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JPH0935170A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

Info

Publication number
JPH0935170A
JPH0935170A JP7178521A JP17852195A JPH0935170A JP H0935170 A JPH0935170 A JP H0935170A JP 7178521 A JP7178521 A JP 7178521A JP 17852195 A JP17852195 A JP 17852195A JP H0935170 A JPH0935170 A JP H0935170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
synchronization
signal
control unit
operation mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7178521A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yamamoto
雅弘 山本
Terue Matsumura
照恵 松村
Yoshiyuki Yokoajiro
義幸 横網代
Yoshio Horiike
良雄 堀池
Shinichi Nakane
伸一 中根
Yasuhiro Ban
泰浩 伴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7178521A priority Critical patent/JPH0935170A/ja
Publication of JPH0935170A publication Critical patent/JPH0935170A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同期合わせが失敗した際、早く、確実に復帰
させる。 【構成】 同期失敗測定手段A34は間欠的な同期合わ
せが予め定められた回数失敗するに至った回数をカウン
トしその回数が予め定められた回数に達した時、その旨
の信号を出力する。動作復帰手段A24は同期測定手段
A26の出力信号を受けると無線通信手段A5を「初期
同期合わせモード」に復帰させる。一方、動作復帰手段
A24は同期失敗測定手段A34からの出力信号を受け
ると無線通信手段A5を「スリープモード」に戻す。こ
こで、無線通信手段A5は動作復帰手段A24が機器の
動作を「初期同期合わせモード」に戻す場合にその旨を
T−NCU3を通じてデータ収集手段4に通報すること
もできるし、動作復帰手段A24が機器の動作を「スリ
ープモード」に戻す場合にその旨をT−NCU3を通じ
てデータ収集手段4に通報することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は間欠通信を行う無線通信
システムにおいて定期的な同期合わせ方法に関するもの
で、初期同期合わせもしくは通常の間欠的な同期合わせ
が失敗した際の復帰方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の無線通信システムを水道メータ等
の自動検針システム応用した場合の無線間欠通信の同期
合わせ失敗時の復帰方法について図6、図7を用いて説
明する。図6において1は流量値を測定したり、遠隔制
御を行う外部との通信機能を持ったメータである。2は
メータ1と接続され、無線通信機能を持つ無線通信手段
Bである。3は電話回線との通信を行うための電話回線
網制御装置(T−NCU)である。4はT−NCU3に
より電話回線を介して通信を行うデータ収集手段であ
る。5はT−NCU3と接続され無線通信手段B2と無
線通信を行う無線通信手段Aである。
【0003】ここで、無線通信手段B2と無線通信手段
A5はそれぞれメータ1とT−NCU3を内部に持つ構
成も考えられる。6は第1の動作モード制御部である。
7は第2の動作モード制御部である。8は第3の動作モ
ード制御部である。9は中央制御部である。10は無線
通信部である。11は起動信号検知手段である。第1の
動作モード制御部6、第2の動作モード制御部7、第3
の動作モード制御部8、中央制御部9、無線通信部1
0、起動信号検知手段11は無線通信手段A5の内部に
ある。12は第1の動作モード制御部である。13は第
2の動作モード制御部である。14は第3の動作モード
制御部である。15は中央制御部である。16は無線通
信部である。17は起動信号検知手段である。第1の動
作モード制御部12、第2の動作モード制御部13、第
3の動作モード制御部14、中央制御部15、無線通信
部16、起動信号検知手段17は無線通信手段B2の内
部にある。
【0004】図6において、無線通信手段A5と無線通
信手段B2は電源を投入した後第1の動作モード制御部
6や第1の動作モード制御部12によって第1の動作モ
ードとなる。この第1の動作モードは「スリープモー
ド」と呼ばれる。この「スリープモード」は相手側の無
線通信手段との無線通信を行う無線部並びにメータ1も
しくはT−NCU3との通信を行う有線部等の電源をす
べてOFFし超低消費電力動作状態である。この「スリ
ープモード」から無線通信手段A5と無線通信手段B2
はスイッチ等により第2の動作モード制御部7や第2の
動作モード制御部13によって第2の動作モードとな
る。スイッチ等の入力検出は起動信号検知手段11や起
動信号検知手段17により行われる。この第2の動作モ
ードは「初期同期合わせモード」と呼ばれる。この「初
期同期合わせモード」は無線通信手段A5と無線通信手
段B2間の無線通信の同期合わせを行うモードである。
例えば、無線通信手段A5は「初期同期合わせモード」
において無線通信部10により初期同期合わせ信号の連
続送信状態になる。一方、無線通信手段B2は「初期同
期合わせモード」において無線通信部16により連続受
信状態になる。無線通信手段A2は無線通信手段B5か
ら送られてくる初期同期合わせ信号を無線通信部16で
受信すると、その初期同期合わせ信号に対する応答信号
を無線通信部16から無線通信手段B5に送信した後第
3の動作モード制御部14によって第3の動作モードに
移行する。この第3の動作モードは「データ通信モー
ド」と呼ばれる。この無線通信手段B2の一連の動作は
中央制御部15により制御される。一方、無線通信手段
A5は無線通信手段B2に対して初期同期合わせ信号を
送信した後、無線通信手段B2から送られてくる初期同
期合わせ応答信号の受信待ちになる。
【0005】そして、初期同期合わせ応答信号を無線通
信部10で受信した後「データ通信モード」に移行す
る。この無線通信手段A5の一連の動作は中央制御部9
により制御される。「データ通信モード」では無線通信
部10と無線通信部16は間欠動作となる。すなわち、
無線通信部10と無線通信部16は定期的な時計合わせ
動作時やメータ1もしくはデータ収集手段4から通信が
開始されそのデータを相手側の無線通信手段に送信する
時のみ電源が投入され、それ以外は低電力動作となる。
この「データ通信モード」において、定期的な同期合わ
せ通信が失敗する場合が生じることがある。この場合、
同期合わせ通信を再度行いリカバーできればよいのだ
が、同期合わせ通信が連続してある一定回数失敗した場
合等は無線通信手段A5と無線通信手段B2の時計がず
れてしまい無線通信できなくなる。この場合は同期合わ
せ通信のNGとして無線通信手段A5はその旨をT−N
CU3を通じてデータ収集手段4に報知したのち「初期
同期合わせモード」に戻る。
【0006】次に、このような自動検針システムをより
具体的に図7を利用して説明する。図7において1は流
量値を測定したり、遠隔制御を行う外部との通信機能を
持ったメータである。2はメータ1と接続され、無線通
信機能を持つ無線通信手段Bである。3は電話回線との
通信を行うための電話回線網制御装置(T−NCU)で
ある。4はT−NCU3により電話回線を介して通信を
行うデータ収集手段である。5はT−NCU3と接続さ
れ無線通信手段B2と無線通信を行う無線通信手段Aで
ある。
【0007】ここで、無線通信手段B2と無線通信手段
A5はそれぞれメータ1とT−NCU3を内部に持つ構
成も考えられる。18は予め定められた時間を計測し計
測が終了する毎にその旨の信号を出力するタイマーAで
ある。19は無線送受信を行う無線送受信手段Aであ
る。20はキャリアの有無を判定しその結果を出力する
キャリア判定手段である。21は予め定められた一定回
数をカウントするカウンターAである。22は同期合わ
せ信号が保存してある同期信号記憶手段である。23は
同期合わせ信号に対する相手側からの応答信号を解析す
る同期応答信号判定手段である。24は機器の動作をリ
セットし初期状態に戻す動作復帰手段Aである。25は
無線通信手段A5の一連の動作を制御する制御手段Aで
ある。26は同期合わせが失敗した回数等を測定する同
期測定手段Aである。
【0008】ここで、タイマーA18、無線送受信手段
A19、キャリア判定手段20、同期信号記憶手段2
2、同期応答信号判定手段23、制御手段A25、同期
測定手段A26は無線通信手段A5の内部にある。ま
た、動作復帰手段A24は制御手段A25の内部にあ
り、カウンターA21は同期測定手段A26の内部にあ
る。27は予め定められた時間を計測し計測が終了する
毎にその旨の信号を出力するタイマーBである。28は
機器の動作をリセットし初期状態に戻す動作復帰手段B
である。29は無線送受信を行う無線送受信手段Bであ
る。30は相手側から送られてくる同期合わせ信号を解
析する同期信号判定手段である。31は予め定められた
一定回数をカウントするカウンターBである。32は無
線通信手段B2の一連の動作を制御する制御手段Bであ
る。33は同期合わせが失敗した回数等を測定する同期
測定手段Bである。
【0009】ここで、タイマーB27、無線送受信手段
B29、同期信号判定手段30、制御手段B32、同期
測定手段B33は無線通信手段B2の内部にある。ま
た、動作復帰手段B28は制御手段B32の内部にあ
り、カウンターB31は同期測定手段B33の内部にあ
る。
【0010】図7において、無線通信手段A5と無線通
信手段B2は電源を投入した後「スリープモード」とな
る。この「スリープモード」から無線通信手段A5と無
線通信手段B2はスイッチ等により「初期同期合わせモ
ード」に移行する。これは、まだ無線通信手段A5と無
線通信手段B2のお互いの同期が取れていないので最初
の同期合わせを行う動作である。無線通信手段A5は動
作復帰後タイマーA18を起動する。タイマーA18は
予め定められた時間を計測し計測が終了する毎にその旨
の信号を出力する。ここでは予め定められた時間を5秒
とする。キャリア判定手段20はタイマーA18が出力
した信号を受けて今から通信を行う周波数が他のシステ
ムに利用されているかどうかを調べる。すなわち、通信
を行う周波数の電波の有無を調べる。これを「キャリア
センス」という。キャリア判定手段20はキャリアセン
スの結果を出力する。無線送受信手段A19はキャリア
判定手段20が「電波なし」の旨の信号を出力した場合
に同期信号記憶手段22に記憶してある初期同期合わせ
信号をアンテナから送信する。送信後、無線送受信手段
A19は相手側からの初期同期合わせ応答信号を受信す
るための受信状態に移行する。
【0011】この時、キャリア判定手段20は初期同期
合わせ応答信号が相手側から送信されているかをキャリ
アセンスによって調べる。キャリアセンスの結果キャリ
ア判定手段20が「電波あり」と判定した場合に無線送
受信手段A19は初期同期合わせ応答信号を受信し、そ
の受信データを同期応答信号判定手段23に出力する。
同期応答信号判定手段23はその受信データを解析し正
しいかどうか判断する。受信データが正しい場合、同期
応答信号判定手段23はその旨の信号を出力する。制御
手段A25は同期応答信号判定手段23の出力を受けて
無線通信手段A5の「初期同期合わせモード」を終了し
「データ通信モード」に移行する。
【0012】この時、制御手段A25はタイマーA18
の計測時間を5秒から別の時間に変更する。ここで、こ
の別の時間を10分とする。キャリア判定手段20が初
期同期合わせ信号送信前のキャリアセンスで「電波あ
り」と判断して初期同期合わせ信号を送信できなかった
場合、キャリア判定手段20が初期同期合わせ応答信号
受信前のキャリアセンスで「電波なし」と判断した場
合、同期応答信号判定手段23が受信データが正しい初
期同期合わせ応答信号でないと判断した場合は、制御手
段A25は初期同期合わせ動作を再び繰り返す。すなわ
ち、タイマーA18が5秒毎に出力する信号をうけてキ
ャリアセンスからの一連の動作を繰り返す。
【0013】次に、無線通信手段B2の「初期同期合わ
せモード」について説明する。無線通信手段B2は動作
復帰後無線送受信手段B29を連続受信状態にして相手
側、すなわち無線通信手段A5から送られてくる初期同
期合わせ信号の受信体制になる。無線送受信手段B29
は初期同期合わせ信号を受信するとその受信データを同
期信号判定手段30に出力する。同期信号判定手段30
はその受信データが正しいかどうか解析する。そしてそ
の結果を含んだ初期同期合わせ応答信号を作成し無線送
受信手段B29から送信する。同期信号判定手段30が
無線送受信手段B29が受信した初期同期合わせ信号が
正しいと判断した場合、無線通信手段B2は初期同期合
わせ応答信号送信後「初期同期合わせモード」を終了し
「データ通信モード」に移行する。
【0014】この時、制御手段B32はタイマーB27
を起動させる。タイマーB27は予め定められた時間の
測定を開始する。この予め定められた時間は無線通信手
段A5のタイマーA18が初期同期合わせ終了後に計測
する時間と等しいとし、ここでは10分とする。同期信
号判定手段30が無線送受信手段B29が受信した初期
同期合わせ信号が正しくないと判断した場合、無線通信
手段B2は初期同期合わせ応答信号送信後再び連続受信
動作となり無線通信手段A5から送られてくる次の初期
同期合わせ信号を待つ。
【0015】次に、「初期同期合わせモード」が終了し
た後の「データ通信モード」について説明する。ここで
は、間欠動作は10分毎に同期合わせを行うものとす
る。無線通信手段A5のタイマーA18は10分を繰り
返し計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力す
る。キャリア判定手段20はタイマーA18が出力した
信号を受けてキャリアセンスを行いその結果を出力す
る。無線送受信手段A19はキャリア判定手段20が
「電波なし」の旨の信号を出力した場合に同期信号記憶
手段22に記憶してある同期合わせ信号をアンテナから
送信する。送信後、無線送受信手段A19は相手側から
の同期合わせ応答信号を受信するための受信状態に移行
する。
【0016】この時、キャリア判定手段20は同期合わ
せ応答信号が相手側から送信されているかをキャリアセ
ンスによって調べる。キャリアセンスの結果キャリア判
定手段20が「電波あり」と判定した場合に無線送受信
手段A19は同期合わせ応答信号を受信し、その受信デ
ータを同期応答信号判定手段23に出力する。同期応答
信号判定手段23はその受信データを解析し正しいかど
うか判断する。受信データが正しい場合、同期応答信号
判定手段23はその旨の信号を出力する。制御手段A2
5は同期応答信号判定手段23の出力を受けて無線通信
手段A5の無線通信動作を終了し次のタイマーA18の
計測終了の出力待ちになる。キャリア判定手段20が同
期合わせ信号送信前のキャリアセンスで「電波あり」と
判断して同期合わせ信号を送信できなかった場合、キャ
リア判定手段20が同期合わせ応答信号受信前のキャリ
アセンスで「電波なし」と判断した場合、同期応答信号
判定手段23が受信データが正しい同期合わせ応答信号
でないと判断した場合は、キャリア判定手段20並びに
同期応答信号判定手段23はその旨の信号を同期測定手
段A26の内部のカウンターA21に出力する。カウン
ターA21はキャリア判定手段20または同期応答信号
判定手段23からの出力信号を受ける度にその回数をカ
ウントする。
【0017】すなわち、カウンターA21は10分毎の
同期合わせが正常に行われなかった回数をカウントする
こととなる。ここで、同期合わせが正常に終了した場合
は同期応答信号判定手段23はその旨の信号を同期測定
手段A26に出力し同期測定手段A26はカウンターA
21のそれまでのカウントをクリアすることとなる。同
期測定手段A26はカウンターA21のカウントが予め
定められた回数に達するとその旨の信号を制御手段A2
5内部の動作復帰手段A24に出力する。動作復帰手段
A24は同期測定手段A26の出力信号を受けると無線
通信手段A5を「初期同期合わせモード」に復帰させ
る。
【0018】つまり、10分毎の同期合わせが連続して
一定回数正常に行われなかった場合は「初期同期合わせ
モード」に戻ることとなる。ここで、初期同期合わせ動
作に戻る前に同期補正失敗の旨をT−NCU3を通じて
データ収集手段4に報知することもできる。この報知の
方法においては、「初期同期合わせモード」に戻ると同
時に報知することもできるし、「初期同期合わせモー
ド」に戻る以前に報知することもできる。すなわち、カ
ウンターA21のカウントが予め定められた第1の回数
に達した時にT−NCU3を通じてデータ収集手段4に
報知し、その後もカウンターA21はカウントを続けカ
ウントが第1の回数よりも大きい予め定められた第2の
回数に達した時に「初期同期合わせモード」に戻るよう
にすることもできる。
【0019】次に、無線通信手段B2の「データ通信モ
ード」について説明する。初期同期合わせ終了後、無線
通信手段B2ではタイマーB27が10分間を繰り返し
計測している。タイマーB27は10分の計測が終了す
る毎にその旨の信号を出力する。無線送受信手段B29
はタイマーB27の出力信号を受けると受信状態に移行
し、相手側すなわち無線通信手段A5からの同期合わせ
信号を受信する。無線送受信手段B29は同期合わせ信
号を受信するとその受信データを同期信号判定手段30
に出力する。同期信号判定手段30はその受信データが
正しいかどうか解析する。そしてその結果を含んだ同期
合わせ応答信号を作成し無線送受信手段B29から送信
する。同期信号判定手段30が無線送受信手段B29が
受信した同期合わせ信号が正しいと判断した場合その旨
の信号を出力する。制御手段B32は同期信号判定手段
30の出力を受けて無線通信手段B2の無線通信動作を
終了し次のタイマーB27の計測終了の出力待ちにな
る。同期信号判定手段30が無線送受信手段B29が受
信した同期合わせ信号が正しくないと判断した場合も無
線通信手段B2は同期合わせ応答信号送信後間欠動作と
なる。
【0020】一方、同期信号判定手段30は無線送受信
手段B29が受信した同期合わせ信号が正しくない場合
や、無線送受信手段B29が同期合わせ信号を受信でき
なかった場合もその旨の信号を出力する。同期測定手段
B33の内部のカウンターB31は同期信号判定手段3
0からの出力信号を受ける度にその回数をカウントす
る。すなわち、カウンターB31は10分毎の同期合わ
せが正常に行われなかった回数をカウントすることとな
る。ここで、同期合わせが正常に終了した場合は同期信
号判定手段30はその旨の信号を同期測定手段B33に
出力し同期測定手段B33はカウンターB31のそれま
でのカウントをクリアすることとなる。同期測定手段B
33はカウンターB31のカウントが予め定められた回
数に達するとその旨の信号を制御手段B32内部の動作
復帰手段B28に出力する。動作復帰手段B28は同期
測定手段B33の出力信号を受けると無線通信手段B2
を「初期同期合わせモード」に復帰させる。つまり、1
0分毎の同期合わせが連続して一定回数正常に行われな
かった場合は「初期同期合わせモード」に戻り無線通信
手段B2は連続受信状態となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、「データ通信モード」における10分ごと
の同期合わせが複数回失敗した場合の対処に問題があ
る。すなわち、10分毎の同期合わせが複数回失敗する
場合は明らかに電波伝搬状況が異常な環境に機器がおか
れているということである。この場合、むやみに10分
毎の同期合わせが失敗したら「初期同期合わせモード」
からやり直すという従来の方式では再び同期合わせ不能
状態に陥る可能性が大きく電流のムダ遣いとなる。ま
た、このような電波伝搬状況が悪い環境下においては初
期同期合わせすら正常に終了しない場合も考えらる。こ
の場合、無線通信手段B2は初期同期合わせ応答信号を
送信した後「データ通信モード」に移行するが、無線通
信手段A5はその初期同期合わせ応答信号を受信できず
に「初期同期合わせモード」のままであることも考えら
れる。こうなると、無線通信手段B2と無線通信手段A
5のモードが異なり通信ができなくなるという問題があ
った。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の無線通信システムは、お互いに無線通信を行う
無線通信手段A及びBは無線によりデータ通信する無線
通信部と、前記無線通信部を起動する起動信号検知手段
と、前記起動信号検知手段を動作状態にし前記無線通信
部を非動作状態にする第1の動作モード制御部と、起動
信号検知後は無線通信手段AとBの間の間欠通信のため
の初期同期合わせを行う第2の動作モード制御部と、初
期同期合わせ終了後は予め定められた時間毎に間欠的に
同期補正を行う第3の動作モード制御部と、前記各部を
制御する中央制御部とから成り、前記中央制御部は前記
第3の動作モード制御部における同期補正が予め定めら
れた第1の時間あるいは第1の回数失敗した時にはその
旨を記憶すると共に前記第2の動作モード制御部を作動
させ、さらに前記第3の動作モード制御部における同期
補正の予め定められた第1の時間あるいは第1の回数の
失敗が予め定められた第2の時間あるいは第2の回数に
達した時には前記第1の動作モード制御部を作動させる
構成としてある。
【0023】また、中央制御部は第3の動作モード制御
部における同期補正が予め定められた第1の時間あるい
は第1の回数失敗した時にはその旨を記憶しかつ同期補
正失敗の旨を回線端末装置に通報すると共に第2の動作
モード制御部を作動させる構成とすることもできる。
【0024】さらに、中央制御部は第3の動作モード制
御部における同期補正の予め定められた第1の時間ある
いは第1の回数の失敗が予め定められた第2の回数ある
いは第2の時間に達した時には同期補正失敗の旨を回線
端末装置に通報すると共に第1の動作モード制御部を作
動させる構成とすることもできる。
【0025】さらに、無線通信を行う無線通信手段A
と、前記無線通信手段Aとの間で無線によりデータ通信
すると共に回線端末装置との情報伝送を行う無線通信手
段Bを有し、前記無線通信手段A及びBは無線によりデ
ータ通信する無線通信部と、前記無線通信部を起動する
起動信号検知手段と、前記起動信号検知手段を動作状態
にし前記無線通信部を非動作状態にする第1の動作モー
ド制御部と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間
の間欠通信のための初期同期合わせを行う第2の動作モ
ード制御部と、初期同期合わせ終了後は予め定められた
時間毎に間欠的に同期補正を行う第3の動作モード制御
部と、前記各部を制御する中央制御部とから成り、前記
無線通信手段Bが有する中央制御部は第3の動作モード
制御部における同期補正が予め定められた時間あるいは
回数失敗した後の動作を回線端末装置側からの通信に載
せられた情報によって決定する構成とすることもでき
る。
【0026】さらに、無線通信手段Aが有する中央制御
部は第3の動作モード制御部における同期補正が予め定
められた時間あるいは回数失敗した後の動作を無線通信
手段Bからの無線通信に載せられた情報によって決定す
る構成とすることもできる。
【0027】さらに、お互いに無線通信を行う無線通信
手段A及びBは無線によりデータ通信する無線通信部
と、前記無線通信部を起動する起動信号検知手段と、前
記起動信号検知手段を動作状態にし前記無線通信部を非
動作状態にする第1の動作モード制御部と、起動信号検
知後は無線通信手段AとBの間の間欠通信のための初期
同期合わせを行う第2の動作モード制御部と、初期同期
合わせ終了後は予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う第3の動作モード制御部と、前記各部を制御す
る中央制御部とから成り、前記中央制御部は第3の動作
モードにおいて相手側からの第2の動作モードの初期同
期合わせ通信の信号を受信した時はその時点を初期同期
合わせ終了とみなし前記第3の動作モード制御部を再ス
タートさせる構成とすることもできる。
【0028】
【作用】本発明は上記構成によって、無線部の動作を停
止し起動信号の検知待ちの状態から起動信号を検知する
と無線部を動作させて初期同期合わせを行う状態にな
り、初期同期合わせが終了すると予め定められた時間毎
に間欠的に同期補正を行う状態になり、その同期補正が
予め定められた第1の時間または第1の回数以上失敗し
た場合は無線部の動作を停止し再び初期同期合わせを行
い、同期補正の失敗現象が予め定められた第2の時間ま
たは第2の回数発生した時には起動信号検知待ちの状態
に自動的に戻るものである。
【0029】また、無線部の動作を停止し起動信号の検
知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作さ
せて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わせ
が終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補正
を行う状態になり、その同期補正が予め定められた第1
の時間または第1の回数以上失敗した場合は無線部の動
作を停止しその旨を電話回線を通じて通報すると共に再
び初期同期合わせを行い、同期補正の失敗現象が予め定
められた第2の時間または第2の回数発生した時には起
動信号検知待ちの状態に自動的に戻るものである。
【0030】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正が予め定められた第
1の時間または第1の回数以上失敗した場合は無線部の
動作を停止し再び初期同期合わせを行い、同期補正の失
敗現象が予め定められた第2の時間または第2の回数発
生した時にはその旨を電話回線を通じて通報すると共に
起動信号検知待ちの状態に自動的に戻るものである。
【0031】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正が予め定められた時
間または回数失敗した時の回線端末装置に接続されてい
る側の機器の動作は電話回線を通じたセンターからの指
示に基づいて決められるものである。
【0032】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正が予め定められた時
間または回数失敗した時のメータに接続されている側の
機器の動作は回線端末装置に接続されている側の機器か
らの間欠的な同期補正信号に含まれる情報に基づいて決
められるものである。
【0033】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、回線端末装置に接続されている側
の機器とメータに接続されている機器の一方が初期同期
合わせを行う状態であり、他方が間欠的に同期補正を行
う状態である場合に間欠的に同期補正を行う状態の機器
が初期同期合わせを行う状態の機器からの初期同期合わ
せ信号を受信した時は間欠タイミングをリセットスター
トするものである。
【0034】
【実施例】以下本発明を水道メータ等の自動検針システ
ムに応用した場合の実施例を図1〜図5を参照して説明
する。
【0035】図1において、1は流量値を測定したり、
遠隔制御を行う外部との通信機能を持ったメータであ
る。2はメータ1と接続され、無線通信機能を持つ無線
通信手段Bである。3は電話回線との通信を行うための
電話回線網制御装置(T−NCU)である。4はT−N
CU3により電話回線を介して通信を行うデータ収集手
段である。5はT−NCU3と接続され無線通信手段B
2と無線通信を行う無線通信手段Aである。ここで、無
線通信手段B2と無線通信手段A5はそれぞれメータ1
とT−NCU3を内部に持つ構成も考えられる。6は第
1の動作モード制御部である。7は第2の動作モード制
御部である。8は第3の動作モード制御部である。9は
中央制御部である。10は無線通信部である。11は起
動信号検知手段である。第1の動作モード制御部6、第
2の動作モード制御部7、第3の動作モード制御部8、
中央制御部9、無線通信部10、起動信号検知手段11
は無線通信手段A5の内部にある。12は第1の動作モ
ード制御部である。13は第2の動作モード制御部であ
る。14は第3の動作モード制御部である。15は中央
制御部である。16は無線通信部である。17は起動信
号検知手段である。第1の動作モード制御部12、第2
の動作モード制御部13、第3の動作モード制御部1
4、中央制御部15、無線通信部16、起動信号検知手
段17は無線通信手段B2の内部にある。
【0036】第1の実施例の図1において、無線通信手
段A5と無線通信手段B2は電源を投入した後第1の動
作モード制御部6や第1の動作モード制御部12によっ
て第1の動作モードとなる。この第1の動作モードは
「スリープモード」と呼ばれる。この「スリープモー
ド」は相手側の無線通信手段との無線通信を行う無線部
並びにメータ1もしくはT−NCU3との通信を行う有
線部等の電源をすべてOFFし超低消費電力動作状態で
ある。この「スリープモード」から無線通信手段A5と
無線通信手段B2はスイッチ等により第2の動作モード
制御部7や第2の動作モード制御部13によって第2の
動作モードとなる。スイッチ等の入力検出は起動信号検
知手段11や起動信号検知手段17により行われる。こ
の第2の動作モードは「初期同期合わせモード」と呼ば
れる。この「初期同期合わせモード」は無線通信手段A
5と無線通信手段B2間の無線通信の同期合わせを行う
モードである。
【0037】例えば、無線通信手段A5は「初期同期合
わせモード」において無線通信部10により初期同期合
わせ信号の連続送信状態になる。一方、無線通信手段B
2は「初期同期合わせモード」において無線通信部16
により連続受信状態になる。無線通信手段A2は無線通
信手段B5から送られてくる初期同期合わせ信号を無線
通信部16で受信すると、その初期同期合わせ信号に対
する応答信号を無線通信部16から無線通信手段B5に
送信した後第3の動作モード制御部14によって第3の
動作モードに移行する。この第3の動作モードは「デー
タ通信モード」と呼ばれる。この無線通信手段B2の一
連の動作は中央制御部15により制御される。
【0038】一方、無線通信手段A5は無線通信手段B
2に対して初期同期合わせ信号を送信した後、無線通信
手段B2から送られてくる初期同期合わせ応答信号の受
信待ちになる。そして、初期同期合わせ応答信号を無線
通信部10で受信した後「データ通信モード」に移行す
る。この無線通信手段A5の一連の動作は中央制御部9
により制御される。「データ通信モード」では無線通信
部10と無線通信部16は間欠動作となる。すなわち、
無線通信部10と無線通信部16は定期的な時計合わせ
動作時やメータ1もしくはデータ収集手段4から通信が
開始されそのデータを相手側の無線通信手段に送信する
時のみ電源が投入され、それ以外は低電力動作となる。
この「データ通信モード」において、定期的な同期合わ
せ通信が失敗する場合が生じることがある。
【0039】この場合、同期合わせ通信を再度行いリカ
バーできればよいのだが、同期合わせ通信が連続してあ
る一定回数失敗した場合等は無線通信手段A5と無線通
信手段B2の時計がずれてしまい無線通信できなくな
る。この場合は同期合わせ通信のNGとして無線通信手
段A5と無線通信手段B2は同期合わせ不能の旨を記憶
しお互い「初期同期合わせモード」に戻り再び初期同期
合わせを行う。このような動作を繰り返す中で、「デー
タ通信モード」での同期合わせ不能回数が予め定められ
た回数に達した場合、無線通信手段A5と無線通信手段
B2は「スリープモード」に戻る。
【0040】次に、このような第1の実施例の自動検針
システムをより具体的に図2を利用して説明する。図2
においては、図1のT−NCU3、データ収集手段4、
メータ5は省略してある。図2において、2はメータ側
の無線通信機能を持つ無線通信手段Bである。5は電話
回線に接続され無線通信手段B2と無線通信を行う無線
通信手段Aである。18は予め定められた時間を計測し
計測が終了する毎にその旨の信号を出力するタイマーA
である。19は無線送受信を行う無線送受信手段Aであ
る。20はキャリアの有無を判定しその結果を出力する
キャリア判定手段である。21は予め定められた一定回
数をカウントするカウンターAである。22は同期合わ
せ信号が保存してある同期信号記憶手段である。23は
同期合わせ信号に対する相手側からの応答信号を解析す
る同期応答信号判定手段である。24は機器の動作を変
化させる動作復帰手段Aである。25は無線通信手段A
5の一連の動作を制御する制御手段Aである。26は同
期合わせが失敗した回数等を測定する同期測定手段Aで
ある。34は同期合わせ不能に陥った回数を測定する同
期失敗測定手段Aである。
【0041】ここで、タイマーA18、無線送受信手段
A19、キャリア判定手段20、同期信号記憶手段2
2、同期応答信号判定手段23、制御手段A25、同期
測定手段A26、同期失敗測定手段A34は無線通信手
段A5の内部にある。また、動作復帰手段A24は制御
手段A25の内部にあり、カウンターA21は同期測定
手段A26の内部にある。27は予め定められた時間を
計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力するタイ
マーBである。28は機器の動作をリセットし初期状態
に戻す動作復帰手段Bである。29は無線送受信を行う
無線送受信手段Bである。30は相手側から送られてく
る同期合わせ信号を解析する同期信号判定手段である。
31は予め定められた一定回数をカウントするカウンタ
ーBである。32は無線通信手段B2の一連の動作を制
御する制御手段Bである。33は同期合わせが失敗した
回数等を測定する同期測定手段Bである。35は同期合
わせ不能に陥った回数を測定する同期失敗測定手段Bで
ある。
【0042】ここで、タイマーB27、無線送受信手段
B29、同期信号判定手段30、制御手段B32、同期
測定手段B33、同期失敗測定手段B35は無線通信手
段B2の内部にある。また、動作復帰手段B28は制御
手段B32の内部にあり、カウンターB31は同期測定
手段B33の内部にある。
【0043】図2において、無線通信手段A5と無線通
信手段B2は電源を投入した後「スリープモード」とな
る。この「スリープモード」から無線通信手段A5と無
線通信手段B2はスイッチ等により「初期同期合わせモ
ード」に移行する。これは、まだ無線通信手段A5と無
線通信手段B2のお互いの同期が取れていないので最初
の同期合わせを行う動作である。無線通信手段A5は動
作復帰後タイマーA18を起動する。タイマーA18は
予め定められた時間を計測し計測が終了する毎にその旨
の信号を出力する。ここでは予め定められた時間を5秒
とする。キャリア判定手段20はタイマーA18が出力
した信号を受けて今から通信を行う周波数が他のシステ
ムに利用されているかどうかを調べる。
【0044】すなわち、通信を行う周波数の電波の有無
を調べる。これを「キャリアセンス」という。キャリア
判定手段20はキャリアセンスの結果を出力する。無線
送受信手段A19はキャリア判定手段20が「電波な
し」の旨の信号を出力した場合に同期信号記憶手段22
に記憶してある初期同期合わせ信号をアンテナから送信
する。送信後、無線送受信手段A19は相手側からの初
期同期合わせ応答信号を受信するための受信状態に移行
する。この時、キャリア判定手段20は初期同期合わせ
応答信号が相手側から送信されているかをキャリアセン
スによって調べる。キャリアセンスの結果キャリア判定
手段20が「電波あり」と判定した場合に無線送受信手
段A19は初期同期合わせ応答信号を受信し、その受信
データを同期応答信号判定手段23に出力する。同期応
答信号判定手段23はその受信データを解析し正しいか
どうか判断する。受信データが正しい場合、同期応答信
号判定手段23はその旨の信号を出力する。制御手段A
25は同期応答信号判定手段23の出力を受けて無線通
信手段A5の「初期同期合わせモード」を終了し「デー
タ通信モード」に移行する。
【0045】この時、制御手段A25はタイマーA18
の計測時間を5秒から別の時間に変更する。ここで、こ
の別の時間を10分とする。キャリア判定手段20が初
期同期合わせ信号送信前のキャリアセンスで「電波あ
り」と判断して初期同期合わせ信号を送信できなかった
場合、キャリア判定手段20が初期同期合わせ応答信号
受信前のキャリアセンスで「電波なし」と判断した場
合、同期応答信号判定手段23が受信データが正しい初
期同期合わせ応答信号でないと判断した場合は、制御手
段A25は初期同期合わせ動作を再び繰り返す。すなわ
ち、タイマーA18が5秒毎に出力する信号をうけてキ
ャリアセンスからの一連の動作を繰り返す。次に、無線
通信手段B2の「初期同期合わせモード」について説明
する。無線通信手段B2は動作復帰後無線送受信手段B
29を連続受信状態にして相手側、すなわち無線通信手
段A5から送られてくる初期同期合わせ信号の受信体制
になる。無線送受信手段B29は初期同期合わせ信号を
受信するとその受信データを同期信号判定手段30に出
力する。同期信号判定手段30はその受信データが正し
いかどうか解析する。そしてその結果を含んだ初期同期
合わせ応答信号を作成し無線送受信手段B29から送信
する。同期信号判定手段30が無線送受信手段B29が
受信した初期同期合わせ信号が正しいと判断した場合、
無線通信手段B2は初期同期合わせ応答信号送信後「初
期同期合わせモード」を終了し「データ通信モード」に
移行する。
【0046】この時、制御手段B32はタイマーB27
を起動させる。タイマーB27は予め定められた時間の
測定を開始する。この予め定められた時間は無線通信手
段A5のタイマーA18が初期同期合わせ終了後に計測
する時間と等しいとし、ここでは10分とする。同期信
号判定手段30が無線送受信手段B29が受信した初期
同期合わせ信号が正しくないと判断した場合、無線通信
手段B2は初期同期合わせ応答信号送信後再び連続受信
動作となり無線通信手段A5から送られてくる次の初期
同期合わせ信号を待つ。
【0047】次に、「初期同期合わせモード」が終了し
た後の「データ通信モード」について説明する。ここで
は、間欠動作は10分毎に同期合わせを行うものとす
る。無線通信手段A5のタイマーA18は10分を繰り
返し計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力す
る。キャリア判定手段20はタイマーA18が出力した
信号を受けてキャリアセンスを行いその結果を出力す
る。無線送受信手段A19はキャリア判定手段20が
「電波なし」の旨の信号を出力した場合に同期信号記憶
手段22に記憶してある同期合わせ信号をアンテナから
送信する。送信後、無線送受信手段A19は相手側から
の同期合わせ応答信号を受信するための受信状態に移行
する。
【0048】この時、キャリア判定手段20は同期合わ
せ応答信号が相手側から送信されているかをキャリアセ
ンスによって調べる。キャリアセンスの結果キャリア判
定手段20が「電波あり」と判定した場合に無線送受信
手段A19は同期合わせ応答信号を受信し、その受信デ
ータを同期応答信号判定手段23に出力する。同期応答
信号判定手段23はその受信データを解析し正しいかど
うか判断する。受信データが正しい場合、同期応答信号
判定手段23はその旨の信号を出力する。制御手段A2
5は同期応答信号判定手段23の出力を受けて無線通信
手段A5の無線通信動作を終了し次のタイマーA18の
計測終了の出力待ちになる。キャリア判定手段20が同
期合わせ信号送信前のキャリアセンスで「電波あり」と
判断して同期合わせ信号を送信できなかった場合、キャ
リア判定手段20が同期合わせ応答信号受信前のキャリ
アセンスで「電波なし」と判断した場合、同期応答信号
判定手段23が受信データが正しい同期合わせ応答信号
でないと判断した場合は、キャリア判定手段20並びに
同期応答信号判定手段23はその旨の信号を同期測定手
段A26の内部のカウンターA21に出力する。カウン
ターA21はキャリア判定手段20または同期応答信号
判定手段23からの出力信号を受ける度にその回数をカ
ウントする。
【0049】すなわち、カウンターA21は10分毎の
同期合わせが正常に行われなかった回数をカウントする
こととなる。ここで、同期合わせが正常に終了した場合
は同期応答信号判定手段23はその旨の信号を同期測定
手段A26に出力し同期測定手段A26はカウンターA
21のそれまでのカウントをクリアすることとなる。同
期測定手段A26はカウンターA21のカウントが予め
定められた回数に達するとその旨の信号を同期失敗測定
手段A34並びに制御手段A25内部の動作復帰手段A
24に出力する。同期失敗測定手段A34は同期測定手
段A26の出力信号の回数をカウントし、カウントが予
め定められた回数に達した場合はその旨の信号を制御手
段A25の内部の動作復帰手段A24に出力する。
【0050】すなわち、同期失敗測定手段A34は間欠
的な同期合わせが予め定められた回数失敗するに至った
回数をカウントしその回数が予め定められた回数に達し
た時、つまり電波伝搬状況により同期合わせをこれ以上
行っても正常に行われないであろうと判断される時、そ
の旨の信号を出力する。動作復帰手段A24は同期測定
手段A26の出力信号を受けると無線通信手段A5を
「初期同期合わせモード」に復帰させる。つまり、10
分毎の同期合わせが連続して一定回数正常に行われなか
った場合は「初期同期合わせモード」に戻ることとな
る。
【0051】一方、動作復帰手段A24は同期失敗測定
手段A34からの出力信号を受けると無線通信手段A5
を「スリープモード」に戻す。ここで、無線通信手段A
5は動作復帰手段A24が機器の動作を「初期同期合わ
せモード」に戻す場合にその旨を図1のT−NCU3を
通じてデータ収集手段4に通報することもできるし、動
作復帰手段A24が機器の動作を「スリープモード」に
戻す場合にその旨を図1のT−NCU3を通じてデータ
収集手段4に通報することもできる。
【0052】次に、無線通信手段B2の「データ通信モ
ード」について説明する。初期同期合わせ終了後、無線
通信手段B2ではタイマーB27が10分間を繰り返し
計測している。タイマーB27は10分の計測が終了す
る毎にその旨の信号を出力する。無線送受信手段B29
はタイマーB27の出力信号を受けると受信状態に移行
し、相手側すなわち無線通信手段A5からの同期合わせ
信号を受信する。無線送受信手段B29は同期合わせ信
号を受信するとその受信データを同期信号判定手段30
に出力する。同期信号判定手段30はその受信データが
正しいかどうか解析する。そしてその結果を含んだ同期
合わせ応答信号を作成し無線送受信手段B29から送信
する。同期信号判定手段30が無線送受信手段B29が
受信した同期合わせ信号が正しいと判断した場合その旨
の信号を出力する。制御手段B32は同期信号判定手段
30の出力を受けて無線通信手段B2の無線通信動作を
終了し次のタイマーB27の計測終了の出力待ちにな
る。同期信号判定手段30が無線送受信手段B29が受
信した同期合わせ信号が正しくないと判断した場合も無
線通信手段B2は同期合わせ応答信号送信後間欠動作と
なる。
【0053】一方、同期信号判定手段30は無線送受信
手段B29が受信した同期合わせ信号が正しくない場合
や、無線送受信手段B29が同期合わせ信号を受信でき
なかった場合もその旨の信号を出力する。同期測定手段
B33の内部のカウンターB31は同期信号判定手段3
0からの出力信号を受ける度にその回数をカウントす
る。すなわち、カウンターB31は10分毎の同期合わ
せが正常に行われなかった回数をカウントすることとな
る。ここで、同期合わせが正常に終了した場合は同期信
号判定手段30はその旨の信号を同期測定手段B33に
出力し同期測定手段B33はカウンターB31のそれま
でのカウントをクリアすることとなる。同期測定手段B
33はカウンターB31のカウントが予め定められた回
数に達するとその旨の信号を同期失敗測定手段B35並
びに制御手段B32内部の動作復帰手段B28に出力す
る。同期失敗測定手段B35は同期測定手段B33の出
力信号の回数をカウントし、カウントが予め定められた
回数に達した場合はその旨の信号を制御手段B32の内
部の動作復帰手段B28に出力する。すなわち、同期失
敗測定手段B35は間欠的な同期合わせが予め定められ
た回数失敗するに至った回数をカウントしその回数が予
め定められた回数に達した時、つまり電波伝搬状況によ
り同期合わせをこれ以上行っても正常に行われないであ
ろうと判断される時、その旨の信号を出力する。動作復
帰手段B28は同期測定手段B33の出力信号を受ける
と無線通信手段B2を「初期同期合わせモード」に復帰
させる。つまり、10分毎の同期合わせが連続して一定
回数正常に行われなかった場合は「初期同期合わせモー
ド」に戻り無線通信手段B2は連続受信状態となる。一
方、動作復帰手段B28は同期失敗測定手段B35から
の出力信号を受けると無線通信手段B2を「スリープモ
ード」に戻す。
【0054】一方、機器の動作復帰方法については次の
ような方法も考えられる。この第3の実施例の方法につ
いて図3を用いて説明する。図3において、1は流量値
を測定したり、遠隔制御を行う外部との通信機能を持っ
たメータである。2はメータ1と接続され、無線通信機
能を持つ無線通信手段Bである。3は電話回線との通信
を行うための電話回線網制御装置(T−NCU)であ
る。4はT−NCU3により電話回線を介して通信を行
うデータ収集手段である。5はT−NCU3と接続され
無線通信手段B2と無線通信を行う無線通信手段Aであ
る。18は予め定められた時間を計測し計測が終了する
毎にその旨の信号を出力するタイマーAである。19は
無線送受信を行う無線送受信手段Aである。20はキャ
リアの有無を判定しその結果を出力するキャリア判定手
段である。21は予め定められた一定回数をカウントす
るカウンターAである。22は同期合わせ信号が保存し
てある同期信号記憶手段である。23は同期合わせ信号
に対する相手側からの応答信号を解析する同期応答信号
判定手段である。24は機器の動作を変化させる動作復
帰手段Aである。25は無線通信手段A5の一連の動作
を制御する制御手段Aである。26は同期合わせが失敗
した回数等を測定する同期測定手段Aである。36は同
期合わせ不能に陥った場合の処理を選択する同期失敗選
択手段Aである。
【0055】ここで、タイマーA18、無線送受信手段
A19、キャリア判定手段20、同期信号記憶手段2
2、同期応答信号判定手段23、制御手段A25、同期
測定手段A26、同期失敗選択手段A36は無線通信手
段A5の内部にある。また、動作復帰手段A24は制御
手段A25の内部にあり、カウンターA21は同期測定
手段A26の内部にある。27は予め定められた時間を
計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力するタイ
マーBである。28は機器の動作をリセットし初期状態
に戻す動作復帰手段Bである。29は無線送受信を行う
無線送受信手段Bである。30は相手側から送られてく
る同期合わせ信号を解析する同期信号判定手段である。
31は予め定められた一定回数をカウントするカウンタ
ーBである。32は無線通信手段B2の一連の動作を制
御する制御手段Bである。33は同期合わせが失敗した
回数等を測定する同期測定手段Bである。35は同期合
わせ不能に陥った場合の処理を選択する同期失敗選択手
段Bである。
【0056】ここで、タイマーB27、無線送受信手段
B29、同期信号判定手段30、制御手段B32、同期
測定手段B33、同期失敗選択手段B37は無線通信手
段B2の内部にある。また、動作復帰手段B28は制御
手段B32の内部にあり、カウンターB31は同期測定
手段B33の内部にある。
【0057】図3において、無線通信手段A5と無線通
信手段B2は電源を投入した後「スリープモード」とな
る。この「スリープモード」から無線通信手段A5と無
線通信手段B2はスイッチ等により「初期同期合わせモ
ード」に移行する。これは、まだ無線通信手段A5と無
線通信手段B2のお互いの同期が取れていないので最初
の同期合わせを行う動作である。無線通信手段A5は動
作復帰後タイマーA18を起動する。タイマーA18は
予め定められた時間を計測し計測が終了する毎にその旨
の信号を出力する。ここでは予め定められた時間を5秒
とする。キャリア判定手段20はタイマーA18が出力
した信号を受けて今から通信を行う周波数が他のシステ
ムに利用されているかどうかを調べる。
【0058】すなわち、通信を行う周波数の電波の有無
を調べる。これを「キャリアセンス」という。キャリア
判定手段20はキャリアセンスの結果を出力する。無線
送受信手段A19はキャリア判定手段20が「電波な
し」の旨の信号を出力した場合に同期信号記憶手段22
に記憶してある初期同期合わせ信号をアンテナから送信
する。送信後、無線送受信手段A19は相手側からの初
期同期合わせ応答信号を受信するための受信状態に移行
する。この時、キャリア判定手段20は初期同期合わせ
応答信号が相手側から送信されているかをキャリアセン
スによって調べる。キャリアセンスの結果キャリア判定
手段20が「電波あり」と判定した場合に無線送受信手
段A19は初期同期合わせ応答信号を受信し、その受信
データを同期応答信号判定手段23に出力する。同期応
答信号判定手段23はその受信データを解析し正しいか
どうか判断する。受信データが正しい場合、同期応答信
号判定手段23はその旨の信号を出力する。制御手段A
25は同期応答信号判定手段23の出力を受けて無線通
信手段A5の「初期同期合わせモード」を終了し「デー
タ通信モード」に移行する。この時、制御手段A25は
タイマーA18の計測時間を5秒から別の時間に変更す
る。
【0059】ここで、この別の時間を10分とする。キ
ャリア判定手段20が初期同期合わせ信号送信前のキャ
リアセンスで「電波あり」と判断して初期同期合わせ信
号を送信できなかった場合、キャリア判定手段20が初
期同期合わせ応答信号受信前のキャリアセンスで「電波
なし」と判断した場合、同期応答信号判定手段23が受
信データが正しい初期同期合わせ応答信号でないと判断
した場合は、制御手段A25は初期同期合わせ動作を再
び繰り返す。すなわち、タイマーA18が5秒毎に出力
する信号をうけてキャリアセンスからの一連の動作を繰
り返す。
【0060】次に、無線通信手段B2の「初期同期合わ
せモード」について説明する。無線通信手段B2は動作
復帰後無線送受信手段B29を連続受信状態にして相手
側、すなわち無線通信手段A5から送られてくる初期同
期合わせ信号の受信体制になる。無線送受信手段B29
は初期同期合わせ信号を受信するとその受信データを同
期信号判定手段30に出力する。同期信号判定手段30
はその受信データが正しいかどうか解析する。そしてそ
の結果を含んだ初期同期合わせ応答信号を作成し無線送
受信手段B29から送信する。同期信号判定手段30が
無線送受信手段B29が受信した初期同期合わせ信号が
正しいと判断した場合、無線通信手段B2は初期同期合
わせ応答信号送信後「初期同期合わせモード」を終了し
「データ通信モード」に移行する。
【0061】この時、制御手段B32はタイマーB27
を起動させる。タイマーB27は予め定められた時間の
測定を開始する。この予め定められた時間は無線通信手
段A5のタイマーA18が初期同期合わせ終了後に計測
する時間と等しいとし、ここでは10分とする。同期信
号判定手段30が無線送受信手段B29が受信した初期
同期合わせ信号が正しくないと判断した場合、無線通信
手段B2は初期同期合わせ応答信号送信後再び連続受信
動作となり無線通信手段A5から送られてくる次の初期
同期合わせ信号を待つ。
【0062】次に、「初期同期合わせモード」が終了し
た後の「データ通信モード」について説明する。ここで
は、間欠動作は10分毎に同期合わせを行うものとす
る。無線通信手段A5のタイマーA18は10分を繰り
返し計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力す
る。キャリア判定手段20はタイマーA18が出力した
信号を受けてキャリアセンスを行いその結果を出力す
る。無線送受信手段A19はキャリア判定手段20が
「電波なし」の旨の信号を出力した場合に同期信号記憶
手段22に記憶してある同期合わせ信号をアンテナから
送信する。送信後、無線送受信手段A19は相手側から
の同期合わせ応答信号を受信するための受信状態に移行
する。
【0063】この時、キャリア判定手段20は同期合わ
せ応答信号が相手側から送信されているかをキャリアセ
ンスによって調べる。キャリアセンスの結果キャリア判
定手段20が「電波あり」と判定した場合に無線送受信
手段A19は同期合わせ応答信号を受信し、その受信デ
ータを同期応答信号判定手段23に出力する。同期応答
信号判定手段23はその受信データを解析し正しいかど
うか判断する。受信データが正しい場合、同期応答信号
判定手段23はその旨の信号を出力する。制御手段A2
5は同期応答信号判定手段23の出力を受けて無線通信
手段A5の無線通信動作を終了し次のタイマーA18の
計測終了の出力待ちになる。キャリア判定手段20が同
期合わせ信号送信前のキャリアセンスで「電波あり」と
判断して同期合わせ信号を送信できなかった場合、キャ
リア判定手段20が同期合わせ応答信号受信前のキャリ
アセンスで「電波なし」と判断した場合、同期応答信号
判定手段23が受信データが正しい同期合わせ応答信号
でないと判断した場合は、キャリア判定手段20並びに
同期応答信号判定手段23はその旨の信号を同期測定手
段A26の内部のカウンターA21に出力する。カウン
ターA21はキャリア判定手段20または同期応答信号
判定手段23からの出力信号を受ける度にその回数をカ
ウントする。すなわち、カウンターA21は10分毎の
同期合わせが正常に行われなかった回数をカウントする
こととなる。
【0064】ここで、同期合わせが正常に終了した場合
は同期応答信号判定手段23はその旨の信号を同期測定
手段A26に出力し同期測定手段A26はカウンターA
21のそれまでのカウントをクリアすることとなる。同
期測定手段A26はカウンターA21のカウントが予め
定められた回数に達するとその旨の信号を制御手段A2
5内部の動作復帰手段A24に出力する。動作復帰手段
A24は同期測定手段A26からの出力信号を受けると
無線通信手段A5の動作モードを変更するわけだが、ど
の動作モードに変更するかは同期失敗選択手段A36か
ら予め受けた信号により決定する。
【0065】ここで、同期失敗選択手段A36の役割に
ついて説明する。「データ通信モード」において無線通
信手段A5は10分毎の同期合わせ動作以外にデータ収
集手段4からT−NCU3を通じて有線で送られてくる
信号やメータ1から無線通信手段B2を通じて無線で送
られてくる信号をそれぞれ無線通信手段B2やT−NC
U3に送出する役割も果たす。また、データ収集手段4
と無線通信手段A5の間だけの通信も行われる。このデ
ータ収集手段4と無線通信手段A5の間だけの通信の一
例のシーケンス図を図4に示す。図4の無線通信手段A
とデータ収集手段はそれぞれ図3の無線通信手段A5と
データ収集手段4をさす。なお、T−NCU3は省略し
てある。図4において、通信はデータ収集手段4からの
「起動電文」で始まり「終了電文」で終わる。無線通信
手段A5は「終了電文」を除くそれぞれの電文に対する
応答電文をデータ収集手段4に送信する。
【0066】ここで、「動作モード電文」には無線通信
手段A5並びに無線通信手段B2の無線通信における同
期合わせが不能に陥った場合の処理情報が含まれてい
る。具体的には、「初期同期合わせモード」に戻るかも
しくは「スリープモード」に戻るかの情報である。無線
通信手段A5はこの「動作モード電文」を受信するとそ
の内部の処理情報を同期失敗選択手段A36に保存す
る。同期失敗選択手段A36はその処理情報を動作復帰
手段A24並びに無線通信手段A19に出力する。ここ
で、動作復帰手段A24は同期失敗選択手段A36から
の情報に基づき同期測定手段A26からの出力信号に応
じて機器の状態を「初期同期合わせモード」もしくは
「スリープモード」に移行させる。ここで、無線通信手
段A5は動作復帰手段A24が機器の動作を「初期同期
合わせモード」に戻す場合にその旨を図1のT−NCU
3を通じてデータ収集手段4に通報することもできる
し、動作復帰手段A24が機器の動作を「スリープモー
ド」に戻す場合にその旨を図1のT−NCU3を通じて
データ収集手段4に通報することもできる。
【0067】一方、無線通信手段A5は同期失敗選択手
段A36から受けた処理情報を10分毎の同期合わせ信
号にのせてアンテナから送信する。次に、無線通信手段
B2の「データ通信モード」について説明する。初期同
期合わせ終了後、無線通信手段B2ではタイマーB27
が10分間を繰り返し計測している。タイマーB27は
10分の計測が終了する毎にその旨の信号を出力する。
無線送受信手段B29はタイマーB27の出力信号を受
けると受信状態に移行し、相手側すなわち無線通信手段
A5からの同期合わせ信号を受信する。無線送受信手段
B29は同期合わせ信号を受信するとその受信データを
同期信号判定手段30に出力する。同期信号判定手段3
0はその受信データが正しいかどうか解析する。そして
その結果を含んだ同期合わせ応答信号を作成し無線送受
信手段B29から送信する。
【0068】また、無線送受信手段B29は同期信号判
定手段30が受信したデータが正しいと判断した場合に
は同期合わせ信号に含まれる無線通信手段B2の無線通
信における同期合わせが不能に陥った場合の処理情報を
同期失敗選択手段B37に出力する。同期信号判定手段
30は受信したデータが正しい場合にその旨の信号を出
力する。制御手段B32は同期信号判定手段30の出力
を受けて無線通信手段B2の無線通信動作を終了し次の
タイマーB27の計測終了の出力待ちになる。同期信号
判定手段30が無線送受信手段B29が受信した同期合
わせ信号が正しくないと判断した場合も無線通信手段B
2は同期合わせ応答信号送信後間欠動作となる。
【0069】一方、同期信号判定手段30は無線送受信
手段B29が受信した同期合わせ信号が正しくない場合
や、無線送受信手段B29が同期合わせ信号を受信でき
なかった場合もその旨の信号を出力する。同期測定手段
B33の内部のカウンターB31は同期信号判定手段3
0からの出力信号を受ける度にその回数をカウントす
る。すなわち、カウンターB31は10分毎の同期合わ
せが正常に行われなかった回数をカウントすることとな
る。ここで、同期合わせが正常に終了した場合は同期信
号判定手段30はその旨の信号を同期測定手段B33に
出力し同期測定手段B33はカウンターB31のそれま
でのカウントをクリアすることとなる。同期測定手段B
33はカウンターB31のカウントが予め定められた回
数に達するとその旨の信号を制御手段B32内部の動作
復帰手段B28に出力する。動作復帰手段B28は同期
測定手段B33からの出力信号を受けると無線通信手段
B2の動作モードを変更するわけだが、どの動作モード
に変更するかは同期失敗選択手段B37に保存されてい
る同期合わせが不能に陥った場合の処理情報に基づいて
決定される。
【0070】具体的には、「初期同期合わせモード」に
戻るかもしくは「スリープモード」に戻るかの情報であ
る。つまり、動作復帰手段B28は同期失敗選択手段B
37からの情報に基づき同期測定手段B33からの出力
信号に応じて機器の状態を「初期同期合わせモード」も
しくは「スリープモード」に移行させる。このようにす
ることで、データ収集手段4からの命令により無線通信
手段A5並びに無線通信手段B2が同期合わせ不能に陥
った場合の復帰モードを制御することができる。
【0071】以上のような方法で無線通信手段A5と無
線通信手段B2の動作モードを同一にするわけだが、何
らかの原因で無線通信手段A5と無線通信手段B2の動
作モードが異なる場合も考えられる。動作モードが異な
る場合としては、一方が「スリープモード」で他方が
「初期同期合わせモード」である場合と、一方が「初期
同期合わせモード」で他方が「データ通信モード」であ
る場合とが考えられる。前者は「スリープモード」であ
る側の機器をスイッチ等により起動させ「初期同期合わ
せモード」に移行することで対処できるが、後者はその
ままでは対処できない。後者の状況が起こる原因は、初
期同期合わせ信号を受信する側が初期同期合わせ信号を
正常に受信し初期同期合わせ応答信号の送信を完了して
「データ通信モード」に移行したにも関わらず、その初
期同期合わせ応答信号を相手側の機器が受信できない場
合に生ずる恐れがある。
【0072】よって、この第3の実施例の場合の対処法
を図5使って説明する。図5において、1は流量値を測
定したり、遠隔制御を行う外部との通信機能を持ったメ
ータである。2はメータ1と接続され、無線通信機能を
持つ無線通信手段Bである。3は電話回線との通信を行
うための電話回線網制御装置(T−NCU)である。4
はT−NCU3により電話回線を介して通信を行うデー
タ収集手段である。5はT−NCU3と接続され無線通
信手段B2と無線通信を行う無線通信手段Aである。1
8は予め定められた時間を計測し計測が終了する毎にそ
の旨の信号を出力するタイマーAである。19は無線送
受信を行う無線送受信手段Aである。20はキャリアの
有無を判定しその結果を出力するキャリア判定手段であ
る。21は予め定められた一定回数をカウントするカウ
ンターAである。22は同期合わせ信号が保存してある
同期信号記憶手段である。23は同期合わせ信号に対す
る相手側からの応答信号を解析する同期応答信号判定手
段である。24は機器の動作を変化させる動作復帰手段
Aである。25は無線通信手段A5の一連の動作を制御
する制御手段Aである。26は同期合わせが失敗した回
数等を測定する同期測定手段Aである。
【0073】ここで、タイマーA18、無線送受信手段
A19、キャリア判定手段20、同期信号記憶手段2
2、同期応答信号判定手段23、制御手段A25、同期
測定手段A26は無線通信手段A5の内部にある。ま
た、動作復帰手段A24は制御手段A25の内部にあ
り、カウンターA21は同期測定手段A26の内部にあ
る。27は予め定められた時間を計測し計測が終了する
毎にその旨の信号を出力するタイマーBである。28は
機器の動作をリセットし初期状態に戻す動作復帰手段B
である。29は無線送受信を行う無線送受信手段Bであ
る。30は相手側から送られてくる同期合わせ信号を解
析する同期信号判定手段である。31は予め定められた
一定回数をカウントするカウンターBである。32は無
線通信手段B2の一連の動作を制御する制御手段Bであ
る。33は同期合わせが失敗した回数等を測定する同期
測定手段Bである。38は初期同期合わせ信号を認識す
る初期同期合わせ認識手段である。
【0074】ここで、タイマーB27、無線送受信手段
B29、同期信号判定手段30、制御手段B32、同期
測定手段B33、初期同期合わせ認識手段38は無線通
信手段B2の内部にある。また、動作復帰手段B28は
制御手段B32の内部にあり、カウンターB31は同期
測定手段B33の内部にある。
【0075】図5における「初期同期合わせモード」に
ついて説明する。無線通信手段A5は「スリープモー
ド」からの動作復帰後タイマーA18を起動する。タイ
マーA18は予め定められた時間を計測し計測が終了す
る毎にその旨の信号を出力する。ここでは予め定められ
た時間を5秒とする。キャリア判定手段20はタイマー
A18が出力した信号を受けて今から通信を行う周波数
が他のシステムに利用されているかどうかを調べる。
【0076】すなわち、通信を行う周波数の電波の有無
を調べる。これを「キャリアセンス」という。キャリア
判定手段20はキャリアセンスの結果を出力する。無線
送受信手段A19はキャリア判定手段20が「電波な
し」の旨の信号を出力した場合に同期信号記憶手段22
に記憶してある初期同期合わせ信号をアンテナから送信
する。送信後、無線送受信手段A19は相手側からの初
期同期合わせ応答信号を受信するための受信状態に移行
する。
【0077】この時、キャリア判定手段20は初期同期
合わせ応答信号が相手側から送信されているかをキャリ
アセンスによって調べる。キャリアセンスの結果キャリ
ア判定手段20が「電波あり」と判定した場合に無線送
受信手段A19は初期同期合わせ応答信号を受信し、そ
の受信データを同期応答信号判定手段23に出力する。
同期応答信号判定手段23はその受信データを解析し正
しいかどうか判断する。受信データが正しい場合、同期
応答信号判定手段23はその旨の信号を出力する。制御
手段A25は同期応答信号判定手段23の出力を受けて
無線通信手段A5の「初期同期合わせモード」を終了し
「データ通信モード」に移行する。
【0078】この時、制御手段A25はタイマーA18
の計測時間を5秒から別の時間に変更する。ここで、こ
の別の時間を10分とする。キャリア判定手段20が初
期同期合わせ信号送信前のキャリアセンスで「電波あ
り」と判断して初期同期合わせ信号を送信できなかった
場合、キャリア判定手段20が初期同期合わせ応答信号
受信前のキャリアセンスで「電波なし」と判断した場
合、同期応答信号判定手段23が受信データが正しい初
期同期合わせ応答信号でないと判断した場合は、制御手
段A25は初期同期合わせ動作を再び繰り返す。
【0079】すなわち、タイマーA18が5秒毎に出力
する信号をうけてキャリアセンスからの一連の動作を繰
り返す。次に、無線通信手段B2の「初期同期合わせモ
ード」について説明する。無線通信手段B2は「スリー
プモード」からの動作復帰後無線送受信手段B29を連
続受信状態にして相手側、すなわち無線通信手段A5か
ら送られてくる初期同期合わせ信号の受信体制になる。
無線送受信手段B29は初期同期合わせ信号を受信する
とその受信データを同期信号判定手段30に出力する。
同期信号判定手段30はその受信データが正しいかどう
か解析する。そしてその結果を含んだ初期同期合わせ応
答信号を作成し無線送受信手段B29から送信する。同
期信号判定手段30が無線送受信手段B29が受信した
初期同期合わせ信号が正しいと判断した場合、無線通信
手段B2は初期同期合わせ応答信号送信後「初期同期合
わせモード」を終了し「データ通信モード」に移行す
る。
【0080】この時、制御手段B32はタイマーB27
を起動させる。タイマーB27は予め定められた時間の
測定を開始する。この予め定められた時間は無線通信手
段A5のタイマーA18が初期同期合わせ終了後に計測
する時間と等しいとし、ここでは10分とする。同期信
号判定手段30が無線送受信手段B29が受信した初期
同期合わせ信号が正しくないと判断した場合、無線通信
手段B2は初期同期合わせ応答信号送信後再び連続受信
動作となり無線通信手段A5から送られてくる次の初期
同期合わせ信号を待つ。
【0081】この一連の動作において、無線通信手段A
5が無線通信手段B2からの初期同期合わせ応答信号を
受信できなかった場合の処理について説明する。無線通
信手段B2は同期信号判定手段30が無線送受信手段B
29が受信した初期同期合わせ信号が正しいと判断した
場合、無線通信手段B2は初期同期合わせ応答信号送信
後「初期同期合わせモード」を終了し「データ通信モー
ド」に移行する。「データ通信モード」では無線通信手
段B2ではタイマーB27が30秒を繰り返し測定して
いる。これは、間欠的な同期補正は10分毎であるがそ
れ以外にデータ収集手段4からT−NCU3を通じて無
線通信手段A5に送られてきた信号を受信するためであ
る。すなわち、データ収集手段4とメータ1間の通信に
おける無線通信部は30秒の間欠動作になっている。タ
イマーB27は30秒のタイミングを20回カウントし
て10分のタイミングを繰り返し計測していることとな
る。一方、無線通信手段A5は無線通信手段B2からの
初期同期合わせ応答信号を受信できなかったため、制御
手段A25は初期同期合わせ動作を再び繰り返す。
【0082】すなわち、タイマーA18が5秒毎に出力
する信号をうけてキャリアセンスからの一連の「初期同
期合わせモード」の動作を繰り返す。つまり、無線通信
手段A5は5秒毎に初期同期合わせ信号を送信する「初
期同期合わせモード」であり、無線通信手段B2は30
秒毎の受信動作となっている。よって、無線通信手段B
2は6回に1回無線通信手段A5からの初期同期合わせ
信号を受信できることとなる。無線通信手段B2のタイ
マーB27は30秒の計測が終了する毎にその旨の信号
を出力する。無線送受信手段B29はタイマーB27の
出力信号を受けると受信状態に移行する。無線送受信手
段B29は信号を受信するとその受信データを同期信号
判定手段30に出力する。同期信号判定手段30はその
受信データの内容を解析する。その結果、受信データが
10分毎の同期合わせ信号であった場合は同期合わせ応
答信号を作成し無線送受信手段B29から送信すると共
にその旨の信号を出力する。制御手段B32は同期信号
判定手段30の出力を受けて無線通信手段B2の無線通
信動作を終了し次のタイマーB27の計測終了の出力待
ちになる。
【0083】一方、受信データが初期同期合わせ信号で
あった場合はその旨の信号を初期同期合わせ認識手段3
8に出力する。初期同期合わせ認識手段38は受信した
初期同期合わせ信号に対する応答信号を作成し無線送受
信手段B29に出力する。無線送受信手段B29はその
初期同期合わせ応答信号をアンテナから送信する。ま
た、初期同期合わせ認識手段38は初期同期合わせ信号
を受信した旨の信号を制御手段Bの内部の動作復帰手段
B28に出力する。動作復帰手段B28はその信号を受
けて「データ通信モード」における30秒を測定してい
るタイマーBをリセットする。このようにすることで、
無線通信手段B2は「データ通信モード」においても無
線通信手段A5からの初期同期合わせ信号を受信するこ
とができるようになる。
【0084】以上の実施例においては、無線通信手段A
5と無線通信手段B2の立場を入れ換えた構成とするこ
ともできる。この場合は、無線通信手段B2が同期合わ
せ信号を送信することとなる。また、メータ1、無線通
信手段B2、無線通信手段A5、T−NCU3、データ
収集手段4がそれぞれ複数でそのエリア内で間欠動作を
行う場合も考えられる。この場合も、特定の無線通信手
段を基地局とし同様のシステムを組むことができる。
【0085】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の
無線通信システムによれば以下のような効果がある。
【0086】(1)同期補正が予め定められた時間もし
くは回数失敗した場合に機器を自動的に初期同期合わせ
動作に戻し、そのような復帰作業が予め定められた時間
もしくは回数繰り返された場合に機器を自動的に起動前
のスリープモードに戻すことで、自動検針システムに応
用した場合等には無駄な電流を消費することなく機器の
電池寿命の向上を図ることができる。
【0087】(2)同期補正が予め定められた時間もし
くは回数失敗した場合に機器を自動的に初期同期合わせ
動作に戻しセンターに通報することで、自動検針システ
ムに応用した場合等にはセンターでいち早く同期合わせ
異常情報を把握することができ、そして報知があってか
ら実際に初期同期合わせ動作に戻るまでの機器の状態を
センターで監視することができるので機器の信頼性をよ
り一層高めることができる。
【0088】(3)同期補正が予め定められた時間もし
くは回数失敗した場合に機器を自動的に初期同期合わせ
動作に戻し、そのような復帰作業が予め定められた時間
もしくは回数繰り返された場合に機器を自動的に起動前
のスリープモードに戻しセンターに通報することで、自
動検針システムに応用した場合等にはセンターでいち早
く同期合わせ異常情報を把握することができるので機器
の信頼性をより一層高めることができる。
【0089】(4)同期補正が予め定められた時間もし
くは回数失敗した場合に電話回線に接続されている側の
機器が移行する動作モードをセンターからの通信で設定
することにより、自動検針システムに応用した場合等に
はセンターにおいて機器の状態を決定することができ、
その時の状況に合わせた設定を行うことで機器の消費電
流の低減並びに信頼性の向上を図ることができる。
【0090】(5)同期補正が予め定められた時間もし
くは回数失敗した場合にメータに接続されている側の機
器が移行する動作モードをセンターからの通信で設定す
ることにより、自動検針システムに応用した場合等には
センターにおいて機器の状態を決定することができ、そ
の時の状況に合わせた設定を行うことで機器の消費電流
の低減並びに信頼性の向上を図ることができる。
【0091】(6)データ通信モードにおいて初期同期
合わせ信号を受信できるようにすることで、電話回線に
接続されている側の機器の動作モードとメータに接続さ
れている側の機器の動作モードが異なる場合においても
お互いの間欠タイミングを自動的に合わせモードを自動
的に統一することができ、労力の削減並びに機器の信頼
性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における無線通信システ
ムのブロック図
【図2】同システムを更に詳しく説明したブロック図
【図3】本発明の第2のの実施例における無線通信シス
テムのブロック図
【図4】図3の通信シーケンス図
【図5】本発明の第3のの実施例における無線通信シス
テムのブロック図
【図6】従来の一実施例における無線通信システムのブ
ロック図
【図7】同システムを更に詳しく説明したブロック図
【符号の説明】
1 メータ 2 無線通信手段B 3 T−NCU 4 データ収集手段 5 無線通信手段A 6 第1の動作モード制御部 7 第2の動作モード制御部 8 第3の動作モード制御部 9 中央制御部 10 無線通信部 11 起動信号検知手段 12 第1の動作モード制御部 13 第2の動作モード制御部 14 第3の動作モード制御部 15 中央制御部 16 無線通信部 17 起動信号検知手段 18 タイマーA 19 無線送受信手段A 20 キャリア判定手段 21 カウンターA 22 同期信号記憶手段 23 同期応答信号判定手段 24 動作復帰手段A 25 制御手段A 26 同期測定手段A 27 タイマーB 28 動作復帰手段B 29 無線送受信手段B 30 同期信号判定手段 31 カウンターB 32 制御手段B 33 同期測定手段B 34 同期失敗測定手段A 35 同期失敗測定手段B 36 同期失敗選択手段A 37 同期失敗選択手段B 38 初期同期合わせ認識手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀池 良雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中根 伸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 伴 泰浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに無線通信を行う無線通信手段A及び
    Bは無線によりデータ通信する無線通信部と、前記無線
    通信部を起動する起動信号検知手段と、前記起動信号検
    知手段を動作状態にし前記無線通信部を非動作状態にす
    る第1の動作モード制御部と、起動信号検知後は無線通
    信手段AとBの間の間欠通信のための初期同期合わせを
    行う第2の動作モード制御部と、初期同期合わせ終了後
    は予め定められた時間毎に間欠的に同期補正を行う第3
    の動作モード制御部と、前記各部を制御する中央制御部
    とから成り、前記中央制御部は前記第3の動作モード制
    御部における同期補正が予め定められた第1の時間ある
    いは第1の回数失敗した時にはその旨を記憶すると共に
    前記第2の動作モード制御部を作動させ、さらに前記第
    3の動作モード制御部における同期補正の予め定められ
    た第1の時間あるいは第1の回数の失敗が予め定められ
    た第2の時間あるいは第2の回数に達した時には前記第
    1の動作モード制御部を作動させる無線通信システム。
  2. 【請求項2】中央制御部は第3の動作モード制御部にお
    ける同期補正が予め定められた第1の時間あるいは第1
    の回数失敗した時にはその旨を記憶しかつ同期補正失敗
    の旨を回線端末装置に通報すると共に第2の動作モード
    制御部を作動させる請求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】中央制御部は第3の動作モード制御部にお
    ける同期補正の予め定められた第1の時間あるいは第1
    の回数の失敗が予め定められた第2の回数あるいは第2
    の時間に達した時には同期補正失敗の旨を回線端末装置
    に通報すると共に第1の動作モード制御部を作動させる
    請求項1記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】無線通信を行う無線通信手段Aと、前記無
    線通信手段Aとの間で無線によりデータ通信すると共に
    回線端末装置との情報伝送を行う無線通信手段Bを有
    し、前記無線通信手段A及びBは無線によりデータ通信
    する無線通信部と、前記無線通信部を起動する起動信号
    検知手段と、前記起動信号検知手段を動作状態にし前記
    無線通信部を非動作状態にする第1の動作モード制御部
    と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間の間欠通
    信のための初期同期合わせを行う第2の動作モード制御
    部と、初期同期合わせ終了後は予め定められた時間毎に
    間欠的に同期補正を行う第3の動作モード制御部と、前
    記各部を制御する中央制御部とから成り、前記無線通信
    手段Bが有する中央制御部は第3の動作モード制御部に
    おける同期補正が予め定められた時間あるいは回数失敗
    した後の動作を回線端末装置側からの通信に載せられた
    情報によって決定する無線通信システム。
  5. 【請求項5】無線通信手段Aが有する中央制御部は第3
    の動作モード制御部における同期補正が予め定められた
    時間あるいは回数失敗した後の動作を無線通信手段Bか
    らの無線通信に載せられた情報によって決定する請求項
    4記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】互いに無線通信を行う無線通信手段A及び
    Bは無線によりデータ通信する無線通信部と、前記無線
    通信部を起動する起動信号検知手段と、前記起動信号検
    知手段を動作状態にし前記無線通信部を非動作状態にす
    る第1の動作モード制御部と、起動信号検知後は無線通
    信手段AとBの間の間欠通信のための初期同期合わせを
    行う第2の動作モード制御部と、初期同期合わせ終了後
    は予め定められた時間毎に間欠的に同期補正を行う第3
    の動作モード制御部と、前記各部を制御する中央制御部
    とから成り、前記中央制御部は第3の動作モードにおい
    て相手側からの第2の動作モードの初期同期合わせ通信
    の信号を受信した時はその時点を初期同期合わせ終了と
    みなし前記第3の動作モード制御部を再スタートさせる
    無線通信システム。
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JP7178521A Pending JPH0935170A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 無線通信システム

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JP (1) JPH0935170A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035248A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Fujitsu Ltd 中継装置
JP2016134849A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 沖電気工業株式会社 通信装置、プログラム及び方法

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