JPH09307543A - 著作物データ再生方法および装置 - Google Patents
著作物データ再生方法および装置Info
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- JPH09307543A JPH09307543A JP8119367A JP11936796A JPH09307543A JP H09307543 A JPH09307543 A JP H09307543A JP 8119367 A JP8119367 A JP 8119367A JP 11936796 A JP11936796 A JP 11936796A JP H09307543 A JPH09307543 A JP H09307543A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子化された著作物データを再生する際に、
不正な再生を防止して著作権を有効に保護する。 【解決手段】 着脱可能な解読キー記憶部3に著作物デ
ータ提供時に順次用いられるものと同じ暗号解読キーを
順次記憶し、データ再生時には、解読キー読み取り部4
が記憶部3から暗号解読キーを順次読み取り、このキー
を利用して、入力部2で受け付けた暗号化された著作物
データを復号部5で復号し、再生部6で再生する。暗号
解読キーは、読み取られる毎に記憶部3から消去される
ので、キーの盗み見や不正コピーによる著作物データの
不正な再生を防止でき、適正な対価を徴収することがで
きる。
不正な再生を防止して著作権を有効に保護する。 【解決手段】 着脱可能な解読キー記憶部3に著作物デ
ータ提供時に順次用いられるものと同じ暗号解読キーを
順次記憶し、データ再生時には、解読キー読み取り部4
が記憶部3から暗号解読キーを順次読み取り、このキー
を利用して、入力部2で受け付けた暗号化された著作物
データを復号部5で復号し、再生部6で再生する。暗号
解読キーは、読み取られる毎に記憶部3から消去される
ので、キーの盗み見や不正コピーによる著作物データの
不正な再生を防止でき、適正な対価を徴収することがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、著作権の存在する著作
物データを電子化して流通させる際に、著作物を不正な
利用から保護するとともに、適正な著作権対価を徴収す
ることを可能とする著作物データ再生方法およびその装
置に関するものである。
物データを電子化して流通させる際に、著作物を不正な
利用から保護するとともに、適正な著作権対価を徴収す
ることを可能とする著作物データ再生方法およびその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル情報圧縮技術やデジタル
通信技術の発達にともない、映像・音楽・文書等の著作
物の電子化が進み、これらが情報記録媒体はもとより放
送や通信を介して流通するケースが非常に多くなってき
た。そのような電子化された著作物データの流通に際し
ては、著作物の不正な再生・複写等を防止して著作権を
保護することが重要であり、最近ではそのような機能を
持った著作物データ再生装置が利用されるようになって
きた。このような著作物データ再生装置としては、例え
ば、特開平7−131452号公報にディジタル情報保
護方法及びその処理装置として記載されている構成が知
られている。
通信技術の発達にともない、映像・音楽・文書等の著作
物の電子化が進み、これらが情報記録媒体はもとより放
送や通信を介して流通するケースが非常に多くなってき
た。そのような電子化された著作物データの流通に際し
ては、著作物の不正な再生・複写等を防止して著作権を
保護することが重要であり、最近ではそのような機能を
持った著作物データ再生装置が利用されるようになって
きた。このような著作物データ再生装置としては、例え
ば、特開平7−131452号公報にディジタル情報保
護方法及びその処理装置として記載されている構成が知
られている。
【0003】以下、図8を参照して従来の著作物データ
再生装置について説明する。図8において、101は著
作物データ再生装置を示し、102は暗号化された著作
物データを入力する入力部、103は暗号化された著作
物データを解読するための共通キーがあらかじめ格納さ
れた共通キー蓄積部、104は暗号化された著作物デー
タを共通キーを用いて復号化する復号部、105は著作
物データを人間の視聴覚もしくは触覚等で感知できる状
態に再生する再生部である。
再生装置について説明する。図8において、101は著
作物データ再生装置を示し、102は暗号化された著作
物データを入力する入力部、103は暗号化された著作
物データを解読するための共通キーがあらかじめ格納さ
れた共通キー蓄積部、104は暗号化された著作物デー
タを共通キーを用いて復号化する復号部、105は著作
物データを人間の視聴覚もしくは触覚等で感知できる状
態に再生する再生部である。
【0004】以上のように構成された著作物データ再生
装置101において、以下その動作について説明する。
まず、通信路等から暗号化された入力データが入力部1
02に入力され、復号部104に送られる。一方、共通
キー蓄積部103からは、あらかじめ格納された共通キ
ーが読み出され復号部104に供給される。復号部10
4では、供給された共通キーを用いて、暗号化された著
作物データの不正改ざんのチェックおよび復号化を行な
う。復号化された著作物データは、再生部105へ送ら
れ、再生部105で人間の視聴覚もしくは触覚等で感知
できる状態に再生され、出力される。
装置101において、以下その動作について説明する。
まず、通信路等から暗号化された入力データが入力部1
02に入力され、復号部104に送られる。一方、共通
キー蓄積部103からは、あらかじめ格納された共通キ
ーが読み出され復号部104に供給される。復号部10
4では、供給された共通キーを用いて、暗号化された著
作物データの不正改ざんのチェックおよび復号化を行な
う。復号化された著作物データは、再生部105へ送ら
れ、再生部105で人間の視聴覚もしくは触覚等で感知
できる状態に再生され、出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、暗号化された著作物データを解読・復
号するための共通キーは同じ値が固定的に使用され、し
かも著作物データ再生装置内に常時保持されているた
め、この共通キーが盗み見や不正コピーされる恐れがあ
り、その結果、暗号化された著作物データが不正に再生
される恐れがあるという課題を有していた。
従来の構成では、暗号化された著作物データを解読・復
号するための共通キーは同じ値が固定的に使用され、し
かも著作物データ再生装置内に常時保持されているた
め、この共通キーが盗み見や不正コピーされる恐れがあ
り、その結果、暗号化された著作物データが不正に再生
される恐れがあるという課題を有していた。
【0006】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
もので、暗号化された著作物データを解読・復号するた
めのキーの盗み見や不正コピーによる著作物データの不
正な再生を防止することができ、著作物データの再生に
際しては、適正な対価を徴収することのできる著作物デ
ータ再生方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
もので、暗号化された著作物データを解読・復号するた
めのキーの盗み見や不正コピーによる著作物データの不
正な再生を防止することができ、著作物データの再生に
際しては、適正な対価を徴収することのできる著作物デ
ータ再生方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、著作物データをあらかじめ定められた情
報単位毎に異なる暗号解読キーにより暗号化してそのキ
ーを記憶しておき、著作物データを復号する際には、記
憶された暗号解読キーを読み出して復号するとともに、
復号後には読み出した暗号解読キーを読み取り不能にす
ることを特徴とするものであり、暗号解読キーの盗み見
や不正コピーを防止することができる。なお、読み取ら
れた暗号解読キーを読み取り不能にする処理は、データ
を消去したり、鍵やスクランブルをかけたり、データ壊
したりすることにより行われる。
成するために、著作物データをあらかじめ定められた情
報単位毎に異なる暗号解読キーにより暗号化してそのキ
ーを記憶しておき、著作物データを復号する際には、記
憶された暗号解読キーを読み出して復号するとともに、
復号後には読み出した暗号解読キーを読み取り不能にす
ることを特徴とするものであり、暗号解読キーの盗み見
や不正コピーを防止することができる。なお、読み取ら
れた暗号解読キーを読み取り不能にする処理は、データ
を消去したり、鍵やスクランブルをかけたり、データ壊
したりすることにより行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、著作物データをあらかじめ定められた情報単位毎に
異なる暗号解読キーにより暗号化してそのキーを記憶し
ておき、著作物データを復号する際には、記憶された暗
号解読キーを読み出して復号するとともに、復号後には
読み出した暗号解読キーを読み取り不能にすることを特
徴とするものであり、暗号解読キーの盗み見や不正コピ
ーを防止することができる。
は、著作物データをあらかじめ定められた情報単位毎に
異なる暗号解読キーにより暗号化してそのキーを記憶し
ておき、著作物データを復号する際には、記憶された暗
号解読キーを読み出して復号するとともに、復号後には
読み出した暗号解読キーを読み取り不能にすることを特
徴とするものであり、暗号解読キーの盗み見や不正コピ
ーを防止することができる。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、情報単
位毎に異なる暗号解読キーにより暗号化された著作物デ
ータが複数ある場合に、著作物データの並びと暗号解読
キーを記憶する順番とを同じにして、その順番にしたが
って暗号解読キーを読み出すことを特徴とするものであ
り、簡単な方法により暗号解読キーの盗み見や不正コピ
ーを防止することができる。
位毎に異なる暗号解読キーにより暗号化された著作物デ
ータが複数ある場合に、著作物データの並びと暗号解読
キーを記憶する順番とを同じにして、その順番にしたが
って暗号解読キーを読み出すことを特徴とするものであ
り、簡単な方法により暗号解読キーの盗み見や不正コピ
ーを防止することができる。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、情報単
位毎に異なる暗号解読キーにより暗号化された著作物デ
ータが複数ある場合に、著作物データにインデックスを
付与して並べ、そのインデックスにしたがって暗号解読
キーを読み出すことを特徴とするものであり、著作物デ
ータの並びと暗号解読キーの並びとが異なっていても著
作物データと暗号解読キーとを一致させることができ
る。
位毎に異なる暗号解読キーにより暗号化された著作物デ
ータが複数ある場合に、著作物データにインデックスを
付与して並べ、そのインデックスにしたがって暗号解読
キーを読み出すことを特徴とするものであり、著作物デ
ータの並びと暗号解読キーの並びとが異なっていても著
作物データと暗号解読キーとを一致させることができ
る。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、あらか
じめ定められた情報単位毎に異なるキーにより暗号化さ
れた著作物データを通信路または情報記録媒体から入力
する入力手段と、著作物データ提供時に順次用いられる
ものと同じ暗号解読キーが順次記憶された着脱可能な解
読キー記憶手段と、解読キー記憶手段から暗号解読キー
を順次読み取る解読キー読み取り手段と、解読キー読み
取り手段により得られた暗号解読キーを用いて入力手段
により得られた暗号化された著作物データを復号化する
復号手段と、復号手段により得られた復号化した著作物
データを人間の視聴覚もしくは触覚等で感知できる状態
に再生する再生手段とを備え、解読キー記憶手段では、
記憶された暗号解読キーを読み取られる毎に読み取り不
能にすることを特徴とするものであり、暗号解読キーは
情報単位毎に切り替わり、1度読み取ったものは読み取
り不能にされるので、解読キーの盗み見や不正コピーに
よる不正な再生を防止でき、著作権を保護することがで
きる。また、解読キー記憶手段に記録する暗号解読キー
の個数を著作物データ提供業者との契約時の対価支払に
応じた個数とすることにより、適正な対価を徴収するこ
とが可能になる。
じめ定められた情報単位毎に異なるキーにより暗号化さ
れた著作物データを通信路または情報記録媒体から入力
する入力手段と、著作物データ提供時に順次用いられる
ものと同じ暗号解読キーが順次記憶された着脱可能な解
読キー記憶手段と、解読キー記憶手段から暗号解読キー
を順次読み取る解読キー読み取り手段と、解読キー読み
取り手段により得られた暗号解読キーを用いて入力手段
により得られた暗号化された著作物データを復号化する
復号手段と、復号手段により得られた復号化した著作物
データを人間の視聴覚もしくは触覚等で感知できる状態
に再生する再生手段とを備え、解読キー記憶手段では、
記憶された暗号解読キーを読み取られる毎に読み取り不
能にすることを特徴とするものであり、暗号解読キーは
情報単位毎に切り替わり、1度読み取ったものは読み取
り不能にされるので、解読キーの盗み見や不正コピーに
よる不正な再生を防止でき、著作権を保護することがで
きる。また、解読キー記憶手段に記録する暗号解読キー
の個数を著作物データ提供業者との契約時の対価支払に
応じた個数とすることにより、適正な対価を徴収するこ
とが可能になる。
【0012】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
入力手段から入力された情報単位の数をカウントするカ
ウント手段と、入力手段から入力された暗号化された著
作物データを情報単位毎にカウント手段により得られた
カウント値と組み合わせて蓄積する蓄積手段と、蓄積手
段から暗号化された所望の著作物データおよび対応する
カウント値を取り出す取り出し手段とを備え、解読キー
読み取り手段が、取り出し手段により得られたカウント
値をインデックスとして解読キー記憶手段から当該の順
序位置に記録された暗号解読キーを読み取ることを特徴
とするものであり、著作物データを一時蓄積し任意の順
序で再生することができるため、複数の著作物データの
供給を一度にまとめて受けることや、著作物データの供
給を受けている最中に蓄積してある別の著作物データを
再生することが可能になる。
入力手段から入力された情報単位の数をカウントするカ
ウント手段と、入力手段から入力された暗号化された著
作物データを情報単位毎にカウント手段により得られた
カウント値と組み合わせて蓄積する蓄積手段と、蓄積手
段から暗号化された所望の著作物データおよび対応する
カウント値を取り出す取り出し手段とを備え、解読キー
読み取り手段が、取り出し手段により得られたカウント
値をインデックスとして解読キー記憶手段から当該の順
序位置に記録された暗号解読キーを読み取ることを特徴
とするものであり、著作物データを一時蓄積し任意の順
序で再生することができるため、複数の著作物データの
供給を一度にまとめて受けることや、著作物データの供
給を受けている最中に蓄積してある別の著作物データを
再生することが可能になる。
【0013】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の第1の実施の形態における著作物データ再生装置の機
能ブロック図である。図1において、1は著作物データ
再生装置であり、2は暗号化された著作物データを入力
する入力部であり、有線や無線等の通信路から入力する
場合は受信装置、また記録媒体から入力する場合は読み
取り装置がこれに該当する。3は暗号化された著作物デ
ータを解読するための暗号解読キーが順次記憶された着
脱可能な解読キー記憶部、4は解読キー記憶部3から暗
号解読キーを取り出す解読キー読み取り部、5は暗号化
された著作物データを暗号解読キーを用いて復号化する
復号部、6は著作物データを人間の視聴覚もしくは触覚
等で感知できる状態に再生する再生部である。解読キー
記憶部3には、著作物データ提供業者と契約した時点
で、複数の暗号解読キーが、その後の著作物データ提供
時に用いられるのと同一内容、同一順序で書き込まれて
記憶されている。
態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の第1の実施の形態における著作物データ再生装置の機
能ブロック図である。図1において、1は著作物データ
再生装置であり、2は暗号化された著作物データを入力
する入力部であり、有線や無線等の通信路から入力する
場合は受信装置、また記録媒体から入力する場合は読み
取り装置がこれに該当する。3は暗号化された著作物デ
ータを解読するための暗号解読キーが順次記憶された着
脱可能な解読キー記憶部、4は解読キー記憶部3から暗
号解読キーを取り出す解読キー読み取り部、5は暗号化
された著作物データを暗号解読キーを用いて復号化する
復号部、6は著作物データを人間の視聴覚もしくは触覚
等で感知できる状態に再生する再生部である。解読キー
記憶部3には、著作物データ提供業者と契約した時点
で、複数の暗号解読キーが、その後の著作物データ提供
時に用いられるのと同一内容、同一順序で書き込まれて
記憶されている。
【0014】以上のように構成された著作物データ再生
装置1において、以下その動作について図2を参照しな
がら説明する。まず、通信路等からの入力データは、複
数の著作物としてあらかじめ定められた情報単位毎に異
なるキーで暗号化され、入力部2に入力される(ST
1)。入力部2では、入力されたデータを誤り訂正等を
行った後、暗号化された著作物データとして復号部5に
送るとともに、入力データから情報単位の区切りを検出
し、区切り信号aとして解読キー読み取り部4へ供給す
る。解読キー読み取り部4では、区切り信号aから読み
取り信号bを生成し、解読キー記憶部3へ供給し、解読
キー記憶部3では、この読み取り信号bが与えられる毎
に、記憶した暗号解読キーcを先頭から順次一つずつ取
り出して解読キー読み取り部4へ送るとともに、その取
り出した暗号解読キーcを記憶から消去する(ST
2)。解読キー読み取り部4では、暗号解読キーcを入
手できた場合は(ST3)、その暗号解読キーcを次の
区切り信号aが供給されるまでの間保持し、暗号解読キ
ーcとして復号部5へ供給する。復号部5では、暗号解
読キーcを用いて、暗号化された著作物データを情報単
位毎に復号化する(ST4)。復号部5で復号化された
著作物データは、再生部6へ送られ、再生部6で人間の
聴覚もしくは触覚等で感知できる状態に再生され、出力
される(ST5)。解読キー記憶部8から暗号解読キー
cが送られてこない場合は(ST3)、そのまま処理を
終了する(ST6)。
装置1において、以下その動作について図2を参照しな
がら説明する。まず、通信路等からの入力データは、複
数の著作物としてあらかじめ定められた情報単位毎に異
なるキーで暗号化され、入力部2に入力される(ST
1)。入力部2では、入力されたデータを誤り訂正等を
行った後、暗号化された著作物データとして復号部5に
送るとともに、入力データから情報単位の区切りを検出
し、区切り信号aとして解読キー読み取り部4へ供給す
る。解読キー読み取り部4では、区切り信号aから読み
取り信号bを生成し、解読キー記憶部3へ供給し、解読
キー記憶部3では、この読み取り信号bが与えられる毎
に、記憶した暗号解読キーcを先頭から順次一つずつ取
り出して解読キー読み取り部4へ送るとともに、その取
り出した暗号解読キーcを記憶から消去する(ST
2)。解読キー読み取り部4では、暗号解読キーcを入
手できた場合は(ST3)、その暗号解読キーcを次の
区切り信号aが供給されるまでの間保持し、暗号解読キ
ーcとして復号部5へ供給する。復号部5では、暗号解
読キーcを用いて、暗号化された著作物データを情報単
位毎に復号化する(ST4)。復号部5で復号化された
著作物データは、再生部6へ送られ、再生部6で人間の
聴覚もしくは触覚等で感知できる状態に再生され、出力
される(ST5)。解読キー記憶部8から暗号解読キー
cが送られてこない場合は(ST3)、そのまま処理を
終了する(ST6)。
【0015】次に、図1に示した第1の実施の形態にお
ける著作物データ再生装置1の解読キー記憶部3の詳細
な構成例および動作について、図3に示す機能ブロック
図を参照して説明する。図3において、7は暗号解読キ
ーが最終段の1段前まで詰めて順次記憶された多段シフ
トレジスタ、8は暗号解読キーの出力を制御するゲート
である。このような解読キー記憶部3は、例えばICカ
ード上に上記の回路を構成することにより、実現するこ
とができる。
ける著作物データ再生装置1の解読キー記憶部3の詳細
な構成例および動作について、図3に示す機能ブロック
図を参照して説明する。図3において、7は暗号解読キ
ーが最終段の1段前まで詰めて順次記憶された多段シフ
トレジスタ、8は暗号解読キーの出力を制御するゲート
である。このような解読キー記憶部3は、例えばICカ
ード上に上記の回路を構成することにより、実現するこ
とができる。
【0016】以上のように構成された解読キー記憶部3
において、以下その動作について説明する。まず、多段
シフトレジスタ7に供給される入力信号dは、暗号解読
キーの書き込み時においては、その後の著作物データ提
供時に用いられる暗号解読キーが順次与えられるもので
あるが、解読キー記憶部3を著作物データ再生装置1に
装着した状態においては、暗号解読キーとは無関係な値
が入力される。多段シフトレジスタ7は、読み取り信号
bをクロックとしてその立ち上がりに動作し、最終段の
前回使用した暗号解読キーを消去するとともに、未使用
の暗号解読キーを順送りし、その先頭のものを最終段に
押し出し、新たな暗号解読キーとしてゲート8に供給す
る。ゲート8は、読み取り信号bがHレベルの場合にの
み、新たな暗号解読キーを通過させ、暗号解読キーcと
して出力する。
において、以下その動作について説明する。まず、多段
シフトレジスタ7に供給される入力信号dは、暗号解読
キーの書き込み時においては、その後の著作物データ提
供時に用いられる暗号解読キーが順次与えられるもので
あるが、解読キー記憶部3を著作物データ再生装置1に
装着した状態においては、暗号解読キーとは無関係な値
が入力される。多段シフトレジスタ7は、読み取り信号
bをクロックとしてその立ち上がりに動作し、最終段の
前回使用した暗号解読キーを消去するとともに、未使用
の暗号解読キーを順送りし、その先頭のものを最終段に
押し出し、新たな暗号解読キーとしてゲート8に供給す
る。ゲート8は、読み取り信号bがHレベルの場合にの
み、新たな暗号解読キーを通過させ、暗号解読キーcと
して出力する。
【0017】ここで、解読キー記憶部3に暗号解読キー
が記憶された状態およびその使用されてゆく様子を、図
4を参照して説明する。著作物データの提供を受けるユ
ーザの著作物データ再生装置1の解読キー記憶部3と、
著作物データ提供業者の装置11が持つ管理テーブル1
2には、暗号解読キーテーブル13が存在する。このテ
ーブル13の中身、すなわち暗号解読キーの数・内容・
順序は、ユーザが提供業者と契約した時点で提供業者に
よって決定され、個数は、例えばユーザの対価支払に応
じて決定され、管理テーブル12にユーザ毎に記憶・管
理される。また、着脱可能な解読キー記憶部3にも同一
内容同一順序で書き込まれ、記憶される。ユーザは、こ
の解読キー記憶部3の提供を提供業者から受け、著作物
データ再生装置1に装着して使用する。
が記憶された状態およびその使用されてゆく様子を、図
4を参照して説明する。著作物データの提供を受けるユ
ーザの著作物データ再生装置1の解読キー記憶部3と、
著作物データ提供業者の装置11が持つ管理テーブル1
2には、暗号解読キーテーブル13が存在する。このテ
ーブル13の中身、すなわち暗号解読キーの数・内容・
順序は、ユーザが提供業者と契約した時点で提供業者に
よって決定され、個数は、例えばユーザの対価支払に応
じて決定され、管理テーブル12にユーザ毎に記憶・管
理される。また、着脱可能な解読キー記憶部3にも同一
内容同一順序で書き込まれ、記憶される。ユーザは、こ
の解読キー記憶部3の提供を提供業者から受け、著作物
データ再生装置1に装着して使用する。
【0018】そして、ユーザが著作物データの提供を受
ける際には、著作物データはあらかじめ定められた情報
単位毎に、管理テーブル12に記憶された暗号解読キー
を先頭から順次用いて暗号化され、通信路14等を介し
て供給される。図4は、著作物データが暗号解読キーK
1、K2で暗号化された2つの情報単位15、16の並
びである場合の例を示している。これらの再生に際して
は、解読キー記憶部3の暗号解読キーテーブル13が先
頭から順次参照され、暗号解読キーK1、K2により情
報単位15、16が復号化され、再生される。この時、
管理テーブル12においては著作物データの提供後に、
また解読キー記憶部3においては著作物データの再生後
に、暗号解読キーK1、K2は暗号解読キーテーブル1
3から消去され、暗号解読キーは次回はK3から順次使
用されることになる。暗号解読キーは、1度参照されれ
ば解読キー記憶部3から消去されるので、盗み見や不正
コピーされる恐れはなく、また管理テーブル12におい
てユーザ毎に管理されているので、他のユーザの解読キ
ー記憶部3を盗んで使用することもできない。
ける際には、著作物データはあらかじめ定められた情報
単位毎に、管理テーブル12に記憶された暗号解読キー
を先頭から順次用いて暗号化され、通信路14等を介し
て供給される。図4は、著作物データが暗号解読キーK
1、K2で暗号化された2つの情報単位15、16の並
びである場合の例を示している。これらの再生に際して
は、解読キー記憶部3の暗号解読キーテーブル13が先
頭から順次参照され、暗号解読キーK1、K2により情
報単位15、16が復号化され、再生される。この時、
管理テーブル12においては著作物データの提供後に、
また解読キー記憶部3においては著作物データの再生後
に、暗号解読キーK1、K2は暗号解読キーテーブル1
3から消去され、暗号解読キーは次回はK3から順次使
用されることになる。暗号解読キーは、1度参照されれ
ば解読キー記憶部3から消去されるので、盗み見や不正
コピーされる恐れはなく、また管理テーブル12におい
てユーザ毎に管理されているので、他のユーザの解読キ
ー記憶部3を盗んで使用することもできない。
【0019】以上のように、本実施例によれば、著作物
データ提供時に順次用いられるものと同じ暗号解読キー
が順次記憶された着脱可能な解読キー記憶部3と、この
解読キー記憶部3から暗号解読キーを順次読み取る解読
キー読み取り部4とを備え、解読キー記憶部3に記憶さ
れた暗号解読キーは読み取られる毎に消去されるので、
解読キーの盗み見・不正コピーによる著作物データの不
正な再生を防止でき、著作権を保護することができる。
さらに、解読キー記憶部3に記録する暗号解読キーの個
数を著作物データ提供業者との契約時の対価支払に応じ
た個数とすることにより、著作物の再生に対する適正な
対価を徴収することも可能となる。
データ提供時に順次用いられるものと同じ暗号解読キー
が順次記憶された着脱可能な解読キー記憶部3と、この
解読キー記憶部3から暗号解読キーを順次読み取る解読
キー読み取り部4とを備え、解読キー記憶部3に記憶さ
れた暗号解読キーは読み取られる毎に消去されるので、
解読キーの盗み見・不正コピーによる著作物データの不
正な再生を防止でき、著作権を保護することができる。
さらに、解読キー記憶部3に記録する暗号解読キーの個
数を著作物データ提供業者との契約時の対価支払に応じ
た個数とすることにより、著作物の再生に対する適正な
対価を徴収することも可能となる。
【0020】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実
施の形態について図面を参照しながら説明する。図5は
本発明の第2の実施の形態における著作物データ再生装
置の機能ブロック図である。図5において、21は著作
物データ再生装置であり、22は暗号化された著作物デ
ータを入力する入力部、23は入力された著作物データ
中の情報単位の数をカウントするカウント部、24は入
力された著作物データを情報単位毎にカウント値と組み
合わせて蓄積する蓄積部、25は蓄積された所望の著作
物データおよび対応するカウント値を取り出す取り出し
部、26は暗号化された著作物データを解読するための
暗号解読キーが順次記憶された着脱可能な解読キー記憶
部、27は解読キー記憶部からカウント値をインデック
スとして暗号解読キーを取り出す解読キー読み取り部、
28は暗号化された著作物データを暗号解読キーを用い
て復号化する復号部、29は著作物データを人間の視聴
覚もしくは触覚等で感知できる状態に再生する再生部で
ある。解読キー記憶部26には、著作物データ提供業者
と契約した時点で、複数の(例えばその対価支払に応じ
た個数の)暗号解読キーが、図4と同様に、その後の著
作物データ提供時に用いられるのと同一内容同一順序で
書き込まれて記憶されている。
施の形態について図面を参照しながら説明する。図5は
本発明の第2の実施の形態における著作物データ再生装
置の機能ブロック図である。図5において、21は著作
物データ再生装置であり、22は暗号化された著作物デ
ータを入力する入力部、23は入力された著作物データ
中の情報単位の数をカウントするカウント部、24は入
力された著作物データを情報単位毎にカウント値と組み
合わせて蓄積する蓄積部、25は蓄積された所望の著作
物データおよび対応するカウント値を取り出す取り出し
部、26は暗号化された著作物データを解読するための
暗号解読キーが順次記憶された着脱可能な解読キー記憶
部、27は解読キー記憶部からカウント値をインデック
スとして暗号解読キーを取り出す解読キー読み取り部、
28は暗号化された著作物データを暗号解読キーを用い
て復号化する復号部、29は著作物データを人間の視聴
覚もしくは触覚等で感知できる状態に再生する再生部で
ある。解読キー記憶部26には、著作物データ提供業者
と契約した時点で、複数の(例えばその対価支払に応じ
た個数の)暗号解読キーが、図4と同様に、その後の著
作物データ提供時に用いられるのと同一内容同一順序で
書き込まれて記憶されている。
【0021】以上のように構成された著作物データ再生
装置において、以下その動作について図6を参照しなが
ら説明する。まず、通信路等からの入力データは、複数
の著作物としてあらかじめ定められた情報単位毎に異な
るキーで暗号化され、入力部22に入力される(ST1
1)。入力部22では、入力データを誤り訂正等を行っ
た後、暗号化された著作物データとして蓄積部24に送
るとともに、入力データから情報単位の区切りを検出
し、区切り信号aとしてカウント部23へ供給する。カ
ウント部23では、区切り信号aをカウント入力とし
て、入力された情報単位の数を過去通算でカウントし
(ST12)、その結果のカウント値eを区切り信号a
とともに蓄積部24へ送る。蓄積部24では、入力部2
2から送られた暗号化された著作物データを情報単位毎
に、カウント部23から送られた対応するカウント値e
を区切り信号aとを組み合わせて蓄積記憶する(ST1
3)。
装置において、以下その動作について図6を参照しなが
ら説明する。まず、通信路等からの入力データは、複数
の著作物としてあらかじめ定められた情報単位毎に異な
るキーで暗号化され、入力部22に入力される(ST1
1)。入力部22では、入力データを誤り訂正等を行っ
た後、暗号化された著作物データとして蓄積部24に送
るとともに、入力データから情報単位の区切りを検出
し、区切り信号aとしてカウント部23へ供給する。カ
ウント部23では、区切り信号aをカウント入力とし
て、入力された情報単位の数を過去通算でカウントし
(ST12)、その結果のカウント値eを区切り信号a
とともに蓄積部24へ送る。蓄積部24では、入力部2
2から送られた暗号化された著作物データを情報単位毎
に、カウント部23から送られた対応するカウント値e
を区切り信号aとを組み合わせて蓄積記憶する(ST1
3)。
【0022】一方、取り出し部25では、蓄積した所望
の著作物データを、ユーザの指示により再生する際に
(ST21)、その著作物データを構成する情報単位お
よび対応するカウント値eを蓄積部24から順次取り出
し(ST22)、カウント値eおよび区切り信号aを解
読キー読み取り部27へ供給するとともに、情報単位の
並びを暗号化された著作物データとして復号部28へ送
る。解読キー読み取り部27では、カウント値eはその
ままカウント値とし、区切り信号aからは読み取り信号
bを生成して、これらを解読キー記憶部26へ供給す
る。解読キー記憶部26では、この読み取り信号bが与
えられる毎に、記憶した暗号解読キーcをカウント値e
をインデックスとしてその順序位置から一つずつ取り出
して解読キー読み取り部27へ送るとともに、その暗号
解読キーcを記憶から消去する(ST23)。解読キー
読み取り部27では、暗号解読キーcを入手できた場合
は(ST24)、その暗号解読キーを次の区切り信号a
が供給されるまでの間保持し、暗号解読キーcとして復
号部28へ供給する。復号部28では、供給された暗号
解読キーcを用いて、暗号化された著作物データを情報
単位毎に復号化する(ST25)。復号部28で復号化
された著作物データは、再生部29へ送られ,再生部2
9で人間の視聴覚もしくは触覚等で感知できる状態に再
生され、出力される(ST26)。解読キー記憶部26
から暗号解読キーcが送られてこない場合は(ST2
4)、そのまま処理を終了する(ST27)。
の著作物データを、ユーザの指示により再生する際に
(ST21)、その著作物データを構成する情報単位お
よび対応するカウント値eを蓄積部24から順次取り出
し(ST22)、カウント値eおよび区切り信号aを解
読キー読み取り部27へ供給するとともに、情報単位の
並びを暗号化された著作物データとして復号部28へ送
る。解読キー読み取り部27では、カウント値eはその
ままカウント値とし、区切り信号aからは読み取り信号
bを生成して、これらを解読キー記憶部26へ供給す
る。解読キー記憶部26では、この読み取り信号bが与
えられる毎に、記憶した暗号解読キーcをカウント値e
をインデックスとしてその順序位置から一つずつ取り出
して解読キー読み取り部27へ送るとともに、その暗号
解読キーcを記憶から消去する(ST23)。解読キー
読み取り部27では、暗号解読キーcを入手できた場合
は(ST24)、その暗号解読キーを次の区切り信号a
が供給されるまでの間保持し、暗号解読キーcとして復
号部28へ供給する。復号部28では、供給された暗号
解読キーcを用いて、暗号化された著作物データを情報
単位毎に復号化する(ST25)。復号部28で復号化
された著作物データは、再生部29へ送られ,再生部2
9で人間の視聴覚もしくは触覚等で感知できる状態に再
生され、出力される(ST26)。解読キー記憶部26
から暗号解読キーcが送られてこない場合は(ST2
4)、そのまま処理を終了する(ST27)。
【0023】次に、図5に示した本発明の第2の実施の
形態における著作物データ再生装置21の解読キー記憶
部26の詳細な構成例および動作について、図7に示す
機能ブロック図を参照して説明する。図7において、3
1はカウント値eからメモリアドレスをデコードするア
ドレスデコード部、32は読み取り信号bからメモリ読
み出しおよび書き込みの2つのタイミング信号を生成す
るタイミング生成部、33は暗号解読キーが先頭アドレ
ス位置から順次記憶されたメモリ回路である。このよう
な解読キー記憶部26は、例えばICカード上に上記の
回路を構成することにより、実現することができる。
形態における著作物データ再生装置21の解読キー記憶
部26の詳細な構成例および動作について、図7に示す
機能ブロック図を参照して説明する。図7において、3
1はカウント値eからメモリアドレスをデコードするア
ドレスデコード部、32は読み取り信号bからメモリ読
み出しおよび書き込みの2つのタイミング信号を生成す
るタイミング生成部、33は暗号解読キーが先頭アドレ
ス位置から順次記憶されたメモリ回路である。このよう
な解読キー記憶部26は、例えばICカード上に上記の
回路を構成することにより、実現することができる。
【0024】以上のように構成された解読キー記憶部2
6において、以下その動作について説明する。まず、メ
モリ回路33に供給される入力信号dは、暗号解読キー
の書き込み時においては、その後の著作物データ提供時
に用いられる暗号解読キーが順次与えられるものである
が、解読キー記憶部26を著作物データ再生装置21に
装着した状態においては、暗号解読キーとは無関係な値
が入力される。アドレスデコード部31は、カウント値
eを入力としてメモリアドレスをデコードし、アドレス
信号fとしてメモリ回路33に供給する。タイミング生
成部32は、読み取り信号bの立ち上がりで一時有効と
なるメモリ読み出しタイミング信号gと、読み取り信号
bの立ち下がりで一時有効となるメモリ書き込みタイミ
ング信号hとを生成し、メモリ回路33に供給する。メ
モリ回路33は、メモリ読み出しタイミング信号gが有
効である場合には、アドレス信号fで指定されたアドレ
ス位置に記憶された暗号解読キーcを取り出して出力
し、メモリ書き込みタイミング信号hが有効である場合
には、アドレス信号fで指定されたアドレス位置に記憶
された暗号解読キーcの上から入力信号dをオーバーラ
イトして消去する。
6において、以下その動作について説明する。まず、メ
モリ回路33に供給される入力信号dは、暗号解読キー
の書き込み時においては、その後の著作物データ提供時
に用いられる暗号解読キーが順次与えられるものである
が、解読キー記憶部26を著作物データ再生装置21に
装着した状態においては、暗号解読キーとは無関係な値
が入力される。アドレスデコード部31は、カウント値
eを入力としてメモリアドレスをデコードし、アドレス
信号fとしてメモリ回路33に供給する。タイミング生
成部32は、読み取り信号bの立ち上がりで一時有効と
なるメモリ読み出しタイミング信号gと、読み取り信号
bの立ち下がりで一時有効となるメモリ書き込みタイミ
ング信号hとを生成し、メモリ回路33に供給する。メ
モリ回路33は、メモリ読み出しタイミング信号gが有
効である場合には、アドレス信号fで指定されたアドレ
ス位置に記憶された暗号解読キーcを取り出して出力
し、メモリ書き込みタイミング信号hが有効である場合
には、アドレス信号fで指定されたアドレス位置に記憶
された暗号解読キーcの上から入力信号dをオーバーラ
イトして消去する。
【0025】ここで、解読キー記憶部26に暗号解読キ
ーが記憶された状態およびその使用されてゆく様子は、
図4に示したものとほぼ同じであるが、暗号解読キー記
憶部26での暗号解読キーテーブル13の参照位置が、
テーブルの先頭に限らず選択される点が異なる。
ーが記憶された状態およびその使用されてゆく様子は、
図4に示したものとほぼ同じであるが、暗号解読キー記
憶部26での暗号解読キーテーブル13の参照位置が、
テーブルの先頭に限らず選択される点が異なる。
【0026】以上のように本実施例によれば、入力され
た著作物データ中の情報単位の数をカウントするカウン
ト部23と、著作物データを情報単位毎にカウント値と
組み合わせて蓄積する蓄積部24と、蓄積された所望の
著作物データと対応するカウント値を取り出す取り出し
部25と、著作物データ提供時に順次用いられるものと
同じ暗号解読キーが順次記憶された着脱可能な解読キー
記憶部26と、解読キー記憶部26からカウント値をイ
ンデックスとして暗号解読キーを読み取る解読キー読み
取り部27とを備え、解読キー記憶部26に記憶された
暗号解読キーは読み取られる毎に消去されるので、解読
キーの盗み見・不正コピーによる著作物データの不正な
再生を防止でき、著作権を保護することができる。さら
に、解読キー記憶部26に記録する暗号解読キーの個数
を著作物データ提供業者との契約時の対価支払に応じた
個数とすることにより、著作物の再生に対する適正な対
価を徴収することも可能となる。加えて、著作物データ
を一時蓄積し任意の順序で再生することができるので、
複数の著作物データの供給を一度にまとめて受けること
や、著作物データの供給を受けている最中に蓄積してあ
る別の著作物データを再生することも可能である。
た著作物データ中の情報単位の数をカウントするカウン
ト部23と、著作物データを情報単位毎にカウント値と
組み合わせて蓄積する蓄積部24と、蓄積された所望の
著作物データと対応するカウント値を取り出す取り出し
部25と、著作物データ提供時に順次用いられるものと
同じ暗号解読キーが順次記憶された着脱可能な解読キー
記憶部26と、解読キー記憶部26からカウント値をイ
ンデックスとして暗号解読キーを読み取る解読キー読み
取り部27とを備え、解読キー記憶部26に記憶された
暗号解読キーは読み取られる毎に消去されるので、解読
キーの盗み見・不正コピーによる著作物データの不正な
再生を防止でき、著作権を保護することができる。さら
に、解読キー記憶部26に記録する暗号解読キーの個数
を著作物データ提供業者との契約時の対価支払に応じた
個数とすることにより、著作物の再生に対する適正な対
価を徴収することも可能となる。加えて、著作物データ
を一時蓄積し任意の順序で再生することができるので、
複数の著作物データの供給を一度にまとめて受けること
や、著作物データの供給を受けている最中に蓄積してあ
る別の著作物データを再生することも可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、解読キー記憶手段に記憶された暗号解読キー
は、読み取られる毎に読み取り不能にされるので、暗号
解読キーは情報単位毎に切り替わり、解読キーの盗み見
や不正コピーによる不正な再生を防止でき、著作権を保
護することができるとともに、解読キー記憶手段に記録
する暗号解読キーの個数を著作物データ提供業者との契
約時の対価支払に応じた個数とすることにより、適正な
対価を徴収することが可能となるという効果を有する。
ように、解読キー記憶手段に記憶された暗号解読キー
は、読み取られる毎に読み取り不能にされるので、暗号
解読キーは情報単位毎に切り替わり、解読キーの盗み見
や不正コピーによる不正な再生を防止でき、著作権を保
護することができるとともに、解読キー記憶手段に記録
する暗号解読キーの個数を著作物データ提供業者との契
約時の対価支払に応じた個数とすることにより、適正な
対価を徴収することが可能となるという効果を有する。
【0028】また、本発明は、実施の形態2から明らか
なように、上記効果に加えて、著作物データの一時蓄積
および任意順序での再生が可能となり、複数の著作物デ
ータの供給を一度にまとめて受けることや、著作物デー
タの供給を受けている最中に蓄積してある別の著作物デ
ータを再生することが可能となるという効果を有する。
なように、上記効果に加えて、著作物データの一時蓄積
および任意順序での再生が可能となり、複数の著作物デ
ータの供給を一度にまとめて受けることや、著作物デー
タの供給を受けている最中に蓄積してある別の著作物デ
ータを再生することが可能となるという効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施の形態における著作物デー
タ再生装置の機能ブロック図
タ再生装置の機能ブロック図
【図2】第1の実施の形態における動作を示すフロー図
【図3】第1の実施の形態における著作物データ再生装
置の解読キー記憶部の機能ブロック図
置の解読キー記憶部の機能ブロック図
【図4】第1の実施の形態における暗号解読キーが使用
されてゆく様子を示す模式図
されてゆく様子を示す模式図
【図5】本発明の第2の実施の形態における著作物デー
タ再生装置の機能ブロック図
タ再生装置の機能ブロック図
【図6】第2の実施の形態における動作を示すフロー図
【図7】第2の実施例における著作物データ再生装置の
解読キー記憶部の機能ブロック図
解読キー記憶部の機能ブロック図
【図8】従来の著作物データ再生装置の機能ブロック図
1、21 著作物データ再生装置 2、22 入力部 3、26 解読キー記憶部 4、27 解読キー読み取り部 5、28 復号部 6、29 再生部 23 カウント部 24 蓄積部 25 取り出し部
Claims (5)
- 【請求項1】 著作物データをあらかじめ定められた情
報単位毎に異なる暗号解読キーにより暗号化してそのキ
ーを記憶しておき、著作物データを復号する際には、記
憶された暗号解読キーを読み出して復号するとともに、
復号後には読み出した暗号解読キーを読み取り不能にす
ることを特徴とする著作物データ再生方法。 - 【請求項2】 情報単位毎に異なる暗号解読キーにより
暗号化された著作物データが複数ある場合に、著作物デ
ータの並びと暗号解読キーを記憶する順番とを同じにし
て、その順番にしたがって暗号解読キーを読み出すこと
を特徴とする請求項1記載の著作物データ再生方法。 - 【請求項3】 情報単位毎に異なる暗号解読キーにより
暗号化された著作物データが複数ある場合に、著作物デ
ータにインデックスを付与して並べ、そのインデックス
にしたがって暗号解読キーを読み出すことを特徴とする
請求項1記載の著作物データ再生方法。 - 【請求項4】 あらかじめ定められた情報単位毎に異な
るキーにより暗号化された著作物データを通信路または
情報記録媒体から入力する入力手段と、著作物データ提
供時に順次用いられるものと同じ暗号解読キーが順次記
憶された着脱可能な解読キー記憶手段と、前記解読キー
記憶手段から暗号解読キーを順次読み取る解読キー読み
取り手段と、前記解読キー読み取り手段により得られた
暗号解読キーを用いて前記入力手段により得られた暗号
化された著作物データを復号化する復号手段と、前記復
号手段により得られた復号化した著作物データを人間の
視聴覚もしくは触覚等で感知できる状態に再生する再生
手段とを備え、前記解読キー記憶手段では、記憶された
暗号解読キーを読み取られる毎に読み取り不能とするこ
とを特徴とする著作物データ再生装置。 - 【請求項5】 入力手段から入力された情報単位の数を
カウントするカウント手段と、前記入力手段から入力さ
れた暗号化された著作物データを情報単位毎に前記カウ
ント手段により得られたカウント値と組み合わせて蓄積
する蓄積手段と、前記蓄積手段から暗号化された所望の
著作物データおよび対応するカウント値を取り出す取り
出し手段とを備え、解読キー読み取り手段が、前記取り
出し手段により得られたカウント値をインデックスとし
て前記解読キー記憶手段から該当する順序位置に記録さ
れた暗号解読キーを読み取ることを特徴とする請求項4
記載の著作物データ再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8119367A JPH09307543A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 著作物データ再生方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8119367A JPH09307543A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 著作物データ再生方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09307543A true JPH09307543A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14759752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8119367A Pending JPH09307543A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 著作物データ再生方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09307543A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2001069844A1 (fr) * | 2000-03-14 | 2001-09-20 | Hitachi, Ltd. | Dispositif de stockage de contenus et dispositif de lecture de contenus |
WO2001069842A1 (fr) * | 2000-03-14 | 2001-09-20 | Hitachi,Ltd. | Dispositif de reproduction de contenus |
WO2001076136A1 (fr) * | 2000-03-30 | 2001-10-11 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Stockage de donnees de contenu |
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EP1256950A1 (en) * | 1999-12-28 | 2002-11-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Recording apparatus, reproducing apparatus, data processing apparatus, recording/reproducing apparatus, and data transmitting apparatus |
WO2003084125A1 (fr) * | 2002-03-29 | 2003-10-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dispositif, procede et programme de traitement de contenus et support d'accumulation de contenus |
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-
1996
- 1996-05-14 JP JP8119367A patent/JPH09307543A/ja active Pending
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WO2001037479A1 (fr) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Fujitsu Limited | Systeme de distribution de donnees et support d'enregistrement utilise pour ce systeme |
US8051302B1 (en) | 1999-11-17 | 2011-11-01 | Fujitsu Limited | Data distributing system and recording medium used for it |
EP1256950A4 (en) * | 1999-12-28 | 2011-03-16 | Panasonic Corp | RECORDING APPARATUS, REPRODUCING APPARATUS, DATA PROCESSING APPARATUS, RECORDING / REPRODUCING APPARATUS, AND DATA TRANSMITTING APPARATUS |
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