92を装置93埋設位置に適確に
移動させる必要があり、装置93の位置とタイヤ91の
位置とを一致させる運転操作が煩雑で、特にドライバー
スシート(運転席)からタイヤの位置は死角となるため
斯る一致操作は実質的に困難である。
【0004】また地面からの測定であるため、上記タイ
ヤ91には車体重量が付加され、この車体重量によりタ
イヤの変形部を測定することになり、正確な溝深さの測
定検出ができない問題点があった。上述の装置93の位
置とタイヤ91の位置とを比較的容易に一致させるため
には、装置93の長手方向の上部両端に、タイヤを適正
箇所に止めるためのストッパを設けることも考えられる
が、このように構成した場合には異径タイヤの測定に不
向きとなる問題点が発生する。
ヤ91には車体重量が付加され、この車体重量によりタ
イヤの変形部を測定することになり、正確な溝深さの測
定検出ができない問題点があった。上述の装置93の位
置とタイヤ91の位置とを比較的容易に一致させるため
には、装置93の長手方向の上部両端に、タイヤを適正
箇所に止めるためのストッパを設けることも考えられる
が、このように構成した場合には異径タイヤの測定に不
向きとなる問題点が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、タイヤの溝深さを検出するセンサ部を可動
式台車に配設することで、タイヤの接地部以外の箇所に
おいてタイヤの溝深さを上記センサ部にて正確に検出す
ることができると共に、タイヤ位置に対するセンサ部位
置の位置決め操作が容易なタイヤ溝検出装置の提供を目
的とする。
載の発明は、タイヤの溝深さを検出するセンサ部を可動
式台車に配設することで、タイヤの接地部以外の箇所に
おいてタイヤの溝深さを上記センサ部にて正確に検出す
ることができると共に、タイヤ位置に対するセンサ部位
置の位置決め操作が容易なタイヤ溝検出装置の提供を目
的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述のセンサ部を備
えてなる溝検出部の面を、タイヤ面にに対して平行に保
つことで、センサ出力の安定化を図って、より一層正確
なタイヤ溝の検出を行なうことができるタイヤ溝検出装
置の提供を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、上述のセンサ部を備
えてなる溝検出部の面を、タイヤ面にに対して平行に保
つことで、センサ出力の安定化を図って、より一層正確
なタイヤ溝の検出を行なうことができるタイヤ溝検出装
置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、溝検出部の面をタイ
ヤの幅方向の面に対して平行に保つことで、タイヤの幅
方向の面とセンサとの間の距離を一定化して、正確な検
出を行なうことができるタイヤ溝検出装置の提供を目的
とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、溝検出部の面をタイ
ヤの幅方向の面に対して平行に保つことで、タイヤの幅
方向の面とセンサとの間の距離を一定化して、正確な検
出を行なうことができるタイヤ溝検出装置の提供を目的
とする。
【0008】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、溝検出部の面をタイ
ヤの円周接線方向に沿って平行に保つことで、タイヤの
円周接線とセンサとの間の距離を略一定化して、正確な
検出を行なうことができるタイヤ溝検出装置の提供を目
的とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、溝検出部の面をタイ
ヤの円周接線方向に沿って平行に保つことで、タイヤの
円周接線とセンサとの間の距離を略一定化して、正確な
検出を行なうことができるタイヤ溝検出装置の提供を目
的とする。
【0009】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、溝検出部の面がタイ
ヤ面に対して平行になった時、測定を許容することで、
常に正確なタイヤ溝深さの測定検出を行なうことができ
るタイヤ溝検出装置の提供を目的とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、溝検出部の面がタイ
ヤ面に対して平行になった時、測定を許容することで、
常に正確なタイヤ溝深さの測定検出を行なうことができ
るタイヤ溝検出装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、可動式台車の複数の
車輪の少なくとも1つを制動停止可能に構成すること
で、可動式台車の操作性の向上を図ることができるタイ
ヤ溝検出装置の提供を目的とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、可動式台車の複数の
車輪の少なくとも1つを制動停止可能に構成すること
で、可動式台車の操作性の向上を図ることができるタイ
ヤ溝検出装置の提供を目的とする。
【0011】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、検出されたタイヤ溝
の溝深さを示すレベルを印字することで、タイヤ摩耗度
の認識性向上を図ることができるタイヤ溝検出非装置の
提供を目的とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、検出されたタイヤ溝
の溝深さを示すレベルを印字することで、タイヤ摩耗度
の認識性向上を図ることができるタイヤ溝検出非装置の
提供を目的とする。
【0012】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、センサ部のセンシン
グ面を払拭するブラシ手段を設けることで、常に良好な
センシング効果を維持することができるタイヤ溝検出装
置の提供を目的とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、センサ部のセンシン
グ面を払拭するブラシ手段を設けることで、常に良好な
センシング効果を維持することができるタイヤ溝検出装
置の提供を目的とする。
【0013】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、タイヤ外面に付着し
た塵埃、水滴を除去する送風口を溝検出部に設けること
で、より一層正確なタイヤ溝深さの検出を行なうことが
できるタイヤ溝検出装置の提供を目的とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、タイヤ外面に付着し
た塵埃、水滴を除去する送風口を溝検出部に設けること
で、より一層正確なタイヤ溝深さの検出を行なうことが
できるタイヤ溝検出装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、タイヤの溝深さを検出するセンサ部と、上記
センサ部で検出したタイヤの溝深さを出力する出力部と
を備えたタイヤ溝検出装置であって、少なくとも上記セ
ンサ部を可動式台車に配設したタイヤ溝検出装置である
ことを特徴とする。
の発明は、タイヤの溝深さを検出するセンサ部と、上記
センサ部で検出したタイヤの溝深さを出力する出力部と
を備えたタイヤ溝検出装置であって、少なくとも上記セ
ンサ部を可動式台車に配設したタイヤ溝検出装置である
ことを特徴とする。
【0015】この発明の請求項2記載の発明は、タイヤ
の溝深さを検出するセンサ部と、上記センサ部で検出し
たタイヤの溝深さを出力する出力部とを備え、少なくと
も上記センサ部を可動式に台車配設したタイヤ溝検出装
置であって、上記センサ部を備えてなる溝検出部の面
を、タイヤ面に対して平行に保つ平行確保手段を備えた
タイヤ溝検出装置であることを特徴とする。
の溝深さを検出するセンサ部と、上記センサ部で検出し
たタイヤの溝深さを出力する出力部とを備え、少なくと
も上記センサ部を可動式に台車配設したタイヤ溝検出装
置であって、上記センサ部を備えてなる溝検出部の面
を、タイヤ面に対して平行に保つ平行確保手段を備えた
タイヤ溝検出装置であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記平行確保手段は
溝検出部の面をタイヤの幅方向の面に対して平行に保つ
タイヤ溝検出装置であることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記平行確保手段は
溝検出部の面をタイヤの幅方向の面に対して平行に保つ
タイヤ溝検出装置であることを特徴とする。
【0017】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記平行確保手段は
溝検出部の面をタイヤの円周接線方向に沿って平行に保
つタイヤ溝検出装置であることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記平行確保手段は
溝検出部の面をタイヤの円周接線方向に沿って平行に保
つタイヤ溝検出装置であることを特徴とする。
【0018】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記溝検出部に設け
られた平行検出手段と、該平行検出手段が平行を検出し
た時、測定を許容する測定許容手段とを備えたタイヤ溝
検出装置であることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記溝検出部に設け
られた平行検出手段と、該平行検出手段が平行を検出し
た時、測定を許容する測定許容手段とを備えたタイヤ溝
検出装置であることを特徴とする。
【0019】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記可動式台車の複
数の車輪の少なくとも1つにブレーキ手段を配設したタ
イヤ溝検出装置であることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記可動式台車の複
数の車輪の少なくとも1つにブレーキ手段を配設したタ
イヤ溝検出装置であることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記出力部には溝深
さを示すレベルを印字するレベル印字手段を備えたタイ
ヤ溝検出装置であることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記出力部には溝深
さを示すレベルを印字するレベル印字手段を備えたタイ
ヤ溝検出装置であることを特徴とする。
【0021】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記センサ部のセン
シング面を払拭するブラシ手段を備えたタイヤ溝検出装
置であることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記センサ部のセン
シング面を払拭するブラシ手段を備えたタイヤ溝検出装
置であることを特徴とする。
【0022】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記溝検出部にはタ
イヤ外面に付着した塵埃、水滴を除去する送風口が形成
されたタイヤ溝検出装置であることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記溝検出部にはタ
イヤ外面に付着した塵埃、水滴を除去する送風口が形成
されたタイヤ溝検出装置であることを特徴とする。
【0023】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述のセンサ部はタイヤの溝深さを検出し、
上述の出力部は上記センサ部で検出したタイヤの溝深さ
を出力するが、少なくとも上述のセンサ部を可動式台車
に配設したので、このセンサ部によりタイヤの接地部以
外の非変形箇所を正確に検出することができる効果があ
る。しかも、被検出タイヤを有する車両等を任意の箇所
に停車させても、センサ部を備えた可動式台車の移動
で、タイヤ位置とセンサ位置とを容易に位置決め操作す
ることができ、斯る操作性の大幅な向上を図ることがで
きる効果がある。
によれば、上述のセンサ部はタイヤの溝深さを検出し、
上述の出力部は上記センサ部で検出したタイヤの溝深さ
を出力するが、少なくとも上述のセンサ部を可動式台車
に配設したので、このセンサ部によりタイヤの接地部以
外の非変形箇所を正確に検出することができる効果があ
る。しかも、被検出タイヤを有する車両等を任意の箇所
に停車させても、センサ部を備えた可動式台車の移動
で、タイヤ位置とセンサ位置とを容易に位置決め操作す
ることができ、斯る操作性の大幅な向上を図ることがで
きる効果がある。
【0024】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の平行確
保手段がセンサ部を有する溝検出部の面を、タイヤ面に
対して平行に保つ。このため、タイヤ面とセンサ部相互
間の離間距離の一定化により、センサ出力の安定化を図
ることができ、より一層正確なタイヤ溝の検出を行なう
ことができる効果がある。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の平行確
保手段がセンサ部を有する溝検出部の面を、タイヤ面に
対して平行に保つ。このため、タイヤ面とセンサ部相互
間の離間距離の一定化により、センサ出力の安定化を図
ることができ、より一層正確なタイヤ溝の検出を行なう
ことができる効果がある。
【0025】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の平行確
保手段は溝検出部の面をタイヤの幅方向の面に対して平
行に保つので、タイヤの幅方向の面とセンサとの間の距
離を一定化して、正確な検出を行なうことができる効果
がある。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の平行確
保手段は溝検出部の面をタイヤの幅方向の面に対して平
行に保つので、タイヤの幅方向の面とセンサとの間の距
離を一定化して、正確な検出を行なうことができる効果
がある。
【0026】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の平行確
保手段は溝検出部の面をタイヤの円周接線方向に沿って
平行に保つので、タイヤの円周接線とセンサとの間の距
離を略一定化して、正確な検出を行なうことができる効
果がある。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の平行確
保手段は溝検出部の面をタイヤの円周接線方向に沿って
平行に保つので、タイヤの円周接線とセンサとの間の距
離を略一定化して、正確な検出を行なうことができる効
果がある。
【0027】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の溝検出
部に設けられた平行検出手段はタイヤ面と溝検出部の面
とが平行になったか否かを検出し、上述の測定許容手段
は平行検出時において測定を許容するので、平行が確保
された条件下においてのみ測定が許容される。この結
果、常時正確なタイヤ溝深さの測定検出を行なうことが
できる効果がある。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の溝検出
部に設けられた平行検出手段はタイヤ面と溝検出部の面
とが平行になったか否かを検出し、上述の測定許容手段
は平行検出時において測定を許容するので、平行が確保
された条件下においてのみ測定が許容される。この結
果、常時正確なタイヤ溝深さの測定検出を行なうことが
できる効果がある。
【0028】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述のブレー
キ手段は可動式台車の複数の車輪のうち少なくとも1つ
を制動停止させるので、可動式台車に搭載した溝検出部
の面を、タイヤ面に対して平行となるように台車を操作
する時、この可動式台車の操作性の向上を図ることがで
きる効果がある。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述のブレー
キ手段は可動式台車の複数の車輪のうち少なくとも1つ
を制動停止させるので、可動式台車に搭載した溝検出部
の面を、タイヤ面に対して平行となるように台車を操作
する時、この可動式台車の操作性の向上を図ることがで
きる効果がある。
【0029】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の出力部
に備えられたレベル印字手段は溝深さを示すレベルを印
字出力するので、このレベル印字との対比においてタイ
ヤ磨耗度を容易に認識することができ、認識性の向上を
図ることができる効果がある。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の出力部
に備えられたレベル印字手段は溝深さを示すレベルを印
字出力するので、このレベル印字との対比においてタイ
ヤ磨耗度を容易に認識することができ、認識性の向上を
図ることができる効果がある。
【0030】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述のブラシ
手段はセンサ部のセンシング面を払拭するので、常に良
好なセンシング効果を維持することができる効果があ
る。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述のブラシ
手段はセンサ部のセンシング面を払拭するので、常に良
好なセンシング効果を維持することができる効果があ
る。
【0031】この発明の請求項9記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の溝検出
部に形成された送風口から吐出される送風により、タイ
ヤ外面に付着した塵埃や水滴を除去するので、タイヤ溝
深さをより一層正確に検出することができる効果があ
る。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の溝検出
部に形成された送風口から吐出される送風により、タイ
ヤ外面に付着した塵埃や水滴を除去するので、タイヤ溝
深さをより一層正確に検出することができる効果があ
る。
【0032】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はタイヤ溝前検出装置を示し、下面に合計
4つの車輪1…を有する可動式台車2を設け、この台車
2の一側壁後部から上方に向けて逆L字状のハンドル杆
3を立設し、このハンドル杆3の操作側基端部にはグリ
ップ4およびブレーキレバー5を取付けている。
述する。図面はタイヤ溝前検出装置を示し、下面に合計
4つの車輪1…を有する可動式台車2を設け、この台車
2の一側壁後部から上方に向けて逆L字状のハンドル杆
3を立設し、このハンドル杆3の操作側基端部にはグリ
ップ4およびブレーキレバー5を取付けている。
【0033】上述のハンドル杆3を一本のみ立設固定す
ることで、該ハンドル杆3が自動車のフロントバンパ、
リヤバンパ等の車体外部構成部材と何等干渉することな
く台車2の所定部をタイヤ面に対向させることができる
と共に、操作者は何等前屈姿勢をとることなく測定検出
を可能にすべく構成している。
ることで、該ハンドル杆3が自動車のフロントバンパ、
リヤバンパ等の車体外部構成部材と何等干渉することな
く台車2の所定部をタイヤ面に対向させることができる
と共に、操作者は何等前屈姿勢をとることなく測定検出
を可能にすべく構成している。
【0034】また上述のハンドル杆3の上下方向中間部
には制御ユニット6を取付けている。上述の制御ユニッ
ト6のトップデッキ面には、検出開始指令を出力するス
タートボタン7と、平行検知時にのみ点灯するレディラ
ンプ(準備完了を報知する手段)8と、電源供給用に用
いる電源スイッチ9と、この電源スイッチ9のON時に
点灯する電源ランプ10と、測定を行なうタイヤの位置
(フロント右側、フロント左側、リヤ右側、リヤ左側の
各位置)を入力するタイヤ位置指示ボタン11…とを配
置している。
には制御ユニット6を取付けている。上述の制御ユニッ
ト6のトップデッキ面には、検出開始指令を出力するス
タートボタン7と、平行検知時にのみ点灯するレディラ
ンプ(準備完了を報知する手段)8と、電源供給用に用
いる電源スイッチ9と、この電源スイッチ9のON時に
点灯する電源ランプ10と、測定を行なうタイヤの位置
(フロント右側、フロント左側、リヤ右側、リヤ左側の
各位置)を入力するタイヤ位置指示ボタン11…とを配
置している。
【0035】さらに上述の制御ユニット6にはレベル印
字部12を備えたプリンタ13(図6参照)を内臓し、
このプリンタ13で用紙14に対して検出したタイヤ溝
深さ波形aをレベルL1,L2(図8参照)と共に印字
および印刷すべく構成し、図1に示す用紙14の繰出部
には用紙マニュアル切断用のロール紙カッタ15を取付
けている。
字部12を備えたプリンタ13(図6参照)を内臓し、
このプリンタ13で用紙14に対して検出したタイヤ溝
深さ波形aをレベルL1,L2(図8参照)と共に印字
および印刷すべく構成し、図1に示す用紙14の繰出部
には用紙マニュアル切断用のロール紙カッタ15を取付
けている。
【0036】ところで、上述の台車2の操作側となる背
面部には足当て板16を取付けて、操作者がこの足当て
板16を足で操作することにより、台車2が車両下部の
適正な位置へ容易に設置できるように構成している。一
方、上述の台車2の前方部を溝検出部17に設定してい
る。この溝検出部17は左右の立上りフランジ部18,
19間に平行かつ水平状に横架した2本の中空滑車構造
の回動ローラ20,20と、これら回動ローラ20,2
0間において水平方向に往復動(自走)可能に配設した
センサ部としての溝深さセンサ21と、この溝深さセン
サ21の自走時にタイヤとの距離が一定に確保されてい
るか否かを判別するために、上記回動ローラ20,20
の上下部に一直線に配置した平行検知センサ22とを備
えている。ここで、上述の各センサ21,22としては
例えば反射型光電センサを用い、センサ出力差により溝
深さ、平行度を検出する。
面部には足当て板16を取付けて、操作者がこの足当て
板16を足で操作することにより、台車2が車両下部の
適正な位置へ容易に設置できるように構成している。一
方、上述の台車2の前方部を溝検出部17に設定してい
る。この溝検出部17は左右の立上りフランジ部18,
19間に平行かつ水平状に横架した2本の中空滑車構造
の回動ローラ20,20と、これら回動ローラ20,2
0間において水平方向に往復動(自走)可能に配設した
センサ部としての溝深さセンサ21と、この溝深さセン
サ21の自走時にタイヤとの距離が一定に確保されてい
るか否かを判別するために、上記回動ローラ20,20
の上下部に一直線に配置した平行検知センサ22とを備
えている。ここで、上述の各センサ21,22としては
例えば反射型光電センサを用い、センサ出力差により溝
深さ、平行度を検出する。
【0037】図2は上述の溝検出部17の面をタイヤ面
に対して平行に保つ平行確保手段23を示す。但し、図
2においては片側の面の構成のみを示すが、反対側の面
についても同様に構成されている。この平行確保手段2
3は台車底板24上に、長孔25をもった支持ブラケッ
ト26を立設し、溝検出部17の本体ハウジング27に
突設したピン28を上記長孔25に対して前後動および
回動可能に挿入している。
に対して平行に保つ平行確保手段23を示す。但し、図
2においては片側の面の構成のみを示すが、反対側の面
についても同様に構成されている。この平行確保手段2
3は台車底板24上に、長孔25をもった支持ブラケッ
ト26を立設し、溝検出部17の本体ハウジング27に
突設したピン28を上記長孔25に対して前後動および
回動可能に挿入している。
【0038】また本体ハウジング27に形成したバネ係
止片29と、台車底板24に突設形成したバネ係止片3
0との間に引っ張りバネ31を張架して、本体ハウジン
グ27の両側に位置する2本の引っ張りバネ31によ
り、溝検出部17の面をタイヤの幅方向の面に対して平
行に保つように構成すると共に、上記各要素25,2
8,31により溝検出部17の面をタイヤの円周接線方
向に沿って平行に保つように構成している。
止片29と、台車底板24に突設形成したバネ係止片3
0との間に引っ張りバネ31を張架して、本体ハウジン
グ27の両側に位置する2本の引っ張りバネ31によ
り、溝検出部17の面をタイヤの幅方向の面に対して平
行に保つように構成すると共に、上記各要素25,2
8,31により溝検出部17の面をタイヤの円周接線方
向に沿って平行に保つように構成している。
【0039】さらに、上述の本体ハウジング27の前部
側面には、下端にローラ32が枢着された円柱状もしく
は円筒状の脚部33を配設し、この脚部33を本体ハウ
ジング27に形成された凹所34の上下の壁部35,3
5間に上下動可能に取付けると共に、脚部33に設けた
スプリングリテーナ36と上側の壁部35の下面との間
にスプリング37を張架して、この脚部33を常時下方
へバネ付勢している。
側面には、下端にローラ32が枢着された円柱状もしく
は円筒状の脚部33を配設し、この脚部33を本体ハウ
ジング27に形成された凹所34の上下の壁部35,3
5間に上下動可能に取付けると共に、脚部33に設けた
スプリングリテーナ36と上側の壁部35の下面との間
にスプリング37を張架して、この脚部33を常時下方
へバネ付勢している。
【0040】上記構成により本体ハウジング27の前部
に設定された溝検出部17の面は、自動車のタイヤが回
動ローラ20,20に当接した時、このタイヤの円周接
線方向と平行を確保すべくピン28を支点として前後動
および揺動すると共に、タイヤの幅方向の面に対する平
行を確保すべく左右の引っ張りバネ31およびスプリン
グの作用で図2上のクロス・ドット方向に揺動変位す
る。すなわち、上述の溝検出部17および本体ハウジン
グ27は台車2および台車底板24に対してX軸、Y
軸、Z軸の三次元方向に変位可能に構成されている。
に設定された溝検出部17の面は、自動車のタイヤが回
動ローラ20,20に当接した時、このタイヤの円周接
線方向と平行を確保すべくピン28を支点として前後動
および揺動すると共に、タイヤの幅方向の面に対する平
行を確保すべく左右の引っ張りバネ31およびスプリン
グの作用で図2上のクロス・ドット方向に揺動変位す
る。すなわち、上述の溝検出部17および本体ハウジン
グ27は台車2および台車底板24に対してX軸、Y
軸、Z軸の三次元方向に変位可能に構成されている。
【0041】図3、図4は溝深さセンサ21の自走構成
を示し、前述の立上りフランジ部18,19の対応位置
に設けられた左右の側板18a,19aにスクリュ38
とガイド軸29とを水平かつ平行に取付け、これら各要
素38,39上に上述の溝深さセンサ21を配設し、ス
クリュ38一端をモータ40の回転軸に連結して、モー
タ40の正逆駆動により上述の溝深さセンサ21を水平
方向に往復動(自走)すべく構成している。
を示し、前述の立上りフランジ部18,19の対応位置
に設けられた左右の側板18a,19aにスクリュ38
とガイド軸29とを水平かつ平行に取付け、これら各要
素38,39上に上述の溝深さセンサ21を配設し、ス
クリュ38一端をモータ40の回転軸に連結して、モー
タ40の正逆駆動により上述の溝深さセンサ21を水平
方向に往復動(自走)すべく構成している。
【0042】また一方の側板18aにはブラシ取付け板
41を介してブラシ42を取付け、このブラシ42でセ
ンサ部としての溝深さセンサ21のセンシング面21a
を払拭すべく構成している。なお、上記ブラシ42は植
毛構造のブラシに代えてフェルトその他の払拭部材を用
いてもよい。
41を介してブラシ42を取付け、このブラシ42でセ
ンサ部としての溝深さセンサ21のセンシング面21a
を払拭すべく構成している。なお、上記ブラシ42は植
毛構造のブラシに代えてフェルトその他の払拭部材を用
いてもよい。
【0043】さらに上述の溝深さセンサ21の一側面に
は送風口ハウジング43を一体的に取付け、このハウジ
ング43の上面には複数の送風口44を列状に開口形成
する一方、ハウジング43の下面には送風用のホース4
5を連通接続している。なお、この送風用のホース45
に対しては送風手段46(図6参照)から適宜圧力のエ
アが供給され、送風口44から吐出されるエアでタイヤ
外面に付着した塵埃、水滴を除去する。
は送風口ハウジング43を一体的に取付け、このハウジ
ング43の上面には複数の送風口44を列状に開口形成
する一方、ハウジング43の下面には送風用のホース4
5を連通接続している。なお、この送風用のホース45
に対しては送風手段46(図6参照)から適宜圧力のエ
アが供給され、送風口44から吐出されるエアでタイヤ
外面に付着した塵埃、水滴を除去する。
【0044】図5はハンドル杆3の前方に位置する1つ
の車輪1を制御するブレーキ手段を示し、ハンドル杆3
の内部に設けたローラ47と、台車底板24に設けたロ
ーラ48,49とを介してブレーキレバー5とブレーキ
ロッド50との間にブレーキワイヤ51を張架し、上述
のブレーキレバー5を図5の矢印方向に把持操作した
時、矢印方向に移動するブレーキワイヤ51を介して、
ブレーキロッド50を押下し、このロッド50下部のパ
ッド取付部52に取付けたブレーキパッド53を車輪1
の外周面に圧接して、この車輪1を制御(ブレーキン
グ)すべく構成している。
の車輪1を制御するブレーキ手段を示し、ハンドル杆3
の内部に設けたローラ47と、台車底板24に設けたロ
ーラ48,49とを介してブレーキレバー5とブレーキ
ロッド50との間にブレーキワイヤ51を張架し、上述
のブレーキレバー5を図5の矢印方向に把持操作した
時、矢印方向に移動するブレーキワイヤ51を介して、
ブレーキロッド50を押下し、このロッド50下部のパ
ッド取付部52に取付けたブレーキパッド53を車輪1
の外周面に圧接して、この車輪1を制御(ブレーキン
グ)すべく構成している。
【0045】ここで、上述のブレーキロッド50に一体
的に設けたスプリングリテーナ54と台車底板24の上
面との間にはリターンスプリング55を張架して、上述
のブレーキロッド50およびブレーキパッド53を常時
上方(非制動方向)へバネ付勢している。
的に設けたスプリングリテーナ54と台車底板24の上
面との間にはリターンスプリング55を張架して、上述
のブレーキロッド50およびブレーキパッド53を常時
上方(非制動方向)へバネ付勢している。
【0046】図6はタイヤ溝検出装置の制御回路を示
し、CPU60はスタートボタン7、電源スイッチ9、
タイヤ位置指示ボタン11、溝深さセンサ21、平行検
知センサ22からの必要な各種信号入力に基づいてRO
M56に格納されたプログラムに従って、レディランプ
8、電源ランプ10(図6では図示省略)、プリンタ1
3、モータ40、送風手段46、通信制御部58を駆動
制御し、またRAM57は検出されたタイヤ溝深さに相
当する波形データ、レベルL1,L2の印刷に必要なデ
ータ、タイヤ位置指示ボタン11により指示され印字に
必要なタイヤ位置を示すデータ等の必要なデータやマッ
プを記憶する。
し、CPU60はスタートボタン7、電源スイッチ9、
タイヤ位置指示ボタン11、溝深さセンサ21、平行検
知センサ22からの必要な各種信号入力に基づいてRO
M56に格納されたプログラムに従って、レディランプ
8、電源ランプ10(図6では図示省略)、プリンタ1
3、モータ40、送風手段46、通信制御部58を駆動
制御し、またRAM57は検出されたタイヤ溝深さに相
当する波形データ、レベルL1,L2の印刷に必要なデ
ータ、タイヤ位置指示ボタン11により指示され印字に
必要なタイヤ位置を示すデータ等の必要なデータやマッ
プを記憶する。
【0047】ここで、上述のレベル印字部12を備えた
プリンタ13は用紙14に対して検出されたタイヤ溝深
さの波形a(図8参照)をレベルL1,L2と共に印
字、印刷する。また上述の通信制御部58はセンタ側の
POS(Point Of Sales、販売時点情報管理装置)に対
して必要なデータの通信を行なう。
プリンタ13は用紙14に対して検出されたタイヤ溝深
さの波形a(図8参照)をレベルL1,L2と共に印
字、印刷する。また上述の通信制御部58はセンタ側の
POS(Point Of Sales、販売時点情報管理装置)に対
して必要なデータの通信を行なう。
【0048】さらに、上述のCPU60は、平行検出手
段としての平行検知センサ22が溝検出部17のタイヤ
に対する平行を検出した時、測定を許容する測定許容手
段(図7に示すフローチャートの第1ステップS1参
照)を兼ねる。このように構成したタイヤ溝検出装置の
作用を図7に示すフローチャートを参照して、以下に詳
述する。
段としての平行検知センサ22が溝検出部17のタイヤ
に対する平行を検出した時、測定を許容する測定許容手
段(図7に示すフローチャートの第1ステップS1参
照)を兼ねる。このように構成したタイヤ溝検出装置の
作用を図7に示すフローチャートを参照して、以下に詳
述する。
【0049】図1に示す台車2を可搬してその溝検出部
17の面を上下の回動ローラ20,20を介して自動車
にタイヤに当接すると、図2に示す平行確保手段23の
作用により、この溝検出部17は三次元方向に変位し
て、タイヤの幅方向の面およびタイヤの円周接線方向に
対して平行となる。
17の面を上下の回動ローラ20,20を介して自動車
にタイヤに当接すると、図2に示す平行確保手段23の
作用により、この溝検出部17は三次元方向に変位し
て、タイヤの幅方向の面およびタイヤの円周接線方向に
対して平行となる。
【0050】電源スイッチ9のONにより平行検知セン
サ22が作動すると、図7に示すフローチャートの第1
ステップS1で、CPU60は上述の溝検出部17の面
がタイヤに対して平行に配設されたか否かを上記平行検
知センサ22の出力により判定し、平行検出時(YES
判定時)にのみ次の第2ステップS2に移行する。
サ22が作動すると、図7に示すフローチャートの第1
ステップS1で、CPU60は上述の溝検出部17の面
がタイヤに対して平行に配設されたか否かを上記平行検
知センサ22の出力により判定し、平行検出時(YES
判定時)にのみ次の第2ステップS2に移行する。
【0051】上述の第2ステップS2で、CPU60は
レディランプ8を点灯し、スタートボタン7の押下を許
容条件に設定する。次の第3ステップS3で、CPU6
0はスタートボタン7が押下されてONになったか否か
を判定し、スタートボタン7のON時のみ次の第4ステ
ップS4に移行する。
レディランプ8を点灯し、スタートボタン7の押下を許
容条件に設定する。次の第3ステップS3で、CPU6
0はスタートボタン7が押下されてONになったか否か
を判定し、スタートボタン7のON時のみ次の第4ステ
ップS4に移行する。
【0052】この第4ステップS4で、CPU60は送
風手段46による送風を開示する。送風手段46が駆動
されると、ホース45から送風口ハウジング43に供給
されるエアが送風口44から吐出して、タイヤの外面に
付着している塵埃、水滴を除去する。
風手段46による送風を開示する。送風手段46が駆動
されると、ホース45から送風口ハウジング43に供給
されるエアが送風口44から吐出して、タイヤの外面に
付着している塵埃、水滴を除去する。
【0053】次に第5ステップS5で、CPU60はモ
ータ40を正転駆動する。モータ40が回転すると図3
に示す溝深さセンサ21はスクリュ38の回転によりガ
イド軸39で案内されつつ同図の実線矢印方向へ水平移
動し、タイヤ溝深さをその幅方向始端側から幅方向終端
側にかけて順次検出する。
ータ40を正転駆動する。モータ40が回転すると図3
に示す溝深さセンサ21はスクリュ38の回転によりガ
イド軸39で案内されつつ同図の実線矢印方向へ水平移
動し、タイヤ溝深さをその幅方向始端側から幅方向終端
側にかけて順次検出する。
【0054】次に第6ステップS6で、CPU60はモ
ータ40の回転数もしくは回転量を記憶する。次に第7
ステップS7で、CPU60は上述の溝深さセンサ21
からタイヤ溝の波形データを読取る。
ータ40の回転数もしくは回転量を記憶する。次に第7
ステップS7で、CPU60は上述の溝深さセンサ21
からタイヤ溝の波形データを読取る。
【0055】次に第8ステップS8で、CPU60はタ
イヤ溝の波形データに相当するタイヤ溝の波形a(図8
参照)をレベルL1,L2と併せて前述の用紙14にプ
リントアウトする。次に第9ステップS9で、CPU6
0は溝深さセンサ21からの出力が一定時間以上変化な
しか否か、換言すればタイヤの全幅の溝深さ検知が終了
したか否かを判定し、NO判定時には第4ステップS4
にリターンする一方、YES判定時には次の第10ステ
ップS10に移行する。
イヤ溝の波形データに相当するタイヤ溝の波形a(図8
参照)をレベルL1,L2と併せて前述の用紙14にプ
リントアウトする。次に第9ステップS9で、CPU6
0は溝深さセンサ21からの出力が一定時間以上変化な
しか否か、換言すればタイヤの全幅の溝深さ検知が終了
したか否かを判定し、NO判定時には第4ステップS4
にリターンする一方、YES判定時には次の第10ステ
ップS10に移行する。
【0056】上述の第10ステップS10で、CPU6
0は送風手段46の駆動を停止し、次の第11ステップ
S11で、CPU60は記憶した回転数もしくは回転量
に対応してモータ40を逆方向に回転させ、図3に示す
溝深さセンサ21を同図の点線矢印方向へ水平移動す
る。次に第12ステップS12で、CPU60はモータ
40の逆転量が先の正転量と等しくなった時点でモータ
40の回転を停止して、一連の処理を終了する。
0は送風手段46の駆動を停止し、次の第11ステップ
S11で、CPU60は記憶した回転数もしくは回転量
に対応してモータ40を逆方向に回転させ、図3に示す
溝深さセンサ21を同図の点線矢印方向へ水平移動す
る。次に第12ステップS12で、CPU60はモータ
40の逆転量が先の正転量と等しくなった時点でモータ
40の回転を停止して、一連の処理を終了する。
【0057】以上要するに、上述の溝深さセンサ21は
タイヤの溝深さを検出し、上述の出力部(プリンタ13
参照)は上記溝深さセンサ21で検出したタイヤの溝深
さを出力するが、少なくとも上述の溝深さセンサ21を
可動式台車2に配設したので、この溝深さセンサ21に
よりタイヤの接地部以外の非変形箇所を正確に検出する
ことができる効果がある。しかも、被検出タイヤを有す
る車両等を任意の箇所に停車させても、溝深さセンサ2
1を備えた可動式台車2の移動で、タイヤ位置とセンサ
位置とを容易に位置決め操作することができ、斯る操作
性の大幅な向上を図ることができる効果がある。
タイヤの溝深さを検出し、上述の出力部(プリンタ13
参照)は上記溝深さセンサ21で検出したタイヤの溝深
さを出力するが、少なくとも上述の溝深さセンサ21を
可動式台車2に配設したので、この溝深さセンサ21に
よりタイヤの接地部以外の非変形箇所を正確に検出する
ことができる効果がある。しかも、被検出タイヤを有す
る車両等を任意の箇所に停車させても、溝深さセンサ2
1を備えた可動式台車2の移動で、タイヤ位置とセンサ
位置とを容易に位置決め操作することができ、斯る操作
性の大幅な向上を図ることができる効果がある。
【0058】また、上述の平行確保手段23が溝深さセ
ンサ21を有する溝検出部17の面を、タイヤ面に対し
て平行に保つ。このため、タイヤ面とセンサ部相互間の
離間距離の一定化により、センサ出力の安定化を図るこ
とができ、より一層正確なタイヤ溝の検出を行なうこと
ができる効果がある。
ンサ21を有する溝検出部17の面を、タイヤ面に対し
て平行に保つ。このため、タイヤ面とセンサ部相互間の
離間距離の一定化により、センサ出力の安定化を図るこ
とができ、より一層正確なタイヤ溝の検出を行なうこと
ができる効果がある。
【0059】さらに、上述の平行確保手段23(より具
体的には要素31参照)は溝検出部17の面をタイヤの
幅方向の面に対して平行に保つので、タイヤの幅方向の
面とセンサとの間の距離を一定化して、正確な検出を行
なうことができる効果がある。
体的には要素31参照)は溝検出部17の面をタイヤの
幅方向の面に対して平行に保つので、タイヤの幅方向の
面とセンサとの間の距離を一定化して、正確な検出を行
なうことができる効果がある。
【0060】さらにまた、上述の平行確保手段23(よ
り具体的には各要素25,28,31参照)は溝検出部
17の面をタイヤの円周接線方向に沿って平行に保つの
で、タイヤの円周接線とセンサとの間の距離を略一定化
して、正確な検出を行なうことができる効果がある。
り具体的には各要素25,28,31参照)は溝検出部
17の面をタイヤの円周接線方向に沿って平行に保つの
で、タイヤの円周接線とセンサとの間の距離を略一定化
して、正確な検出を行なうことができる効果がある。
【0061】加えて、上述の溝検出部17に設けられた
平行検知センサ22はタイヤ面と溝検出部17の面とが
平行になったか否かを検出し、上述の測定許容手段(第
1ステップS1参照)は平行検出時において測定を許容
するので、平行が確保された条件下においてのみ測定が
許容される。この結果、常時正確なタイヤ溝深さの測定
検出を行なうことができる効果がある。
平行検知センサ22はタイヤ面と溝検出部17の面とが
平行になったか否かを検出し、上述の測定許容手段(第
1ステップS1参照)は平行検出時において測定を許容
するので、平行が確保された条件下においてのみ測定が
許容される。この結果、常時正確なタイヤ溝深さの測定
検出を行なうことができる効果がある。
【0062】また、上述のブレーキパット53は可動式
台車2の複数の車輪1…のうち少なくとも1つを制動停
止させるので、可動式台車2に搭載した溝検出部17の
面を、タイヤ面に対して平行となるように台車を操作す
る時、この可動式台車2の操作性の向上を図ることがで
きる効果がある。
台車2の複数の車輪1…のうち少なくとも1つを制動停
止させるので、可動式台車2に搭載した溝検出部17の
面を、タイヤ面に対して平行となるように台車を操作す
る時、この可動式台車2の操作性の向上を図ることがで
きる効果がある。
【0063】さらに、上述の出力部(プリンタ13参
照)に備えられたレベル印字部12は溝深さを示すレベ
ルL1,L2(図8参照)を印字出力するので、このレ
ベル印字との対比においてタイヤ磨耗度を容易に認識す
ることができ、認識性の向上を図ることができる効果が
ある。
照)に備えられたレベル印字部12は溝深さを示すレベ
ルL1,L2(図8参照)を印字出力するので、このレ
ベル印字との対比においてタイヤ磨耗度を容易に認識す
ることができ、認識性の向上を図ることができる効果が
ある。
【0064】しかも、上述のブラシ42は溝深さセンサ
21のセンシング面21aを払拭するので、常に良好な
センシング効果を維持することができる効果がある。ま
た、上述の溝検出部17に形成された送風口44から吐
出されるエアにより、タイヤ外面に付着した塵埃や水滴
を除去するので、タイヤ溝深さをより一層正確に検出す
ることができる効果がある。
21のセンシング面21aを払拭するので、常に良好な
センシング効果を維持することができる効果がある。ま
た、上述の溝検出部17に形成された送風口44から吐
出されるエアにより、タイヤ外面に付着した塵埃や水滴
を除去するので、タイヤ溝深さをより一層正確に検出す
ることができる効果がある。
【0065】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のセンサ部は、実施例の溝深さセン
サ21に対応し、以下同様に、出力部は、プリンタ13
に対応し、平行検出手段は、平行検知センサ22に対応
し、測定許容手段は、CPU制御による第1ステップS
1に対応し、ブレーキ手段は、ブレーキパッド53に対
応し、レベル印字手段は、レベル印字部12に対応し、
ブラシ手段は、ブラシ42に対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
において、この発明のセンサ部は、実施例の溝深さセン
サ21に対応し、以下同様に、出力部は、プリンタ13
に対応し、平行検出手段は、平行検知センサ22に対応
し、測定許容手段は、CPU制御による第1ステップS
1に対応し、ブレーキ手段は、ブレーキパッド53に対
応し、レベル印字手段は、レベル印字部12に対応し、
ブラシ手段は、ブラシ42に対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0066】例えば、上記ブレーキ手段は対角線上に位
置する2つの車輪1,1に設けてもよいことは勿論であ
る。
置する2つの車輪1,1に設けてもよいことは勿論であ
る。
【図1】本発明のタイヤ溝検出装置を示す概略斜視図。
【図2】平行確保手段の構成を示す側面図。
【図3】センサ部の自走構造を示す側面図。
【図4】図3のA−A線矢視断面図。
【図5】ブレーキ手段を示す系統図。
【図6】制御回路ブロック図。
【図7】タイヤ溝検出処理を示すフローチャート。
【図8】プリントアウトされた波形の一例を示す説明
図。
図。
【図9】従来のタイヤ溝検出装置の説明図。
1…車輪 2…台車 12…レベル印字部 13…プリンタ 17…溝検出部 21…溝深さセンサ 21a…センシング面 22…平行検知センサ 23…平行確保手段 42…ブラシ 44…送風口 53…ブレーキパッド S1…測定許容手段
Claims (9)
- 【請求項1】タイヤの溝深さを検出するセンサ部と、上
記センサ部で検出したタイヤの溝深さを出力する出力部
とを備えたタイヤ溝検出装置であって、少なくとも上記
センサ部を可動式台車に配設したタイヤ溝検出装置。 - 【請求項2】タイヤの溝深さを検出するセンサ部と、上
記センサ部で検出したタイヤの溝深さを出力する出力部
とを備え、少なくとも上記センサ部を可動式台車に配設
したタイヤ溝検出装置であって、上記センサ部を備えて
なる溝検出部の面を、タイヤ面に対して平行に保つ平行
確保手段を備えたタイヤ溝検出装置。 - 【請求項3】上記平行確保手段は溝検出部の面をタイヤ
の幅方向の面に対して平行に保つ請求項2記載のタイヤ
溝検出装置。 - 【請求項4】上記平行確保手段は溝検出部の面をタイヤ
の円周接線方向に沿って平行に保つ請求項2記載のタイ
ヤ溝検出装置。 - 【請求項5】上記溝検出部に設けられた平行検出手段
と、該平行検出手段が平行を検出した時、測定を許容す
る測定許容手段とを備えた請求項2記載のタイヤ溝検出
装置。 - 【請求項6】上記可動式台車の複数の車輪の少なくとも
1つにブレーキ手段を配設した請求項2記載のタイヤ溝
検出装置。 - 【請求項7】上記出力部には溝深さを示すレベルを印字
するレベル印字手段を備えた請求項2記載のタイヤ溝検
出装置。 - 【請求項8】上記センサ部のセンシング面を払拭するブ
ラシ手段を備えた請求項2記載のタイヤ溝検出装置。 - 【請求項9】上記溝検出部にはタイヤ外面に付着した塵
埃、水滴を除去する送風口が形成された請求項2記載の
タイヤ溝検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7224687A JPH0949719A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | タイヤ溝検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7224687A JPH0949719A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | タイヤ溝検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0949719A true JPH0949719A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16817663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7224687A Pending JPH0949719A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | タイヤ溝検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0949719A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1159596A1 (en) * | 1999-01-14 | 2001-12-05 | Imagemap, Inc. | Hand held probe for measuring tire tread wear |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP7224687A patent/JPH0949719A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1159596A1 (en) * | 1999-01-14 | 2001-12-05 | Imagemap, Inc. | Hand held probe for measuring tire tread wear |
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